JPH06260503A - 薄膜半導体素子およびその製造方法 - Google Patents

薄膜半導体素子およびその製造方法

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JPH06260503A
JPH06260503A JP4417593A JP4417593A JPH06260503A JP H06260503 A JPH06260503 A JP H06260503A JP 4417593 A JP4417593 A JP 4417593A JP 4417593 A JP4417593 A JP 4417593A JP H06260503 A JPH06260503 A JP H06260503A
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JP
Japan
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layer
semiconductor layer
insulating
film
substrate
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JP4417593A
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Kenichi Ishiguro
謙一 石黒
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作上の品質及び信頼性が格段に向上した薄
膜半導体素子を提供することが本発明の一つの目的であ
り、製造工程が簡略化された薄膜半導体素子の製造方法
を提供することが本発明の他の目的である。 【構成】 絶縁基板4上に、SiNx膜22を積層した
後、ネガ型レジストを塗布する。前記ゲート電極5、ゲ
ート絶縁膜6及び半導体層7からなる積層体をフォトマ
スクとして、前記絶縁基板4に、ゲート電極5と反対側
から紫外線などを照射する裏面露光及び現像を行う。前
記ネガ形レジストにおいて、紫外線が前記フォトマスク
によって遮られて照射されていない領域は、現像時に除
去される。次に、層間絶縁膜23を形成する。更に、M
oの金属層を積層した後、フォトマスクを用いるフォト
プロセスによってパターニングして、ソース電極11と
ドレイン電極12とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜半導体素子及びそ
の製造方法に関し、更に詳しくは、例として液晶表示装
置用のアクティブマトリクス基板にスイッチング素子と
して用いられる薄膜トランジスタ(以下、TFT)及び
該TFTを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサ、ラップトップ
パソコンあるいはポケット型テレビ受信機などへの液晶
表示装置の応用が急速に進行している。特に、複数の画
素電極をマトリクス状に配列し、各画素電極にTFTを
スイッチング素子として設けたアクティブマトリクス型
液晶表示装置は、コントラストや応答速度などの点で表
示品位が高く、注目されている。
【0003】このTFTは、内部構造の点で、逆スタガ
型と正スタガ型とに区分される。逆スタガ型の構造を有
するTFTは、絶縁基板上にゲート電極、ゲート絶縁
膜、半導体層及びドレイン電極とソース電極とを、この
順序で積層して形成した構造である。この逆スタガ型の
TFTにおいて、前記ゲート絶縁膜は、比較的高温で成
膜され、半導体層は比較的低温で成膜される。この逆ス
タガ型のTFTは、前記ゲート絶縁膜と半導体層とが、
連続して形成されるため、両者の界面は清浄であり、ス
イッチング性能は安定している。一方、フォトマスクを
用いるパターンニングなどのフォトプロセスが多数回に
亘り必要であり、製造工程が複雑なため製造コトスが高
く、TFTを使用したアクティブマトリクス型液晶表示
装置が高価になる原因の一つとなっている。
【0004】一方、正スタガ型の構造を有するTFT
は、絶縁基板上にドレイン電極とソース電極、半導体
層、ゲート絶縁膜及びゲート電極を、この順序で積層し
た構造である。この正スタガ型のTFTの製造方法に於
て、前記半導体層の成膜後、一旦製造装置内から取り出
し、再び製造装置内に戻して、ゲート絶縁膜を成膜して
いる。この正スタガ型のTFTは、前記半導体層とゲー
ト絶縁膜とが、同一の製造装置内において連続して形成
されないため、両者の界面に不純物が付着する場合があ
り、スイッチング性能が安定していないという不具合を
有している。また、前記半導体層は、比較的低温で成膜
され、ゲート絶縁膜は比較的高温で成膜される。従っ
て、ゲート絶縁膜に先立って形成されている半導体層
