JPH0625942B2 - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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JPH0625942B2
JPH0625942B2 JP62132057A JP13205787A JPH0625942B2 JP H0625942 B2 JPH0625942 B2 JP H0625942B2 JP 62132057 A JP62132057 A JP 62132057A JP 13205787 A JP13205787 A JP 13205787A JP H0625942 B2 JPH0625942 B2 JP H0625942B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、直流電源ラインにトランジスタ等のドロツパ
を接続して直流出力電圧を定電圧制御する電圧調整回
路、又はDC−DCコンバータで直流出力電圧を定電圧
制御する電圧調整回路、又はインバータと整流回路との
組み合せで直流出力電圧を定電圧制御する電圧調整回路
又はこれ等に類似の回路を並列接続して共通の負荷に直
流電力を供給する直流電源装置に関する。
〔従来の技術〕
トランジスタから成るドロツパを直流電源ラインに直列
接続し、ドロツパの電圧を調整することによつて出力電
圧を安定化する構成の電圧調整回路を並列に接続し、夫
々に電圧制御ループを設けると共に、電流バランス制御
ループを設け、負荷電流を均等に分担するように並列運
転する方式は公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、従来の並列回路では、定電圧制御ループと電
流バランス制御ループとが独立に設けられ、並列回路の
一方及び他方の電圧調整回路において定電圧制御ループ
が動作中であれば、電流バランス制御ループが動作を停
止し、逆に電流バランス制御ループが動作中であれば、
電圧制御ループが動作を停止する。この様な並列回路で
出力電圧が変化すると、動作停止中の定電圧制御ループ
が動作を開始し、出力電圧を定電圧化し、この結果、電
流のアンバランスが生じ、この電流のアンバランスが電
流バランス制御ループで制御され、電流バランスがとら
れる。このため、出力電圧が変化してから電流がバラン
スするまでの時間遅れが大きく、応答性が悪かつた。
今、ドロツパ方式の定電圧電源回路の並列回路について
説明したが、DC−DCコンバータ、インバータ等で電
圧調整する定電圧電源回路の並列回路においても同様な
問題がある。
なお、並列接続された2台の電圧調整回路の負荷電流又
はこれに対応する電流を検出し、この電流がバランスす
るように一方の電圧調整回路の基準電圧を制御する方式
が例えば特開昭61−293163号公報に記載されて
いる。しかし、この種の方式では一台がマスタとなり、
残りの一台がスレーブとなるので、2台を同一構成にす
ることが出来ない。従って、電圧調整回路を量産する際
に必然的にコスト高になる。また、この方式では2台よ
りも多くコンバータを並列接続することができない。
そこで、本発明の目的は同一の回路構成の電圧調整回路
の並列接続によって所望のバランスを容易に得ることが
できる直流電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本願の第1番目の発明は、第
1の定電圧制御信号に応答して定電圧化された直流出力
電圧を形成して第1及び第2の出力端子間に接続された
負荷に供給する第1の電圧調整回路と、前記第1の電圧
調整回路の出力端子に接続された第1の電圧検出回路
と、前記第1の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値
にするために使用する第1の基準電圧を得るための第1
の基準電圧源と、前記第1の定電圧制御信号を形成して
前記第1の電圧調整回路に与える第1の誤差増幅器と、
第2の定電圧制御信号に応答して定電圧化された直流出
力電圧を形成して第3及び第4の出力端子間に接続され
た前記負荷に供給するものであり、前記第3及び第4の
出力端子が前記第1の電圧調整回路の前記第1及び第2
の出力端子に接続されている第2の電圧調整回路と、前
記第2の電圧調整回路の出力端子に接続された第2の電
圧検出回路と、前記第2の電圧調整回路の出力端子の電
圧を一定値にするために使用する第2の基準電圧を得る
ための第2の基準電圧源と、前記第2の定電圧制御信号
を形成して前記第2の電圧調整回路に与える第2の誤差
増幅器と、前記第1の電圧調整回路の出力電流が流れる
ライン又は前記第1の電圧調整回路において平均値的に
見てこの出力電流と同様に変化する電流が流れるライン
に接続された第1の電流検出抵抗と、前記第2の電圧調
整回路の出力電流が流れるライン又は前記第2の電圧調
整回路において平均値的に見てこの出力電流と同様に変
化する電流が流れるラインに接続された第2の電流検出
抵抗と、前記第1及び第2の電圧調整回路の電流バラン
スを検出するためのものであって、その一端が前記第2
及び第4の出力端子に直接に又は前記第1及び第2の電
流検出抵抗を介して接続されている第1及び第2の電流
バランス検出用抵抗と、電流バランスを検出するための
第1及び第2の演算増幅器と、前記第1及び第2の電流
検出抵抗で検出された電流が所望の割合になるように前
記第1の基準電圧源の第1の基準電圧を前記第1の演算
増幅器の出力電圧によって補正して第1の補正基準電圧
を得るための第1の基準電圧補正回路と、前記第1及び
第2の電流検出抵抗で検出された電流が所望の割合にな
