JPH06267016A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH06267016A JPH06267016A JP22526493A JP22526493A JPH06267016A JP H06267016 A JPH06267016 A JP H06267016A JP 22526493 A JP22526493 A JP 22526493A JP 22526493 A JP22526493 A JP 22526493A JP H06267016 A JPH06267016 A JP H06267016A
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- magnetic
- core
- magnetic head
- elastic plate
- shield
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ノイズや静電ノイズを拾うことのない磁
気ヘッドを容易に製造可能な製造方法を提供する。 【構成】 高透磁率物質により略ロ字状に形成したシー
ルド部21に、フロントコア半体10a,10b,11
a,11b,18a,18b等からなるコアを嵌め込ん
だ後、弾性板9に固定する。こうしてシールド部21に
より磁気シールド効果を良好に得ることができるととも
に、コアとシールド部21との位置関係を特に意識する
ことなく両者を弾性板9上に配置して固定でき、磁気ヘ
ッドの製造を極めて容易にすることができる。
気ヘッドを容易に製造可能な製造方法を提供する。 【構成】 高透磁率物質により略ロ字状に形成したシー
ルド部21に、フロントコア半体10a,10b,11
a,11b,18a,18b等からなるコアを嵌め込ん
だ後、弾性板9に固定する。こうしてシールド部21に
より磁気シールド効果を良好に得ることができるととも
に、コアとシールド部21との位置関係を特に意識する
ことなく両者を弾性板9上に配置して固定でき、磁気ヘ
ッドの製造を極めて容易にすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体である磁
気ディスクの表面に摺接して情報の記録、再生等を行な
う磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
気ディスクの表面に摺接して情報の記録、再生等を行な
う磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気ヘッドは、電子計算機やマ
イクロコンピュータ、測定器等の外部記憶装置として広
く用いられている磁気ディスク装置に備えられている。
イクロコンピュータ、測定器等の外部記憶装置として広
く用いられている磁気ディスク装置に備えられている。
【0003】このような磁気ヘッドの構造は図6、図7
に示したようになっている。
に示したようになっている。
【0004】図6に示すように、磁気記録媒体である磁
気ディスク1(説明を簡単にするために磁気ディスク1
の保護用カバーは省略、不図示)は中心に開口部1aを
形成された円板形状を成しており、開口部1aに嵌合さ
れる不図示の駆動手段の回転軸の回転により、矢印2の
方向へ回転する。
気ディスク1(説明を簡単にするために磁気ディスク1
の保護用カバーは省略、不図示)は中心に開口部1aを
形成された円板形状を成しており、開口部1aに嵌合さ
れる不図示の駆動手段の回転軸の回転により、矢印2の
方向へ回転する。
【0005】磁気ディスク1の下面側には磁気ヘッド
3、上面側にはアーム5の底部に支持された磁気ヘッド
6が配置されており、情報の記録再生時にはそれぞれに
形成された磁気ギャップ4が磁気ディスク1の表面に摺
接するように、磁気ディスク1面上に移動する。
3、上面側にはアーム5の底部に支持された磁気ヘッド
6が配置されており、情報の記録再生時にはそれぞれに
形成された磁気ギャップ4が磁気ディスク1の表面に摺
接するように、磁気ディスク1面上に移動する。
【0006】磁気ヘッド3の磁気ギャップ4の摺接によ
り磁気ディスク1の表面上に形成されるトラック3a及
び、磁気ヘッド6の不図示の磁気ギャップの摺接により
形成されるトラック6aに情報の記録、再生、消去が行
なわれる。トラック3a及び6aは互いに対向してはお
らず、その間に4トラック分の間隔を置いて形成され
る。
り磁気ディスク1の表面上に形成されるトラック3a及
び、磁気ヘッド6の不図示の磁気ギャップの摺接により
