JPH0626020U - 対物レンズのクリーニング装置 - Google Patents

対物レンズのクリーニング装置

Info

Publication number
JPH0626020U
JPH0626020U JP037865U JP3786592U JPH0626020U JP H0626020 U JPH0626020 U JP H0626020U JP 037865 U JP037865 U JP 037865U JP 3786592 U JP3786592 U JP 3786592U JP H0626020 U JPH0626020 U JP H0626020U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
cleaning
actuator
slider
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP037865U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2526112Y2 (ja
Inventor
宏二 奈良岡
雅之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP1992037865U priority Critical patent/JP2526112Y2/ja
Priority to US08/071,671 priority patent/US5321549A/en
Publication of JPH0626020U publication Critical patent/JPH0626020U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526112Y2 publication Critical patent/JP2526112Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B1/00Cleaning by methods involving the use of tools
    • B08B1/10Cleaning by methods involving the use of tools characterised by the type of cleaning tool
    • B08B1/16Rigid blades, e.g. scrapers; Flexible blades, e.g. wipers
    • B08B1/165Scrapers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/121Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は対物レンズのクリーニング装置に関
し、対物レンズ表面に対する充分なクリーニング効果を
得られ、かつ、対物レンズの位置制御を行うアクチュエ
ータに対する悪影響を防止する対物レンズのクリーニン
グ装置を提供することを目的とする。 【構成】光ディスク装置に挿入して、装置本体の外部に
突出した駆動把手 5の操作端5eを手動で動かす。その動
きの方向を駆動把手 5の駆動端5f,スライダ 4,ブラシ
ホルダ 2にて構成される駆動手段で変更し、対物レンズ
表面の汚れをクリーニングするクリーニング部 3による
摺動の方向を、対物レンズを搭載したアクチュエータの
可動方向および可動方向と垂直をなす方向のいずれとも
異なる方向とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は対物レンズのクリーニング装置に係り、特に光ディスク装置において レーザー光を集光させる対物レンズのクリーニングを行う対物レンズのクリーニ ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置では、情報の記録,再生,消去などを行うにあたり、レーザ光 を対物レンズを通してディスク面上に直径1μm程度のスポットとして集光し、 また、ディスクからの反射光を対物レンズを通して光学処理系へ入射するため、 対物レンズに外部から侵入した汚れが徐々に堆積したり、あるいは水分を含む粘 着物が固着したりすると、対物レンズ中を透過する光量が減少したり、焦点に結 ばれる像が歪んだりぼやけたりする。その結果、スポットレーザ光の焦点が合わ なくなる、トラッキングサーボがうまくできなくなる、情報の記録,再生,消去 などを行うときにエラーが頻発するなど、トラブルが発生し易くなる。
【0003】 上述のトラブルの防止には、対物レンズの表面上に付着した汚れを除去するこ とが有効であるが、一般のユーザが対物レンズ表面を清掃するために光ディスク 装置を分解することは困難である。そのため従来より、光ディスク装置に通常の ディスクと同様に挿入して対物レンズ表面を清掃できる対物レンズのクリーニン グ装置が提供されている。
