JP2572474B2 - 建築用外装板 - Google Patents

建築用外装板

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JP2572474B2
JP2572474B2 JP2077970A JP7797090A JP2572474B2 JP 2572474 B2 JP2572474 B2 JP 2572474B2 JP 2077970 A JP2077970 A JP 2077970A JP 7797090 A JP7797090 A JP 7797090A JP 2572474 B2 JP2572474 B2 JP 2572474B2
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昭男 杉浦
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、建築物の外壁面に貼り付けて用いる外装
板に関するものである。なおここでいう外装板とは、例
えば曲面状の壁に追従して曲げることが可能な程度の柔
軟性を有するものを含み、剛性の板に限定されるもので
ない。
<従来の技術> 従来、建築物の外壁面に対する外装の方法には次のよ
うなものが存在する。
建築物の躯体の表面に、まず下地処理材を塗る。その
下地処理材が乾いた後、天然石の粒子を含む外装用塗材
をスプレーで吹付ける。そしてその外装用塗材が乾いた
ら外装処理作業が完了する。
しかしながら、従来の外装処理方法では、塗材の吹き
付け作業が天候に非常に左右される。また、塗材の吹付
けの際に塗材の一部が飛散するため、近隣に建物が存在
する場合等には吹付け部分の周辺にシートを被せて、塗
材の飛散を防止する必要がある。又、塗材の吹付け部分
に近接する部分(窓ガラス等)にもシートを被せて塗材
の付着を防止する必要がある。
また、外壁面に塗材を吹付ける際、いかに熱練者であ
ってもその吹付けにムラができたりする欠点がある。一
般的な外装吹付け作業において、作業者は一定の足場に
立ってそこから吹付け可能な高さ領域の吹付けを完了し
た後、1段低い(または高い)足場に移って次の高さの
領域の吹付けを行うのであるが、それらの各高さ領域の
境界が横方向のスジ目として目立ちやすい。特に各高さ
領域で高い部分は斜め上向きに吹付けが行われ、低い部
分は斜め下向きに吹付けが行われ、境界部分で吹付けの
角度が大きく異なるためムラができやすいのである。
これを解決するために、建築物に外装板を貼り付ける
方法が提案されている。この方法では、コンクリートパ
ネルに天然石粒子を含む外装用塗材をスプレーして外装
板を作成しておき、この外装板を建物に貼り付ける。
<発明が解決しようとする課題> この外装板によると、現場施工方式の問題点が大きく
改善されるものの、その外装板は重く、切断等の加工性
が悪く、又曲面状の壁には追従できないなどの課題が残
されている。
この課題を解決しようとして、外装用塗材のみをシー
ト状に展開して乾燥させることで外装板を作成する試み
がなされている。しかしながら良質な外観を与えるため
には天然石粒子の混入割合を高める必要があり、粒子の
混入割合を増加させると、得られる外装板がボロボロと
剥れ易くなるという問題が発生するために、天然石粒子
を多く含む外装板を作成する際には、塗材のみをシート
状に展開して乾燥させる方式が採用できず、前記したよ
うに、コンクリートパネルに粒子入り塗材をスプレーす
る方法しか実用化されていない。
本発明は、粒子を多量に分んでもなおボロボロと剥れ
ることがなく、しかもコンクリートパネルの欠点を有し
ない新規な外装板を提供しようとするものである。
<課題を解決するための手段> 本願発明は外装板に関するものであり、合成樹脂エマ
ルジョン系塗材を基材とする塗材がシート状に展開され
た状態で乾燥されており、その乾燥されたシート体の内
部にメッシュ部材が埋設されて補強されており、その表
面が合成樹脂エマルジョン系塗材と岩石粒子等の装飾用
粒子との混合物で被覆されていることを特徴とする。
<作 用> 合成樹脂エマルジョン系塗材を基材とする塗材がシー
ト状に展開される場合、仮にメッシュ部材がないと、乾
燥したシート体はボロボロと剥れ易く実用に適さない。
ところが本発明によると、メッシュ部材が埋設されてい
るために、シート体がメッシュ部材で補強される。メッ
シュ部材でシート体が補強されると、得られるシート体
がボロボロと剥れることが防止され、実用に適した外装
板が得られる。
この外装板は、コンクリートパネル等の重量物を含ま
ず、軽量で加工性もよい。
<実施例> 製造方法の一実施例の説明に併せて、外装板の一実施
例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図に示すように、水平な上面を有する台1
の上に、ポリエチレンシート2を被せ、ポリエチレンの
平面を作る。その上に化学繊維,天然繊維,ガラス繊維
等からなる可撓性を有するメッシュ部材3を載置する。
このメッシュ部材3の上面にアクリルエマルジョン系の
下地用塗材4をコテTで下方に押さえつけるように塗
る。すると、第1図に示すようにその塗材4がメッシュ
部材3の網目間およびメッシュ部材3の裏側(ポリエチ
レンシートとメッシュ部材との間)にも入り込み、メッ
シュ部材3がその塗材中に隠れた状態になる。そして、
この塗材4を乾燥させると、メッシュ部材3を内部に包
含した状態で形成されたアクリルエマルジョン系の下地
用塗材4を基材とする下地シート層5(第2図)ができ
る。
次に、第2図に示すようにこの下地シート層5の一端
を手で持ち、ほぼ上方に引き上げるようにして、下地シ
ート層5をポリエチレンシート2から剥離させる。この
際、アクリルエマルジョン系の塗材4は乾燥してもポリ
エチレンシート2に接着しないことから、この下地シー
ト層5は簡単にポリエチレンシート2から剥離すること
ができる。
次に、第3図のようにこの下地シート層5の片面に外
