JPH0521750U - 回転腰掛の足掛装置 - Google Patents
回転腰掛の足掛装置Info
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- JPH0521750U JPH0521750U JP7978891U JP7978891U JPH0521750U JP H0521750 U JPH0521750 U JP H0521750U JP 7978891 U JP7978891 U JP 7978891U JP 7978891 U JP7978891 U JP 7978891U JP H0521750 U JPH0521750 U JP H0521750U
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- footrest device
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転腰掛に跳ね上げ式足掛装置を装着すると
共に、その腰掛本体を回転させるときに、回転ロック解
除用のペダルの操作に連動して足掛装置の足掛台を、第
二の支持位置に展開伸出した状態のまま台枠後部の格納
位置へ跳ね上げるようにする。 【構成】 台枠4後部に足掛装置13を構成する一対の
支え腕14の基端部14aを上下方向へ回動自在に軸着
すると共に、該軸着部に弾性部材を介装して足掛装置1
3を常時上方へ跳ね上げ付勢し、足掛装置13を下方へ
押し下げた状態で支え腕14を使用位置に係止すると共
に、回転腰掛の回転ロック解除用のペダル10に連動し
て上記係止を解除するストッパー装置22,23を構成
し、かつ上記一対の支え腕14,14間に足掛台19の
基部側19aを回動自在に軸支し、該足掛台19がその
表面側を使用する第一の支持位置Aから裏面側を使用す
る第二の支持位置Bへ展開伸出して係止されるように構
成したものである。上記ペダル10を踏下すると足掛台
19が一斉に格納位置に回動変位する。
共に、その腰掛本体を回転させるときに、回転ロック解
除用のペダルの操作に連動して足掛装置の足掛台を、第
二の支持位置に展開伸出した状態のまま台枠後部の格納
位置へ跳ね上げるようにする。 【構成】 台枠4後部に足掛装置13を構成する一対の
支え腕14の基端部14aを上下方向へ回動自在に軸着
すると共に、該軸着部に弾性部材を介装して足掛装置1
3を常時上方へ跳ね上げ付勢し、足掛装置13を下方へ
押し下げた状態で支え腕14を使用位置に係止すると共
に、回転腰掛の回転ロック解除用のペダル10に連動し
て上記係止を解除するストッパー装置22,23を構成
し、かつ上記一対の支え腕14,14間に足掛台19の
基部側19aを回動自在に軸支し、該足掛台19がその
表面側を使用する第一の支持位置Aから裏面側を使用す
る第二の支持位置Bへ展開伸出して係止されるように構
成したものである。上記ペダル10を踏下すると足掛台
19が一斉に格納位置に回動変位する。
Description
【0001】
本考案は、鉄道車両、自動車又は航空機等の座席を構成する回転腰掛の足掛装 置に係り、特に足掛装置の足掛台を表面側を使用した第一の支持位置から所望に より裏面側を使用した第二の支持位置へ展開伸出させることができる足掛装置に 関するものである。
【0002】
従来より、図4及び図5に示すように、列車等の進行方向に対して座席の向き を前方又は後方へ回転して、例えば後列の座席と対向することが可能になるよう に、脚台51の上部に腰掛本体52を回転自在に載置した回転腰掛が使用されて いる。この回転腰掛には、腰掛本体52の台枠53後部に足掛装置54を取り付 け、乗客はこれに足を掛けることができるように成っている。この足掛装置54 は、台枠53の後部に固着した一対の支え腕55,55の先端間に板状の足掛台 56の基部側56a両縁を回動自在に支持し、脚台51の後面における格納位置 に跳ね上げた状態で表面側を使用する第一の支持位置Aと、上記基部側56a両 側を回動中心にして自由端側56bを使用者である乗客側へ展開伸出させて裏面 側を使用する第二の支持位置Bに変位させることができるようになっている。
【0003】
しかし、上記跳ね上げ式の足掛装置54は、回転腰掛の回転操作時にそれが脚 台51に当接干渉しないようにするため(Dは、回転操作時の脚台位置を示す) 、台枠53に対する取付位置やその形状、デザイン等の設計に制約を生じ(図4 参照)、また足掛装置54の足掛台56を第二の支持位置Bに展開伸出させた状 態のままで回転腰掛の回転操作をすると、該足掛台56の自由端側が他の回転腰 掛の脚台51や足掛装置54、車体の壁面等に当突接触して破損するため、該回 転操作時には、当該回転腰掛は勿論、その前後にある回転腰掛についてもそれぞ れの足掛台56を跳ね上げ格納しなければならず、回転操作に手間がかかるとい う問題を有していた。
【0004】 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、回転腰掛に跳ね上げ式足 掛装置を装着すると共に、その腰掛本体を回転させるときに、回転ロック解除用 のペダルの操作に連動して足掛装置の足掛台を、第二の支持位置に展開伸出した 状態のまま台枠後部の格納位置へ跳ね上げることができる回転腰掛の足掛装置を 提供することを目的とするものである。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案に係る回転腰掛の足掛装置は、床面に固設 した脚台上に、腰掛本体の台枠を回転装置を介して正逆回転自在に構成した回転 腰掛において、上記台枠後部に足掛装置を構成する一対の支え腕の基端部を上下 方向へ回動自在に軸着すると共に、該軸着部に弾性部材を介装して足掛装置を常 時上方へ跳ね上げ付勢し、足掛装置を下方へ押し下げた状態で支え腕を使用位置 に係止すると共に、回転腰掛の回転ロック解除用のペダルに連動して上記係止を 解除するストッパー装置を構成し、かつ上記一対の支え腕間に足掛台の基部側を 回動自在に軸支し、該足掛台がその表面側を使用する第一の支持位置から裏面側 を使用する第二の支持位置へ展開伸出して係止されるように構成するという手段 を講じたものである。
