JPH0612920Y2 - 彩小粒石積層柔軟シート - Google Patents

彩小粒石積層柔軟シート

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JPH0612920Y2
JPH0612920Y2 JP11600689U JP11600689U JPH0612920Y2 JP H0612920 Y2 JPH0612920 Y2 JP H0612920Y2 JP 11600689 U JP11600689 U JP 11600689U JP 11600689 U JP11600689 U JP 11600689U JP H0612920 Y2 JPH0612920 Y2 JP H0612920Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、接着剤を用いて又は単に敷くことにより石調
シートとして床・壁に敷設可能な彩小粒石積層柔軟シー
トに関する。
(従来の技術) 従来の建築工事における床・壁の石調仕上げの現場塗り
については、建築工事標準仕様書(JASS)15「左
官工事」によっても公知の如く、石調仕上げ材の中に混
合される骨材としての天然石砂或いはこれらの砕石砂
と、前記骨材としての石砂を結合させる結合接着剤とを
材料として、現場において左官工事における湿式工法に
よってなされている。この場合、仕上げ塗り後において
或る時間が経過すると結合接着剤が乾燥し、床・壁の石
調仕上げ塗り面の硬度が増して高くなる。この様な湿式
工法を用いての左官工事による現場塗りは、作業の性格
上、現場が汚れる上に、結合接着剤の乾燥等で仕上げま
でに長期間の工期を要し、床・壁の石調仕上げ面が不要
になった際に撤去しようとしても簡単には撤去出来ない
という点が指摘されている。
又、JASS9「張り石工事」によっても公知の如く、
床・壁の石調仕上げは、テラゾブロックやテラゾタイル
を用いて敷設するやり方もなされている。これは大理石
の砕石等を骨材とし、セメントを結合接着剤として用い
て、所定の寸法の石砂状成型板材を工場で製作し、床・
壁の石調仕上げ現場へ製品として搬入して敷設するもの
である。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記の様な床・壁の石調仕上げ材であるテラ
ゾブロックやテラゾタイル等の石砂状成型板材を工場で
製作し、仕上げ現場へ製品として搬入して敷設するやり
方において、前記石砂状成型板材は硬度が高いため、こ
れを用いて仕上げ現場の形状に合わせて施工をするに
は、石砂状成型板材を仕上げ現場に搬入後、仕上げ現場
の形状に合わせて切断、研磨加工して施工するか、又
は、予め仕上げ現場の形状に合わせて型枠を製作し、前
記型枠を用いて石砂状成型板材を製作し、この石砂状成
型板材を用いて施工することになり、これには高度な施
工技術と長期間の工期とを要し、又施工費用が高くつく
という問題があった。
そこで、本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、製
品として搬入して敷設が可能であると共に、高度な施工
技術を身につけた熟練作業者でなくとも仕上げ現場の状
況に合わせて切断等の加工が簡単に出来、且つ、床・壁
の石調仕上げ材として色彩も選択可能な床・壁用の彩小
粒石積層柔軟シートを提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、上記の課題を解決するために、粘着シート上
に小粒天然着色石を積層付着させ、前記粘着シートと前
記小粒天然着色石との各隙間に、弾性型透明樹脂を付着
浸漬させた彩小粒石積層柔軟シートとしたものである。
(作用) 上述の様な構成であれば、製品として彩小粒石積層柔軟
シートを石調仕上げ現場に搬入して敷設が可能となる。
又、石調仕上げ現場の曲り形状に対応して前記彩小粒石
積層柔軟シートを切断加工をする場合は、切断用刃物を
用いて小粒天然着色石間の弾性型透明樹脂の部分を切断
することにより、高度な施工技術を身につけた熟練作業
者でなくとも切断加工が可能である。更に、彩小粒石積
層柔軟シートの色彩は、弾性型透明樹脂が透明なため、
小粒天然着色石の色彩を選択することによって自由に替
えることが可能である。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を第1図、第2図を参照して
説明する。
第1図に示す彩小粒石積層柔軟シートとしての砂利積層
樹脂成型シート1は、粘着シートとしての粘着材が塗布
された麻の織り地2に、小粒天然着色石としての砂利3
が積層付着され、前記麻の織り地2と前記砂利3との各
隙間には弾性型透明樹脂としてのアクリル樹脂4が付着
浸漬されて構成されている。
前記粘着シートとしての粘着材が塗布された麻の織り地
2は、天然麻を網目状に織り、この一方の表面に15000C
PSの粘度を有する熱可遡性樹脂であるアクリルゴムエマ
ルジョン樹脂が粘着剤として塗布されたものからなって
いる。この麻の織り地2の厚みは1.0〜1.2mmで、
幅と長さは用途により所定の大きさを持たせている。
前記麻の織り地2の表面には、例えば粒度が1.0〜
3.0mm程度の大きさに研磨、選別された砂利3が、
