JPH06257036A - 出力軸を一定行程と不定行程に選択的に切り換えできるカム伝動装置 - Google Patents

出力軸を一定行程と不定行程に選択的に切り換えできるカム伝動装置

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JPH06257036A
JPH06257036A JP6031965A JP3196594A JPH06257036A JP H06257036 A JPH06257036 A JP H06257036A JP 6031965 A JP6031965 A JP 6031965A JP 3196594 A JP3196594 A JP 3196594A JP H06257036 A JPH06257036 A JP H06257036A
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JP
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lever
link
shaft
roller
cam transmission
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JP6031965A
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English (en)
Inventor
Wilhelm Herrlein
ウィルヘルム、ヘルライン
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Lindauer Dornier GmbH
Original Assignee
Lindauer Dornier GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D39/00Pile-fabric looms
    • D03D39/22Terry looms
    • D03D39/226Sley control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝動装置の出力軸を一定行程および不定行程
に選択的に切り換えられるカム伝動装置を作る。更にこ
の伝動装置が、特に粗布織物および又は平滑織物を製造
するためのシャトル無し織機に対して適用できるように
し、また特に高速回転において伝動装置出力軸に結合さ
れたおさに対して所定の揺動角が保証されるようにす
る。 【構成】 粗布織物および又は平滑織物を製造するため
に、第一および第二の四リンク伝動装置から成るカム伝
動装置が作られている。各四リンク伝動装置は偏心輪で
制御されるローラ付きレバに作用的に結合されている。
両四リンク伝動装置は織機のスレー軸に作用する。相応
した制御およびシフト機構によって一方の四リンク伝動
装置から他方の四リンク伝動装置に切り換えられる。従
ってこのカム伝動装置は平滑織物並びに粗布織物の製造
に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲請求項
1の上位概念部分に記載されている特に粗布織物および
又は平滑織物を製造するための織機における出力軸を一
定行程と不定行程に選択的に切り換えできるカム伝動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】粗布用織機の場合、二つの異なった運動
経過を実現する伝動装置が必要である。スレー(おさか
まち)軸の種々の回転角が実現できねばならず、例えば
部分打ちつけ(Teilanschlag)を形成するため(たて糸に
よりフロール(Flor)高さを形成するため)の位置および
おさの完全打ちつけ(Vollanschlag)位置を実現できねば
ならない。
【0003】このために適した伝動装置を持った公知の
織機は例えばヨーロッパ特許出願第0350446号明
細書に記載されている。この公知の装置の場合、種々の
おさ位置は屈曲おさの原理に基づいて達成されている。
この場合多数のリンクレバーが対象となっている。その
一つのリンクレバーは主駆動軸に固く連結されている偏
心輪セットに接触している。ローラ付きレバーに対する
おさの位置はベルクランクを介して制御され、その場合
このベルクランクは相応した調整駆動装置を介して調整
可能に形成されている。このようにしておさの方向にお
ける屈曲おさのレバー伝達比は調整可能に形成される。
屈曲おさと共働する伝動装置を利用する場合、運動系統
が全体として柔らか過ぎ、即ち揺動点が常に正確に再生
可能に得られないという欠点を有し、これはフロール形