【0006】
而して、上記構成によれば、足掛装置を所定位置まで下方へ押し下げれば、足 掛装置の足掛台を支持する支え腕の基端部外周縁に形成した凹部にストッパーが 嵌合して、足掛台が台枠後部の所定位置で保持される。そして乗客は足掛台を第 一の支持位置において、また更に展開伸出させた第二の支持位置において使用を することができる。
【0007】 また、回転腰掛の向きを変えるために、回転ロック解除用のペダルを踏下する と、足掛台を上記第一又は第二の支持位置において係止した状態のまま、支え腕 を弾性部材の付勢力により台枠後部の格納位置まで跳ね上げることができる。
【0008】
以下、本考案に係る回転腰掛の足掛装置の実施例を図1乃至図3に従って説明 する。 図示例は、足掛装置を装着する例えば2人掛け用の回転腰掛を示すものであり 、1は、車両等の床面に固設した脚台2に対して回転装置3を介して台枠4を水 平方向へ180度正逆回転自在に装置した腰掛本体であり、該台枠4の上面には 、座ぶとん5,5及び背ずり6,6を載置すると共に、該台枠4の両側には、肘 掛7,7を構成した袖部8,8を取り付けて個々の座席を構成したものである。 また、脚台2の通路側には、該脚台2に対する腰掛本体1の回動を阻止するスト ッパピン9を抜出操作するための回転ロック解除用のペダル10を装着すると共 に、該ストッパピン9にはコイルばね11等の弾性部材を外装し、常時ストッパ ピン9の先端を回転装置3を構成するガイド環12側に係合させるように付勢し てある。而して、このペダル10を踏下することにより、ストッパピン9の先端 をガイド環12から抜出し、腰掛本体1を脚台2上において自在に回転させるこ とができるようになっている。
【0009】 13は、各座席を構成する台枠4後部に構成した足掛装置であり、該足掛装置 13は一対の支え腕14,14の基端部14a,14aを、台枠4の後部に立設 した取付板15,15に対し、上下方向へ回動自在になるよう、例えばボルト1 6及びナット17等の固定部材を用いて軸着すると共に、上記基端部14aの少 なくとも一方にコイルばね等の弾性部材18を介装し、該弾性部材18のの両端 を台枠4側と支え腕14側に係着し、上記支え腕14,14を常時上方へ跳ね上 げ付勢するように構成してある。またこの支え腕14,14の先端14b,14 bには、足掛台19を装着する。この足掛台19は、その表裏が使用できるよう になるもので、その基部側19aを上記支え腕14,14の先端14b,14b に対して上下方向へ回動自在に軸着20したものであり、所望により自由端側1 9bが使用者である乗客側へ展開伸出するように構成してある。21は、上記足 掛台19の表面側を使用する第一の支持位置Aに係止するため、支え腕14,1 4間に掛け渡した係止棒であり、上記第一の支持位置Aにおいて足掛台19の自 由端19b側を受置する。また22は、足掛19を上記第二の支持位置Bに係止 するため、その側縁に形成したストッパーであり、足掛台19の上記第一の支持 位置Aからの回動を許容すると共に、第二の支持位置Bにおいて支え腕14,1 4の内縁に形成したストッパー23に係合してその過回転を阻止する構造になる ものである。
【0010】 足掛装置13は、上記弾性部材18によって常時台枠4の後部格納位置Cに跳 ね上げられており、この状態で腰掛本体1を回転装置3を介して回転することが できる。また、足掛装置13の足掛台19が上記第一の支持位置A又は第二の支 持位置Bの何れの使用位置に係止されていても、その状態のままで上記格納位置 Cへ回動変位させることができるようになっている。
【0011】 24は、支え腕14,14の回動を規制するカム機構を示すものであり、支え 腕14,14の少なくとも一方の基端部14a外周にカム凹部25を形成すると 共に、台枠4に構成した取付板14,14の適宜位置に、該カム凹部25に嵌合 して上記支え腕14,14の回動を阻止するストッパー26を構成する。このス トッパー26は、後述するレリーズケーブル等の中継部材27に連結してあり、 水平方向に回動してストップピン26aを上記支え腕14のカム凹部25に出入 させるもので、コイルばね28により常時ストップピン26aがカム凹部25側 へ移動するように付勢してある。
【0012】 29は、足掛装置13を跳ね上げるとき、足掛台19が背ずり6の背面に激突 するのを防止するための跳ね上げ緩衝用のストッパーであり、本実施例において は、上記取付板15,15の側方において支え腕14,14の外縁が当接する構 造になっている。
【0013】 而して、足掛装置13を使用する場合には、該足掛装置13の足掛台19を台 枠4の下方所定の位置まで押し下げれば、足掛台19を支持する支え腕14,1 4の基端部14aに形成したカム凹部25にストッパー26が嵌合して、足掛装 置13が所定位置で支持される。乗客はこの位置で、足掛台19の表面側を使用 する第一の支持位置Aで、また裏面側を使用する第二の支持位置Bまで展開伸出 させて足を掛けることができる。
【0014】 本実施例においては、回転腰掛に2個の足掛装置を装着した状態を示しており 、脚台2上に構成した腰掛本体1の回転ロック解除用のペダル10の動作がレリ ーズケーブル等の中継部材27を介して、上記支え腕14,14を係止するスト ッパー26を連動させ、該ストッパー26が腰掛本体1の回転時に自動的に支え 腕14,14のカム凹部25から外れるように構成してある。本実施例では、複 数個のストッパー26,26を上記中継部材27に適宜間隔をおいて接続し、各 カム凹部25,25と連係することにより、支え腕14,14の掛け止め、又は 掛け外しを行うことができるようになっている。
