JPH0629108Y2 - シート - Google Patents
シートInfo
- Publication number
- JPH0629108Y2 JPH0629108Y2 JP1989102248U JP10224889U JPH0629108Y2 JP H0629108 Y2 JPH0629108 Y2 JP H0629108Y2 JP 1989102248 U JP1989102248 U JP 1989102248U JP 10224889 U JP10224889 U JP 10224889U JP H0629108 Y2 JPH0629108 Y2 JP H0629108Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- inner edge
- backrest
- rail
- backrest portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として自動車等の車輌に設置されるシートに
関するものである。
関するものである。
第９図に示すように例えばバンタイプの自動車の運転席
および助手席のようなフロントシート(1)A,(1)Bは夫々
座部(2)A,(2)Bおよび背もたれ部(3)A,(3)Bからなりエン
ジンカバー(4)上に設置されている。
および助手席のようなフロントシート(1)A,(1)Bは夫々
座部(2)A,(2)Bおよび背もたれ部(3)A,(3)Bからなりエン
ジンカバー(4)上に設置されている。
上記構成において、例えば運転者がリヤシートに坐って
いる人と交替する場合には運転席であるシート(1)Aに坐
っていた人がシート(1)Aとシート(1)Bとの間からリヤシ
ートに移り、リヤシートに坐っていた人がシート(1)Aと
シート(1)Bとの間からシート(1)Aに移るのであるが、シ
ート(1)Aとシート(1)Bとの間の間隙が狭いので移動する
人にシート(1)A,(1)Bが干渉すると云問題点がある。
いる人と交替する場合には運転席であるシート(1)Aに坐
っていた人がシート(1)Aとシート(1)Bとの間からリヤシ
ートに移り、リヤシートに坐っていた人がシート(1)Aと
シート(1)Bとの間からシート(1)Aに移るのであるが、シ
ート(1)Aとシート(1)Bとの間の間隙が狭いので移動する
人にシート(1)A,(1)Bが干渉すると云問題点がある。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、
座部(12)Bと背もたれ部(13)Bとからなり、該背もたれ部
(13)Bの内側縁部(14)全体を該背もたれ部(13)Bから分割
して倒立可能とし該内側縁部(14)全体を倒した時、該背
もたれ部(13)Bの巾が縮小されてウォークスルースペー
スが形成されるシート(11)Bを提供するものである。
座部(12)Bと背もたれ部(13)Bとからなり、該背もたれ部
(13)Bの内側縁部(14)全体を該背もたれ部(13)Bから分割
して倒立可能とし該内側縁部(14)全体を倒した時、該背
もたれ部(13)Bの巾が縮小されてウォークスルースペー
スが形成されるシート(11)Bを提供するものである。
背もたれ部(13)Bの内側縁部(14)全体を倒せば背もたれ
部(13)Bの巾が縮小され該内側縁部(14)の巾の分だけウ
ォークスルースペースが広がるので人は該スペースを利
用して後方または前方へ移る。またこの状態で倒した内
側縁部(14)はアームレストにもなる。通常状態では該内
側縁部(14)を起立させ背もたれ部(13)Bの一部とする。
部(13)Bの巾が縮小され該内側縁部(14)の巾の分だけウ
ォークスルースペースが広がるので人は該スペースを利
用して後方または前方へ移る。またこの状態で倒した内
側縁部(14)はアームレストにもなる。通常状態では該内
側縁部(14)を起立させ背もたれ部(13)Bの一部とする。
したがって本考案においては人が該シートの内側をシー
トに干渉されることなく容易に通り抜けることが出来
る。
トに干渉されることなく容易に通り抜けることが出来
る。
本考案を第１図〜第７図に示す一実施例によって説明す
れば、(11)Bはバンタイプの自動車の助手席であるシー
トであり、自動車床前部のエンジンカバー(4)上に設置
されており、該シート(11)Bは座部(12)Bと背もたれ部(1
3)Bからなり、該背もたれ部(13)Bの内側縁部(14)を該背
もたれ部(13)Bから分割し、該内側縁部(14)の根端部は
座部(12)B側に枢着軸(16)を介して回動可能に取付けら
れている。第４図に示すように該背もたれ部(13)Bのフ
レーム(15)の内側縁上部のブラケット(18)からはピン(1
9)が差出され、該ピン(19)は背もたれ部(13)Bの内側縁
部(14)のフック(20)に係合する。該フック(20)は第５図
に示すように該内側縁部(14)の収納凹部(21)に収納さ
れ、上端部を該内側縁部(14)から突出させて押しボタン
(22)が取付けられ、該収納凹部(21)においてブラケット
(23)により支持され、フランジ(24)を介してスプリング
(25)によって上方へ付勢されている。上記背もたれ部(1
3)Bの内側縁部(14)の枢着軸(16)はアウターレール(26)
の後部に取付けられているブラケット(17)により支持さ
れている。そしてシート(11)Bの座部(12)Bの内側縁には