【0004】 図5は対物レンズの位置を制御するアクチュエータを示し、(A)はワイヤサ スペンション方式のアクチュエータ20を、(B)は軸摺動方式のアクチュエータ 30を、それぞれ示している。また、図5(A)および(B)において、FO軸はフ ォーカシング方向すなわち光ディスクの回転軸に沿った方向を、TR軸はトラッキ ング方向すなわち光ディスクの径方向を、TA軸はタンジェンシャル方向すなわち FO軸およびTR軸方向のどちらにも垂直な方向を、それぞれ示す。
【0005】 図5(A)において、アクチュエータ20は、FO軸方向およびTR軸方向への移動 によって、対物レンズ10の位置を制御してスポットレーザ光の焦点調整やトラッ キングサーボなどを行う。また、図5(B)において、アクチュエータ30は、FO 軸回りの回動とFO軸方向への移動とによって、対物レンズ10の位置を制御してス ポットレーザ光の焦点調整やトラッキングサーボなどを行う。
【0006】 従来の対物レンズのクリーニング装置においては、上述したアクチュエータ上 に搭載された対物レンズ上に堆積した汚れを除去するクリーニング手段としてブ ラシやパッド材を具備し、これを対物レンズに接触させて対物レンズ表面上で摺 動させることによって、汚れを払い落としたり吸着したりする構成とされていた 。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記いずれの方式のアクチュエータにおいても、対物レンズ10 はFO軸方向とTR軸方向との2軸方向への可動範囲を有しているため、例えばブラ シなどによって対物レンズ10のクリーニングを行うときに、ブラシの摺動方向が アクチュエータの可動方向と一致していると、対物レンズはアクチュエータとと もにブラシに押圧されて動いてしまってブラシとレンズ表面との摩擦範囲が狭く なり、対物レンズ表面が充分にクリーニングされないという問題点があった。
【0008】 また、反対にブラシの摺動方向をアクチュエータの可動方向と垂直をなす方向 とすると、図5(A)に示したワイヤサスペンション方式の場合にはワイヤ21に 伸縮方向の負荷がかかるため、図5(B)に示した軸摺動方式の場合には摺動軸 31と軸受け32との間に汚れが掃き込まれるため、アクチュエータの案内機構や支 持機構の性能を劣化させたり、場合によっては破損させてしまうという問題点が あった。
【0009】 本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、対物レンズ表面に対する充 分なクリーニング効果を得られ、かつ、対物レンズの位置制御を行うアクチュエ ータに対する悪影響を防止する対物レンズのクリーニング装置を提供することを 目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本考案では、ディスクの径方向への可動方向を有 するアクチュエータを具備する光ディスク装置に挿入された状態で所定の操作を 行うことによって使用され、 前記アクチュエータに搭載された対物レンズ表面上で摺動して前記対物レンズ 表面の汚れを除去するクリーニング手段と、 前記クリーニング手段に前記摺動に必要な駆動力を供給する駆動手段とを具備 する対物レンズのクリーニング装置において、 前記クリーニング手段による前記摺動の方向を、前記アクチュエータの前記可 動方向および前記可動方向と垂直をなす方向のいずれとも異なる方向とするよう に、前記駆動手段を構成した。
【0011】
【作用】
上記構成によれば、クリーニング手段による摺動の方向はアクチュエータの可 動方向および可動方向と垂直をなす方向のいずれとも異なる方向とされているた め、対物レンズ上におけるクリーニング手段の摺動方向は、対物レンズの位置を 制御するアクチュエータの可動方向および可動方向と垂直をなす方向に対し90度 未満の角度となる。
【0012】 したがって、アクチュエータの可動方向および可動方向と垂直をなす方向には 、それぞれクリーニング手段の対物レンズに対する摺動力よりも小さい前記摺動 力の分力が作用する。
【0013】
【実施例】
図1は本考案になる対物レンズのクリーニング装置の一実施例を示す。同図中 、 1はブラシを、 2はブラシホルダを、2aはブラシホルダ 2の軸上に設けられた 角柱形状の突起部を、 3はブラシ 1とブラシホルダ 2にて構成されるクリーニン グ部を、 4はスライダを、4aはスライダ 4の側面に設けられた突起部を、4bはス ライダ 4の上下面間に貫通形成された開口部を、4cはスライダ 4の上面に設けら れた突起部を、それぞれ示す。
【0014】 また、 5は駆動把手を、5aは駆動把手 5の一端に設けられた長孔を、5bは駆動 把手 5の中央近傍部に設けられた軸孔を、5cは駆動把手 5の他端近傍部に設けら れた孔を、 6はスプリングを、 7はハウジングを、 7a はハウジング 7に設けら れた案内溝を、7bはハウジング 7に設けられた軸部を、7cはハウジング 7に設け られた孔を、8 はトップカバーを、 9は取付用ビスを、それぞれ示す。