【0015】 而して、腰掛本体1の向きを回転させるため、回転ロック解除用のペダル10 を踏下すると、複数の足掛装置13の各足掛台19を一斉に各使用状態のまま跳 ね上げ、各格納位置Cへ回動変位させることができる。
【0016】 なお、本実施例では、ストッパー26をカム凹部25の形状に対応してその側 方から嵌合させるように構成してあるが、該ストッパー26をカム凹部25の上 方から嵌合離脱するように構成することもできる。
【0017】 また、足掛装置13が邪魔になり、乗客が個々に跳ね上げたいと希望する場合 には、ストッパー26の押圧力以上の力で足掛台19を上方へ引き上げることに より、ストッパー26をカム凹部25から離脱させることもできる。
【0018】 また、上記実施例において、2人掛け用の回転腰掛について説明したが、本考 案は1本の中継部材27を用いて複数個の足掛装置13,13・・の足掛台19, 19・・を跳ね上げることができるように構成することができ、3人掛け又は4人 掛け等の構造の回転腰掛に変様実施することができることは勿論である。
【0019】
本考案に係る回転腰掛の足掛装置は、以上のように構成したから、回転操作時 に足掛装置の足掛台をいちいち格納しなくても、回転ロック防止用のペダルを踏 下すると、これに連動して足掛台が自動的に跳ね上げられると共に、足掛台を回 転伸出させる構造の足掛装置においてもその伸張した使用状態のまま足掛台を格 納位置まで跳ね上げることができ、回転腰掛の操作性を向上することができる等 、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図1】本考案に係る回転腰掛の足掛装置を示す側面図
である。
である。
【図2】同じく要部背面図である。
【図3】本考案に係る回転腰掛の足掛装置の分解斜視図
である。
である。
【図4】従来の足掛装置を構成した回転腰掛の側面図で
ある。
ある。
【図5】同じく回転腰掛の背面図である。
1 腰掛本体 2 脚台 3 回転装置 4 台枠 13 足掛装置 14 支え腕 19 足掛台 21 係止棒 22 ストッパー 23 ストッパー 24 カム機構 25 カム凹部 27 中継部材 A 第一の支持位置 B 第二の支持位置 C 格納位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高木 紀雄 愛知県名古屋市千種区高見二丁目1番13号 −37 (72)考案者 石井 良一 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 床面に固設した脚台上に、腰掛本体の台
枠を回転装置を介して正逆回転自在に構成した回転腰掛
において、 上記台枠後部に足掛装置を構成する一対の支え腕の基端
部を上下方向へ回動自在に軸着すると共に、該軸着部に
弾性部材を介装して足掛装置を常時上方へ跳ね上げ付勢
し、足掛装置を下方へ押し下げた状態で支え腕を使用位
置に係止すると共に、回転腰掛の回転ロック解除用のペ
ダルに連動して上記係止を解除するストッパー装置を構
成し、かつ上記一対の支え腕間に足掛台の基部側を回動
自在に軸支し、該足掛台がその表面側を使用する第一の
支持位置から裏面側を使用する第二の支持位置へ展開伸
出して係止されるように構成したことを特徴とする回転
腰掛の足掛装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7978891U JP2560942Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 回転腰掛の足掛装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7978891U JP2560942Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 回転腰掛の足掛装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521750U true JPH0521750U (ja) | 1993-03-23 |
JP2560942Y2 JP2560942Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=13699957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7978891U Expired - Lifetime JP2560942Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 回転腰掛の足掛装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560942Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010213817A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Okamura Corp | 椅子 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7978891U patent/JP2560942Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010213817A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Okamura Corp | 椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560942Y2 (ja) | 1998-01-26 |
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Legal Events
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