JPH06262952A - 電気車用パワーヘッドのヒートシンク - Google Patents

電気車用パワーヘッドのヒートシンク

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JPH06262952A
JPH06262952A JP5414893A JP5414893A JPH06262952A JP H06262952 A JPH06262952 A JP H06262952A JP 5414893 A JP5414893 A JP 5414893A JP 5414893 A JP5414893 A JP 5414893A JP H06262952 A JPH06262952 A JP H06262952A
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JP
Japan
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power head
heat sink
base
electric vehicle
brazing
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JP5414893A
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Masanori Takeso
當範 武曽
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Hitachi Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パワーヘッドの冷却能力が大きくかつ小型で軽
量な電気車用パワーヘッドのヒートシンクを提供する。 【構成】表面にIGBT50、電圧変換器51を取付け
たベース1の裏面に入口及び出口ディストリビュータ
3,5により複数化された2本の冷却パイプ4a,4
b、がブレージングで取付けられている。2本の冷却パ
イプ4a,4bは、IGBT50の下側を通るように屈
曲して引回されている。冷却パイプ4a、4bは複数化
されているため、不凍液の流水抵抗を減少させつつ、I
GBT50及び電圧変換器51に対して冷却パイプをき
め細かく配列するための引回しが容易となり、これらを
効率的に冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気車用パワーヘッドの
ヒートシンクに係わり、特に、電気自動車用パワーヘッ
ド部における電気部品及び電子部品を水冷方式で冷却す
るヒートシンクに関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車等の電気車において、動力源
として交流電動機を用いる場合は、バッテリ電源からの
直流を交流に変換する必要があり、そのためにIGBT
と呼ばれている半導体部品をパワーヘッドに搭載してい
る。このパワーヘッドにおいては、特にIGBTからの
発熱が顕著であり、パワーヘッドを効率的に冷却する必
要がある。
【0003】一般に、電気自動車用パワーヘッドの冷却
は特開昭47−31317号公報などで知られているよ
うに空冷方式が主流である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題がある。電気自動車では車両
の走行特性の向上要求から高出力型化の傾向にあり、パ
ワーヘッドより発生する熱量の増大が顕著である。上記
従来技術は空冷方式であるため、冷却能力が大きい場
合、冷却システムが非常に大型化し、車両搭載上スペー
ス及び強度上の問題が発生する。
【0005】本発明の目的は、冷却能力が大きくかつ小
型で軽量な電気車用パワーヘッドのヒートシンクを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体部品を装着した電気車用パワーヘ
ッドのヒートシンクにおいて、前記半導体部品を良熱伝
導性のベースの一方の面上に配置し、前記ベースの他方
の面に冷却パイプを熱伝導関係に取付け、前記冷却パイ
プの両端を入口及び出口ディストリビュータに接続して
該冷却パイプを複数化し、その複数本の冷却パイプを前
記半導体部品の下側を通るように屈曲して引回したこと
を特徴としている。
【0007】上記電気車用パワーヘッドのヒートシンク
