JPH06257785A - 空気調和機の満水報知装置 - Google Patents

空気調和機の満水報知装置

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JPH06257785A
JPH06257785A JP5044724A JP4472493A JPH06257785A JP H06257785 A JPH06257785 A JP H06257785A JP 5044724 A JP5044724 A JP 5044724A JP 4472493 A JP4472493 A JP 4472493A JP H06257785 A JPH06257785 A JP H06257785A
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compressor
cooler
full
fan
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Katsuya Nakai
克也 中井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排水タンクを取り外した際に凝縮水で空気調和
器内部を濡らしてしまうことがない空気調和機の満水報
知装置を低コストで提供する。 【構成】排水タンクの満水状態を検出するスイッチ機構
22と,満水状態を示す報知動作を行うブザー29とを
設け、スイッチ機構22により満水状態が検出される
と、圧縮機駆動回路44,ファンモータ駆動回路45で
圧縮機,ファンモータを停止させた後、一定時間が経過
するのを待って、ブザー29を動作させるように、CP
U40で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の満水報知装
置に関するものであり、更に詳しくは、空気中から除去
された水分を貯留するための排水タンクを備えた除湿
機,エアコン等の空気調和機に用いられる満水報知装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来より空気調和機として用い
られている除湿機を示す断面図である(実開昭54−3
6959号公報,実公平3−20672号公報等参
照)。この除湿器30の前面には吸込み口11が形成さ
れており、吸込み口11の後方には冷却器12及び凝縮
器13が配設されている。更に、凝縮器13の後方には
ファンモータ14が配設され、このファンモータ14に
ファン15が接続されている。
【0003】そして、ファン15によって前面の吸込み
口11から吸い込んだ空気を、冷却器12及び凝縮器1
3を通して除湿機30外へ吹き出させるように、除湿機
30の後上部には吹出し口16が形成されている。ま
た、冷却器12の冷却除湿によって生成する凝縮水を集
めるために、冷却器12,凝縮器13及びファン15の
下方に、露受け皿17が配設されている。この露受け皿
17の前部にはドレン口17aが形成されている。生成
した凝縮水は、ドレン口17aを通って、ドレン口17
aの下方に位置し除湿機30に着脱自在に装着されてい
る排水タンク18に貯留されるようになっている。
【0004】排水タンク18の上部には回動自在にフロ
ートレバー39が軸支されている。排水タンク18に貯
留された凝縮水が一定量以上になっているか否かを検知
するために、所定の位置にその下端が配置されたフロー
ト20が、フロートレバー39に一体形成されている。
更に、フロートレバー39の軸支側に対して反対側の一
端部には、突出部39aが形成されている。
【0005】また、排水タンク18の上部後部にはスイ
ッチ機構22が添設されており、排水タンク18とスイ
ッチ機構本体22aとの間には、回動自在にスイッチレ
バー23がスイッチ機構本体22aに軸支されている。
通常、スイッチレバー23はフロートレバー39に形成
された突出部39aによって押し込まれ、スイッチ機構
22のボタン22bを押圧して電気回路を閉じた状態、
即ち除湿機30が作動する状態に維持されている。
【0006】このように構成された除湿機30において
は、図5に示すように圧縮機24で圧縮された冷媒ガス
は、凝縮器13で放熱することにより凝縮して高温高圧
の液体となる。液体となった冷媒はドライヤ25で乾燥
された後、毛細管26で減圧され、冷却器12で吸熱気
化して冷却器12を冷却する。そして、冷却器12で気
化して低温の冷媒ガスと冷媒液とになった混合冷媒は、
配管内で更に完全に気化して冷媒ガスとなり圧縮機24
に吸入されるという循環冷凍サイクル系を形成している
(図5中の実線矢印)。