が、ゲート絶縁膜成膜時の高温雰囲気によって、組成の
不所望な変動を生じるという不具合を有している。
【0005】前記正スタガ型のTFTを、アクティブマ
トリクス型液晶表示装置に用いる場合、製造上の歩留り
を向上し、製造コストを低減するため、簡略化されたプ
ロセスで、TFTを備えるアクティブマトリクス基板
(以下、TFT基板)を作成することが提案されてい
る。このような従来技術は、M.BONNEL et
al.,JAPAN DISPLAY’86,p.33
2,1986に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の文
献が開示している簡略型のTFTは、正スタガ型の構造
を有している。従って、この簡略型のTFTは、前述し
たように、半導体層が、ゲート絶縁膜成膜時の高温雰囲
気によって、その組成及び特性に不所望な変動を生じる
という不具合を有している。さらに、前記文献が開示し
ている簡略型の製造プロセスを、逆スタガ型TFTを製
造する製造プロセスに応用すると、ゲート電極、ゲート
絶縁膜及び半導体層を同一形状にパターン形成すること
になる。この時、ソース電極とドレイン電極とを積層し
て形成すると、ソース電極とドレイン電極とがゲート電
極と接触するので、トランジスタとして作動しなくなる
という問題点を有している。
【0007】また、ゲート電極とソース電極との接触及
びゲート電極とドレイン電極との接触を防ぐために、S
iO2やSiNx等の絶縁膜を基板上に積層し、フォト
リソグラフィック技術により、ゲート電極の両側に絶縁
層をパターン形成する技術が考えられる。この技術に於
て、SiO2やSiNx等の絶縁膜をパターンニングす
る際のマスク枚数が増えるので、製造プロセスが複雑に
なり前記簡略型プロセスにおける製造の簡略さという利
点が失われる。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、動作上の品質及び信
頼性が格段に向上した薄膜半導体素子を提供することが
本発明の一つの目的であり、製造工程が簡略化された薄
膜半導体素子の製造方法を提供することが本発明の他の
目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜半導体素子
は、電気絶縁性基板上に形成された第1導電層と、該第
1導電層上に形成された第1絶縁層と、該第1絶縁層上
に形成された半導体層と、該電気絶縁性基板と該第1絶
縁層との間に於いて露出している該第1導電層の露出部
を被覆する第2絶縁層と、該半導体層を少なくとも部分
的に被覆し、かつ該第2絶縁層に少なくとも一部が重な
るように形成されている第2導電層とを含んでおり、こ
れにより上記目的が達成される。
【0010】また、本発明の薄膜半導体素子の製造方法
は、電気絶縁性基板上に、第1導電層と第1絶縁層と半
導体層とを、この順序が積層の順序であって、かつ同一
形状をそれぞれ有するように形成する工程と、該電気絶
縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて露出している該
第1導電層の露出部を被覆する第2絶縁層を、該第1導
電層と該第1絶縁層と該半導体層とをマスクとして、該
電気絶縁性基板の該第1導電層が形成されている表面に
対して反対側からの露光によって形成する工程と、該半
導体層を少なくとも部分的に被覆し、かつ該第2絶縁層
に少なくとも一部が重なるように第2導電層を形成する
工程とを含んでおり、これにより上記目的が達成され
る。
【0011】また、本発明の薄膜半導体素子の製造方法
は、電気絶縁性基板上に、第1導電層と第1絶縁層と半
導体層とを、この順序が積層の順序であって、かつ同一
形状をそれぞれ有するように形成する工程と、該電気絶
縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて露出している該
第1導電層の露出部を被覆する第2絶縁層を、該第1導
電層の該露出部を酸化させることによって形成する工程
と、該半導体層を少なくとも部分的に被覆しかつ該第2
絶縁層を被覆するように、第2導電層を形成する工程と
を含んでおり、これにより上記目的が達成される。
【0012】
【作用】本発明に従う薄膜半導体素子は、電気絶縁性基
板上に、第1導電層と第1絶縁層と半導体層とが、この
順序で積層して形成されている。第1導電層は、該電気
絶縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて外部に露出し
ている。この露出部は、第2絶縁層によって被覆されて
いる。また、該半導体層を少なくとも部分的に被覆し、
かつ該第2絶縁層に少なくとも一部が重なるように第2
導電層が形成されている。
【0013】即ち、本発明の薄膜半導体素子は、いわゆ
