JPH06264551A - たる木の取付構造 - Google Patents
たる木の取付構造Info
- Publication number
- JPH06264551A JPH06264551A JP5079199A JP7919993A JPH06264551A JP H06264551 A JPH06264551 A JP H06264551A JP 5079199 A JP5079199 A JP 5079199A JP 7919993 A JP7919993 A JP 7919993A JP H06264551 A JPH06264551 A JP H06264551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rafter
- mounting
- climbing beam
- fixing metal
- ridgeline
- Prior art date
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- Granted
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】登梁と下り棟線とがズレた場合のたる木の取付
構造を提供する。 【構成】登梁２の両側面に、この登梁２をこえて上に突
出したる木４の向きにのびる取付部６を有するたる木固
定金具５を、前記たる木４の間隔を隔てて固着するとと
もに、たる木固定金具５の各取付部６に、前記登梁２上
面よりも高所を通り端縁が下り棟線近傍Ｘに位置する前
記たる木４を取付ける。
構造を提供する。 【構成】登梁２の両側面に、この登梁２をこえて上に突
出したる木４の向きにのびる取付部６を有するたる木固
定金具５を、前記たる木４の間隔を隔てて固着するとと
もに、たる木固定金具５の各取付部６に、前記登梁２上
面よりも高所を通り端縁が下り棟線近傍Ｘに位置する前
記たる木４を取付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根の下り棟線と、こ
の下り棟線に平行な登梁とが位置ズレを起こした場合で
あっても、前記下り棟線に沿って端縁が位置する野地板
を載置するたる木を前記登梁に取付け可能としたたる木
の取付構造に関する。
の下り棟線に平行な登梁とが位置ズレを起こした場合で
あっても、前記下り棟線に沿って端縁が位置する野地板
を載置するたる木を前記登梁に取付け可能としたたる木
の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば図５に略示するように、寄せ棟屋
根の棟線ａ１端縁からハ字状に傾斜してのびる２本の下
り棟線ａ２、ａ２と、登梁ｈ、ｈの中心線とが略一致す
る場合には、従来、前記下り棟線ａ２に沿って端縁が位
置する野地板を載置するたる木ｔは、図６に示すよう
に、前記登梁ｈ上に取付くアングル金具ｃ、ｃのたる木
ｔ、ｔの向きにのびる立片ｃ１、ｃ１に、直角に配され
るたる木ｔ、ｔの端部をボルト止めすることにより該登
梁ｈに取付けていた。
根の棟線ａ１端縁からハ字状に傾斜してのびる２本の下
り棟線ａ２、ａ２と、登梁ｈ、ｈの中心線とが略一致す
る場合には、従来、前記下り棟線ａ２に沿って端縁が位
置する野地板を載置するたる木ｔは、図６に示すよう
に、前記登梁ｈ上に取付くアングル金具ｃ、ｃのたる木
ｔ、ｔの向きにのびる立片ｃ１、ｃ１に、直角に配され
るたる木ｔ、ｔの端部をボルト止めすることにより該登
梁ｈに取付けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】他方、図７に略示する
ように、４本の登梁ｈ…が家屋の四隅に立設された柱ｄ
…から上方で一か所に集まる如くＸ字状に配設された場
合には、該登梁ｈに平行な４本の下り棟線ａ３…と登梁
ｈの中心線とが位置ズレを起こすことになる。
ように、４本の登梁ｈ…が家屋の四隅に立設された柱ｄ
…から上方で一か所に集まる如くＸ字状に配設された場
合には、該登梁ｈに平行な４本の下り棟線ａ３…と登梁
ｈの中心線とが位置ズレを起こすことになる。
【０００４】このような登梁ｈと下り棟線ａ３とが位置
ズレを起こした場合（実際の屋根形状を図８に示す）に
は、従来のように前記アングル金具ｃを用いてたる木ｔ
を取付けると、該アングル金具ｃの立片ｃ１に取付く一
方のたる木ｔが、他方のたる木ｔに載置されかつ登梁ｈ
上方に突出する野地板の邪魔になり、従って、従来のた
る木の取付構造を採用できないといった問題点がある。
