JPH0625161Y2 - 回転腰掛の足掛装置 - Google Patents

回転腰掛の足掛装置

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JPH0625161Y2
JPH0625161Y2 JP1364289U JP1364289U JPH0625161Y2 JP H0625161 Y2 JPH0625161 Y2 JP H0625161Y2 JP 1364289 U JP1364289 U JP 1364289U JP 1364289 U JP1364289 U JP 1364289U JP H0625161 Y2 JPH0625161 Y2 JP H0625161Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両、自動車又は航空機等の座席を構成
する回転腰掛の足掛装置に係り、特に回転腰掛の回転時
に複数の足掛装置が自動的に復帰し得る跳ね上げ式の足
掛装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、第6図及び第7図に示すように、列車等の進
行方向に対して座席の向きを前方又は後方へ回転し、例
えば後列の座席と対向することが可能になる如く、脚台
51の上部に腰掛本体52を回転自在に載置した回転腰
掛が使用されている。この回転腰掛には、腰掛本体52
の台枠53後部に足掛装置54を取り付けてあり、乗客
はこれに足を掛けることができるように成っていた。こ
の足掛装置54には、板状又は棒状等の足掛部55の両
側を支持する支え腕56を取り付け、該支え腕56の基
端部を台枠53後部に固着した固定式のものや、腰掛本
体52を回転させるときに、足掛装置54を跳ね上げる
ことができるように、手動式又は回転解除用のペダルと
連動して跳ね上げるべく支え腕56を台枠53後部に対
して回動自在に取り付けて成る跳ね上げ式のものとが提
案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記固定式の足掛装置54は、これを装着した
回転腰掛を回転したときに足掛装置54が車体壁や前後
の回転腰掛等に干渉するため、足掛装置54の足掛部5
5及び支え腕56が、第7図に示すように、脚台51に
当接しないように回転腰掛のデザインが制約されるばか
りでなく、固定式の足掛装置54においては、腰掛本体
52の下方へ突出しているので、回転腰掛の回転時に足
掛装置54の先端が乗客の膝等に当接しやすく大変危険
であるという問題を有していた。
また、回転腰掛の回転解除用のペダルとケーブル等の中
継部材を介して足掛装置の解除装置と連結して連動する
跳ね上げ式の足掛装置においては、そのペダルと連結し
て背ずりを傾斜させているシートロックを解除する中継
部材もそれぞれ必要であるために、例えば3人掛け用の
回転腰掛には、最低6本の中継部材が必要となり、腰掛
本体の回転時にこれらの中継部材が脚台内で絡まり、中
継部材が切断されて足掛装置が故障し易いという問題を
有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、回
転腰掛に跳ね上げ式足掛装置を装着すると共に、その腰
掛本体を回転させるときに、1本の中継部材を用いて自
動的に複数の足掛装置を一斉に跳ね上げることができる
回転腰掛の足掛装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る回転腰掛の足
掛装置は、床面に固設した脚台に、腰掛本体の台枠を回
転装置を介して正逆回転自在に構成した回転腰掛におい
て、上記台枠後部に足掛装置を構成する支え腕の基端部
を上下方向へ回動自在に軸着すると共に、該軸着部に弾
性部材を介装して足掛装置を常時上方へ跳ね上げ付勢
し、かつ少なくとも一側の支え腕の基端部外周縁に凹部
を形成し、下方へ押し下げた状態で、該凹部に自在に嵌
脱するストッパを構成し、該ストッパを回転腰掛の回転
解除用のペダルに連動する1本の中継部材に連結し、そ
のペダルの動作に連係して足掛装置に対するストッパの
係止動作を解除し得るように構成するという手段を講じ
ている。
また、台枠に構成した複数の足掛装置をそれぞれ上記一
本の中継部材に連結し、ペダルの操作により各足掛装置
に対する係止動作を同時に解除し得るように構成するこ
とができる。
更に、台枠に、支え腕をボルトとナットを用いて軸着
し、その締付力を調節し得るように構成することもでき
る。
〔作用〕
