JPH0619400Y2 - 車両の回転シート - Google Patents
車両の回転シートInfo
- Publication number
- JPH0619400Y2 JPH0619400Y2 JP1989060067U JP6006789U JPH0619400Y2 JP H0619400 Y2 JPH0619400 Y2 JP H0619400Y2 JP 1989060067 U JP1989060067 U JP 1989060067U JP 6006789 U JP6006789 U JP 6006789U JP H0619400 Y2 JPH0619400 Y2 JP H0619400Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- vehicle
- rotation
- floor
- seat back
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は車両の回転シートに関し、特にバン型車両等に
おいて後列リアシートへの乗込みをスムーズとなす回転
シートの構造に関する。
おいて後列リアシートへの乗込みをスムーズとなす回転
シートの構造に関する。
［従来の技術］ バン型車両等において、スライドドアのサイド乗降口よ
り車内の後列リアシートへ乗込む場合、これを容易にな
すために、従来は、前列リアシートを跳上げ可能とした
もの、あるいは乗降口付近のシート部を補助席として折
畳み収納可能としたもの等があるが、前者はシートの重
厚性に欠けるため高級バン型車には適さず、また、後者
はゆったりした本席部分が小さくなるという欠点があ
る。
り車内の後列リアシートへ乗込む場合、これを容易にな
すために、従来は、前列リアシートを跳上げ可能とした
もの、あるいは乗降口付近のシート部を補助席として折
畳み収納可能としたもの等があるが、前者はシートの重
厚性に欠けるため高級バン型車には適さず、また、後者
はゆったりした本席部分が小さくなるという欠点があ
る。
そこで、乗降時に前列リアシートを全体が前方へスライ
ド移動可能としたものがある。
ド移動可能としたものがある。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、乗降スペースを大きく確保して乗降をス
ムーズになすためには、乗降ステップに面する前列リア
シートの後コーナ部を十分前方へ出す必要があるが、ス
ライド移動量を大きくすることは、スライドレール長に
制約があるため困難である。
ムーズになすためには、乗降ステップに面する前列リア
シートの後コーナ部を十分前方へ出す必要があるが、ス
ライド移動量を大きくすることは、スライドレール長に
制約があるため困難である。
本考案はかかる課題を解決するもので、スライド移動せ
しめることなく、簡単な構造で後列リアシートへの乗込
みをスムーズに行ない得る車両の回転シートを提供する
ことを目的とする。
しめることなく、簡単な構造で後列リアシートへの乗込
みをスムーズに行ない得る車両の回転シートを提供する
ことを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、バン型車の前列リアシート等には従来より対
面着座を可能とする回転機構が設けられることが多いこ
とを考慮してなされたもので、請求項１記載の車両の回
転シートは、車両フロアＦ（第４図）上に回転自在に支
承された車両シートＳないし上記車両フロアＦに設けら
れ、車両フロアＦないし車両シートＳに設けた相手部材
に係合して上記車両シートＳを回転方向の所定位置で位
置決め固定するとともにシートバックＳ２の起倒に連動
して作動してシートバックＳ２前倒時に上記相手部材と
の係合（以下、ロック状態という）を解消するロック部
材１と、上記シートバックＳ２を前倒作動せしめるリク
ライニングレバー２（第４図）と、上記車両シートＳな
いし車両フロアＦに設けた回転規制部材３（第１図）
と、該回転規制部材３の規制状態を解消する規制解除レ
バー４（第４図）と、ロック解消位置にある上記ロック
部材２をシート回転の一方向で当接せしめるとともに規
制位置にある上記回転規制部材３を上記シート回転の他
方向で当接せしめて上記車両シートＳの一定範囲内での
回転のみを許容する、上記車両フロアＦないし車両シー
トＳに設けたストッパ部材５（第１図）とを具備してい
る。
面着座を可能とする回転機構が設けられることが多いこ
とを考慮してなされたもので、請求項１記載の車両の回
転シートは、車両フロアＦ（第４図）上に回転自在に支
承された車両シートＳないし上記車両フロアＦに設けら
