JPH0626024U - テープ装置 - Google Patents
テープ装置Info
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- JPH0626024U JPH0626024U JP6538892U JP6538892U JPH0626024U JP H0626024 U JPH0626024 U JP H0626024U JP 6538892 U JP6538892 U JP 6538892U JP 6538892 U JP6538892 U JP 6538892U JP H0626024 U JPH0626024 U JP H0626024U
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- tape
- capstan
- reel
- supply
- supply reel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープのキャプスタンへの巻き付きを検出し
たときにリワインド操作を停止するようにしたテープ装
置を提供する。 【構成】 サプライリール3とテイクアップリール4と
キャプスタン8を有するキャプスタン方式のテープ装置
において、リワインド時にキャプスタンへのテープ2の
巻き付きが生じると今までテープ巻き取り方向へ回転さ
れていたサプライリールがテープ張力の変化によりテー
プ送り出し方向へ回転するようになる。この場合、サプ
ライリールモータへの印加電圧が巻き取り方向の電圧か
ら送り出し方向の電圧に変化するので、制御部18はこ
の電圧変化を検出したときにキャプスタン駆動回路20
に向けて停止指令信号Sを出力する。
たときにリワインド操作を停止するようにしたテープ装
置を提供する。 【構成】 サプライリール3とテイクアップリール4と
キャプスタン8を有するキャプスタン方式のテープ装置
において、リワインド時にキャプスタンへのテープ2の
巻き付きが生じると今までテープ巻き取り方向へ回転さ
れていたサプライリールがテープ張力の変化によりテー
プ送り出し方向へ回転するようになる。この場合、サプ
ライリールモータへの印加電圧が巻き取り方向の電圧か
ら送り出し方向の電圧に変化するので、制御部18はこ
の電圧変化を検出したときにキャプスタン駆動回路20
に向けて停止指令信号Sを出力する。
Description
【0001】
本考案は、テープ装置に係り、特に、キャプスタン方式のオープンリールテー プ装置の改良に関する。
【0002】
一般に、磁気テープ装置、例えばキャプスタン方式の磁気テープ装置に合って は、テープの走行制御はモータの回転軸に接続されたキャプスタンによって行な われている。他方、サプライモータやテイクアップリール等の動作制御はキャプ スタンの動きには直接関係なく、それぞれのリール側に設けた、テープのテンシ ョンを測定するテンションセンサの動き乃至検出結果のみに依存してこのテープ のテンションを一定に保持する方向にリールモータを駆動するようになっている 。
【0003】 このような動作は、テープの巻き戻し時、すなわちリワインド時についても同 様である。すなわち、リワインド開始指示に応じてまずキャプスタンが動き始め 、それによってテープがリワインド方向に走り始める。これによりサプライリー ル側ではテープのテンションが緩み始め、サプライリールはテープを巻き取る方 向に回転し始めることになり、他方、テイクアップリール側ではテープのテンシ ョンが張り始め、このためテイクアップリールはテープの送り出し方向に回転し 始めることになる。
【0004】
ところで、一般的には磁気テープ装置に使用するテープは、長期の保存や劣悪 な保存状態により磁性体面より粘着性の物質が染み出してくる場合があり、この ようなテープを使用した場合には、テープ走行系のクリーニング操作を頻繁に行 なわなければ磁気ヘッドやキャプスタンに粘着性物質が溜まり、キャプスタンの テープ巻き込み等の事故を起こし易くなる。
【0005】 このようにクリーニング操作の不備等に起因してリワインド動作中、キャプス タンにテープが巻き付いた場合には、前述したテンションセンサの作用によりサ プライリール側及びテイクアップリール側両方共にテープの送り出し方向に回転 し、このためにキャプスタンへのテープの巻き付きは次第に増加して行き、最後 にはテープが切れたり、破損したりして使用できなくなり、テープに記録された データも失われてしまうという問題点があった。 本考案は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案された ものであり、その目的はテープのキャプスタンへの巻き付きを検出したときにリ ワインド操作を停止するようにしたテープ装置を提供することにある。
【0006】
本考案は、上記問題点を解決するために、サプライリールモータにより駆動さ れてテープを供給するサプライリールと、供給されたテープを巻き取るテイクア ップリールと、キャプスタン駆動回路からの指令によりリワインド時にテープを 走行させるためのキャプスタンを有するテープ装置において、前記サプライリー ルモータへ印加される印加電圧を監視すると共に前記印加電圧がリワインド時に テープ送り出し方向への電圧になったときに前記キャプスタン駆動回路に向けて 停止指令信号を出力する制御部を備えるように構成したものである。
