JPH06253646A - コンバインの刈取部構造 - Google Patents

コンバインの刈取部構造

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JPH06253646A
JPH06253646A JP4079293A JP4079293A JPH06253646A JP H06253646 A JPH06253646 A JP H06253646A JP 4079293 A JP4079293 A JP 4079293A JP 4079293 A JP4079293 A JP 4079293A JP H06253646 A JPH06253646 A JP H06253646A
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting device
stopper
ground
cutting blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP4079293A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Segawa
卓二 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対地接当による泥土付着により、装置作動時
に刈刃動き難いとか刃が欠け易くなる等の不都合を解消
するため、第2切断装置の対地接当自体が生じないよう
にして、装置の保護を図る。 【構成】 穂先カット用の第1刈刃と、着粒部を脱穀装
置1に搬送する搬送装置を備えた刈取本体Ahを昇降自
在に備え、残りの切株を地面付近でカットする第2刈刃
9を、刈取本体Ahに対して昇降自在に取付けたコンバ
インにおいて、第2刈刃9を対地接当しない位置で停止
させるよう下降移動を止めるストッパー19を走行機体
2の支持部材2Aに設け、該ストッパー19を第2刈刃
9単独での下降移動は受止めて阻止し、かつ、刈取本体
Ahの下降移動は許容する状態に設定された引張りバネ
25を介して支持部材2Aに取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植立茎稈の着粒部であ
る穂先部分を切断するための第1切断装置の後方に、残
った植立茎稈を株元から切断するための第2切断装置を
備えてあるコンバインに係り、詳しくは、第2切断装置
の地面への突っ込みを未然に防止させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコンバインとしては、特開平2
−60516号公報で示されたものが知られている。こ
れは、第1切断装置を備えた昇降自在な刈取本体に対し
て駆動昇降自在、及び単独での上方変位可能な第2切断
装置を設けることにより、第2切断装置で常に地面付近
の株元位置で茎稈を切断できるように、かつ、第2切断
装置が地面接当した後は刈取本体のみが下降するように
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では第2切断
装置の単独上昇可能構成により、刈取本体を過剰に下降
させても該第2切断装置の対地衝突による損傷がないよ
うに保護できる利点を備えている。しかしながら、対地
接当による泥土付着により、装置作動時に刈刃が欠け易
くなる不都合があるため、改善の余地があった。本発明
の目的は、第2切断装置の対地接当自体が生じないよう
にして、装置の保護を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、植立茎稈を着粒部の下側部位で切断する第1
切断装置と、この第1切断装置で切断された着粒部を脱
穀装置に向けて搬送する搬送装置とを備えた刈取本体を
走行機体の前部に昇降自在に備え、第1切断装置で切断
された株元部を地面付近で切断する第2切断装置を、刈
取本体に対して昇降自在に取付けてあるコンバインの刈
取部構造において、第2切断装置を所定の対地高さで停
止させるべく第2切断装置の下降移動を止めるストッパ
ーを走行機体側の支持部材に設けるとともに、このスト
ッパーを、第2切断装置単独での下降移動は受止めて阻
止し、かつ、刈取本体の下降移動は許容する状態に設定
された弾性機構を介して支持部材に取付けてあることを
特徴とする。
【0005】
【作用】走行機体側に設けられたストッパーにより、第
2切断装置は所定高さ位置より下がらないように規制さ
れるから、走行地面が余程凹凸していない限り第2切断
装置が地面に接当しないようになる。そして、ストッパ
ーは刈取部全体の下降による荷重が加わると退避移動す
るようになるから、機体を止めてのメインテナンスとい
った意図的に刈取部を下げたい場合に対応することがで
き、固定ストッパーをいちいち外すといった手間を省く
