JPS6263694A - 内面活性筒状電極及びその製造方法 - Google Patents
内面活性筒状電極及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS6263694A JPS6263694A JP60200613A JP20061385A JPS6263694A JP S6263694 A JPS6263694 A JP S6263694A JP 60200613 A JP60200613 A JP 60200613A JP 20061385 A JP20061385 A JP 20061385A JP S6263694 A JPS6263694 A JP S6263694A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- tube
- active coating
- electrode active
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電解等の電気化学的処理に用いられる、内面
に電極活性被覆を有する筒状電極及びその製造方法に関
するものである。
に電極活性被覆を有する筒状電極及びその製造方法に関
するものである。
電気分解、電解酸化還元、電気メッキ、金属の電解処理
等、種々の電気化学的処理に使用される電極は、一般に
、導電体と構造体とを兼ねる電極基体と、その表面に設
けられた電極活性被覆とから基本的に構成される。 そ
して、陽掻と陰掻は対向して配置されるので、電極の形
状は、通常板状である場合が多い。
等、種々の電気化学的処理に使用される電極は、一般に
、導電体と構造体とを兼ねる電極基体と、その表面に設
けられた電極活性被覆とから基本的に構成される。 そ
して、陽掻と陰掻は対向して配置されるので、電極の形
状は、通常板状である場合が多い。
しかし、一方の電極、或いは電極として機能する被処理
物が、長尺の線状体、棒状体、リボン状体、流動体等の
場合、或いは更にこれらを連続的に移動させる場合等で
、他方の電極で上記の電極又は被処理物及び電解液を収
容し、或いは液密的に取り囲んで電解処理を行う場合に
は、他方の電極を長尺の無孔性筒状体とする必要がある
。
物が、長尺の線状体、棒状体、リボン状体、流動体等の
場合、或いは更にこれらを連続的に移動させる場合等で
、他方の電極で上記の電極又は被処理物及び電解液を収
容し、或いは液密的に取り囲んで電解処理を行う場合に
は、他方の電極を長尺の無孔性筒状体とする必要がある
。
しかしながら、これまでこのような筒状体内面に所望の
電極活性被覆を有する電解用筒状電極は、容易に得られ
なかった。 即ち、電極基体に電極活性被覆を設ける手
段は、従来から特公昭4B−3954号に記載されてい
る如く、被覆成分含有液を基体上に塗布加熱する熱分解
法や、溶射法、メッキ法等が有力な方法として通常用い
られる。 しかし、これらの方法を狭い長尺の筒状体(
例えば、筒長が内径の2倍以上)の内部での処理に適用
することは極めて困難で、電極活性被覆を所望量、又は
均一に設けることは実際上不可能であった。
電極活性被覆を有する電解用筒状電極は、容易に得られ
なかった。 即ち、電極基体に電極活性被覆を設ける手
段は、従来から特公昭4B−3954号に記載されてい
る如く、被覆成分含有液を基体上に塗布加熱する熱分解
法や、溶射法、メッキ法等が有力な方法として通常用い
られる。 しかし、これらの方法を狭い長尺の筒状体(
例えば、筒長が内径の2倍以上)の内部での処理に適用
することは極めて困難で、電極活性被覆を所望量、又は
均一に設けることは実際上不可能であった。
そのため、従来の板状等の被覆電極を多数所望の形状に
配置する等して使用している。 この場合、無孔性筒状
体とするには溶接等により接合することが考えられるが
、筒状体部材を多数接合して長尺の無孔筒状体に構成す
ることは高度の溶接技術を要し、又、該溶接による活性
被覆への悪影響が避けられない問題がある。
配置する等して使用している。 この場合、無孔性筒状
体とするには溶接等により接合することが考えられるが
、筒状体部材を多数接合して長尺の無孔筒状体に構成す
ることは高度の溶接技術を要し、又、該溶接による活性
被覆への悪影響が避けられない問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように、従来内面に所望の電極活性被覆を有する
無孔性筒状電極を得ることは、操作上極めて困難で、容
易になし得なかった。
無孔性筒状電極を得ることは、操作上極めて困難で、容
易になし得なかった。
本発明は、これらの困難を解決し、従来のいずれの電極
活性被覆の形成手段を適用でき、容易に内面に所望の電
極活性被覆を有する筒状電極を提供することを可能にし
たものである。
活性被覆の形成手段を適用でき、容易に内面に所望の電
極活性被覆を有する筒状電極を提供することを可能にし
たものである。