形成されるトラック6aに情報の記録、再生、消去が行
なわれる。トラック3a及び6aは互いに対向してはお
らず、その間に4トラック分の間隔を置いて形成され
る。
【0007】図7は磁気ディスク1に摺接する磁気ヘッ
ド3,6の図6中矢印8方向から見た詳しい構造が示さ
れている(解り易くするためにアーム5は図示を省
略)。
ド3,6の図6中矢印8方向から見た詳しい構造が示さ
れている(解り易くするためにアーム5は図示を省
略)。
【0008】磁気ディスク1の上面に当接して配置され
る磁気ヘッド6は、銅合金またはステンレス等から成る
弾性板9を基板としてその上下に組み立てられて構成さ
れ、また弾性板9は不図示のアーム5に端部を固定され
ており、磁気ヘッドの支持体でもある。スペーサ12a
を挟持したフロントコア半体10a,11aは弾性板9
に挿通されており、弾性板9の下面側に突出した部分
は、弾性板9に固定されたマスクブロック14とマスク
ブロック13に挟持されている。弾性板9の上面側に突
出したフロントコア半体10a,11aの部分にはコイ
ル15が装着されており、コイル15の端部は、弾性板
19に一端を固定されたフレキシブルプリント板16に
形成された接続部17aにハンダ付けされて接続されて
いる。
る磁気ヘッド6は、銅合金またはステンレス等から成る
弾性板9を基板としてその上下に組み立てられて構成さ
れ、また弾性板9は不図示のアーム5に端部を固定され
ており、磁気ヘッドの支持体でもある。スペーサ12a
を挟持したフロントコア半体10a,11aは弾性板9
に挿通されており、弾性板9の下面側に突出した部分
は、弾性板9に固定されたマスクブロック14とマスク
ブロック13に挟持されている。弾性板9の上面側に突
出したフロントコア半体10a,11aの部分にはコイ
ル15が装着されており、コイル15の端部は、弾性板
19に一端を固定されたフレキシブルプリント板16に
形成された接続部17aにハンダ付けされて接続されて
いる。
【0009】マスクブロック14のフロントコア11a
に隣接した部分には凹部14aが形成されており、マス
クブロック14は凹部14aを除いた部分の底面で磁気
ディスク1を下方に押圧し、その押圧部分に対向した位
置には磁気ヘッド3の磁気ギャップ4が配置されている
ので、そこにトラック3aが形成される。
に隣接した部分には凹部14aが形成されており、マス
クブロック14は凹部14aを除いた部分の底面で磁気
ディスク1を下方に押圧し、その押圧部分に対向した位
置には磁気ヘッド3の磁気ギャップ4が配置されている
ので、そこにトラック3aが形成される。
【0010】一方磁気ディスク1の下面に当接して配置
される磁気ヘッド3は不図示のフロントコアやコイルが
ケース3bに収納されて構成されており、その平坦な上
面の中央より若干右寄りに磁気ギャップ4(図7には不
図示)が形成されている。また上面の左側の部分は磁気
ヘッド6の不図示の磁気ギャップと対向し、磁気ディス
ク1を上方へ押圧するので、磁気ディスク1の上面にト
ラック6aが形成される。
される磁気ヘッド3は不図示のフロントコアやコイルが
ケース3bに収納されて構成されており、その平坦な上
面の中央より若干右寄りに磁気ギャップ4(図7には不
図示)が形成されている。また上面の左側の部分は磁気
ヘッド6の不図示の磁気ギャップと対向し、磁気ディス
ク1を上方へ押圧するので、磁気ディスク1の上面にト
ラック6aが形成される。
【0011】ところが以上のような構造の磁気ヘッド
3,6では、磁気ディスク装置に他の関連機器と共に実
装した場合に、磁気ディスク装置及び関連機器に備えら
れたトランスやコイル等が磁気ノイズを発生するととも
に他の要因により静電ノイズも発生し、これらのノイズ
を磁気ヘッド3,6のフロントコアやコイルが拾ってし
まう。
3,6では、磁気ディスク装置に他の関連機器と共に実
装した場合に、磁気ディスク装置及び関連機器に備えら
れたトランスやコイル等が磁気ノイズを発生するととも
に他の要因により静電ノイズも発生し、これらのノイズ
を磁気ヘッド3,6のフロントコアやコイルが拾ってし
まう。
【0012】このため磁気ディスク装置による記録、再
生時に誤動作が生じたり、ノイズによる異常な記録が行
なわれてしまう等の不都合が生じてしまう。
生時に誤動作が生じたり、ノイズによる異常な記録が行
なわれてしまう等の不都合が生じてしまう。
【0013】このことを防止するためには磁気ヘッド
3,6のフロントコアやコイルをパーマロイ等の高透磁
率材料からなるシールド部材で覆ってシールドすること