【0015】 また、矢印は装置本体の光ディスク装置への挿入方向を、矢印は装置本体 の光ディスク装置からの排出方向を、それぞれ示す。上記の各構成部分において 、 1はクリーニング手段に、 2〜 5は駆動手段に、それぞれ相当する。
【0016】 図1において、ブラシホルダ 2はその両端に円柱形状の軸を有しており、一方 の軸上には角柱形状の突起部2aが設けられている。そして、ブラシホルダ 2には 例えばナイロンなどにてなるブラシ 1が配設され、これによってクリーニング部 3が構成されている。
【0017】 クリーニング部 3は、ブラシホルダ 2両端の軸を中心として回動自在となるよ うに、ハウジング 7に設けられた軸受け溝3aに保持される。軸受け溝3aは装置本 体の挿入方向および排出方向に対して45度の傾斜角度で上記クリーニング部 3を保持するよう構成されている。
【0018】 スライダ 4はその側面に突起部4aが設けられるとともに、その一端部には上記 突起部2aが挿入される開口部4bが貫通形成されている。また、他端部には後述す る駆動把手 5に形成された長孔5aと係合する突起部4cが設けられている。さらに 、スライダ 4の下面にはハウジング 7に設けられた案内溝7aに係合する突起部( 図に現れず)が形成されており、上記案内溝7aにこの突起部が係合することによ り、直線運動自在となるよう構成されている。
【0019】 また、側面の突起部4aおよび開口部4bは、ブラシホルダ 2が本体部分および角 柱形状の突起部2aと係合して、スライダ 4の直線運動によってクリーニング部 3 が回動するように構成されている。なお、具体的な駆動動作については後述する 。
【0020】 駆動把手 5は、回動の中心となる中央近傍部5d,手動にて動かす操作端5e,操 作端5eの動きに対応して駆動する駆動端5fの3つの部分に分けられ、中央近傍部 5d,操作端5e,駆動端5fには前記したように長孔5a,軸孔5b,孔5cを有する。
【0021】 中央近傍部5dの軸孔5bは、ハウジング 7に設けられた円柱形状の軸部7bに係合 されて、駆動把手 5全体が回動自在となるように保持される。また、駆動端5fの 長孔5aは、スライダ 4上面の突起部4cと係合されて、駆動把手 5の回動によって スライダ 4が直線運動するように構成される。駆動把手 5の操作端5eは、手動に て操作可能なように装置本体の外部に突出される。
【0022】 スプリング 6は、その一端がハウジング 7に設けられた孔7cに、他端が駆動把 手 5における操作端近傍の孔5cに掛けられており、駆動把手 5の操作端5eを図中 における矢印A2 方向に回動付勢している。
【0023】 上述の構成において、スライダ 4を直線運動自在とする案内溝7aは、クリーニ ング部 3を回動自在に保持する軸受け溝3aに対して直角となるように設けられて いる。そして、スライダ 4が案内溝7aに沿って直線運動するとき、スライダ 4の 突起部4aおよび開口部4bがクリーニング部 3を構成するブラシホルダ 2の本体部 分および角柱形状の突起部2aと係合し、クリーニング部 3は軸受け溝3aを回動中 心として回動する構成とされている。
【0024】 また、駆動把手 5が中央近傍部5dを回動中心として回動するとき、駆動把手 5 の駆動端5fに設けられた長孔5aがスライダ 4の突起部4cと係合し、スライダ 4が 案内溝7aに沿って直線運動する構成とされている。
【0025】 したがって、駆動把手 5の回動によってスライダ 4が装置本体の挿入方向お よび排出方向に対して45度の方向へ直線運動し、スライダ 4の直線運動によっ てクリーニング部 3が装置本体の挿入方向および排出方向に対して45度の角 度を有する軸受け溝3aを回動中心として回動する構成とされている。
【0026】 以上によって各部を組み立てた後に、トップカバー 8を取付用ビス 9にてハウ ジング 7に取り付けて、本考案になる対物レンズのクリーニング装置が完成する 。使用時には、この対物レンズのクリーニング装置を対象となる光ディスク装置 に挿入し、挿入部から突出した駆動把手 5の操作端5eを手動にて動かす。
【0027】 続いて、上記構成とされた対物レンズのクリーニング装置の動作について説明 する。
【0028】 図2は図1の対物レンズのクリーニング装置からトップカバーを取り除いた場 合を示し、図3は図2において駆動把手を動作させた場合を示す。図2および図 3において、図1と同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省略す る。
【0029】 図2において、A1 は対物レンズのクリーニング時に駆動把手 5の操作端5eを 手動にて動かす向きを、B1 は前記A1 の向きへの駆動把手 5の回動に伴う駆動 把手 5の駆動端5fの動く向きを、C1 は前記の駆動把手 5の回動に連動するスラ イダ 4の直線運動の向きを、D1 は前記のスライダ 4の直線運動に連動するクリ ーニング部 3の回動の向きを、それぞれ示す。
