JP3823223B2 - キャスター付き介護用椅子 - Google Patents

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、主として、脳性麻痺等の身体障害児が着座使用し、姿勢の調節が可能で、且つ、着座状態で移動可能な介護用椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、脳性麻痺等による肢体障害者等(以下、被介護者という。)においては、日常、車椅子に着座して過ごすことが多い。長時間に亘り、着座姿勢を続ける被介護者にとっては、斯かる時間中に異なる着座姿勢をとることで、幾分、快適性を得ることができること、また、介護時の利便性等の理由から、背もたれの角度調節機構(以下、リクライニングという。)を備えた介護用椅子が、広く使用されている。
【0003】
前記被介護者のうち、特に身体障害児においては、病院、施設よりもむしろ家庭内において介護を行う場合も非常に多く、介護に使用される介護用椅子においても、使用環境に適した利便性が要求されるに至っている。
【0004】
従って、介護用椅子においては、当該利便性を目的とした種々の発明がなされており、例えば、図5に示した特開平11−18863号に開示される発明のように、相互に離間して位置せしめられ、かつ、夫々が、上支持部材と、前部材と、下部材と、長さ可変の後部材とを備えてなる略平行な一対のフレーム部材と、前記フレーム部材同士の中間に配設された背もたれ部材であって、上記上部材に枢動可能に連結されたことにより、ほぼ鉛直な姿勢から傾き姿勢へと回転によりリクライニングし得る背もたれ部材と、前記上支持部材同士の間に配置されるとともに前記背もたれ部材の前方に位置せしめられたシート部材と、一端にて、対応する上支持部材に枢動可能に連結されて該上支持部材に対して後方上向きの力を加え、且つ、他端にて、前記下部材に枢動可能に連結され、前記シート部材に着座する人の下向き荷重に対して前記上支持部材を支える、伸縮可能なシリンダ部材とを備えてなり、前記前部材が、その下端において前記した部材に固定的に連結され、前記上支持部材がその第一端にて前記前部材の上端に枢動可能に連結され、前記長さ可変の後部材が、その下端にて前記した部材に枢動可能に連結されるとともに、該長さ可変の後部材が、その上端にて前記上支持部材の第二端に連結され、前記上側支持部材が、前記背もたれ部材に対する前記旋回連結点と、その前記第二端との中間に、旋回可能ジョイントを有していることにより、該上支持部材の屈曲と、該上支持部材との間に位置せしめられた前記シート部材の傾斜とを許容しているキャスタ付の椅子(以下、先行技術1という。)等が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、当該先行技術1に係るキャスタ付の介護用椅子は、リクライニング機構が複雑となり、使用する部品点数の増加に伴う全体重量の増加を招来することから、自由な取り廻しが行い難く、持ち運びには適さないものである。
【0006】
また、このような介護用椅子は、耐水性を備えておらず、この結果、日常生活において用途が限定されることが多く、例えば、入浴時等といった耐水性が要求される使用を前提としておらず、従って、前記入浴時等においては、前記リクライニングチェアを使用することができず、当該介護者が滑りやすい浴室へ被介護者を抱えて浴室内へ運び込んで、介護者及び被介護者の双方が転倒しないように注意しながら介護作業をしなければならず、この結果、介護者及び被介護者双方の負担は極めて過大となっている。
【0007】
更に、先行技術1をはじめとする従来の介護用椅子においては、介護者が着座状態で、過って大小便をした場合の清掃作業は、洗剤に浸した布で汚れた箇所を拭き取る程度しかできないうえ、ガススプリング等のシリンダー等を使用して当該介護用椅子の機構が複雑化することによって、汚れの拭き取り自体も十分に行うことが極めて困難であり、衛生面において、非常に問題であった。
【0008】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、被介護者を着座させて移動ができる介護用椅子において、持ち運びが極めて容易であり、取扱いが簡単で、被介護者の楽な着座状態を確保でき、また、例えば入浴時においては着座状態で入浴できるというように日常における用途を拡大することができ、更には、衛生面においても優れた介護用椅子を提供することを、発明が解決しようとする課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