が効果的である。
3,6のフロントコアやコイルをパーマロイ等の高透磁
率材料からなるシールド部材で覆ってシールドすること
が効果的である。
【0014】従来、磁気ヘッド3についてはケース3b
自体をシールド部材で形成するか、またはケース3b内
にシールド材を設けてフロントコアやコイルをシールド
することが行なわれており、磁気ヘッド6についてはア
ーム5の部分にシールド材を設けて、磁気ヘッド6の内
の弾性板9より上の部分をシールドすることが行なわれ
ている。
自体をシールド部材で形成するか、またはケース3b内
にシールド材を設けてフロントコアやコイルをシールド
することが行なわれており、磁気ヘッド6についてはア
ーム5の部分にシールド材を設けて、磁気ヘッド6の内
の弾性板9より上の部分をシールドすることが行なわれ
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気ヘ
ッド6の内の弾性板9より磁気ディスク1側に突出した
部分のフロントコア半体10a,11a、等をシールド
することは、技術的に困難なため行なわれていなかっ
た。
ッド6の内の弾性板9より磁気ディスク1側に突出した
部分のフロントコア半体10a,11a、等をシールド
することは、技術的に困難なため行なわれていなかっ
た。
【0016】そのため、このシールドされていない部分
で磁気ヘッド6は磁気ノイズや静電ノイズを拾ってしま
い、先述した欠点は解消されなかった。
で磁気ヘッド6は磁気ノイズや静電ノイズを拾ってしま
い、先述した欠点は解消されなかった。
【0017】本発明は、以上のような事情を鑑みてなさ
れたもので、磁気ディスク装置中の磁気ノイズや静電ノ
イズを拾うことのない磁気ヘッドを容易に製造可能な製
造方法を提供することを目的としている。
れたもので、磁気ディスク装置中の磁気ノイズや静電ノ
イズを拾うことのない磁気ヘッドを容易に製造可能な製
造方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】従来抱えている課題を解
決し、上記目的を達成するため、本発明は、弾性板に保
持されるコアと、このコアを包囲するシールド部材とを
有する磁気ヘッドの製造方法であって、前記シールド部
材を高透磁率物質により略ロ字状に形成し、このシール
ド部材に前記コアを嵌め込んだ後前記弾性板に固定する
ことにより構成される。
決し、上記目的を達成するため、本発明は、弾性板に保
持されるコアと、このコアを包囲するシールド部材とを
有する磁気ヘッドの製造方法であって、前記シールド部
材を高透磁率物質により略ロ字状に形成し、このシール
ド部材に前記コアを嵌め込んだ後前記弾性板に固定する
ことにより構成される。
【0019】
【作用】このような構成によれば、シールド部材により
磁気シールド効果を良好に得ることができるとともに、
コアとシールド部材との位置関係を特に意識することな
く両者を弾性板上に配置して固定でき、磁気ヘッドの製
造を極めて容易にすることができる。
磁気シールド効果を良好に得ることができるとともに、
コアとシールド部材との位置関係を特に意識することな
く両者を弾性板上に配置して固定でき、磁気ヘッドの製
造を極めて容易にすることができる。
【0020】
【実施例】以下図面に示された実施例に基づいて本発明
の詳細を説明する。各図中で図6及び図7と相当するも
のには同一の符号が付してある。
の詳細を説明する。各図中で図6及び図7と相当するも
のには同一の符号が付してある。
【0021】図1には本発明実施例の磁気ヘッドの基板
であり支持板でもある弾性板9が示されている。弾性板
9は銅合金(Be−Cu)またはSUSU材の厚さ50
μm程度の板から形成されており、その形状は略長方形
で前部に突出した舌部と後部に、前述のアームに取り付
けるための取付穴9a,9b,9cが形成されている。
更に前部には両端を橋渡しされた略長方形状のコア保持
部20が周囲を打ち抜かれて形成されている。コア保持
部20の前部には後述するコア及びスペーサを挿通させ
るための2個の長方形の孔部20a,20bが形成され
ている。なお図に示す弾性板9の表面が磁気ディスクに
対面する面となる。
であり支持板でもある弾性板9が示されている。弾性板
9は銅合金(Be−Cu)またはSUSU材の厚さ50
μm程度の板から形成されており、その形状は略長方形
で前部に突出した舌部と後部に、前述のアームに取り付
けるための取付穴9a,9b,9cが形成されている。
更に前部には両端を橋渡しされた略長方形状のコア保持
部20が周囲を打ち抜かれて形成されている。コア保持
