JPH06265577A - 半導体試験用電気的接続治具 - Google Patents

半導体試験用電気的接続治具

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JPH06265577A
JPH06265577A JP5052381A JP5238193A JPH06265577A JP H06265577 A JPH06265577 A JP H06265577A JP 5052381 A JP5052381 A JP 5052381A JP 5238193 A JP5238193 A JP 5238193A JP H06265577 A JPH06265577 A JP H06265577A
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jig
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Hirotaka Kakiuchi
裕隆 垣内
Toshiyuki Tsujii
利之 辻井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LSIテスタとウェハプローバの電気的接続
を容易かつ確実にする。 【構成】 回転軸35を中心として円弧運動をなすよう
に配置された複数個の電極31を保持するアタッチメン
トボード29を用いて、電極31の各々からウェハ状態
の被試験半導体装置21に通電するためにアタッチメン
トボード29と被試験半導体装置21との間に介在させ
る電気的接続治具1であって、電気的接続治具1の表面
には、電極31の各々に対応して複数個の上側接触子5
が設けられている。この上側接触子5は、回転軸35の
位置から離れるにしたがって長くなるように延びてお
り、かつ対応する電極31が回転軸35を中心として描
く円弧に沿った形状を有するように固定用治具3の表面
から延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェハ状態の半導体装
置を試験するために必要はLSIテスタのテストヘッド
とウェハプローバとの電気的接続を行なうために使用す
る半導体試験用電気的接続治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、ウェハテストを行なうための半導
体試験装置について説明する。
【0003】図7は、半導体試験装置の構成を概略的に
示す側面図である。図7を参照して、半導体試験装置
は、電気的接続治具101と、プローブカード25と、
ウェハプローバ27と、アタッチメントボード29と、
電極31と、テストヘッド33と、回転軸35と、LS
Iテスタ37とを含んでいる。
【0004】ウェハプローバ27には、電気的接続治具
101とプローブカード25とが水平となるように固定
されている。プローブカード25は、ウェハ状態の被試
験半導体装置21のパッド部21aに接続されるべきプ
ローブ針23を有している。電気的接続治具101は、
ウェハプローバ27に接続されている。
【0005】一方、LSIテスタ37には、回転軸35
の回転により円弧運動をするようにテストヘッド33が
支持されている。その円弧運動によりテストヘッド33
の電気的接続治具101と対向すべき表面には、複数個
の電極が配置されたアタッチメントボード29が取付け
られている。
【0006】次に、上記の半導体試験装置に取付けられ
た従来の電気的接続治具101について詳細に説明す
る。
【0007】図8は、従来の電気的接続治具の構成を概
略的に示す斜視図である。図8を参照して、従来の電気
的接続治具101は、固定用治具103と、上側接触子
105と、下接触子側107と、固定部109と、ばね
111とを含んでいる。固定用治具103には、複数個
の固定部109が取付けられている。この固定部109
は、内部が中空の略円筒形状を有している。この固定部
109内には、ばね111を介在して、その両端に上側
接触子105と下側接触子107とが支持されている。
このため、上側接触子105は、固定用治具103の表
面上側に突出するようにばね111に付勢され、かつ矢
印Bに沿う方向に移動可能なようになっている。また、
下側接触子107は、固定用治具103の裏面下側に突
出するようにばね111に付勢され、かつ矢印Bに沿う
方向に移動可能なようになっている。
【0008】なお、上側接触子105は、図7に示すよ
うにアタッチメントボード29に配列された電極31と
接続されるべき部分であり、また下側接触子107は、
プローブカード25に接続されるべき部分である。この
上側接触子105と下側接触子107とは、直線状に延
びた形状を有し、かつすべて同じ長さを有している。
【0009】次に、従来の電気的接続治具101を用い
た半導体試験装置の動作について説明する。
【0010】まず図7を参照して、プローブカード25
のプローブ針23にウェハ状態の被試験半導体装置21
のパッド部21aが接続される。次に、プローブカード
25と下側接触子107とが接触するように従来の電気
的接続治具101がウェハプローバ27に固定される。
次にテストヘッド33を回転軸35を中心として矢印A