本発明は、無孔性金属外筒と、外筒内に2以上の分割体
として挿入固着された内筒とよりなり、該内筒内面には
予め形成された電極活性被覆を有することを特徴とする
電解用筒状電極及びその製造方法を提供するものである
。
として挿入固着された内筒とよりなり、該内筒内面には
予め形成された電極活性被覆を有することを特徴とする
電解用筒状電極及びその製造方法を提供するものである
。
以下、図面を参照して本発明を、より詳細に説明する。
第1図は、本発明による筒状電極を円筒状にした例を示
すもので、無孔性金属外筒1と、2分割以上の分割体と
して挿入固着された内筒2とよりなり、内筒2の内面に
は予め形成された電極活性被覆3を有している。
すもので、無孔性金属外筒1と、2分割以上の分割体と
して挿入固着された内筒2とよりなり、内筒2の内面に
は予め形成された電極活性被覆3を有している。
金属外筒lは、電解室容器及び電極導電体となるもので
、それに適した材質の金属を無孔性筒状体に形成したも
のである。 本発明の電極は、陽極又は陰極としていず
れにも適用できるものであり、それぞれ用途に応じて外
筒1はTi。
、それに適した材質の金属を無孔性筒状体に形成したも
のである。 本発明の電極は、陽極又は陰極としていず
れにも適用できるものであり、それぞれ用途に応じて外
筒1はTi。
Ta、 Zr、 Tas Nb等の弁金属、Fe、 A
l5Ni、、Co。
l5Ni、、Co。
Cu又はそれらの合金等を材料とし、長尺バイブ状とす
る。 その断面形状は、通禽第1図、第2図、第3図(
イ)に示すような円形であるが、適宜楕円形、又は第3
図(ロ)に示すような四角形等の多角形にすることもで
きる。
る。 その断面形状は、通禽第1図、第2図、第3図(
イ)に示すような円形であるが、適宜楕円形、又は第3
図(ロ)に示すような四角形等の多角形にすることもで
きる。
内筒2は電極基体となるもので、予め長手方向に分割さ
れた内筒部分の分割体(第2図の21.22.23)と
して形成し、その内面上に陽極又は陰極の電極活性被覆
3を形成し、外筒1内に内筒2として挿入して両者を筒
の両端部、その他適宜の部位で溶接等により導電的に固
着する。
れた内筒部分の分割体(第2図の21.22.23)と
して形成し、その内面上に陽極又は陰極の電極活性被覆
3を形成し、外筒1内に内筒2として挿入して両者を筒
の両端部、その他適宜の部位で溶接等により導電的に固
着する。
内筒2は、第3図(イ)に示す2分割、第1図、第2図
に示す3分割、第3図(ロ)に示す4分割等、2以上の
いずれの分割体とすることができる。 内筒2の材料は
、陽極又は陰極の基体として用いられるものであれば、
いずれの材質のものも適用することができ、前記した外
筒1の材料に用いられるものと同じものでもよく、異な
るものでもよい。 又、内筒2は無孔板のほか、有孔板
、網状板等を用いることができろ。
に示す3分割、第3図(ロ)に示す4分割等、2以上の
いずれの分割体とすることができる。 内筒2の材料は
、陽極又は陰極の基体として用いられるものであれば、
いずれの材質のものも適用することができ、前記した外
筒1の材料に用いられるものと同じものでもよく、異な
るものでもよい。 又、内筒2は無孔板のほか、有孔板
、網状板等を用いることができろ。
第2図は、本発明の筒状電極を製造する過程の例を説明
するもので、3分割体として形成された内筒分割体21
.22.23の内面にそれぞれ電極活性被覆3を、熱分
解法、メッキ法、溶射決算適宜の手段で予め形成し、そ
れらを内筒2として外筒1内に挿入し、固着する。
するもので、3分割体として形成された内筒分割体21
.22.23の内面にそれぞれ電極活性被覆3を、熱分
解法、メッキ法、溶射決算適宜の手段で予め形成し、そ
れらを内筒2として外筒1内に挿入し、固着する。
電極活性被覆3の物質及びその形成手段は、従来から知
られている陽極又は陰極用のものを用途に応じて適宜適
用でき、特に限定されない。
られている陽極又は陰極用のものを用途に応じて適宜適
用でき、特に限定されない。
実施例1
長さ40cm、輻38III11..厚さ1mmのチタ
ン板2枚を、断面が半円形の樋状に形成して内筒2の2
分割体とじ、その内面に電極活性被覆3としてルテニウ
ム酸化物を主成分ξする被覆を熱分解法により形成した
。 得られた電極活性被覆を有する内筒分割体を合わせ
て、内直径25mm、長さ40C11%厚さ211II
+のチタン円管よりなる外筒1に、内筒2として挿入し
、管の両端部で内筒2と外筒1を溶接して筒状電極とし
た。
ン板2枚を、断面が半円形の樋状に形成して内筒2の2
分割体とじ、その内面に電極活性被覆3としてルテニウ
ム酸化物を主成分ξする被覆を熱分解法により形成した
。 得られた電極活性被覆を有する内筒分割体を合わせ
て、内直径25mm、長さ40C11%厚さ211II
+のチタン円管よりなる外筒1に、内筒2として挿入し
、管の両端部で内筒2と外筒1を溶接して筒状電極とし
た。