成の際におさの揺動運動に不正確さを生じさせてしま
う。スピンドルを介して調整および変位できるおさ用の
駆動装置は、高速で連続する調整運動が必要であるの
で、駆動軸を高い回転数にできないという欠点がある。
【0004】相互にかみ合う複数のベルクランクを利用
することによって、その質量慣性モーメントが大きいと
いう欠点があり、これは同様に大きな回転数を許さな
い。更にベルクランク機構の質量慣性モーメントは機構
の軸受箇所の摩耗挙動に不利に作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、伝動
装置の出力軸を一定行程および不定行程に選択的に切り
換えられるカム伝動装置を作ることにある。更にこの伝
動装置が、特に粗布織物および又は平滑織物を製造する
ためのシャトル無し織機に対して適用できるようにし、
また特に高速回転において伝動装置出力軸に結合された
おさに対して所定の揺動角が保証されるようにしようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明によれ
ば、特許請求の範囲請求項1の特徴部分に記載された手
段によって達成される。本発明の主な特徴は、互いに無
関係に作動する二つの四リンク伝動装置を有し、その一
方が調整可能に形成され他方が調整不能に形成されてい
るようなカム伝動装置にある。両四リンク伝動装置の間
にクラッチ装置を挿入でき、そのクラッチ装置は主駆動
軸上に配置された制御装置の切換位置に関係して、一方
の四リンク伝動装置だけがあるいは他方の四リンク伝動
装置だけが伝動装置出力軸に作用するように働く。
【0007】従ってこのカム伝動装置をシャトル無し織
機に対して利用することに関係して、上述した欠点を伴
って生ずる上述のベルクランク(屈曲おさ・原理)は回
避され、それに代わっておさの正確な揺動角が実現でき
るという大きな利点が得られる。クラッチ装置は、主駆
動軸上に存在し制御カムユニットから成る制御装置にか
み合わされるシフト機構に結合されている。一方の四リ
ンク伝動装置を調整可能な伝動装置として形成する利点
は、織り工程の始めに必要なフロール高さが四リンク伝
動装置における回転角ないし行程の調整装置による単純
な調整過程によって調整できることにある。他方の四リ
ンク伝動装置は、調整が必要とされないので調整可能に
形成されていない。このためにその代わりに一つの四リ
ンク伝動装置を設けることができ、本発明の他の実施態
様において、この調整できない四リンク伝動装置を、例
えば歯を備えた幾つかのセグメント歯車で形成された歯
車伝動装置によって置き換えることができる。
【0008】主駆動軸に接続されているローラ付きレバ
ーの振動運動はスレー軸に伝達される。調整可能な左側
に配置された四リンク伝動装置あるいは調整できない右
側に配置された四リンク伝動装置を選択的にかみ合わせ
るクラッチ装置として、有利には軸方向に作用するかみ
合い歯式クラッチが利用されている。この場合、その自
由端に対応した外歯を持つ移動軸が対象となっている。
この移動軸は軸方向に第一の終端位置から第二の終端位
置に移動できる。移動軸が例えば左側終端位置にあると
き、移動軸の右側の歯はそこで右側に配置されている四
リンク伝動装置から外れている。ローラ付きレバーおよ
び左側の四リンク伝動装置はそれらの歯で移動軸の外歯
にかみ合っている。移動軸が右側終端位置にあるとき、
ローラ付きレバーの歯および左側の四リンク伝動装置の
歯は、移動軸の右側における歯がローラ付きレバーの右
側における歯とかみ合っているので、互いに外れてい
る。即ち移動軸の位置に関係して、ローラ付きレバーは
振動運動を四リンク伝動装置の左側あるいは右側の四リ
ンクレバーに伝達し、そこからスレー軸に伝達する。そ
の伝達は例えばフロール形成(部分打ちつけ)とおさの
完全打ちつけにおいて3:1の比率で行われる。
【0009】上述の配置構造によって、移動軸に対して
単純な調整駆動装置が設けられるという大きな利点が得
られる。その調整駆動装置は主に揺動レバー組から成
り、これは自由端にローラを備えており、このローラは
主駆動軸上に配置された制御装置の制御カム上を転動す
る。これによって主駆動軸の回転運動を制御カムを介し
て揺動レバーに正確に伝達することができるので、移動
軸への調整運動の正確で実際に遊びのない伝達が行われ
る。かかる調整駆動装置は従って高い回転数においても
移動軸の正確な調整を実現できる。カム伝動装置内で利
用される四リンク伝動装置は小さな質量で形成されてい
る。従ってこれは高い回転数においてフロール形成に対
して決定された正確なスレー軸の回転角位置およびおさ
の正確な揺動位置を生ずることができる。