において、好ましくは、前記複数本の冷却パイプ並びに
前記入口及び出口ディストリビュータはブレージングに
より前記ベースに接合されている。この場合、好ましく
は、前記入口及び出口ディストリビュータは、前記ブレ
ージングするときの位置決め及び固定手段としての取付
けボスを有している。
【0008】また、上記電気車用パワーヘッドのヒート
シンクにおいて、好ましくは、前記ベースの他方の面
に、組立時にベースを水平に安定させるためのストッパ
をさらに設ける。この場合、好ましくは、前記ストッパ
は前記ベースのブレージングにより接合され、かつブレ
ージングするときの位置決め及び固定手段としてのネジ
穴逃げ部を有している。また、前記ストッパは前記ベー
スのブレージングにより接合され、かつブレージングす
るときの位置決め及び固定手段としてのオネジ部を有し
ていてもよい。また、好ましくは、前記ストッパはパワ
ーヘッドと電動機の接続用カプラを取付けるためのネジ
穴を有しており、この場合、好ましくは、前記ストッパ
は前記カプラを位置決めするカプラ止まりをさらに有し
ている。また、好ましくは、前記ストッパは前記入口及
び出口ディストリビュータと同一高さを有している。
【0009】さらに、上記電気車用パワーヘッドのヒー
トシンクにおいて、好ましくは、前記ベースに水抜き穴
が形成され、この水抜き穴に水抜きパイプがブレージン
グでロー付けしてある。この水抜きパイプは、好ましく
は、前記ベースの面に平行に曲げられている。また、好
ましくは、前記冷却パイプ及び前記水抜きパイプは前記
入口及び出口ディストリビュータの高さ以内に納められ
ている。
【0010】また、好ましくは、前記半導体部品は交流
・直流変換用のIGBTである。
【0011】
【作用】以上のように構成した本発明においては、ベー
スに熱伝導関係に取付けた冷却パイプを複数化すること
により、不凍液の流水抵抗を減少させつつ冷却したい部
品に対して冷却パイプをきめ細かく配列するための引回
しが容易となり、その複数本の冷却パイプを半導体部品
の下側を通るように屈曲して引回すことにより、半導体
部品を効率的に冷却することが可能となる。その結果、
冷却能力が大きく小型で軽量なヒートシンクを提供でき
る。
【0012】複数本の冷却パイプ並びに入口及び出口デ
ィストリビュータをブレージングによりベースに接合す
ることにより、これらは熱伝達関係にベースに取付けら
れる。この場合、入口及び出口ディストリビュータにブ
レージングするときの位置決め及び固定手段としての取
付けボスを設けることにより、冷却パイプと入口及び出
口ディストリビュータをベースに密着して位置決め固定
することが容易となり、ブレージングが安定して行なえ
る。
【0013】組立時にベースを水平に安定させるための
ストッパを設けることにより、組立作業が容易となる。
このとき、ストッパにブレージングするときの位置決め
及び固定手段としてのネジ穴逃げ部やオネジ部を設ける
ことにより、ストッパをベースに接合するためのブレー
ジングを安定して行なえる。また、ストッパにカプラ取
付け用のネジ穴を設けることにより、パワーヘッドの組
立後、そのストッパをカプラの取付部材として利用でき
る。この場合、ストッパにカプラ止まりを設けることに
より、カプラの位置決めが容易となる。さらに、ストッ
パを入口及び出口ディストリビュータと同一高さにする
ことにより、ストッパと入口及び出口ディストリビュー
タとで組立時にベースを床上に水平に安定して支持する
ことができる。
【0014】ベースに水抜き穴を形成し、この水抜き穴
に水抜きパイプを取付けることにより、水侵入があって
も何時までも保留されずに排出される。水抜きパイプを
ベースの面に平行に曲げることにより、下側から水抜き
パイプを介して水が入り込むことが防止される。冷却パ
イプ及び水抜きパイプを入口及び出口ディストリビュー
タの高さ以内に納めることにより、ヒートシンクを床等
においても、干渉がないよう保護される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は電気自動車用パワーヘッドのヒートシンク
の上面図、図2はその正面図であり、ベース1の一側表
面上には、図示しないバッテリ電源からの直流を3相
(U相、V相、W相)交流に変換する半導体部品である
各組3個の3組のIGBT50と、交流の電圧変換器5
1等の電気部品及び電子部品が搭載されている。ベース