装用塗材をスプレーで吹き付ける。この外装用塗材は花
崗岩の粒子が混合されているアクリルエマジョン系樹脂
の塗材である。これが乾燥すると外装壁面層6が形成さ
れ、外装板としての模造石壁板7が完成する。この模造
石壁板7は、粒子を多量に混入しても、メッシュ部材で
補強されていて、ボロボロと剥れることがない。
この模造石壁板7は例えば次のように用いることがで
きる。
模造石壁板を、実際の天然の石壁を造る際に用いられ
る石材の幅,高さの寸法に切断し、それらを建築物の外
壁面に整列させて貼り付ける。その際、メッシュ部材3
が可撓性あるものであることから、この模造石壁板片7
も可撓性があり、曲面状の外壁面にも貼り付けることが
できる。これにより、天然の花崗岩からなる石壁のよう
な外観を得ることができる。
本実施例では、下地シート層5をポリエチレンシート
2から剥離させた後に外装用塗材を吹き付けているが、
その両工程の順序は逆にしてもよい。
また、下地用シート層5を作る際、メッシュ部材3の
一方の面に下地用塗材4を塗布した後、それを裏返して
その裏面に下地用塗材4を塗布してもよい。
また、模造石壁板7を後に切断することなく、最初か
ら、天然の石壁を造る際に用いられる石材の幅,高さの
寸法のメッシュ部材を用いて製造してもよい。
また、外装用塗材6には、花崗岩の粒子に限らず、大
谷石の粒子、大理石の粒子、またはその他合成樹脂等の
装飾用の粒子が混合されていてもよい。
また、下地用塗材,外装用塗材ともその基材はアクリ
ルエマルジョン系の塗材に限らず、エポキシエマルジョ
ン系の塗材等種々のものを使用することができる。
また、外装用塗装材は、吹き付けではなくコテ等で塗
布してもよい。
また、メッシュ部材3は必ずしも可撓性あるものであ
る必要ではなく、平面状の外壁面専用のものであれば、
可撓性のないもの、例えば太いステンレスの針金からな
るもの等でもよい。
また、外装板を製造する際にメッシュ部材を載置する
合成樹脂シートはポリエチレンのものに限らず、乾燥後
の外装用塗材が剥離できるものであれば他の材料からな
るシートでもよい。
その他、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態
様で本発明を実施できることは勿論である。
<発明の効果> 本発明に係る外装板によれば、これを建築物の外壁面
に接着剤で貼り付けることにより簡単に外装を施すこと
ができる。
また、この外装板の製造は外装を施す建築物の外壁か
ら離れた工場内で、天候に左右されることなく行うこと
ができる。したがって、外壁面形成の作業の相当の部分
は天候に左右されないで行い得ることとなる。
また、外装作業の際に近隣に塗剤が飛散,付着するこ
とを防止するシートを外装を施す部分の周辺部分に設け
る必要もない。また、外壁面に向かって外装用塗材を直
接吹き付ける場合のようなムラができず、仕上がり状態
もよい。
また、本外装板の心材がメッシュ部材であり、コンク
リートパネル等の重量物を含まないために、軽量であ
り、しかも粒子を多量に含んでもボロボロと剥れること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は外装板たる模造石壁板を製造する各工
程を示す正面図(一部断面)であって、第1図はメッシ
ュ部材3に下地用塗剤4を塗布する工程を、第2図は下
地シート層5をポリエチレンシートから剥離させる工程
を、第3図は下地シート層5に外装用塗材6を吹き付け
た工程をそれぞれ示す図である。 2……ポリエチレンシート 3……メッシュ部材 4……下地用塗材 5……下地シート層 6……外装壁面層 7……模造石壁板(外装板)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の外壁面に貼り着けられる外装板で
    あって、合成樹脂エマルジョン系塗材を基材とする塗材
    がシート状に展開された状態で乾燥されており、その乾
    燥されたシート体の内部にメッシュ部材が埋設されて補
    強されており、その表面が合成樹脂エマルジョン系塗材
    と岩石粒子等の装飾用粒子との混合物で被覆されている
    ことを特徴とする建築用外装板。
JP2077970A 1990-03-27 1990-03-27 建築用外装板 Expired - Lifetime JP2572474B2 (ja)

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JP2077970A JP2572474B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 建築用外装板

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JP2077970A JP2572474B2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 建築用外装板

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JPH03279561A JPH03279561A (ja) 1991-12-10
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Family Cites Families (5)

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JPS5727177A (en) * 1980-07-25 1982-02-13 Yamamoto Yogyo Kako Kk Method for finishing ornamental wall representing pattern of natural stone
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