JP2560942Y2 - 回転腰掛の足掛装置 - Google Patents

回転腰掛の足掛装置

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JP2560942Y2
JP2560942Y2 JP7978891U JP7978891U JP2560942Y2 JP 2560942 Y2 JP2560942 Y2 JP 2560942Y2 JP 7978891 U JP7978891 U JP 7978891U JP 7978891 U JP7978891 U JP 7978891U JP 2560942 Y2 JP2560942 Y2 JP 2560942Y2
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footrest
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rotary
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JP7978891U
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厚志 鈴木
勇彦 神野
紀雄 高木
良一 石井
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Koito Industries Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Koito Industries Ltd
Central Japan Railway Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道車両、自動車又は
航空機等の座席を構成する回転腰掛の足掛装置に係り、
特に足掛装置の足掛台を表面側を使用した第一の支持位
置から所望により裏面側を使用した第二の支持位置へ展
開伸出させることができる足掛装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4及び図5に示すように、
列車等の進行方向に対して座席の向きを前方又は後方へ
回転して、例えば後列の座席と対向することが可能にな
るように、脚台51の上部に腰掛本体52を回転自在に
載置した回転腰掛が使用されている。この回転腰掛に
は、腰掛本体52の台枠53後部に足掛装置54を取り
付け、乗客はこれに足を掛けることができるように成っ
ている。この足掛装置54は、台枠53の後部に固着し
た一対の支え腕55,55の先端間に板状の足掛台56
の基部側56a両縁を回動自在に支持し、脚台51の後
面における格納位置に跳ね上げた状態で表面側を使用す
る第一の支持位置Aと、上記基部側56a両側を回動中
心にして自由端側56bを使用者である乗客側へ展開伸
出させて裏面側を使用する第二の支持位置Bに変位させ
ることができるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記跳ね上げ
式の足掛装置54は、回転腰掛の回転操作時にそれが脚
台51に当接干渉しないようにするため(Dは、回転操
作時の脚台位置を示す)、台枠53に対する取付位置や
その形状、デザイン等の設計に制約を生じ(図4参
照)、また足掛装置54の足掛台56を第二の支持位置
Bに展開伸出させた状態のままで回転腰掛の回転操作を
すると、該足掛台56の自由端側が他の回転腰掛の脚台
51や足掛装置54、車体の壁面等に当突接触して破損
するため、該回転操作時には、当該回転腰掛は勿論、そ
の前後にある回転腰掛についてもそれぞれの足掛台56
を跳ね上げ格納しなければならず、回転操作に手間がか
かるという問題を有していた。
【0004】本考案は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、回転腰掛に跳ね上げ式足掛装置を装着すると
共に、その腰掛本体を回転させるときに、回転ロック解
除用のペダルの操作に連動して足掛装置の足掛台を、第
二の支持位置に展開伸出した状態のまま台枠後部の格納
位置へ跳ね上げることができる回転腰掛の足掛装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る回転腰掛の足掛装置は、床面に固設し
た脚台上に、腰掛本体の台枠を回転装置を介して正逆回
転自在に構成した回転腰掛において、上記台枠後部に足
掛装置を構成する一対の支え腕の基端部を上下方向へ回
動自在に軸着すると共に、該軸着部に弾性部材を介装し
て足掛装置を常時上方へ跳ね上げ付勢し、足掛装置を下
方へ押し下げた状態で支え腕を使用位置に係止すると共
に、回転腰掛の回転ロック解除用のペダルに連動して上
記係止を解除するストッパー装置を構成し、かつ上記一
対の支え腕間に足掛台の基部側を回動自在に軸支し、該
足掛台がその表面側を使用する第一の支持位置から裏面
側を使用する第二の支持位置へ展開伸出して係止される
ように構成するという手段を講じたものである。