る逆スタガ型の構造を有している。従って、本発明の薄
膜半導体素子の動作性能を安定させることができる。
【0014】また、本発明の薄膜半導体素子の製造方法
は、電気絶縁性基板上に、第1導電層と第1絶縁層と半
導体層とを、この順序で形成する。該電気絶縁性基板と
該第1絶縁層との間に於いて露出している該第1導電層
の露出部を被覆する第2絶縁層を、該第1導電層と該第
1絶縁層と該半導体層とをマスクとして、該電気絶縁性
基板の該第1導電層が形成されている表面に対して反対
側からの露光によって形成する。該半導体層を少なくと
も部分的に被覆し、かつ該第2絶縁層に少なくとも一部
が重なるように第2導電層を形成する。
【0015】或は、電気絶縁性基板上に、第1導電層と
第1絶縁層と半導体層とを、この順序で形成する。該電
気絶縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて露出してい
る該第1導電層の露出部を被覆する第2絶縁層を、該第
1導電層の該露出部を酸化させることによって形成す
る。該半導体層を少なくとも部分的に被覆しかつ該第2
絶縁層を被覆するように、第2導電層を形成する。
【0016】このような本発明の薄膜半導体素子の製造
プロセスにおいて、第1導電層と第2導電層とが接触し
ないように、第2絶縁層を形成している。この第2絶縁
層の形成に際して、新たなフォトプロセスを必要としな
い。即ち、新たなフォトマスクを必要としないので、製
造工程を簡略化することができる。従って、製造コスト
を下げることも可能である。
【0017】
【実施例】<実施例1>図1は、本発明の第1の実施例
のアクティブマトリクス液晶表示装置1の走査基板2の
平面図であり、図2は図1の切断面線X2−X2から見
た断面図であり液晶表示装置1の断面を示す。図3は、
図1の切断面線X3−X3から見た断面図である。液晶
表示装置1は、走査基板2と対向基板3とを組み合わせ
ることによって構成される。図1及び図2に示されるよ
うに、本実施例の走査基板2は、電気絶縁性を有する透
明ガラスなどからなる絶縁基板4を備える。絶縁基板4
上に、相互に平行でそれぞれ帯状のゲート電極5が形成
されている。前記ゲート電極5を被覆して、ゲート絶縁
膜6及び半導体層7が形成されている。半導体層7上で
あって、後述するソース電極及びドレイン電極が形成さ
れる各位置に、コンタクト層8がそれぞれ形成されてい
る。図3に示されるように、前記ゲート電極5と半導体
層7とを、それらの側方において取り囲み、ゲート電極
5と半導体層7とを、他の構成要素と電気的に絶縁する
層間絶縁膜23が形成されている。
【0018】図1及び図2に示されるように、走査基板
2に於いて、前記ゲート電極5の延びる方向と直交する
方向にそれぞれ延びる相互に平行な複数の信号電極9
と、走査基板2上にマトリクス上に配列された画素電極
10とが形成される。各信号電極9は、それぞれ帯状で
あり、各ゲート電極5と各信号電極9とが囲む複数の領
域に、前記各画素電極10がそれぞれ形成される。各信
号電極9には、各信号電極9から前記各領域内に延びる
ソース電極11が、信号電極9と一体に且つ同時に形成
される。各画素電極10には、前記信号電極9とソース
電極11との間に延びるドレイン電極12が、画素電極
10と一体に且つ同時に形成される。前記ゲート電極
5、ゲート絶縁膜6、半導体層7、信号電極9、ソース
電極11及びドレイン電極12を含んで、本実施例のT
FT18が構成される。即ち、TFT18は、液晶表示
装置1に於て、画素電極10毎にマトリクス状に配列さ
れる。前記信号電極9、画素電極10、ソース電極11
及びドレイン電極を被覆して、配向膜13が形成されて
いる。
【0019】前記対向基板3は、透明ガラスなどからな
る絶縁基板14と、絶縁基板14上に形成された対向電
極15と、絶縁基板14を被覆して形成された配向膜1
6とを備える。前記走査基板2と対向基板3とを対向さ
せて組合せ、両基板2、3の周縁部をシール材でシール
し、両基板2、3の間に液晶を注入することによって前
記液晶表示装置1が完成する。
【0020】図4は、本実施例のTFT18を備える液
晶表示装置1の製造方法を説明する断面図であり、図5
は該製造方法を説明する工程図である。上記TFT18
を備える液晶表示装置1の製造方法について、図4及び
図5を参照して説明する。
【0021】本実施例の液晶表示装置1に用いられるT
FT18の構成的特徴の一つは、絶縁基板4上に積層さ
れたゲート電極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層7上
に、更にコンタクト層8を設けたことである。他の構成
的特徴は、コンタクト層8、ソース電極11及びドレイ
ン電極12とゲート電極5との間の電気的絶縁を、前記