ズレを起こした場合（実際の屋根形状を図８に示す）に
は、従来のように前記アングル金具ｃを用いてたる木ｔ
を取付けると、該アングル金具ｃの立片ｃ１に取付く一
方のたる木ｔが、他方のたる木ｔに載置されかつ登梁ｈ
上方に突出する野地板の邪魔になり、従って、従来のた
る木の取付構造を採用できないといった問題点がある。
【０００５】本発明は、登梁の両側面に、この登梁をこ
えて上に突出したる木の向きにのびる取付部を有するた
る木固定金具を固着することを基本として、下り棟線
と、該下り棟線に平行な登梁とが位置ズレを起こした場
合でも、前記下り棟線に沿って端縁が位置する野地板を
載置するたる木を登梁に取付けでき、前記問題点を解決
しうるたる木の取付構造の提供を目的としている。
えて上に突出したる木の向きにのびる取付部を有するた
る木固定金具を固着することを基本として、下り棟線
と、該下り棟線に平行な登梁とが位置ズレを起こした場
合でも、前記下り棟線に沿って端縁が位置する野地板を
載置するたる木を登梁に取付けでき、前記問題点を解決
しうるたる木の取付構造の提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、屋根の下り棟
線に平行な登梁に、前記下り棟線に沿って端縁が位置す
る野地板を載置するたる木を取付けるたる木の取付構造
であって、前記登梁の両側面に、この登梁をこえて上に
突出したる木の向きにのびる取付部を有するたる木固定
金具を、前記たる木の間隔を隔てて固着するとともに、
たる木固定金具の各取付部に、前記登梁上面よりも高所
を通り端縁が前記下り棟線近傍に位置する前記たる木を
取付ける。
線に平行な登梁に、前記下り棟線に沿って端縁が位置す
る野地板を載置するたる木を取付けるたる木の取付構造
であって、前記登梁の両側面に、この登梁をこえて上に
突出したる木の向きにのびる取付部を有するたる木固定
金具を、前記たる木の間隔を隔てて固着するとともに、
たる木固定金具の各取付部に、前記登梁上面よりも高所
を通り端縁が前記下り棟線近傍に位置する前記たる木を
取付ける。
【０００７】
【作用】登梁の両側面に、この登梁をこえて上方に突出
する取付部を有するたる木固定金具を固着するととも
に、該たる木固定金具の各取付部に、端縁が下り棟線近
傍に位置するたる木を取付ける。従って、前記たる木上
に載置される野地板が、他方のたる木に干渉されること
がなく、下り棟線と、この下り棟線に平行な登梁とが位
置ズレを起こした場合であっても、端縁が前記下り棟線
に沿う野地板を載置するたる木を登梁にたる木固定金具
を介して取付けることが出来る。
する取付部を有するたる木固定金具を固着するととも
に、該たる木固定金具の各取付部に、端縁が下り棟線近
傍に位置するたる木を取付ける。従って、前記たる木上
に載置される野地板が、他方のたる木に干渉されること
がなく、下り棟線と、この下り棟線に平行な登梁とが位
置ズレを起こした場合であっても、端縁が前記下り棟線
に沿う野地板を載置するたる木を登梁にたる木固定金具
を介して取付けることが出来る。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１〜図４において本発明のたる木の取付構造は、
屋根Ｒの下り棟線Ｘに平行な登梁２に、前記下り棟線Ｘ
に沿って端縁Ｙが位置する野地板３を載置するたる木４
を取付けでき、かつ前記登梁２の両側面に、たる木固定
金具５、５を固着する。
る。図１〜図４において本発明のたる木の取付構造は、
屋根Ｒの下り棟線Ｘに平行な登梁２に、前記下り棟線Ｘ
に沿って端縁Ｙが位置する野地板３を載置するたる木４
を取付けでき、かつ前記登梁２の両側面に、たる木固定
金具５、５を固着する。
【０００９】前記屋根Ｒは、図４に略示するように矩形
の外周縁を具えるとともに、その四隅に立設した柱１５
…を下端としてＸ字状に４本の登梁２…が配設されてい
る。なお登梁２は、本例では、図２、図３に示すように
垂直なウエブ２Ａの上下にフランジ２Ｂ、２Ｃを設けた
Ｉ形鋼から形成されるとともに、該登梁２の下端は適宜
の取付金具（図示せず）を用いて前記柱１５上端で固定
され、又登梁２の上端は例えば束材（図示せず）上端に
取付けられる。
の外周縁を具えるとともに、その四隅に立設した柱１５
…を下端としてＸ字状に４本の登梁２…が配設されてい
る。なお登梁２は、本例では、図２、図３に示すように
垂直なウエブ２Ａの上下にフランジ２Ｂ、２Ｃを設けた
Ｉ形鋼から形成されるとともに、該登梁２の下端は適宜
の取付金具（図示せず）を用いて前記柱１５上端で固定