2 方向に回転させ、図9に示すようにアタッチメントボ
ード29に配置された電極31と電気的接続治具101
の上側接触子105とを接続させる。
【0011】図9に示す状態でウェハテストが行なわれ
る。ウェハテストでは、LSIテスタ37の信号が、ア
タッチメントボード29に配置された電極31から電気
的接続治具101、プローブカード25、プローブ針2
3を経由し、ウェハ状態の被試験半導体装置21へ伝え
られる。これにより、被試験半導体装置21の試験が行
なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の半導体試験装置
では、テストヘッド33が回転することにより、電極3
1と上側接触子105との接続が行なわれる。すなわ
ち、テストヘッド33は円弧を描いて電気的接続治具1
01に接触することとなる。
【0013】図10は、テストヘッドと上側接触子との
接続の様子を示す概略斜視図である。図10を参照し
て、従来の電気的接続治具101では、上側接触子10
5が固定用治具103の表面に対して垂直に延びてい
る。これに対して、テストヘッド33は、上述したよう
に円弧を描いて移動することにより電気的接続治具10
1に接触する。このため、電極31が配置されたアタッ
チメントボード29の面と上側接触子105とは垂直に
接触しない。よって、上側接触子105とテストヘッド
33との間にかかる力FのうちF・sinθ分は上側接
触子105がアタッチメントボード29上をすべる方向
に働く。なお、ここで角度θは、回転軸35の軸線を中
心としたときの水平線と電極31が配置されたアタッチ
メントボード29の面とのなす角度である。
【0014】上側接触子105は固定部109により支
持されているが、上側接触子105と固定部109との
間には取付けのマージン(余裕)が設けられている。こ
のため、図11に示すように上側接触子105は、F・
sinθの力により力のかかる方向に傾く。また、電極
31が微小領域に形成されていることもあって、この傾
きにより上側接触子105のアタッチメントボード29
と接触する部分が電極31からずれてしまう。したがっ
て、上側接触子105と電極31とが電気的に接続され
ないという問題点が生じる。
【0015】図12は、テストヘッドと上側接触子とが
接触する様子を順に示す概略斜視図である。まず図12
(a)を参照して、回転軸35に近い側の上側接触子1
05の方が遠い側に比較して早くアタッチメントボード
29の電極31に接触する。このため、テストヘッド3
3の回転方向の力は、最も回転軸35に近い上側接触子
105と電極31とが接触する部分に集中する。
【0016】次に図12(b)を参照して、この後、テ
ストヘッド33はさらに回転を続け、回転軸35に近い
側から遠い側へ順次アタッチメントボード29と接触子
105とが接触していく。これにより、テストヘッド3
3の回転方向の力は複数の接触子105に分散されてい
く。
【0017】このように接触子105とアタッチメント
ボード29とが接触していくため、以下に述べる弊害が
生じる。
【0018】図12(c)を参照して、アタッチメント
ボード29は、テストヘッド33に設けられた接触子
(ポゴピン)を介在して支持されている。このため、テ
ストヘッド33とアタッチメントボード29との間の領
域であって、接触子(ポゴピン)が設けられた領域以外
には所定の間隙が生じており、アタッチメントボード2
9に反りが発生しやすい構成となっている。上述したよ
うに、アタッチメントボード29に最も回転軸35に近
い上側接触子105のみが接触している場合(図12
(a)に示す場合)、この接触部にテストヘッド33の
回転方向の力が集中する。このため、この接触部分にお
いてアタッチメントボード29は上側接触子105より
大きな力を受けることとなる。この力によりアタッチメ
ントボード29は、図13に示すように変形し、反りが
生じた状態となる。
【0019】このように、アタッチメントボード29に
反りが生じた場合、接触子105の一部が電極31と接
触しないおそれがあるという問題点が生じる。
【0020】上記の理由から、ウェハテストにおいてL
SIテスタとウェハプローバとの間で電気的導通を取る
ことが困難になる。特に多ピンの半導体装置のウェハテ
ストにおいては、接触子105の間隔が狭くなるため、
電極の面積も一層微小になり、上記の問題点は顕著に現
われる。
【0021】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、テストヘッドが回転することに
よりLSIテスタとウェハプローバとの電気的接続を行
なう方式において、LSIテスタとウェハプローバとの
電気的接続を容易にかつ確実にすることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
試験用電気的接続治具は、所定の回転軸線を中心として
円弧運動をなすように配置された複数個の接触電極を保
持する電極保持部材を用いて接触電極の各々からウェハ
状態の半導体装置の被試験電極に通電するために電極保
持部材の半導体装置側への回転移動時に電極保持部材と
半導体装置との間に介在させる半導体試験用電気的接続