るように前記第2の基準電圧源の第2の基準電圧を前記
第2の演算増幅器の出力電圧によって補正して第2の補
正基準電圧を得るための第2の基準電圧補正回路とを備
え、前記第1の電圧調整回路と前記第2の電圧調整回路
の両方で前記負荷に直流電力を供給するように構成さ
れ、前記第1及び第2の電流検出用抵抗と前記第1及び
第2の電流バランス検出用抵抗とから成る閉回路が形成
され、前記第1の演算増幅器の一方及び他方の入力端子
は前記第1の電流バランス検出用抵抗の一端及び他端に
それぞれ接続され、前記第2の演算増幅器の一方及び他
方の入力端子は前記第2の電流バランス検出用抵抗の一
端及び他端にそれぞれ接続され、前記第1の誤差増幅器
は前記第1の電圧検出回路で検出された第1の検出電圧
と前記第1の補正基準電圧との差に対応した出力を前記
第1の定電圧制御信号として送出するように構成され、
前記第2の誤差増幅器は前記第2の電圧検出回路で検出
された第2の検出電圧と前記第2の補正基準電圧との差
に対応した出力を前記第2の定電圧制御信号として送出
するように構成されていることを特徴とする直流電源装
置に係わるものである。
本願の第2番目の発明は、検出電圧を補正して電流バラ
ンスを得ることを特徴とするものである。
本願の第3番目の発明は、検出電圧を補正して電流バラ
ンスを得るために、電圧検出用抵抗に電流バランス補正
用抵抗(例えば第3図の52a、52b)を接続し、こ
れに対して並列になるように抵抗(例えば第3図の51
a、51b)とダイオード(例えば第3図の26a、2
6b)を接続し、ダイオードの導通を電流バランス検出
用抵抗(例えば第3図の24a、24b)の電圧によっ
て制御し、検出電圧を補正することを特徴とするもので
ある。
なお、本願発明と実施例との対応関係を説明すると、第
1及び第2の電流検出抵抗は第1図で符号22a、22
bで示すもの又は第2図及び第3図で符号50a、50
bで示すものである。第1及び第2の電流バランス検出
用抵抗は、符号24a、24bで示すものである。第1
及び第2の基準電圧補正回路は抵抗18a、18b、2
5a、25b及びダイオード26a、26bで示す部分
である。また、第2番目の発明の第1及び第2の検出電
圧補正回路は例えば第2図の抵抗51a、51b、52
a、52b、ダイオード26a、26bで示す部分であ
る。また、第3番目の発明の第1及び第2の電圧検出補
正用抵抗は第3図で符号52a、52bで示すものであ
る。第1及び第2の電圧検出補正用抵抗52a、52
b、に対して第1及び第2の電流バランス検出用抵抗2
4a、24bを並列に接続するための第1及び第2の抵
抗及び第1及び第2のダイオードは、第3図で符号51
a、51b、26a、26bで示すものである。
[発明の作用及び効果] 本願の各発明は次の作用効果を有する。
(イ)第1及び第2の電圧調整回路に対して同一の回路
要素を付加し、第1及び第2の電流検出用抵抗と第1及
び第2の電流バランス検出用抵抗との閉回路に基づいて
電流バランスを検出する。従って、第1の電圧調整回路
を主体としたユニットと第2の電圧調整回路を主体とし
たユニットとを同一構成にすることができる。即ち、同
一構成の複数のユニットの並列接続によって直流電源装
置を構成することができ、量産時における直流電源装置
のコストの低減が達成される。
(ロ)各ユニットを同一構成にするので、2台に限るこ
となく、更に、多くのユニットを並列接続することがで
きる。
〔第1の実施例〕 次に、第1図に示す本発明の第1の実施例に係わる直流
電源装置を説明する。この直流電源装置は、第1の直流
定電圧電源回路1(以下第1ユニツトという)と第2の
直流定電圧電源回路2(以下第2ユニツトという)との
並列接続回路から成る。第1ユニツト1は直流電源に接
続される一対の入力端子3、4と、安定化した直流出力
電圧を出力する一対の出力端子5、6と、電流バランス
制御用共通接続端子7とを有する。
第2ユニツト2も同様に、直流電源に接続される一対の
入力端子8、9と、安定化した直流出力電圧を出力する
ための一対の出力端子10、11と、電流バランス制御
用共通接続端子12とを有する。第1ユニツト1の入力
端子3、4と第2ユニツト2の入力端子8、9とは独立
の非安定化直流電源又は共通の直流電源に接続される。
第1及び第2ユニツト1、2の出力端子5、6、10、
11は互いに並列接続され、共通の負荷13に接続され
ている。第1及び第2ユニツト1、2の共通接続端子
7、12は共通接続されている。
第1ユニツト1の入力端子3と出力端子5との間には電
圧調整回路のドロツパとしてのトランジスタ14aが直
列に接続されている。出力端子5と6との間には第1の
電圧検出回路として第1の電圧検出抵抗15aが接続さ
れている。この第1の電圧検出抵抗15aの第1の検出
電圧出力ライン16aは演算増幅器から成る第1の誤差
増幅器17aの反転入力端子に接続されている。第1の
誤差増幅器17aの非反転入力端子と下側の出力端子6
との間の基準電圧補正用抵抗18aを介して第1の基準
電圧源19aが接続されている。従つて、第1の誤差増
幅器17aの出力端子にはライン16aから得られる検
出電圧と基準電圧源19aから与えられる第1の基準電
圧との差に対応した電圧が電圧制御信号として得られ
る。
第1の誤差増幅器17aの出力端子はダイオード20a
を介して主制御素子としてのトランジスタ14aのベー
スに接続されている。トランジスタ14aのコレクタと
ベースとの間にはベース電流を供給するための抵抗21
aが接続されている。
第1ユニツト1は更に電流バランス検出及び制御を行う
ために、入力端子4と出力端子6との間に第1の電流検