【0010】本発明において重要なことは、上述したカ
ム伝動装置が粗布織物・機能に対してだけでなく、平滑
織物・機能に対しても適用されることである。即ちここ
では両運転機能に対して互いに別々に配置された二つの
四リンク伝動装置が設けられ、これらは上述の移動軸を
介して選択的に交互に切り換えできる。伝動装置が平滑
織物に対してしか必要とされないとき、唯一の四リンク
伝動装置を利用すれば十分であり、そのために同様に防
護が要求される。平滑織物に対するカム伝動装置を形成
する場合、従って移動軸は不要である。伝動装置は次の
ように機能する。
【0011】主駆動軸に偏心輪セットがフランジ結合さ
れ、この偏心輪セットが振動運動をローラ付きレバーに
伝達する。このローラ付きレバーは四リンク伝動装置に
連結されており、この四リンク伝動装置はスレー軸に結
合されている。偏心輪セット、ローラ付きレバー、後置
接続された四リンク式伝動装置の直列接続が、本発明に
基づいて平滑織物・伝動装置として要求される。これに
対して平滑織物・伝動機能に加えて粗布織物・伝動機能
が達成されるようにしようとする場合、本発明に基づい
て偏心輪セットから出発して同じローラ付きレバーが振
動駆動され、ローラ付きレバーの出力端に二つの四リン
ク伝動装置が当てられ、これらの四リンク伝動装置が交
互に軸方向に移動可能な移動軸を介してローラ付きレバ
ーにかみ合わされ、その場合各四リンク伝動装置が更に
スレー軸に結合されている。
【0012】
【実施例】以下実施例を参照して本発明を詳細に説明す
る。図面およびその説明から本発明に基づく他の特徴お
よび利点が理解できる。右側がハウジングカバー29に
よって閉鎖されている伝動装置ハウジング4の中に主駆
動軸3が回転可能に支持されている。主駆動装置1には
概略的に示されているようにクラッチ・ブレーキ複合体
1aが配置されている。更に主駆動軸3に必要に応じて
作用する逆転モータ2が存在している。主駆動軸3は右
側がハウジング4から連結軸5の形で導き出され、機械
壁6を貫通している。主駆動軸3には、偏心輪8と偏心
輪9から成る偏心輪セット7がフランジ結合されている
(図2も参照)。個々の偏心輪8,9はボルト10によ
って偏心輪セットの形にまとめられている。偏心輪セッ
トは主駆動軸3に固く結合されている。
【0013】各偏心輪8,9の円周面をローラ付きレバ
ー15のローラ11,12が転動する。ローラ11,1
2はそのローラピン13,14を介してローラ付きレバ
ー15に結合されている。ローラ付きレバー15は主に
二つの同じアーム16,17から成っている。一方のア
ーム16にはローラ12が、他方のアーム17にはロー
ラ11が付属され、中央アーム18はローラ11,12
を支持するローラピン13,14の自由端を受けてい
る。
【0014】ローラ付きレバー15は伝動装置ハウジン
グ4の中において軸受52で回転可能に受けられている
(図6も参照)。ここでは左側の四リンク伝動装置の連
結状態が詳細に示されている。この場合、ローラ付きレ
バー15自体が内歯20a,21aを有しているか、内
歯を持つ機械要素20,21がボルト20a′,21
a′を介してローラ付きレバー15に結合されているこ
とが重要である。内歯20aと一直線に四リンクレバー
24の内歯24bが存在しており、これは内歯付き歯車
によっても形成できる。その歯車はボルト20b′で四
リンクレバー24に固定されている。これら両方の歯2
0a,24bは移動軸19の外歯19cにかみ合える。
【0015】移動軸19の反対側には、歯を備えた同じ
機械要素がそこに存在する四リンク伝動装置に対して配
置されている。図1に示されている位置において左側の
歯はかみ合い状態にあり、即ちローラ付きレバー15は
粗布織物を製造するための補助四リンク伝動装置に結合
されているが、右側においてはローラ付きレバー15の
歯21aは移動軸19の外歯から外れている。歯20
a,24bおよび歯21a,25bはそれぞれ互いに隙
間22,23によって分離されているので、対応した部
品は互いに無関係に駆動できる(図6も参照)。
【0016】図6における図示した調整位置において、
振動駆動されるローラ付きレバー15は互いにかみ合っ
ている歯20a,24b,19cを介して揺動軸受37
に連結されている四リンクレバー24を駆動する。この
揺動軸受37が調整可能に形成されていることが重要で
ある。そのために四リンクレバー24の揺動軸線の下側
に位置する範囲はフォーク状アーム24aとして形成さ
れている。このアーム24aは出力軸45ないし46を
行程調整ないし回転角調整するための揺動軸受37に対
する円弧状に延びるガイド24cを有している。揺動軸
受41は四リンクレバー25のアーム25a間で受けら