底部に複数のキャスターを備えた矩形の底フレームと、該底フレームに対し起伏自在に軸止したコの字形若しくは矩形の座部フレームと、前記座部フレームの前記軸支位置から離れた位置で座部フレームに枢着され、前記枢着位置の上部側に背凭れ機能を有し、且つ下部は前記底フレームに摺動するものとした背凭れフレームと、前記背凭れフレームの下部若しくは座部フレームのいずれか一方のフレームに軸止するとともに、前記いずれか他方のフレームに対して係合位置を変更可能とした係合手段を設けた角度調節フレームとを備え、
前記底フレーム、座部フレーム、背凭れフレーム及び角度調節フレームを骨組みとして、前記座部フレームには通水性を有する座部シートを、背凭れフレームには通水性を有する背凭れシートを夫々設け、且つ被介護者を固定するための通水性を有する安全ベルトを備えたことを特徴とするキャスター付き介護用椅子を、課題を解決するための手段とするものである。尚、本発明におけるシートの「通水性」とは、シートの繊維自体は、撥水性若しくは防水性を有し、吸水性を有しないものであり、通水の効果は、シートに形成された通水孔によって得られるものである。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、底フレーム、座部フレーム、背凭れフレーム及び角度調節フレームを 構成フレームとして、通水性を有する座部、背凭れ部を備えた構成とすることで、極めて軽量且つ簡素な構成を維持した状態で、リクライニング機能を具備させることができ、被介護者の着座時における快適性を向上させることができるとともに、入浴後の水滴や湿気の除去を容易とする効果を得ることができる。
【0011】
また、折畳み時においては、背凭れフレームの下部若しくは座部フレームのいずれか一方のフレームに軸止した角度調節フレームを、前記いずれか他方のフレームに対して係合させないようにし、前記背凭れフレームをそのまま倒すことによって、極めて簡単に、折畳むことができる。
【0012】
また、極めて軽量で耐水性に優れ、被介護者が着座状態において入浴することができることから、介護者及び被介護者の入浴時の過大な負担や足を滑らす等の危険性を回避することができ、また、介護者が着座状態で過って大小便をした場合等の後の清掃作業においては、介護用椅子全体を水洗することができることから、極めて衛生的に、当該介護用椅子を使用することができる。
【0013】
更に、座部フレーム若しくは背凭れフレームに、被介護者の胴部を固定するための通水性を有するシートベルトを設けた場合には、入浴時等において安全性を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態及び実施例】
図1は本発明の実施例に係る介護用椅子の斜視図、図2は同実施例に係る介護用椅子におけるフレームの折畳み状態を示す右側面図、図3は同実施例に係る介護用椅子におけるフレームの組立状態を示す右側面図、図4は同実施例に係る介護用椅子の背面図、図5は先行技術に係る介護用椅子の側面図である。
【0015】
本発明の実施例にかかる介護用椅子は、耐荷重45kg程度となる、特に脳性麻痺児をはじめとする肢体不自由児の介護を目的とするものであって、
図1乃至図4に示すように、アルミ製の円管素材からなる底フレーム(1)、座部フレーム(2)、背凭れフレーム(3)と、角度調節フレーム(4)の4つのフレームと、通水性の座部シート(5)及び背凭れシート(6)を主として構成要素とする総重量5kg程度ものであり、更に詳しくは、以下に具体的に説明する。
【0016】
先ず、底フレーム(1)は、アルミ製の底前杆(10)、底後杆(12)及び二本の底側杆(11)(11)とを矩形としてなる幅40cm程度、長さ67cm程度の底フレーム(1)における各隅部近傍に、夫々ロック機構付きのステンレス製3インチサイズのキャスター(70)を取付けるとともに、当該左右の底側杆(11)(11)の後端近傍には後軸支片(14)(14)を設け、また、左右の底側杆(11)(11)の中央よりやや前方位置には金属製の摺板(13)を設けた構成としたものである。
【0017】
次に、座部フレーム(2)は、座前杆(20)とその両端に連続する二本の座側杆(21)(21)とからなるコの字形状とするとともに、該座側杆(21)(21)には掛止ピン(22)(22)を対設した構成とし、前記座部フレーム(2)における両端部を前記後軸支片(14)(14)で軸支し、当該後軸支片(14)(14)を当該座部フレーム(2)の回動軸として、回動可能に連結する。
【0018】
ここで、底フレーム(1)には、背凭れフレーム(3)における背下杆(32)との摩擦による傷付きを防止するとともに、より摩擦抵抗を小さいものとして、スムーズな組立及び折畳みの切り替え、及びスムーズなリクライニングを可能とするものである。
【0019】
また、背凭れフレーム(3)は、背上杆(30)及びこれに対向する背下杆(32)の相互の端部を二本の背側杆(31)(31)で連結して矩形として形成したものであり、その背側杆(31)(31)の内側から、前記座部フレーム(2)の座側杆(21)(21)が交叉し、当該交叉位置を同一軸にて回動自在に連結した状態とするとともに、背下杆(32)が底フレーム(1)における摺板(13)上を摺動するようになっている。