ゲート電極5、ゲート絶縁膜6、半導体層7及びコンタ
クト層8からなる積層体を取り囲む層間絶縁膜によって
達成するようにしたことである。
【0022】上記構成の本実施例のTFT18の製造方
法について、図4及び図5を参照して説明する。
【0023】図5工程a1に於て、絶縁基板4上に膜厚
t1(例として300nm)のTa層19を積層する。
Ta層19の上に、工程a2に於て、膜厚t2(例とし
て200nm)のSiNx層20を堆積する。更にその
上に、工程a3に於て、膜厚t3(例として50nm)
のa−Si膜又は微結晶状態のシリコン膜又はp−Si
膜などのいずれかからなる半導体層21を積層する。更
にその上に、工程a4に於て、P(リン)をドープした
a−Si層又は微結晶状態のシリコン層又はp−Si層
等のいずれかからなる半導体層31を、膜厚t6(例と
して40nm)で積層する。次に、工程a5に於て、前
記Ta層19、SiNx層20、半導体層21及び半導
体層31からなる積層体を、フォトマスクを用いるフォ
トプロセスによってパターニングする。このパターンニ
ングによって、ゲート電極5、ゲート絶縁膜6、半導体
層7、コンタクト層8を形成する。パターンニング後の
絶縁基板4の状態は、図4(1)に示されている。
【0024】前記製造工程に於いて、前記ゲート電極5
はAl、Cr、Nb、W等の金属あるいはITO等の透
明導電体等で形成しても良い。ゲート絶縁膜6はSiO
2で形成しても良い。また、半導体層7を形成するに際
して、前記半導体層21を堆積後、アニールを行って、
p−Si層を形成し、このp−Si層を半導体層7とし
てもよい。あるいは、前記半導体層21を堆積した後、
パターニングし、パターンニング後の半導体層21に対
してアニールを行ってp−Si層を形成し、このp−S
i層を半導体層21としてもよい。前記コンタクト層8
はB(ホウ素)をドープした半導体層でも良い。あるい
は、前記半導体層31を積層後、イオンドーピングによ
りP(リン)等の不純物をドーピングして、コンタクト
層8としてもよい。
【0025】次に工程a6に於て、膜厚t4(例として
600nm)のSiNx膜22を積層する。工程a7に
おいて、前記SiNx膜22を以下に於てパターンニン
グする。まず、ネガ型レジストをSiNx膜22上に塗
布する。前記ゲート電極5、ゲート絶縁膜6、半導体層
7及びコンタクト層8からなる積層体を光を遮断するマ
スクとして、前記絶縁基板4に、ゲート電極5が形成さ
れている表面と反対側の表面の側から紫外線などを照射
する裏面露光及び該ネガ形レジストの現像を行う。前記
ネガ形レジストにおいて、紫外線が前記マスクによって
遮られて照射されていない領域は、現像時に除去され
る。その後、エッチングして層間絶縁膜23をパターン
ニングする。パターンニング後の絶縁基板4の状態は、
図4(2)に示される。
【0026】前記層間絶縁膜23はSiO2等無機膜を
使用してもよく、あるいは日本合成ゴム株式会社製JS
S−7215等のアクリル樹脂や日立化成株式会社製P
IX−8803等のポリイミド膜のような有機保護膜を
使用してもよい。また、前記層間絶縁膜23の形成に際
して、ネガ型感光性絶縁膜を塗布し、前述したような裏
面露光及び現像を行い、現像後に残存しているネガ形感
光性絶縁膜を層間絶縁膜23としてもよい。
【0027】次に、工程a8に於て、膜厚t5(例とし
て200nm)のMo層を積層し、その後、工程a9に
於て、該Mo層をフォトマスクを用いるフォトプロセス
によってパターニングして、ソース電極11とドレイン
電極12とを形成する。次に工程a10に於て、ソース
電極11とドレイン電極12とが重なっていないコンタ
クト層8の部分をエッチングにより除去する。前記エッ
チング後の絶縁基板4の状態は、図4(3)に示され
る。
【0028】前記ソース電極11とドレイン電極12と
は、例としてAl、Cr、Nb、Ta、Ti、W等の金
属あるいはITO等の透明導電体で形成しても良い。
【0029】この後、絶縁基板4の全面に亘り、配向膜
を形成する。また、前述した構成を有する対向基板3
を、前記走査基板2の製造工程と同様の製造工程によっ
て製造する。走査基板2と対向基板3とを相互に対向さ
せ、周辺部をシール材でシールした後内部に液晶を注入
する。これにより、液晶表示装置1が完成する。
【0030】以上のように、本実施例に従えば、コンタ
クト層8、ソース電極11及びドレイン電極12とゲー
ト電極5との間の電気的絶縁を、前記ゲート電極5、ゲ
ート絶縁膜6、半導体層7及びコンタクト層8からなる
積層体を取り囲む層間絶縁膜23によって達成した。本
実施例に於いて、この層間絶縁膜23は、絶縁基板4を
用いる前記裏面露光によって、パターンニングされた。
従って、TFT18を製造する製造工程において、パタ