され、又登梁２の上端は例えば束材（図示せず）上端に
取付けられる。
【００１０】又前記屋根Ｒの四隅から登梁２に平行にの
びる４本の下り棟線Ｘ…は、登梁２…とは位置をズラし
ており、この下り棟線Ｘ…の交点Ｅ、Ｅの間には、水平
な棟線Ｚが形成される。
びる４本の下り棟線Ｘ…は、登梁２…とは位置をズラし
ており、この下り棟線Ｘ…の交点Ｅ、Ｅの間には、水平
な棟線Ｚが形成される。
【００１１】前記野地板３は、２本の前記下り棟線Ｘ、
Ｘに端縁Ｙ、Ｙが沿う三角状の野地板３Ａ、３Ａと、２
本の下り棟線Ｘ、Ｘに端縁Ｙ、Ｙが沿いかつ前記棟線Ｚ
に上縁が沿う台形状の野地板３Ｂ、３Ｂとを含み、これ
らの野地板３Ａ、３Ａ、３Ｂ、３Ｂは、前記登梁２…に
たる木固定金具５…を介して取付くたる木４…上に載
置、支持される。
Ｘに端縁Ｙ、Ｙが沿う三角状の野地板３Ａ、３Ａと、２
本の下り棟線Ｘ、Ｘに端縁Ｙ、Ｙが沿いかつ前記棟線Ｚ
に上縁が沿う台形状の野地板３Ｂ、３Ｂとを含み、これ
らの野地板３Ａ、３Ａ、３Ｂ、３Ｂは、前記登梁２…に
たる木固定金具５…を介して取付くたる木４…上に載
置、支持される。
【００１２】前記たる木固定金具５は、図１〜３に示す
ように、前記登梁２のウエブ２Ａ、上下のフランジ２
Ｂ、２Ｃがなす溝部１６に溶着されかつたる木４の向き
にのびるとともに登梁２の側方に突出する突出部１７Ａ
を具えた矩形の基部１７と、この基部１７の前記突出部
１７Ａに一体に設けられかつ該突出部１７Ａ上縁から登
梁２をこえて上に突出する取付部６とを有する金属板で
あって、登梁２の両側面である前記溝部１６、１６に、
該登梁２とは４５°の角度を有してたる木４、４ののび
る方向に夫々整一させて固着される。
ように、前記登梁２のウエブ２Ａ、上下のフランジ２
Ｂ、２Ｃがなす溝部１６に溶着されかつたる木４の向き
にのびるとともに登梁２の側方に突出する突出部１７Ａ
を具えた矩形の基部１７と、この基部１７の前記突出部
１７Ａに一体に設けられかつ該突出部１７Ａ上縁から登
梁２をこえて上に突出する取付部６とを有する金属板で
あって、登梁２の両側面である前記溝部１６、１６に、
該登梁２とは４５°の角度を有してたる木４、４ののび
る方向に夫々整一させて固着される。
【００１３】又前記たる木固定金具５は、図４に一点鎖
線で示す各野地板３Ａ、３Ｂを支持する複数のたる木４
…の間隔を隔てて登梁２の両側面に固着される。
線で示す各野地板３Ａ、３Ｂを支持する複数のたる木４
…の間隔を隔てて登梁２の両側面に固着される。
【００１４】なおたる木４は、立片１９と、その上縁か
ら屋根傾斜勾配で下方にのび野地板３を載置する載置片
２０と、前記立片１９の下縁から載置片２０と向き合う
方向にのびる下片２１とからなる断面略コ字の形鋼材か
ら形成される。
ら屋根傾斜勾配で下方にのび野地板３を載置する載置片
２０と、前記立片１９の下縁から載置片２０と向き合う
方向にのびる下片２１とからなる断面略コ字の形鋼材か
ら形成される。
【００１５】前記台形状の野地板３Ｂを支持する平行な
たる木４…は、前記たる木固定金具５…の取付部６…に
その立片１９がボルト止めされるとともに、該たる木４
…は登梁２上面よりも高所を通り端縁が前記下り棟線Ｘ
近傍に位置する。
たる木４…は、前記たる木固定金具５…の取付部６…に
その立片１９がボルト止めされるとともに、該たる木４
…は登梁２上面よりも高所を通り端縁が前記下り棟線Ｘ
近傍に位置する。
【００１６】又前記三角状の野地板３Ａを支持する平行
なたる木４…は、たる木固定金具５…の取付部６…にそ
の立片１９がボルト止めされるとともに、該たる木４…
の端縁は前記下り棟線Ｘ近傍に位置する。なおたる木４
は、登梁２上面よりも高所で取付けられ、その端縁から
仮想的にのばした延長部は、該登梁２上方を通る。
なたる木４…は、たる木固定金具５…の取付部６…にそ
の立片１９がボルト止めされるとともに、該たる木４…
の端縁は前記下り棟線Ｘ近傍に位置する。なおたる木４
は、登梁２上面よりも高所で取付けられ、その端縁から
仮想的にのばした延長部は、該登梁２上方を通る。
【００１７】従って、登梁２にたる木固定金具５を介し
て取付けられるたる木４…は、該登梁２に平行かつ登梁
２とは位置ズレした下り棟線Ｘに端縁Ｙが沿う前記野地
板３Ａ、３Ｂを支持できる。
て取付けられるたる木４…は、該登梁２に平行かつ登梁
２とは位置ズレした下り棟線Ｘに端縁Ｙが沿う前記野地
板３Ａ、３Ｂを支持できる。
【００１８】
【発明の効果】叙上の如く本発明のたる木の取付構造
は、登梁の両側面に固着しかつこの登梁をこえて上方に
突出する取付部を有するたる木固定金具を用いるため、
