JPH0626113A - コンクリート構造物用止水板 - Google Patents
コンクリート構造物用止水板Info
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Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 コンクリート構造物の打設継ぎ目に介在させ
る合成樹脂製の止水板であって、この止水板の表裏両面
に形成されるエンボス凹凸面の表面に親水性被膜層を設
けて、エンボス凹凸面に対するセメントミルクの付着絡
合性を良好にすることを目的とする。 〔構成〕 ポリエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹脂と
からなる樹脂原料に界面活性剤を混入させた成形原料
を、押し出し成形機によって成形することにより、樹脂
板の表裏両面に溶融樹脂の流動性の違いに基づいた一次
加工的手段によるエンボス凹凸面を有し、このエンボス
凹凸面の表面にはセメントミルクの付着絡合を促進する
ための親水性被膜層を有していることを特徴とする。
る合成樹脂製の止水板であって、この止水板の表裏両面
に形成されるエンボス凹凸面の表面に親水性被膜層を設
けて、エンボス凹凸面に対するセメントミルクの付着絡
合性を良好にすることを目的とする。 〔構成〕 ポリエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹脂と
からなる樹脂原料に界面活性剤を混入させた成形原料
を、押し出し成形機によって成形することにより、樹脂
板の表裏両面に溶融樹脂の流動性の違いに基づいた一次
加工的手段によるエンボス凹凸面を有し、このエンボス
凹凸面の表面にはセメントミルクの付着絡合を促進する
ための親水性被膜層を有していることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構造物の
打設継ぎ目に埋設するための止水板に関するものであ
る。
打設継ぎ目に埋設するための止水板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの打設に際しては、打設さ
れたコンクリートが成形後に温度、水分、圧力等の変化
に伴う内部応力により亀裂が発生することを防ぐため、
適当な間隔で継ぎ目を設けて、この継ぎ目に地下水、雨
水等の侵入を防ぐための止水板が設けられる。また、従
来よりこの止水板としては、金属、ゴム、塩化ビニル等
の素材によるものが用いられていた。
れたコンクリートが成形後に温度、水分、圧力等の変化
に伴う内部応力により亀裂が発生することを防ぐため、
適当な間隔で継ぎ目を設けて、この継ぎ目に地下水、雨
水等の侵入を防ぐための止水板が設けられる。また、従
来よりこの止水板としては、金属、ゴム、塩化ビニル等
の素材によるものが用いられていた。
【0003】上記のような素材からなる止水板のうち、
金属製の止水板は可撓性、伸縮性に欠けるため、打設後
におけるコンクリートの体積変化に対応できず、コンク
リートと止水板との間に隙間が生じやすいという問題を
有している。また、ゴム製の止水板は伸縮性を有する
が、時間の経過に伴って老化現象を生じて劣化し、止水
機能が失われるという問題を有している。
金属製の止水板は可撓性、伸縮性に欠けるため、打設後
におけるコンクリートの体積変化に対応できず、コンク
リートと止水板との間に隙間が生じやすいという問題を
有している。また、ゴム製の止水板は伸縮性を有する
が、時間の経過に伴って老化現象を生じて劣化し、止水
機能が失われるという問題を有している。
【0004】このような事情から従来では、塩化ビニ
ル、ABS樹脂などの合成樹脂製の止水板が広く用いら
れているが、この従来における合成樹脂製の止水板は、
可撓性及び伸縮性が良好であるとしても、コンクリート
或いはモルタルとの付着性が必ずしも適切であるとはい
えない面を有している。
ル、ABS樹脂などの合成樹脂製の止水板が広く用いら
れているが、この従来における合成樹脂製の止水板は、
可撓性及び伸縮性が良好であるとしても、コンクリート
或いはモルタルとの付着性が必ずしも適切であるとはい
えない面を有している。
【0005】コンクリートやモルタルとの付着性を向上
させる手段としては、例えば成形品の表面にエンボスロ