部20の前部には後述するコア及びスペーサを挿通させ
るための2個の長方形の孔部20a,20bが形成され
ている。なお図に示す弾性板9の表面が磁気ディスクに
対面する面となる。
【0022】図2に示すように、弾性板9のコア保持部
20の側縁に沿って、パーマロイ等の高透磁率材から形
成された長方形の枠形状のシールド部21が貼り付け等
により固定される。シールド部21によって仕切られた
空間部21aに後述するフロントコア、スペーサ、マス
クブロック等が配置される。
20の側縁に沿って、パーマロイ等の高透磁率材から形
成された長方形の枠形状のシールド部21が貼り付け等
により固定される。シールド部21によって仕切られた
空間部21aに後述するフロントコア、スペーサ、マス
クブロック等が配置される。
【0023】図3A、Bは磁気ヘッドの全部品の組立て
構造を示すものである。
構造を示すものである。
【0024】図3Aに符号10a,10b,11a,1
1b,18a,18bで示されるものはそれぞれフロン
トコア半体であり、フェライト等の高透磁率物質から形
成され略L字形の板形状をなしている。またフロントコ
ア半体10aと11aは互いに相似形、10bと11b
も互いに相似形である。また符号12a,12b,12
cで示されるものはセラミックのスペーサである。
1b,18a,18bで示されるものはそれぞれフロン
トコア半体であり、フェライト等の高透磁率物質から形
成され略L字形の板形状をなしている。またフロントコ
ア半体10aと11aは互いに相似形、10bと11b
も互いに相似形である。また符号12a,12b,12
cで示されるものはセラミックのスペーサである。
【0025】間にスペーサ12aを挟持したフロントコ
ア半体10a,11aと、間にフロントコア半体18a
を挟持したフロントコア半体10b,11bとが突き合
わされ、下側に消去用の磁気ギャップg,gが形成され
る。
ア半体10a,11aと、間にフロントコア半体18a
を挟持したフロントコア半体10b,11bとが突き合
わされ、下側に消去用の磁気ギャップg,gが形成され
る。
【0026】一方、フロントコア半体18aはフロント
コア半体18bと突き合わされ下側に記録、再生用の不
図示の磁気ギャップg´が形成される。フロントコア半
体18a,18bの下部の両側はスペーサ12b,12
cにより挟持される。
コア半体18bと突き合わされ下側に記録、再生用の不
図示の磁気ギャップg´が形成される。フロントコア半
体18a,18bの下部の両側はスペーサ12b,12
cにより挟持される。
【0027】更にフロントコア半体10a,10bの下
部及びスペーサ12bの側面にセラミックの長方形の板
形状のマスクブロック13を当接して固定し、フロント
コア半体11a,11bの下部及びスペーサ12cの側
面に、凹部14aを形成された長方形の台形状のセラミ
ックのマスクブロック14を当接し固定する。
部及びスペーサ12bの側面にセラミックの長方形の板
形状のマスクブロック13を当接して固定し、フロント
コア半体11a,11bの下部及びスペーサ12cの側
面に、凹部14aを形成された長方形の台形状のセラミ
ックのマスクブロック14を当接し固定する。
【0028】一方図3Bに示されるように、弾性板9の
シールド部21が固定された面の反対側のコア保持部2
0の後端部即ち図中斜線で示される接着部16aに、長
方形で鋼メッキの配線部17を表面に形成されたフレキ
シブルプリント板16の、配線部17の接続部17aが
形成された前端部が、エポキシ樹脂等により接着される
(図中一点鎖線で示されたようになる。)この後に、コ
ア保持部20の孔部20aに先述のフロントコア等の組
立体のフロントコア半体10b,11b,18a,18
bを図中の矢印C方向から挿通し、孔部20bにフロン
トコア半体10a,11a、スペーサ12aを挿通さ
せ、図2中の空間部21aに組立体を嵌合させ、コア保
持部20の底面にマスクブロック13,14の上面を固
定する。
シールド部21が固定された面の反対側のコア保持部2
0の後端部即ち図中斜線で示される接着部16aに、長
方形で鋼メッキの配線部17を表面に形成されたフレキ
シブルプリント板16の、配線部17の接続部17aが
形成された前端部が、エポキシ樹脂等により接着される
(図中一点鎖線で示されたようになる。)この後に、コ
ア保持部20の孔部20aに先述のフロントコア等の組
立体のフロントコア半体10b,11b,18a,18
bを図中の矢印C方向から挿通し、孔部20bにフロン
トコア半体10a,11a、スペーサ12aを挿通さ