【0007】従って、図4に示すファン15によって吸
込み口11から吸入された空気は、冷却器12で冷却さ
れて冷却除湿される。つまり、空気が冷却器12で冷却
されることにより、空気中の水分が冷却器12に付着
し、除湿水(即ち、凝縮水)となって露受け皿17で集水
され、ドレン口17aを通って排水タンク18に滴下
し、貯留される。そして、冷却除湿された空気は、凝縮
器13により温められて吹出し口16より機外に放出さ
れる。
【0008】外気温が低い状態で除湿運転を行うと、冷
却器12はマイナス温度となり冷却器12に霜が付着し
空気が流れなくなる。そのため、冷却器12への着霜状
態をタイマー等で判断し、一定時間除湿運転を行った場
合には、次のような除霜運転を行う。即ち、電磁弁27
に通電することにより、図5の破線で示す方向に圧縮機
24で圧縮された冷媒ガス(ホットガス)を流し、冷却器
12の温度を上昇させ、除霜を行うのである。除霜運転
中は、ファンモータ14は停止する。
【0009】図6は除湿機30の制御構成を示すブロッ
ク図である。除湿機30全体の制御を行うCPU40
と,メモリとしてROM41及びRAM42とが設けら
れており、CPU40の制御動作はROM41に書き込
まれているプログラムに従って行われる。CPU40
は、インターフェース46を介して各部とのデータのや
り取りを行う。電磁弁駆動回路43は前記電磁弁27を
駆動し、圧縮機駆動回路44は前記圧縮機24を駆動
し、ファンモータ駆動回路45は前記ファンモータ14
を駆動し、満水ランプ28及びブザー29は前記スイッ
チ機構22がOFFになるとそれぞれ点滅(又は点灯)及
び鳴動する。
【0010】CPU40による制御動作を図7に示すフ
ローチャートに従って説明する。ステップ#10でまず
上記のように除湿機30の除湿運転を行う。次に、生成
した凝縮水が排水タンク18に貯留されて満水状態にな
ったか否かを判定する(#20)。満水状態になれば、フ
ロート20が浮き上がり、フロートレバー39を押し上
げる。すると、フロートレバー39の突出部39aがス
イッチレバー23の上方に外れ、スイッチレバー23が
揺動してスイッチ機構22が作動して回路が開(OFF)
の状態となり、満水検出信号が出力される。従って、ス
イッチ機構22がOFF状態と判定されれば、ステップ
#30に進み、満水状態(スイッチ機構22はON状態
のまま)でなければステップ#10に戻る。
【0011】ステップ#30では前記圧縮機24及びフ
ァンモータ14の運転を停止させる。つまり、スイッチ
機構22の満水検出信号に基づいて除湿機30の除湿運
転を停止することによって、排水タンク18のオーバー
フローを防止する。スイッチ機構22の満水検出信号に
より、満水状態を報知するため即時に満水ランプ28を
点滅させ、ブザー29を鳴動させる(#40)。
【0012】次に、ステップ#50で排水タンク18が
満水状態か否かを判定する。満水状態であればステップ
#40に戻り、満水状態でなくなるのを待って満水ラン
プ28を消灯させ、ブザー29を停止させ(#60)、ス
テップ#10に戻る。
【0013】一方、図8に示すように排水タンク18を
除湿機の外へ引き出した時、ドレン口17aをドレンキ
ャップ52で塞ぐ除湿機も従来より知られている。ドレ
ンキャップ52は、軸を有し回転するようになってい
る。軸部にはバネ(図示せず)があり、排水タンク18が
ないときは、このバネにより図中の矢印の方向へ回転
し、ドレン口17aを塞ぐ。排水タンク18がセットさ
れると、排水タンク18に付いているレバー51がドレ
ンキャップ52の片側を押し、ドレンキャップ52は時
計方向に回転し、ドレン口17aは開放される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す除湿機30
では、排水タンク18が満水状態になると同時に圧縮機
24及びファンモータ14の運転を停止して満水報知を
行うため、この直後に排水タンク18を除湿機30の外
側へ引き出すと、露受け皿17及び冷却器12に残って
いる凝縮水がドレン口17aからキャビネット19の内
部に滴下し、キャビネット19の内部を濡らしてしまう
といった問題がある。
【0015】一方、図8に示す除湿機では、排水タンク
18を引き出した時にドレン口17aを塞ぐ機構が付加
されているので、このような問題は生じないが、コスト
アップを招くといった問題がある。また、機構の故障
(レバー51,ドレンキャップ52の破損等)により排水
タンクをセットしたときにドレン口17aが塞がったま
まになると、凝縮水が溢水してしまう(即ち、凝縮水が
露受け皿17からあふれてしまう)といった問題があ
る。