【0030】 図2において、光ディスク装置への挿入時に装置本体の外部に突出している駆 動把手 5の操作端5eに手動にて力を加え、スプリング 6の反発力に抗して操作端 5eを図中A1 の向きに動かすと、駆動把手 5は中央近傍部5dを中心として回動し 、反対側の駆動端5fは図中B1 の向きに回動する。
【0031】 この動きは前述によってスライダ 4に伝えられ、スライダ 4は図中C1 の向き すなわち装置本体の挿入方向および排出方向に対して45度傾斜した方向に直 線運動する。スライダ 4の直線運動はクリーニング部 3に伝えられ、クリーニン グ部 3は図中D1 の向きに回動する。こうして駆動把手 5の操作端5eを可動範囲 いっぱいまで動かすと、対物レンズのクリーニング装置の内部は図3に示す状態 となる。
【0032】 図3において、A2 は図の状態で駆動把手 5の操作端5eに力を付勢するのをや めたときに操作端5eが動く向きを、B2 は前記A2 の向きへの駆動把手 5の回動 に伴う駆動把手 5の駆動端5fの動く向きを、C2 は前記の駆動把手 5の回動に連 動するスライダ 4の直線運動の向きを、D2 は前記のスライダ 4の直線運動に連 動するクリーニング部 3の回動の向きを、それぞれ示す。
【0033】 図3において、装置本体の外部に突出している駆動把手 5の操作端5eを押さえ ていた力を除くと、スプリング 6の反発力によって操作端5eは図中A2 の向きに 動いて、駆動把手 5は中央近傍部5dを中心として回動し、反対側の駆動端5fは図 中B2 の向きに回動する。
【0034】 この動きは前述によってスライダ 4に伝えられ、スライダ 4は図中C2 の向き すなわち装置本体の挿入方向および排出方向に対して45度傾斜した方向に直 線運動する。スライダ 4の直線運動は前述によってクリーニング部 3に伝えられ 、クリーニング部 3は図中D2 の向きに回動する。こうして対物レンズのクリー ニング装置の内部は図2の状態に戻る。
【0035】 図4は図1の対物レンズのクリーニング装置による対物レンズのクリーニング 動作の詳細を示し、(A)〜(D)は図2の状態から図3の状態に至る過程を、 (D)〜(F)は図3の状態から図2の状態に至る過程を、それぞれ図2および 図3にて矢印Lで示した視線の方向で見た様子を示している。同図中、図1〜図 3と同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省略する。また、10は 対物レンズを、11はレンズホルダを、それぞれ示す。
【0036】 図4(A)は駆動把手 5の操作端5eに対して何も力が加えられていない状態、 すなわち図2と一致する状態を示す。このとき、スライダ 4は図の左右方向の可 動範囲において最も右側に位置しており、これ以上右側にはスライドできない状 態となっている。そして、ブラシホルダ 2の突起部2aはスライダ 4の外側でスラ イダ 4と平行な状態になっている。
【0037】 ここで、駆動把手 5の操作端5eを手動によって図2のA1 の方向へ動かすと、 前述により、図4(A)にてスライダ 4はC1 の方向へ動く。すると、突起部4a はブラシホルダ 2本体の回動中心から離れた角に触れてこれを押すので、ブラシ ホルダ 2は軸回りに図中D1 の向きに回動して、突起部2aが開口部4bに挿入され て、図4(B)の状態となる。
【0038】 図4(B)の状態でさらに駆動把手 5の操作端5eを手動によって図2のA1 の 方向へ動かすと、スライダ 4はさらにC1 の方向へ動く。すると、突起部2aが開 口部4bの右端によって押されるので、ブラシホルダ 2は軸回りに図中D1 の向き に回動して、図4(C)の状態となる。このとき、ブラシホルダ 2とともに回動 してきたブラシ 1が対物レンズ10に接触する。
【0039】 図4(C)の状態でさらに駆動把手 5の操作端5eを手動によって図2のA1 の 方向へ動かして、図3と一致する状態となると、スライダ 4はさらにC1 の方向 へ動く。すると、突起部2aが開口部4bの右端によってさらに押されるので、ブラ シホルダ 2は軸回りに図中D1 の向きにさらに回動して、ブラシ 1は対物レンズ 10の表面を掃きながら図中の左から右へ摺動し、対物レンズ10の表面に付着した 汚れは除去されて、図4(D)に示す状態となる。このとき、スライダ 4は図の 左右方向の可動範囲において最も左側に位置しており、これ以上左側にはスライ ドできない状態となっている。
【0040】 図4(D)の状態で駆動把手 5の操作端5eに力を加えるのをやめると、スプリ ング 6の反発力によって駆動把手 5の操作端5eは図3のA2 の方向へ動くので、 前述により、スライダ 4はC2 の方向へ動く。すると、突起部2aが開口部4bの左 端によって押されるので、ブラシホルダ 2は軸回りに図中D2 の向きに回動して 、図4(E)の状態となる。このとき、ブラシホルダ 2とともに回動してきたブ ラシ 1が対物レンズ10に接触する。