せ、図2中の空間部21aに組立体を嵌合させ、コア保
持部20の底面にマスクブロック13,14の上面を固
定する。
【0029】更に孔部20bから突き出たフロントコア
半体10a,11aとスペーサ12aに消去磁界発生用
のコイル15をはめ込む。そして、フェライトからなり
L字形のバックコア10を、フロントコア半体10a,
11aおよびスペーサ12aの上面と、孔部20aから
突き出たフロントコア半体10b,11b,18aの側
面に当接して固定する。
半体10a,11aとスペーサ12aに消去磁界発生用
のコイル15をはめ込む。そして、フェライトからなり
L字形のバックコア10を、フロントコア半体10a,
11aおよびスペーサ12aの上面と、孔部20aから
突き出たフロントコア半体10b,11b,18aの側
面に当接して固定する。
【0030】一方、孔部20aから突き出たフロントコ
ア半体18bに記録、再生磁界発生用のコイル19をは
め込む。そしてフェライトからなり長方形の板形のバッ
クコア18をフロントコア半体18a,18bの側面に
当接して固定する。
ア半体18bに記録、再生磁界発生用のコイル19をは
め込む。そしてフェライトからなり長方形の板形のバッ
クコア18をフロントコア半体18a,18bの側面に
当接して固定する。
【0031】最後にコイル15の端部15a,15bと
コイル19の端部19a,19b,19cをフレキシブ
ルプリント基板16の接続部17aの内の所定のものに
ハンダ付けして接続する。
コイル19の端部19a,19b,19cをフレキシブ
ルプリント基板16の接続部17aの内の所定のものに
ハンダ付けして接続する。
【0032】以上の説明の組み立て構造になる本発明実
施例の磁気ヘッドの、弾性板9から磁気ディスク側に突
出した部分の構造が図4に示してある。
施例の磁気ヘッドの、弾性板9から磁気ディスク側に突
出した部分の構造が図4に示してある。
【0033】すなわち、ギャップg,g´を形成してい
るフロントコア半体10a,10b,11a,11b,
18a,18bとスペーサ12a,12b,12cおよ
びそれらを挟持するマスクブロック13,14の全体の
周囲がシールド部21によって包囲された構造となる。
るフロントコア半体10a,10b,11a,11b,
18a,18bとスペーサ12a,12b,12cおよ
びそれらを挟持するマスクブロック13,14の全体の
周囲がシールド部21によって包囲された構造となる。
【0034】図5には磁気ディスク1を摺接する本発明
実施例の磁気ヘッド6′が示されている。
実施例の磁気ヘッド6′が示されている。
【0035】すなわちフロントコア半体10a,11
a,スペーサ12a,マスクブロック13,14の下端
(磁気ディスク1に対する摺接部分)はシールド部21
の下端から、ごくわずかなクリアランスtの寸法だけ露
出した状態で磁気ディスク1に摺接する。
a,スペーサ12a,マスクブロック13,14の下端
(磁気ディスク1に対する摺接部分)はシールド部21
の下端から、ごくわずかなクリアランスtの寸法だけ露
出した状態で磁気ディスク1に摺接する。
【0036】このクリアランスtの寸法は、磁気ディス
ク1にシールド部21を接触してキズをつけることを防
ぐために最小限必要な寸法とすれば良い。
ク1にシールド部21を接触してキズをつけることを防
ぐために最小限必要な寸法とすれば良い。
【0037】従ってフロントコア半体10a,11a
(不図示の10b,11b,18a,18bも含めて)
は、弾性板9から磁気ディスク側に突出した部分の殆ん
どをシールド部21に遮蔽される。その露出部分の寸法
はごく僅かなクリアランス寸法tだけとなる。
(不図示の10b,11b,18a,18bも含めて)
は、弾性板9から磁気ディスク側に突出した部分の殆ん
どをシールド部21に遮蔽される。その露出部分の寸法
はごく僅かなクリアランス寸法tだけとなる。
【0038】したがって磁気ディスク装置内に発生する
磁気ノイズ、静電ノイズを拾ってしまうフロントコア半
体の殆どの部分がシールド部21によって磁気的にシー
ルドされるため、フロントコア半体が磁気ノイズ、静電
ノイズを拾う量はごく僅かなものとなる。
磁気ノイズ、静電ノイズを拾ってしまうフロントコア半
体の殆どの部分がシールド部21によって磁気的にシー
ルドされるため、フロントコア半体が磁気ノイズ、静電
ノイズを拾う量はごく僅かなものとなる。
【0039】なお、本実施例にあってはシールド部21
をあらかじめ弾性板9に固定したが、シールド部21を
フロントコア半体、スペーサ、マスクブロックの組立体