ことができる。又、例えば刈取本体の駆動昇降速度より
も第2切断装置の駆動昇降速度が遅い場合には、刈取本
体を下降するときに同時に第2切断装置を上昇させて
も、第2切断装置が対地接当するおそれがあるが、本願
の特徴構成によれば第2切断装置はストッパーで確実に
下降規制されて上記おそれがないため、気にせずに刈取
部の下降操作が行えるようになる。
【0006】
【発明の効果】従って、第2切断装置の昇降操作及び刈
取本体の昇降操作の如何に拘らずに第2切断装置の対地
接当おそれを減少させて保護でき、装置としての耐久性
向上に寄与しながら、ストッパーの退避移動可能構造に
よって必要なときには刈取部全体の高さをより下げるこ
とができる操作性に優れるものを提供できた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図6に示すように、脱穀装置1を搭載した走行
機体2の前部に、刈取部Aを油圧シリンダ3を介して横
軸芯P1 周りに昇降自在に設けて全稈投入型コンバイン
を構成してある。前記刈取部Aは刈取本体Ahと第2切
断装置9とから構成されている。刈取本体Ahは、植立
穀稈を機体側に向けて掻き込む回転リール4、穀稈の穂
先部を切断する第1切断装置5、刈取られた穀稈の穂先
部を後方に搬送するコンベア6、コンベア6で搬送され
てきた穀稈を中央に寄せ集めるオーガ7、オーガ7で中
央に寄せ集められた穀稈を掻き上げ搬送して脱穀装置1
に送り込む中央コンベア8等を備えて構成されており、
中央コンベア8を覆うコンベヤケース8c前端部と機体
とに亘って前述の油圧シリンダ3を架設してある。そし
て、刈取本体Ahの下方に、第1切断装置5により刈残
した茎稈切株を所定長さに切断する第2切断装置9を、
第1切断装置5よりも機体後方側に位置する状態で配備
してある。つまり、穀稈の着粒部分のみを脱穀装置1に
搬送して、脱穀処理効率の向上を図るとともに、切株高
さを低くして後の耕起作業を行い易くしてある。
【0008】図2及び図3に示すように、第2切断装置
9は、刈取部Aの下部に横軸芯P2周りに揺動自在に枢
支した左右一対の支持アーム10,10の先端に装着さ
れ、刈取本体Ahと支持アーム10に跨がって介装され
た電動シリンダCにより、第2切断装置9が刈取本体A
hに対して下方に位置する使用姿勢と上方に位置する格
納姿勢とに切換え自在になっている。従って、第2切断
装置9を格納姿勢にして刈取本体Ahを下降させると、
第1切断装置5により植立穀稈を株元部で刈取る1段刈
りが行え、刈取本体Ahを上昇させて第2切断装置9を
下降して作用姿勢にすると、第1切断装置5により植立
穀稈の穂先部を切断し、かつ、第2切断装置9で刈残し
た茎稈切株を地面付近において切断する2段刈りが行え
る。図4に示すように、第2切断装置9は、中央コンベ
ア8の駆動プーリー8aからベルトテンションクラッチ
11と、ベルト伝動装置12、そして、ベルト伝動装置
12の回転運動を左右往復運動に変換する変換伝動装置
13を介して刈刃クランク9aを左右往復駆動するよう
になっている。
【0009】図2、図3に示すように、第2切断装置9
のクラッチであるベルトテンションクラッチ11は、横
軸芯P3 周りに枢支されたテンションアーム11aと、
これを常時入り側に付勢する引張りバネ14とで構成さ
れており、後述する操作機構15の機能により、前述し
た2段刈り作業状態における圃場端での機体旋回時に刈
取部Aを上昇操作すると自動的に切り操作されるように
してある。すなわち、操作機構15は、機体側の部材b
に枢支したロッド15aと、刈取本体Ahの下部に横軸
芯P4 周りに回動自在に枢支したL型アーム15bとか
ら成り、上昇に伴ってテンションアーム11a後端のピ
ン部を突き上げるように機能する。又、図5に示すよう
に、第2切断装置9のベルトテンションクラッチ11
は、操縦部に設けたクラッチレバー16の上方への操作
で、ワイヤ17連動される揺動アーム18でテンション
アーム11a後端のピン部を突き上げての人為操作も可
能に構成されている。揺動アーム18は、L型アーム1
5bの揺動支点と同芯状に枢支してある。
【0010】刈取部Aは、26°の範囲内で昇降可能に
構成され、0〜5°の範囲では、刈取りクラッチレバー
16の操作により第2切断装置9のベルトテンションク
ラッチ11を切っての1段刈り作業が行え、5〜15°
の範囲では、クラッチレバー16でベルトテンションク
ラッチ11を強制入りとして2段刈り作業が行え、15
〜26°の範囲では、操作機構15の働きにより刈取部
Aの上昇に伴ってベルトテンションクラッチ11が自動
的に切りとなる。尚、第2切断装置9は、格納姿勢から
使用姿勢への切換えに伴ってリンク機構21を介して所
定切断姿勢に切り換えられるとともに、ベルト伝動装置