この筒状電極を陽極とし、その内部にステンレス棒状電
極を配置して電解槽を構成し、希薄食塩水を連続的に供
給して電解したところ、次亜塩素酸ソーダ水溶液を安定
して製造することが出来た。
極を配置して電解槽を構成し、希薄食塩水を連続的に供
給して電解したところ、次亜塩素酸ソーダ水溶液を安定
して製造することが出来た。
実施例2
実施例1と同じ寸法で、3分割したステンレス鋼内筒分
割体の内面にNi−Alをプラズマ溶射し、次いで^l
を酸溶出除去して陰橿活性被覆3とし、これを合わせて
内筒2として軟鋼製外筒1内に挿入、溶接して陰極筒状
電極を作製した。
割体の内面にNi−Alをプラズマ溶射し、次いで^l
を酸溶出除去して陰橿活性被覆3とし、これを合わせて
内筒2として軟鋼製外筒1内に挿入、溶接して陰極筒状
電極を作製した。
得られた筒状陰極の内部にAIの電解エツチング液を満
たし、AI線を陽極として連続的に通して、支障無<A
I線の電解エツチングを行うことができた。
たし、AI線を陽極として連続的に通して、支障無<A
I線の電解エツチングを行うことができた。
以上のように、本発明により従来困難であった内面に電
極活性被覆を有する無孔性の筒状電極を容易に製造する
ことができ、電気分解、電解酸化還元、電気メッキ、金
属の電解処理等積々の電気化学的処理に供することがで
きる。
極活性被覆を有する無孔性の筒状電極を容易に製造する
ことができ、電気分解、電解酸化還元、電気メッキ、金
属の電解処理等積々の電気化学的処理に供することがで
きる。
又、電極活性被覆の形成を内筒分割体の状態で予め行う
ので、所望の電極活性物質を従来のいずれの被覆手段に
ても行うことができ、該電極活性被覆分割体を単に内筒
として外筒内に挿入固着するので、優れた特性を有する
内面活性筒状電極が容易に得られる。
ので、所望の電極活性物質を従来のいずれの被覆手段に
ても行うことができ、該電極活性被覆分割体を単に内筒
として外筒内に挿入固着するので、優れた特性を有する
内面活性筒状電極が容易に得られる。
第1図は、本発明筒状電極の例を示す斜視図、第2図は
、本発明筒状電極の製造過程の例を示す説明図である。 第3図は、本発明の筒状電極の例を示す断面図である。 1、外筒 2、内筒 21.22.23内筒分割体 3、電極活性被覆
、本発明筒状電極の製造過程の例を示す説明図である。 第3図は、本発明の筒状電極の例を示す断面図である。 1、外筒 2、内筒 21.22.23内筒分割体 3、電極活性被覆
Claims (4)
- (1)無孔性金属外筒と、該外筒内に2以上の分割体と
して挿入固着された内筒とよりなり、該内筒内面には予
め形成された電極活性被覆を有することを特徴とする電
解用筒状電極。 - (2)断面が円形である特許請求の範囲第(1)項に記
載の電極。 - (3)断面が多角形である特許請求の範囲第(1)項に
記載の電極。 - (4)2以上に分割された内筒分割体の内面となる面に
電極活性被覆を形成し、該被覆を形成した分割体を内筒
として無孔金属外筒内に挿入し、固着することを特徴と
する、内面に電極活性被覆を有する電解用筒状電極の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60200613A JPS6263694A (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 内面活性筒状電極及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60200613A JPS6263694A (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 内面活性筒状電極及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6263694A true JPS6263694A (ja) | 1987-03-20 |
JPS638191B2 JPS638191B2 (ja) | 1988-02-22 |
Family
ID=16427280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60200613A Granted JPS6263694A (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 内面活性筒状電極及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6263694A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015526589A (ja) * | 2012-06-18 | 2015-09-10 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心の電極対を備えた電解セル |
