JP2001129026A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JP2001129026A
JP2001129026A JP31593799A JP31593799A JP2001129026A JP 2001129026 A JP2001129026 A JP 2001129026A JP 31593799 A JP31593799 A JP 31593799A JP 31593799 A JP31593799 A JP 31593799A JP 2001129026 A JP2001129026 A JP 2001129026A
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wheelchair
stop
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Shiro Hidaka
四郎 日高
Hirotaka Ikeda
寛孝 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッキングチェアとしても使用することがで
きる車椅子を提供すること。 【解決手段】 車部と椅子部とを具備する車椅子であっ
て、 椅子部は、 車部に固定状態と揺動自在状態とに使用
形態を変更可能に支持させて、 揺動自在状態では、 椅子
部を車部上にて前後方向に揺動させてロッキングチェア
として使用可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッキングチェア
としても使用することのできる車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人が先に車椅子をロッキ
ングチェアとしても使用すべく提案したもの(実用新案
登録番号第2569121 号)で、 車椅子の車輪に車椅子用揺
動脚体を着脱自在に取り付けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した車
椅子用揺動脚体は、 車椅子に逐一取り付け・ 取り外し作
業を行う必要性があり、 この際、 車椅子を床面から持ち
上げなければならないために、 付き添いの人が、 一旦、
車椅子使用者を車椅子から離座させ、車椅子用揺動脚体
の取り付け・ 取り外し作業後に、 再度、 車椅子使用者を
車椅子に着座させなければならないという煩わしさがあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、 本発明では、 車
部と椅子部とを具備する車椅子であって、 椅子部は、車
部に固定状態と揺動自在状態とに使用形態を変更可能に
支持させて、 揺動自在状態では、 椅子部を車部上にて前
後方向に揺動させてロッキングチェアとして使用可能と
したことを特徴とする車椅子を提供せんとするものであ
る。
【0005】また、 本発明は、 次の構成にも特徴を有す
る。
【0006】椅子部に、 下方へ膨出状に湾曲させて形
成した左右一対の揺動脚体を設ける一方、 車部に上記揺
動脚体を案内・ 支持する左右一対の案内・ 支持体を設け
て、各案内・ 支持体上にて各揺動脚体を固定状態となす
ことも、 また、 前後方向に揺動自在状態となすことも可
能としたこと。
【0007】椅子部に、 同椅子部を車部に固定・ 解除
する固定・ 解除操作体を設けて、 同固定・ 解除操作体に
より椅子部の使用形態を固定状態と揺動自在状態とに変
更可能となす一方、 車部に、 同車部を停車・ 解除する停
車・ 解除操作体を設けて、 同停車・ 解除操作体により車
部を移動可能状態と停車状態とに変更可能となし、 停車
・ 解除操作体の停車解除操作時には、 固定・ 解除操作体
の固定解除操作ができないようにしたこと。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、 本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0009】すなわち、 本発明に係る車椅子は、 車部と
椅子部とを具備する車椅子であって、 椅子部は、 車部に
固定状態と揺動自在状態とに使用形態を変更可能に支持