而して、上記構成によれば、足掛装置を所定位置まで下
方へ押し下げれば、足掛装置の足掛部を支持する支え腕
の基端部外周縁に形成した凹部にストッパが嵌合して、
足掛部が所定位置で保持されるため、乗客はこの足掛装
置に足を掛けることができる。
また、座席の向きを変えるために、腰掛本体を回転させ
ると、足掛部を所定位置に保持している支え腕の基端部
外周縁に形成した凹部に嵌合しているストッパが抜出し
て、弾性部材の付勢力により足掛部が格納位置まで跳ね
上げられる。特に1本の中継部材を複数の各足掛装置に
連結してあるため、複数の足掛部を一斉に跳ね上げるこ
とができる。
更に、ボルトとナットの締付力を調節することにより、
足掛部の跳ね上がり力を調節することもできる。
〔実施例〕
以下、本考案の係る回転腰掛の足掛装置の実施例を図面
に従って説明する。
第1図は、足掛装置を装着する2人掛け用の回転腰掛を
示すものであり、1は、車両等の床面に固設した脚台2
に対して回転装置3を介して台枠4を水平方向に正逆回
転自在に装置した腰掛本体であり、該台枠4の上面に座
ぶとん5,5及び背ずり6,6を載置すると共に、該台
枠4の両側には、肘掛7,7の袖部8,8を取り付け、
個々の座席を構成する。また、この脚台2の通路側に、
脚台2に対する腰掛本体1の回動を阻止するストッパピ
ン(図示していない)を抜出操作するための回転腰掛の
回転解除用のペダル9を配設すると共に、該ストッパピ
ンにはコイルバネ等の弾性部材を外装し、常時その先端
を回転装置3を構成するガイド環側に係合させるように
付勢する。而して、このペダル9を踏下することによ
り、ストッパピンの先端がガイド環から外れ、腰掛本体
1を脚台2上において自在に回転させることができるよ
うに成る。
第2図及び第3図は、足掛装置を示すものであり、10
は、各座席を構成する台枠4後部に複数個取り付けた棒
状の足掛部11を有する足掛装置であり、該足掛部11
の周囲には多数の凹凸を有する合成樹脂又はゴム製等か
ら成る滑り止めを巻回してある。該足掛部11の両側
は、支え腕12,12の先端部に固設して成り、該支え
腕12,12の基端部13,13を、台枠4の後部後方
に立設した取付板14,14に回動自在にボルトとナッ
トを用いて軸着すると共に、巻回式のバネ等の弾性部材
15を該基端部13部分に介装し、該弾性部材15の両
端を台枠4側と支え腕12側を係着し、支え腕12,1
2を常時上方へ跳ね上げ付勢し得るように構成する。而
して、足掛装置10は、台枠4の各座席の後側下部に常
に跳ね上げられており、この状態で腰掛本体1を回転装
置3を介して回転することができるように成っている。
第3図に示すように、少なくとも1個の支え腕12の基
端部13部に、その外周縁の所定位置に2個の凹部16
a,16bを有するカム部17を形成する。また、台枠
4に立設した取付板14,14の適宜位置に該凹部16
a,16b側に出入して係合するストッパ18を配置
し、かつ、このストッパ18に、バネ等の弾性部材19
を介装し、カム部17の外周縁に摺接させる。このスト
ッパ18は、L字形状を有し、その角部で水平方向に回
動自在に軸着して成るものである。カム部17に形成し
た凹部16a,16bは、支え腕12,12を下方へ押
し下げて足掛装置10の足掛部11を使用位置に下降さ
せたときに、上記ストッパ18が嵌合する位置に形成す
る。なお、足掛装置10を跳ね上げた状態でも、足掛部
11の揺動を防止するために、跳ね上げた位置で支え腕
12を固定保持するように、カム部17には別の凹部1
6bも形成してある。
20は、足掛部11が、背ずり6背面へ衝突することを
防止するための跳ね上げ緩衝用ストッパであり、取付板
14において跳ね上げられた状態の支え腕12が当接す
る位置に立設したものである。該跳ね上げ緩衝用ストッ
パ20は、合成樹脂等の弾性力を有する部材から成るも
のである。
而して、足掛装置10を使用する場合には、該足掛装置
10の足掛部11を所定の位置まで下方へ押し下げれ
ば、足掛装置10の足掛部11を支持する支え腕12の
基端部13に形成したカム部17の凹部16aにストッ
パ18が嵌合して、足掛装置10が所定位置で保持され
るため、乗客はこの足掛部11に足を掛けることができ
る。
第4図及び第5図は、回転腰掛に2個の足掛装置を装着
した状態を示すものであり、足掛装置10のカム部17
とストッパ18との位置関係を示すものである。脚台2
に設けた腰掛本体1の回転解除用のペダル9の動作と連
動するケーブル等の中継部材21を介して、ストッパ1