ーンニング処理を行うためのマスク枚数を低減すること
ができた。
【0031】これにより、TFT18の製造工程を簡略
化することができる。この製造工程の簡略化によって、
製造コストの削減を達成することができる。また、本実
施例のTFT18は逆スタガ型であり、ゲート絶縁膜6
と半導体層7との界面が清浄であるように、これらを連
続成膜することができ、TFT18のスイッチング性能
を向上することができる。
【0032】また、本実施例のTFT18において、前
記層間絶縁膜23によって、ゲート電極5とソース電極
11との接触、あるいはゲート電極5とドレイン電極1
2との接触を防ぐことができる。従って、アクティブマ
トリクス形液晶表示装置1に好適に使用されるTFT1
8を提供することができる。
【0033】また、本実施例のTFT18の性能が、従
来技術によるTFTと比較して格段に向上されているた
め、前記従来技術の簡略製造プロセスで製造された正ス
タガ型のTFTをアクティブマトリクス基板のスイッチ
ング素子として使用した場合に比べて、液晶表示装置に
おいて、フリッカや画面の焼き付きがない高品位の画像
が得られる。
【0034】<実施例2>図6は、本発明の第2の実施
例のTFT24を備える液晶表示装置25の平面図であ
り、図7は図6の切断面線X7−X7から見た断面図で
あり、図8は本実施例に於ける液晶表示装置25の製造
工程を説明する断面図であり、図9は前記製造工程を説
明する工程図である。
【0035】本実施例の液晶表示装置25の構成は、前
記第1実施例の液晶表示装置1と類似し、対応する部分
には、同一の参照符号を付す。本実施例の液晶表示装置
25に用いられるTFT24の構成的特徴は、(1)逆
スタガ型であり、(2)前記第1実施例のコンタクト層
8を設けず、(3)絶縁基板4上に積層されたゲート電
極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層7を、その側部に於
て取り囲む絶縁体を設け、ゲート電極5が前記ソース電
極11及びドレイン電極12に電気的に接触しないよう
にしていることである。
【0036】上記構成のTFT24の製造方法に関し
て、図8及び図9を参照して以下に説明する。
【0037】図9工程b1に於て、絶縁基板4上に膜厚
t1(例として300nm)のTa層19を積層し、工
程b2に於て膜厚t2(例として200nm)のSiN
x層20を積層し、工程b3に於て、膜厚t3(例とし
て50nm)のa−Si又は微結晶状態のシリコン又は
p−Si等のいずれかからなる半導体層21を積層す
る。工程b4に於て、フォトマスクを使用するフォトプ
ロセスによって、Ta層19、SiNx層20及び半導
体層21からなる積層体をパターニングし、図8(1)
に示されるように、ゲート電極5、ゲート絶縁膜6及び
半導体層7を形成する。
【0038】前記ゲート電極5はAl、Cr、Nb、W
等の金属、ITO(インジウムー錫酸化物)等の透明導
電体、あるいは不純物をドープした半導体等で形成して
も良い。ゲート絶縁膜6はSiO2で形成しても良い。
半導体層7に関して、前述したようにa−Si又は微結
晶状態のシリコンからなる層を積層後、アニールを行い
p−Si層を形成して、このp−Si層を半導体層7と
しても良く、または前記各積層体をパターニングした
後、アニールを行ってp−Si層を形成し、このp−S
i層を半導体層7としてもよい。
【0039】次に、図9工程b5に於て、膜厚t4(例
として600nm)のSiNx膜22を積層した後、工
程b6に於てネガ型レジストを塗布する。工程b7に於
て、前記ゲート電極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層7
からなる積層体をマスクとして、前記絶縁基板4に、ゲ
ート電極5と反対側から紫外線などを照射する裏面露光
及び現像を行う。前記ネガ形レジストにおいて、紫外線
が前記マスクによって遮られて照射されていない領域
は、現像時に除去される。その後、工程b8に於て、エ
ッチングして層間絶縁膜23をパターンニングする。エ
ッチング後の絶縁基板4の状態は、図8(2)に示され
る。この状態に於て、層間絶縁膜23の前記現像時に除
去された領域は透孔となり、この透孔において半導体層
7が露出する。
【0040】層間絶縁膜23はSiO2等無機膜を使用
してもよいし、日本合成ゴム株式会社製JSS−721
5等のアクリル樹脂や日立化成株式会社製PIX−88
03等のポリイミド膜のような有機保護膜を使用しても
よい。さらに、ネガ型感光性絶縁膜を塗布し裏面露光及
び現像を行い、該ネガ形感光性絶縁膜を用いて層間絶縁
膜23を形成してもよい。
【0041】次に、工程b9に於て、膜厚t5(例とし
て200nm)のMoの金属層を積層した後、工程b1