させて、 揺動自在状態では、 椅子部を車部上にて前後方
向に揺動させてロッキングチェアとして使用可能として
いる。
【0010】このようにして、本発明に係る車椅子で
は、車椅子の使用者が椅子部に着座した状態にて、椅子
部の使用形態を揺動自在状態にすることにより、楽にロ
ッキングチェアとして使用することができる。
【0011】従って、付き添いの人が逐一使用者を椅子
部から離・着座させる必要がなくなり、付き添いの人の
負担を大幅に軽減させることができる。
【0012】しかも、特に、病院に入院中の高齢者で、
自力で車椅子を動かすことのできない人にとっては、好
んで車椅子をロッキングチェアとして使用するようにな
り、離床のきっかけとなる。
【0013】ここで、ロッキングチェアとして車椅子を
使用している際には、椅子部が揺れることによって使用
者の臀部に加わる圧力が分散されるため、長時間の着座
も可能となり、さらに、揺れることにより、「めまい」
の改善及び全身の調整が可能となり、自分の脚で蹴って
車椅子を揺り動かすことによる下肢のリハビリ効果も得
られる。
【0014】そして、椅子部に、 下方へ膨出状に湾曲さ
せて形成した左右一対の揺動脚体を設ける一方、 車部に
上記揺動脚体を案内・ 支持する左右一対の案内・ 支持体
を設けて、 各案内・ 支持体上にて各揺動脚体を固定状態
となすことも、 また、 前後方向に揺動自在状態となすこ
とも可能としている。
【0015】このようにして、車部に設けた案内・支持
体上にて、椅子部の揺動脚体を円滑、かつ、確実に揺動
させることができて、椅子部をリハビリ効果の高いロッ
キングチェアとして使用することができる。
【0016】また、椅子部に、 同椅子部を車部に固定・
解除する固定・ 解除操作体を設けて、 同固定・ 解除操作
体により椅子部の使用形態を固定状態と揺動自在状態と
に変更可能となす一方、 車部に、 同車部を停車・ 解除す
る停車・ 解除操作体を設けて、 同停車・ 解除操作体によ
り車部を移動可能状態と停車状態とに変更可能となし、
停車・ 解除操作体の停車解除操作時には、 固定・ 解除操
作体の固定解除操作ができないようにしている。
【0017】このようにして、停車・解除操作体の停車
解除操作時には、車部が移動可能な状態となっている
が、かかる状態では固定・解除操作体の固定解除操作が
行えず、従って、椅子部を揺動させて使用するロッキン
グチェア使用が行えないようにしている。
【0018】その結果、椅子部を揺動させて使用するロ
ッキングチェア使用を行う際には、使用者は、まず、停
車・解除操作体を停車操作して、車部を停車状態にした
後でなければ、固定・解除操作体を固定解除操作するこ
とができないことから、使用者が、車部を移動可能状態
において椅子部を揺動可能状態にして揺動させることに
より、椅子部から転げ落ちるという不慮の事故を防止す
ることができて、使用者の安全性を確保することができ
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0020】図1 〜図3に示すAは、本発明に係る車椅
子であり、同車椅子Aは、車部1と椅子部2とこれら車
部1と椅子部2とを連結する連結リンク機構50とを具備
して、 使用時には、左右幅方向に拡張させることも、ま
た、不使用時には左右幅方向に収縮させて折り畳むこと
もできるようにしており、しかも、椅子部2は、 車部1
に固定状態と揺動自在状態とに使用形態を変更可能に支
持させて、 揺動自在状態では、 椅子部2を車部1上にて
前後方向に揺動させてロッキングチェアとして使用可能
としている。
【0021】車部1は、図1 〜図3に示すように、左右
一対の車輪支持枠体3,3 にそれぞれ左右一対の前車輪4,
4 と左右一対の後車輪5,5 とを取り付けている。
【0022】そして、車輪支持枠体3は、前・後側支持
枠形成片6,7 と上・下側支持枠形成片8,9 とから、側面
視にて、横長四角形枠状に形成している。
【0023】また、前車輪4は、前側支持枠形成片6に
キャスター構造の前車輪支持片10を介して取り付けてい
る。11は前車輪支軸である。
【0024】後車輪5は、後側支持枠形成片7に後車輪
支軸12をボス部13を介して取り付けている。14は後車輪