治具であって、電極保持部材に対面する主表面を有する
基板と、接触電極の各々に対応して基板の主表面に設け
られた複数個の接触子とを備え、複数個の接触子の各々
は、回転軸線の位置から離れるにしたがって長くなるよ
うに主表面から延びている。
【0023】請求項2に記載の半導体試験用電気的接続
治具は、所定の回転軸線を中心として円弧運動をなすよ
うに配置された複数個の接触電極を保持する電極保持部
材を用いて接触電極の各々からウェハ状態の半導体装置
の被試験電極に通電するために電極保持部材の半導体装
置側への回転移動時に電極保持部材と半導体装置との間
に介在させる半導体試験用電気的接続治具であって、電
極保持部材に対面する主表面を有する基板と、接触電極
の各々に対応して基板の主表面に設けられた複数個の接
触子とを備え、複数個の接触子の各々は、回転軸線を中
心として対応の接触電極が描く円弧に沿って主表面から
延びている。
【0024】
【作用】請求項1に記載の半導体試験用電気的接続治具
では、複数個の接触子の各々は、回転軸線の位置から離
れるに従って長くなるように主表面から延びている。こ
のため、円弧運動する電極保持部材に保持された複数個
の接触電極と接触子とを同時に接触させることが可能と
なる。すなわち、1の接触子だけが接触電極に接触した
状態とはならない。よって、1の接触子と電極保持部材
との接触において1の接触子にのみ電極保持部材の回転
力が不均一に集中することはなく、各接触子と電極保持
部材とに均一に力が分散される。それゆえ、1の接触子
と電極保持部材との間に不均一な力が加わることによる
電極保持部材の反りは生じない。したがって、接触電極
と接触子との間では良好な接触状態を実現でき、電気的
導通を容易かつ確実にすることができる。
【0025】請求項2に記載の半導体試験用電気的接続
治具では、複数個の接触子の各々は、対応の接触電極が
回転軸線を中心として描く円弧に沿って主表面から延び
ている。このため、接触子が接触電極と接触するときは
常に、接触子は接触電極と垂直に接触した状態が維持さ
れる。よって、接触子は、電極保持部材の表面を滑る方
向に力を受けることはない。それゆえ、この表面を滑る
力により、接触子が接触電極からずれるということもな
い。したがって、接触電極と接触子との間では良好な接
触状態を実現でき、電気的導通を容易かつ確実にするこ
とができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例における半導体試験
用の電気的接続治具について図を用いて説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施例における電気的
接続治具の構成を概略的に示す斜視図である。また、図
2は、本発明の一実施例における電気的接続治具の接触
子の支持構造を示す部分拡大断面図である。
【0028】図1と図2を参照して、電気的接続治具1
は、固定用治具3と、上側接触子5と、下側接触子7
と、固定部9と、ばね11a、11bと、導電体13と
を含んでいる。固定用治具3には、複数個の固定部9が
取付けられている。この固定部9が固定用治具3の表面
から突出する部分は、一定の曲率を有して円弧状に延び
ている。また固定部9が固定用治具3の裏面から突出す
る部分は、固定用治具3の裏面に対してほぼ垂直に延び
ている。この固定部9は、内部が中空の略円筒形状を有
している。
【0029】この固定部9内には、上側接触子5と下側
接触子7とがそれぞれ固定用治具3の表面上側、裏面下
側に、各々突出するように支持されている。上側接触子
5と下側接触子7との間には導電体13を間に挟んで上
側接触子側にばね11a、下側接触子7側にばね11b
が各々取付けられている。このばね11aにより上側接
触子5は、固定用治具3の表面上側に付勢されている。
またばね11bにより下側接触子7は、固定用治具3の
裏面下側に付勢されている。上側接触子5は、固定用治
具3の表面上側に突出した固定部9の一定の曲率を有す
る円弧状に沿った形状を有して延びている。下側接触子
7は、固定用治具3の裏面に対して垂直になるように直
線状に延びている。
【0030】複数個の下側接触子7はすべて同一の長さ
で延びている。これに対して、複数個の上側接触子5
は、固定用治具3の一方端部から他方端部へ向かうにつ
れてその長さが長くなる。すなわち、固定用治具3の一
方端部に配置された上側接触子5の長さは最も短く、他
方端部に向かうにつれて上側接触子5の長さは順次長く
なり、最も他方端部に近い位置に配置された上側接触子
5の長さが最も長い。
【0031】次に、本発明の一実施例における電気的接
続治具が用いられた半導体試験装置の構成について説明
する。
【0032】図3は、本発明の一実施例における電気的
接続治具が用いられた半導体試験装置の構成を概略的に
示す側面図である。図3を参照して、半導体試験装置
は、電気的接続治具1と、プローブカード25と、ウェ
ハプローバ27と、アタッチメントボード29と、電極
31と、テストヘッド33と、回転軸35と、LSIテ
スタ37とを含んでいる。
【0033】ウェハプローバ27には、電気的接続治具
1とプローブカード25とが水平となるように固定され
