JP4118443B2 - チャイルドシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用年少者保護装置に関し、特に新生児・乳児・幼児の各年齢層に対して対応可能なチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、6才以下の年少者が車に搭乗する際には、年少者の安全を保護するために年少者安全座席の搭載が義務づけられるようになり、それに伴って各種の課題を解決するための改良がなされてきている。一方、自動車用年少者保護装置は新生児・乳児・幼児等の年少者が使用する場合、年少者が使用できる年少者保護装置の区分とそれぞれの年少者に対応する保護装置の使用状態が「日本工業規格」の中で「自動車用品−年少者保護装置:JIS−D 0401−1996」として規定されている。
【0003】
それによると、年少者保護装置は、「乳児用ベッド」、「幼児用シート」及び「学童用シート」に区分され、さらに年少者の体重によって10Kg未満、9〜18Kg、15〜25Kg、22〜36Kgの場合でそれぞれW1、W2、W3、W4というように区分されている。そして「乳児用ベッド」は、主として乳児を連続した面上で仰向けまたは俯せに寝かせた状態で乳児を拘束するとともに、進行方向に対して横向きに配置するように構成ていなければならず、「幼児用シート」は、W1との組み合わせでは後ろ向きにしなければならず、「学童用シート」は、W1及びW2との組み合わせはしてはならないように規定されている。このため、年少者の各区分に合わせて「乳児用ベッド」、「幼児用シート」(一般にチャイルドシートと呼ばれる)、「学童用シート」がそれぞれ別々の保護装置として使用されていた。
【0004】
しかし、それぞれの年少者の年齢や体重に合わせて、別々の保護装置を装着することは使用者の負担を増加させるとともに、それぞれの年齢を過ぎると使用することができなくなり無駄が多い。そのために、1台の保護装置ですべての年少者を対象に使用できるようにする試みが特開平10ー250426号で示されている。以下、この保護装置を「チャイルドシート」と呼ぶ。それによると、このチャイルドシートは、座席部と台座部とを有し、座席部には座部と背部とが配置され、背部は座部に対して傾倒可能に形成されている。座席部は台座部に回転可能に装着され、自動車の進行方向に対して横向き状態、前向き状態、後ろ向き状態に配置可能に構成されている。そして、横向き状態においては背部を水平状に傾倒させてベッド状に、前向き状態や後ろ向き状態においてはシート状にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、チャイルドシートは、年少者を保護することが目的のため、確実な安全保護を構成することが重要であり、進行方向に対して横向き状態、前向き状態、あるいは後ろ向き状態の各状態においては、背部の座部に対する傾倒角度が前記の各状態で適切に行なわれなければならない。例えば、横向き状態においては背部を水平にしてベッド状にすることでありそれ以外では使用することができないように構成し、逆に後ろ向き状態においては水平に倒すことができないように構成しなければならない。また、前向き状態では所定の角度以外では傾倒することができないように構成することも必要である。
【0006】
従来のチャイルドシート(特開平10−250426号に示されるもの)は、座席部が座部に対して回転可能に構成されているため、横向き状態、前向き状態、後ろ向き状態の各位置に移動する際には、座席部と台座部とが一体的に組み込まれた状態で、座席部を台座部に対して回転することによって行なわれる。従って、前向き状態あるいは後ろ向き状態から横向きに回転移動した場合に、背部を水平方向に倒してベッド状に形成することは可能であるものの、背部が座部に対して立ち上がったまま使用することも可能となる。高度な安全性を確保するためには、座席部の横向き状態、前向き状態、後ろ向き状態にある時に、その位置において背部の傾倒角度が確実に所定の角度に設定されなければならない。そのためには、横向き、前向き、後ろ向きの各状態で所定の角度が設定できない場合には座席部自体が台座部に装着できないようにすることが望ましい。
【0007】
また、台座部と座席部とが一体的に組み込まれたチャイルドシートは自動車に取り付ける作業に手間がかかるとともに他の場所に移動する際には、嵩張り重量が重くなり持ち運びにくい。
