JP3042204U - 発泡スチロール材の表面の被覆構造 - Google Patents
発泡スチロール材の表面の被覆構造Info
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- JP3042204U JP3042204U JP1996012870U JP1287096U JP3042204U JP 3042204 U JP3042204 U JP 3042204U JP 1996012870 U JP1996012870 U JP 1996012870U JP 1287096 U JP1287096 U JP 1287096U JP 3042204 U JP3042204 U JP 3042204U
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- JP
- Japan
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- glass fiber
- base material
- fiber mesh
- coating layer
- styrofoam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発泡スチロール材の表面に、下地剤を塗布す
ることで、軽量で且つ施工の簡単な装飾物等に好適な材
料を実現する。 【解決手段】 発泡スチロール材1の表面をファイバー
グラスメッシュ3で覆い前記ファイバーグラスメッシュ
3上にアクリルとこのアクリルに対し10〜20重量%
のセメントを混入して攪拌した下地材4を塗布又は吹き
付け乾燥させ固化せしめたことを特徴とする。
ることで、軽量で且つ施工の簡単な装飾物等に好適な材
料を実現する。 【解決手段】 発泡スチロール材1の表面をファイバー
グラスメッシュ3で覆い前記ファイバーグラスメッシュ
3上にアクリルとこのアクリルに対し10〜20重量%
のセメントを混入して攪拌した下地材4を塗布又は吹き
付け乾燥させ固化せしめたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、発泡スチロール材の表面の被覆構造に関する。
【0002】
従来より、例えば、バルコニー等の支柱上部や梁の装飾のための装飾物は型を 作成し、この型に石こうを流し込んで所定の形に成型すると共に、この石こうを 所定の位置に取り付けていた。 しかし、上記した従来の方法は、型を作るためにコスト高になると共に、施工 期間も長くなり、又、重量が大であるため、取り付けに多くの人手と手間が必要 であるという欠点があった。
【0003】
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、発泡スチロール材の表面をグラスファイバーメッシュと下地剤とでコーティン グし、下地剤により所定の強度をもたせるようにすると共にグラスファイバーメ ッシュを用いることにより柔軟性を持つようにして、クラック等生じないように した軽くて所定の強度を有する新規の発泡スチロール材の表面の被覆構造を提供 するものである。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案の発泡スチロール材の表面の被覆構造は、発 泡スチロール材の表面をグラスファイバーメッシュで覆うと共に、前記グラスフ ァイバーメッシュ上にアクリルとこのアクリルに対し10〜20重量%のセメン トを混入して攪拌した下地材を塗布又は吹き付け乾燥させ固化せしめコーティン グ層で被覆したことを特徴とする。
【0005】 又、前記固化させたコーティング層上に、更に、グラスファイバーメッシュと 下地材とからなるコーティング層を少なくとも一層以上形成したことを特徴とす る。
【0006】
図1乃至図5は本考案の発泡スチロール材の表面の被覆構造を説明する図であ る。 図において、1は、例えば、熱線を用いて所定の形状に切断し形成した発泡ス チロール材からなるベース材であり、このベース材1の表面2には、グラスファ イバーをメッシュ状にしたグラスファイバーメッシュ3が置かれ、更に、ベース 材1とグラスファイバーメッシュ3上に下地剤4が、コテ塗り、又は、吹き付け により塗布される。 上記下地剤4は液状のアクリル樹脂に粉状のセメントを10〜20重量%混入 して攪拌したものである。 なお、必要に応じこれに砂を混入させてもよい。
【0007】 さて、この状態で約1昼夜程度放置し、下地剤4を乾燥させると、下地剤4は 固化し、コーティング層5が形成される。この状態では、下地剤4が、固化する ことによりコーティング層5は堅く、強度を有している。 更に、グラスファイバーメッシュ3の作用により、柔軟性を有し、従って、例 えば、板状の発泡スチロール材を曲げてもクラックは発生しない。 この上に装飾仕上げ剤6を塗布又は吹き付けて、所定の装飾物が形成される。
【0008】 なお更に、強度を増す必要が有る場合には、図4に示すようにコーティング層 5の上に更にグラスファイバーメッシュ3と下地剤4からなるコーティング層7 を設けるとよい。 勿論、コーティング層は2〜3層と多層にしてもよい。
【0009】 図5は実際にビルの外壁のデコレーションに本考案を適用した例を示す図であ る。 図5のデコレーション11は発泡スチロール材を直方体に形成し、側面12と 正面13を本考案の被覆構造を用いてコーティングしたものであり、外壁8に設 けられた出入口14を囲むようにデコレーション11が外壁8に接着剤を用いて 取り付けられている。
【0010】 上記説明では、建築物の外壁の装飾(デコレーション)を例に説明したが、軽 く、又、所定の形を容易に、しかも、安価に短時間で作ることができることから 、例えば、演劇の舞台やテレビスタジオで短時間使用する背景を構成するものや 、その他の飾り物、置物等に広く適用することができる。 又、置物等の表面形状が複雑な場合には、グラスファイバーメッシュ3を使用 しない方がよい場合もあるが、このようにしても特に支障がない。
【0011】
本考案に係る発泡スチロール材の表面の被覆構造によれば、上述のように構成 したので、以下のような効果を奏する。 (1) 下地剤は乾燥するとモルタルと同様な強度を有するから、軽くて、強度を 有する材料になる。 しかも、グラスファイバーメッシュを用いることにより、柔軟性もあるため、 クラックも発生しにくい。
【0012】 (2) 内部は発泡スチロール材のため軽く、搬入、施工作業が容易であり、従っ て作業能率も向上する。 (3) 切断も容易であるため、現場合わせが極めて容易である。
【図1】所定の形状に切断した発泡スチロール材の斜視
図である。
図である。
【図2】メッシュを貼りつけている状態を示す図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本考案の他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本考案の他の実施の形態を示す斜視図である。
1 ベース材 2 表面 3 グラスファイバーメッシュ 4 下地剤 5,7 コーティング層 8 外壁 11 デコレーション 14 出入口
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡スチロール材の表面をグラスファイ
バーメッシュで覆うと共に、前記グラスファイバーメッ
シュ上にアクリルとこのアクリルに対し10〜20重量
%のセメントを混入して攪拌した下地材を塗布又は吹き
付け乾燥させ固化せしめコーティング層で被覆したこと
を特徴とする発泡スチロール材の表面の被覆構造。 - 【請求項2】 前記固化させたコーティング層上に、更
に、グラスファイバーメッシュと下地材とからなるコー
ティング層を少なくとも一層以上形成したことを特徴と
する請求項1記載の発泡スチロール材の表面の被覆構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012870U JP3042204U (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 発泡スチロール材の表面の被覆構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996012870U JP3042204U (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 発泡スチロール材の表面の被覆構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3042204U true JP3042204U (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=43176708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996012870U Expired - Lifetime JP3042204U (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 発泡スチロール材の表面の被覆構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042204U (ja) |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP1996012870U patent/JP3042204U/ja not_active Expired - Lifetime
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