【0020】
そして、角度調節フレーム(4)は、鋼製の把持杆(41)の左右両端に、当該把持杆(41)に対して垂直に調節杆(40)を連結したコの字形状とし、当該コの字の両端部を前記背凭れフレーム(3)における背下杆(32)側となる背側杆(31)(31)に軸止され、且つ、当該左右の調節杆(40)(40)の夫々には、前記座部フレーム(2)における掛止ピン(22)(22)が嵌り込むスリット状の掛止部を一定間隔で夫々5箇所設けた前記掛止歯列(42)(42)を形成したフレーム構成である。
【0021】
更に、座部シート(5)及び背凭れシート(6)は、いずれも通水性に優れた、ナイロン製のメッシュ生地を使用したものであり、座部シート(5)は座部フレーム(2)に、また背凭れシート(6)は背凭れフレームに夫々被着したものである。
【0022】
尚、本実施例におけるナイロン製のメッシュ生地は、図1に部分拡大図として示すように、1.5mm四方の正方形の通水孔(76)が上下左右に3.5mmピッチで無数に配列されたものを使用しており、座部シート(5)の座側杆(21)(21)に掛け回した座部シート(5)の両掛け回し縁部には、座部フレーム(2)に対する取付手段となり、且つ、着座時の座部シート(5)の沈み込みを防止して安定した着座を可能とするための幅50mm程度の取付ベルト(71)を2本備えている。
【0023】
取付ベルトの一端には合成樹脂製の大型バックル(72)を備えるとともに、雌雄面ファスナー手段(74)(75)を兼備することにより強固に係着状態を保つことができるものとして、着座面とは反対側位置において、当該大型バックル(72)及び雌雄面ファスナー手段(74)(75)によって取付ベルト(71)の締付け具合を調整しつつ、当該ベルトを固定する。
【0024】
そして座部フレーム(2)には、被介護者が着座状態において腰部近傍となる位置に、当該被介護者がキャスター付き介護用椅子から転落することを防止するために、安全ベルト(73)を設けたものとしている。当該安全ベルトは、一端をループとし、且つ他端には相互に係脱自在となる面ファスナー手段を備えた二本一組のベルト体からなり、いずれもループ部分を背凭れフレーム(3)の背側杆(31)に掛け、他端を相互の雌雄面ファスナーによって係着するものとしている。
【0025】
また、背凭れシート(6)においても、前記座部シート(5)と同様に、背凭れフレーム(3)に対する取付、及び着座時の背凭れシート(3)の沈み込みの調節の観点等から、同様の幅50mm程度となる取付ベルト(71)を4本備えた構成としている。
【0026】
被介護者が着座状態において腰部近傍となる位置には、当該被介護者が介護用椅子から転落することを防止するために、安全ベルト(73)を設けたものとしている。当該安全ベルト(73)は、一端をループとし、且つ他端には相互に係脱自在となる面ファスナー手段を備えた二本一組のベルト体からなり、いずれもループ部分を背凭れフレーム(3)の背側杆(31)に掛け、他端を相互の雌雄面ファスナーによって係着するものとしている。
【0027】
また、本実施例に係る介護用シートは、折畳み収納を可能としており、これにより車などで移動する際にも、手軽に持ち運ぶことができる点で優れている。
【0028】
折畳み方法については、被介護者が着座していない状態で行い、背凭れフレーム(3)における背上杆(30)に前傾方向の回動力を加えた状態で、前記角度調節フレーム(4)の把持杆(41)を持ち上げて、掛止ピン(22)(22)と当該角度調節フレーム(4)における掛止歯列(42)(42)との係合を解除して、前記背凭れフレーム(3)を後方へ倒すことによって、折畳むことができる。
【0029】
この際に、背凭れフレーム(3)における背上杆(30)が突き出した形状となることから、本実施例においては、更に、背凭れフレーム(3)の背上側(30)における二本の背側杆(31)(31)は、折畳金具(33)(33)を介した構成としており、当該双方の折畳金具(33)(33)における操作レバー(34)(34)を倒すことによって、背上杆(30)及びこれに連続する一部の背側杆(31)(31)を折畳むことができ、非常にコンパクトで嵩張らない収納形態とすることができる。
【0030】
尚、座部シート(5)及び背凭れシート(6)のいずれにおいても、被介護者の体格が大きいほど前記取付ベルト(71)を長めに調節して、当該介護用椅子に体が納まるように調節することができ、障害児の成長にあわせて、使用することができる。
【0031】
本実施例に係るキャスター付き介護用椅子においては、上記構成によって、5段階のリクライニングが可能で、リクライニング角度は、底部フレーム(1)と背凭れフレーム(3)との挟角(a)は、75度乃至30度、概ね、底部フレーム(1)と座部フレーム(2)との狭角(b)は20度乃至10度程度となる。
