JP3441184B2 - 光ファイバ整列体の製造方法 - Google Patents

光ファイバ整列体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを保持
基板により挟持固定した、光ファイバ整列部品に係る
造方法に関する。 【0002】 【従来技術】複数本の光ファイバを、光軸を平行に保っ
た状態で整列固定する場合の構造としては、一般的に
は、光ファイバの位置を決めるためのガイド溝を、一方
の矩形状の整列基板の一部もしくは全部に所望の間隔に
平行に形成する。形成方法は、一般的に機械研削やエッ
チングによる処理方法が用いられている。平行に形成さ
れた整列基板ガイド溝に被覆部を除去した光ファイバを
それぞれ設置した後、上部から光ファイバをガイド溝内
に固定するための押さえ用固定基板をかぶせ、空隙部に
接合部材を充填し固定する。接合部材の材料としては、
接着剤や半田等が用いられる。整列基板の形状は、光フ
ァイバの位置を固定するためのガイド溝を形成した部分
と光ファイバの被覆部を固定するための部分とから構成
され、通常被覆部の厚みが光ファイバの外径より大きい
ため、高さ方向を合わせるために基板のガイド溝が形成
されていない部分に段差を設けて基板厚みを薄くした構
造が良く用いられる。押さえ用の固定基板の形状に関し
ては、矩形状が良く用いられ、その幅の大きさを通常ガ
イド溝が形成されている整列基板の幅に合わせてあり、
作製された光ファイバ整列体の断面形状が、矩形の一体
形状になるようにしてある。固定基板の長さは整列基板
のガイド溝が形成されている部分の長さに合わせる場合
や、整列基板全体の長さに合わせる場合がある。固定基
板を整列基板全体の長さに合わせる場合、やはり光ファ
イバ被覆部の厚みを考慮して、光ファイバ被覆部が設置
される部分に段差を設け、基板厚みを薄くする場合が多
い。しかる後、光ファイバの端面が位置する側の側面を
研磨し、光軸方向の光ファイバの端面位置をあわせる。
研磨工程は通常機械研磨が行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来構造において、全体の固定を、半田等を用い
て比較的高温で接合処理を行う場合、光ファイバ被覆部
が劣化するという問題点があった。 【0004】本発明は、上述した従来の製造方法におけ
る問題点を解決するためのものであり、容易でかつ現実
的な手段で、光ファイバ整列体を作製できる製造方法を
提供する事を目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するため、本発明は図1に示すように光ファイバ設置用
のガイド溝を有する整列基板に、前記ガイド溝の長さよ
りも長くなるように先端から被覆を除去した光ファイバ
先端部を設置し、その後、高温で処理する接合部材を介
して前記光ファイバ先端部を固定基板で保持及び固定し
て前記整列基板と固定基板の何れとも前記光ファイバ被
覆終端部に直接接触しないように第1の部位を作製し、
しかる後、前記ガイド溝からはみ出た光ファイバ被覆除
去部とこれに続く光ファイバ被覆終端部とを収納する溝
がそれぞれ形成されたケース部材及びカバー部材で挟み
込み光ファイバ被覆部を劣化させない温度で硬化する熱
硬化型接着剤で固定した保護部材により第2の部位を作
製する事とした。 【0006】 【作用】上記手段によれば光ファイバ整列体を作製する
工程において、接合部材として高温で処理する材料を用
いた場合でも、光ファイバ被覆部7を劣化させる事無し
に作製する事が可能となる。また、ガイド溝の形成され
ている整列基板2を小さくする事も可能なので、低コス
ト化を図る事が可能となる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明にかかる光ファイバ整列体構
造の1実施例の(a)は上面図、(b)は側面図を示
す。図2はその全体の斜視図を示す。本発明による光フ
ァイバ整列体の構造は2つの部位から構成されている。 【0008】第1の部位は光ファイバ固定基板1、整列
基板2、光ファイバ3及び各部材を固定する接合材から
構成される。固定基板1及び整列基板2の材料はガラス
やセラミクスを用いる事が多い。本実施例では、ガラス
又は透光性セラミクスを用いて固定基板1、整列基板
2、さらに後述する保護部材5を構成しており、図示す
るように外部より内部構造が見える。光ファイバ配列用
整列基板2には、基板上面に光ファイバ位置決め用のガ
イド溝4が形成されている。本実施例ではガイド溝4の
断面形状はV字形状としているがその他U字等の形状
や、整列基板にガイド溝が形成されていない場合でも差
し支えない。ガイド溝4の各溝には、それぞれ先端部の
被覆を除去した光ファイバ3が設置されている。その上
面から矩形状の光ファイバ押さえつけ用固定基板1が覆
われている。ガイド溝4内の光ファイバ3と整列基板2
及び固定基板1は接合材により固定され、光ファイバの
相互間の位置が決められている。 【0009】第2の部位は光ファイバ被覆除去部32、
光ファイバ被覆部7の一部、保護部材5及び固定用樹脂
6から構成される。光ファイバ整列体として固定され
る、光ファイバの被覆を除去した部分は、固定基板1及
び整列基板2によって固定される部分より長くなってお
り、固定基板1及び整列基板2で固定されていない被覆
除去部32が出るようにしてある。従って、光ファイバ
被覆部7の端面72は、固定基板1及び整列基板2の端
面12から離れた位置にある。保護部材5は、光ファイ
バ被覆除去部32及び光ファイバ被覆部端面72を含ん
だ光ファイバ被覆部7の一部を含む長さを有し、光ファ
イバ被覆除去部32の保護をしている。第1の部位と第
2の部位との接合は、接着剤を用いて固定してある。 【0010】本発明による構造の光ファイバ整列体を作