【0016】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、コストアップすることなく、排水タンクの
取り外しに際する露受け皿からの凝縮水の漏れを防止す
る空気調和機の満水報知装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る第1の満水報知装置は、冷媒ガスを圧
縮機で圧縮し凝縮器で放熱させることにより凝縮し、冷
却器で吸熱気化させた後、前記圧縮器に送る循環冷凍サ
イクル系を構成し、前記冷却器及び凝縮器に空気を接触
させるファンと,該ファンを駆動するファンモータと,
前記空気から冷却除湿によって生成する凝縮水を受ける
露受け皿と,該露受け皿で集められた凝縮水を貯留する
排水タンクとを備えた空気調和機に用いられる満水報知
装置において、前記排水タンクの満水状態を検出する検
出手段と,前記満水状態を示す報知動作を行う報知手段
と,前記検出手段により満水状態が検出されると、前記
圧縮機及びファンモータを停止させた後、一定時間が経
過するのを待って、前記報知手段を動作させる制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明に係る第2の満水報知装置は、冷媒
ガスを圧縮機で圧縮し凝縮器で放熱させることにより凝
縮し、冷却器で吸熱気化させた後、前記圧縮器に送る循
環冷凍サイクル系を構成し、前記冷却器及び凝縮器に空
気を接触させるファンと,該ファンを駆動するファンモ
ータと,前記空気から冷却除湿によって生成する凝縮水
を受ける露受け皿と,該露受け皿で集められた凝縮水を
貯留する排水タンクとを備えた空気調和機に用いられる
満水報知装置において、前記排水タンクの満水状態を検
出する検出手段と,前記満水状態を示す報知動作を行う
報知手段と,前記検出手段により満水状態が検出される
と、前記圧縮機を停止させた後、ファンモータを駆動さ
せながら一定時間が経過するのを待って、前記報知手段
を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】本発明に係る第3の満水報知装置は、冷媒
ガスを圧縮機で圧縮し凝縮器で放熱させることにより凝
縮し、冷却器で吸熱気化させた後、前記圧縮器に送る循
環冷凍サイクル系を構成し、前記冷却器及び凝縮器に空
気を接触させるファンと,該ファンを駆動するファンモ
ータと,前記空気から冷却除湿によって生成する凝縮水
を受ける露受け皿と,該露受け皿で集められた凝縮水を
貯留する排水タンクとを備えた空気調和機に用いられる
満水報知装置において、前記排水タンクの満水状態を検
出する検出手段と,前記満水状態を示す報知動作を行う
報知手段と,前記検出手段により満水状態が検出される
と、前記ファンモータを停止させた後、前記圧縮機で圧
縮された冷媒ガスを前記凝縮器を経ることなく前記冷却
器に導きながら一定時間が経過するのを待って、前記報
知手段を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0020】
【作用】上記第1の満水報知装置の構成によると、検出
手段で排水タンクの満水状態が検出されると、制御手段
は圧縮機及びファンモータを停止させた後、報知手段を
動作させるまで一定時間が経過するのを待つように制御
するので、冷却器や露受け皿に付着している凝縮水はこ
の間に蒸発し乾いてしまう。従って、その後報知手段に
満水報知動作させたときに、排水タンクが取り外されて
も露受け皿からは凝縮水が漏れてくることはない。
【0021】上記第2の満水報知装置の構成によると、
検出手段で排水タンクの満水状態が検出されると、制御
手段は圧縮機を停止させた後、ファンモータを駆動させ
ながら報知手段を動作させるまで一定時間が経過するの
を待つように制御するので、ファンによって得られる空
気の流れが冷却器に付着した凝縮水の滴下を促進すると
ともに、冷却器や露受け皿に付着した凝縮水をこの間に
蒸発させ、速やかに露受け皿を乾かしてしまう。従っ
て、その後報知手段に満水報知動作させたときに、排水
タンクが取り外されても露受け皿からは凝縮水が漏れて
くることはない。
【0022】上記第3の満水報知装置の構成によると、
検出手段で排水タンクの満水状態が検出されると、制御
手段はファンモータを停止させた後、圧縮機で圧縮され
た冷媒ガスを凝縮器を経ることなく冷却器に導きながら
一定時間が経過するのを待つように制御するので、高温
の冷媒ガスが冷却器や露受け皿に付着した凝縮水をこの
間に蒸発させ、速やかに露受け皿を乾かしてしまう。従
って、その後報知手段に満水報知動作させたときに、排
水タンクが取り外されても露受け皿からは凝縮水が漏れ