にあらかじめ固定した後に弾性板9に固定してもよい。
即ち、コア(フロントコア半体10a,10b,11
a,11b,18a,18b,スペーサ12a,12
b,12c,マスクブロック13,14の組立体)をシ
ールド部21に嵌め込んで固定した後、弾性板9の保持
部20に接着して固定するようにしてもよい。
をあらかじめ弾性板9に固定したが、シールド部21を
フロントコア半体、スペーサ、マスクブロックの組立体
にあらかじめ固定した後に弾性板9に固定してもよい。
即ち、コア(フロントコア半体10a,10b,11
a,11b,18a,18b,スペーサ12a,12
b,12c,マスクブロック13,14の組立体)をシ
ールド部21に嵌め込んで固定した後、弾性板9の保持
部20に接着して固定するようにしてもよい。
【0040】また、実施例にあってはシールド部21を
弾性板9の磁気ディスク側にだけ設けたが、その反対側
にも設けその側のフロントコア半体とコイルもシールド
することにより、更に磁気ヘッド全体のシールド効果を
上げることもできる。
弾性板9の磁気ディスク側にだけ設けたが、その反対側
にも設けその側のフロントコア半体とコイルもシールド
することにより、更に磁気ヘッド全体のシールド効果を
上げることもできる。
【0041】以上のようにして製造された磁気ヘッドに
よれば、シールド部材によりコアのシールドを安定して
行なえ、コアが拾う磁気記録再生装置中の磁気ノイズ、
静電ノイズをごく僅かにできる。
よれば、シールド部材によりコアのシールドを安定して
行なえ、コアが拾う磁気記録再生装置中の磁気ノイズ、
静電ノイズをごく僅かにできる。
【0042】即ち、本実施例によれば、磁気記録媒体と
コアの摺動接触状態によってコア保持部が揺動すると、
シールド部材はコアと一体的に揺動するため、シールド
部材のコアが臨む開口の開口端とコアの先端部との差寸
法がコア保持部の揺動によって変化せず、常に一定であ
り、シールド効果の変動がない。
コアの摺動接触状態によってコア保持部が揺動すると、
シールド部材はコアと一体的に揺動するため、シールド
部材のコアが臨む開口の開口端とコアの先端部との差寸
法がコア保持部の揺動によって変化せず、常に一定であ
り、シールド効果の変動がない。
【0043】また、シールド部材の開口端とコアの先端
部との差寸法がコア保持部の揺動に関係なく一定である
ため、前記差寸法がありさえすればコア保持部の揺動に
よりシールド部材が媒体に接触する事故のおそれはな
く、前記差寸法を極めて小さく設定することが可能であ
り、シールド部材の開口端からの漏れ磁束をごく少なく
することができてシールド効果が高くなる。
部との差寸法がコア保持部の揺動に関係なく一定である
ため、前記差寸法がありさえすればコア保持部の揺動に
よりシールド部材が媒体に接触する事故のおそれはな
く、前記差寸法を極めて小さく設定することが可能であ
り、シールド部材の開口端からの漏れ磁束をごく少なく
することができてシールド効果が高くなる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、シールド部材を高透磁率物質により略ロ字状に形成
し、このシールド部材にコアを嵌め込んだ後弾性板に固
定するようにしたので、シールド部材により磁気シール
ド効果を良好に得ることができるとともに、コアとシー
ルド部材との位置関係を特に意識することなく両者を弾
性板上に配置して固定でき、磁気ヘッドの製造を極めて
容易にすることができる。したがって、磁気ヘッドの製
造において、シールド部材に関わるコストがさほどかか
らず、その分磁気ヘッドを安価に製造することができ
る。
は、シールド部材を高透磁率物質により略ロ字状に形成
し、このシールド部材にコアを嵌め込んだ後弾性板に固
定するようにしたので、シールド部材により磁気シール
ド効果を良好に得ることができるとともに、コアとシー
ルド部材との位置関係を特に意識することなく両者を弾
性板上に配置して固定でき、磁気ヘッドの製造を極めて
容易にすることができる。したがって、磁気ヘッドの製
造において、シールド部材に関わるコストがさほどかか
らず、その分磁気ヘッドを安価に製造することができ
る。
【0045】また、シールド部材は、弾性板全体を覆う
のではなくてコアを包囲できる大きさに形成すればよい
ので、小さくて済み、その材料の高透磁率物質は少量で
済む。
のではなくてコアを包囲できる大きさに形成すればよい
ので、小さくて済み、その材料の高透磁率物質は少量で
済む。
【図1】本発明の実施例を説明する磁気ヘッドの弾性板
