JPH06254564A - 電解水生成器の電極および電解槽 - Google Patents
電解水生成器の電極および電解槽Info
- Publication number
- JPH06254564A JPH06254564A JP4156165A JP15616592A JPH06254564A JP H06254564 A JPH06254564 A JP H06254564A JP 4156165 A JP4156165 A JP 4156165A JP 15616592 A JP15616592 A JP 15616592A JP H06254564 A JPH06254564 A JP H06254564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- electrolytic cell
- water generator
- substrate
- facing surface
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電極それぞれの対向面に白金が施されているよ
うにし、極性を反転させても金属の溶出を生じさせない
安価な電極を得る。 【構成】絶縁基体２の電極対向面に、チタン平板に白金
焼成を施してなる金属薄板３を該電極対向面の形状に沿
わせて設けた。
うにし、極性を反転させても金属の溶出を生じさせない
安価な電極を得る。 【構成】絶縁基体２の電極対向面に、チタン平板に白金
焼成を施してなる金属薄板３を該電極対向面の形状に沿
わせて設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ性水、酸性水
を生成する生成器の電極、および電解槽に関するもので
ある。
を生成する生成器の電極、および電解槽に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、電解水生成器の電解槽において使
用される電極のうち、陽極（アノート）は、電極酸化に
優れたチタンを棒状としてその表面に白金などをメッキ
コーティングしたものを利用し、その陽極を取り囲むよ
うにして配置される陰極は、ステンレスを利用して用い
られている。
用される電極のうち、陽極（アノート）は、電極酸化に
優れたチタンを棒状としてその表面に白金などをメッキ
コーティングしたものを利用し、その陽極を取り囲むよ
うにして配置される陰極は、ステンレスを利用して用い
られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで電解水生成器
においては、電解槽内での電解作用により陰極（カソー
ド）の表面にカルシウムなどが付着し、これを除去する
ために時折電極の極性を反転させることがあるが、陰極
がステンレスによって形成されていると、前記電極の極
性の変化により陰極から金属が溶出する不都合があり、
安全面の点から陰極に対してもチタンを使用することが
不可欠となってきている。このように電解槽の電極とし
てチタンの使用が望まれており、既に平板状の電極とし
ては利用されている。
においては、電解槽内での電解作用により陰極（カソー
ド）の表面にカルシウムなどが付着し、これを除去する
ために時折電極の極性を反転させることがあるが、陰極
がステンレスによって形成されていると、前記電極の極
性の変化により陰極から金属が溶出する不都合があり、
安全面の点から陰極に対してもチタンを使用することが
不可欠となってきている。このように電解槽の電極とし
てチタンの使用が望まれており、既に平板状の電極とし
ては利用されている。
【０００４】しかしながら、電解槽が円筒形状で、中心
に陽極を、その周りに陰極を配置する構造のものにあっ
ては、陽極を、チタン管の外周面に白金メッキを施すこ
とによって構成することができるが、陰極（外側に位置
する電極）の場合、チタン管の内周面（電極面）に白金
メッキが施し難いという問題がある。そして両極にチタ
ン管を使用することは、コストアップを招くという問題
もあった。
に陽極を、その周りに陰極を配置する構造のものにあっ
ては、陽極を、チタン管の外周面に白金メッキを施すこ
とによって構成することができるが、陰極（外側に位置
する電極）の場合、チタン管の内周面（電極面）に白金
メッキが施し難いという問題がある。そして両極にチタ
ン管を使用することは、コストアップを招くという問題
もあった。
【０００５】そこで本出願人は上記した事情に鑑みて、
メッキより耐久性に優れ、しかも処理後の加工に対して
も剥がれ難い白金焼成という方法に着目し、本発明は電
極それぞれの対向面に白金が施されているようにするこ
とを課題とし、極性を反転させても金属の溶出を生じさ
せない安価な電極を得ることを目的とする。
メッキより耐久性に優れ、しかも処理後の加工に対して
も剥がれ難い白金焼成という方法に着目し、本発明は電
極それぞれの対向面に白金が施されているようにするこ
とを課題とし、極性を反転させても金属の溶出を生じさ
せない安価な電極を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、電解水生成器の電解槽に用い
る電極において、絶縁基体の電極対向面に、チタン平板
に白金焼成を施してなる金属薄板を該電極対向面の形状
に沿わせて設けたことを特徴とする電解水生成器の電極
を提供して、上記した課題を解消するものである。ま
た、もう一つの発明は、電解水生成器の電解槽におい
て、電極それぞれは、円筒形の絶縁基体の電極対向面
に、チタン平板に白金焼成を施してなる金属薄板を該電
極対向面の形状に沿わせて設けたものであることを特徴
とする電解水生成器の電解槽であり、この電解水生成器
の電解槽を提供して上記した課題を解消するものであ
る。
考慮してなされたもので、電解水生成器の電解槽に用い
