JPH0626194A - Pc板成型型枠 - Google Patents

Pc板成型型枠

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Publication number
JPH0626194A
JPH0626194A JP18106592A JP18106592A JPH0626194A JP H0626194 A JPH0626194 A JP H0626194A JP 18106592 A JP18106592 A JP 18106592A JP 18106592 A JP18106592 A JP 18106592A JP H0626194 A JPH0626194 A JP H0626194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin sheet
peripheral
bottom form
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18106592A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Furuya
利夫 古谷
Yukio Sano
幸夫 佐野
Akihiro Goto
昭弘 後藤
Takefumi Ogawara
武文 大河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP18106592A priority Critical patent/JPH0626194A/ja
Publication of JPH0626194A publication Critical patent/JPH0626194A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に表面仕上りの平滑度が要求されるPC板
を容易に成型できるPC板成型型枠を提供する。 【構成】 底型枠1とこの底型枠1の周辺部に着脱自在
にボルト止めして取り付けられる周辺型枠2とを備え、
前記底型枠1の表面に合成樹脂シート4を張りつけて構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の外装PCカ
ーテンウォ−ルおよび床、柱、梁型等の、特に表面仕上
りの平滑度が要求されるPC板を成型するためのPC板
成型型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗装下地として使用されるCFR
C板(炭素繊維補強コンクリート板)は、市販の黒皮付
き鋼板や黒皮を完全に除いた磨き鋼板を使用した型枠で
成型されている。
【0003】しかし、CFRC板マトリックスに混入さ
れている炭素繊維と型枠に使用される黒皮付き鋼板とで
は、異種金属の接触による電位差が大きいために型枠表
面が電触し易い。
【0004】また、成型されるCFRC板にも錆が付着
して凹凸が生ずることがあり、この付着した錆を落とす
必要があるために、さらに、仕上がり精度が悪くなると
いう欠点があった。
【0005】この対応策として、ステンレス製鋼板型枠
を使用したり、型枠表面に塗膜処理などの特殊な表面処
理がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステンレス製
鋼板型枠は、材料費自体の高騰、さらに、型枠改造時の
溶接、切断、孔あけ加工等の作業性が悪く、コストアッ
プが免れないものであった。
【0007】一方、塗膜工法などの表面処理は耐久性に
難があり、使用中、塗膜が傷ついたり、剥がれたりする
ことがあり、この補修のために製作工程の遅延を来すこ
とがあった。
【0008】この発明は、このような前記従来の課題を
解決するために提案されたもので、特に表面仕上りの平
滑度が要求されるPC板を容易に成型できるPC板成型
型枠を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るPC板成
型型枠は、底型枠とこの底型枠の周辺部に着脱自在にボ
ルト止めして取り付けられる周辺型枠とを備え、前記底
型枠の表面に合成樹脂シートがはりつけることにより構
成されている。
【0010】
【作用】この発明に係るPC板成型型枠においては、底
型枠の表面に合成樹脂シートが敷設されていることによ
り、平滑度の高い滑らかなコンクリート仕上がり面が得
られ、しかも、合成樹脂シートが底型枠とコンクリート
との絶縁材にもなるため、異種素材の接触による電触も
防止することができる。
【0011】
【実施例】図1および図2はこの発明に係る製造方法の
一実施例を示したものであり、図1はその製造型枠の縦
断面図、図2はその一部拡大図である。図において、符
号1は製造型枠の底型枠、2はこの底型枠1の周辺部に
固定される周辺型枠、3はこの周辺型枠2を底型枠1の
周辺部に固定するための固定ボルト、そして、符号4は
底型枠1の表面に敷設されたシートである。
【0012】底型枠1および周辺型枠2には鋼製型枠や
木型枠が使用され、周辺型枠2は底型枠1の周辺部に複
数本の固定ボルト3によってボルト止めされ、組立およ
び解体が簡単にできる構成になっている。また、合成樹
脂シート4にはフィルム状の薄物シート(0.05 〜0.1m程
度) や厚物塩化ビニールシート(2mm程度) が使用されて
いる。
【0013】つづいて、施工方法を順をおって説明す
る。
【0014】 底型枠1の表面、すなわち、コンクリ
ートの打ち込面を入念に水洗いして清掃する。
【0015】 つぎに、この底型枠1の上に合成樹脂
シート4を敷き込む。合成樹脂シート4は周辺型枠2よ
りはみ出すようにやや広めに敷き込む。
【0016】このとき、合成樹脂シート4として薄物シ
ートを使用するときは、底型枠1の表面に剥離材を薄く
散布し、その上にフィルム状の合成樹脂シート4を巻き
戻しながら敷き込む。そして、敷き込んだ合成樹脂シー
ト4の上に噴霧器で散水し、かつ、ゴムヘラなどで合成
樹脂シート4の上を万遍なく摩って合成樹脂シート4と
底型枠1間の空気を追い出し、合成樹脂シート4を底型