てくることはない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の空気調和機の満水報知装置の
実施例を図面を参照しつつ説明する。各実施例のフロー
チャート中、各実施例相互で同一の制御動作や従来例
(図7)と同一の制御動作には同一の符号を付して詳しい
説明を省略する。また、図4〜図6に示す制御対象とす
る除湿機の構造,冷却サイクル及び制御構成に関し、各
実施例はいずれも前記従来例と同一であり、いずれの実
施例も、冷媒ガスを圧縮機24で圧縮し凝縮器13で放
熱させることにより凝縮し、冷却器12で吸熱気化させ
た後、圧縮器24に送る循環冷凍サイクル系を構成し、
冷却器12及び凝縮器13に空気を接触させるファン1
5と,ファン15を駆動するファンモータ14と,前記
空気から冷却除湿によって生成する凝縮水を受ける露受
け皿17と,露受け皿17で集められた凝縮水を貯留す
る排水タンク18とを備えた空気調和機30に用いられ
る満水報知装置であり、排水タンク18の満水状態を検
出する検出手段としてスイッチ機構22,フロート20
及びフロートレバー39と,満水状態を示す報知動作を
行う報知手段として満水ランプ28及びブザー29とを
備えている。
【0024】本発明の第1実施例は、以下に説明するよ
うに、スイッチ機構22等により満水状態が検出される
と、圧縮機24及びファンモータ14を停止させた後、
一定時間が経過するのを待って、満水ランプ28及びブ
ザー29を動作させるようにCPU40で制御すること
を特徴としており、図1に示すように、図7のフローチ
ャートにステップ#35を追加したほかは図7に示す従
来例と同じ制御を行う。
【0025】図1に示すフローチャートに基づいて、本
実施例の制御動作を説明する。除湿運転開始後(#1
0)、満水状態か否かの判定が行われる(#20)。除湿
運転の方式は、図7に示す従来例と同じである。つま
り、凝縮水が排水タンク18に貯留され満水状態となる
とスイッチ機構22が作動し、満水検知信号が図6に示
すインターフェース(I/O)46を介してCPU40に
入力される。その後、ROM41内に書き込まれている
プログラムに従って、まず、圧縮機駆動回路44とファ
ンモータ駆動回路45により、圧縮機24及びファンモ
ータ14が停止する(#30)。
【0026】その後、RAM42に書き込み設定されて
いる一定時間の経過の後、満水状態を報知するため満水
ランプ28を点滅させ(もちろん点灯でも構わない)、更
にブザー29を鳴動させる(#40)。前記一定時間と
は、露受け皿17及び冷却器12の凝縮水がほぼ排水タ
ンク18内に滴下するのに必要な時間をいい、予め設定
されたものである。ブザー29の鳴動は、連続でも断続
でも構わない。そして、排水タンク18の満水状態が解
除された後(#50の判定による)、これらの満水報知は
停止する(#60)。
【0027】このように、排水タンク18が満水状態に
なった後、一定時間をおいて満水の報知をするため、満
水の報知によって排水タンク18を除湿機30の外へ引
き出しても、ドレン口17aから滴下するだけの凝縮水
は露受け皿17等には残っていないので、キャビネット
19内部を濡らすことはなくなる。
【0028】本発明の第2実施例は、以下に説明するよ
うに、スイッチ機構22により満水状態が検出される
と、圧縮機24を停止させた後、ファンモータ14を駆
動させながら一定時間が経過するのを待って、満水ラン
プ28及びブザー29を動作させるようにCPU40で
制御することを特徴としており、図2に示すように、図
1のフローチャートにおいてステップ#30の代わりに
#32Aを用い、#37Aを追加したほかは第1実施例
と同じ制御を行う。
【0029】また、図2は本発明の第2実施例の制御動
作を示すフローチャートである。同図に示すように、除
湿運転(#10)の開始後、排水タンク18の満水状態を
検出した後(#20での判定による)、すぐに圧縮機24
を停止させるが(#32A)、一定時間経過するのを待っ
ている間もファンモータ14の運転が継続されることに
より(#35)、冷却器12に接触する空気の流れにより
冷却器12に付着している凝縮水の滴下,蒸発が促進さ
れるので、満水報知までの待ち時間の短縮化を図ること
ができるのである。一定時間経過後、ファンモータ14
を停止させ(#37A)、満水報知(満水ランプ28の点
滅及びブザー29の鳴動)を行い(#40)、以下第1実
施例と同様の制御動作を行う(#50,#60)。
【0030】本発明の第3実施例は、以下に説明するよ
うに、スイッチ機構22により満水状態が検出される
と、ファンモータ14を停止させた後、圧縮機24で圧