【0032】
リクライニングで使用する角度調節フレーム(4)の形状は、把持杆(41)の左右両端に、当該把持杆(41)に対して垂直に調節杆(40)(40)を設けたコの字形状であり、当該左右の調節杆(40)(40)には、相互に対向する位置に、前記掛止ピンの嵌り込むスリットを一定間隔で形成してなる前記掛止歯列を有するものである。
【0033】
尚、本発明の実施例においては、底部フレームの磨耗による塗装の剥げを防止するとともに、円滑な摺動操作を可能とするため、摺板(13)を設けたものとしているが、特に剥離しやすい塗装を行わない場合や、十分に円滑な摺動操作が可能な場合においては、特に当該摺板(13)を設けないものとすることもできる。
【0034】
また、同実施例においては、背上杆(30)を前傾方向へ回動させることにより、摺板(13)と背下杆(32)とが離間するが、摺板(13)と背下杆(32)、若しくは底側杆(11)と背下杆(32)とが離間しないように、図示省略するが、相互にガイド機能を備えることにより、常に摺動状態を維持するものとすることもできる。
【0035】
更に、本実施例においては、座部フレーム(2)や角度調節フレーム(4)をコの字形のフレームとしているが、これに代えて強度的により優れた矩形のフレームを使用することもできる。また、本発明におけるいずれのフレームについても、補強的なサブフレーム等を設けることができることはいうまでもない。
【0036】
また、キャスター(70)については、十分な耐荷重を有するものであればよいが、キャスター付き介護用椅子としての安全上、キャスター(70)のロック機構等といったブレーキ機能を備えているものが、より好ましい。
【0037】
更に、本発明においては、当該座部シート若しくは当該座部シート及び背凭れシート上に、ポリウレタン製のスポンジシート等を載置した形態等とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るキャスター付き介護用椅子の斜視図である。
【図2】 本発明の実施例に係るキャスター付き介護用椅子におけるフレームの折畳み状態を示す右側面図である。
【図3】 本発明の実施例に係る介護用椅子におけるフレームの組立状態を示す右側面図である。
【図4】 本発明の実施例に係るキャスター付き介護用椅子の背面図である。
【図5】 先行技術に係るキャスター付き介護用椅子の側面図である。
【符号の説明】
(1) 底フレーム
(10) 底前杆
(11) 底側杆
(12) 底後杆
(13) 摺板
(14) 後軸支片
(2) 座部フレーム
(20) 座前杆
(21) 座側杆
(22) 掛止ピン
(3) 背凭れフレーム
(30) 背上杆
(31) 背側杆
(32) 背下杆
(33) 折畳金具
(34) 操作レバー
(4) 角度調節フレーム
(40) 調節杆
(41) 把持杆
(42) 掛止歯列
(5) 座部シート
(6) 背凭れシート
(70) キャスタ
(71) ベルト
(72) バックル
(73) 安全ベルト
(74) 雌面ファスナー
(75) 雄面ファスナー
(76) 通水孔

Claims (3)

  1. 底部に複数のキャスター(70)を備えた矩形の底フレーム(1)と、該底フレーム(1)に対し起伏自在に軸止したコの字形若しくは矩形の座部フレーム(2)と、前記座部フレーム(2)の前記軸支位置から離れた位置で座部フレーム(2)に枢着され、前記枢着位置の上部側に背凭れ機能を有し、且つ下部は前記底フレーム(1)に摺動するものとした背凭れフレーム(3)と、前記背凭れフレーム(3)の下部若しくは座部フレーム(2)のいずれか一方のフレームに軸止するとともに、前記いずれか他方のフレームに対して係合位置を変更可能とした係合手段を設けた角度調節フレーム(4)とを備え、
    前記底フレーム(1)、座部フレーム(2)、背凭れフレーム(3)及び角度調節フレーム(4)を骨組みとして、前記座部フレーム(2)には通水性を有する座部シート(5)を、背凭れフレーム(3)には通水性を有する背凭れシート(6)を夫々設け、且つ被介護者を固定するための通水性を有する安全ベルト(73)を備えたことを特徴とするキャスター付き介護用椅子。
  2. 座部シート(5)及び背凭れシート(6)には、長さ調節自在な取付ベルト(71)を設けることにより、着座時における座部及び背凭れ部の沈み込み量を調節可能としたことを特徴とする請求項1記載のキャスター付き介護用椅子。
  3. 座部フレーム(2)若しくは背凭れフレーム(3)には、被介護者の胴部を固定するための安全ベルト(73)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のキャスター付き介護用椅子。
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