1はアルミニウム合金等の良熱伝動性の金属板から構成
されている。
【0016】ベース1の他方の面である裏面には、IG
BT50、電圧変換器51等の電気部品及び電子部品を
冷却するための2本の冷却パイプ4a,4bがベース1
と熱伝導関係に取付けられている。具体的には、これら
冷却パイプ4a,4bはブレージングによりベース1に
接合されている。冷却パイプ4a,4bの両端は入口デ
ィストリビュータ3及び出口ディストリビュータ5に連
結され、入口ディストリビュータ3には入口パイプ2が
設けられ、出口ディストリビュータ5には出口パイプ6
が設けられている。冷却パイプ4a,4bはこの入口及
び出口ディストリビュータ3,5により複数化すなわち
2本にされている。入口及び出口ディストリビュータ
3,5もベース1にブレージングにより接合されてい
る。冷却媒体例えば不凍液は、入口パイプ2、入口ディ
ストリビュータ3、2本の冷却パイプ4a,4b、出口
ディストリビュータ5及び出口パイプ6を経由して循環
する。
【0017】また、ベース1の裏面には、パワーヘッド
の組立時にベースを水平に安定させるための第1及び第
2の2つのストッパ7,8が取付けられている。これら
ストッパ7,8もベース1にブレージングにより接合さ
れている。さらに、ベース1には3箇所に水抜き穴1c
が形成されている。
【0018】2本の冷却パイプ4a,4bは、図示のご
とく、IGBT50や電圧変換器51の下側を通るよう
に屈曲して引回されている。特に、冷却パイプ4a,4
bはIGBT50の矩形の配置領域の4つのコーナ部を
通るように、当該配置領域の入口部分から図示下方に9
0°に曲げられ、下側部分でU字形に曲げられ、さらに
上側部分で90°に曲げられてIGBT50の配置領域
の外に出るようにレイアウトされている。これにより3
組の合計9個のIGBT50の全て下側を2本の冷却パ
イプ4a,4bの少なくとも1本が通り、IGBT50
の全てを可能な限り一様に冷却するようにしている。
【0019】また、電圧変換器51は図示のごとくL字
形をしており、2本のうちの一方の冷却パイプ4aはそ
のL字の一方の腕部分を横切って図示上下方向に伸びる
と共に、他方の冷却パイプ4bはL字の他方の腕部分を
横切るように一方の冷却パイプ4aから部分的に離れア
ピン状に曲げられている。これにより、電圧変換器51
も可能な限り一様に冷却するようにしている。
【0020】このように2本の冷却パイプ4a,4b
は、冷却パイプ4bのヘアピン状部分を除いて互いにほ
ぼ平行に並走し、ベース1に取付けられたIGBT5
0、電圧変換器51等の電気部品及び電子部品を効率的
に冷却するようにレイアウトされている。
【0021】上記構成において、冷却パイプ4a、4b
は複数(2本)化されているため、不凍液の流水抵抗を
減少させかつ冷却したい部品に対する配管の引き回しを
容易にしている。この作用を図3及び図4により説明す
る。
【0022】図3は圧力損失とパイプ外径との関係を示
すものである。この図から、例えば20Kg/minの
不凍液を長さ2mの冷却パイプに流した場合、パイプ外
径φ20mm×2本とパイプ外径φ30mm×1本でほ
ぼ圧損は同一になることが分かる。一方、図4はパイプ
外径とパイプを曲げたときのピッチとの関係を示すもの
である。ここで、パイプを曲げたときの最小半径Rmi
nはパイプ外径をdとするとRmin=1.5dである
ことが知られている。このため、パイプ外径φ20mm
の時の最小曲げ半径Rminは30mm、パイプ外径φ
30mmの時の最小曲げ半径Rminは45mmとな
り、冷却パイプを180角度曲げたときの冷却パイプピ
ッチP=3dが、それぞれ60mm,90mmとなる。
パイプピッチPはあまり大きくすると、冷却パイプの引
き回しのレイアウトが制限され、冷却パイプを細かく配
列することができなくなる。パワーヘッドのヒートシン
クでは、冷却したい部品であるIGBT50及び電圧変
換器51に対して決め細かく冷却パイプを配列するため
には、パイプピッチPが70mm以下であることが好ま
しいことが分かった。
【0023】したがって本実施例においては、2本の冷
却パイプ4a,4bを用いることにより、不凍液の流水
抵抗を減少させつつ、IGBT50、電圧変換器51等
の部品に対して冷却パイプをきめ細かく配列するための
引回しを容易にし、IGBT50、電圧変換器51等を