製する工程を図3(a)(b)(c)に示す。はじめに
(a)に示すように、被覆部を除去した光ファイバ3の
先端部に固定基板1及び整列基板2を用いて整列体部位
14を作製する。被覆部を除去された光ファイバ3の長
さは、固定基板1及び整列基板2の光軸方向の長さより
長くしてある。この様な状態で固定する場合、接合剤と
して高温加熱処理をする材料を選んだ場合、例えば低融
点ガラスを用いた場合、接合用低融点ガラスを溶融させ
るために基板に数百度の加熱を行うが、光ファイバ被覆
部7は、固定用基板1及び整列用基板2の何れとも直接
接触していないため、高温の為に被覆材が劣化する事が
ない。この様にして光ファイバ先端部の整列固定を固定
基板1及び整列基板2を用いて光ファイバ整列体の第一
の部位14を完成させた後に、(b)に示すように、光
ファイバ整列体の第2の部位を作製する。光ファイバ被
覆除去部32及び光ファイバ被覆部7の一部を保護する
ための保護部材(5)はケース部材51及びカバー52
から構成されている。材質は特に限定されたものである
必要はなく、プラスチック成型品ないしは金属等でも差
し支えない。ケース部材51及びカバー52の内部には
光ファイバ被覆除去部32及び光ファイバ被覆部7の一
部を収納する溝が形成されている。(c)に示すよう
に、光ファイバを上下方向からケース部材51及びカバ
ー52で挟み込み、接合部を接着剤を用いて固定する。
このとき使用する接着剤は光ファイバ被覆部を劣化させ
ない程度の温度処理で硬化する熱硬化型接着剤が好まし
い。 【0011】図4には本発明による別の実施例を示す。
光ファイバ整列体の第2の部位を構成する保護部材5は
必ずしもケース部材やカバーで構成されていなくても良
い。樹脂等を用いて全体を保護する構造にしても何等差
し支えない。本実施例では光ファイバ整列体の第1の部
位(14)を作製した後に、第2の部位の保護部材5を
高分子樹脂を用いてモ−ルド成型により作製した。その
他、低温で硬化する接着剤、例えば常温硬化型のアクリ
レート系接着剤を用いて保護部を作製し第2の部位とし
て構成しても良い。また、これまで複数本の光ファイバ
整列体について実施例を述べてきたが本発明による構造
は単数本の光ファイバ整列部品にも適用可能である事は
言うまでもない。 【0012】 【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明によれば、光ファイバ整列体を作製する工程
において、接合部材として高温で処理する材料を用いた
場合でも、光ファイバ被覆部7を劣化させる事無しに作
製する事が可能となる。また、充分な強度を有する光フ
ァイバ整列体を容易にかつ低コストに作製することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる光ファイバ整列体の1実施例を
示す(a)は上面図、(b)は側面図。 【図2】図1に示す光ファイバ整列体の全体を示す斜視
図。 【図3】本発明の光ファイバ整列体を工程(a)(b)
(c)で作製する作製工程図。 【図4】本発明の別の実施例を示す光ファイバ整列体の
全体の斜視図。 【符号の説明】 1:光ファイバ固定基板 2:光ファイバ整列基板
3:光ファイバ 32:光ファイバ被覆除去部 4:ガイド溝 5:
保護部材 51:ケース部材 52:カバー 6:接着剤
7:光ファイバ被覆部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−147109(JP,A) 特開 昭63−246707(JP,A) 特開 昭63−298311(JP,A) 特開 平5−264868(JP,A) 特開 昭64−50004(JP,A) 特開 平1−163709(JP,A) 実開 昭63−177801(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24 G02B 6/36 - 6/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光ファイバ設置用のガイド溝を有する整
    列基板に、前記ガイド溝の長さよりも長くなるように先
    端から被覆を除去した光ファイバ先端部を設置し、その
    後、高温で処理する接合部材を介して前記光ファイバ先
    端部を固定基板で保持及び固定して前記整列基板と固定
    基板の何れとも前記光ファイバ被覆終端部に直接接触し
    ないように第1の部位を作製し、しかる後、前記ガイド
    溝からはみ出た光ファイバ被覆除去部とこれに続く光フ
    ァイバ被覆終端部とを収納する溝がそれぞれ形成された
    ケース部材及びカバー部材で挟み込み光ファイバ被覆部
    を劣化させない温度で硬化する熱硬化型接着剤で固定し
    た保護部材により第2の部位を作製したことを特徴とす
    る光ファイバ整列体の製造方法。
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WO2012111650A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 古河電気工業株式会社 光コネクタ用フェルール
JP5950365B2 (ja) * 2012-03-16 2016-07-13 Necディスプレイソリューションズ株式会社 光ファイバ固定構造及びプロジェクター
WO2015092848A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社日立製作所 光ファイバシート、その製造方法およびそれを用いた光通信装置

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