JPH0626634B2 - ゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドの製造方法

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JPH0626634B2
JPH0626634B2 JP59025204A JP2520484A JPH0626634B2 JP H0626634 B2 JPH0626634 B2 JP H0626634B2 JP 59025204 A JP59025204 A JP 59025204A JP 2520484 A JP2520484 A JP 2520484A JP H0626634 B2 JPH0626634 B2 JP H0626634B2
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JP
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head
metal
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club head
dissimilar
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正志 小林
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Maruman Golf Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴルフクラブ用のクラブ・ヘッドの製造方法に
関し、さらに詳しくは、アイアンやパターのヘッドに適
用して有効な金属ヘッドの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、比重の異なる複数の異種金属を接合して形成
したアイアンヘッドやパターヘッドなどが知られてい
る。このような複数の異種金属からなるヘッドは、質量
分布の調整が容易になるため、次のような利点がある。
ヘッドの重心周りの慣性モーメントを増大させること
ができる。したがって、スイートスポットを広くするこ
とができる。
スイートスポットの位置を調整することができる。
フェースからのヘッドの重心深度を深くすることがで
きる。
重心位置を下げることができる。
しかしながら、従来の異種金属接合型のヘッドは異種金
属片を接着剤で接着し、ピンやビスで固定する方法によ
り形成させているため、次のような欠点が生じている。
異種金属の接合強度が弱いため、ゴルフボールをイン
パクトしたときに発生する衝撃力により、接合面が剥離
することがある。
異種金属片を接着した後に変形加工を行なうと、接着
剤による接合面が熱、応力等により剥離するため、接着
後の変形加工は不可能である。
接着後の変形加工が不可能であるため、異種金属を最
終形状近くまでそれぞれ別体に成形加工し、接合後に最
終形状に研摩加工することとなるが、この場合、加工に
長時間を要することとなり、また、個々の異種金属片の
加工に高い精度が必要になる。
ヘッドを研摩加工する際に研摩熱が発生し、その研摩
熱により接着剤が劣化して接合面が剥離する原因とな
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の異種金属接合型のヘッドの欠点に鑑み、本発
明はボールのインパクトによる衝撃力で剥離を起こすこ
とがなく、且つ、接合後の変形加工を何ら支障なく行な
うことができ、且つ、加工時間を短縮させることができ
る異種金属接合型のゴルフクラブ・ヘッドの製造方法を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の課題は複数の異種金属を積層状
態で爆発圧着法により熔接し、該熔接異種金属をヘッド
の形状に鍛造加工した後、ばり取り及び研摩加工を行な
うことを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法によ
って解決される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1〜3図は本発明の製造原理を示す概略図である。ヘ
ッド10はここではネック側からトウ側に向かって配列
された3つの異種金属部分a,b,cを有しており、ヒ
ール側の金属部分aにはネック部11が一体に形成され
ている。3つの異種金属部分a,b,cはそれ自体周知
の爆発圧着法により強固に接合されている。
このヘッド10においては、ヒール部及びネック部の強
化を図り、且つ、重心周りの慣性モーメントを増大させ
るために、ヒール側の金属部分aには軟鉄(密度約7.
86g/cm3、融点約1536℃)が用いられており、
トウ側の金属部分cには真鍮(密度約8.5g/cm3
融点約1000℃)が用いられており、中央の金属部分
bにはチタン(密度約4.58g/cm3、融点約167
7℃)が用いられている。
上記構成のアイアン用ヘッドを製造する場合、先ず、軟
鉄板と真鍮板との間にチタン板を配置した状態で爆発圧
着法により接合して形成した複合金属板をヘッドの成形
に必要な大きさに切り出しで複合金属片を得る。第2図
にはこの複合金属片10′が示されている。複合金属片
10′において、軟鉄部分a′、チタン部分b′及び真
鍮部分c′は爆発圧着法により強固に接合されている。
次に、第2図に示すように、この複合金属片10′を一
対の鍛造金型12,13によりヘッドの形状に鍛造加工
する。この鍛造品を第3図に示す。鍛造品10″におい
て、ヘッドのヒール側の軟鉄部分a″と、トウ側の真鍮
部分c″と、中間のチタン部分b″は爆発圧着法による
接合状態が維持されている。鍛造品10″のばり14を
除去して研摩加工等を行い、第1図に示す最終形状に仕
上げる。
複合金属片における異種金属部分の材質や個数や配列や
体積比率等は目的とするヘッドの質量分布や強度分布等
に対応させて任意に設定することができる。
第4図ないし第6図はそれぞれ、上記製造原理を用いて
本発明をパター用ヘッドに適用した実施例を示すもので
ある。これらパター用ヘッドにおける複数の異種金属部
分は爆発圧着法により強固に接合されている。
第4図及び第5図に示すパター用ヘッド20において
は、それぞれ異種金属がパターヘッドのソール面側から