【0008】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、座席部と台座部とを分離して各年齢層の年少者の使用状態が確保できた状態で、座席部と台座部とを装着可能にすることによって、高度な安全性を確保するとともに、持ち運びを容易にして取り付け作業も容易にできるチャイルドシートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわるチャイルドシートでは、上記の課題を解決するために以下のように構成するものである。即ち、
年少者を着座させたり寝かせたりすることのできる座席部と、前記座席部を載設する台座部と、を有し、前記座席部が前記台座部に着脱可能に配設されるとともに、前記座席部には、座部と前記座部に対して傾倒可能な背部とが配置され、前記背部が傾倒されてベッド状に配置される下方位置と、前記背部が傾倒されて着座可能に配置される上方位置と、前記下方位置と前記上方位置との中間に傾倒される中間位置と、の少なくとも3位置に選択的に配置され、前記台座部は車両用シートに自動車の進行方向に対して前向きに装着され、前記座席部の前記下方位置においては、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して横向き状態で装着され、前記座席部の前記上方位置においては、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して前向き状態で装着され、前記座席部の前記下方位置と前記上方位置との中間位置において、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して後ろ向き状態で装着可能に構成されることを特徴とするものである。
【0010】
また好ましくは、前記座席部には前記台座部に係合可能な複数の係合突起部が配設され、前記台座部には前記係合突起部に装着されるそれぞれの係合受け部が形成されることを特徴とするものであればよい。
【0011】
さらに好ましくは、複数の前記係合突起部が各係合突起部に対向する前記係合受け部に対して、前記台座部の前面側に配設される操作レバーの操作によって着脱可能に作用されることを特徴とするものであればよい。
【0012】
また、前記座席部が前記台座部に装着される際、前記背部の3つの傾倒位置では、前記座席部が前記台座に対して所定の方向以外に装着できないように構成されていることを特徴とするものであることが望ましい。
【0013】
またこのチャイルドシートは、前記背部には、底面に形成され年少者の背中を支持する背もたれ部と、前記背もたれ部の両側から立設され年少者の胴体部を側面から保護するサイドレストと、前記背もたれ部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の頭部を保護するヘッドレストと、が配設され、前記座部には、下部に形成され略水平方向に移動可能な臀部支持部と、前記臀部支持部の両側で立設されるアームレストと、前記臀部支持部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の脚部を保護するフットレストと、が配設されることを特徴とするものである。
【0014】
またこのチャイルドシートは、前記座席部には、前記座部側に配設され前記フットレストに軸支する第1の4節リンク機構と、前記背部側に配設され前記ヘッドレストに軸支する第2の4節リンク機構とが、前記座席部の両側に対向するように1対配設され、それぞれの第1の4節リンク機構と第2の4節リンク機構が1個の共通する節点で連結されていることを特徴とするものである。
【0015】
また、前記背部の前記下方位置では前記ヘッドレストが前記背もたれ部に対して略直交する方向に立設され、前記背部が前記下方位置から前記上方位置に傾倒するにしたがって前記ヘッドレストが前記背もたれ部の延長線上に向かって徐々に接近するように傾倒されることを特徴とするものであればよい。
【0016】
また、前記背部の前記下方位置では前記フットレストが前記臀部支持部に対して略直交する方向に立設され、前記背部が前記中間位置では前記フットレストが前記臀部支持部と略同一面に位置され、前記背部の上方位置では前記フットレストが前記臀部支持部に対して下方に傾倒するように位置されることを特徴とするものであればよい。
【0017】
さらにこのチャイルドシートは、前記台座部には、前記台座部を車両用のシートに固着するためのベルト係合面が形成され、前記ベルト係合面が前向きに突起する円弧状に形成されていることを特徴とするものである。
【0018】