れている。
【0017】上述の本発明の説明から明らかなように、
移動軸19はそのローラ付きレバー15とのかみ合い結
合に基づいて一緒に偏心輪セット7に由来する振動運動
を行う。その場合、この運動がシフト機構54に伝達さ
れないことが重要である。この目的のために図4に基づ
いて移動軸19および接続ロッド26は、移動軸19の
端面19aと接続ロッド26の端面26aとの間に隙間
55が維持されるように、互いに結合されている。即ち
両端面は滑り接触している。移動軸19と接続ロッド2
6との結合は袋ナットの形に形成されている機械要素5
6によって行われ、この機械要素56は一方では接続ロ
ッド26の肩部26cに係合し、他方ではねじ19bを
介して移動軸19に結合されている。
【0018】図2に基づいて揺動軸受37には、揺動軸
受42を介して他の四リンクレバー43に連結されてい
る連結子38の一端が当たっている。このレバー43は
出力軸45にボルトによって固く結合されている。出力
軸45は図1に基づいて伝動装置ハウジング4の中に回
転可能に支持されている。右側の四リンク伝動装置はほ
ぼ同じ部品から成っており、ただ揺動軸受41が調整可
能に配置されていないことで相違している。なおこの揺
動軸受には連結子40の一端が結合されている。連結子
40は他の四リンクレバー44に連結され、この四リン
クレバー44は出力軸45に結合されている。移動軸1
9を軸方向に調整するためのシフト機構54は図1およ
び図3に基づいて揺動レバー組から成り、その揺動レバ
ー30,31の自由端にはそれぞれローラ32が配置さ
れている。各ローラ32は主駆動軸3に固く結合されて
いる制御装置33の制御カム33aに係合している。そ
の都度唯一の揺動レバー30あるいは31だけがローラ
32で制御カム33aにかみ合っている。この選択的な
係合は、タイロッド34を介して揺動レバー30,31
を作動する空気圧シリンダ35によって達成される。
【0019】利用されている空気圧シリンダ35の代わ
りに、電磁石、液圧式あるいは電動式作動装置のような
他の作動機構も利用できる。従って揺動レバー30ある
いは31と主駆動軸3との係合に関係して、揺動レバー
30,31にヒンジ結合されている軸28に揺動運動が
伝達される。軸28はレバー36に固く結合され、その
揺動可能な自由端に揺動軸受27が配置されている。作
動レバー36は揺動軸受27に揺動可能に取り付けられ
ている。作動レバー36の一端は揺動軸受27に結合さ
れ、この揺動軸受27は移動軸19に配置されている接
続ロッド26の自由端に結合されている。揺動レバー3
0,31の位置に応じて移動軸19は、例えば(フロー
ル形成とおさの完全打ちつけとが)3:1の比率におい
て軸方向に振動して一方の終端位置あるいは他方の終端
位置に移動される。
【0020】既に上述したように図1および図6は移動
軸19の左側移動位置を示している。この場合、揺動レ
バー30がローラ32で主駆動軸3に配置された制御装
置33の制御カム33aにかみ合っている。図2におい
て同じ部品に同一符号が付されている。非常にコンパク
トな構造が得られ、その場合利用されているレバーが正
確な揺動点を規定することが理解できる。特に、偏心輪
セット7から出発して一つのローラ付きレバー15が利
用されていることが重要である。このローラ付きレバー
15はカム制御される移動軸19に基づいて交互に双方
の伝動装置に作用する(粗布織物伝動装置として利用す
る場合)か、一つの四リンク伝動装置だけに作用する
(平滑織物伝動装置として利用する場合)。
【0021】即ち、移動軸19を介して粗布織物製造用
の伝動装置にあるいは平滑織物製造用の伝動装置に切り
換えできるような変換伝動装置が対象となる。図2にお
いて追加的に、スレー軸46がおさ支柱47に結合され
ていることも理解できる。おさ支柱47はおさ平縁4
8,48′を介しておさ49,49′に結合されてい
る。公知のようにおさ49に対して平行にシャフト50
が配置されている。図2はここではおさ49,49′の
二つの異なった揺動位置を示している。
【0022】図5は、電動モータ57aおよびモータ軸
57bに二重矢印58の方向に移動可能であるが相対回
転不能に配置されたピニオン57cから成っている調整
駆動装置57を示している。モータ57aは伝動装置ハ
ウジング4の外側にフランジ結合されている。ピニオン
57cは図2に基づいて四リンクレバー24に回転移動
可能に結合されているセグメント歯車59の歯59aに
かみ合っている。
【0023】行われた行程調整ないし回転角調整を係止
するために、図5に基づいてフォーク状アーム24a
は、揺動軸受37をアーム24aの内側面間に挟みつけ