出回路としての第1の電流検出抵抗22aが接続され、
更に電流バランス検出及び制御用の第1の演算増幅器2
3a、第1の電流バランス検出用抵抗24a、基準電圧
補正用抵抗25a、ダイオード26aが設けられてい
る。第1の演算増幅器23aの非反転入力端子は電流検
出抵抗22aの左端に接続され、反転入力端子は第1の
バランス検出用抵抗24aを介して電流検出抵抗22a
の左端に接続され、出力端子はダイオード26aと基準
電圧補正用抵抗25aとを介して第1の誤差増幅器17
aの非反転入力端子に接続されている。また電流バラン
ス検出用抵抗24aの下端は共通接続端子7に接続され
ている。
第2ユニツト2は、第2のトランジスタ14b、第2の
電圧検出抵抗15b、電圧検出ライン16b、第2の誤
差増幅器17b、基準電圧補正用抵抗18b、第2の基
準電圧源19b、ダイオード20b、抵抗21b、第2
の電流検出抵抗22b、第2の演算増幅器23b、第2
の電流バランス検出用抵抗24b、基準電圧補正用抵抗
25b、及びダイオード26bとから成り、第1ユニツ
ト1と同一に接続されている。第2ユニツト2の内部構
成は第1ユニツト1と全く同一であるので、同一機能を
有する回路要素には同一の参照番号を付し、第1及び第
2ユニツト1、2を区別するために第1ユニツト1の参
照番号には添字aを付し、第2ユニツト2の参照番号に
は添字bを付し、第2ユニツト2の詳しい説明を省略す
る。
〔動作〕
もし、第1ユニツト1と第2ユニツト2とが並列接続さ
れていない場合には、第1及び第2の演算増幅器23
a、23bを含む電流バランス検出及び補正回路は何ら
の働きもしない。従つて、第1及び第2の誤差増幅器1
7a、17bによる典型的な定電圧制御動作になる。ま
たダイオード26aがオフの場合には第1の基準電圧源
19aの第1の基準電圧Vaが補正されずに第1の誤差増
幅器17aに与えられる。ダイオード26bがオフの場
合には第2の基準電圧源19bの第2の基準電圧Vbが補
正されずに第2の誤差増幅器17bに与えられる。
ところで、第1及び第2ユニツト1、2の出力電圧を全
く同一に設定することは実際上不可能である。もし、第
1ユニツト1の出力電圧が第2ユニツト2の出力電圧よ
りも高くなるように設定されていたとすれば、まず第1
ユニツト1から負荷13に供給する電流の値が第2ユニ
ツト2から負荷13に供給する電流の値よりも大きくな
る。この結果、第1の電流検出抵抗22aの電圧降下が
第2の電流検出抵抗22bの電圧降下よりも大きくな
り、第1及び第2の電流検出抵抗22a、22bの右端
を基準にして第1の電流検出抵抗22aの左端のPa点の
電位は第2の電流検出抵抗22bの左端のPb点の電位よ
りも低くなる。Pa点とPb点とは電流バランス検出用抵抗
24a、24bを介して接続されているので、電位の高
いPb点から電位の低いPa点に向う電流が抵抗24bと抵
抗24aとを介して矢印27a、27bで示すように流
れる。第1の電流バランス検出用抵抗24aに矢印27
aの向きの電流が流れている時には、第1の演算増幅器
23aの反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位よ
りも高いことを意味する。従つて、第1の演算増幅器2
3aの出力電圧Eaは低レベル(零ボルト)となり、ダイ
オード26aはオフ状態になる。一方、第2の電流バラ
ンス検出用抵抗24bに矢印27bに示す方向の電流が
流れている場合には、第2の演算増幅器23bの反転入
力端子の電位よりも非反転入力端子の電位の方が高いの
で、この出力電圧Ebは高レベルになり、この出力電圧Eb
が基準電圧源19bの電圧Vbよりも高くなるとダイオー
ド26bが導通し、基準電圧の補正が行われる。即ち、
演算増幅器23bの出力電圧Ebと基準電圧Vbとの差の電
圧(Eb−Vb)を抵抗18b、25bで分割した値が基準
電圧Vbに加算され、これが補正基準電圧となつて誤差増
幅器17bに与えられる。
基準電圧源19bの電圧Vbよりも高い補正基準電圧が発
生すると、第2の誤差増幅器17bの出力電位が高くな
り、ダイオード20bを通るベース電流のバイパスが少
なくなり、第2のトランジスタ14bのベース電流が増
大し、第2ユニツト2の出力電流が増大し、第1及び第
2ユニツト1、2の出力電流がバランスする。
上記とは逆に、第2ユニツト2の出力電圧が第1ユニツ
ト1の出力電圧よりも高く設定されている場合には、第
1及び第2の電流バランス検出用抵抗24a、24bに
流れる電流の向きが矢印27a、27bとは反対にな
り、第2の演算増幅器23bの出力が低レベルとなつて
ダイオード26bがオフになり、逆に第1の演算増幅器
23aの出力Eaが高レベルになつてダイオード26aが
オンになり、第1の基準電圧源19aの電圧Vaよりも高
い補正基準電圧(基準電圧VaにEa−Vaを抵抗18a、2
5aで分割した電圧を加算した値)が第1の誤差増幅器
17aの非反転入力端子に加わり、この出力電位が高く
なり、ベース電流のバイパスが少なくなり、第1のトラ
ンジスタ14aのベース電流が増大し、第1ユニツト1
の出力電流も増大し、第1及び第2ユニツト1、2の電
流がバランスする。
結局、出力電圧が高く設定された方のユニツトの出力電
圧によつて並列接続の出力電圧が決定される。即ち、出
力電圧が高く設定された方のユニツトの出力電圧と同一
の出力電圧が得られるように低く設定された方のユニツ
トの出力電圧の設定が自動的に補正される。但し、ダイ
オード26a、26bの極性を逆にすれば、出力電圧が
低く設定されたユニツトに高く設定されたユニツトが服
従する。
負荷13の変動等で出力電圧が変化した場合の動作は、
従来の定電圧制御動作と同一であり、検出電圧と基準電