しかも、前記台座部に、前記ベルト係合面に係合されたシートベルトを押圧可能にロックするベルト固着装置が配設されることを特徴とするものであればなおよい。
【0019】
また、前記ベルト固着装置がシートベルトを押圧可能なカム面を有するカム部材を有することを特徴とするものであってもよい。
【0020】
またこのチャイルドシートが、前記サイドレストに、前記背部の傾倒位置を表示する角度表示装置が目視可能に配設されていることを特徴とするものであればよい。
【0021】
また、前記角度表示装置が、液体中に挿入される気泡で検出するように構成されていることを特徴とするものであればよい。
【0022】
さらにこのチャイルドシートは、前記座席部には、年少者を前記座席部から飛び出すことのないように保護するための安全ベルトが装着され、前記安全ベルトには前記座部に固着される股ベルトと、前記背部に固着され前記股ベルトに着脱可能な2個の肩ベルトと、とを有して構成され、前記股ベルトは前記座部に傾倒可能に支持されるとともに、前記股ベルトには、年少者の腹部を圧迫しない圧迫防止手段が配設されていることを特徴とするものである。
【0023】
また、前記座席部には、年少者を前記座席部から飛び出すことのないように保護するための安全ベルトが装着され、前記安全ベルトには前記座部に固着される股ベルトと、前記背部に固着され前記股ベルトに着脱可能な2個の肩ベルトと、とを有して構成され、前記股ベルトには、前記肩ベルトに挿通されるタングプレートを着脱可能に構成するバックルが装着され、前記バックルが前記タングプレートのロック・非ロック状態を表示可能な表示手段を有していることを特徴とするものである。
【0024】
また、前記表示手段が、ロック状態で表示される色と非ロック状態で表示される色とが色別されて表示されることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の説明にあたっては、本形態のチャイルドシートSの内部構造を詳細に説明するために、本来形成されるべきクッション用軟質ウレタンフォームを図上で省略している。
【0026】
本形態のチャイルドシートSは、図1〜3に示す3つの状態を形成することができ、自動車のシートに固着可能に形成される台座部1と、台座部1と分離されて台座部1に着脱可能に構成される座席部2と、を有して構成されている。さらに、座席部2は座部20と座部20に対して傾倒可能に構成される背部30とを有している。前述の区分の内W1、または新生児または首が座っていない乳児が使用する状態は、図1に示すように、座席部2が自動車の進行方向に対して横向き状態に配置され、しかも背部30が台座部1に対して水平方向に倒されて乳児用ベッドを形成している(以下の説明では、この状態を「新生児」用として区分する)。区分W1の乳児(首が座っている乳児)または幼児が使用する状態は、図2に示すように、座席部2が自動車の進行方向に対して後ろ向き状態に配置され、しかも背部30は台座1に対して斜め上方に傾倒されて幼児用シートを形成している(以下の説明では、この状態を「乳児」用として区分する)。さらに区分W2、W3、W4で幼児が使用する状態は、図3に示すように、座席部2は台座部1に対して前向き状態に配置され、しかも背部30は前述の後ろ向き状態における背部30の傾斜角度より大きな角度で傾倒されて幼児用シートを形成している(以下の説明では、この状態を「幼児」用として区分する)。
【0027】
各部位の詳細な構成を説明すると、台座部1は、図4〜6に示すように、自動車のシートに前向きに取り付けるために、座壁部11と背壁部12を有して側面視略L字形に形成されるとともに、座壁部11の先端部には座壁部11から高く形成された2個の脚部取付座部13が設けられ、座壁部11と背壁部12との屈折される元部側には座壁部11より高く形成された元部取付座部14が設けられ、各取付座部13、14には座席部2が装着されるための取付係合部15が計4か所に形成されている。また、元部取付座部14の前端面には、平面視前向きに突起する円弧面を有するベルト係合面16が形成されている。この円弧面は自動車用シートベルトで押圧される人間の腹部を想定して形成され、そのため、自動車用シートベルトを屈曲せずに損傷することなくバランスよく台座部1を自動車のシートに固定することができる。これによって、前述のJIS規格の内、自動車のシートベルトを損傷しない構造の規定を達成することができる。
【0028】
