JP2530746B2 - 衛生設備室における目地の形成方法 - Google Patents

衛生設備室における目地の形成方法

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JP2530746B2
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益央 大谷
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、衛生設備室、例えば、浴室ユニット、シ
ャワー室ユニットなどにおける目地の形成方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、衛生設備室、例えば、浴室ユニットは、壁パネ
ルおよび浴槽などから構成されている。この浴槽と壁パ
ネル間および壁パネルと壁パネル間には目地材を充填し
て防水性を確保していた。また、壁パネルは、タイル状
に成形した樹脂製成形板を接着剤によって基材表面に貼
着し、それらの目地部に目地材を充填して形成されてい
た。
そして、これらの目地材としてはシリコーン系、変性
シリコーン系やウレタン系の弾性シーリング材が用いら
れており、これらのシーリング材には防カビ性を付与す
るため各種の防カビ材が混入されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、カビの菌糸はシーリング材の表面の養分に
付着して成育するので、内部に混入している防カビ剤は
機能せず、多量の防カビ剤が無駄に使われていることに
なる。
また、シリコーン系シーリング材はゴミの付着が多
く、また、変性シリコーン系シーリング材ではタックが
残るために汚れが付着しやすく、しかも、その汚れは洗
剤などによっても落ちにくい問題があった。
さらに、セメント目地と同様な落ち着きのある艶消し
状の外観が求められていることに対応してこれらの弾性
シーリング材による艶を消すため、その弾性シーリング
材にシリカや炭酸カルシウムなどの充填材を混入するこ
ともあるが、これらの充填材の混入量を増加させると、
弾性シーリング材の耐久性が低下するとともに、レベリ
ング性が劣化する問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、
目地に防カビ性または耐汚染性の機能を付与することの
できる衛生設備室における目地の形成方法を提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、衛生設備室の壁面に形成される目地部に弾
性シーリング材を充填し、この弾性シーリング材の未硬
化時にその表面に銀を封入したガラスパウダーまたはフ
ッ素樹脂パウダーよりなる粉状体を散布することを特徴
とするものである。
(作用) 壁パネルを構成する樹脂製成形板間に形成される目地
部、壁パネルと浴槽間に形成される目地部あるいは壁パ
ネルと壁パネル間に形成される目地部など、衛生設備室
の壁面に形成される目地部に弾性シーリング材を充填す
る。そして、この弾性シーリング材が未硬化状態のうち
その表面に種々の機能、例えば、防カビ性または耐汚染
性に優れた粉状体を散布して硬化させる。
この結果、弾性シーリング材の表面に所望の機能が付
加された目地を形成することができる。
(実施例) 以下、この発明に係る衛生設備室における目地の形成
方法の実施例について、図面に基づいて説明する。
〔第1実施例〕 壁パネル1は、基材2と、この基材2上に塗布された
接着剤3と、この接着剤3を介して貼着された複数枚の
樹脂製成形板4…と、隣接する樹脂製成形板4,4間に形
成された目地部に充填される弾性シーリング材5から構
成されている。
具体的には、壁パネル1は、石綿セメント珪酸カルシ
ウム板をアルミフレームなどの補強フレームに接着剤に
よって貼着して構成された基材2の表面に接着剤3を塗
布した後、バルクモールディングコンパウンド(BMC)
などの成形材料を熱プレスにてタイル状に成形した樹脂
製成形板4を所定幅の目地部を有して貼着し、この接着
剤3の硬化後隣接する樹脂製成形板4,4間に形成された
目地部にシリコーンシーリング材などの弾性シーリング
材5が充填されて形成されるものである。
そして、弾性シーリング材5が未硬化の状態でその表
面に銀を封入したガラスパウダー61を散布し、余分なガ
ラスパウダー61を除去した後、硬化させる。この場合に
は、銀が防カビ性を有しているため、防カビ性を備えた
目地が形成されることになる。
〔第2実施例〕 第1実施例と同様に、壁パネル1を形成する。そし
て、弾性シーリング材5が未硬化の状態で、その表面に
フッ素樹脂パウダー62を散布し、余分なフッ素樹脂パウ
ダー62を除去して硬化させる。フッ素樹脂パウダー62
しては、ダイキン工業(株)の製造に係るルブロンが挙
げられる。この場合には、表面にタックがなくなり、耐
汚染性が向上する。また、石鹸カスや水アカが付着して
も洗剤で洗うことによって容易に除去することができる
と同時に、表面に成育したカビも容易に除去することが
できる。
〔第3実施例〕 壁パネル1に充填された弾性シーリング材5が未硬化
の状態で、その表面に石英粉末63を散布し、余分な石英
粉末63を除去して硬化させ、さらに、硬化後余分な石英
粉末63を除去する。石英粉末63としては、日本アエロジ
ル(株)の製造に係るアエロジル130を用いることがで
き、光沢のない艶消しとなり、外観意匠性が向上する。
この場合には、弾性シーリング材の伸縮耐久性の低下は
認められなかった。
なお、弾性シーリング材5は、シリコーンシーリング
材の他、変性シリコーン系やウレタン系からなる弾性シ
ーリング材を採用することもできる。
また、これらの実施例では、壁パネル1に形成される
目地部に弾性シーリング材を充填するものについて説明
したが、衛生設備室の壁面に形成される目地部、例え
ば、壁パネル1と浴槽10間に形成される目地部あるいは
壁パネルと壁パネル間に形成される目地部に充填される
弾性シーリング材にも利用することもできる。
(発明の効果) 以上のように本発明の衛生設備室における目地の形成
方法によれば、衛生設備室の壁面に形成される目地部に
弾性シーリング材を充填し、この弾性シーリング材が未
硬化状態のうちに防カビ性または耐汚染性の性状を備え
た粉状体を散布し、余分の粉状体を除去することによ
り、それらの機能を備えた目地を容易に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の衛生設備室における目地の形成方法の実
施例を例示するもので、第1図は衛生設備室としての浴
室ユニットを一部省略して示す斜視図、第2図は浴室ユ
ニットを構成する壁パネルの横断面図である。 1……壁パネル、2……基材 3……接着剤、4……樹脂製成形板 5……弾性シーリング材 61,62,63……粉状体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛生設備室の壁面に形成される目地部に弾
    性シーリング材を充填し、この弾性シーリング材の未硬
    化時にその表面に銀を封入したガラスパウダーまたはフ
    ッ素樹脂パウダーよりなる粉状体を散布することを特徴
    とする衛生設備室における目地の形成方法。
JP16076090A 1990-06-18 1990-06-18 衛生設備室における目地の形成方法 Expired - Lifetime JP2530746B2 (ja)

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