0に於て、フォトマスクを用いるフォトプロセスによっ
てパターニングして、ソース電極11とドレイン電極1
2とを形成する。この工程終了後の絶縁基板4の状態
は、図8(3)に示される。
【0042】ソース電極11とドレイン電極12とは、
Al、Cr、Nb、Ta、Ti、W等の金属あるいはI
TO等の透明導電体で形成しても良い。
【0043】この後、絶縁基板4の全面に亘り配向膜を
形成する。また、前記構成を有する対向基板3を、前記
走査基板2の製造工程と同様の製造工程によって製造す
る。走査基板2と対向基板3とを相互に対向させ、周辺
部をシール材でシールした後内部に液晶を注入する。こ
れにより、液晶表示装置25が完成する。
【0044】以上のように、本実施例に従えば、前記ネ
ガ型感光性絶縁膜を使用することにより、前記裏面露光
を行って、層間絶縁膜23をパターンニングした。従っ
て、TFT24を製造する製造工程において、パターン
ニング処理を行うためのマスク枚数を低減した。従っ
て、前記第1実施例において説明した効果と同様な効果
を達成することができる。
【0045】<実施例3>図10は本発明の第3実施例
の液晶表示装置27の平面図であり、図11は図10の
切断面線X11−X11から見た断面図であり、図12
は本実施例の液晶表示装置27の製造工程を説明する断
面図であり、図13は前記製造工程を説明する工程図で
ある。本実施例の液晶表示装置27は、前記第1の実施
例に於ける液晶表示装置1に類似し、対応する部分には
同一の参照符号を付す。本実施例の液晶表示装置27に
用いられるTFT28の構成的特徴は、絶縁基板4上に
積層されたゲート電極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層
7に関して、前記ゲート電極5の側部に絶縁体を設け、
ゲート電極5が前記ソース電極11及びドレイン電極1
2に電気的に接触しないようにしていることである。
【0046】上記構成のTFT24の製造法について、
図12及び図13を参照して説明する。
【0047】図13工程c1に於て、絶縁基板4上に膜
厚t1(例として300nm)のTa層19を積層す
る。その上に、工程c2に於て、膜厚t2(例として2
00nm)のSiNx層20を積層する。更にその上
に、工程c3に於て、膜厚t3(例として50nm)の
a−Si層又は微結晶状態のシリコン層又はp−Si層
などのいずれかからなる半導体層21を積層する。その
後、工程c4に於て、Ta層19、SiNx層20及び
半導体層21の積層体をフォトマスクを用いるフォトプ
ロセスによってパターニングして、ゲート電極5、ゲー
ト絶縁膜6及び半導体層7を形成する。このパターンニ
ング後の絶縁基板4の状態は、図12(1)に示され
る。
【0048】ゲート電極5はAl、Nb等の金属で形成
しても良く、ゲート絶縁膜6はSiO2で形成しても良
い。また、半導体層7を形成するに際して、前述したよ
うに、a−Si層又は微結晶状態のシリコン層又はp−
Si層などのいずれかからなる半導体層21を積層後、
アニールを行うことにより、p−Si層を形成し、この
p−Si層を半導体層7としてもよい。あるいは、前記
半導体層21を積層してパターニングし、その後、アニ
ールを行ってp−Si層を形成し、このp−Si層を前
記半導体層21としてもよい。
【0049】次に、工程c5に於て陽極酸化法により、
ゲート電極5の側面を酸化して、絶縁膜26を形成す
る。この製造段階の絶縁基板4は、図12(2)に示さ
れる。この絶縁膜26を、ゲート電極5の側面を熱酸化
することにより、形成してもよい。
【0050】次に工程c6に於て膜厚t4(例として2
00nm)のMo層を積層した後、工程c7に於て、フ
ォトマスクを用いるフォトプロセスによって、パターニ
ングする。このパターンニングによって、ソース電極1
1とドレイン電極12を形成する。この製造段階の絶縁
基板4は、図12(3)に示される。
【0051】前記ソース電極11とドレイン電極12と
を、例としてAl、Cr、Nb、Ta、Ti、W等の金
属あるいはITO等の透明導電体で形成しても良い。
【0052】この後、絶縁基板4の全面に亘り、配向膜
を形成する。また、前記構成を有する対向基板3を、前
記走査基板2の前記製造工程と同様の製造工程によって
製造する。走査基板2と対向基板3とを相互に対向さ
せ、周辺部をシール材でシールした後内部に液晶を注入
する。これにより、液晶表示装置27が完成する。
【0053】以上のように、本実施例に従えば、ゲート
電極5の側面に於いて、陽極酸化法によって絶縁膜26
を形成した。従って、TFT24を製造する製造工程に
おいて、パターンニング処理を行うためのマスク枚数を
低減することができた。従って、本実施例に於いても、
前記第1実施例において説明した効果と同様な効果を達