縮された冷媒ガスを凝縮器13を経ることなく冷却器1
2に導きながら一定時間が経過するのを待って、満水ラ
ンプ28及びブザー29を動作させるようにCPU40
で制御することを特徴としており、図3に示すように、
図1のフローチャートにおいてステップ#30の代わり
に#32Bを用い、#37Bを追加したほかは第1実施
例と同じ制御を行う。
【0031】図3は本発明の第3実施例の制御動作を示
すフローチャートである。同図に示すように、除湿運転
(#10)の開始後、排水タンク18の満水状態を検出し
た後(#20での判定による)、ファンモータ14を停止
させ電磁弁駆動回路44によって電磁弁27を動作させ
るが(#32B)、一定時間経過するのを待っている間も
圧縮機24の運転を継続する(#35)。この動作は除霜
運転動作であり、電磁弁27を介して圧縮機24からの
冷媒ガス(ホットガス)を図5の破線矢印の方向に流し、
冷却器12に流入させることによって冷却器12を温め
る。これにより冷却器12に付着している凝縮水の蒸発
が促進されるので、満水報知までの待ち時間の短縮化を
図ることができるのである。一定時間経過後、圧縮機2
4及び電磁弁27を停止させ(#37B)、満水報知(満
水ランプ28の点滅及びブザー29の鳴動)を行い(#4
0)、以下第1実施例と同様の制御動作を行う(#50,
#60)。
【0032】以上のようにいずれの実施例の方法によっ
ても、全く構造部品等の追加は必要なく、マイクロコン
ピュータ(以下「マイコン」という)のプログラムの内容
のみの変更で実施することが可能であるため、コストも
かからない。また、ドレン口17aを塞いで凝縮水の滴
下を防止する構造(図8)ではないため、ドレンキャップ
52の故障等により排水タンクがセットされているにも
かかわらずドレン口が塞がった状態となり溢水してしま
うといったおそれもまったくない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る第1の
満水報知装置では、検出手段により満水状態が検出され
ると、制御手段が圧縮機及びファンモータを停止させた
後、一定時間が経過するのを待って、報知手段に満水報
知動作(満水ランプの点滅,ブザーの鳴動等)させるの
で、満水報知動作後すぐに排水タンクを取り外しても、
その際の露受け皿からの凝縮水の漏れを防止することが
できる。従って、キャビネット内に凝縮水が滴下し濡れ
るといったことがない。
【0034】本発明に係る第2の満水報知装置では、検
出手段により満水状態が検出されると、制御手段が圧縮
機を停止させた後、ファンモータを駆動させながら一定
時間が経過するのを待って、報知手段に満水報知動作さ
せるので、ファンによる空気の流れで凝縮水の滴下が促
進されるとともに冷却器や露受け皿が迅速に乾燥され、
その結果、満水時から満水報知動作時までの時間が短縮
され、満水報知動作後、すぐに排水タンクを取り外して
も、その際の露受け皿からの凝縮水の漏れを防止するこ
とができる。従って、キャビネット内に凝縮水が滴下し
濡れるといったことがない。
【0035】本発明に係る第3の満水報知装置では、検
出手段により満水状態が検出されると、制御手段がファ
ンモータを停止させた後、圧縮機で圧縮された冷媒ガス
を凝縮器を経ることなく冷却器に導きながら一定時間が
経過するのを待って、満水報知手段に満水報知動作させ
るので、高温の冷媒ガスで冷却器や露受け皿が迅速に乾
燥され、その結果、満水時から満水報知動作時までの時
間が短縮され、満水報知動作後、すぐに排水タンクを取
り外しても、その際の露受け皿からの凝縮水の漏れを防
止することができる。従って、キャビネット内に凝縮水
が滴下し濡れるといったことがない。
【0036】いずれの構成においても、排水タンクを取
り外したときに、ドレン口を塞ぐ凝縮水滴下防止用構造
やそのための部品が不要であり、しかも回路は通常の除
湿機のものと同一でマイコンのプログラムの変更のみで
よいので、コストアップすることなく排水タンクの取り
外しに際する露受け皿からの凝縮水の漏れを防止する空
気調和機の満水報知装置を実現することができる。
【0037】また、ドレン口を塞ぐ凝縮水滴下防止用構
造の故障時(例えば、排水タンクがセットされているの
にもかかわらず、ドレン口が塞がっている場合)の溢水
の危険性がまったくない。従って、かかる溢水により、
部屋の畳や絨毯を濡らしてしまうといったことを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図2】本発明の第2実施例における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図3】本発明の第3実施例における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図4】本発明の実施例及び従来例が制御対象としてい