該アウターレール(26)に摺動可能に嵌着されるインナー
レール(27)が取付けられ、該アウターレール(26)と該イ
ンナーレール(27)との間にはスペーサー(28),(29)が介
在している。そして第６図および第７図に示すように該
アウターレール(26)にはブラケット(30)を介して前端に
ハンドル(32)を有する回転棒(31)が支持され、該回転棒
(31)の中間からはピン(33)が差出され、該ピン(33)はイ
ンナーレール(27)に取付けられているパネル(34)下縁の
複数個の切欠き(35)の夫々に係合するようになってい
る。そして該回転棒(31)はスプリング(36)によってピン
(33)がパネル(34)の切欠き(35)に係合する方向へ回転す
るよう付勢されている。
れば、(11)Bはバンタイプの自動車の助手席であるシー
トであり、自動車床前部のエンジンカバー(4)上に設置
されており、該シート(11)Bは座部(12)Bと背もたれ部(1
3)Bからなり、該背もたれ部(13)Bの内側縁部(14)を該背
もたれ部(13)Bから分割し、該内側縁部(14)の根端部は
座部(12)B側に枢着軸(16)を介して回動可能に取付けら
れている。第４図に示すように該背もたれ部(13)Bのフ
レーム(15)の内側縁上部のブラケット(18)からはピン(1
9)が差出され、該ピン(19)は背もたれ部(13)Bの内側縁
部(14)のフック(20)に係合する。該フック(20)は第５図
に示すように該内側縁部(14)の収納凹部(21)に収納さ
れ、上端部を該内側縁部(14)から突出させて押しボタン
(22)が取付けられ、該収納凹部(21)においてブラケット
(23)により支持され、フランジ(24)を介してスプリング
(25)によって上方へ付勢されている。上記背もたれ部(1
3)Bの内側縁部(14)の枢着軸(16)はアウターレール(26)
の後部に取付けられているブラケット(17)により支持さ
れている。そしてシート(11)Bの座部(12)Bの内側縁には
該アウターレール(26)に摺動可能に嵌着されるインナー
レール(27)が取付けられ、該アウターレール(26)と該イ
ンナーレール(27)との間にはスペーサー(28),(29)が介
在している。そして第６図および第７図に示すように該
アウターレール(26)にはブラケット(30)を介して前端に
ハンドル(32)を有する回転棒(31)が支持され、該回転棒
(31)の中間からはピン(33)が差出され、該ピン(33)はイ
ンナーレール(27)に取付けられているパネル(34)下縁の
複数個の切欠き(35)の夫々に係合するようになってい
る。そして該回転棒(31)はスプリング(36)によってピン
(33)がパネル(34)の切欠き(35)に係合する方向へ回転す
るよう付勢されている。
上記構成において、第１図に示すシート(11)Bの通常状
態では背もたれ部(13)Bの内側縁部(14)は起立して背も
たれ部(13)Bに沿って配置され、該内側縁部(14)のフッ
ク(20)は第５図実線位置にあって背もたれ部(13)B側の
ピン(19)に係合して該内側縁部(14)の前倒れを係止して
いる。この状態ではアウターレール(26)の回転棒(31)の
ピン(33)がインナーレール(27)のパネル(34)の最後部の
切欠き(35)に係合して該アウターレール(26)がインナー
レール(27)に対して摺動することを係止している。次い
で該フック(20)をボタン(22)を介して下に押して第５図
点線位置にしてピン(19)との係合を解除し、第２図に示
すように該内側縁部(14)を前倒れさせると背もたれ部(1
3)Bの巾が該内側縁部(14)分だけ縮小され、該内側縁部
(14)はシート(11)Bのアームレストとして機能する。ま
たハンドル(32)を介してアウターレール(26)の回転棒(3
1)をスプリング(36)の付勢力に抗して第２図および第７
図の矢印イ方向に回転させると該回転棒(31)のピン(33)
とインナーレール(27)のパネル(34)の切欠き(35)との係
合が解除されアウターレール(26)がインナーレール(27)
に対して摺動可能となり、該背もたれ部(13)Bの内側縁
部(14)を第２図アームレスト状態から前方へスライドさ
せることが出来る。なお該アウターレール(26)の回転棒
(31)のピン(33)をインナーレール(27)のパネル(34)の任
意の切欠き(35)に係合することにより、該内側縁部(14)
を任意の摺動位置に係止出来る。このようにして該内側
縁部(14)を前方へスライドさせて第３図に示すような状
態にすれば、運転席であるシート(1)Aに坐っていた人
が、矢印ロに示すように該内側縁部(14)が背もたれ部(1
3)Bから除去された跡のウォークスルースペースＳを利
用してシート(11)Bに干渉されることなく後方へ移動す
ることが出来、また後席の人が該ウォークスルースペー
スＳを介してシート(11)A側へ移動することが出来る。
態では背もたれ部(13)Bの内側縁部(14)は起立して背も
たれ部(13)Bに沿って配置され、該内側縁部(14)のフッ
ク(20)は第５図実線位置にあって背もたれ部(13)B側の
ピン(19)に係合して該内側縁部(14)の前倒れを係止して
いる。この状態ではアウターレール(26)の回転棒(31)の
ピン(33)がインナーレール(27)のパネル(34)の最後部の