ベルト係合面16は下方から上方に向かって後ろ側に傾斜して形成され、シートに固着されたシートベルトBがベルト係合面16全面をシート側に押圧するように係合する。係合されたシートベルトBはベルト係合面16の中央部に配置されたベルト固着装置17により固着される。さらに脚部取付座部13、13の間には座席部2を台座部1から着脱するための操作レバー部18が形成され、操作レバー部18には各取付係合部に連結する後述のロック装置を介して操作レバー181が操作レバー部18に対して摺動可能に取り付けられている。
【0029】
また、元部取付座14の両端部にはシートベルトBを案内するベルトガイド19が取り付けられ、シートベルトBは、一方のベルトガイド19の下面側を通ってベルト係合面16に係合される。
【0030】
ベルト固着装置17は、図7〜8に示すように、ベース171とベース171上に支持ピン173に回動可能に支持されるレバー174とレバー174の下部に対して接近離隔するスライダ177とを有して構成されている。ベース171はレバー174を支持する支持部171aと、支持部171aからレバー174の上部に対向するように上方に立ち上がる幅狭のベルト受け部171bとを有し、レバー174はベルト受け部171bに対向する第1カム部175とスライダ177に対向する第2カム部176とを有している。第1カム部175にはシートベルトBが左右いずれかの方向から挿入されても固着できるように対称の位置にそれぞれ歯部を有するカム面175aが形成され、第2カム部176にはスライダ177が後方位置で当接するカム面176aと前方位置で当接するカム面176bが形成されている。第1カム部175とベルト受け部171bとの間にはシートベルトBが挿通可能に形成されるように、ベース171のベルト受け部171bは元部取付座部14の内部に装着されるとともに先端部はシートベルトBを固着するためにベルト係合面16より僅かに第1カム部175側に突出し、スライダ177はベース171の支持部171a上に配置されたコイルばね178によって第2カム部176側に付勢されている。なお、図8(a)は図7のX−X断面を示し、図8(b)は図7のY−Y断面を示している。
【0031】
シートベルトBが挿通されない状態では、第1カム部175とベルト受け部171bは離隔された位置にあり、第2カム部176のカム面176aがスライダ177が後方位置で当接している(図8(b))。シートベルトBが挿通してレバー174を回転すると、スライダ177は第2カム部176を回転するように押圧する。そのためレバー174が回転され第1カム部175のいずれかのカム面175aで徐々にシートベルトBを押圧してベルト受け部171bとの間でシートベルトBを挟持して固着する(図8(a))。なお、第1カム部175に形成されるカム面175aは、シートベルトBが緊張する方向に、より強固に固定するように形成されているので緩み止めの効果を発揮するとともに、カム面175aに歯部が形成されているのでシートベルトBの緩み止めの効果をより発揮できる。
【0032】
座席部2の座部20は、図3に示すように、台座部1に取り付けられる底部21と、底部21の両側端部から立設されるアームレスト22と、底部21の上方で略水平方向に移動可能な臀部支持部23と、臀部支持部23の先端側に臀部支持部23に傾倒可能に支持されるフットレスト24と、を有して形成されている。さらに、底部21には安全ベルト3を構成する股ベルト4の一端が、図9〜10に示すように、収容される年少者の腹部を上方から覆うように湾曲状に形成されて取り付けられている。立設されるアームレスト22は、年少者が座部20から飛び出すことを防止する。また、座部20の下面側には、図10に示すように、前述の台座部1のそれぞれの取付係合部15に装着可能なピン部25が4個下方に突出するように配置されている。ピン部25の下部には、頂点部を下方に有する円錐形の係合部26が形成され、台座部1に係合された係合部26の上面で操作レバー部18(図4参照)でロック可能に形成される。
【0033】
股ベルト4は、図9〜10に示すように、底部21に固着された支持部41と、支持部41にピン42を介して回動可能に支持された第1リンク部43と、第1リンク部43に回動可能にピン44を介して支持された第2リンク部45とを有して構成されている。第1リンク部43の下部には、第1リンク部43が収容された年少者側に倒れ過ぎないように支持部41の上部当接面41aに当接するストッパ部43aが形成され、第2リンク部45には、第2リンク部45が第1リンク部43に対して収容された年少者側に倒れ過ぎないように第1リンク部43に形成された上方当接面43bに当接するストッパ部45aが形成されている。第1リンク部43のストッパ部43aと第2リンク部45のストッパ部45aの形成は、収容する年少者が図10のように寝ている状態のときに、年少者の腹部を圧迫することのないように構成している。つまり、寝ている「新生児」用の状態では、第2リンク部45の下面と「新生児」の腹部との間に隙間Hを設けている。