る係止装置60に接続されている。その場合係止装置は
圧力媒体駆動式のピストン・シリンダユニット61から
成り、そのシリンダ61aは伝動装置ハウジング4の内
側壁に対して平行に位置するアーム24aの側面に配置
されている。ピストン61bにピストンロッド61cが
結合されている。このピストンロッド61cはシリンダ
61a、四リンクレバー24のアーム24aおよび連結
子38の揺動軸受37を貫通している。アーム24aの
伝動装置内側に向いた外側面において、ピストンロッド
61cの自由端はサポートとして形成された結合要素6
2に結合されている。接続口63を介して行程調整過程
後にシリンダ室61a′は圧力媒体が供給され、そのよ
うにしてアーム24a間における揺動軸受37の係止が
引き起こされる。圧力媒体の導入は四リンクレバー24
に存在する接続口64、四リンクレバー24に一体化さ
れている通路65および接続口63への接続口66を介
して行われる。圧力媒体の導入および係止を保証する液
圧式制御装置は一般に公知でありここには図示されてい
ない。なおここでもう一度、複雑に構成されたカム伝動
装置における本発明の要旨が、二つの切換可能な四リン
ク伝動装置から成るカム伝動装置が粗布織物および平滑
織物の製造機能を実現するために適用されることである
ことについて言及しておく。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、伝動装置の出力軸を一
定行程および不定行程に選択的に切り換えられるカム伝
動装置が得られ、これは、特に粗布織物および又は平滑
織物を製造するためのシャトル無し織機に対して適用で
き、また特に高速回転において伝動装置出力軸に結合さ
れたおさに対して所定の揺動角が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗布織物・伝動装置の断面図(図2におけるA
−A線に沿った断面図)。
【図2】図1における矢印Bの方向から見たカム伝動装
置の図。
【図3】図1における矢印Cの方向から見た調整駆動装
置の図。
【図4】移動軸とシフト機構との間の結合部(図1にお
けるX部分)の詳細図。
【図5】左側の四リンクレバーにおけるスレー軸の回転
角ないし行程を調整するための手段および回転角調整を
行う手段の係止手段の(図1におけるY部分)の詳細
図。
【図6】ローラ付きレバー内で一体化されている移動軸
(図1におけるZ部分)の詳細図。
【符号の説明】
1 主駆動軸 1a クラッチ・ブレーキ複合体 2 逆転モータ 3 主駆動軸 4 伝動装置ハウジング 5 連結軸 6 機械壁 7 偏心輪セット 8 偏心輪 9 偏心輪 10 ボルト 11 ローラ 12 ローラ 13 ローラ軸 14 ローラ軸 15 ローラ付きレバー 15a ローラ付きレバー・中空軸 16 アーム(ローラ12) 17 アーム(ローラ11) 18 アーム(中央) 19 移動軸 19a 端面 19b ねじ 19c 歯 20 連動要素 20a 歯 21 連動要素 21a 歯 22 隙間 23 隙間 24 四リンクレバー 24a アーム 24b 歯 24c ガイド 25 四リンクレバー(右) 25a アーム 25b 歯 26 接続ロッド 26a 端面 26b 連結部材 26c 肩部 27 揺動軸受 28 軸 29 ハウジングカバー 30 揺動レバー 31 揺動レバー 32 ローラ 33 制御装置 33a 制御カム 34 タイロッド 35 空気圧シリンダ 36 レバー 37 揺動軸受 38 連結子(左) 40 連結子(右) 41 揺動軸受 42 揺動軸受 43 四リンクレバー(左) 44 四リンクレバー(右) 45 軸延長部 46 スレー軸 47 おさ支柱 48,48′ おさ平縁 49,49′ おさ 50 シャフト 51 軸受(四リンクレバー) 52 軸受(ローラ付きレバー) 54 シフト機構 55 隙間 56 機械要素 57 調整駆動装置 57a モータ 57b モータ軸 57c ピニオン 58 二重矢印 59 セグメント 59a 歯 60 係止装置 61 ピストン・シリンダユニット 61a シリンダ 61a′シリンダ室 61b ピストン 61c ピストンロッド 62 結合要素 63 接続部 64 接続部 65 通路 66 接続部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力軸(45)の運動経過を伝達する偏心
    輪(8,9)、揺動可能に支持されているローラ付きレ
    バー(15)およびリンク(24,38,43;25,
    40,44)のような要素が、電動駆動される駆動軸
    (3)と出力軸(45)との間に組み入れられ、駆動軸
