JPS596658Y2 - 刈取機 - Google Patents
刈取機Info
- Publication number
- JPS596658Y2 JPS596658Y2 JP7702778U JP7702778U JPS596658Y2 JP S596658 Y2 JPS596658 Y2 JP S596658Y2 JP 7702778 U JP7702778 U JP 7702778U JP 7702778 U JP7702778 U JP 7702778U JP S596658 Y2 JPS596658 Y2 JP S596658Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaping
- blade
- reaping device
- culm
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、走行車体の上下に配設した２個のバノカン型
刈取装置によって植立茎稈を２箇所で切断すべく構或し
た刈取機に関する。
刈取装置によって植立茎稈を２箇所で切断すべく構或し
た刈取機に関する。
従来、刈取機としては、１個のバリカン型刈取装置を備
えたものが汎用されているが、背の高い植立茎稈の刈取
にあっては、刈取茎稈をフイードチェーンでつかみなが
ら扱作業に供する関係上、植立茎稈を株元より比較的高
い位置で刈取って、刈取茎稈の長さが余り長くならない
ようにする必要がある。
えたものが汎用されているが、背の高い植立茎稈の刈取
にあっては、刈取茎稈をフイードチェーンでつかみなが
ら扱作業に供する関係上、植立茎稈を株元より比較的高
い位置で刈取って、刈取茎稈の長さが余り長くならない
ようにする必要がある。
この場合刈取後の圃場には比較的長い株元が残ることに
なるが、これは特に二毛作の場合耕耘機による耕耘作業
の支障となる。
なるが、これは特に二毛作の場合耕耘機による耕耘作業
の支障となる。
そこで、刈取機に２個のバリカン型刈取装置を上下に配
設し、まず上方の刈取装置で刈取茎稈の長さが扱深さに
対応できる程度の長さになるように刈取り、ついで下方
の刈取装置で圃場に残した茎稈を短かく刈りそろえると
いう二段刈り方式について検討したが、第５図に示した
ように上下の刈取装置の刃先をほは゛水平にすると、上
方の刃先で刈取った残存茎稈の先端が直立姿勢に弾性復
元する際にその刃体の下面に接当してこれに移動抵抗を
与え、機体前進に支障を来たす問題が生じた。
設し、まず上方の刈取装置で刈取茎稈の長さが扱深さに
対応できる程度の長さになるように刈取り、ついで下方
の刈取装置で圃場に残した茎稈を短かく刈りそろえると
いう二段刈り方式について検討したが、第５図に示した
ように上下の刈取装置の刃先をほは゛水平にすると、上
方の刃先で刈取った残存茎稈の先端が直立姿勢に弾性復
元する際にその刃体の下面に接当してこれに移動抵抗を
与え、機体前進に支障を来たす問題が生じた。
本考案は前記のような問題点を上下の刈取装置の刃体の
傾斜姿勢を工夫するという簡単な改良により解消し、作
業を能率よく行えるようにすることを目白勺とする。
傾斜姿勢を工夫するという簡単な改良により解消し、作
業を能率よく行えるようにすることを目白勺とする。
本考案の刈取機は、走行車体の上下に配設した２個のバ
リカン型刈取装置１０ ａ ，１０ ｂによって植立茎
稈を２箇所で切断すべく構成した刈取機であって、前記
両刈取装置１０ ａ ，１０ ｂの刃体Ｘ，Ｙを、機体
前方側が下った傾斜姿勢にすると共に、前記下方の刈取
装置１０ｂの刃体Ｘを比較的緩傾斜にかつ前記上方の刈
取装置１０ ａの刃体Ｙを比較的急傾斜に構成してある
事を特徴とする。
リカン型刈取装置１０ ａ ，１０ ｂによって植立茎
稈を２箇所で切断すべく構成した刈取機であって、前記
両刈取装置１０ ａ ，１０ ｂの刃体Ｘ，Ｙを、機体
前方側が下った傾斜姿勢にすると共に、前記下方の刈取
装置１０ｂの刃体Ｘを比較的緩傾斜にかつ前記上方の刈
取装置１０ ａの刃体Ｙを比較的急傾斜に構成してある
事を特徴とする。
すなわち、上方刈取装置は、植立茎稈の地面より比較的
高い部分にかつ下方の刈取装置よりも先行させて作用さ
せるものであることに起因して、植立茎稈Ａは、第４図
イに示すように、前方に押圧屈曲された状態で切断され
るので、上方刃体Ｙに切断され下方刃体Ｘに切断される
前の茎稈部分Ｂは、第４図口に示すように伸張姿勢に弾
性復元しようとするが、刃体Ｙを緩傾斜姿勢にしてある
と、刃体下面も緩傾斜状態となるために、残存茎稈部分
Ｂは、第５図に示すように、その先端が刃体下面に接当
して伸張できなくなり、その結果、屈曲状態で刃体下面
に接当する残存茎程部分の弾性復元力により、上方刈取
装置が移動抵抗を受けることとなって、機体前進に支障