ている。プローブカード25は、被試験半導体装置21
のパッド部21aと接続されるべきプローブ針23を有
している。このプローブカード25には、下側接触子7
により電気的接続治具1が電気的に接続されている。
【0034】また、LSIテスタには、回転軸35の回
転により円弧運動をなすようにテストヘッド33が支持
されている。この円弧運動により電気的接続治具1の表
面と対面すべきテストヘッド33の表面には複数個の電
極31が配置されたアタッチメントボード29が取付け
られている。
【0035】次に、図3に示す半導体試験装置に用いら
れた場合の電気的接続治具の上側接触子5の具体的形状
について説明する。
【0036】図4は、アタッチメントボードと上側接触
子との接触開始状態を示す概略斜視図である。図4を参
照して、上側接触子5は、上述のごとく一定の曲率を有
して円弧状に延びているが、具体的には、対応する電極
31が回転軸35を中心として描く円弧に沿って延びた
形状を有している。また複数の上側接触子5は上述のご
とくその長さが異なるが、具体的には、回転軸35の位
置から近い側(一方端部側)は比較的その長さが短く、
離れるにしたがって(他方端部側にいくにしたがって)
順次その長さが長くなる。またその上側接触子5の長さ
の増加分は、上側接触子5aと5bとの距離をl1 とす
ると、
【0037】
【数1】
【0038】となるように設定されている。このため、
全上側接触子5は、円弧運動するアタッチメントボード
29に同時に接触する。
【0039】なお、実際には回転軸35の中心から上側
接触子までの距離は1メートル前後あり、これに対して
上側接触子の長さは1.5〜2.0cm程度と非常に短
い。このため、アタッチメントボード29の電極31が
配置された面と水平面とのなす角度θは、
【0040】
【数2】
【0041】で表わされ、角度θ=0.8〜1.5゜と
なる。このように角度θが小さいため、上側接触子5の
円弧形状の曲率は、非常に小さくなり、上側接触子5の
形状はほとんど直線に近くなる。このため、上側接触子
5の固定部9に対する上下動は無理なく行なわれると考
えられる。
【0042】次に、本発明の一実施例における電気的接
続治具が用いられる半導体試験装置の動作について説明
する。
【0043】まず図3を参照して、回転軸35を中心と
してテストヘッド33が矢印A1 方向に円弧運動する。
これにより、アタッチメントボード29に配列された複
数個の電極31が電気的接続治具1の上側接触子5に接
近する。
【0044】次に図4を参照して、このテストヘッドの
矢印A1 方向の円弧運動により、複数個の電極31の各
々に複数個の上側接触子5が同時に接触する。
【0045】図5を参照して、さらに、アタッチメント
ボード29の電極31の配置された表面が水平となるま
でテストヘッド33は矢印A1 方向に円弧運動する。こ
の際、上側接触子5は、アタッチメントボード29によ
り下側へ押圧され、固定部9内に所定量収納される。こ
の状態においてばね11aの付勢力が大きくなるため、
電極31と上側接触子5との間で大きな押圧力が得ら
れ、電極31と上側接触子5との間で確実な接続が得ら
れる。
【0046】この図5に示す状態でウェハテストが行な
われる。このウェハテストにおいては、LSIテスタ3
7の信号がアタッチメントボード29に配置された電極
31から電気的接続治具1に伝えられる。この電気的接
続治具1においては、上側電極5、ばね11a、導電体
13、ばね11bおよび下側接触子7を信号が経由す
る。この信号は、下側接触子7からプローブカード25
とプローブ針23をさらに経由し、ウェハ状態の被試験
半導体装置21へ伝えられる。これにより、被試験半導
体装置21の試験が行なわれる。
【0047】本発明の一実施例における電気的接続治具
1では、図4に示すようにすべての接触子5が同時に電
極31と接触するような形状を有している。すなわち、
1の接触子5だけが1の電極31に接触した状態とはな
らない。よって、1の接触子5とアタッチメントボード
29との接触において、1の接触子5にのみテストヘッ
ド33の回転力が不均一に集中することはない。よって
この不均一な力の集中によりアタッチメントボード29
に反りが生じることはない。したがって、電極31と接
触子5との間では良好な接触状態が実現できる。
【0048】また、図4に示すように上側接触子5は、
対応する電極31が回転軸35を中心として描く円弧に
沿った形状を有している。このため、接触子5は、常に
対応する電極31の表面に垂直に接触する。よって、接
触子5はアタッチメントボード29によってアタッチメ
ントボード29の表面を滑る方向に力を受けることはな
い。それゆえ、この表面を滑る力により接触子5が電極
31から位置ずれを起こすこともない。したがって、電
極31と上側接触子5との間では良好な接触状態が実現
できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の半導体試験用電気的接
続治具では、複数個の接触子の各々は、回転軸線の位置
から離れるにしたがって長くなるように主表面から延び
ている。このため、円弧運動する電極保持部材に保持さ
れた複数の電極と複数の接触子とは同時に接触する。し