【0006】
【作用】而して、上記構成によれば、足掛装置を所定位
置まで下方へ押し下げれば、足掛装置の足掛台を支持す
る支え腕の基端部外周縁に形成した凹部にストッパーが
嵌合して、足掛台が台枠後部の所定位置で保持される。
そして乗客は足掛台を第一の支持位置において、また更
に展開伸出させた第二の支持位置において使用をするこ
とができる。
【0007】また、回転腰掛の向きを変えるために、回
転ロック解除用のペダルを踏下すると、足掛台を上記第
一又は第二の支持位置において係止した状態のまま、支
え腕を弾性部材の付勢力により台枠後部の格納位置まで
跳ね上げることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る回転腰掛の足掛装置の実
施例を図1乃至図3に従って説明する。図示例は、足掛
装置を装着する例えば2人掛け用の回転腰掛を示すもの
であり、1は、車両等の床面に固設した脚台2に対して
回転装置3を介して台枠4を水平方向へ180度正逆回
転自在に装置した腰掛本体であり、該台枠4の上面に
は、座ぶとん5,5及び背ずり6,6を載置すると共
に、該台枠4の両側には、肘掛7,7を構成した袖部
8,8を取り付けて個々の座席を構成したものである。
また、脚台2の通路側には、該脚台2に対する腰掛本体
1の回動を阻止するストッパピン9を抜出操作するため
の回転ロック解除用のペダル10を装着すると共に、該
ストッパピン9にはコイルばね11等の弾性部材を外装
し、常時ストッパピン9の先端を回転装置3を構成する
ガイド環12側に係合させるように付勢してある。而し
て、このペダル10を踏下することにより、ストッパピ
ン9の先端をガイド環12から抜出し、腰掛本体1を脚
台2上において自在に回転させることができるようにな
っている。
【0009】13は、各座席を構成する台枠4後部に構
成した足掛装置であり、該足掛装置13は一対の支え腕
14,14の基端部14a,14aを、台枠4の後部に
立設した取付板15,15に対し、上下方向へ回動自在
になるよう、例えばボルト16及びナット17等の固定
部材を用いて軸着すると共に、上記基端部14aの少な
くとも一方にコイルばね等の弾性部材18を介装し、該
弾性部材18のの両端を台枠4側と支え腕14側に係着
し、上記支え腕14,14を常時上方へ跳ね上げ付勢す
るように構成してある。またこの支え腕14,14の先
端14b,14bには、足掛台19を装着する。この足
掛台19は、その表裏が使用できるようになるもので、
その基部側19aを上記支え腕14,14の先端14
b,14bに対して上下方向へ回動自在に軸着20した
ものであり、所望により自由端側19bが使用者である
乗客側へ展開伸出するように構成してある。21は、上
記足掛台19の表面側を使用する第一の支持位置Aに係
止するため、支え腕14,14間に掛け渡した係止棒で
あり、上記第一の支持位置Aにおいて足掛台19の自由
端19b側を受置する。また22は、足掛19を上記第
二の支持位置Bに係止するため、その側縁に形成したス
トッパーであり、足掛台19の上記第一の支持位置Aか
らの回動を許容すると共に、第二の支持位置Bにおいて
支え腕14,14の内縁に形成したストッパー23に係
合してその過回転を阻止する構造になるものである。
【0010】足掛装置13は、上記弾性部材18によっ
て常時台枠4の後部格納位置Cに跳ね上げられており、
この状態で腰掛本体1を回転装置3を介して回転するこ
とができる。また、足掛装置13の足掛台19が上記第
一の支持位置A又は第二の支持位置Bの何れの使用位置
に係止されていても、その状態のままで上記格納位置C
へ回動変位させることができるようになっている。
【0011】24は、支え腕14,14の回動を規制す
るカム機構を示すものであり、支え腕14,14の少な
くとも一方の基端部14a外周にカム凹部25を形成す
ると共に、台枠4に構成した取付板14,14の適宜位
置に、該カム凹部25に嵌合して上記支え腕14,14
の回動を阻止するストッパー26を構成する。このスト
ッパー26は、後述するレリーズケーブル等の中継部材
27に連結してあり、水平方向に回動してストップピン
26aを上記支え腕14のカム凹部25に出入させるも
ので、コイルばね28により常時ストップピン26aが
カム凹部25側へ移動するように付勢してある。
【0012】29は、足掛装置13を跳ね上げるとき、
足掛台19が背ずり6の背面に激突するのを防止するた
めの跳ね上げ緩衝用のストッパーであり、本実施例にお
いては、上記取付板15,15の側方において支え腕1
4,14の外縁が当接する構造になっている。
【0013】而して、足掛装置13を使用する場合に
は、該足掛装置13の足掛台19を台枠4の下方所定の
位置まで押し下げれば、足掛台19を支持する支え腕1
4,14の基端部14aに形成したカム凹部25にスト
ッパー26が嵌合して、足掛装置13が所定位置で支持
される。乗客はこの位置で、足掛台19の表面側を使用
する第一の支持位置Aで、また裏面側を使用する第二の
支持位置Bまで展開伸出させて足を掛けることができ
る。