を来たす問題が生じるが、本考案の如く、上方の刈取装
置における刃体Ｙ姿勢を、前方側を下げたかつ比較的急
傾斜にしてあると、第４図口に示すように、刃体下面も
急傾斜となって、残存茎稈部分の姿勢変更のためのスペ
ースＳを刃体下方に極力形或できるので、残存茎稈に起
因する上記したトラブルを極力抑制できるに至った。
高い部分にかつ下方の刈取装置よりも先行させて作用さ
せるものであることに起因して、植立茎稈Ａは、第４図
イに示すように、前方に押圧屈曲された状態で切断され
るので、上方刃体Ｙに切断され下方刃体Ｘに切断される
前の茎稈部分Ｂは、第４図口に示すように伸張姿勢に弾
性復元しようとするが、刃体Ｙを緩傾斜姿勢にしてある
と、刃体下面も緩傾斜状態となるために、残存茎稈部分
Ｂは、第５図に示すように、その先端が刃体下面に接当
して伸張できなくなり、その結果、屈曲状態で刃体下面
に接当する残存茎程部分の弾性復元力により、上方刈取
装置が移動抵抗を受けることとなって、機体前進に支障
を来たす問題が生じるが、本考案の如く、上方の刈取装
置における刃体Ｙ姿勢を、前方側を下げたかつ比較的急
傾斜にしてあると、第４図口に示すように、刃体下面も
急傾斜となって、残存茎稈部分の姿勢変更のためのスペ
ースＳを刃体下方に極力形或できるので、残存茎稈に起
因する上記したトラブルを極力抑制できるに至った。
又、下方の刈取装置は、植立茎稈に対してその泥土が付
着しがちな地面に近い部分に作用させると共に、土砂が
飛来し易い地面近くに位置させるものであることに起因
して、下方刃体Ｘには泥土が付着し易くなるので、その
刃体Ｘを前方側を下げた急傾斜姿勢にしてあると、刃体
上面も前下りの急傾斜となるために、機体前進に伴う刃
体上泥土の後方への排除が行いにくくなって、泥土が堆
積して装置駆動にトラブルを招き易くなるが、本考案の
如く、下方刈取装置における刃体Ｘ姿勢を前方側を下げ
たかつ比較的緩傾斜にしてあると、刃体上面も緩傾斜と
なるので、機体前進に伴う刃体上泥土の後方への排除が
行い易くなり、付着泥土に起因する上記トラブル発生を
抑制できるに至った。
着しがちな地面に近い部分に作用させると共に、土砂が
飛来し易い地面近くに位置させるものであることに起因
して、下方刃体Ｘには泥土が付着し易くなるので、その
刃体Ｘを前方側を下げた急傾斜姿勢にしてあると、刃体
上面も前下りの急傾斜となるために、機体前進に伴う刃
体上泥土の後方への排除が行いにくくなって、泥土が堆
積して装置駆動にトラブルを招き易くなるが、本考案の
如く、下方刈取装置における刃体Ｘ姿勢を前方側を下げ
たかつ比較的緩傾斜にしてあると、刃体上面も緩傾斜と
なるので、機体前進に伴う刃体上泥土の後方への排除が
行い易くなり、付着泥土に起因する上記トラブル発生を
抑制できるに至った。
従って、上方刈取装置の刃体Ｘを前記急傾斜姿勢に、下
方刈取装置の刃体Ｙを前記緩傾斜姿勢にするだけの簡単
な改良を加えるだけで、作業を能率良く行えるに至った
。
方刈取装置の刃体Ｙを前記緩傾斜姿勢にするだけの簡単
な改良を加えるだけで、作業を能率良く行えるに至った
。
次に、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
コンバインを構或するに、クローラ式走行機台１に脱穀
装置２を搭載して車体を構威し、穀稈引起し装置３、穀
稈刈取部４及び刈取り穀稈を脱穀フイードチェーン５に
供給する搬送装置６を、前記車体から前方に延設の車体
部分７に付設し、脱穀装置２からの排ワラを細断して放
出する装置８を本体の後部に設け、もって、走行に伴い
、植立穀稈の引起し、刈取り、刈取り穀稈の脱穀及び脱
穀排ワラの細断放出を行えるようにしてある。
装置２を搭載して車体を構威し、穀稈引起し装置３、穀
稈刈取部４及び刈取り穀稈を脱穀フイードチェーン５に
供給する搬送装置６を、前記車体から前方に延設の車体
部分７に付設し、脱穀装置２からの排ワラを細断して放
出する装置８を本体の後部に設け、もって、走行に伴い
、植立穀稈の引起し、刈取り、刈取り穀稈の脱穀及び脱
穀排ワラの細断放出を行えるようにしてある。
前記刈取部４を構戊するに、固定刃９ａとこれに対して
その長手方向に往復摺動させる移動刃９ｂとから或る刃
体Ｘ，Ｙを有する２個のバリカン型刈取装置１０ ａ
，１０ ｂを、上下に並列させた状態で取付部材１１を
介して前記延設車体部分７に付設してある。
その長手方向に往復摺動させる移動刃９ｂとから或る刃
体Ｘ，Ｙを有する２個のバリカン型刈取装置１０ ａ
，１０ ｂを、上下に並列させた状態で取付部材１１を
介して前記延設車体部分７に付設してある。
又、両刈取装置１０ ａ ，１０ ｂの刃体Ｘ，Ｙ夫々
を機体前方側が下った傾斜姿勢とすると共に、下方刈取
装置１０ ｂの刃体Ｘの傾斜状態を比較的緩傾斜とし、