れ、車両フロアＦないし車両シートＳに設けた相手部材
に係合して上記車両シートＳを回転方向の所定位置で位
置決め固定するとともにシートバックＳ２の起倒に連動
して作動してシートバックＳ２前倒時に上記相手部材と
の係合（以下、ロック状態という）を解消するロック部
材１と、上記シートバックＳ２を前倒作動せしめるリク
ライニングレバー２（第４図）と、上記車両シートＳな
いし車両フロアＦに設けた回転規制部材３（第１図）
と、該回転規制部材３の規制状態を解消する規制解除レ
バー４（第４図）と、ロック解消位置にある上記ロック
部材２をシート回転の一方向で当接せしめるとともに規
制位置にある上記回転規制部材３を上記シート回転の他
方向で当接せしめて上記車両シートＳの一定範囲内での
回転のみを許容する、上記車両フロアＦないし車両シー
トＳに設けたストッパ部材５（第１図）とを具備してい
る。
また、請求項２記載の車両の回転シートでは、上記スト
ッパ部材５は、規制位置にある上記回転規制部材３を上
記シート回転の両方向で当接せしめて上記車両シートの
一定範囲内での回転のみを許容するものである。
ッパ部材５は、規制位置にある上記回転規制部材３を上
記シート回転の両方向で当接せしめて上記車両シートの
一定範囲内での回転のみを許容するものである。
［作用］ 請求項１記載の構成において、リクライニングレバー２
によりシートバックＳ２を前倒せしめてロック部材１の
ロック状態を解消すると、車両シートＳは回転可能とな
る。ロック解消状態にある上記ロック部材１はシート回
転の一方向でストッパ部材５に当接し、また、回転規制
部材３は上記シート回転の他方向でストッパ部材５に当
接して車両シートＳは回転範囲が規制される。
によりシートバックＳ２を前倒せしめてロック部材１の
ロック状態を解消すると、車両シートＳは回転可能とな
る。ロック解消状態にある上記ロック部材１はシート回
転の一方向でストッパ部材５に当接し、また、回転規制
部材３は上記シート回転の他方向でストッパ部材５に当
接して車両シートＳは回転範囲が規制される。
しかして、上記車両シートＳがバン型車の前列リアシー
トである場合、ストッパ部材５を適宜調整することによ
り、上記リアシートを、前方へ正対した位置より、シー
トの後コーナ部が前方へ所定量移動する回転位置まで一
定範囲内で回転せしめて、スムースに乗降することがで
きる。
トである場合、ストッパ部材５を適宜調整することによ
り、上記リアシートを、前方へ正対した位置より、シー
トの後コーナ部が前方へ所定量移動する回転位置まで一
定範囲内で回転せしめて、スムースに乗降することがで
きる。
さらに、規制解除レバー４により回転規制部材３の規制
状態を解消すると、車両シートＳは、上記他方向へ制限
なく回転可能となり、ロック部材１により所定位置で位
置決め固定される。
状態を解消すると、車両シートＳは、上記他方向へ制限
なく回転可能となり、ロック部材１により所定位置で位
置決め固定される。
請求項２記載の構成において、リクライニングレバー２
によりシートバックＳ２を前倒せしめてロック部材１の
ロック状態を解消すると、車両シートＳは回転可能とな
る。この状態で、規制位置にある回転規制部材３はシー
ト回転の両方向でストッパ部材５に当接して車両シート
Ｓは回転範囲が規制される。
によりシートバックＳ２を前倒せしめてロック部材１の
ロック状態を解消すると、車両シートＳは回転可能とな
る。この状態で、規制位置にある回転規制部材３はシー
ト回転の両方向でストッパ部材５に当接して車両シート
Ｓは回転範囲が規制される。
しかして、上記車両シートＳがバン型車の前列リアシー
トである場合、ストッパ部材５を適宜調整することによ
り、上記リアシートを、前方へ正対した位置より、シー
トの後コーナ部が前方へ所定量移動する回転位置まで一
定範囲内で回転せしめて、スムースに乗降することがで
きる。
トである場合、ストッパ部材５を適宜調整することによ
り、上記リアシートを、前方へ正対した位置より、シー
トの後コーナ部が前方へ所定量移動する回転位置まで一
定範囲内で回転せしめて、スムースに乗降することがで
きる。
規制解除レバー４により回転規制部材３の規制状態を解
消すると、車両シートＳは制限なく回転可能となり、ロ
ック部材１により所定位置で位置決め固定される。
消すると、車両シートＳは制限なく回転可能となり、ロ
ック部材１により所定位置で位置決め固定される。
［第１実施例］ 第４図において、車両フロアＦ上には車両前後方向へ平
行にスライドレール７Ａ、７Ｂが配設され、該スライド
レール７Ａ、７Ｂ上に詳細を後述する回転機構Ｒが設け
てあって、該回転機構Ｒに前列リアシートＳが支持され