回動用リング、15は棒状ステーである。
【0025】また、各車輪支持枠体3,3 には、後述する
椅子部2,2 に設けた左右一対の揺動脚体36,36 を案内・
支持する左右一対の案内・ 支持体20,20 を設けて、 各案
内・支持体20,20 上にて各揺動脚体36,36 を固定状態と
なすことも、 また、 前後方向に揺動自在状態となすこと
もできるようにしている。
【0026】すなわち、案内・支持体20は、図4にも示
すように、左右側壁形成片20a 、20b と底部形成片20c
と後壁形成片20d とから前後方向に伸延し、かつ、前面
と上面とが開口した箱形に形成しており、底部形成片20
c には多数の係合凸部20e を前後方向に一定の間隔を開
けて形成している。
【0027】また、前側支持枠形成片6には、車部1を
停車・ 解除する停車・ 解除操作体21を設けて、 同停車・
解除操作体21により車部1を移動可能状態と停車状態と
に変更可能となしている。
【0028】すなわち、停車・解除操作体21は、図1 〜
図3及び図5に示すように、前側支持枠形成片6に操作
ボックス21a を取り付け、同操作ボックス21a 内に停車
・解除操作レバー21b の基端部を左右方向に軸線を向け
た枢軸21c により枢支して、同停車・解除操作レバー21
b の先端部を操作ボックス21a の天井壁に形成したレバ
ーガイド溝21d を通して上方へ突出させる一方、操作ボ
ックス21a 内にブレーキアーム21e の基端部を左右方向
に軸線を向けた枢支軸21f により枢支して、同ブレーキ
アーム21e の先端部を操作ボックス21a の底部に形成し
た挿通孔(図示せず)を通して下方へ突出させ、同ブレ
ーキアーム21e の先端部にブレーキパッド21g を取り付
けると共に、同ブレーキアーム21e の基端部と停車・解
除操作レバー21b の基端部とを連結ピン21h により連結
している。
【0029】このようにして、停車・解除操作レバー21
b を前方へ回動操作すると、ブレーキアーム21e も前方
へ回動して、同ブレーキアーム21e の先端部に取り付け
たブレーキパッド21g を後側車輪5から離隔させて、同
後車輪5の回動を自由な状態にすることができる。
【0030】また、反対に、停車・解除操作レバー21b
を後方へ回動操作すると、ブレーキアーム21e も後方へ
回動して、同ブレーキアーム21e の先端部に取り付けた
ブレーキパッド21g を後側車輪5に押圧状態に接触させ
て、同後車輪5の回動を停止させることができる。
【0031】また、上側支持枠形成片8の前部位置に
は、椅子部2を車部1に固定・ 解除する固定・ 解除操作
体22を設けて、 同固定・ 解除操作体22により椅子部2の
使用形態を固定状態と揺動自在状態とに変更可能となし
ている。
【0032】すなわち、固定・解除操作体22は、図5に
も示すように、上側支持枠形成片8に、固定・解除本体
23を上下方向に軸芯を向けた枢支軸24により枢支し、同
固定・解除本体23に操作レバー25を取り付けて形成して
いる。
【0033】そして、固定・解除本体23は、上・下側規
制片23a,23b と、両規制片23a,23bの内側端縁部間に介
設した連結片23c とから断面コ字上に形成して、上側支
持枠形成片8と後述する椅子部2の座部形成片35とを上
下側より同時に狭持して連結状態とする固定位置と、内
側方へ回動させて座部形成片35の狭持状態を解除した固
定解除位置との間で回動自在としている。
【0034】また、操作レバー25は、固定・解除本体23
の連結片23c の前部位置に基端部25a を取り付けて、先
端部25b を連結片23c よりも前方へ突出させており、同
先端部25b を把持して操作レバー25を左右方向へ回動さ
せることにより、固定・解除本体23を回動操作させるこ
とができるようにしている。
【0035】ここで、操作レバー25は、図5〜図7に示
すように、停車・解除操作レバー21b を後方へ回動操作
して、後車輪5の回動を停止させた状態にしなければ、
停車・解除操作レバー21b と干渉して内側方に回動させ
ることができないようにしている。
【0036】従って、椅子部2を車部1から固定解除す
るには、必然的に車部1を停車状態にしなければなら
ず、安全性を確保することができる。