枠1の上に密着させ、その周縁部を底型枠1の上に粘着
テープで固定する。
【0017】一方、合成樹脂シート4として厚物塩化ビ
ニールシートを使用するときは、ロール状に巻いてある
厚物塩化ビニールシートを底型枠1の上に巻き戻しなが
ら敷き込むとともに、その上をゴムローラなどで万遍な
く摩って底型枠1の上に密着させる。
【0018】 つぎに、合成樹脂シート4を良く引き
伸ばし、底型枠1の表面に良く密着させた後、周辺型枠
2を合成樹脂シート4の周縁部とともに底型枠1の上に
固定ボルト3によってボルト止めして固定する。
【0019】この場合、周辺型枠2の外側にはみ出した
部分を引っ張りぎみにして相対する周辺型枠2を同時若
しくは相前後して固定することにより、合成樹脂シート
4を緊張させた状態に敷き込むことができ、よって、こ
の上にコンクリート5を打設、締め固め振動を与えて
も、合成樹脂シート4にたるみやしわが発生することが
ない。なお、周辺型枠2の内側面、すなわち、コンクリ
ート5の接する面には、コンクリートが剥離し易いよう
にビニールテープ6を接着しておくものとする。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、以下に記載するような効果を有する。
【0021】 製造型枠の底型枠の上に合成樹脂シー
トを敷設することにより、底型枠表面の平滑度が改善さ
れるため、コンクリート仕上がり面の緻密度の向上によ
り気泡が減少し、塗装下地としての性能が大幅にアップ
するとともに、限り無く金属表面に近い平滑度の高い大
型PC板を安価に成型することができる。
【0022】また、底型枠とコンクリートとが電気的に
完全に絶縁されるため、異種素材の接触による型枠など
の電触を防止することができる。さらに、市販の鋼製型
枠や木製型枠にも対応できるため、きわめて経済的であ
り、実用性がきわめて高い。 離型性に優れているため、コンクリート表面の剥離
欠陥を激減させることができ、また、合成樹脂シート類
は、幅広、長尺物を調達できるうえに、底型枠の表面へ
の追従性が良好なため、大型パネル及び曲面パネル(R
=1500程度)等の複雑な形状にも容易に対応でき、さら
に、敷き込み作業もきわめて簡単である。
【0023】 フッソ樹脂メタリック吹き付け塗装に
より、CRFC板素地の平滑度を保持したままのメタリ
ックな高品質感を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るPC板成型型枠の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1に示すPC板成型型枠の一部拡大図であ
る。
【符号の説明】
1…底型枠、2…周辺型枠、3…固定ボルト、4…合成
樹脂シート、5…コンクリート、6…ビニールテープ
(合成樹脂テープ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大河原 武文 東京都港区元赤坂1丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底型枠とこの底型枠の周辺部に着脱自在
    にボルト止めして取り付けられる周辺型枠とを備え、前
    記底型枠の表面に合成樹脂シートを張りつけてなること
    を特徴とするPC板成型型枠。
JP18106592A 1992-07-08 1992-07-08 Pc板成型型枠 Pending JPH0626194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18106592A JPH0626194A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 Pc板成型型枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18106592A JPH0626194A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 Pc板成型型枠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0626194A true JPH0626194A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16094183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18106592A Pending JPH0626194A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 Pc板成型型枠

Country Status (1)

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JP (1) JPH0626194A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095348A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Maeda Corp 損傷鉄筋の補強方法及び補強材
KR101445682B1 (ko) * 2012-06-07 2014-10-01 주식회사 한맥정공 측구 시공장치 및 측구 시공방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5770606A (en) * 1980-10-22 1982-05-01 Riyou Miyamoto Surface finishing method for concrete molding surface
JPS63317303A (ja) * 1987-06-22 1988-12-26 Sumitomo Cement Co Ltd 光沢表面を有するセメント系硬化体製品の製作方法

Patent Citations (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970401