JPH02299833A - ストーンペーパおよびその製造方法 - Google Patents

ストーンペーパおよびその製造方法

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JPH02299833A
JPH02299833A JP12037389A JP12037389A JPH02299833A JP H02299833 A JPH02299833 A JP H02299833A JP 12037389 A JP12037389 A JP 12037389A JP 12037389 A JP12037389 A JP 12037389A JP H02299833 A JPH02299833 A JP H02299833A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、壁材、床材の化粧として簡単に施工できるス
トーンペーパおよびその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 建築物の外観を美装し、また防水性を高めために、建築
物の内壁、外壁または床面に種々の美装を施すのが一般
的である。
その−例として、従来建築現場での内壁、外壁や床面の
施工にあたっては、熟練した作業者が、現場でモルタル
等を塗った後仕上げ加工したり塗料で塗装しなり又タイ
ルを貼ったりするが、大規模な建築物であれば予じめ工
場で内外装の仕上げをしたパネルを内外壁等に施工して
いた。
(発明が解決しようとする課題) モルタル等で外壁、内壁や床面を施工するときは、外壁
等を現場で洗い出しや研磨等の手段により仕上げをする
必要があり、この仕上げ加工のために熟練した作業者を
必要とするとともに、外装を希望通りの色や模様にする
ことは難しい問題があった。また、加工の性質上、雨天
の日は加工ができず、天候により左右される問題もあっ
た。
さらに予じめパネルを工場で仕上げた後、このパネルを
現場へ搬入して外壁等を施工するときは、上述した問題
はなくなるものの、工場から現場へ運搬する際や現場で
の施工の際、仕上げた外表面に傷やよごれがつきやすい
問題があった。
本発明の目的は上述した課題を解消して、施工が簡単で
しかも運搬中又は施工中に傷やよごれがつきにくいスト
ーンペーパおよびその製造方法を提供しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 本発明のストーンペーパは、樹脂製のフィルムと、この
フィルム上に形成した無機質の骨材とバインダよりなる
表面層と、この表面層上に設けたセラミック被覆層とか
らなることを特徴とするものである。
また、本発明のストーンペーパの製造方法は、樹脂製の
フィルム上にバインダを塗布し、塗布したバインダが硬
化する前に、バインダ上に無機質の骨材を散布して表面
層を形成し、この表面層上にセラミック塗料を塗布して
セラミック被覆層を形成した後乾燥することを特徴とす
るものである。
(作 用) 上述した構成の本発明のストーンペーパをセラミック被
覆層上からモルタル等で固定してパネルを構成すれば、
樹脂製のフィルムが運搬、施工中に保護層の役目を果た
し、しかもパネルとして外壁、内壁、床面に施工した後
は単に樹脂製のフィルムをはがすことにより所望の無機
質の骨材からなる表面層を構成することができるため、
運1殿、施工中の傷やよごれ等を防止できるとともに、
天候に左右されることなく熟練者でなくとも簡単に壁面
の施工が可能となる。
また、本発明のストーンペーパ自体は可撓性を有してい
るため、モルタル等で裏打ちしてパネルを形成する前は
取扱い性が良好である。
上述した本発明のストーンベーパを作製するにあたって
は、バインダ上に無機質の骨材を散布して表面層を形成
しているため、使用する骨材の色、粒度等を選択するこ
とにより樹脂製のフィルム面に無機質の骨材が緻密に密
着して所望の色および模様の表面層を構成することがで
きる。
なお、骨材の散布にあたっては、骨材の粒度を例えば大
、中、小の3種類とし、粒度の大きいものから順にバイ
ンダ上へ散布して表面層を形成すると、フィルムをはが
したあとの表面層がより緻密ですき間なくできるため好
ましい。
本発明のストーンベーパを構成する樹脂製のフィルムと
しては、従来から市販されている種々のものが使用でき
るが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ
エステル等からなるフィルムを使用すると好ましく、そ
の中でもポリプロピレン類のフィルムの使用が最も好ま
しい。
さらに、その厚みは0.1〜1.0mmであると好まし
い。
また、使用するバインダとしては、1液性のアクリル系
エマルジョン樹脂が好適に使用できるが、フィルムをは
がしたあとの表面を例えば大理石模様等の複雑な模様に
する際は、2液性のエポキシチオール系またはエポキシ
アミン系の樹脂、ウレタンゴム、フッ素樹脂等を使用し
、いずれの場合もその使用量を100〜500 g/m
”、好ましくは200〜300 g7m2とすると好適
である。また、バインダの粘度はいずれの場合も500
〜5000cps 、好ましくは3000〜3500c
psであると好適である。
さらに、無機質の骨材としては、天然石を粉砕したもの
、鉱砕、陶磁器砕粒等の種々のものが使用できるが、粒
度を1〜10mmとし、上述したように粒度の大きい種
類から3〜4段階に散布し表面の骨材の密度を上げて使
用すると好ましい。なお、着色用の顔料等は施工後の色
落ちの原因となるので、着色したい場合でも骨材自身の
色を使用する必要がある。
さらにまた、セラミック被覆層を形成する材料としては
、本出願人が特開昭62−116670号公報で開示し
た無機質塗料を使用すると好ましい。
(実施例) 第1図(a)〜(e)は本発明のストーンベーパの製造
方法の一実施例を工程順に示す図である。まず、第1図
(a)に示すように、所定の厚さの樹脂製フィルム1上
に、使用する骨材に応じた所定の粒度および種類のバイ