2.5〜3.5mmの厚みに積層付着されている。この砂
利3は、川、山、海等から採石された小粒の砂利であ
り、着色されずにそのままの状態か、又は選択された任
意の色彩に着色されたものである。この小粒天然着色石
は、上記の場所から採取される砂でもよく、大理石等の
砕石でもよい。
そして、前記麻の織り地2と前記砂利3との各隙間には
アクリル樹脂4が付着浸漬されている。前記アクリル樹
脂4は、例えば、粘接着剤であるアクリルポリオール樹
脂を主剤とし、イソシアネートプレポリマーを硬化剤と
し、前記主剤と硬化剤とを15対3の割合に配合し硬化
させたものである。前記アクリル樹脂4は、砂利3が麻
の織り地2上に成す厚みより更に0.1〜0.2mm程度
厚くなるように、砂利3の各隙間に付着浸漬されてい
る。これにより砂利積層樹脂成型シート1は、全体とし
て3.6〜4.9mmの厚みに構成されている。
上記構成からなる砂利積層樹脂成型シート1において、
前記アクリル樹脂4によって結合されている砂利3は、
アクリル樹脂4が無色透明であるため、第1図に示す様
に砂利積層樹脂成型シート1の表面から完全にその姿を
とらえることが出来る。これにより前記砂利積層樹脂成
型シート1は石調仕上げ材として用いられることが可能
である。又、砂利3を自由に選択した色彩に着色するこ
とによって床・壁の仕上げ面の色彩を選択することも可
能である。
前記砂利積層樹脂成型シート1を構成する前記アクリル
樹脂4は、防水性、耐候性に優れているため床・壁の石
調仕上げ材として使用が可能である。又、その物理的性
質として伸び(2〜10%)及び弾性(弾性係数:2.1
〜3.5×10-4kgf/cm2)を有しているため、前記砂利
積層樹脂成型シート1は柔軟性に富み、これにより石調
仕上げの床・壁の下地の不陸にも対応して敷設可能であ
る。
上記の砂利積層樹脂成型シート1を用いて床・壁の石調
仕上げを行なう場合は、床・壁の仕上げ現場へ砂利積層
樹脂成型シート1を搬入し、仕上げ現場の曲面、出入す
み等の形状に合わせて切断し、切断後は接着剤を用いて
又は単に敷くことにより砂利積層樹脂成型シート1を敷
設する。この砂利積層樹脂成型シート1の切断は、砂利
3を結合しているアクリル樹脂4の部分を工業用たちハ
サミ等を使用して切断することによって簡単に切断出来
る。
上記の様に、シート状に加工成型した砂利積層樹脂成型
シート1を用いることにより、高度な施工技術を身につ
けた熟練作業者でなくとも、床・壁の仕上げ現場の状況
に合わせて切断等の加工が簡単に出来、且つ、床・壁の
石調仕上げ材として色彩も自由に選択可能である。
[考案の効果] 以上詳述した本考案の弾性型透明樹脂と骨材として小粒
天然着色石を用いた彩小粒石積層柔軟シートによれば、
成型シートとして搬入して敷設が可能であるため仕上げ
作業の短縮が図れると共に、材料の手配作業においても
繁雑さがなくなり、又、床・壁の仕上げ現場の状況に合
わせて加工が簡単に出来るため、長年経験を積み重ねた
熟練作業者でなければ出来ないという問題も無くなる。
又、床壁の石砂状仕上げ面が不要になった際には簡単に
撤去が可能であり、更に、彩小粒石積層柔軟シートの色
彩も弾性型透明樹脂が透明なため、小粒天然着色石の色
彩を選択することによって自由に替えることが可能であ
る。
更に、費用の面からも施工上の面からも限定されて狭め
られていた床・壁の石調仕上げ面としての利用範囲が、
これらによって広がり多方面で利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての彩小粒石積層柔軟シ
ートの平面図、第2図は第1図のA−A′における拡大
断面図である。 1…砂利積層樹脂成型シート、 2…麻の織り地、3…砂利、 4…アクリル樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着シート上に小粒天然着色石を積層付着
    させ、前記粘着シートと前記小粒天然着色石との各隙間
    に、弾性型透明樹脂を付着浸漬させた彩小粒石積層柔軟
    シート。
JP11600689U 1989-10-02 1989-10-02 彩小粒石積層柔軟シート Expired - Lifetime JPH0612920Y2 (ja)

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JP11600689U JPH0612920Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 彩小粒石積層柔軟シート

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JPH0364734U JPH0364734U (ja) 1991-06-24
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JP5696267B2 (ja) * 2010-06-18 2015-04-08 治郎 杉本 テラゾの製造方法
JP3211467U (ja) * 2017-05-02 2017-07-13 グローバルストーンマテリアル株式会社 壁パネル

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