効率的に冷却することができる。
【0024】図5及び図6は出口ディストリビュータ5
がベース1に固定された状態を示すもので、出口ディス
トリビュータ5にはその中央部2箇所に取付ボス5aが
設けられ、取付ネジ10により固定されている。図示は
しないが、入口ディストリビュータ3も同様に構成され
ている。
【0025】冷却パイプ4a,4bと入口及び出口ディ
ストリビュータ3,5は前述したようにベース1にブレ
ージングで接合されている。ここで、ブレージングとは
ロー付け溶接のことであり、本実施例では、ベース1の
母材表面にブレージング材(ロー付け合金)を予めクラ
ッドしておき、その上に冷却パイプ4a,4bと入口及
び出口ディストリビュータ3,5を位置決め固定し、加
熱炉でブレージング材のみを溶融して溶接する。このブ
レージング材では、冷却パイプ4a,4bと入口及び出
口ディストリビュータ3,5をベース1に密着しておく
必要がある。しかし、冷却パイプ4a,4bと入口及び
出口ディストリビュータ3,5とは互いにロー付けさ
れ、さらに入口及び出口ディストリビュータ3,5には
入口及び出口パイプ2,6がロー付けされており、この
ためこれらを一体にベース1に密着して位置決め固定す
ることは容易ではない。
【0026】すなわち、上記取付ボス5aが無い時に
は、入口及び出口ディストリビュータ3,5がベースに
密着してブレージングされず、雇で押さえてもベース1
との間に0.5mm程度のギャップが発生しやすい。入
口及び出口ディストリビュータ3,5がベースに密着し
てブレージングされなければ、これと一体の冷却パイプ
4,4bも同様にベースに密着してブレージングされな
い。
【0027】取付ボス5aを設けることにより、これを
ブレージングする時の位置決め及び固定手段として用い
ることができ、冷却パイプ4a,4bと入口及び出口デ
ィストリビュータ3,5をベース1に位置決め固定する
作業が非常にしやすくなり、ブレージングが安定してで
きる。
【0028】図7は第1のストッパー7の取付状態を示
したもので、第1のストッパー7は入口及び出口ディス
トリビュータ3,5と同一の高さHを有している。ま
た、図8は第2のストッパ8の正面図、図9は第2のス
トッパ8の上面図であり、第2のストッパ8も入口及び
出口ディストリビュータ3,5と同一の高さHを有して
いる。これら第1及び第2のストッパ7,8は、図1に
示すように、入口及び出口ディストリビュータ3,5に
対して所定の間隔で配置されている。冷却パイプ4a,
4b及び後述の水抜きパイプ9はその高さH以内に納め
られている。これら第1及び第2のストッパ7,8及び
入口及び出口ディストリビュータ3,5でベース1を支
持することにより、組立時にベース1を床上に水平に安
定して支持することができる。
【0029】また、第1のストッパー7にもネジ穴逃げ
部7bが設けられ、取付ネジ11によりベース1のネジ
穴1bに固定される。このネジ穴逃げ部7bの設置によ
り、上記の入口及び出口ディストリビュータ3,6の場
合と同様にベース1にブレージングする時の位置決め及
び固定手段として用い、位置決め及び固定を容易にし押
え雇が不要となる。
【0030】さらに、この第1のストッパー7にはネジ
穴7a及びカプラ止り7cが設けられており、パワーヘ
ッドの組立後、図8に示すようにカプラ12をカプラ取
付ネジ13により安定した状態に固定することができ
る。なお、カプラ12はパワーヘッドと電気自動車の動
力源である電動機とを接続するもので、カプラ12はパ
ワーヘッドを車両に搭載する時に固定する。
【0031】第2のストッパ8にも、ベース1に取付け
られる側にオネジ部8aを設けてある。このオネジ部8
aをベース1にネジ込むことにより、上記と同様にベー
ス1にブレージングする時の位置決め及び固定手段とし
て用い、ブレージングを安定して行なうことができる。
【0032】図11は水抜き穴1cの構成を示す図で、
水抜き穴1cには水抜きパイプ9が圧入及びブレージン
グで取付けられている。ヒートシンク上面に取付けられ
たIGBT50、電圧変換器51等の電気部品、電子部
品(防水カバーで保護されている)に水が浸入してきた
場合、この水抜き穴1c及び水抜きパイプ9より水が抜
ける。水抜きパイプ9は下面からの水が入らないように
ベース1に水平に曲げてある。この水抜きパイプ9は、
前述したように入口ディストリビュータ3及び出口ディ