8,18が動作すべく、該ストッパ18が腰掛本体1の
回転時に自動的に外れるように構成する。本実施例で
は、複数個のストッパ18,18の後端を上記中継部材
21に適宜間隔をおいて取り付け、各カム部17に対し
て後方へ回動することにより、各カム部17に形成した
凹部16aから一斉にストッパ18が外れる構成となっ
ている。
而して、腰掛本体1の向きを回転させる際に、回転解除
用のペダル9を踏下すると、複数の足掛装置10,10
の各足掛部11,11を所定位置に保持している支え腕
12,12の基端部13,13に構成した各カム部1
7,17の凹部16a,16aに嵌合している各ストッ
パ18,18が一斉に抜出して、弾性部材15,15の
付勢力により上方に跳ね上げられ、車体壁や前後の腰掛
への干渉を排除する構成に成る。
なお、上記の実施例では、ストッパ18をカム部17の
動きに対応すべく側方から嵌合させているが、ストッパ
18をカム部17の上方からその凹部16aに嵌合させ
るように構成することもできる。
また、足掛装置10が邪魔になり、乗客が個々に跳ね上
げたいと希望する場合には、ストッパ18の押圧力以上
の力で足掛部11を上方へ引き上げることにより、カム
部17に対するストッパ18の係合を外すことができ
る。
以上、2人掛け用の回転腰掛について説明したが、本考
案は1本の中継部材21を用いて複数個の足掛装置1
0,10‥の足掛部11,11‥を跳ね上げることがで
きるものであればよく、3人掛け用の回転腰掛その他の
足掛装置に実施することができるのは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案に係る回転腰掛の足掛装置は、以上のように構成
したから、腰掛本体を回転させるときは、一台の回転腰
掛に複数個の足掛装置が装着されていても、1本の中継
部材で、複数の足掛装置を同時に、かつ確実に跳ね上げ
ることができる。
また、脚台内部に複雑な配線が無いため、足掛装置及び
回転装置の故障を防止することができる等、本考案実施
後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転腰掛の足掛装置の実施例を示
す一部切り欠いた回転腰掛の分解斜視図、 第2図は足掛装置部分を示す拡大側面図、 第3図は同じく分解斜視図、 第4図は足掛装置のカム部とストッパとの位置関係を示
す要部正面図、 第5図は同じく要部平面図、 第6図は従来の回転腰掛に足掛装置を装着した腰掛の側
面図、 第7図は同じく回転腰掛を回転させる状態を示す平面図
である。 1……腰掛本体、2……脚台 3……回転装置、4……台枠 10……足掛装置、11……足掛部 12……支え腕、13……基端部 15……弾性部材、16a,16b……凹部 17……カム部、18……ストッパ 21……中継部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に固設した脚台に、腰掛本体の台枠を
    回転装置を介して正逆回転自在に構成した回転腰掛にお
    いて、 上記台枠後部に足掛装置を構成する支え腕の基端部を上
    下方向へ回動自在に軸着すると共に、該軸着部に弾性部
    材を介装して足掛装置を常時上方へ跳ね上げ付勢し、か
    つ少なくとも一側の支え腕の基端部外周縁に凹部を形成
    し、下方へ押し下げた状態で、該凹部に自在に嵌脱する
    ストッパを構成し、 該ストッパを回転腰掛の回転解除用のペダルに連動する
    1本の中継部材に連結し、そのペダルの動作に連係して
    足掛装置に対するストッパの係止動作を解除し得るよう
    に構成したことを特徴とする回転腰掛の足掛装置。
  2. 【請求項2】台枠に構成した複数の足掛装置をそれぞれ
    上記一本の中継部材に連結し、ペダルの操作により各足
    掛装置に対する係止動作を一斉に解除し得るように構成
    したことを特徴とする請求項1記載の回転腰掛の足掛装
    置。
  3. 【請求項3】台枠に、支え腕をボルトとナットを用いて
    軸着し、その締付力を調節し得るように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の回転腰掛の足掛装置。
JP1364289U 1989-02-09 1989-02-09 回転腰掛の足掛装置 Expired - Fee Related JPH0625161Y2 (ja)

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