切欠き(35)に係合して該アウターレール(26)がインナー
レール(27)に対して摺動することを係止している。次い
で該フック(20)をボタン(22)を介して下に押して第５図
点線位置にしてピン(19)との係合を解除し、第２図に示
すように該内側縁部(14)を前倒れさせると背もたれ部(1
3)Bの巾が該内側縁部(14)分だけ縮小され、該内側縁部
(14)はシート(11)Bのアームレストとして機能する。ま
たハンドル(32)を介してアウターレール(26)の回転棒(3
1)をスプリング(36)の付勢力に抗して第２図および第７
図の矢印イ方向に回転させると該回転棒(31)のピン(33)
とインナーレール(27)のパネル(34)の切欠き(35)との係
合が解除されアウターレール(26)がインナーレール(27)
に対して摺動可能となり、該背もたれ部(13)Bの内側縁
部(14)を第２図アームレスト状態から前方へスライドさ
せることが出来る。なお該アウターレール(26)の回転棒
(31)のピン(33)をインナーレール(27)のパネル(34)の任
意の切欠き(35)に係合することにより、該内側縁部(14)
を任意の摺動位置に係止出来る。このようにして該内側
縁部(14)を前方へスライドさせて第３図に示すような状
態にすれば、運転席であるシート(1)Aに坐っていた人
が、矢印ロに示すように該内側縁部(14)が背もたれ部(1
3)Bから除去された跡のウォークスルースペースＳを利
用してシート(11)Bに干渉されることなく後方へ移動す
ることが出来、また後席の人が該ウォークスルースペー
スＳを介してシート(11)A側へ移動することが出来る。
本実施例以外、本考案においては背もたれ部(13)Bの内
側縁部(14)は必ずしも前後摺動可能にされる必要はな
い。その場合にはアウターレール(26)とインナーレール
(27)とからなる摺動機構は勿論不要であり、該内側縁部
(14)の枢着軸(16)を支持するブラケット(17)は第８図に
示すようにシート(11)Bの座部(12)Bの内側面に直接取付
けられる。
側縁部(14)は必ずしも前後摺動可能にされる必要はな
い。その場合にはアウターレール(26)とインナーレール
(27)とからなる摺動機構は勿論不要であり、該内側縁部
(14)の枢着軸(16)を支持するブラケット(17)は第８図に
示すようにシート(11)Bの座部(12)Bの内側面に直接取付
けられる。
第１図〜第７図は本考案の一実施例を示すものであり、
第１図はシート通常状態斜視図、第２図は背もたれ部内
側縁部を前倒した状態の斜視図、第３図は背もたれ部内
側縁部を前方へ摺動させた状態の斜視図、第４図は背も
たれ部内側縁部取付け構造説明図、第５図は背もたれ部
内側縁部係合機構側面図、第６図は背もたれ部内側縁部
摺動機構断面図、第７図は該摺動機構説明図、第８図は
他の実施例の斜視図、第９図は従来例の斜視図である。 図中、(11)B……シート、(12)B……座部、(13)B……背
もたれ部、(14)……内側縁部
第１図はシート通常状態斜視図、第２図は背もたれ部内
側縁部を前倒した状態の斜視図、第３図は背もたれ部内
側縁部を前方へ摺動させた状態の斜視図、第４図は背も
たれ部内側縁部取付け構造説明図、第５図は背もたれ部
内側縁部係合機構側面図、第６図は背もたれ部内側縁部
摺動機構断面図、第７図は該摺動機構説明図、第８図は
他の実施例の斜視図、第９図は従来例の斜視図である。 図中、(11)B……シート、(12)B……座部、(13)B……背
もたれ部、(14)……内側縁部
Claims (1)
- 【請求項１】座部と背もたれ部とからなり、該背もたれ
部の内側縁部全体を該背もたれ部から分割して倒立可能
とし該内側縁部全体を倒した時、該背もたれ部の巾が縮
小されてウォークスルースペースが形成されることを特
徴とするシート
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989102248U JPH0629108Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989102248U JPH0629108Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0340230U JPH0340230U (ja) | 1991-04-18 |
| JPH0629108Y2 true JPH0629108Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31651156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989102248U Expired - Lifetime JPH0629108Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629108Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP1989102248U patent/JPH0629108Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0340230U (ja) | 1991-04-18 |
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