ストリビュータ5、第1のストッパー7及び第2のスト
ッパー8の高さH以内に納められ、床等に置いても干渉
しないよう保護される。
【0033】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、冷却パイ
プを複数化しているので、不凍液の圧力損失を小さく
し、かつ冷却したい部品に対して冷却パイプをきめ細か
く配列するための引回しを容易にし、半導体部品の下側
を通るように冷却パイプを屈曲して引回すことにより半
導体部品を効率的に冷却することができる。その結果、
冷却能力が大きく小型で軽量なヒートシンクを提供でき
る。
【0034】また、入口及び出口ディストリビュータに
取付けボスを設けたので、冷却パイプと入口及び出口デ
ィストリビュータをベースに密着して位置決め固定する
ことが容易となり、それらをベースに接合するためのブ
レージングが安定して行なえる。
【0035】また、ベースにストッパを設けたので、組
立時にベースを水平に安定した状態に保つことができ、
組立作業が容易となる。
【0036】また、ストッパにネジ穴逃げ部やオネジ部
を設けたので、ストッパをベースに接合するためのブレ
ージングを安定して行なえる。
【0037】また、ストッパにカプラ取付け用のネジ穴
を設けたので、パワーヘッド組立後、そのストッパをカ
プラの取付部材として利用できる。
【0038】また、ストッパにカプラ止まりを設けたの
で、カプラの位置決めが容易となる。
【0039】さらに、ストッパを入口及び出口ディスト
リビュータと同一高さにしたので、組立時にベースを床
上に水平に安定した状態に保つことができ、組立作業が
容易となる。
【0040】また、ベースに水抜き穴及び水抜きパイプ
を設けたので、水侵入があっても何時までも保留されず
に排出される。
【0041】さらに、水抜きパイプをベースの面に平行
に曲げたので、下側から水抜きパイプを介して水が入り
込むことが防止される。
【0042】また、冷却パイプ及び水抜きパイプを入口
及び出口ディストリビュータの高さ以内に納めるたの
で、ヒートシンクを床等においても、干渉がないよう保
護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるヒートシンクを備えた
電気自動車用パワーヘッドの上面図である。
【図2】図1に示すヒートシンク及びパワーヘッドの正
面図である。
【図3】パイプの圧力損失とパイプ外径の関係を示す図
である。
【図4】パイプ外径とピッチの関係を示す図である。
【図5】図1に示す出口ディストリビュータの取付詳細
図である。
【図6】図5に示す出口ディストリビュータの上面図で
ある。
【図7】図1に示す第1のストッパの取付詳細図であ
る。
【図8】図1に示す第2のストッパの正面図である。
【図9】図8に示す第2のストッパの上面図である。
【図10】図7に示す第1のストッパにカプラを取付け
た状態を示す図である。
【図11】図1に示す水抜き穴及び水抜きパイプの拡大
断面図である。
【符号の説明】
1:ベース板 1a:ネジ穴 1b:ネジ穴 1c:水抜け穴 2:入口パイプ 3:入口ディストリビュータ 4a:冷却パイプ 4b:冷却パイプ 5:出口ディストリビュータ 5a:取付ボス 6:出口パイプ 7:第1のストッパー 7a:ネジ穴 7b:ネジ穴逃げ部 7c:カプラ止り 8:第2のストッパー 8a:ストッパーネジ 9:水抜きパイプ 10:取付ネジ 11:取付ネジ 12:カプラ 13:カプラ取付ネジ 50:IGBT(直流・交流変換用の半導体部品) 51:電圧変換器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体部品を装着した電気車用パワーヘ
    ッドのヒートシンクにおいて、前記半導体部品を良熱伝
    導性のベースの一方の面上に配置し、前記ベースの他方
    の面に冷却パイプを熱伝導関係に取付け、前記冷却パイ
    プの両端を入口及び出口ディストリビュータに接続して
    該冷却パイプを複数化し、その複数本の冷却パイプを前
    記半導体部品の下側を通るように屈曲して引回したこと
    を特徴とする電気車用パワーヘッドのヒートシンク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記複数本の冷却パイプ並びに
    前記入口及び出口ディストリビュータはブレージングに