    (3)上に偏心輪(8,9)が配置され、その偏心輪
    (8,9)の円周輪郭面にローラ付きレバー(15)の
    走査要素(11,12)が作用的に接続され、リンク
    (24,38,43;25,40,44)から形成され
    ローラ付きレバー(15)と出力軸(45)との間に組
    み入れられたリンク機構と、このリンク機構をローラ付
    きレバー(15)に結合する切換装置(54)を持って
    いるような特に粗布織物および又は平滑織物を製造する
    ための織機における出力軸(45)を一定行程と不定行
    程に選択的に切り換えできるカム伝動装置において、 − リンク機構が四リンク伝動装置として形成され、カ
    ム伝動装置が少なくとも第一および第二の四リンク伝動
    装置から成り、 − それぞれ四リンクレバー(24,25)がローラ付
    きレバー(15)の仮想揺動軸線に対して同軸的にロー
    ラ付きレバー(15)の両側にそれから間隔を隔ててハ
    ウジング(4)の中に配置され、 − 四リンク伝動装置が交代的にあるいは互い違いにロ
    ーラ付きレバー(15)にシフト機構(54)によって
    作用結合され、 − ローラ付きレバー(15)の仮想揺動軸線がローラ
    付きレバー・中空軸(15a)によって包囲され、ロー
    ラ付きレバー・中空軸(15a)がその自由端に連動要
    素(20,21)を有し、 − ローラ付きレバー・中空軸(15a)が、交代的に
    あるいは互い違いに中空軸(15a)の連動要素(2
    0,21)に作用的に結合される移動軸(19)によっ
    て貫通され、 − 移動軸(19)が切換運動を行うシフト機構(5
    4)に連結され、 − シフト機構(54)が駆動軸(3)上に配置されて
    いる制御装置(33)に作用的に接続され、 − 四リンクレバー(24)が織物におけるフロール高
    さの決定に使用するスレー軸(46)の回転角調整手段
    (24c,57,59)を有し、 − フロール高さを決定する四リンクレバー(24)が
    回転角調整手段(24c,57,59)を係止するため
    の装置(60)を有している、 ことを特徴とする出力軸を一定行程と不定行程に選択的
    に切り換えできるカム伝動装置。
  2. 【請求項2】制御装置(33)およびシフト機構(5
    4)によって軸方向に調整できる移動軸(19)を介し
    てフロール織物伝動装置と平滑織物伝動装置との間で切
    り換えできるような交換伝動装置として形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のカム伝動装置。
  3. 【請求項3】各四リンク伝動装置が、ローラ付きレバー
    (15)の左側および右側にそれぞれ配置された第一の
    四リンクレバー(24)および第二の四リンクレバー
    (25)から構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のカム伝動装置。
  4. 【請求項4】ローラ付きレバー・中空軸(15a)の両
    側に配置された各連動要素(20,21)が内歯(20
    a,21a)を有していることを特徴とする請求項1記
    載のカム伝動装置。
  5. 【請求項5】連動要素(20,21)がローラ付きレバ
    ー・中空軸(15a)の構成部品であることを特徴とす
    る請求項4記載のカム伝動装置。
  6. 【請求項6】連動要素(20,21)が内歯を有する歯
    車であることを特徴とする請求項4記載のカム伝動装
    置。
  7. 【請求項7】各連動要素(20,21)から間隔を隔て
    て配置された第一および第二の四リンクレバー(24,
    25)が揺動可能に支持されていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1つに記載のカム伝動装置。
  8. 【請求項8】第一および第二の四リンクレバー(24,
    25)が仮想軸線を中心に揺動でき、ローラ付きレバー
    ・中空軸(15a)から間隔を隔てて横に伝動装置ハウ
    ジング(4)の中に支持されていることを特徴とする請
    求項7記載のカム伝動装置。
  9. 【請求項9】四リンクレバー(24)の軸が部分的にお
    よび四リンクレバー(25)の軸が完全に中空軸として
    形成され、両軸が内歯(24bないし25b)を有して
    いることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つ
    に記載のカム伝動装置。