圧又は補正基準電圧とが第1及び第2の誤差増幅器17
a、17bで比較され、出力電圧が所定値に戻るように
トランジスタ14a、14bが制御される。ここで、重
要なことは、電流バランス検出及び補正用の演算増幅器
23a、23bの動作が実質的に変化しないことであ
る。即ち、基準電圧及び補正基準電圧が実質的に変化し
ない。
従来の回路では、第1及び第2の演算増幅器23a、2
3bの出力端子をトランジスタ14a、14bのベース
に接続して電流バランスを調整するように構成されてい
る。更に、従来回路は電圧制御のための誤差増幅器17
a、17bと電流バランスのための演算増幅器23a、
23bとのいずれか一方のみが動作するように構成され
ている。そして、電流バランスのための演算増幅器23
a、23bは第1図の本発明の場合と同様に一方のみが
動作状態にあるので、結局、電圧制御用誤差増幅器17
a、17bのいずれか一方は不動作状態にある。従つ
て、出力電圧に変動が生じた時に、不動作状態にある電
圧調整用誤差増幅器17a又は17bが動作状態に転換
し、電圧調整され、電流バランスも変化し、その後に電
流バランス制御が行われるため、電圧変化時において電
流がバランスするまでに要する時間が長くなり、電流バ
ランス制御の応答速度が遅いという欠点があつた。
これに対して本発明に係わる第1図の回路では2つの誤
差増幅器17a、17bが常に動作状態にあるために、
出力電圧が変化した時に直ちに電圧調整され、第1及び
第2ユニツト1、2の出力電圧が共に同一方向に変化す
るので、電流バランスの変化がほとんど発生せず、所望
の電流バランスが迅速に得られる。
〔第2の実施例〕 次に、本発明の第2の実施例に係わる直流電源装置を示
す第2図を説明する。但し、第2図において、第1図と
実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を
付してその説明を省略する。また、第2図の第1ユニツ
ト1aと第2ユニツト2aとの内部構成は同一であるの
で、同一の構成要素には同一の参照番号を付し、第1ユ
ニツト1aと第2ユニツト2aとを区別するために添字
a、bを各参照番号に付して一方の説明を省略する。
第2図の直流電源装置はDC−DCコンバータから成る
第1及び第2の電圧調整回路を並列接続したものであ
る。従つて、第1の電圧調整回路として、スイツチング
トランジスタ30a、トランス31a、整流平滑回路3
2a、コンパレータ33a、三角波電圧発生回路34
a、ホトトランジスタ35a、及び抵抗36a、発光ダ
イオード43aが設けられている。各部を更に詳しく説
明すると、直流電圧をオン・オフするためのスイツチン
グ素子としてのトランジスタ30aはトランス31aの
1次巻線37aを介して一対の入力端子3、4間に接続
されている。トランス31aの2次巻線38aは、ダイ
オード39a、40a、リアクトル41a、コンデンサ
42aから成る整流平滑回路32aを介して出力端子
5、6に接続されている。第1の誤差増幅器17aの出
力に基づいてトランジスタ30aのオン・オフを制御す
るために正の出力端子5と第1の誤差増幅器17aの出
力端子との間には発光ダイオード43aが接続され、こ
の発光ダイオード43aがホトトランジスタ35aに光
結合されている。
ホトトランジスタ35aは正の電源端子+Vと入力端子
4との間に抵抗36aを介して接続されているので、ホ
トトランジスタ35aの抵抗値と抵抗36aの値とによ
る分圧出力がコンパレータ33aの反転入力端子に与え
られる。コンパレータ33aの非反転入力端子には三角
波発生回路34aが接続され、コンパレータ33aの出
力端子はトランジスタ30aのベースに接続されている
ので、三角波発生回路34aから発生する三角波電圧と
ホトトランジスタ35aに基づいて与えられる制御電圧
との比較に基づいてパルス幅変調(PWM)信号が形成
され、トランジスタ30aはPWM信号に応答してオン
・オフする。トランジスタ30aがオン・オフすること
によつて出力端子5、6間には定電圧化された出力電圧
が得られる。従つて、第1図ではトランジスタ14aを
ドロツパとして使用する電圧調整回路が構成されている
のに対し、第2図ではトランジスタ30aを断続制御す
ることによつて定電圧を得る電圧調整回路になつてい
る。両者を比較すると、電圧調整の方法が相違してはい
るが、誤差増幅器17aの出力を利用して電圧制御を行
つている点では同一である。本発明は電圧調整回路の内
容の変化に拘らず適用可能である。
第2図では第1図の電流検出抵抗22aの代りのものと
して第1の電流検出回路44aが設けられている。第1
図と同様に電流検出抵抗22aを設けても勿論差し支え
ないが、これによる電力損失を除くために、出力電流に
対応する電流が流れるトランジスタ30aのコレクタの
ラインに変流器45aの1次巻線46aを接続し、2次
巻線47aに4つのダイオードから成る全波整流回路4
8aを接続し、整流回路48aの一対の出力ライン間に
平滑用コンデンサ49aと抵抗50aとを接続すること
によつて電流検出回路44aを構成している。これによ
り、抵抗50aにトランジスタ30aに流れる電流に対
応した電圧を得ることができる。従つて、第2図の抵抗
50aは第1図の電流検出抵抗22aと同様な電圧を電
流バランス検出回路に与える。
電流検出抵抗50aの下端は共通接続端子7に接続さ
れ、上端は電流バランス検出用抵抗24aの下端及び第
1の演算増幅器23aの反転入力端子に接続されてい
る。
第2図の第1の演算増幅器23aの出力端子を第1図と
同様に抵抗25aと18aとを介して基準電圧源19a
に接続するように構成することも可能であるが、第2図