    より前記ベースに接合されていることを特徴とする電気
    車用パワーヘッドのヒートシンク。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記入口及び出口ディストリビ
    ュータは、前記ブレージングするときの位置決め及び固
    定手段としての取付けボスを有することを特徴とする電
    気車用パワーヘッドのヒートシンク。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記ベースの他方の面に、組立
    時にベースを水平に安定させるためのストッパをさらに
    設けたことを特徴とする電気車用パワーヘッドのヒート
    シンク。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記ストッパは前記ベースのブ
    レージングにより接合され、かつブレージングするとき
    の位置決め及び固定手段としてのネジ穴逃げ部を有する
    ことを特徴とする電気車用パワーヘッドのヒートシン
    ク。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記ストッパは前記ベースのブ
    レージングにより接合され、かつブレージングするとき
    の位置決め及び固定手段としてのオネジ部を有すること
    を特徴とする電気車用パワーヘッドのヒートシンク。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記ストッパはパワーヘッドと
    電動機の接続用カプラを取付けるためのネジ穴を有する
    ことを特徴とする電気車用パワーヘッドのヒートシン
    ク。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記ストッパは前記カプラを位
    置決めするカプラ止まりをさらに有することを特徴とす
    る電気車用パワーヘッドのヒートシンク。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の電気車用パワーヘッドの
    ヒートシンクにおいて、前記ストッパは前記入口及び出
    口ディストリビュータと同一高さを有することを特徴と
    する電気車用パワーヘッドのヒートシンク。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電気車用パワーヘッド
    のヒートシンクにおいて、前記ベースに水抜き穴を形成
    し、この水抜き穴に水抜きパイプをブレージングでロー
    付けしたことを特徴とする電気車用パワーヘッドのヒー
    トシンク。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電気車用パワーヘッ
    ドのヒートシンクにおいて、前記水抜きパイプは前記ベ
    ースの面に平行に曲げられていることを特徴とする電気
    車用パワーヘッドのヒートシンク。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の電気車用パワーヘッ
    ドのヒートシンクにおいて、前記冷却パイプ及び前記水
    抜きパイプは前記入口及び出口ディストリビュータの高
    さ以内に納められていることを特徴とする電気車用パワ
    ーヘッドのヒートシンク。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の電気車用パワーヘッ
    ドのヒートシンクにおいて、前記半導体部品は交流・直
    流変換用のIGBTであることを特徴とする電気車用パ
    ワーヘッドのヒートシンク。
JP5414893A 1993-03-15 1993-03-15 電気車用パワーヘッドのヒートシンク Pending JPH06262952A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160212A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Suzuki Motor Corp 燃料電池車の冷却構造

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