成することができる。
【0054】<実施例4>図14は本発明の第4実施例
の液晶表示装置32の平面図であり、図15は図14の
切断面線X15−X15から見た断面図であり、図16
は本実施例の液晶表示装置32の製造工程を説明する断
面図であり、図17は前記製造工程を説明する工程図で
ある。本実施例の液晶表示装置32は、前記第1の実施
例に於ける液晶表示装置1に類似し、対応する部分には
同一の参照符号を付す。
【0055】本実施例の液晶表示装置32に用いられる
TFT33の構成的特徴の一つは、絶縁基板4上に積層
されたゲート電極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層7を
被覆し、前記信号電極9、ソース電極11及びドレイン
電極12の下層にコンタクト層34を設けたことであ
る。他の構成的特徴は、ソース電極11及びドレイン電
極12とゲート電極5との間の電気的絶縁を、ゲート電
極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層7からなる積層体を
取り囲む層間絶縁膜30によって達成するようにしたこ
とである。
【0056】上記構成のTFT33の製造方法につい
て、図16及び図17を参照して説明する。
【0057】工程d1に於て、絶縁基板4上に膜厚t1
(例として300nm)のTa層19を積層する。その
上に、工程d2に於て、膜厚t2(例として200n
m)のSiNx層20を堆積する。更にその上に、工程
d3に於て、膜厚t3(例として50nm)のa−Si
層又は微結晶状態のシリコン層又はp−Si層等の半導
体層7を積層する。次に、工程d4に於て、フォトマス
クを用いるフォトプロセスによって、前記Ta層19、
SiNx層20及び半導体層7をパターニングして、ゲ
ート電極5、ゲート絶縁膜6及び半導体層7を形成す
る。パターンニング後の絶縁基板4の状態は、図16
(1)に示される。
【0058】前記製造工程に於いて、前記ゲート電極5
は、Al、Cr、Nb、W等の金属あるいはITO等の
透明導電体等で形成されても良い。ゲート絶縁膜6は、
SiO2で形成されても良い。半導体層7は、前記a−
Si層又は微結晶状態のシリコン層又はp−Si層等の
半導体層7を積層後、アニールを行って得られるp−S
i層で形成しても良い。あるいは、前記半導体層7を堆
積してパターニングした後、アニールを行い、その結果
得られるp−Si層で形成しても良い。
【0059】次に、工程d5に於て、膜厚t4(例とし
て600nm)のSiNx膜20を積層する。この後、
工程d6において、前記図5の工程a6〜工程a8を参
照して説明したように、ネガ型レジストを塗布し、裏面
露光及び現像を行った後、エッチングして層間絶縁膜3
5をパターンニングする。パターンニング後の絶縁基板
4の状態は、図16(2)に示される。
【0060】ここで、層間絶縁膜35は、SiO2等の
無機膜を使用してもよく、あるいは日本合成ゴム株式会
社製JSS−7215等のアクリル樹脂や日立化成株式
会社製PIX−8803等のポリイミド膜のような電気
絶縁性を有する有機保護膜を使用してもよい。また、ネ
ガ型感光性絶縁膜を塗布し、絶縁基板4を用いる前述し
た裏面露光及び現像を行い、前記ネガ形感光性絶縁膜を
用いて層間絶縁膜35を形成してもよい。
【0061】次に、工程d7に於て、P(リン)をドー
プしたa−Si層又は微結晶状態シリコン層、又はp−
Si層等からなる半導体層31を、膜厚t6(例として
400nm)で積層する。この後、工程d8に於て、M
o層を膜厚t7(例として200nm)で堆積する。こ
の後、工程d9に於いて、前記フォトマスクを用いるフ
ォトプロセスによってパターニングして、ソース電極1
1とドレイン電極12とを形成する。次に、工程d10
に於て前記半導体層21をエッチングしてコンタクト層
34を形成する。エッチング処理後の絶縁基板4の状態
は図16(3)に示される。
【0062】ここで、ソース電極11とドレイン電極1
2とは、Al、Cr、Nb、Ta、Ti、W等の金属あ
るいはITO等の透明導電体で形成しても良い。
【0063】この後、絶縁基板4の全面に亘り、配向膜
を形成する。また、前記構成を有する対向基板3を、前
記走査基板2の前記製造工程と類似の製造工程によって
製造する。走査基板2と対向基板3とを相互に対向さ
せ、周辺部をシール材でシールした後内部に液晶を注入
する。これにより、液晶表示装置32が完成する。
【0064】以上のように、本実施例に従えば、コンタ
クト層34、ソース電極11及びドレイン電極12とゲ
ート電極5との間の電気的絶縁を、前記ゲート電極5、
ゲート絶縁膜6、半導体層7及びコンタクト層34から
なる積層体を取り囲む層間絶縁膜35によって達成し
た。この層間絶縁膜35は、絶縁基板4を用いる前記裏