の実施例ではダイオード26aと検出電圧補正用抵抗5
0aとを介して電圧検出抵抗15aの下端に接続されて
いる。なお、電圧検出抵抗15aの下端と出力端子6と
の間には検出電圧補正用抵抗51aが接続されている。
〔動作〕
今、第1ユニツト1aの出力電圧が第2ユニツト2aの
出力電圧よりも高く設定されているとすれば、第1ユニ
ツト1aの出力電流が第2ユニツト2aの出力電流より
も大きくなり、第1の電流検出抵抗50aに得られる電
流検出電圧が第2の電流検出抵抗50bに得られる電流
検出電圧よりも大きくなり、抵抗50a、抵抗50b、
抵抗24b、抵抗24aから成る閉回路に、矢印53
a、53bで示す向きの電流が流れる。第1及び第2の
バランス検出用抵抗24a、24bは第1及び第2の演
算増幅器23a、23bの一対の入力端子間にそれぞれ
接続されているので、第1の演算増幅器23aは矢印5
3aの方向の電流に基づく抵抗24aの両端電圧を入力
として動作し、高いレベルの電圧を出力する。この結
果、ダイオード26aはオフになり、第1の演算増幅器
23aは電圧検出回路から切り離された状態にある。一
方、第2の演算増幅器23bは抵抗24bの両端に得ら
れる電圧に基づいて低レベルの出力電圧を発生するよう
に動作し、ダイオード26bが導通する。この結果、第
2の電圧検出抵抗15bの下端が負方向に引つ張られ、
ライン16bから補正検出電圧が第2の誤差増幅器17
bの反転入力端子に与えられる。この補正検出電圧は補
正前の検出電圧よりも低いので、第2の誤差増幅器17
bの出力は高くなり、第2の発光ダイオード43bの発
光量が少なくなり、第2のホトトランジスタ35bの抵
抗が大になり、コンパレータ33bの反転入力端子の電
位が下り、コンパレータ33bの出力端子から得られる
PWMパルスの幅が大きくなり、トランジスタ30bの
オン幅も大になり、結局出力電流が増大し、第1及び第
2ユニツト1a、2aの出力電流のバランス状態が良く
なる方向に補正される。
電流バランスの補正がなされた後に出力電圧の変化が生
じた時には、第1図と同様に第1及び第2の誤差増幅器
17a、17bは共に動作中であるから直ちに電圧調整
がなされる。従つて、第2図の回路においても第1図の
回路と実質的に同一な作用効果が得られる。
〔第3の実施例〕 次に、本発明の第3の実施例に係わる直流電源装置を示
す第3図を説明する。但し、第3図において、第1図及
び第2図と実質的に同一の機能を有する構成要素には同
一の符号を付してその説明を省略する。また、第3図の
第1ユニツト1bと第2ユニツト2bとの内部構成は同
一であるので、同一の構成要素には同一の参照番号を付
し、第1ユニツト1bと第2ユニツト2bとを区別する
ために添字a、bを各参照番号に付して一方の説明を省
略する。
第3図の直流電源装置はDC−DCコンバータから成る
第1及び第2の電圧調整回路を並列接続したものであ
る。従つて、多くの部分で第2図と第3図とは同一であ
る。第2図と第3図との相違点は第2図の第1及び第2
の誤差増幅器17a、17bを演算増幅器で構成せずに
トランジスタ17a、17bによつて構成したこと、第
2図の第1及び第2の演算増幅器23a、23bに相当
するものを設けずに電流検出抵抗50a、50bの下端
をダイオード26a、26bと抵抗51a、51bとを
介して電圧検出抵抗15a、15bの下端に接続したこ
と、基準電圧源19a、19bがツエナーダイオードで
示されていることである。
電流バランス検出用抵抗24a、24bには電流をバイ
パスさせるためのダイオード54a、54bが並列接続
されている。ツエナーダイオード19a、19bのカソ
ードと出力端子5、10との間に抵抗55a、55bが
接続されている。誤差増幅器としてのトランジスタ17
a、17bのコレクタと出力端子5、10との間には抵
抗を介して発光ダイオード43a、43bが接続されて
いる。
〔動作〕
第1ユニツト1bにおいては、電圧検出抵抗15aで検
出された電圧がツエナーダイオード19aで与えられる
基準電圧とトランジスタ17aで比較される。もし、出
力電圧が所定値よりも高くなつたとすれば、トランジス
タ17aの抵抗値が低くなり、発光ダイオード43aの
電流及び発光量が増大し、ホトトランジスタ35aの抵
抗値が低下し、コンパレータ33aの反転入力端子の電
位が高くなり、PWMパルスの幅が狭くなり、トランジ
スタ30aのデユテイ比が下り、出力電圧は所定値に向
つて下げられる。第2ユニツト2bの定電圧制御動作も
第1ユニツト1bと全く同一である。
ところで、両者の出力電圧設定を全く同一にすることは
不可能である。今、第1ユニツト1bの出力電圧が高く
設定されていたとすれば、第1ユニツト1bから負荷1
3に供給する出力電流及び変流器45aに流れる電流は
第2ユニツト2bのそれ等よりも大きい。このため、第
1の電流検出抵抗50aに得られる電流検出電圧が第2
の電流検出抵抗50bに得られる電流検出電圧よりも高
くなり、第1の電流検出抵抗50a、ダイオード54
a、第2の電流バランス検出用抵抗24b、第2の電流
検出抵抗50bから成る閉回路に電流が流れる。この
時、第2の電流バランス検出用抵抗24bに流れる電流
は矢印53bの向きを有する。この結果、第2の電流バ
ランス検出用抵抗24bの下端の電位が下り、ダイオー
ド26bがオンになり、電圧検出抵抗15bの下端の電
圧が下り、電圧検出ライン16bの電位も下り、トラン
ジスタ17bのベース電流が減少し、発光素子43bの
電流及び発光量も低下し、ホトトランジスタ35bの抵
抗値が大きくなり、コンパレータ33bの反転入力端子
の電位が低下し、PWMパルスの幅が広くなり、トラン