上方刈取装置１０ ａの刃体Ｙの傾斜状態を比較的急傾
斜とし、更に、上方刈取装置１０ａにおける刃体Ｙの切
断作用部を下方刈取装置１０ｂに１おける刃体Ｘの切断
作用部よりも前方に位置させてある。
を機体前方側が下った傾斜姿勢とすると共に、下方刈取
装置１０ ｂの刃体Ｘの傾斜状態を比較的緩傾斜とし、
上方刈取装置１０ ａの刃体Ｙの傾斜状態を比較的急傾
斜とし、更に、上方刈取装置１０ａにおける刃体Ｙの切
断作用部を下方刈取装置１０ｂに１おける刃体Ｘの切断
作用部よりも前方に位置させてある。
両刈取装置１０ ａ ，１０ ｂに対する移動刃駆動ア
ーム１２の枢支部に穀稈が導入されることを防止する一
対の棒体１３，１３を、前記取付部材１１下面から車体
部分７に向けて延設してある。
ーム１２の枢支部に穀稈が導入されることを防止する一
対の棒体１３，１３を、前記取付部材１１下面から車体
部分７に向けて延設してある。
すなわ１ち、第４図に示すように、上方刈取装置１０ａ
により切断させる地面から比較的高い部分と下方刈取装
置１０ｂにより切断させる地面に近い部分との２箇所で
植立茎稈Ａを切断して、泥土が付着していない穂先側部
分のみ脱穀装置２に供給すると共に、圃場に残す穀稈部
分を短かくするようにしてある。
により切断させる地面から比較的高い部分と下方刈取装
置１０ｂにより切断させる地面に近い部分との２箇所で
植立茎稈Ａを切断して、泥土が付着していない穂先側部
分のみ脱穀装置２に供給すると共に、圃場に残す穀稈部
分を短かくするようにしてある。
上記刃体姿勢構威によれば、上方刈取装置１０ ａの刃
体Ｙにおいては、その下面も前下りの比較的急傾斜とな
り、又、下方刈取装置１０ ｂの刃体Ｘにおいては、そ
の上面も前下りの比較的緩傾斜となる。
体Ｙにおいては、その下面も前下りの比較的急傾斜とな
り、又、下方刈取装置１０ ｂの刃体Ｘにおいては、そ
の上面も前下りの比較的緩傾斜となる。
図面は本考案に係る刈取機の実施例を示し、第１図はコ
ンバインの全体側面図、第２図は刈取装置の側面図、第
３図は刈取装置の平面図、第４図イ，口は作用状態を示
す説明図、第５図は比較構造における作用状態の説明図
である。 １０ ａ・・・・・・上方刈取装置、１０ ｂ・・・・
・・下方刈取装置、Ｘ，Ｙ・・・・・・刃体。
ンバインの全体側面図、第２図は刈取装置の側面図、第
３図は刈取装置の平面図、第４図イ，口は作用状態を示
す説明図、第５図は比較構造における作用状態の説明図
である。 １０ ａ・・・・・・上方刈取装置、１０ ｂ・・・・
・・下方刈取装置、Ｘ，Ｙ・・・・・・刃体。
Claims (1)
- 走行車体の上下に配設した２個のバリカン型刈取装置１
０ ａ ，１０ ｂによって植立茎稈を２箇所で切断す
べく構或した刈取機であって、前記両刈取装置１０ ａ
，１０ ｂの刃体Ｘ，Ｙを、機体前方側が下った傾斜
姿勢にすると共に、前記下方の刈取装置１０ ｂの刃体
Ｘを比較的緩傾斜にかつ前記上方の刈取装置１０ ａの
刃体Ｙを比較的急傾斜に構戊してある事を特徴とする刈
取機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7702778U JPS596658Y2 (ja) | 1978-06-05 | 1978-06-05 | 刈取機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7702778U JPS596658Y2 (ja) | 1978-06-05 | 1978-06-05 | 刈取機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54177325U JPS54177325U (ja) | 1979-12-14 |
| JPS596658Y2 true JPS596658Y2 (ja) | 1984-03-01 |
Family
ID=28992850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7702778U Expired JPS596658Y2 (ja) | 1978-06-05 | 1978-06-05 | 刈取機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596658Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-05 JP JP7702778U patent/JPS596658Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54177325U (ja) | 1979-12-14 |
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