【0037】椅子部2は、図1 〜図3に示すように、左
右一対の椅子部支持枠体30,30 間に、左右方向に拡縮す
る前後一対の折り畳み式リンク機構31,31 を介設して形
成している。
【0038】椅子部支持枠体30は、前・後側支持枠形成
片32,33 と、両前・後側支持枠形成片32,33 間に介設し
た上段の肘掛け体形成片34、中段の座部形成片35、及
び、下段の揺動脚体36と、同揺動脚体36の中途部と後側
支持枠形成片33の下部との間に介設したリンク機構支持
片37とから形成している。
【0039】前側支持枠形成片32は、下方へ伸延させて
下端部に足載体40を取り付けている。
【0040】後側支持枠形成片33は、上方へ伸延させて
上端部に手押し用ハンドル41を形成している。
【0041】そして、左右一対の後側支持枠形成片33,3
3 間には、背もたれ部形成用シート42を介設して背もた
れ部を形成している。
【0042】肘掛け体形成片34は、その上面に肘掛け体
43を取り付けている。
【0043】左右一対の座部形成片35,35 間には座部形
成用シート44を介設して座部を形成している。38は防護
用側壁である。
【0044】揺動脚体36は、図5にも示すように、下方
へ膨出状に湾曲させて形成すると共に、下端部に多数の
係合孔36a を前後方向に一定の間隔を開けて形成してい
る。
【0045】そして、上記係合孔36a は、前記した案内
・支持体20の係合凸部20e に符合させて、揺動脚体36が
案内・支持体20上にて前後方向に揺動する際には、符合
する係合凸部20e に係合孔36a が係合して、揺動脚体36
が案内・支持体20から前方へ離脱することがないように
している。45は、案内・支持体20に設けた離脱防止片
で、揺動脚体36の上方への離脱を防止している。
【0046】折り畳み式リンク機構31は、正面視にて交
差状となした前後一対のリンク31a,31a,31b,31b を前後
方向に一定の間隔を開けて配置すると共に、前後方向に
隣接する各リンク31a,31a,31b,31b の上端間に、前後方
向に伸延するシート支持片31c,31c を横架し、両シート
支持片31c,31c 間に座部形成用シート44を架設して形成
している。31d は連結ピンである。
【0047】このようにして、かかる折り畳み式リンク
機構31により左右一対の椅子部支持枠体30,30 が離隔し
て座部形成用シート44及び背もたれ部形成用シート42を
張設した座部形成状態と、左右一対の椅子部支持枠体3
0,30 が近接して座部形成用シート44及び背もたれ部形
成用シート42を折り畳んだ状態とに拡縮自在としてい
る。
【0048】しかも、かかる折り畳み式リンク機構31
は、左右側の座部形成片35,35 と左右側のリンク機構支
持片37,37 との間に介設しており、各シート支持片31c,
31c の下端部には係合ピン31e,31e を下方へ向けて突設
する一方、各座部形成片35,35には上記各係合ピン31e,3
1e が係脱自在に係合する係合片35a,35a を内方へ突出
させて、前記した座部形成状態においては、各係合片35
a,35a に係合ピン31e,31e が係合して、かかる座部形成
状態を確保する一方、折り畳み状態となす際には、各係
合片35a,35a から係合ピン31e,31e が離脱するようにし
ている。31f は姿勢保持用補助リンクである。
【0049】そして、各リンク31a,31a,31b,31b の下端
部は、それぞれリンク機構支持片37,37 に枢支・連結し
ている。
【0050】連結リンク機構50は、図1 〜図3に示すよ
うに、正面視にて交差状となした前後一対のリンク50a,
50a,50b,50b を前後方向に一定の間隔を開けて配置する
と共に、前後方向に隣接する各リンク50a,50a,50b,50b
の下端間に、前後方向に伸延する係合・解除片50c,50c
を横架して形成している。50d は連結ピンである。
【0051】このようにして、かかる連結リンク機構50
により左右一対の車輪支持枠体3,3が左右一対の椅子部
支持機枠30,30 と一体的に拡縮自在となるようにしてい
る。
【0052】しかも、各係合・解除片50c,50c の外端部
には係合片50e,50e を外側方へ向けて突設する一方、各