る除湿機の構造を模式的に示す縦断面図。
【図5】本発明の実施例及び従来例が制御対象としてい
る除湿機の冷却サイクルを模式的に示す図。
【図6】本発明の実施例及び従来例が制御対象としてい
る除湿機の制御構成を示すブロック図。
【図7】従来例における制御動作を示すフローチャー
ト。
【図8】他の従来例が用いられた除湿機の構造を模式的
に示す断面図。
【符号の説明】
12 冷却器 13 凝縮器 14 ファンモータ 15 ファン 17 露受け皿 18 排水タンク 19 キャビネット 20 フロート 22 スイッチ機構 24 圧縮機 27 電磁弁 28 満水ランプ 29 ブザー 30 除湿機 39 フロートレバー 40 CPU 41 ROM 42 RAM 43 電磁弁駆動回路 44 圧縮機駆動回路 45 ファンモータ駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒ガスを圧縮機で圧縮し凝縮器で放熱さ
    せることにより凝縮し、冷却器で吸熱気化させた後、前
    記圧縮器に送る循環冷凍サイクル系を構成し、前記冷却
    器及び凝縮器に空気を接触させるファンと,該ファンを
    駆動するファンモータと,前記空気から冷却除湿によっ
    て生成する凝縮水を受ける露受け皿と,該露受け皿で集
    められた凝縮水を貯留する排水タンクとを備えた空気調
    和機に用いられる満水報知装置において、 前記排水タンクの満水状態を検出する検出手段と,前記
    満水状態を示す報知動作を行う報知手段と,前記検出手
    段により満水状態が検出されると、前記圧縮機及びファ
    ンモータを停止させた後、一定時間が経過するのを待っ
    て、前記報知手段を動作させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする満水報知装置。
  2. 【請求項2】冷媒ガスを圧縮機で圧縮し凝縮器で放熱さ
    せることにより凝縮し、冷却器で吸熱気化させた後、前
    記圧縮器に送る循環冷凍サイクル系を構成し、前記冷却
    器及び凝縮器に空気を接触させるファンと,該ファンを
    駆動するファンモータと,前記空気から冷却除湿によっ
    て生成する凝縮水を受ける露受け皿と,該露受け皿で集
    められた凝縮水を貯留する排水タンクとを備えた空気調
    和機に用いられる満水報知装置において、 前記排水タンクの満水状態を検出する検出手段と,前記
    満水状態を示す報知動作を行う報知手段と,前記検出手
    段により満水状態が検出されると、前記圧縮機を停止さ
    せた後、ファンモータを駆動させながら一定時間が経過
    するのを待って、前記報知手段を動作させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする満水報知装置。
  3. 【請求項3】冷媒ガスを圧縮機で圧縮し凝縮器で放熱さ
    せることにより凝縮し、冷却器で吸熱気化させた後、前
    記圧縮器に送る循環冷凍サイクル系を構成し、前記冷却
    器及び凝縮器に空気を接触させるファンと,該ファンを
    駆動するファンモータと,前記空気から冷却除湿によっ
    て生成する凝縮水を受ける露受け皿と,該露受け皿で集
    められた凝縮水を貯留する排水タンクとを備えた空気調
    和機に用いられる満水報知装置において、 前記排水タンクの満水状態を検出する検出手段と,前記
    満水状態を示す報知動作を行う報知手段と,前記検出手
    段により満水状態が検出されると、前記ファンモータを
    停止させた後、前記圧縮機で圧縮された冷媒ガスを前記
    凝縮器を経ることなく前記冷却器に導きながら一定時間
    が経過するのを待って、前記報知手段を動作させる制御
    手段とを備えたことを特徴とする満水報知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020051209A (ko) * 2000-12-22 2002-06-28 신현준 플래시버트 용접공정의 용접품질 감시방법
JP2006513038A (ja) * 2003-01-08 2006-04-20 チ.エンメ.エッセ.ソチエタ、ペル、アチオニ スクリュープレス圧縮装置
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