【0041】 図4(E)の状態からスライダ 4はさらにC2 の方向へ動く。すると、突起部 2aは開口部4bの左端によってさらに押されるので、ブラシホルダ 2は軸回りに図 中D2 の向きに回動して、ブラシ 1は対物レンズ10の表面を掃きながら図中の右 から左へ摺動し、対物レンズ10の表面に付着した汚れは再び除去されて、図4( F)の状態となる。
【0042】 図4(F)の状態からスライダ 4はさらにC2 の方向へ動く。すると、突起部 2aは開口部4bの外側に排出され、スライダ 4の外側でスライダ 4と平行な状態す なわち図4(A)の状態となる。
【0043】 以上のように、本考案になる対物レンズのクリーニング装置では、装置本体を 対象となる光ディスク装置に挿入し、挿入部から突出している駆動把手 5の操作 端5eを手動にて動かして、この動きを駆動把手 5の駆動端5fおよびスライダ 4を 介してクリーニング部 3に伝えることによって、対物レンズ10の表面に付着した 汚れを除去するクリーニング部 3と対物レンズ10との摺動の方向を、装置本体の 挿入方向および排出方向に対して45度となるように構成している。
【0044】 一般的な光ディスク装置においては、対物レンズを搭載するアクチュエータの 可動方向のうち、本考案に関係するトラッキング方向は、ディスクの挿入方向 および排出方向に一致する構成とされているので、クリーニング部 3による摺 動の方向を装置本体の挿入方向および排出方向に対して傾斜させれば、アク チュエータの可動方向および可動方向と垂直をなす方向に作用する力は、それぞ れ摺動力の分力となる。
【0045】 すなわち、クリーニング部 3の対物レンズに対する摺動力の大きさをF,摺動力 F のアクチュエータの可動方向に対する傾斜角度をθとすると、アクチュエータ の可動方向および可動方向と垂直をなす方向に対する摺動力F の分力の大きさは それぞれ、FcosθおよびFsinθと表され、摺動力F によってアクチュエータの可 動方向および可動方向と垂直をなす方向にそれぞれ作用する分力の大きさは、摺 動力F の大きさよりも必ず小さくなる。
【0046】 そこで、本実施例に示したようにクリーニング部 3による摺動の方向を装置本 体の挿入方向および排出方向に対して45度となるよう構成すれば、アクチュ エータの可動方向および可動方向と垂直をなす方向に作用する力は、摺動の方向 がどちらかの方向と一致する場合に対して、それぞれ約 0.7倍となり、本考案に よる効果が最大となる。
【0047】 したがって、ブラシの押圧によりアクチュエータの可動方向へ対物レンズが動 いてしまう現象と、アクチュエータの可動方向と垂直をなす方向へのブラシのク リーニングによるワイヤ伸縮方向への負荷や摺動軸受けへの塵埃の掃き込み現象 は、ともに低減される。以上により、本考案によって対物レンズ表面のクリーニ ング効果を向上させ、アクチュエータの案内機構や支持機構の性能劣化および破 損を防止することができる。
【0048】 なお、本実施例以外にも、対物レンズの表面に付着した汚れを除去するクリー ニング部による摺動の方向を、アクチュエータの可動方向および可動方向と垂直 をなす方向のいずれとも異なる方向とすることができるならば、例えば駆動手段 にモータなどを用いたり、クリーニング手段として吸着性を有するパッドなどを 用いたりしてもよい。また、摺動の方向の傾斜角度は、アクチュエータの特性と 期待するクリーニング効果によって、適当に設定してよい。
【0049】
【考案の効果】
上述の如く本考案によれば、クリーニング手段の対物レンズに対する摺動力に よって、アクチュエータの可動方向に摺動力より小さい分力が作用するようにし たため、ブラシの押圧によるアクチュエータの可動方向への対物レンズの動きが 低減されて、対物レンズ表面のクリーニング効果を向上させることができるとい う特長がある。
【0050】 また、摺動力によって、アクチュエータの可動方向と垂直をなす方向に摺動力 より小さい分力が作用するようにしたため、アクチュエータを支持するワイヤの 伸縮方向への負荷や、摺動軸と軸受けとの間への汚れの掃き込みなどが低減され て、アクチュエータの案内機構や支持機構などの性能劣化および破損を防止する ことができるという特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる対物レンズのクリーニング装置の
一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の対物レンズのクリーニング装置からトッ
プカバーを取り除いた場合を示す平面図である。
【図3】図2において駆動把手を動作させた場合を示す
平面図である。
【図4】図1の対物レンズのクリーニング装置による対
物レンズのクリーニング動作の詳細を示す図である。
【図5】対物レンズの位置を制御するアクチュエータを