ている。しかして、上記シートＳは回転可能であるとと
もに調節レバー７１によりある程度の前後調整が可能で
ある。
行にスライドレール７Ａ、７Ｂが配設され、該スライド
レール７Ａ、７Ｂ上に詳細を後述する回転機構Ｒが設け
てあって、該回転機構Ｒに前列リアシートＳが支持され
ている。しかして、上記シートＳは回転可能であるとと
もに調節レバー７１によりある程度の前後調整が可能で
ある。
上記シートＳは、車幅方向へ延びる横長のシートクッシ
ョンＳ１と、左右のリクライニング可能なシートバック
Ｓ２、Ｓ３より構成され、シートクッションＳ１の両側
端には上記各シートバックＳ２、Ｓ３のリクライニング
レバー２、４がそれぞれ設けてある。リクライニングレ
バー４は後述する如く規制解除レバーを兼ねている。
ョンＳ１と、左右のリクライニング可能なシートバック
Ｓ２、Ｓ３より構成され、シートクッションＳ１の両側
端には上記各シートバックＳ２、Ｓ３のリクライニング
レバー２、４がそれぞれ設けてある。リクライニングレ
バー４は後述する如く規制解除レバーを兼ねている。
上記回転機構は、第３図に示す如く、上方へ開放するＵ
字断面をなしスライドレール７Ａ、７Ｂ上に固定された
ロアリング５と、該ロアリング５上にこれに沿って摺動
自在に設けられた一対の円弧状のアッパリング６Ａ、６
Ｂよりなり、これらアッパリング６Ａ、６Ｂは、板状の
ロックブラケット６１とシート支持ブラケット６２によ
りリング形に連結されて、ロアリング５に沿い回転自在
である。なお、ロアリング５はストッパ部材を兼ねてい
る。
字断面をなしスライドレール７Ａ、７Ｂ上に固定された
ロアリング５と、該ロアリング５上にこれに沿って摺動
自在に設けられた一対の円弧状のアッパリング６Ａ、６
Ｂよりなり、これらアッパリング６Ａ、６Ｂは、板状の
ロックブラケット６１とシート支持ブラケット６２によ
りリング形に連結されて、ロアリング５に沿い回転自在
である。なお、ロアリング５はストッパ部材を兼ねてい
る。
上記ロックブラケット６１にはロック部材１と規制部材
３が設けてあり、その詳細を第１図に示す。
３が設けてあり、その詳細を第１図に示す。
図において、ロック部材１は、中央を軸支されて回転す
るレバー状のロックプレート１１を有し、該ロックプレ
ート１１の先端にはロックピン１２が設けられて、コイ
ルバネ１３の付勢力によりロアリング外周の切欠き５３
ａ（第２図）に嵌入している。上記ロックプレート１１
の他端にはロック解除ワイヤ１４の一端が連結され、該
ワイヤ１４は上記リクライニングレバー２により操作さ
れるリクライニング機構に連結されて、シートバックＳ
２を前倒した時に引かれる。
るレバー状のロックプレート１１を有し、該ロックプレ
ート１１の先端にはロックピン１２が設けられて、コイ
ルバネ１３の付勢力によりロアリング外周の切欠き５３
ａ（第２図）に嵌入している。上記ロックプレート１１
の他端にはロック解除ワイヤ１４の一端が連結され、該
ワイヤ１４は上記リクライニングレバー２により操作さ
れるリクライニング機構に連結されて、シートバックＳ
２を前倒した時に引かれる。
上記ロアリング５には外周の９０度毎に、なだらかな山
形をなした突出部が形成され、これら突出部の頂部に上
記切欠き５３ａおよび他の切欠き５３ｂ、５３ｃ、５３
ｄが形成してある。上記ロアリング外周の一部は大きく
突出して、上記切欠き５３ａより所定角度離れた位置に
ストッパ面５１が形成され、また、切欠き５３ｄの位置
にストッパ面５５が形成されている。
形をなした突出部が形成され、これら突出部の頂部に上
記切欠き５３ａおよび他の切欠き５３ｂ、５３ｃ、５３
ｄが形成してある。上記ロアリング外周の一部は大きく
突出して、上記切欠き５３ａより所定角度離れた位置に
ストッパ面５１が形成され、また、切欠き５３ｄの位置
にストッパ面５５が形成されている。
規制部材３は、ロックブラケット６１に固定されるロッ
クベース３１、該ロックベース３１に水平に支持された
回転軸３２に固定した規制プレート３３を有し、規制プ
レート３３の先端に形成された規制爪３４（第２図）
は、上記回転軸３２周りのコイルバネ３５によりロアリ
ング５の内周面方向へ付勢されている。そして、上記ロ
アリング５内周の一ヵ所には、滑らかな斜面と急峻なス
トッパ面５２を形成した突出部が形成され、上記規制爪
３４はストッパ面５２に近接して位置している。
クベース３１、該ロックベース３１に水平に支持された
回転軸３２に固定した規制プレート３３を有し、規制プ
レート３３の先端に形成された規制爪３４（第２図）
は、上記回転軸３２周りのコイルバネ３５によりロアリ
ング５の内周面方向へ付勢されている。そして、上記ロ