12は、ロッド22に外嵌のスプリング23を介して常
時テンション状態に維持されている。
【0011】図1乃至図4に示すように、機体フレーム
2Aの前端部に、第2切断装置9を、これの背面に装備
されたセットボルト20に接当しての下降限界を出す左
右一対のストッパー19を設けてある。ストッパー19
は左右軸心Z回りで揺動可能に支承されるとともに、機
体フレーム2A先端に固着された停止部材24に接当し
た受止め姿勢に引張りバネ25によって押圧付勢してあ
る。ストッパー19の上端には支点Yで上方へのみ回動
及び復帰自在なアーム29が支承され、このアーム29
の先端に回動支点Xでブロック材26を枢支し、これに
螺子付きフック27を螺着してある。そして、螺子付き
フック27と機体フレーム2Aから立設したブラケット
28に亘って引張りバネ25を架設してある。つまり、
ストッパー19は第2切断装置9を所定の対地高さで停
止させるものであるとともに、第2切断装置9単独での
下降移動は受止めて阻止し、かつ、刈取本体Ahの下降
移動は許容する状態に引張りバネ(弾性機構に相当)2
5を設定してある。そして、図2に示すように電動シリ
ンダCはコンベヤケース8cに対して、相対的に上方方
向には逃げ変位できる融通部S、すなわち、電動シリン
ダC上端のロッド部Crと、コンベヤケース8cに支持
された挿通部8sとのスライド自在嵌合構造で連結して
ある。
【0012】従って、刈取本体Ahを昇降停止させた状
態で、電動シリンダCを伸張作動させて第2切断装置9
のみを下降移動させると、セットボルト20がストッパ
ー19における軸心Zの上方部分に接当し、その時点で
電動シリンダCが駆動不能になるか、又は融通部Sの融
通作用が発揮されるかして下降限界となる(電気制御に
よって電動シリンダが自動停止するように構成しておく
と良い)。刈取本体Ahの高さ位置によっては、図2に
示すように、セットボルト20がストッパー19におけ
る軸心Zの下方部分に接当することがあるが、この場合
で引張りバネ25の張力が第2切断装置9の自重による
下降付勢力に勝るように設定してあり、同様に第2切断
装置9の下降限界が決まる。又、油圧シリンダ3をして
刈取部A全体を下降操作すると、セットボルト20がス
トッパー19に接当した時点で第2切断装置9の下降移
動は停止するが、融通部Sの機能によって刈取本体Ah
はさらに下降移動する。そして、刈取本体Ahと第2切
断装置9との融通が無くなって剛体連結状態になると刈
取部A全体としての下降移動力がストッパー19に作用
するので、セットボルト20とストッパー19との接当
位置が軸心Zの下であれば、図1(ロ)に示すように、
引張りバネ25が伸張変位して刈取部A全体をさらに下
降移動可能になる。前記接当位置が軸心Zの上であれば
刈取部Aはそこで下降停止するようになる。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2切断装置の下降停止構造を示す要部の側面
【図2】第2切断装置の操作構造を示す概略側面図
【図3】第2切断装置の切換え状態を示す概略側面図
【図4】コンバイン前部の平面図
【図5】ベルトテンションクラッチの操作系を示す概略
【図6】コンバイン全体の側面図
【符号の説明】
1 脱穀装置 2 走行機体 2A 支持部材 5 第1切断装置 8 搬送装置 9 第2切断装置 19 ストッパー 25 弾性機構 Ah 刈取本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立茎稈を着粒部の下側部位で切断する
    第1切断装置(5)と、この第1切断装置(5)で切断
    された着粒部を脱穀装置(1)に向けて搬送する搬送装
    置(8)とを備えた刈取本体(Ah)を走行機体(2)
    の前部に昇降自在に備え、前記第1切断装置(5)で切
    断された株元部を地面付近で切断する第2切断装置
    (9)を、前記刈取本体(Ah)に対して昇降自在に取
    付けてあるコンバインの刈取部構造であって、 前記第2切断装置(9)を所定の対地高さで停止させる
    べく該第2切断装置(9)の下降移動を止めるストッパ
    ー(19)を前記走行機体(2)側の支持部材(2A)
    に設けるとともに、該ストッパー(19)を、前記第2
    切断装置(9)単独での下降移動は受止めて阻止し、か
    つ、前記刈取本体(Ah)の下降移動は許容する状態に
    設定された弾性機構(25)を介して前記支持部材(2
    A)に取付けてあるコンバインの刈取部構造。
JP4079293A 1993-03-02 1993-03-02 コンバインの刈取部構造 Pending JPH06253646A (ja)

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