面露光によって、パターンニングされた。従って、TF
T33を製造する製造工程において、パターンニング処
理を行うためのマスク枚数を低減することができた。従
って、前記第1実施例において説明した効果と同様な効
果を達成することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明の薄膜半導体素子は、いわゆる逆
スタガ型の構造を有している。したがって、本発明の薄
膜半導体素子の動作性能を安定させることができる。ま
た、本発明の薄膜半導体素子の製造プロセスにおいて、
第1導電層と第2導電層とが接触しないように、第2絶
縁層を形成している。この第2絶縁層の形成に際して、
新たなフォトプロセスを必要としない。即ち、新たなフ
ォトマスクを必要としないので、製造工程を簡略化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアクティブマトリクス
液晶表示装置1の走査基板2の平面図である。
【図2】図1の切断面線X2−X2から見た断面図であ
る。
【図3】図1の切断面線X3−X3から見た断面図であ
る。
【図4】本実施例のTFT18の製造方法を説明する断
面図である。
【図5】該製造方法を説明する工程図である。
【図6】本発明の第2の実施例の液晶表示装置25の平
面図である。
【図7】図6の切断面線X7−X7から見た断面図であ
る。
【図8】本実施例に於ける液晶表示装置25の製造工程
を説明する断面図である。
【図9】前記製造工程を説明する工程図である。
【図10】本発明の第3実施例の液晶表示装置27の平
面図である。
【図11】図10の切断面線X11−X11から見た断
面図である。
【図12】本実施例の液晶表示装置27の製造工程を説
明する断面図である。
【図13】前記製造工程を説明する工程図である。
【図14】本発明の第4実施例の液晶表示装置32の平
面図である。
【図15】図14の切断面線X15−X15から見た断
面図である。
【図16】本実施例の液晶表示装置32の製造工程を説
明する断面図である。
【図17】前記製造工程を説明する工程図である。
【符号の説明】
1、25、27、32 液晶表示装置 2 走査基板 3 対向基板 4、14 絶縁基板 5 ゲート電極 6 ゲート絶縁膜 7、21、31 半導体層 8 コンタクト層 11 ソース電極 12 ドレイン電極 18、24、28、33 薄膜トランジスタ(TFT) 23、30、35 層間絶縁膜 26 絶縁膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性基板上に形成された第1導電
    層と、 該第1導電層上に形成された第1絶縁層と、 該第1絶縁層上に形成された半導体層と、 該電気絶縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて露出し
    ている該第1導電層の露出部を被覆する第2絶縁層と、 該半導体層を少なくとも部分的に被覆し、かつ該第2絶
    縁層に少なくとも一部が重なるように形成されている第
    2導電層とを含む薄膜半導体素子。
  2. 【請求項2】 電気絶縁性基板上に、第1導電層と第1
    絶縁層と半導体層とを、この順序が積層の順序であっ
    て、かつ同一形状をそれぞれ有するように形成する工程
    と、 該電気絶縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて露出し
    ている該第1導電層の露出部を被覆する第2絶縁層を、
    該第1導電層と該第1絶縁層と該半導体層とをマスクと
    して、該電気絶縁性基板の該第1導電層が形成されてい
    る表面に対して反対側からの露光によって形成する工程
    と、 該半導体層を少なくとも部分的に被覆し、かつ該第2絶
    縁層に少なくとも一部が重なるように第2導電層を形成
    する工程とを含む薄膜半導体素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 電気絶縁性基板上に、第1導電層と第1
    絶縁層と半導体層とを、この順序が積層の順序であっ
    て、かつ同一形状をそれぞれ有するように形成する工程
    と、 該電気絶縁性基板と該第1絶縁層との間に於いて露出し
    ている該第1導電層の露出部を被覆する第2絶縁層を、
    該第1導電層の該露出部を酸化させることによって形成
    する工程と、 該半導体層を少なくとも部分的に被覆しかつ該第2絶縁
    層を被覆するように、第2導電層を形成する工程とを含
    む薄膜半導体素子の製造方法。
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