ジスタ30bのデユテイ比が大きくなり、出力電流が増
大し、第1及び第2のユニツト1b、2bの出力電流が
バランスした状態になる。
一方、第1ユニツト1bにおいては、ダイオード54a
の電流及びわずかに流れる第1の電流バランス検出用抵
抗24bの電流の向きは矢印53aとなるので、ダイオ
ード26aは逆バイアス状態になり、オフ状態に保たれ
る。
第2ユニツト2bの設定電圧が第1ユニツト1bのそれ
よりも高い場合には上記と逆の動作になる。
電流バランスがとられている状態で負荷電圧の変動が生
じると、トランジスタ17a、17bによる定電圧制御
回路は動作中であるので、直ちに応答して出力電圧を所
定にするように動作する。第1及び第2ユニツト1b、
2bの電圧が同一方向(共に上げ又は共に下げの方向)
に制御されると、電流バランス検出回路における電流の
流れる方向の反転が生じないために、電圧調整後に直ち
に所定のバランス状態が得られる。
〔変形例〕
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1)第1図のトランジスタ14a、14bによる電圧調
整回路部分を、第2図のトランジスタ30a、30b、
トランス31a、31b、整流平滑回路32a、32b
から成るDC−DCコンバータに置き換えることができ
る。
(2)第1図の回路において、電流バランス検出制御用の
第1及び第2の演算増幅器23a、23bの出力を抵抗
を使用して第2図の場合と同様に電圧検出抵抗15a、
15bの下端に結合させ、電流バランスがとれるように
検出電圧を補正してもよい。
(3)第2図及び第3図のDC−DCコンバータによる電
圧調整回路部分を第1図のトランジスタ14a、14b
によるドロツパによる電圧調整回路に置き換えてもよ
い。この場合、変流器45a、45bを直流変流器(D
CCT)に置き換える。
(4)第1図のトランジスタ14a、14bの部分、第2
図及び第3図のDC−DCコンバータ部分を、第4図に
示すインバータ60と整流回路61との組み合せ回路に
置き換えることができる。第4図の電圧調整回路は、直
流電源62に4個のトランジスタ63、64、65、6
6のブリツジ回路を接続し、トランス67の出力に整流
回路61を接続することによつて構成されている。各ト
ランジスタ63、64、65、66はPWM制御回路6
8に接続されている。制御回路68には第2図のホトト
ランジスタ35a又は35bに対応するホトトランジス
タ35が接続されている。このホトトランジスタ35は
出力検出電圧と基準電圧との誤差出力に基づいて制御さ
れる。変流器45は第2図の変流器45a又は45bと
同一の機能を有する。
(5)電圧制御回路部分には、第1図〜第4図に示す回路
に限ることなく、自励発振型のDC−DCコンバータ、
FETを使用したコンバータ等のあらゆる電圧調整を使
用することができる。
(6)第1図、第2図及び第3図におけるダイオード26
a、26bの向きを逆にしてもよい。この様に接続した
場合において、例えば第1ユニツト1、1a、1bの出
力設定電圧が第2ユニツト2、2a、2bのそれよりも
高いとすると、それぞれのダイオード26aがオン状態
になり、第1図では第1の基準電圧が低くなるように補
正され、第2図及び第3図では第1の検出電圧が高くな
るように補正される。この結果、第1ユニツト1、1
a、1bと第2ユニツト2、2a、2bとの内で出力電
圧が低く設定されているものに高く設定されているもの
が服従するような制御になり、低く設定された第2ユニ
ツト2、2a、2bの設定に基づく負荷電圧が得られ
る。なお、第3図においてはダイオード54a、54b
の向きも同時に逆にする。
(7)電圧調整回路のユニツトを2台に限ることなく、3
台以上並列接続する場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係わる直流電源装置を
示す回路図、 第2図は本発明の第2の実施例に係わる直流電源装置を
示す回路図、 第3図は本発明の第3の実施例に係わる直流電源装置を
示す回路図、 第4図は変形例の電圧調整回路を示す回路図である。 1……第1ユニツト、2……第2ユニツト、13……負
荷、14a……第1のトランジスタ、14b……第2の
トランジスタ、15a……第1の電圧検出抵抗、15b
……第2の電圧検出抵抗、17a……第1の誤差増幅
器、17b……第2の誤差増幅器、18a,18b……
基準電圧補正用抵抗、19a……第1の基準電圧源、1
9b……第2の基準電圧源、22a……第1の電流検出
抵抗、22b……第2の電流検出抵抗、23a……第1
の演算増幅器、23b……第2の演算増幅器、24a…
…第1の電流バランス検出用抵抗、24b……第2の電
流バランス検出用抵抗、25a,25b……基準電圧補
正用抵抗。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の定電圧制御信号に応答して定電圧化
    された直流出力電圧を形成して第1及び第2の出力端子
    間に接続された負荷に供給する第1の電圧調整回路と、 前記第1の電圧調整回路の出力端子に接続された第1の
    電圧検出回路と、 前記第1の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値にす
    るために使用する第1の基準電圧を得るための第1の基
    準電圧源と、 前記第1の定電圧制御信号を形成して前記第1の電圧調
    整回路に与える第1の誤差増幅器と、 第2の定電圧制御信号に応答して定電圧化された直流出
    力電圧を形成して第3及び第4の出力端子間に接続され