支持・案内体20,20 には上記各係合片50e,50e が係脱自
在に係合する係合ピン20f,20f を下方へ向けて突出させ
て、前記した座部形成状態においては、各係合ピン20f,
20f に係合片50e,50e が係合して、かかる座部形成状態
を確保する一方、折り畳み状態となす際には、各係合ピ
ン20f,20f から係合片50e,50e が離脱するようにしてい
る。
【0053】そして、各リンク50a,50a,50b,50b の上端
部は、それぞれ座部形成片35,35 に枢支・連結してい
る。
【0054】本実施例にかかる車椅子Aでは、椅子部2
を揺動自在となすことにより、同椅子部2に着座した使
用者は、上半身、特に、頭部をゆっくり前後方向に移動
させることにより、椅子部2をロッキングチェアのよう
に揺動させることができる。
【0055】そのため、下半身、特に、脚部に力の入ら
ない身障者等でも、ロッキングチェアの使用が可能であ
る。
【0056】また、本実施例では、足載体40を椅子部2
に取り付けているが、他の実施例として、足載体40を椅
子部2に代えて車部1に取り付けることもできる。
【0057】すなわち、他の実施例としての車椅子A
は、図8に示すように、基本的構造を前記車椅子Aと同
一にしているが、車部1の車輪支持枠体3 に足載体40を
足載体支持フレーム55を介して取り付けている点におい
て異なる。
【0058】このようにして、椅子部2に着座した使用
者は、足載体40に足を載せて、同足載体40を床面側に踏
み込むことにより、その反力を受けて椅子部2を後方へ
回動させることができ、また、その踏み込み力をゆるめ
ることにより重心を利用して椅子部2を前方へ回動させ
ることができて、この繰り返しにより車椅子Aをロッキ
ングチェアとして使用することができる。
【0059】この際、使用者は、足載体40を足で踏み込
むため、下肢のリハビリ効果が高い。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0061】請求項1記載の本発明では、車部と椅子
部とを具備する車椅子であって、 椅子部は、 車部に固定
状態と揺動自在状態とに使用形態を変更可能に支持させ
て、揺動自在状態では、 椅子部を車部上にて前後方向に
揺動させてロッキングチェアとして使用可能としてい
る。
【0062】このようにして、本発明に係る車椅子で
は、車椅子の使用者が椅子部に着座した状態にて、椅子
部の使用形態を揺動自在状態にすることにより、楽にロ
ッキングチェアとして使用することができる。
【0063】従って、付き添いの人が逐一使用者を椅子
部から離・着座させる必要がなくなり、付き添いの人の
負担を大幅に軽減させることができる。
【0064】しかも、特に、病院に入院中の高齢者で、
自力で車椅子を動かすことのできない人にとっては、好
んで車椅子をロッキングチェアとして使用するようにな
り、離床のきっかけとなる。
【0065】ここで、ロッキングチェアとして車椅子を
使用している際には、椅子部が揺れることによって使用
者の臀部に加わる圧力が分散されるため、長時間の着座
も可能となり、さらに、揺れることにより、「めまい」
の改善及び全身の調整が可能となり、自分の脚で蹴って
車椅子を揺り動かすことによる下肢のリハビリ効果も得
られる。
【0066】請求項2記載の本発明では、椅子部に、
下方へ膨出状に湾曲させて形成した左右一対の揺動脚体
を設ける一方、 車部に上記揺動脚体を案内・ 支持する左
右一対の案内・ 支持体を設けて、 各案内・ 支持体上にて
各揺動脚体を固定状態となすことも、 また、 前後方向に
揺動自在状態となすことも可能としている。
【0067】このようにして、車部に設けた案内・支持
体上にて、椅子部の揺動脚体を円滑、かつ、確実に揺動
させることができて、椅子部をリハビリ効果の高いロッ
キングチェアとしてしようすることができる。
【0068】請求項3記載の本発明では、椅子部に、
同椅子部を車部に固定・ 解除する固定・ 解除操作体を設
けて、 同固定・ 解除操作体により椅子部の使用形態を固
定状態と揺動自在状態とに変更可能となす一方、 車部
に、 同車部を停車・ 解除する停車・ 解除操作体を設け
て、 同停車・ 解除操作体により車部を移動可能状態と停