【0014】本実施例においては、回転腰掛に2個の足
掛装置を装着した状態を示しており、脚台2上に構成し
た腰掛本体1の回転ロック解除用のペダル10の動作が
レリーズケーブル等の中継部材27を介して、上記支え
腕14,14を係止するストッパー26を連動させ、該
ストッパー26が腰掛本体1の回転時に自動的に支え腕
14,14のカム凹部25から外れるように構成してあ
る。本実施例では、複数個のストッパー26,26を上
記中継部材27に適宜間隔をおいて接続し、各カム凹部
25,25と連係することにより、支え腕14,14の
掛け止め、又は掛け外しを行うことができるようになっ
ている。
【0015】而して、腰掛本体1の向きを回転させるた
め、回転ロック解除用のペダル10を踏下すると、複数
の足掛装置13の各足掛台19を一斉に各使用状態のま
ま跳ね上げ、各格納位置Cへ回動変位させることができ
る。
【0016】なお、本実施例では、ストッパー26をカ
ム凹部25の形状に対応してその側方から嵌合させるよ
うに構成してあるが、該ストッパー26をカム凹部25
の上方から嵌合離脱するように構成することもできる。
【0017】また、足掛装置13が邪魔になり、乗客が
個々に跳ね上げたいと希望する場合には、ストッパー2
6の押圧力以上の力で足掛台19を上方へ引き上げるこ
とにより、ストッパー26をカム凹部25から離脱させ
ることもできる。
【0018】また、上記実施例において、2人掛け用の
回転腰掛について説明したが、本考案は1本の中継部材
27を用いて複数個の足掛装置13,13・・の足掛台1
9,19・・を跳ね上げることができるように構成するこ
とができ、3人掛け又は4人掛け等の構造の回転腰掛に
変様実施することができることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】本考案に係る回転腰掛の足掛装置は、以
上のように構成したから、回転操作時に足掛装置の足掛
台をいちいち格納しなくても、回転ロック防止用のペダ
ルを踏下すると、これに連動して足掛台が自動的に跳ね
上げられると共に、足掛台を回転伸出させる構造の足掛
装置においてもその伸張した使用状態のまま足掛台を格
納位置まで跳ね上げることができ、回転腰掛の操作性を
向上することができる等、本考案実施後の実用的効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転腰掛の足掛装置を示す側面図
である。
【図2】同じく要部背面図である。
【図3】本考案に係る回転腰掛の足掛装置の分解斜視図
である。
【図4】従来の足掛装置を構成した回転腰掛の側面図で
ある。
【図5】同じく回転腰掛の背面図である。
【符号の説明】
1 腰掛本体 2 脚台 3 回転装置 4 台枠 13 足掛装置 14 支え腕 19 足掛台 21 係止棒 22 ストッパー 23 ストッパー 24 カム機構 25 カム凹部 27 中継部材 A 第一の支持位置 B 第二の支持位置 C 格納位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高木 紀雄 愛知県名古屋市千種区高見二丁目1番13 号−37 (72)考案者 石井 良一 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−17932(JP,U) 実開 平2−105751(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に固設した脚台上に、腰掛本体の台
    枠を回転装置を介して正逆回転自在に構成した回転腰掛
    において、 上記台枠後部に足掛装置を構成する一対の支え腕の基端
    部を上下方向へ回動自在に軸着すると共に、該軸着部に
    弾性部材を介装して足掛装置を常時上方へ跳ね上げ付勢
    し、足掛装置を下方へ押し下げた状態で支え腕を使用位
    置に係止すると共に、回転腰掛の回転ロック解除用のペ
    ダルに連動して上記係止を解除するストッパー装置を構
    成し、かつ上記一対の支え腕間に足掛台の基部側を回動
    自在に軸支し、該足掛台がその表面側を使用する第一の
    支持位置から裏面側を使用する第二の支持位置へ展開伸
    出して係止されるように構成したことを特徴とする回転
    腰掛の足掛装置。
JP7978891U 1991-09-06 1991-09-06 回転腰掛の足掛装置 Expired - Lifetime JP2560942Y2 (ja)

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JPH0521750U JPH0521750U (ja) 1993-03-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5378839B2 (ja) * 2009-03-16 2013-12-25 株式会社岡村製作所 椅子

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