    た前記負荷に供給するものであり、前記第3及び第4の
    出力端子が前記第1の電圧調整回路の前記第1及び第2
    の出力端子に接続されている第2の電圧調整回路と、 前記第2の電圧調整回路の出力端子に接続された第2の
    電圧検出回路と、 前記第2の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値にす
    るために使用する第2の基準電圧を得るための第2の基
    準電圧源と、 前記第2の定電圧制御信号を形成して前記第2の電圧調
    整回路に与える第2の誤差増幅器と、 前記第1の電圧調整回路の出力電流が流れるライン又は
    前記第1の電圧調整回路において平均値的に見てこの出
    力電流と同様に変化する電流が流れるラインに接続され
    た第1の電流検出抵抗と、 前記第2の電圧調整回路の出力電流が流れるライン又は
    前記第2の電圧調整回路において平均値的に見てこの出
    力電流と同様に変化する電流が流れるラインに接続され
    た第2の電流検出抵抗と、 前記第1及び第2の電圧調整回路の電流バランスを検出
    するためのものであって、その一端が前記第2及び第4
    の出力端子に直接に又は前記第1及び第2の電流検出抵
    抗を介して接続されている第1及び第2の電流バランス
    検出用抵抗と、 電流バランスを検出するための第1及び第2の演算増幅
    器と、 前記第1及び第2の電流検出抵抗で検出された電流が所
    望の割合になるように前記第1の基準電圧源の第1の基
    準電圧を前記第1の演算増幅器の出力電圧によって補正
    して第1の補正基準電圧を得るための第1の基準電圧補
    正回路と、 前記第1及び第2の電流検出抵抗で検出された電流が所
    望の割合になるように前記第2の基準電圧源の第2の基
    準電圧を前記第2の演算増幅器の出力電圧によって補正
    して第2の補正基準電圧を得るための第2の基準電圧補
    正回路と を備え、前記第1の電圧調整回路と前記第2の電圧調整
    回路の両方で前記負荷に直流電力を供給するように構成
    され、 前記第1及び第2の電流検出用抵抗と前記第1及び第2
    の電流バランス検出用抵抗とから成る閉回路が形成さ
    れ、 前記第1の演算増幅器の一方及び他方の入力端子は前記
    第1の電流バランス検出用抵抗の一端及び他端にそれぞ
    れ接続され、 前記第2の演算増幅器の一方及び他方の入力端子は前記
    第2の電流バランス検出用抵抗の一端及び他端にそれぞ
    れ接続され、 前記第1の誤差増幅器は前記第1の電圧検出回路で検出
    された第1の検出電圧と前記第1の補正基準電圧との差
    に対応した出力を前記第1の定電圧制御信号として送出
    するように構成され、 前記第2の誤差増幅器は前記第2の電圧検出回路で検出
    された第2の検出電圧と前記第2の補正基準電圧との差
    に対応した出力を前記第2の定電圧制御信号として送出
    するように構成されていることを特徴とする直流電源装
    置。
  2. 【請求項2】第1の定電圧制御信号に応答して定電圧化
    された直流出力電圧を形成して第1及び第2の出力端子
    間に接続された負荷に供給する第1の電圧調整回路と、 前記第1の電圧調整回路の出力端子に接続された第1の
    電圧検出回路と、 前記第1の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値にす
    るために使用する第1の基準電圧を得るための第1の基
    準電圧源と、 前記第1の定電圧制御信号を形成して前記第1の電圧調
    整回路に与える第1の誤差増幅器と、 第2の定電圧制御信号に応答して定電圧化された直流出
    力電圧を形成して第3及び第4の出力端子間に接続され
    た前記負荷に供給するものであり、前記第3及び第4の
    出力端子が前記第1の電圧調整回路の前記第1及び第2
    の出力端子に接続されている第2の電圧調整回路と、 前記第2の電圧調整回路の出力端子に接続された第2の
    電圧検出回路と、 前記第2の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値にす
    るために使用する第2の基準電圧を得るための第2の基
    準電圧源と、 前記第2の定電圧制御信号を形成して前記第2の電圧調
    整回路に与える第2の誤差増幅器と、 前記第1の電圧調整回路の出力電流が流れるライン又は
    前記第1の電圧調整回路において平均値的に見てこの出
    力電流と同様に変化する電流が流れるラインに接続され
    た第1の電流検出抵抗と、 前記第2の電圧調整回路の出力電流が流れるライン又は
    前記第2の電圧調整回路において平均値的に見てこの出
    力電流と同様に変化する電流が流れるラインに接続され
    た第2の電流検出抵抗と、 前記第1及び第2の電圧調整回路の電流バランスを検出
    するためのものであって、その一端が前記第2及び第4
    の出力端子に直接に又は前記第1及び第2の電流検出抵
    抗を介して接続されている第1及び第2の電流バランス
    検出用抵抗と、 電流バランスを検出するための第1及び第2の演算増幅
    器と、 前記第1及び第2の電流検出抵抗で検出された電流が所
    望の割合になるように前記第1の電圧検出回路から前記
    第1の誤差増幅器に与えるための検出電圧を前記第1の
    演算増幅器の出力によって補正して第1の補正検出電圧