ールを用いて凹凸面を設けるというものが考えられる。
しかしながら、エンボスロールを用いて凹凸面を形成す
る場合には、二次的加工となるので製造が非能率である
と共に、成形品に引っ張り力が作用するために素材に割
れを生じやすいという問題を有している。そのため従来
では、樹脂板の表面に接着剤を吹きつけてこの接着剤に
硅砂を付着させ、この硅砂によって表面に凹凸面を設け
るようにした止水板が使用されている。
させる手段としては、例えば成形品の表面にエンボスロ
ールを用いて凹凸面を設けるというものが考えられる。
しかしながら、エンボスロールを用いて凹凸面を形成す
る場合には、二次的加工となるので製造が非能率である
と共に、成形品に引っ張り力が作用するために素材に割
れを生じやすいという問題を有している。そのため従来
では、樹脂板の表面に接着剤を吹きつけてこの接着剤に
硅砂を付着させ、この硅砂によって表面に凹凸面を設け
るようにした止水板が使用されている。
【0006】
【発明が解決すべき課題】上記のように従来の合成樹脂
製の止水板では、コンクリートとの付着性を得るため
に、表面に硅砂を付着させるような手段によって凹凸面
を形成しているが、このような止水板では、硅砂を付着
するための二次的加工手段を必要とすることになるの
で、能率やコストの面で問題が残ると共に、単に表面に
凹凸面を設けただけでは、素材としての合成樹脂が水を
はじく性質を有しているので、セメントミルクが凹凸面
の窪み内に適切に入り込むことができず、その意味で凹
凸面の作用を有効に活用することができないという問題
点を有している。
製の止水板では、コンクリートとの付着性を得るため
に、表面に硅砂を付着させるような手段によって凹凸面
を形成しているが、このような止水板では、硅砂を付着
するための二次的加工手段を必要とすることになるの
で、能率やコストの面で問題が残ると共に、単に表面に
凹凸面を設けただけでは、素材としての合成樹脂が水を
はじく性質を有しているので、セメントミルクが凹凸面
の窪み内に適切に入り込むことができず、その意味で凹
凸面の作用を有効に活用することができないという問題
点を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来における
上記のような止水板の問題点を解消し、表面の凹凸面を
二次的加工手段によらずに止水板の押し出し成形の段階
で能率的に成形できると共に、この凹凸面がセメントミ
ルクとの付着絡合を良好に行える要素を備えているよう
な止水板の提供を目的とするものである。
上記のような止水板の問題点を解消し、表面の凹凸面を
二次的加工手段によらずに止水板の押し出し成形の段階
で能率的に成形できると共に、この凹凸面がセメントミ
ルクとの付着絡合を良好に行える要素を備えているよう
な止水板の提供を目的とするものである。
【0008】本発明はそのための具体的手段として、ポ
リエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹脂との原料樹脂に
少量の界面活性剤を加えてなる成形原料を、加熱押し出
し成形により成形ダイから押し出すことにより、樹脂板
の表裏面に一次的加工手段によるエンボス凹凸面が形成
されていると共に、このエンボス凹凸面の表面に前記界
面活性剤による親水性被膜層が設けられていることを特
徴とするものである。
リエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹脂との原料樹脂に
少量の界面活性剤を加えてなる成形原料を、加熱押し出
し成形により成形ダイから押し出すことにより、樹脂板
の表裏面に一次的加工手段によるエンボス凹凸面が形成
されていると共に、このエンボス凹凸面の表面に前記界
面活性剤による親水性被膜層が設けられていることを特
徴とするものである。
【0009】本発明における止水板の成形原料は、ポリ
エチレン樹脂50乃至70%、架橋ポリエチレン樹脂3
0乃至40%、界面活性剤0.3乃至10%の配合割合
からなり、好ましくはポリエチレン樹脂67%、架橋ポ
リエチレン樹脂30%、界面活性剤0.3%程度のもの
が適している。
エチレン樹脂50乃至70%、架橋ポリエチレン樹脂3
0乃至40%、界面活性剤0.3乃至10%の配合割合
からなり、好ましくはポリエチレン樹脂67%、架橋ポ
リエチレン樹脂30%、界面活性剤0.3%程度のもの
が適している。
【0010】樹脂板の表裏面に形成されるエンボス凹凸
面は、ポリエチレン樹脂に対する架橋ポリエチレン樹脂
の配合比率が多いと、粗さが大きくなってセメントミル
クが凹凸面の窪み内に適切に入り込めず、その結果樹脂
板とコンクリートとの間に気泡が残留することになるの
で、架橋ポリエチレン樹脂の配合比率ポリエチレン樹脂
の半分以下に抑えて、粗さがあまり大きくならないよう
にした場合のほうが適している。
面は、ポリエチレン樹脂に対する架橋ポリエチレン樹脂
の配合比率が多いと、粗さが大きくなってセメントミル
クが凹凸面の窪み内に適切に入り込めず、その結果樹脂
板とコンクリートとの間に気泡が残留することになるの
で、架橋ポリエチレン樹脂の配合比率ポリエチレン樹脂
の半分以下に抑えて、粗さがあまり大きくならないよう
にした場合のほうが適している。
【0011】
【作用】本発明に係る止水板においては、エンボス凹凸
面の表面に成形原料中に混入された界面活性剤により親
水性被膜層が形成されるので、この親水性被膜層がセメ
ントミルクとの接触性を積極的に促進して、凹凸面に対
するセメントミルクの喰い込み絡合を的確に行うことが
でき、コンクリートとの確実な結合作用を発揮すること
ができる。
面の表面に成形原料中に混入された界面活性剤により親
水性被膜層が形成されるので、この親水性被膜層がセメ
ントミルクとの接触性を積極的に促進して、凹凸面に対
するセメントミルクの喰い込み絡合を的確に行うことが
でき、コンクリートとの確実な結合作用を発揮すること
ができる。
【0012】
【実施例】次に本発明に係る止水板の好ましい実施例を
図面により説明すると、図1に示すように、この合成樹
脂製止水板1は、表裏両面に多数のエンボス凹凸面2を
有すると共に、この凹凸面2の表面に親水性被膜層3が
形成されている。
図面により説明すると、図1に示すように、この合成樹
脂製止水板1は、表裏両面に多数のエンボス凹凸面2を
有すると共に、この凹凸面2の表面に親水性被膜層3が
形成されている。
【0013】この止水板1は、図2に示すように、コン
クリート構造物の継ぎ目部に配置される適宜の幅Wを有
するような製品として、図示外の押し出し成形機の成形
ダイから押し出されるが、長さ方向に対しては全体が波
形状となるように成形されると共に、両側縁4より内側
部の表裏面には、長さ方向に沿って夫々突条形リブ5が
全長にわたり連続して設けられるように形成されてい
る。
クリート構造物の継ぎ目部に配置される適宜の幅Wを有
するような製品として、図示外の押し出し成形機の成形
ダイから押し出されるが、長さ方向に対しては全体が波
形状となるように成形されると共に、両側縁4より内側
部の表裏面には、長さ方向に沿って夫々突条形リブ5が
全長にわたり連続して設けられるように形成されてい
る。
【0014】また、前記止水板1の成形原料としては、
ポリエチレン樹脂Aと架橋ポリエチレン樹脂Bと界面活
性剤Cとからなっており、これらの成形原料が前記押し
出し成形機によって、図2のような形状の製品として成
形される。
ポリエチレン樹脂Aと架橋ポリエチレン樹脂Bと界面活
性剤Cとからなっており、これらの成形原料が前記押し
出し成形機によって、図2のような形状の製品として成
形される。
【0015】止水板の表裏両面にエンボス凹凸面2を設
けるための手段としては、例えば特公平1−49100
公報に示される出願人の発明、エンボス表面を有する合
成樹脂押出成形品の製造方法が用いられる。
けるための手段としては、例えば特公平1−49100
公報に示される出願人の発明、エンボス表面を有する合
成樹脂押出成形品の製造方法が用いられる。
【0016】本発明の止水板を、前記の製造方法により
成形する場合には、成形原料の混合比率をポリエチレン
樹脂Aが63%、架橋ポリエチレン樹脂Bが30%、高
級脂肪酸エステル等の界面活性剤Cが0.3%とし、こ
の成形原料を押し出し成形機によって190°C程度の
加熱条件下で溶融加圧する。
成形する場合には、成形原料の混合比率をポリエチレン
樹脂Aが63%、架橋ポリエチレン樹脂Bが30%、高
級脂肪酸エステル等の界面活性剤Cが0.3%とし、こ
の成形原料を押し出し成形機によって190°C程度の
加熱条件下で溶融加圧する。
【0017】前記成形機において成形原料が加熱される
と、ポリエチレン樹脂Aがまず溶融して、未溶融の軟化
した架橋ポリエチレン樹脂Bの粒子表面を包み込み、こ
の架橋ポリエチレン樹脂Bが溶融したポリエチレン樹脂
Aの樹脂中に粒のまま混在する形となって成形機先端部
の成形ダイに送られ、所定の形状に成形される。
と、ポリエチレン樹脂Aがまず溶融して、未溶融の軟化
した架橋ポリエチレン樹脂Bの粒子表面を包み込み、こ
の架橋ポリエチレン樹脂Bが溶融したポリエチレン樹脂
Aの樹脂中に粒のまま混在する形となって成形機先端部
の成形ダイに送られ、所定の形状に成形される。
【0018】成形ダイの内部において、前記溶融樹脂
は、完全に溶融して流れやすい状態のポリエチレン樹脂
Aと、加熱されて軟化したが完全に溶融せずに流れにく
い状態の架橋ポリエチレン樹脂Bの樹脂が混在している
ので、前記成形ダイから外気中に押し出されたときに、
外気中では溶融樹脂が成形ダイの内部におけるような平
均的な押し出し圧力を受けにくい状態となる。
は、完全に溶融して流れやすい状態のポリエチレン樹脂
Aと、加熱されて軟化したが完全に溶融せずに流れにく
い状態の架橋ポリエチレン樹脂Bの樹脂が混在している
ので、前記成形ダイから外気中に押し出されたときに、
外気中では溶融樹脂が成形ダイの内部におけるような平
均的な押し出し圧力を受けにくい状態となる。
【0019】そのため成形ダイの出口から押し出される
前記溶融樹脂の断面においては、中央部分の樹脂が押し
出し力を受けて流出しやすい状態であるのに対し、前記
出口の内周面に接した外表面部分の樹脂は、未溶融の粒
状架橋ポリエチレン樹脂Bが出口内周面と接触しながら
押し出される際の摩擦抵抗を受けて流れにくい状態とな
る。そのため中央部分の樹脂と表面部分の樹脂は流動性
の違いにより表面部分の樹脂が出口からスムーズに押し
出されない状態となって、表面部分にザラついたエンボ
ス凹凸面が形成されるこことなる。
前記溶融樹脂の断面においては、中央部分の樹脂が押し
出し力を受けて流出しやすい状態であるのに対し、前記
出口の内周面に接した外表面部分の樹脂は、未溶融の粒
状架橋ポリエチレン樹脂Bが出口内周面と接触しながら
押し出される際の摩擦抵抗を受けて流れにくい状態とな
る。そのため中央部分の樹脂と表面部分の樹脂は流動性
の違いにより表面部分の樹脂が出口からスムーズに押し
出されない状態となって、表面部分にザラついたエンボ
ス凹凸面が形成されるこことなる。
【0020】一方、樹脂原料と共に混入された界面活性
剤Cは、攪拌により樹脂中によく混合され、樹脂が前記
の成形ダイから押し出された際に、前記エンボス凹凸面
の表面に染み出して親水性被膜層3を形成する。
剤Cは、攪拌により樹脂中によく混合され、樹脂が前記
の成形ダイから押し出された際に、前記エンボス凹凸面
の表面に染み出して親水性被膜層3を形成する。
【0021】前記の樹脂原料として、架橋ポリエチレン
樹脂Bの配合比率をポリエチレン樹脂Aに対して半分以
下に設定した場合は、エンボス凹凸面2の粗さを比較的
細かくすることができるので、凹凸面2にセメントミル
クが付着したときに、該セメントミルク中に含まれる気
泡が窪みの内部に残留することを防ぐことができ、これ
によってコンクリートが適切に付着絡合しやすい条件を
つくることができるので好ましい。
樹脂Bの配合比率をポリエチレン樹脂Aに対して半分以
下に設定した場合は、エンボス凹凸面2の粗さを比較的
細かくすることができるので、凹凸面2にセメントミル
クが付着したときに、該セメントミルク中に含まれる気
泡が窪みの内部に残留することを防ぐことができ、これ
によってコンクリートが適切に付着絡合しやすい条件を
つくることができるので好ましい。
【0022】また、エンボス凹凸面2の表面に形成され
る親水性被膜層3は、前記樹脂の表面張力を減少させる
ことになるので、セメントミルクとの接触時にこのセメ
ントミルクの水分を積極的に不揃いな凹凸面2の窪み内
に吸着させると共に、気泡を取り除くための役割をはた
すことになり、コンクリートと止水板表面との付着性を
より確実なものにする。
る親水性被膜層3は、前記樹脂の表面張力を減少させる
ことになるので、セメントミルクとの接触時にこのセメ
ントミルクの水分を積極的に不揃いな凹凸面2の窪み内
に吸着させると共に、気泡を取り除くための役割をはた
すことになり、コンクリートと止水板表面との付着性を
より確実なものにする。
【0023】
【効果】本発明に係る止水板は、上記のように溶融条件
の異なるポリエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹脂とを
用いて、押し出し成形時において製品の成形と同時に、
その製品の表裏両面に自動的にエンボス凹凸面を形成す
ることができるので、成形後に成形品の表面に凹凸面を
設けるような二次的加工手段を必要とすることがなく、
コンクリートに対して付着を良好にする凹凸面を能率よ
く形成することができる。またこの止水板は、比重の軽
いポリエチレン樹脂からなるため、製品として重さが他
の製品に較べて軽量であり、現場での取り扱い作業を容
易に行えるという効果を有する。
の異なるポリエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹脂とを
用いて、押し出し成形時において製品の成形と同時に、
その製品の表裏両面に自動的にエンボス凹凸面を形成す
ることができるので、成形後に成形品の表面に凹凸面を
設けるような二次的加工手段を必要とすることがなく、
コンクリートに対して付着を良好にする凹凸面を能率よ
く形成することができる。またこの止水板は、比重の軽
いポリエチレン樹脂からなるため、製品として重さが他
の製品に較べて軽量であり、現場での取り扱い作業を容
易に行えるという効果を有する。
【0024】また、この止水板では、単にコンクリート
との付着性を良好にする凹凸面だけを有するのではな
く、凹凸面の表面に親水性被膜層を有するので、この親
水性被膜層がセメントミルクの凹凸面窪み内への付着絡
合を効果的に促進することができ、止水板とコンクリー
トとの密着性を確実なものにすることができる。
との付着性を良好にする凹凸面だけを有するのではな
く、凹凸面の表面に親水性被膜層を有するので、この親
水性被膜層がセメントミルクの凹凸面窪み内への付着絡
合を効果的に促進することができ、止水板とコンクリー
トとの密着性を確実なものにすることができる。
【0025】なお、この止水板には、親水性の素材が含
浸されているが、この親水性素材は止水板の表面に露呈
した部分がセメントミルクとの付着性を良好にするだけ
であって、止水板内部にまで水分を吸入させるものでは
なく、止水板の内部断面はポリエチレン樹脂により水を
通さないという止水板本来の機能を維持することができ
る。
浸されているが、この親水性素材は止水板の表面に露呈
した部分がセメントミルクとの付着性を良好にするだけ
であって、止水板内部にまで水分を吸入させるものでは
なく、止水板の内部断面はポリエチレン樹脂により水を
通さないという止水板本来の機能を維持することができ
る。
【図1】本発明に係る止水板の基本的形状を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図2】本発明に係る止水板の具体的実施例を示す斜視
図である。
図である。
【符号の説明】 1 止水板 2 エンボス凹凸面 3 親水性被膜層 5 リブ A ポリエチレン樹脂 B 架橋ポリエチレン樹脂 C 界面活性剤
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエチレン樹脂と架橋ポリエチレン樹
脂との原料樹脂に少量の界面活性剤を加えてなる成形原
料を、加熱押し出し成形により成形ダイから押し出すこ
とにより、樹脂板の表裏面に一次的加工手段によるエン
ボス凹凸面が形成されていると共に、このエンボス凹凸
面の表面に前記界面活性剤による親水性被膜層が設けら
れていることを特徴とするコンクリート構造物用止水
板。 - 【請求項2】 成形原料がポリエチレン樹脂60乃至7
0%、架橋ポリエチレン樹脂30乃至40%、界面活性
剤0.3乃至10%の配合割合からなる請求項1のコン
クリート構造物用止水板。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3045720A JP2559643B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | コンクリート構造物用止水板 |
TW080110305A TW209884B (ja) | 1991-02-20 | 1991-12-31 | |
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