アリング５内周の一ヵ所には、滑らかな斜面と急峻なス
トッパ面５２を形成した突出部が形成され、上記規制爪
３４はストッパ面５２に近接して位置している。
上記規制プレート３３の先端には規制解除ワイヤ３６の
一端が連結され、該ワイヤ３６は上記リクライニングレ
バー４にて操作さるリクライニング機構に連結されて、
シートバックＳ３を前倒した時に引かれる。
一端が連結され、該ワイヤ３６は上記リクライニングレ
バー４にて操作さるリクライニング機構に連結されて、
シートバックＳ３を前倒した時に引かれる。
上記構造の回転シートにおいて、ロックピン１２が切欠
き５３ａと係合している状態では、前列リアシートＳは
前方を向いている。リクライニングレバー２によりシー
トバックＳ２を前倒すると、ロック解除ワイヤ１４が引
かれてロックピン１２が切欠き５３ａより脱し、シート
Ｓの回転が可能となる。しかして、この状態では、規制
爪３４がストッパ面５２に当接してシートＳの反時計方
向回転は規制されており、シートＳは、上記ロックピン
１２がストッパ面５１に当接するまでの所定角度だけ時
計方向回転する。この状態を第５図、第６図に示し、乗
降ステップＳＰに面するシートＳの後コーナ部Ｓ４が十
分前方へ移動するから、後列リアシートへの乗込みを容
易に行なうことができる。
き５３ａと係合している状態では、前列リアシートＳは
前方を向いている。リクライニングレバー２によりシー
トバックＳ２を前倒すると、ロック解除ワイヤ１４が引
かれてロックピン１２が切欠き５３ａより脱し、シート
Ｓの回転が可能となる。しかして、この状態では、規制
爪３４がストッパ面５２に当接してシートＳの反時計方
向回転は規制されており、シートＳは、上記ロックピン
１２がストッパ面５１に当接するまでの所定角度だけ時
計方向回転する。この状態を第５図、第６図に示し、乗
降ステップＳＰに面するシートＳの後コーナ部Ｓ４が十
分前方へ移動するから、後列リアシートへの乗込みを容
易に行なうことができる。
第６図の破線はシートＳを前方へスライド移動させた場
合を示し、後コーナ部を回転移動の場合と同一の位置に
するには、前方へかなり大きく移動させる必要のあるこ
とが知られる。
合を示し、後コーナ部を回転移動の場合と同一の位置に
するには、前方へかなり大きく移動させる必要のあるこ
とが知られる。
さて、更にリクライニングレバー４によりシートバック
Ｓ３を前倒すると、規制爪３４がロアリング５の中心方
向へ移動してストッパ面５２より外れる。これによりシ
ートＳはロックピン１２がストッパ面５５に当たるまで
ほぼ２７０度の間で自由に回転することができ、シート
バックＳ２を起こして、例えばロックピン１２を切欠き
５３ｃに係合せしめると、第７図に示す如く、シートＳ
は後方を向き、対面着座が可能となる。
Ｓ３を前倒すると、規制爪３４がロアリング５の中心方
向へ移動してストッパ面５２より外れる。これによりシ
ートＳはロックピン１２がストッパ面５５に当たるまで
ほぼ２７０度の間で自由に回転することができ、シート
バックＳ２を起こして、例えばロックピン１２を切欠き
５３ｃに係合せしめると、第７図に示す如く、シートＳ
は後方を向き、対面着座が可能となる。
［第２実施例］ ストッパ部材としてのロアリング５の形状は第８図に示
す如きものとすることができる。図において、ロアリン
グ５の外周にはストッパピン１２と係合する４ヶ所の切
欠き５３ａ〜５３ｄが形成され、内周には、一定角度離
れて形成した突出部間に弧状にストッパ凹所５４が形成
してある。そして、ロックピン１２が切欠き５３ａと係
合している状態で、規制爪３４が上記ストッパ凹所５４
の一方の端壁に近接している。
す如きものとすることができる。図において、ロアリン
グ５の外周にはストッパピン１２と係合する４ヶ所の切
欠き５３ａ〜５３ｄが形成され、内周には、一定角度離
れて形成した突出部間に弧状にストッパ凹所５４が形成
してある。そして、ロックピン１２が切欠き５３ａと係
合している状態で、規制爪３４が上記ストッパ凹所５４
の一方の端壁に近接している。
リクライニングレバー２によりシートバックＳ２を前倒
せしめると、ロックピン１２は切欠き５３ａより脱し、
シートＳが回転可能となるが、その回転範囲は、規制爪
３４がストッパ凹所５４内を移動できる範囲に規制され
る。かくして、乗降時のシート回転がなされる。
せしめると、ロックピン１２は切欠き５３ａより脱し、
シートＳが回転可能となるが、その回転範囲は、規制爪
３４がストッパ凹所５４内を移動できる範囲に規制され
る。かくして、乗降時のシート回転がなされる。
リクライニングレバー４によりシートバックＳ３を前倒