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラシ 2 ブラシホルダ 3 クリーニング部 4 スライダ 5 駆動把手 6 スプリング 10 対物レンズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの径方向への可動方向を有する
    アクチュエータを具備する光ディスク装置に挿入された
    状態で所定の操作を行うことによって使用され、 前記アクチュエータに搭載された対物レンズ表面上で摺
    動して前記対物レンズ表面の汚れを除去するクリーニン
    グ手段と、 前記クリーニング手段に前記摺動に必要な駆動力を供給
    する駆動手段とを具備する対物レンズのクリーニング装
    置において、 前記クリーニング手段による前記摺動の方向を、前記ア
    クチュエータの前記可動方向および前記可動方向と垂直
    をなす方向のいずれとも異なる方向とするように、前記
    駆動手段を構成した対物レンズのクリーニング装置。
JP1992037865U 1992-06-04 1992-06-04 対物レンズのクリーニング装置 Expired - Fee Related JP2526112Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992037865U JP2526112Y2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 対物レンズのクリーニング装置
US08/071,671 US5321549A (en) 1992-06-04 1993-06-02 Cleaning apparatus for an object lens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992037865U JP2526112Y2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 対物レンズのクリーニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626020U true JPH0626020U (ja) 1994-04-08
JP2526112Y2 JP2526112Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=12509440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992037865U Expired - Fee Related JP2526112Y2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 対物レンズのクリーニング装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5321549A (ja)
JP (1) JP2526112Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080036198A (ko) * 2005-07-20 2008-04-25 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 굴절부재의 세정방법과 근접장 광학 시스템용 광학주사장치
US20170096612A1 (en) * 2015-10-02 2017-04-06 Varian Medical Systems, Inc. Apparatus and method for precise application of lubricant on collimator components
CN112946872B (zh) * 2021-02-19 2022-09-13 北京龙翼风科技有限公司 一种可自动清理的万向观察镜及其使用方法
CN113909165B (zh) * 2021-09-22 2023-03-21 上饶市桐宇光电科技有限公司 一种光学镜片生产用全方位多量清洗装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101375U (ja) * 1989-01-31 1990-08-13
JPH03269883A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Ricoh Co Ltd 対物レンズ・クリーニング装置
JPH04155626A (ja) * 1990-10-19 1992-05-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 光ディスク駆動装置用光学系清掃装置及び光ディスク駆動装置
JP3115967U (ja) * 2005-07-25 2005-11-24 坂本 新一郎 実際の絵を使用した、オリジナルジグソーパズル

