JPH04143344A - 目地材及びその充填方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、タイル間に形成される目地空間内に充填さ
れる目地材の改良及びその充填方法の改良に関するもの
である。

（従来技術及びその課題） 従来、例えばタイルパネルの表面には多数枚のタイルが
貼設きれており、各タイル間で目地空間が形成きれてい
るが、この目地空間内には従来、白セメント又は骨材、
混和材を混入したモルタルで構成される目地材が充填さ
れていた。しかし、この白セメント等からなる目地材は
吸水性が大で面状が粗く、そのため水等が付着しやすく
、かつ埃等も付着しやすいため、極めて汚れやすく、目
地の汚れが顕著となるという問題点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって
、汚れが生しない目地材及びその充填方法を提供せんこ
とを目的とし、その第１の要旨は、タイル間に形成され
る目地空間内に充填ｔｔ’ｔ。

る目地材であって、該目地材は、熱可塑性樹脂であるこ
とである。

又、第２の要旨は、目地材が、蝋、固形フック、、：ｃ
ｒ＞＠＊Ｍ：Ｔ、＝　：二：、。ｗ＊ｍｍ、＝蝋、固形
ワックス等の撥水剤との混合材であることである。

さらに目地材の充填方法は、前記目地材を溶融して前記
目地空間に充填することである。

、（作用） 目地空間内に充填される目地材を熱可塑性樹脂で構成し
たことにより、目地空間内への接着性が増大されるとと
もに、光沢があり、面状が緻密なため、水、埃等が、付
着、しにくく、極めて汚れにくい目地を形成することが
できる。

又、目地材を蝋、固形５ワツクス、等の撥水剤で構成す
れば、極めて安定した撥水性及び耐細菌浸食性を呈し、
水分の付着がなく、特にカビを防ぎ、カビによる汚れの
ない目地を形成することができる。

又、目地材を熱可塑性樹脂と撥水剤との混合材で構成す
れば、熱可塑性樹脂の接着性、光沢性。

及び耐剛性により表面の良好な光沢を得ることができる
とともに、撥水剤により安定した防カビ効果を得ること
ができる。

又、目地材を充填するに際し、目地材に熱を加えて目地
材を溶融し、目地空間内に充填するものであるため、目
地空間内に隙間なくかつ確実に目地材が充填でき、タイ
ル間の水密性を極めて良好なものとすることができる。

（実施例）　　　　　　　　　　　　　　　　　　７　
　　　　。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

、図はタイルパネルの要部拡大断面構成図であり、タイ
ルパネル１はその裏面側が石膏ボード等で構成される下
地２となっており、その表面に接着剤３を介し多数のタ
イル４．４．４が貼設されており、タイル４，４間にて
目地空間Ｍが形成され、この目地空間Ｍ内に目地材が充
填きれている。

本例においては、目地空間Ｍの内側にバックアップ目地
５が充填されており、このバックアップ目地はセメント
モルタル等を用いて構成することができる。その他、石
膏等であっても良い。

又、このバックアップ目地５の表面には撥水剤６の薄い
層が形成され、きらにその表面に熱可塑性樹脂７の表層
が形成きれたものとなっている。

前記撥水剤しては、蝋、パラフィン、固形ワラスス等の
撥水剤を用いることができる。又、前記熱可塑性樹脂と
しては、エチレン酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）、ポリ
プロピレン（ＰＰ）、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリスチ
レン（ＰＳ）、ポリカーボネート（ＰＣ）、ポリアミド
、塩化ビニール等の樹脂を用いることができる。

尚、前記撥水剤６の層は前記バックアップ目地５を形成
きせた後に、その表面に薄く塗布きれたものであり、さ
らに前記熱可塑性樹脂７の層は、熱可塑性樹脂を微粉化
きせたものを目地空間Ｍの表面側に載せた状態で熱をか
け、溶融許せて充填したものである。尚、前記撥水剤６
の層は無くても簀いが、熱可塑性樹脂７の充填性をより
良好化させるために、バックアップ目地５と熱可塑性樹
脂７間に塗布したものである。

尚、前記熱可塑性樹脂７の充填方法としては、予め熱可
塑性樹脂を外部で熱により融解許せた状態としておき、
その状態でノズル等を用いて目地空間Ｍの表面に塗布す
ることもでき、さらに熱可塑性樹脂を棒状又は格子状に
予め形成させておき、そのような形状の熱可塑性樹脂を
目地空間Ｍの表面側に挿入しで、その状態で熱をかけ溶
融許せて目地空間Ｍに充填することもできる。

このように目地空間Ｍの表面に熱可塑性樹脂の表層を形
成したことにより、熱可塑性樹脂の耐削性により目地空
間Ｍの表層の強度が増大され、かつ熱可塑性樹脂７の光
沢により目地空間Ｍの表面が美観を呈することとなり、
極めて良好な目地を形成することができる。

尚、熱可塑性樹脂７は接着性も大であるため、目地空間
Ｍ内への充填密度は良好であり、目地空間Ｍの水密性を
極めて向上させることができる。

又、熱可塑性樹脂７で形成きれた表層は面状が緻密であ
り、埃、水等の付着が少なく、汚れの発生を良好に防止
することができるものである。

尚、他の例として、目地空間Ｍの表層を前記撥水剤６に
より形成しても良く、この場合には固形ワックス等を容
易に目地空間Ｍ内に塗り込んで表層を形成きせることが
でき、固形ワックス等の撥水剤６の撥水性、耐細菌浸食
性により、水をはじき、かつ細菌を寄せ付けることがな
く、特に防カビ効果が大となり、カビ等による汚れの少
ない目地とすることができる。

さらに目地空間Ｍの表層を前記熱可塑性樹脂と撥水剤６
とを予めブレンドした材料で形成することもでき、例え
ば熱可塑性樹脂１００に対し撥水剤を１の割合から、熱
可塑性樹脂をほぼＯに近付け、一方、撥水剤６の混合量
を１００に近付は増大させる等、熱可塑性樹脂と撥水剤
との混合量を適宜使用環境に応して調合して用いること
ができ、この場合には、この熱可塑性樹脂と撥水剤との
混合材を熱により融解させて良好に目地空間Ｍの表層に
充填することができる。

このような混合材によれば、撥水剤の持つ防カビ効果と
熱可塑性樹脂の有する強度及び光沢性。

接着性により充填効率が向上し、かつ美観に優れ、きら
に埃、水等の付着を防いで汚れの発生しない良好な目地
を得ることができる。

尚、前記バックアップ目地５をなくして、目地空間Ｍに
、熱可塑性樹脂又は撥水剤のみ、又は、これらの混合材
のみを充填し目地を形成させることもできる。

（発明の効果） 本発明の目地材は熱可塑性樹脂で構成したことにより、
熱可塑性樹脂の有する接着性により極めて充填状態の良
好な目地を形成することができ、又、熱可塑性樹脂の耐
削性及び光沢性により強度が大で美観に優れた目地とす
ることができ、面性が密であり、埃等の付着の少ない目
地とすることができる。

又、目地材を撥水剤で構成したことにより、撥水剤の有
する撥水性、耐細菌浸食性により、水をはしき細菌を寄
せ付けないため、防カビ効果が向上し、カビ等による汚
れの生しない目地とすることができる。

又、さらに目地材を、熱可塑性樹脂と撥水剤との混合材
で構成することにより、両者の持つ特性により面精度が
良好で、かつ水、カビ等の付着の極めて少ない強度の犬
なる美観の良好な目地を得ることができる。

又、前記目地材を目地空間内に充填するに際し、目地材
を熱により融解して目地空間内に充填することとしたた
め、充填効率が犬であり、水密性に優れた目地を得るこ
とができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図はタイルパネルにおけるタイル間の目地空間内に充填
きれた目地材の拡大断面構成図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）タイル間に形成される目地空間内に充填される目
   地材であって、該目地材は、熱可塑性樹脂であることを
   特徴とする目地材。
2. （２）タイル間に形成される目地空間内に充填される目
   地材であって、該目地材は、蝋、固形ワックス等の撥水
   剤であることを特徴とする目地材。
3. （３）タイル間に形成される目地空間内に充填される目
   地材であって、該目地材は、熱可塑性樹脂と蝋、固形ワ
   ックス等の撥水剤との混合材であることを特徴とする目
   地材。
4. （４）タイル間に形成される目地空間内に目地材を充填
   する充填方法であって、前記目地材を溶融して前記目地
   空間に充填することを特徴とする目地材の充填方法。