せしめると、規制爪３４はロアリング５の中心方向へ移
動して上記ストッパ凹所５４内より脱する。これによ
り、シートＳの全周回転が可能となる。
せしめると、規制爪３４はロアリング５の中心方向へ移
動して上記ストッパ凹所５４内より脱する。これによ
り、シートＳの全周回転が可能となる。
かかる構造としても上記第１実施例と同様の効果があ
る。
る。
なお、上記各実施例において、ロック部材および規制部
材をロアリングに設け、アッパリングをストッパ部材と
しても良い。
材をロアリングに設け、アッパリングをストッパ部材と
しても良い。
［効果］ 以上の如く、本考案の車両の回転シートは、ロック部材
とリクライニングレバー、および規制部材と規制解除レ
バーを各一対設けて、ロック部材により回転シートを所
定位置へ位置決めするとともに、このロック部材のロッ
クを解消した状態で、規制部材により回転シートを所定
角度範囲でのみ回転するように規制するもので、特にバ
ン型車の前列リアシートに使用することにより、乗降時
には上記リアシートを所定角度回転せしめてスムーズな
後列リアシートへの乗降を可能としたものである。
とリクライニングレバー、および規制部材と規制解除レ
バーを各一対設けて、ロック部材により回転シートを所
定位置へ位置決めするとともに、このロック部材のロッ
クを解消した状態で、規制部材により回転シートを所定
角度範囲でのみ回転するように規制するもので、特にバ
ン型車の前列リアシートに使用することにより、乗降時
には上記リアシートを所定角度回転せしめてスムーズな
後列リアシートへの乗降を可能としたものである。
上記前列リアシートには従来より回転機構を設けるもの
が多く、この回転機構に規制部材と規制解除レバーを追
加する簡単な構造で、安価に実現することができる。
が多く、この回転機構に規制部材と規制解除レバーを追
加する簡単な構造で、安価に実現することができる。
第１図ないし第７図は本考案の一実施例を示し、第１図
は回転機構の概略平面図、第２図はロアリングの平面
図、第３図はシート支持機構の全体平面図、第４図は回
転シートの分解斜視図、第５図は乗降時の回転シートの
斜視図、第６図はその概略平面図、第７図は後方回転時
の回転シートの斜視図、第８図は本考案の第２実施例に
おけるロアリングの平面図である。 １……ロック部材 １１……ロックプレート １２……ロックピン ２……リクライニングレバー ３……回転規制部材 ３３……規制プレート ３４……規制爪 ４……リクライニングレバー（規制解除レバー） ５……ロアリング（ストッパ部材） ５１、５２……ストッパ面 ５４……ストッパ凹所 ６Ａ、６Ｂ……アッパリング Ｆ……車両フロア Ｓ……前列リアシート（車両シート）
は回転機構の概略平面図、第２図はロアリングの平面
図、第３図はシート支持機構の全体平面図、第４図は回
転シートの分解斜視図、第５図は乗降時の回転シートの
斜視図、第６図はその概略平面図、第７図は後方回転時
の回転シートの斜視図、第８図は本考案の第２実施例に
おけるロアリングの平面図である。 １……ロック部材 １１……ロックプレート １２……ロックピン ２……リクライニングレバー ３……回転規制部材 ３３……規制プレート ３４……規制爪 ４……リクライニングレバー（規制解除レバー） ５……ロアリング（ストッパ部材） ５１、５２……ストッパ面 ５４……ストッパ凹所 ６Ａ、６Ｂ……アッパリング Ｆ……車両フロア Ｓ……前列リアシート（車両シート）
Claims (2)
- 【請求項１】車両フロア上に回転自在に支承された車両
シートないし上記車両フロアに設けられ、車両フロアな
いし車両シートに設けた相手部材に係合して上記車両シ
ートを回転方向の所定位置で位置決め固定するととも
に、シートバックの起倒に連動して作動してシートバッ
ク前倒時に上記相手部材との係合を解消するロック部材
と、上記シートバックを前倒作動せしめるリクライニン
グレバーと、上記車両シートないし車両フロアに設けた
回転規制部材と、該回転規制部材の規制状態を解消する
規制解除レバーと、ロック解消位置にある上記ロック部
材をシート回転の一方向で当接せしめるとともに規制位
置にある上記回転規制部材を上記シート回転の他方向で
当接せしめて上記車両シートの一定範囲内での回転のみ
を許容する、上記車両フロアないし車両シートに設けた
ストッパ部材とを具備する車両の回転シート。 - 【請求項２】車両フロア上に回転自在に支承された車両
シートないし上記車両フロアに設けられ、車両フロアな
いし車両シートに設けた相手部材に係合して上記車両シ
ートを回転方向の所定位置で位置決め固定するととも
に、シートバックの起倒に連動して作動してシートバッ