    を得るための第1の検出電圧補正回路と、 前記第1及び第2の電流検出抵抗で検出された電流が所
    望の割合になるように前記第2の電圧検出回路から前記
    第2の誤差増幅器に与えるための検出電圧を前記第2の
    演算増幅器の出力によって補正して第2の補正検出電圧
    を得るための第2の検出電圧補正回路と を備え、前記第1の電圧調整回路と前記第2の電圧調整
    回路の両方で前記負荷に直流電力を供給するように構成
    され、 前記第1及び第2の電流検出用抵抗と前記第1及び第2
    の電流バランス検出用抵抗とから成る閉回路が形成さ
    れ、 前記第1の演算増幅器の一方及び他方の入力端子は前記
    第1の電流バランス検出用抵抗の一端及び他端にそれぞ
    れ接続され、 前記第2の演算増幅器の一方及び他方の入力端子は前記
    第2の電流バランス検出用抵抗の一端及び他端にそれぞ
    れ接続され、 前記第1の誤差増幅器は前記第1の電圧検出補正回路に
    よる補正によって得られた第1の補正検出電圧と前記第
    1の基準電圧源から得られた前記第1の基準電圧との差
    に対応した出力を前記第1の定電圧制御信号として送出
    するように構成され、 前記第2の誤差増幅器は前記第2の電圧検出補正回路に
    よる補正によって得られた第2の補正検出電圧と前記第
    2の基準電圧との差に対応した出力を前記第2の定電圧
    制御信号として送出するように構成されていることを特
    徴とする直流電源装置。
  3. 【請求項3】第1の定電圧制御信号に応答して定電圧化
    された直流出力電圧を形成して第1及び第2の出力端子
    間に接続された負荷に供給する第1の電圧調整回路と、 前記第1の電圧調整回路の前記第1及び第2の出力端子
    間に接続された第1の電圧検出用分圧抵抗と、 前記第1の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値にす
    るために使用する第1の基準電圧を得るための第1の基
    準電圧源と、 前記第1の定電圧制御信号を形成して前記第1の電圧調
    整回路に与える第1の誤差増幅器と、 第2の定電圧制御信号に応答して定電圧化された直流出
    力電圧を形成して第3及び第4の出力端子間に接続され
    た前記負荷に供給するものであり、前記第3及び第4の
    出力端子が前記第1の電圧調整回路の前記第1及び第2
    の出力端子に接続されている第2の電圧調整回路と、 前記第2の電圧調整回路の前記第3及び第4の出力端子
    間に接続された第2の電圧検出用分圧抵抗と、 前記第2の電圧調整回路の出力端子の電圧を一定値にす
    るために使用する第2の基準電圧を得るための第2の基
    準電圧源と、 前記第2の定電圧制御信号を形成して前記第2の電圧調
    整回路に与える第2の誤差増幅器と、 前記第1の電圧調整回路の出力電流が流れるライン又は
    前記第1の電圧調整回路において平均値的に見てこの出
    力電流と同様に変化する電流が流れるラインに接続され
    た第1の電流検出抵抗と、 前記第2の電圧調整回路の出力電流が流れるライン又は
    前記第2の電圧調整回路において平均値的に見てこの出
    力電流と同様に変化する電流が流れるラインに接続され
    た第2の電流検出抵抗と、 前記第1及び第2の電圧調整回路の電流バランスを検出
    するためのものであって、その一端が前記第2及び第4
    の出力端子に直接に又は前記第1及び第2の電流検出抵
    抗を介して接続されている第1及び第2の電流バランス
    検出用抵抗と、 前記第1及び第2の電流検出抵抗で検出された電流が所
    望の割合になるように前記第1の電圧検出用分圧抵抗の
    分圧点から得られる検出電圧を補正するために前記第1
    の電圧検出用分圧抵抗と前記第2の出力端子との間に接
    続された第1の電圧検出補正用抵抗と、 前記第1及び第2の電流検出抵抗で検出された電流が所
    望の割合になるように前記第2の電圧検出用分圧抵抗の
    分圧点から得られる検出電圧を補正するために前記第2
    の電圧検出用分圧抵抗と前記第4の出力端子との間に接
    続された第2の電圧検出補正用抵抗と、 を備え、前記第1の電圧調整回路と前記第2の電圧調整
    回路の両方で前記負荷に直流電力を供給するように構成
    され、 前記第1及び第2の電流検出用抵抗と前記第1及び第2
    の電流バランス検出用抵抗とから成る閉回路が形成さ
    れ、 前記第1の電流バランス検出用抵抗が前記第1の電圧検
    出補正用抵抗に対して第1の抵抗と第1のダイオードと
    を介して並列に接続され、 前記第2の電流バランス検出用抵抗が前記第2の電流検
    出補正用抵抗に対して第2の抵抗と第2のダイオードと
    を介して並列に接続され、 前記第1の誤差増幅器は前記第1の電圧検出補正用抵抗
    による補正で得られた第1の補正検出電圧と前記第1の
    基準電圧源から得られた第1の基準電圧との差に対応し
    た出力を前記第1の定電圧制御信号として送出するよう
    に構成され、 前記第2の誤差増幅器は前記第2の電圧検出補正用抵抗
    による補正で得られた第2の補正検出電圧と前記第2の
    基準電圧源から得られた第2の基準電圧との差に対応し
    た出力を前記第2の定電圧制御信号として送出するよう
    に構成されていることを特徴とする直流電源装置。
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