る電極において、絶縁基体の電極対向面に、チタン平板
に白金焼成を施してなる金属薄板を該電極対向面の形状
に沿わせて設けたことを特徴とする電解水生成器の電極
を提供して、上記した課題を解消するものである。ま
た、もう一つの発明は、電解水生成器の電解槽におい
て、電極それぞれは、円筒形の絶縁基体の電極対向面
に、チタン平板に白金焼成を施してなる金属薄板を該電
極対向面の形状に沿わせて設けたものであることを特徴
とする電解水生成器の電解槽であり、この電解水生成器
の電解槽を提供して上記した課題を解消するものであ
る。
【０００７】
【作用】本発明においては、絶縁基体（例えば樹脂体、
硬質ゴム等）に上記金属薄板が沿って設けられることか
ら、前記樹脂製基体が金属薄板を補形し、その基体の形
状によって色々な形状の電極が得られるようになる。
硬質ゴム等）に上記金属薄板が沿って設けられることか
ら、前記樹脂製基体が金属薄板を補形し、その基体の形
状によって色々な形状の電極が得られるようになる。
【０００８】
【実施例】つぎに本発明を図１から図５に示す一実施例
に基づいて詳細に説明する。図中１は電解槽における陰
極であり、該陰極１は、絶縁体であり円筒状とした合成
樹脂製の基体２の内部に、一対の金属薄板３をその内部
形状に対応させた状態で挿入して（図１）、該金属薄板
３それぞれを基体２の内周面（電極対向面）に沿わせる
ことによって設けられているものである（図２）。前記
金属薄板３は、厚さ０．５ｍｍ程度のチタン板に白金焼
成を施したもので、前記基体２の内部に挿入配置できる
ように予め湾曲成形されている。また、４は電解槽にお
ける陽極であり、上記陰極１と同様にして、絶縁体であ
る円柱状の合成樹脂製の基体５の外面に、一対の金属薄
板３をその外周形状に対応させた状態で装着して（図
３）、該金属薄板３それぞれを基体５の外周面（電極対
向面）に沿わせることによって設けられているものであ
る（図４）。そして、このようにして得られた両電極
１，４を、図５に示すように配設することによって電解
槽７が形成される。
に基づいて詳細に説明する。図中１は電解槽における陰
極であり、該陰極１は、絶縁体であり円筒状とした合成
樹脂製の基体２の内部に、一対の金属薄板３をその内部
形状に対応させた状態で挿入して（図１）、該金属薄板
３それぞれを基体２の内周面（電極対向面）に沿わせる
ことによって設けられているものである（図２）。前記
金属薄板３は、厚さ０．５ｍｍ程度のチタン板に白金焼
成を施したもので、前記基体２の内部に挿入配置できる
ように予め湾曲成形されている。また、４は電解槽にお
ける陽極であり、上記陰極１と同様にして、絶縁体であ
る円柱状の合成樹脂製の基体５の外面に、一対の金属薄
板３をその外周形状に対応させた状態で装着して（図
３）、該金属薄板３それぞれを基体５の外周面（電極対
向面）に沿わせることによって設けられているものであ
る（図４）。そして、このようにして得られた両電極
１，４を、図５に示すように配設することによって電解
槽７が形成される。
【０００９】なお、８は接続端子であり、９は隔膜を示
している。
している。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電解水生成器の電解槽に用いる電極において、絶縁基体
の電極対向面に、チタン平板に白金焼成を施してなる金
属薄板を該電極対向面の形状に沿わせて設けたので、電
極の形状が自由になり、円筒状の電極も容易に得られる
ようになる。また、もう一つの発明は、電解水生成器の
電解槽において、電極それぞれは、円筒形の絶縁基体の
電極対向面に、チタン平板に白金焼成を施してなる金属
薄板を該電極対向面の形状に沿わせて設けたものである
ことから、大口径のチタン管を用いることなく、白金を
有する電極面を内周面とした円筒状の電極が得られ、電
解槽が容易にして且つ安価に製造できるようになるな
ど、実用性に優れた効果を奏するものである。
電解水生成器の電解槽に用いる電極において、絶縁基体
の電極対向面に、チタン平板に白金焼成を施してなる金
属薄板を該電極対向面の形状に沿わせて設けたので、電
極の形状が自由になり、円筒状の電極も容易に得られる
ようになる。また、もう一つの発明は、電解水生成器の
電解槽において、電極それぞれは、円筒形の絶縁基体の
電極対向面に、チタン平板に白金焼成を施してなる金属
薄板を該電極対向面の形状に沿わせて設けたものである
ことから、大口径のチタン管を用いることなく、白金を
有する電極面を内周面とした円筒状の電極が得られ、電
解槽が容易にして且つ安価に製造できるようになるな
ど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図１】本発明に係る電解水生成器の電極における一実
施例の陰極の基体と金属薄板を示す説明図である。
施例の陰極の基体と金属薄板を示す説明図である。
【図２】同じく一実施例の陰極を示す説明図である。
【図３】同じく一実施例の陽極の基体と金属薄板を示す
説明図である。
説明図である。
【図４】同じく一実施例の陽極を示す説明図である。
【図５】電解槽の一実施例を示す説明図である。
１…陰極 ２…基体 ３…金属薄板 ４…陽極 ５…基体 ７…電解槽 ８…接続端子 ９…隔膜
Claims (2)
- 【請求項１】電解水生成器の電解槽に用いる電極におい
て、絶縁基体の電極対向面に、チタン平板に白金焼成を
施してなる金属薄板を該電極対向面の形状に沿わせて設
けたことを特徴とする電解水生成器の電極。 - 【請求項２】電解水生成器の電解槽において、電極それ
ぞれは、円筒形の絶縁基体の電極対向面に、チタン平板
に白金焼成を施してなる金属薄板を該電極対向面の形状
に沿わせて設けたものであることを特徴とする電解水生