KR20160078646A (ko) * | 2014-12-24 | 2016-07-05 | (주) 테크로스 | 전기분해장치 |
JP2017503916A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-02-02 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心状電極対を装備した電解セル |
-
1985
- 1985-09-12 JP JP60200613A patent/JPS6263694A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015526589A (ja) * | 2012-06-18 | 2015-09-10 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心の電極対を備えた電解セル |
JP2017503916A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-02-02 | インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 同心状電極対を装備した電解セル |
KR20160078646A (ko) * | 2014-12-24 | 2016-07-05 | (주) 테크로스 | 전기분해장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS638191B2 (ja) | 1988-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0428171B1 (de) | Elektrolysezelle zur Herstellung von Peroxo- und Perhalogenatverbindungen | |
US5753098A (en) | Cylindrical electrolyzer assembly and method | |
EP3684966B1 (en) | Method of producing an electrocatalyst | |
JPS638190B2 (ja) | ||
US20030141198A1 (en) | Cathode for electrochemical regeneration of permanganate etching solutions | |
JPS6263694A (ja) | 内面活性筒状電極及びその製造方法 | |
DE3823760A1 (de) | Ventilmetall/platinverbundelektrode | |
JP2002500772A (ja) | 高線量率の医療用放射性ルテニウム放射線源とその製造方法 | |
DE2645121C3 (de) | Elektrolysezelle | |
US1897902A (en) | Method of coating radiant bodies | |
CA1072915A (en) | Cathode surfaces having a low hydrogen overvoltage | |
CN100500948C (zh) | 线材的电镀方法、电镀装置及电镀线材 | |
JP4284874B2 (ja) | アルミ電解コンデンサ用陽極箔の製造方法 | |
DE102021000850B3 (de) | Elektrolyt und Verfahren zum Plasmapolieren von Edelmetallen | |
KR20210015252A (ko) | 하이포아염소산 생산을 위한 전극 및 그 제조방법 | |
JP3928013B2 (ja) | めっき用不溶性陽極 | |
CN112824564A (zh) | 旋流电解槽和用于还原铬(vi)酸根离子的方法 | |
JPH0741980A (ja) | 電解用電極 | |
JP3222972B2 (ja) | 電解槽 | |
JPS63270490A (ja) | クロムメツキ法 | |
JPH06254564A (ja) | 電解水生成器の電極および電解槽 | |
JPH0625886A (ja) | 金属箔連続製造装置用の陽極 | |
US20030010649A1 (en) | Inert anode for electrochemical process | |
DE19900715A1 (de) | Verfahren und Zelle zur elektrochemischen Behandlung aluminiumhaltiger Lösungen | |
DE10009935C2 (de) | Verfahren zum anodischen Oxidieren der Innenflächen eines kapillarähnlichen Hohlraums |