ンダ2を塗布する。次に、第1図(b)〜(d)に示す
ように、バインダ2が硬化する前に、バインダ2上に所
定の無機質の骨材3−1〜3−3を塗布する。
すなわち、本実施例では、使用する無機質の骨材3−1
〜3−3の粒度を例えば平均粒径が4mm、3mm、2
正の大、中、小の3種類としたものを準備し、まず第1
図(b)に示すように、バインダ2が硬化する前に粒度
の大きい骨材3−1を散布する。
次に、第1図(c)に示すように、粒度の中程度の骨材
3−2を散布した後、最後に第1図(d)に示すように
粒度の小さい骨材3−3を散布して、表面層4を形成し
ている。そのため、大、中、小の粒度の骨材を同時に散
布した際、粒度の小さい骨材から沈澱して粗粒の骨材が
表面すなわちフィルムと接触する面に存在しなくなる欠
点を解消し、表面に大、中、小の粒度を有する骨材が表
われて、緻密で耐候性に冨み無機質の骨材が表面に表わ
れ得る表面層を形成することができる。
このようにして、無機質の骨材3−1〜3−3をバイン
ダ2上に散布して表面層4を形成した後、第1図(e)
に示すように、無機質塗料からなるセラミック被覆層5
を設けて乾燥することにより、本、発明の可撓性を有す
るストーンベーパ6を得ることができる。
なお、本発明のストーンベーパを実際に使用する際は、
ストーンベーパを適当な大きさに切断して、このストー
ンベーパのセラミック被覆層上面にモルタル、コンクリ
ート、レジン、アスベスト等を補強材として設けてパネ
ルを形成して、壁面や床面として施工している。
以下、実際の例について説明する。
1施■ 400 mX250 mmで厚さ0.5mmのポリプロ
ピレン製の成型フィルムを準備し、このフィルム上に粘
度を3200cpsに調整したl液性のアクリル系エマ
ジョン樹脂を300g/m”の割合で塗布した。次に、
無機質の骨材として、平均粒径が5飾および3IIlf
flの御影石A、Bと平均粒径がIIIIIlのセラサ
ンドとを準備した。そして、アクリル系エマルジョン樹
脂が硬化する前に、まず御影石Aを500g/m2の割
合で散布し、次に御影石Bを同じ<500g/m”の割
合で散布し、最後にセラサンドを600g/m”の割合
で散布して表面層を形成した。その後、本出願人による
特開昭62−116670号公報で開示された無機質塗
料を1000g /rs2の割合で塗布しセラミック被
覆層を形成した後、60°Cの熱風中で20分乾燥して
、本発明のストーンベーパを得た。
得られたストーンベーパを利用して、工場でモルタルを
上記セラミック被覆層上で設けて従来と同様の手順で間
知ブロックを製造し、この間知ブロックを現場で施工し
た後樹脂製のフィルムをはがしたところ、表面が緻密な
御影石からなり耐候性もありしかも傷のない、従来品と
比べて優れるとも劣らない床面を得ることができた。
また、他の利用法として、得られたストーンベーパのセ
ラミック被覆層上にモルタルを設け、従来と同様に平板
製造機を使用して平板を作製し、この平板を利用して壁
面を構成したところ、同し〈従来品と比べて優るとも劣
らない壁面を得ることができた。
本発明は上述した実施例にのみ限定されるものではなく
、幾多の変形、変更が可能である。例えば、上述した例
ではセラミック被覆層として無機質塗料のみを使用した
が、この無機質塗料中に職域状の物質を混入させて、ス
トーンベーパの強度を高めることもできる。・また、無
機質の骨材の散布と同時にガラスピーズを混入させて表
面層を形成すれば、ライト等の受けた光により反射する
壁面を形成することもできる。さらに、樹脂製のフィル
ムは平面である必要はなく、所望の立体形状とすること
もできる。この際、フィルム面が立体であるため、バイ
ンダの粘度を高めてバインダが不均一にならないように
注意する必要がある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明のストーンペー
パおよびその製造方法によれば、樹脂製のフィルム上に
無機質の骨材よりなる表面層およびセラミック被覆層を
設けることにより、セラミンク被覆層上からモルタル等
で固定してパネルを構成すれば、樹脂製のフィルムが運
搬中、施工中に保護層の役目を果たし、しかもパネルと
して外壁、内壁、床面に施工した後は単に樹脂製のフィ
ルムをはがすだけで所望の蕪機質の骨材からなる表面層
を構成することができるため、運1般中の傷やよごれ等
を防止できるとともに、天候に左右されることなく熟練
者でな(とも簡単に壁面を構成することができる。また
、大量生産が可能であるため、本発明のストーンペーパ
を使用してパネルを形成すれば、従来のパネルよりも低
価格となるとともに、施工にあたって熟練者が必要なく
なるため、人件費も削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明のストーンペーパの製造
方法の一実施例を工程順に示す図である。 ■・・・樹脂製フィルム 2・・・バインダ3−1〜3
−3・・・骨材  4・・・表面層5・・・セラミック
被覆層 6・・・ストーンペーパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.樹脂製のフィルムと、このフィルム上に形成した無
    機質の骨材とバインダよりなる表面層と、この表面層上
    に設けたセラミック被覆層とからなることを特徴とする
    ストーンペーパ。
  2. 2.樹脂製のフィルム上にバインダを塗布し、塗布した
    バインダが硬化する前に、バインダ上に無機質の骨材を
    散布して表面層を形成し、この表面層上にセラミック塗
    料を塗布してセラミック被覆層を形成した後乾燥するこ
    とを特徴とするストーンペーパの製造方法。
  3. 3.前記バインダ上への無機物の骨材の散布を、粒度の
    大きい骨材から順に複数回に分けて実施する請求項2記
    載のストーンペーパの製造方法。
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