【0007】
本考案は、以上のように構成したので、リワインド時にキャプスタンへのテー プの巻き付きが生じると今までテープ巻き取り方向へ回転されていたサプライリ ールがテープ張力の変化によりテープ送り出し方向へ回転するようになり、これ を駆動していたサプライリールモータへの印加電圧がテープ送り出し方向への電 圧に変化する。この変化は制御部により検出され、この変化が検出されたときに 制御部はキャプスタン駆動回路に向けて停止指令信号を出力し、これによりキャ プスタンの回転を停止してテープの巻き付きを防止する。
【0008】
以下に、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は本考案に係るテープ装置の一実施例を示す概略構成図、図2はキャプス タン方式でテンションアームを使用したテープ装置のテープ走行系を示す図であ る。 図示するようにこのテープ装置としては例えばキャプスタン方式の1/2イン チオープンリール磁気テープ装置が用いられ、このテープ装置は、記録・再生時 に磁気テープ2を送り出して供給すべくテープ2の巻回されたサプライリール3 と、これより供給されたテープ2を巻き取るためのテイクアップリール4を有し ており、サプライリール3はサプライリールモータ5の回転駆動により回転され 、他方、テイクアップリール4はテイクアップリールモータ6の回転駆動により 回転される。
【0009】 テープ2の走行路には、途中複数のローラ7が配置されると共に、キャプスタ ン8が設けられている。また、このテープ2の走行路には、これへのデータの記 録・再生を行なうための磁気ヘッド23も設置されている。 サプライリール3側の1つのローラ7Aはサプライ側テンションローラとして 構成され、このローラ7Aはサプライ側弾発部材9によりテープによる引っ張り 方向とは逆の方向へ付勢されたサプライ側テンションアーム10の先端に回転可 能に支持される。このサプライ側テンションアーム10の基部は回動可能に支持 されると共にこの部分にはサプライ側テンションセンサ11が設けられている。 すなわちこのテンションアーム10は、センサ11部分を中心として揺動自在に 支持される。
【0010】 また、テイクアップリール4側の1つのローラ7Bはテイクアップ側テンショ ンローラとして構成され、このローラ7Bはテイクアップ側弾発部材12により テープによる引っ張り方向とは逆の方向へ付勢されたテイクアップ側テンション アーム13の先端に回転可能に支持される。このテイクアップ側テンションアー ム13の基端部は回動可能に支持されると共にこの部分にはテイクアップ側テン ションセンサ14が設けられる。すなわち、テンションアーム13は、センサ1 4部分を中心として揺動自在に支持される。
【0011】 そして、これらサプライリール3及びテイクアップリール4の動作は、キャプ スタン8の動きには直接関係なく、それぞれのテンションセンサ11、14の検 出値に依存してこれらが一定のテープテンションを保つようにその走行方向及び 速度がサプライリールモータ5及びテイクアップリールモータ6により制御され る。すなわち、各テンションセンサ11、14からの出力値はそれぞれのモータ ドライブアンプ15、16により増幅されて各リールモータ5、6へ供給される ようになっている。 そして、サプライリールモータ5へモータドライブアンプ15側から印加され る印加電圧は、A/D変換器17を介して例えばマイクロコンピュータ等よりな る本考案の特長とする制御部18へ入力されて、その変動が監視されている。
【0012】 この制御部18の出力は、キャプスタンモータ19を駆動させるキャプスタン 駆動回路20へ入力されると共にこの駆動回路20からの出力はモータドライブ アンプ21へ入力されている。 上記制御部18のマイクロコンピュータには、リワインド時にサプライリール モータ5へ印加される印加電圧がテープ送り出し方向への電圧になったときに上 記テャプスタン駆動回路20へ向けて停止指令信号Sを出力するようにプログラ ム等がなされている。
【0013】 次に、以上のように構成された本実施例の動作について説明する。 まず、通常の記録・再生時にあっては、キャプスタン8はテイクアップリール 4の方向に向けてテープ2を走行させ、これによりサプライリール3はテープ送 り出し方向へ回転し、他方、テイクアップリール4はテープ巻き取り方向へ回転 する。送り出されたテープ2は途中にて磁気ヘッド23と接触して、データの記 録・再生が行なわれる。
【0014】 一方、リワインド時すなわちテープ巻き戻し時には、前記とは逆に、キャプス タン8を高速でサプライリール3の方向に向けてテープ2を走行させる。この場 合、キャプスタンモータ19と2つのリールモータ5、6とは制御の上では独立 しており、リワインド操作が正常に動作している場合には、テイクアップリール 4はテープの送り出し方向に回転し、これに対してサプライリール3はテープの 巻き取り方向へ回転する。
【0015】 すなわち、キャプスタン8がリワインド方向に回転し始めると、それによって テープ2がリワインド方向に走り始める。そこで、サプライリール3側ではテー プ2のテンションが緩んでこれがサプライ側テンションセンサ11により検知さ れ、この結果、サプライリール3はテープ巻き取り方向に回転する。一方、テイ クアップリール4側ではテープ2のテンションが張り始め、これがテイクアップ 側テンションセンサ14により検知され、この結果、テイクアップリール4はテ ープ送り出し方向へ回転する。この場合、テープテンションが一定に保たれるよ うに各リールモータ5への印加電圧が制御される。