車状態とに変更可能となし、 停車・ 解除操作体の停車解
除操作時には、 固定・ 解除操作体の固定解除操作ができ
ないようにしている。
【0069】このようにして、停車・解除操作体の停車
解除操作時には、車部が移動可能な状態となっている
が、かかる状態では固定・解除操作体の固定解除操作が
行えず、従って、椅子部を揺動させて使用するロッキン
グチェア使用が行えないようにしている。
【0070】その結果、椅子部を揺動させて使用するロ
ッキングチェア使用を行う際には、使用者は、まず、停
車・解除操作体を停車操作して、車部を停車状態にした
後でなければ、固定・解除操作体を固定解除操作するこ
とができないことから、使用者が、車部を移動可能状態
において椅子部を揺動可能状態にして揺動させることに
より、椅子部から転げ落ちるという不慮の事故を防止す
ることができて、使用者の安全性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車椅子の側面図。
【図2】同車椅子の正面図。
【図3】同車椅子の断面側面説明図。
【図4】揺動脚体の一部切欠側面図。
【図5】停車・解除操作体の停車解除状態を示す斜視
図。
【図6】同停車・解除操作体の停車状態を示す斜視図。
【図7】同停車・解除操作体の停車状態を示す斜視図。
【図8】他の実施例としての車椅子の側面図。
【符号の説明】
A 車椅子 1 車部 2 椅子部 3 車輪支持枠体 4 前車輪 5 後車輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車部と椅子部とを具備する車椅子であっ
    て、椅子部は、 車部に固定状態と揺動自在状態とに使用
    形態を変更可能に支持させて、揺動自在状態では、 椅子
    部を車部上にて前後方向に揺動させてロッキングチェア
    として使用可能としたことを特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】 椅子部に、 下方へ膨出状に湾曲させて形
    成した左右一対の揺動脚体を設ける一方、 車部に上記揺
    動脚体を案内・ 支持する左右一対の案内・ 支持体を設け
    て、 各案内・ 支持体上にて各揺動脚体を固定状態となす
    ことも、 また、 前後方向に揺動自在状態となすことも可
    能としたことを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  3. 【請求項3】 椅子部に、 同椅子部を車部に固定・ 解除
    する固定・ 解除操作体を設けて、 同固定・ 解除操作体に
    より椅子部の使用形態を固定状態と揺動自在状態とに変
    更可能となす一方、車部に、 同車部を停車・ 解除する停
    車・ 解除操作体を設けて、 同停車・ 解除操作体により車
    部を移動可能状態と停車状態とに変更可能となし、停車・
    解除操作体の停車解除操作時には、 固定・ 解除操作体
    の固定解除操作ができないようにしたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の車椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045631A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Matsunaga Seisakusho:Kk フリーロッキング機能付き車椅子
KR101380031B1 (ko) * 2012-05-21 2014-04-01 전북대학교산학협력단 장애인을 위한 자전거
US9010787B2 (en) 2013-03-04 2015-04-21 Ki Mobility Tilt-in-space wheelchair using multiple controlling paths
US9554955B2 (en) 2007-10-01 2017-01-31 Pride Mobility Products Corporation Dual-track tilt mechanism

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