成器の電解槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4156165A JPH06254564A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 電解水生成器の電極および電解槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4156165A JPH06254564A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 電解水生成器の電極および電解槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254564A true JPH06254564A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=15621776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4156165A Pending JPH06254564A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 電解水生成器の電極および電解槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254564A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6007686A (en) * | 1994-08-26 | 1999-12-28 | Medical Discoveries, Inc. | System for elctrolyzing fluids for use as antimicrobial agents |
| US6117285A (en) * | 1994-08-26 | 2000-09-12 | Medical Discoveries, Inc. | System for carrying out sterilization of equipment |
| JP2015526589A (ja) * | 2012-06-18 | 2015-09-10 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心の電極対を備えた電解セル |
| JP2017503916A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-02-02 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心状電極対を装備した電解セル |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5373478A (en) * | 1976-12-14 | 1978-06-29 | Japan Carlit Co Ltd | Method of manufacturing platinum coated metal electrode |
| JPS57106490U (ja) * | 1980-12-23 | 1982-06-30 | ||
| JPS59154397U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | 株式会社 公害防止綜合研究所 | 電解槽用陽極体 |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP4156165A patent/JPH06254564A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5373478A (en) * | 1976-12-14 | 1978-06-29 | Japan Carlit Co Ltd | Method of manufacturing platinum coated metal electrode |
| JPS57106490U (ja) * | 1980-12-23 | 1982-06-30 | ||
| JPS59154397U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | 株式会社 公害防止綜合研究所 | 電解槽用陽極体 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6007686A (en) * | 1994-08-26 | 1999-12-28 | Medical Discoveries, Inc. | System for elctrolyzing fluids for use as antimicrobial agents |
| US6117285A (en) * | 1994-08-26 | 2000-09-12 | Medical Discoveries, Inc. | System for carrying out sterilization of equipment |
| JP2015526589A (ja) * | 2012-06-18 | 2015-09-10 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心の電極対を備えた電解セル |
| JP2017503916A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-02-02 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心状電極対を装備した電解セル |
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