ク前倒時に上記相手部材との係合を解消するロック部材
と、上記シートバックを前倒作動せしめるリクライニン
グレバーと、上記車両シートないし車両フロアに設けた
回転規制部材と、該回転規制部材の規制状態を解消する
規制解除レバーと、規制位置にある上記回転規制部材を
上記シート回転の両方向で当接せしめて上記車両シート
の一定範囲内での回転のみを許容する、上記車両フロア
ないし車両シートに設けたストッパ部材とを具備する車
両の回転シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989060067U JPH0619400Y2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 車両の回転シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989060067U JPH0619400Y2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 車両の回転シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02149324U JPH02149324U (ja) | 1990-12-19 |
| JPH0619400Y2 true JPH0619400Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31587107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989060067U Expired - Lifetime JPH0619400Y2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 車両の回転シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619400Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007062636A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両用シート |
| JP2008213613A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両用シート |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2555665Y2 (ja) * | 1992-12-15 | 1997-11-26 | 池田物産株式会社 | シート |
| JP5326817B2 (ja) * | 2009-05-27 | 2013-10-30 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シートの回転装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5868327U (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-10 | 池田物産株式会社 | 回転座席 |
| JPS6094839A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-28 | Tachikawa Spring Co Ltd | 座席の回転リクライニング装置 |
| JPH0740110Y2 (ja) * | 1987-10-14 | 1995-09-13 | ブラザー工業株式会社 | 駆動シャフト機構 |
-
1989
- 1989-05-24 JP JP1989060067U patent/JPH0619400Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007062636A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両用シート |
| JP2008213613A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両用シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02149324U (ja) | 1990-12-19 |
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