トップ面側に向かって層状に配置されている。第4図に
示すヘッドは5つの金属層a〜eからなっており、第5
図に示すヘッド20は3つの金属層a〜cからなってい
る。ここでは、第4図及び第5図に示すヘッド20のト
ップ側からソール側に向かって金属層の比重又は密度が
大きくなっている。したがって、ヘッド20の低重心化
が図られている。
第4図及び第5図に示すヘッド20を製造する場合、爆
発圧着法により複数の異種金属板を積層状態で接合して
形成した複合金属板から複合金属片を切り出し、その重
心金属片に変形加工を施してソール部が凸面になるよう
に複合金属片を湾曲させ、その後研摩加工を行って最終
形状に仕上げる。パターのネック部21は別体に形成さ
れてヘッド20に溶接されている。
第6図は示すパター用ヘッド20においては異種金属a
〜cがヘッドのフェース面側からバック側に向かって層
状に配置されている。このような構成のヘッド20にお
いては密度又は比重の異なる金属層の配列を調整するこ
とにより、フェース面からの重心深度を任意に設定する
ことができる。例えば、重心深度を深くする場合、ヘッ
ドのバック面側に比重の大きい金属を配置すればよい。
このヘッド20は複合金属板から切り出した複合金属片
に研摩加工を施して最終製品に仕上げることができるの
で、製造工数を最も少なくすることができる。ヘッド2
0にはネック部21が溶接されている。
第4図〜第6図に示す金属積層状態のパター用ヘッド2
0は層断面の金属光沢が層状に現れるので美しい外観の
パターを提供できることとなる。
以上、3つの実施例につき説明したが、本発明は上記実
施例の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載した発明の範囲内で種々の変更を加えること
ができる。すなわち、ヘッドの各金属部分には種々の金
属材料を用いることができ、また各金属部分の配置の態
様は任意に選択できる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によるゴルフク
ラブ・ヘッドは、爆発圧着法により接合された複数の異
種金属部分からなるものであるから、金属部分の接合面
は強固な金属結合状態となっている。したがって、ボー
ルをインパクトしたときに発生する衝撃力で接合部が剥
離するような危険性はなくなる。また、ヘッド製造時に
おける鍛造加工、切削加工、研摩加工等により接合面が
剥離を起こすこともないので、短時間で効率良く製造で
きるゴルフクラブ・ヘッドを提供できることとなる。
また本発明においては、異種の金属部分を配置する位置
を適宜調節することにより、ヘッドの重心周りの慣性モ
ーメントを増大させたりスイートスポットの位置を調節
したりすることができ、またフェースからのヘッドの重
心深度を深くしたり重心位置を下げることができ、プレ
ーヤの様々の要求に適合するクラブヘッドを容易に得る
ことができる。
このように所望する重心深度及び位置を自由にコントロ
ールでき、かつ慣性モーメントを高めることができると
ともに、従来のもののように同一素材で重心深度や慣性
モーメントをコントロールするためヘッド形状が異形状
となり空気抵抗が増大しまた使用者に異和感を与えるも
のに比べ、通常の形状を維持したままで重心深度及び位
置や慣性モーメントを自由に変えることができる。
さらに、本発明は爆発圧着により異種金属を接合するも
のであるから、従来のスタッド溶接や摩擦溶接又は抵抗
溶接によるもののように、溶接されない部分が生じ金属
間に空隙が生じて打球時にボールに当たる部分の相違に
よって飛距離に大きな差が生じるようなことがなくな
り、飛距離にばらつきのないクラブヘッドが得られ、ま
たこのような空隙が存在しないことにより、この部分に
ごみ等が付着して外観を損ねたり、この部分から錆等が
発生したりするおそれがなくなる。
またさらに、爆発圧着により溶接された素材は、溶接面
が波形となり列車の連結器のように相互に絡み合うため
強固に接合し、一般の溶接のごとく溶接もれの発生がな
くなる。したがって鍛造加工を行っても割れひびの発生
するおそれもなく、剥離等の生じない異種金属のヘッド
を提供することができる。
また、ヘッドを構成する素材は積層状で爆発圧着してい
るため素材間の接合が極めて強固となり、従来困難であ
った素材接合後の鍛造加工が可能となり、そのためヘッ
ドの加工に長時間を要することなく、また各素材の加工
に高い精度を必要とせず、製造コストを低減することが
できる。さらに、素材が積層状であるため層断面に金属
光沢が層状に現われ美しい外観のヘッドが得られるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造原理により製造されるアイアンヘ
ッドを示す斜視図、 第2図は本発明の製造原理における複合金属片と鍛造型
の斜視図、 第3図は上記原理により加工された鍛造品の斜視図、 第4図ないし第6図はそれぞれ本発明により製造された
製品の例を示すパター用ヘッドの斜視図である。 10……アイアン用ヘッド 20……パター用ヘッド a〜b……金属部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異種金属を積層状態で爆発圧着法に
    より熔接し、該熔接異種金属をヘッドの形状に鍛造加工
    した後、ばり取り及び研摩加工を行なうことを特徴とす
    るゴルフクラブヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載したゴルフク
    ラブ・ヘッドの製造方法において、複数の異種金属部分
    はヘッドのソール面からトップ面にかけて積層すること
    を特徴とするゴルフクラブ・ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載したゴルフク
    ラブ・ヘッドの製造方法において、複数の異種金属部分
    はヘッドのフェース面からバック面にかけて積層するこ
    とを特徴とするゴルフクラブ・ヘッドの製造方法。
JP59025204A 1984-02-15 1984-02-15 ゴルフクラブヘッドの製造方法 Expired - Lifetime JPH0626634B2 (ja)

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