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4165179A (en) * 1976-08-19 1979-08-21 Nippon Precision Optical Instrument Co., Ltd. Device for wiping optical window in turbidimeter or similar optical instrument for examining liquid sample
US5148312A (en) * 1989-02-09 1992-09-15 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Cleaning apparatus for removing foreign substances from a surface variously including a curved member, expanding-contracting vibrator means, and spacer means including a through hole or a depressed region
JPH03100935A (ja) * 1989-09-12 1991-04-25 Hitachi Ltd 光ピツクアツプの防塵装置
US4991949A (en) * 1990-01-23 1991-02-12 Comar, Inc. Dust protection device for an image sensor
JP2639172B2 (ja) * 1990-04-19 1997-08-06 ティアツク株式会社 光ディスク装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101375U (ja) * 1989-01-31 1990-08-13
JPH03269883A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Ricoh Co Ltd 対物レンズ・クリーニング装置
JPH04155626A (ja) * 1990-10-19 1992-05-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 光ディスク駆動装置用光学系清掃装置及び光ディスク駆動装置
JP3115967U (ja) * 2005-07-25 2005-11-24 坂本 新一郎 実際の絵を使用した、オリジナルジグソーパズル

Also Published As

Publication number Publication date
US5321549A (en) 1994-06-14
JP2526112Y2 (ja) 1997-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5467238A (en) Cleaning apparatus for heads of data storage disks
HUT57936A (en) Optical recorder and/or reproducer
JPH0626020U (ja) 対物レンズのクリーニング装置
JPH0731417Y2 (ja) ディスク型記録媒体再生装置のピックアップ送り機構
JP2002230811A (ja) ニアフィールド用光ヘッドの汚染防止装置
JPS62204441A (ja) 光デイスク装置
US20020191523A1 (en) Blade-type disk cleaner system
JP2735135B2 (ja) 光学式情報記録再生装置における対物レンズクリーニング機構
JPH05144058A (ja) レンズクリーナ
JPH0668847B2 (ja) 光学ヘツドの対物レンズクリ−ニング装置
JPH03268265A (ja) 光ディスクドライブ装置
JP2008112498A (ja) 光ディスク装置及び対物レンズのクリーニング方法
JP2006313596A (ja) ディスククリーニング装置および記録ディスクドライブ装置
JPS63244467A (ja) 情報処理装置
JPH0855356A (ja) 光ピックアップ清掃機構及び弾性体部材
JPH09138963A (ja) 光ディスク装置
JP3577096B2 (ja) 情報記録再生装置用クリーニング装置
JPH06176393A (ja) 対物レンズクリーニング装置
JPH05972Y2 (ja)
JPH02304727A (ja) 光ディスク装置の対物レンズクリーニング装置とそれに用いられるクリーニング方法
JPH06111351A (ja) 光学式情報処理装置
JPS63244466A (ja) 情報処理装置
JPH07262587A (ja) ディスクドライブ装置
JPH04302830A (ja) 光ディスク装置における対物レンズのクリーニング方法
JPH07134836A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees