JPH0625573U - 斜板式圧縮機のピストン回転防止機構 - Google Patents

斜板式圧縮機のピストン回転防止機構

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JPH0625573U JP067247U JP6724792U JPH0625573U JP H0625573 U JPH0625573 U JP H0625573U JP 067247 U JP067247 U JP 067247U JP 6724792 U JP6724792 U JP 6724792U JP H0625573 U JPH0625573 U JP H0625573U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジングとピストンとの間に摺動係合部が
形成されない、斜板式可変容量圧縮機のピストン回転防
止機構を提供する。 【構成】 複数のシリンダ室を有するハウジングと、シ
リンダ室内に摺動可能に収容されたピストンと、ハウジ
ングに回転可能に支持されたシャフトと、シャフトに傾
斜して係合しシャフトと一体回転する斜板と、斜板の揺
動運動をピストンに伝達するシューとを備える斜板式圧
縮機のピストン回転防止機構において、ピストンに形成
された第1回転防止手段と、ハウジング内に配設され、
第1回転防止手段と摺動係合するハウジングとは別体の
第2回転防止手段とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、斜板式圧縮機のピストンの回転防止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
斜板式可変容量圧縮機にあっては、斜板の傾斜角の変動を支障なく行わせるべ く、斜板の端部とピストンとの間には充分な間隙が設けられている。しかし、斜 板の端部とピストンとの間に充分な間隙を設けたことにより、ピストンの回転が 許容され、ピストンと斜板の端部とが衝突して異音が発生するという問題を生ず る。かかる問題を解決すべく、実開昭63−93480号公報は、ピストンに形 成された回転防止部と、ピストンを格納するハウジングに形成された回転防止部 との摺動係合によりピストンの回転を阻止する技術を開示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
実開昭63−93480号公報の技術では、ピストンの回転防止部と摺動係合 するハウジング内面の回転防止部を表面加工する必要があり、製造コストの増大 を招くという問題があった。 本考案は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ハウジングとピストンと の間に摺動係合部が形成されない、斜板式可変容量圧縮機のピストン回転防止機 構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては、複数のシリンダ室を有するハ ウジングと、シリンダ室内に摺動可能に収容されたピストンと、ハウジングに回 転可能に支持されたシャフトと、シャフトに傾斜して係合しシャフトと一体回転 する斜板と、斜板の揺動運動をピストンに伝達するシューとを備える斜板式圧縮 機のピストン回転防止機構において、ピストンに形成された第1回転防止手段と 、ハウジング内に配設され、第1回転防止手段と摺動係合するハウジングとは別 体の第2回転防止手段とを備えるピストン回転防止機構を提供する。 また、本考案においては、複数のシリンダ室を有するハウジングと、シリンダ 室内に摺動可能に収容されたピストンと、ハウジングに回転可能に支持されたシ ャフトと、シャフトに傾斜して係合しシャフトと一体回転する斜板と、斜板の揺 動運動をピストンに伝達するシューとを備える斜板式圧縮機のピストン回転防止 機構において、ピストンに形成された回転防止手段を備え、該回転防止手段は、 隣接するピストンの回転防止手段と摺動係合するピストン回転防止機構を提供す る。
【0005】
【作用】
本考案にあっては、ピストンに形成された第1回転防止手段と、ハウジング内 に配設されたハウジングとは別体の第2回転防止手段とが摺動係合することによ り、ピストンの回転が阻止される。 また、本考案にあっては、ピストンに形成された回転防止手段が、隣接するピ ストンに形成された回転防止手段と摺動係合することにより、ピストンの回転が 阻止される。 いずれの場合も、ハウジングとピストンとの間には、ピストンの回転防止のた めの摺動係合部は形成されない。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例に係るピストン回転防止機構と該機構を備える斜板式可変容量 圧縮機とを添付図に基づいて説明する。 本ピストン回転防止機構を備える斜板式可変容量圧縮機は、フロントハウジン グ1と、センターハウジング2と、リアハウジング3とから構成されるハウジン グを備えている。円筒状のセンターハウジング2は、半部分2a、2bから構成 されている。フロントハウジング1とセンターハウジング2とはサイドプレート 4により区分され、センターハウジング2とリアハウジング3とはサイドプレー ト5により区分されている。センターハウジング2内に、周方向に互いに所定の 間隔を隔てて複数の円筒状のシリンダ室6が形成されてる。 フロントハウジング1に保持された軸受7及びセンターハウジング2に保持さ れた軸受8によって回転自在に支持されたシャフト9が、センターハウジング2 内に延びている。シャフト9は図示しない電磁クラッチを介して図示しないエン ジンにより回転駆動される。 センターハウジング2内に延びたシャフト9の端部には、動力伝達部10が形 成されている。動力伝達部10にはシャフト9の軸線に対して傾斜したスリット 11が形成されている。円板状の斜板12の入力部13に固定されたピン14が スリット11に係合している。これにより、斜板12はピン14の軸線周りに回 動自在に、且つスリット11に沿って移動可能にシャフト9に連結されている。
【0007】 シリンダ室6内にはピストン15が往復摺動可能に配設されている。ピストン 15は斜板12を挟持して斜板12の両側に延在している。斜板12とピストン 15との間には、斜板12を挟んで一対の半球状のシュー16が配設されている 。シュー16は斜板12に対して摺動可能とされ、またピストン15に対しても 摺動可能とされている。 フロントハウジング1、リアハウジング3の内部には、吸入室17、18が形 成されている。吸入室17、18の径方向外方には、吐出室19、20が形成さ れている。サイドプレート4、5にはシリンダ室6と吸入室17、18とを連通 する吸入孔21が形成されている。またサイドプレート4、5にはシリンダ室6 と吐出室19、20とを連通する吐出孔22が形成されている。 吸入孔21のシリンダ室6側には吸入弁23が、吐出孔22の吐出室19、2 0側には吐出弁24が配設されている。吐出弁24は弁押さえ25によって保持 されている。
【0008】 センターハウジング2a、2bにはシリンダ室6に加えて、斜板12を格納す る斜板室26と、斜板室26から吸入室17、18に低温低圧の冷媒を導入する 吸入側通路27、28と、吐出室19、20から高温高圧の圧縮冷媒を外部へ導 出する吐出側通路29、30が形成されている。斜板室26は、図示しない吸入 口を介して図示しない空気調和装置のエバポレータに連通している。吐出側通路 29、30は吐出口31、32を介して図示しない空気調和装置のコンデンサに 連通している。 斜板12の中心部に形成された円形開口に、連結球33が摺動自在に嵌合して いる。連結球33はスライダ34固定されている。スライダ34は駆動ピストン 35に連結されている 駆動ピストン35はリアハウジング3の中央部に配設されている。駆動ピスト ン35の外側面とサイドプレート5とにより吸入室18が形成されている。駆動 ピストン35の内部に圧力室36が形成されている。圧力室36には、低圧導入 通路37と出力通路38とを介して吸入室18内の低圧力が導入され、また高圧 導入通路39と出力通路38とを介して吐出室20内の高圧力が導入される。前 記導入圧力は切換弁40によって切り換え制御される。切換弁40はコントロー ラ41からの電気信号によって駆動される。
【0009】 図2に示すように、ピストン15は、一端が閉鎖された一対の円筒状のピスト ンヘッド15a、15bと、ピストンヘッド15aと15bとを連結する半円筒 状の連結部材15cとを備えている。連結部材15cには、シュー16を収容す る一対のシュー支持部材15dが形成されている。連結部材15cの外周には略 円弧状の断面を有する回転防止部材15eが形成されている。図3に示すように 、隣接するピストン15の間に配設されたスルーボルト42が、ピストン15に 平行にハウジング1、2、3を貫通して、これらを一体的に結合させている。回 転防止部材15eの端部の外面が、摺動可能にスルーボルト42に係合し、該係 合により、ピストン15の回転が阻止されている。回転防止部材15eの端部の 外面は、スルーボルト42との摺動係合を可能にすべく表面加工されている。
【0010】 上記の如くに構成された本斜板式可変容量圧縮機の作動を説明する。 図示しない電磁クラッチが接続され、エンジンの回転駆動力がシャフト9に伝 達されると、シャフト9と斜板12とが回転する。斜板12はシャフト9の軸線 に対して傾斜しているので、シャフト9の回転に伴い斜板12は揺動運動を行う 。前記揺動はシュー16を介してピストン15に伝達され、ピストン15はシリ ンダ室6内で往復移動する。 ピストン15の往復移動に伴い、ピストンの吸入行程時には、吸入弁23が開 き、図示しない吸入口、斜板室26、吸入通路27、28を通って低温低圧の冷 媒が吸入室17、18に吸入され、更に、吸入室17、18から吸入孔21通っ てシリンダ室6に吸入される。ピストンの圧縮行程時には、シリンダ室6の容積 減少に伴い、冷媒の圧縮が行われる。シリンダ室6内の冷媒が所定圧以上に圧縮 されると、吐出弁24が開き、シリンダ室6から吐出孔22を通って吐出室19 、20に冷媒が吐出される。吐出室19、20に吐出された冷媒は、次いで吐出 通路29、30、吐出口31、32を通って、圧縮機から吐出される。
【0011】 上記構成の圧縮機では、空気調和装置により要求される吐出容量に応じて斜板 12の傾斜角が制御される。すなわちコントローラ41からの電気信号に基づき 切換弁40が切り換えられ、それにより斜板12の傾斜角が制御される。切換弁 40が低圧導入通路37と出力通路38とを連通した場合には、制御圧室36内 の圧力は吸入室18内の低圧と同圧になる。この場合には図1に示されるピスト ン15以外のピストンに加わる冷媒からの反力が斜板12、スライダ34を介し て駆動ピストン35に伝達され、駆動ピストン35は図1に示すように最も右方 向に変位する。 駆動ピストン35が図中右方向に変位すると、シャフト9に対する斜板12の 傾斜は小さくなる。斜板12の傾斜が小さくなることによってピストン15の往 復ストロークが小さくなり、圧縮機の吐出量が低下する。 圧縮機に大きな吐出量が必要とされる場合には、コントローラ41からの電気 信号に基づき切換弁40が通路を切り換える。すなわち高圧導入通路39と出力 通路38とを連通させる。吐出室20内の高圧が制御圧室36に導入され、駆動 ピストン35は図中左方向に変位する。駆動ピストン35の変位がスライダ34 、連結球33を介して斜板12に伝達される。ピン14がスリット11内を移動 し、シャフト9に対する斜板12の傾斜角が大きくなる。斜板12の傾斜角増大 に伴いピストン15の往復ストロークが増大し、圧縮機の吐出量が増大する。
【0012】 ピストン15に形成された回転防止部材15eとスルーボルト42との摺動係 合により、ピストン15の回転が阻止され、ひいては斜板12の端部とピストン 15との衝突による異音の発生が防止される。 ここで、本圧縮機にあっては、回転防止部材15eはスルーボルト42とのみ 摺動係合し、センターハウジング2とは係合しない。従って、センターハウジン グ2の内面に、回転防止部材15eとの摺動係合のための表面加工をする必要は 無い。また、回転防止部材15eは、その端部においてのみスルーボルト42と 摺動係合するので、該端部のみを表面加工すれば良い。従って、シリンダ15の 回転防止のために必要とされる表面加工面積は小さい。 回転防止部材15eとスルーボルト42との摺動係合の態様は、図2、3に示 すものに限定されない。例えば、図4に示すように、ピストン15の径方向外方 にスルーボルト42を配設し、ピストン15に形成された溝付の回転防止部材1 5e1 とスルーボルト42とを摺動係合させても良く、或いは、図5に示すよう に、隣接するピストン15の間にスルーボルト42を配設し、ピストン15に形 成された一対の溝付の回転防止部材15e2 とスルーボルト42とを摺動係合さ せても良い。
【0013】 図6、図7に、ピストン回転防止機構の第2実施例を示す。本機構にあっては 、ピストンの連結部材15cに形成された直方体状の凸部から成る回転防止部材 15e3 と、ハウジング2内に配設されたリング状の回転防止部材43に形成さ れた係合溝43aとの摺動係合によりピストン15の回転が阻止される。図7の 機構にあっては、ピストンの連結部材15cに形成された回転防止用係合溝15 e4 と、ハウジング2内に配設されたリング状の回転防止部材43に形成された 係合突起43bとの摺動係合によりピストン15の回転が阻止される。何れの場 合も、リング状の回転防止部材43は、ハウジング2の半部分2aと2bの当接 部に挟持されて配設される。 図8、図9に、ピストン回転防止機構の第3実施例を示す。本機構にあっては 、ピストンの連結部材15cの外周に略円弧状の断面を有する回転防止部材15 e5 が形成されている。回転防止部材15e5 の両端部が、それぞれ隣接するピ ストン15の回転防止部材15e5 の端部と摺動係合することにより、ピストン 15の回転が阻止される。本実施例にあっては、互いに隣接するピストン15の 回転防止部材15e5 が摺動係合するので、実施例1、2に比べて係合部の摺動 距離が短い。これにより、耐磨耗性が向上する。 上記第2、第3実施例においても、回転防止部材15e3 、15e5 、回転防 止用係合溝15e4 とセンターハウジング2とは係合しない。従って、センター ハウジング2の内面に、回転防止部材回転防止部材15e3 、15e5 、回転防 止用係合溝15e4 との摺動係合のための表面加工をする必要は無い。
【0014】 上記何れの場合も、ピストンに形成される回転防止部材とハウジング内に配設 される回転防止部材との間の摺動係合面には、4フッ化エチレン系コーティング 、クロムメッキ、セラミック系コーティング等、摩擦低減効果を有するコーティ ングを施すことが望ましい。 なお、上述の実施例では、本考案に係るピストン回転防止機構を斜板式可変容 量圧縮機に適用したが、本考案に係るピストン回転防止機構を斜板式固定容量圧 縮機、すなわちシャフトに対する斜板の傾斜角が固定された圧縮機に適用するこ とは差し支えない。この場合には、斜板の端部とピストンとの間に充分な間隙を 設けることができ、寸法管理の精度を従来の斜板式固定容量圧縮機よりも低くす ることができるというメリットを生ずる。
【0015】
【効果】
以上説明したごとく、本考案にあっては、ピストンに形成された第1回転防止 手段と、ハウジング内に配設されたハウジングとは別体の第2回転防止手段とが 摺動係合することにより、ピストンの回転が阻止される。 また、本考案にあっては、ピストンに形成された回転防止手段が、隣接するピ ストンに形成された回転防止手段と摺動係合することにより、ピストンの回転が 阻止される。 いずれの場合も、ハウジングとピストンとの間には、ピストンの回転防止のた めの摺動係合部は形成されない。従って、ピストンの回転防止のためにハウジン グの内面を表面加工する必要が無く、圧縮機の製造コストが低減する。ピストン に形成された回転防止手段が、隣接するピストンに形成された回転防止手段と摺 動係合することにより、ピストンの回転が阻止される場合には、係合部の摺動距 離が短くなり、耐磨耗性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るピストン回転防止機構を
備える斜板式可変容量圧縮機の断面図である。
【図2】図1の斜板式可変容量圧縮機のピストンの斜視
図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】スルーボルトを利用するピストンの回転防止機
構の他の態様を示す図である。(a)はピストンの斜視
図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図5】スルーボルトを利用するピストンの回転防止機
構の他の態様を示す図である。(a)はピストンの斜視
図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図6】ピストンの回転防止機構の第2実施例を示す図
である。(a)はピストンの斜視図であり、(b)は
(a)のb−b矢視図である。
【図7】ピストンの回転防止機構の第2実施例の他の態
様を示す図である。(a)はピストンの斜視図であり、
(b)は(a)のb−b矢視図であり、(c)は(b)
のc−c矢視図である。
【図8】ピストンの回転防止機構の第3実施例を示す、
図2に相当する図である。
【図9】ピストンの回転防止機構の第3実施例を示す、
図3に相当する図である。
【符号の説明】
1 フロントハウジング 2 センターハウジング 3 リヤハウジング 9 シャフト 12 斜板 15 ピストン 15e 回転防止部材 42 スルーボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小倉 俊之 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダ室を有するハウジング
    と、シリンダ室内に摺動可能に収容されたピストンと、
    ハウジングに回転可能に支持されたシャフトと、シャフ
    トに傾斜して係合しシャフトと一体回転する斜板と、斜
    板の揺動運動をピストンに伝達するシューとを備える斜
    板式圧縮機のピストン回転防止機構において、ピストン
    に形成された第1回転防止手段と、ハウジング内に配設
    され、第1回転防止手段と摺動係合するハウジングとは
    別体の第2回転防止手段とを備えるピストン回転防止機
    構。
  2. 【請求項2】 前記第1回転防止手段と第2回転防止手
    段との間の摺動係合部には、摩擦低減効果を有するコー
    ティングが施されている、請求項1に記載のピストン回
    転防止機構。
  3. 【請求項3】 前記第2回転防止手段は、ハウジングを
    一体的に組付けるためのスルーボルトから成る、請求項
    1又は2に記載のピストン回転防止機構。
  4. 【請求項4】 前記第2回転防止手段は、ハウジングに
    固定されたリング部材から成る、請求項1または2に記
    載のピストン回転防止機構。
  5. 【請求項5】 複数のシリンダ室を有するハウジング
    と、シリンダ室内に摺動可能に収容されたピストンと、
    ハウジングに回転可能に支持されたシャフトと、シャフ
    トに傾斜して係合しシャフトと一体回転する斜板と、斜
    板の揺動運動をピストンに伝達するシューとを備える斜
    板式圧縮機のピストン回転防止機構において、ピストン
    に形成された回転防止手段を備え、該回転防止手段は、
    隣接するピストンの回転防止手段と摺動係合するピスト
    ン回転防止機構。
  6. 【請求項6】 前記隣接する回転防止手段の摺動係合部
    には、摩擦低減効果を有するコーティングが施されてい
    る、請求項5に記載のピストン回転防止機構。
  7. 【請求項7】 前記斜板式圧縮機は、斜板が傾斜角可変
    にシャフトに係合する可変容量圧縮機である、請求項1
    乃至6の何れか1項に記載のピストン回転防止機構。
JP1992067247U 1992-09-02 1992-09-02 斜板式圧縮機のピストン回転防止機構 Expired - Lifetime JP2572690Y2 (ja)

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JP1992067247U JP2572690Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 斜板式圧縮機のピストン回転防止機構
US08/114,244 US5490767A (en) 1992-09-02 1993-08-31 Variable displacement piston type compressor
AU46062/93A AU663615B2 (en) 1992-09-02 1993-09-01 Variable displacement piston type compressor
CA002105346A CA2105346C (en) 1992-09-02 1993-09-01 Variable displacement piston type compressor
CN93118967A CN1034602C (zh) 1992-09-02 1993-09-02 容积式活塞压缩机
KR1019930017465A KR100226537B1 (ko) 1992-09-02 1993-09-02 가변적 변위를 갖는 피스톤식 압축기
AU28554/95A AU670526B2 (en) 1992-09-02 1995-08-15 Variable displacement piston type compressor
AU28555/95A AU688070B2 (en) 1992-09-02 1995-08-15 Variable displacement piston type compressor

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