【0016】 このようにリワインド操作が正常に行なわれている状況において、テープ2が キャプスタン8に巻き付いて異常が発生すると、テイクアップリール4側では正 常時と同様に何ら変化は生ぜずにテープの送り出しは続行されるに対して、サプ ライリール3側へはキャプスタンへのテープの巻き付きに起因してテープが送ら れてこなくなるのでテープ2のテンションは上昇し、そのため、サプライ側テン ションセンサ11では逆方向への大きなテンションが検出され、このため、サプ ライモータリール5へは、今までとは逆方向へ回転するように印加電圧が逆転し て供給され、結果的に、サプライリール3はテープ送り出し方向へ回転するとい う異常な事態が発生してしまう。
【0017】 ところが、本実施例にあっては、リワインド時においてはサプライリールモー タ5へ印加されている印加電圧が制御部18により常時監視されており、上述の ように異常事態が発生してサプライリールモータ5への印加電圧が反転してテー プの送り出し方向へ電圧が印加されると、この制御部18は、キャプスタン駆動 回路20に向けて直ちに停止指令信号Sを出力し、キャプスタンモータ19を停 止してキャプスタン8の回転を止める。
【0018】 従って、キャプスタンへのテープ巻き付きの初期の段階においてリワインド動 作を停止させることができるのでテープに与える損傷等を最小限にすることが可 能となる。 尚、上記実施例にあっては、磁気テープの場合について説明したが、本考案は 他のテープ、例えば光磁気テープ等の場合にも適用し得るのは勿論である。
【0019】
以上説明したように、本考案のテープ装置によれば、次のように優れた作用効 果を発揮することができる。 リワインド時においてサプライリールのテープ送り出し動作を検出すると直ち にキャプスタンを停止するようにしたので、テープ巻き付きの初期の段階でリワ インド動作を停止させることができ、従って、テープに与える損傷を最小限に抑 制することができるのみならず、データの欠落も最小限にすることができる。
【図1】本考案に係るテープ装置の一実施例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図2】キャプスタン方式でテンションアームを使用し
たテープ装置のテープ走行系を示す図である。
たテープ装置のテープ走行系を示す図である。
1…テープ装置、2…磁気テープ、3…サプライリー
ル、4…テイクアップリール、5…サプライリールモー
タ、8…キャプスタン、10,13…テンションアー
ム、18…制御部、20…キャプスタン駆動回路、S…
停止指令信号。
ル、4…テイクアップリール、5…サプライリールモー
タ、8…キャプスタン、10,13…テンションアー
ム、18…制御部、20…キャプスタン駆動回路、S…
停止指令信号。
Claims (1)
- 【請求項1】 サプライリールモータにより駆動されて
テープを供給するサプライリールと、供給されたテープ
を巻き取るテイクアップリールと、キャプスタン駆動回
路からの指令によりリワインド時にテープを走行させる
ためのキャプスタンを有するテープ装置において、前記
サプライリールモータへ印加される印加電圧を監視する
と共に前記印加電圧がリワインド時にテープ送り出し方
向への電圧になったときに前記キャプスタン駆動回路に
向けて停止指令信号を出力する制御部を備えたことを特
徴とするテープ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6538892U JPH0626024U (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | テープ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6538892U JPH0626024U (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | テープ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626024U true JPH0626024U (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=13285561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6538892U Pending JPH0626024U (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | テープ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626024U (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP6538892U patent/JPH0626024U/ja active Pending
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