前記取付部にたる木を取付けることにより、登梁と下り
棟線とが位置ズレを起こした場合であっても、該下り棟
線に端縁が沿う野地板を前記たる木により支持すること
が出来る。
は、登梁の両側面に固着しかつこの登梁をこえて上方に
突出する取付部を有するたる木固定金具を用いるため、
前記取付部にたる木を取付けることにより、登梁と下り
棟線とが位置ズレを起こした場合であっても、該下り棟
線に端縁が沿う野地板を前記たる木により支持すること
が出来る。
【図１】本発明の一実施例を示す部分平面図である。
【図２】その斜視図である。
【図３】その断面図である。
【図４】屋根の一例を模式的に示す平面図である。
【図５】従来の屋根における登梁と下り棟線との位置関
係を略示する平面図である。
係を略示する平面図である。
【図６】従来の技術を説明する部分斜視図である。
【図７】登梁と下り棟線とが位置ズレを起こした屋根を
略示する平面図である。
略示する平面図である。
【図８】その屋根形状を示す斜視図である。
２ 登梁 ３、３Ａ、３Ｂ 野地板 ４ たる木 ５ たる木固定金具 ６ 取付部 Ｒ 屋根 Ｘ 下り棟線 Ｙ 野地板の端縁
Claims (1)
- 【請求項１】屋根の下り棟線に平行な登梁に、前記下り
棟線に沿って端縁が位置する野地板を載置するたる木を
取付けるたる木の取付構造であって、前記登梁の両側面
に、この登梁をこえて上に突出したる木の向きにのびる
取付部を有するたる木固定金具を、前記たる木の間隔を
隔てて固着するとともに、たる木固定金具の各取付部
に、前記登梁上面よりも高所を通り端縁が前記下り棟線
近傍に位置する前記たる木を取付けたことを特徴とする
たる木の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5079199A JP2521021B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 母屋の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5079199A JP2521021B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 母屋の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06264551A true JPH06264551A (ja) | 1994-09-20 |
| JP2521021B2 JP2521021B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=13683301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5079199A Expired - Lifetime JP2521021B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 母屋の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2521021B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7763478B2 (en) | 2006-08-21 | 2010-07-27 | Cree, Inc. | Methods of forming semiconductor light emitting device packages by liquid injection molding |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5615289U (ja) * | 1979-07-13 | 1981-02-09 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5079199A patent/JP2521021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5615289U (ja) * | 1979-07-13 | 1981-02-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2521021B2 (ja) | 1996-07-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960402 |