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】シールド部を取り付けた弾性板の斜視図であ
る。
る。
【図3】磁気ヘッド全体の部品の組立て構造を説明する
斜視図である。
斜視図である。
【図4】磁気ヘッドの弾性板から磁気ディスク側に突出
する部分の構造を示す斜視図である。
する部分の構造を示す斜視図である。
【図5】磁気ディスクへ摺接する磁気ヘッドの側面図で
ある。
ある。
【図6】従来構造を説明する斜視図である。
【図7】従来構造を説明する側面図である。
1 磁気ディスク 3,6,6′ 磁気ヘッド 9 弾性板 10a,10b,11a,11b,18a,18b フ
ロントコア半体 12a,12b,12c スペーサ 13,14 マスクブロック 21 シールド部
ロントコア半体 12a,12b,12c スペーサ 13,14 マスクブロック 21 シールド部
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性板に保持されるコアと、このコアを
包囲するシールド部材とを有する磁気ヘッドの製造方法
であって、 前記シールド部材を高透磁率物質により略ロ字状に形成
し、このシールド部材に前記コアを嵌め込んだ後前記弾
性板に固定することを特徴とする磁気ヘッドの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225264A JP2512280B2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225264A JP2512280B2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12957782A Division JPS5922219A (ja) | 1982-07-27 | 1982-07-27 | 磁気ヘツド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06267016A true JPH06267016A (ja) | 1994-09-22 |
JP2512280B2 JP2512280B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=16826597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5225264A Expired - Lifetime JP2512280B2 (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512280B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS528173A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-21 | Toyo Boseki | Method of producing slub like pattern knitted fabric |
JPS5722829U (ja) * | 1980-07-11 | 1982-02-05 | ||
JPS5848216A (ja) * | 1981-09-14 | 1983-03-22 | Y Ii Data:Kk | 磁気ヘツド |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP5225264A patent/JP2512280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS528173A (en) * | 1975-07-07 | 1977-01-21 | Toyo Boseki | Method of producing slub like pattern knitted fabric |
JPS5722829U (ja) * | 1980-07-11 | 1982-02-05 | ||
JPS5848216A (ja) * | 1981-09-14 | 1983-03-22 | Y Ii Data:Kk | 磁気ヘツド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2512280B2 (ja) | 1996-07-03 |
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