たがって、電極保持部材と接触子との間に不均一な力が
加わることはなく、その力に起因した電極保持部材の反
りも生じない。したがって、電極と接触子との間で良好
な接触状態を実現でき、電気的導通を容易かつ確実にす
ることができる。
【0050】請求項2に記載の半導体試験用電気的接続
治具では、複数個の接触子の各々は、対応の接触電極が
回転軸線を中心として描く円弧に沿って主表面から延び
ている。このため、接触子は、接触電極と接触するとき
は常に接触電極と垂直に接触するよう維持される。よっ
て、接触子が接触電極に対して位置ずれを起こす方向に
力を受けることはなく、よって接触電極に対して接触子
が位置ずれを起こすことはない。したがって、電極と接
触子との間で良好な接触状態を実現でき、電気的導通を
容易かつ確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気的接続治具の構
成を概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例における電気的接続治具の接
触子の支持構造を概略的に示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施例における電気的接続治具が用
いられた半導体試験装置の構成を概略的に示す側面図で
ある。
【図4】アタッチメントボードに配置された電極と上側
接触子が接触開始状態にある様子を示す概略斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施例における電気的接続治具が用
いられた半導体試験装置のテスト状態を示す概略側面図
である。
【図6】本発明の一実施例における電気的接続治具が用
いられた半導体試験装置のテスト状態における上側接触
子の様子を示す概略斜視図である。
【図7】従来の電気的接続治具が用いられた半導体試験
装置の構成を概略的に示す側面図である。
【図8】従来の電気的接続治具の構成を概略的に示す斜
視図である。
【図9】従来の電気的接続治具が用いられた半導体試験
装置のテスト状態を概略的に示す側面図である。
【図10】従来の電気的接続治具が用いられた半導体試
験装置において電極と上側接触子が接触開始状態にある
様子を示す概略斜視図である。
【図11】従来の電気的接続治具が採用された半導体試
験装置において上側接触子と電極との間で接触不良が生
じた様子を模式的に示す側面図である。
【図12】従来の電気的接続治具が採用された半導体試
験装置の動作において弊害が生じる様子を説明するため
の概略斜視図である。
【図13】従来の電気的接続治具が採用された半導体試
験装置においてアタッチメントボードに反りが生じた様
子を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 電気的接続治具 3 固定用治具 5 上側接触子 7 下側接触子 9 固定部 11a、11b ばね 13 導電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 D 7630−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転軸線を中心として円弧運動を
    なすように配置された複数個の接触電極を保持する電極
    保持部材を用いて前記接触電極の各々からウェハ状態の
    半導体装置の被試験電極に通電するために前記電極保持
    部材の前記半導体装置側への回転移動時に前記電極保持
    部材と前記半導体装置との間に介在させる半導体試験用
    電気的接続治具であって、 前記電極保持部材に対面する主表面を有する基板と、 前記接触電極の各々に対応して前記基板の主表面に設け
    られた複数個の接触子とを備え、 前記複数個の接触子の各々は、前記回転軸線の位置から
    離れるにしたがって長くなるように前記主表面から延び
    ている、半導体試験用電気的接続治具。
  2. 【請求項2】 所定の回転軸線を中心として円弧運動を
    なすように配置された複数個の接触電極を保持する電極
    保持部材を用いて前記接触電極の各々からウェハ状態の
    半導体装置の被試験電極に通電するために前記電極保持
    部材の前記半導体装置側への回転移動時に前記電極保持
    部材と前記半導体装置との間に介在させる半導体試験用
    電気的接続治具であって、 前記電極保持部材に対面する主表面を有する基板と、 前記接触電極の各々に対応して前記基板の主表面に設け
    られた複数個の接触子とを備え、 前記複数個の接触子の各々は、前記回転軸線を中心とし
    て前記対応の接触電極が描く前記円弧に沿って前記主表
    面から延びている、半導体試験用電気的接続治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007093302A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Advantest Corp 試験装置およびテストヘッド
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