  10. 【請求項10】四リンクレバー(24ないし25)の内
    歯(24bないし25b)が移動軸(19)の外歯(1
    9c)に交代的にあるいは互い違いにかみ合えることを
    特徴とする請求項9記載のカム伝動装置。
  11. 【請求項11】移動軸(19)の自由端がシフト機構
    (54)の接続ロッド(26)にかみ合い結合されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のカム伝動装置。
  12. 【請求項12】シフト機構(54)が、接続ロッド(2
    6)、この接続ロッド(26)の自由端に係合し部分・
    伝動装置ハウジング(29)内に回転可能に支持された
    軸(28)に好適に締付け結合されているレバー(3
    6)およびその軸(28)に固く結合され別途制御され
    る揺動レバー組(30,31)から構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のカム伝動装置。
  13. 【請求項13】各揺動レバー(30,31)がそれらの
    自由端にローラ(32)を支持し、これらのローラ(3
    2)が駆動軸(3)上に固定して配置された制御装置
    (33)の制御カム(33a)にかみ合えることを特徴
    とする請求項12記載のカム伝動装置。
  14. 【請求項14】各揺動レバー(30,31)が調整機構
    (35)に結合されていることを特徴とする請求項12
    記載のカム伝動装置。
  15. 【請求項15】その揺動軸線がローラ付きレバー(1
    5)の仮想軸線と一致している二つの四リンクレバー
    (24,25)の一つが、歯(59a)を備えたセグメ
    ント歯車(59)を有し、この歯(59a)が調整駆動
    装置(57)によって駆動され切り離し可能なピニオン
    (57c)とかみ合い、この四リンクレバー(24)が
    その揺動軸線の下側に揺動軸受(37)に対する円弧状
    に形成されたガイド(24c)を有し、その揺動軸受
    (37)がカム伝動装置の連結子(38)を四リンクレ
    バー(24)に行程変更可能に結合していることを特徴
    とする請求項1記載のカム伝動装置。
  16. 【請求項16】第一の四リンクレバー(24,25)が
    揺動軸受(37,41)を受けるためにフォーク状に形
    成されたアーム(24a,25a)を有していることを
    特徴とする請求項1記載のカム伝動装置。
  17. 【請求項17】係止装置(60)が圧力媒体作動式のピ
    ストン・シリンダユニット(61)から成り、そのシリ
    ンダ(60a)が一方のアーム(24a)に取り付けら
    れ、そのピストン(61b)がピストンロッド(61
    c)を有し、このピストンロッド(61c)がシリンダ
    (60a)の底、アーム(24a)および揺動軸受(3
    7)を貫通し、その自由端において、調整可能なサポー
    トとして形成され一方のアーム(24a)に接触してい
    る結合要素(62)を受けていることを特徴とする請求
    項1記載のカム伝動装置。
  18. 【請求項18】係止装置(60)がフォーク状に形成さ
    れたアーム(24a)の範囲に設けられていることを特
    徴とする請求項17記載のカム伝動装置。
JP6031965A 1993-03-03 1994-02-03 出力軸を一定行程と不定行程に選択的に切り換えできるカム伝動装置 Pending JPH06257036A (ja)

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DE4306612A DE4306612C1 (de) 1993-03-03 1993-03-03 Kurvengetriebe mit wahlweise schaltbarem konstanten und variablen Hub einer Abtriebswelle

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EP0613968A1 (de) 1994-09-07
DE59304428D1 (de) 1996-12-12
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US5423354A (en) 1995-06-13
DE4306612C1 (de) 1994-01-13

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