【0034】
座席部2の背部30は、図1〜3に示すように、年少者の背中を支持する背もたれ部31と、背もたれ部31の両側端縁からそれぞれ立設するサイドレスト32と、背もたれ部31の頭部側先端に背もたれ部31に傾倒可能に支持されるヘッドレスト33と、を有して構成されている。さらに、背もたれ部31には肩ベルト5の挿通されるベルト挿通孔31aが3か所に形成され、年少者の身長に合わせて選択的にいずれかのベルト挿通孔31aに肩ベルト5が挿通される。なお、肩ベルト5の一端は、ベルト挿通孔31aを挿通して背もたれ部31の裏面側下部に固着され、他端は、股ベルト4から屈折され腰ベルト6となって背もたれ部31の裏面側に固着される。背もたれ部31から立設されるサイドレスト32は、年少者がチャイルドシートSから飛び出すことを防止する役目を有している。
【0035】
また、ヘッドレスト33には、両側内面に頭部保護パット34が回動可能に装着されている。頭部保護パット34は、図11に示すように、年少者頭部の側部に配置されるパット部35とパット部35の一端から突出されヘッドレスト33から突起するように形成される支持部33aに回動可能に支持される取付部36とから構成されている。取付部36は、ヘッドレスト33を挿通する後述の4節リンクを構成するピン部に支持されるとともに、ヘッドレスト33に形成されたばね受け部33bに一端を係止されたねじりコイルばね38を有して、パット部35他端を背もたれ部31側に付勢するように装着されている。従って、この頭部保護パットは34は、背部30が座部20に対して傾倒してもパット部35他端を常に背もたれ部31に当接させているため年少者の頭部側面を常時保護することになる。
【0036】
上記のように構成された背部30は、座部20に対して傾倒可能に支持される。背部30と座部20との連結は、図12〜14に示すように、背部30のサイドレスト32下部に取り付けられた可動板51が、座部20のアームレスト22に装着された固定板61に軸支され、可動板51側に装着されたロックレバー55を操作することにより背部30が座部20に対して傾倒される。
【0037】
さらに詳細に説明すれば、可動板51は凹凸状の薄肉の金属板で形成され、上方に、固定板61を軸支するための支持軸52と、ロックレバー55を軸支するための支持ピン53と、が配置される2個の突起部51a、51bを有して両サイドレスト32の外側面にそれぞれ固着されている。支持軸52は、図13または図14に示すように、可動板51と固定板61に嵌合され胴体部にはねじりコイルばね56が巻回されている。支持ピン53は、可動板51に嵌合されロックレバー55を回動可能に支承している。ロックレバー55は、中央部で支持ピン53に支承されるとともに、一端に手動操作部55aが形成され他端に固定板61に形成されたラッチ部63に係合可能なフック部55bが形成されている。さらに、ロックレバー55と可動板51との間には、フック部55bをラッチ部63側に付勢する引っ張りコイルばね57が係止されている。
【0038】
固定板61は薄肉の金属板で形成され、可動板51と同様に上方に2個の突起部61a、61bを有し、一端はアームレスト22の先端まで延設され他端には背部30の選択的に傾倒される位置を決定するための選択係合部62が形成されている。選択係合部62にはロックレバー55のフック部55bに係合可能な複数のラッチ部63が形成されている。図12において、上方の3か所のラッチ部63は背部30が座部20に対して傾斜角度を有する3か所の位置を示し、下方のラッチ部63は背部30が略水平方向に傾倒された位置を示すものである。上方のラッチ部63のうち最上段のラッチ部63Aは「幼児」用の位置を形成するものであり、背部30は座部20に対して最大の傾斜角度で傾倒されている。そして、この位置においては座席部2は台座部1に対して前向きに配置される。下段のラッチ部63Bは「乳児」用の位置を形成するものであり「幼児」用の位置より背部30の座部20に対する傾斜角度は小さく設定されている。そして、この位置においては、座席部2は台座部1に対して後ろ向きに配置される。なお、ラッチ部63Aとラッチ部63Bとの間に配置されるラッチ部63Cは予備の位置として設けられている。また、下方に配置されるラッチ部63Dは、「新生児」用としてベッドを形成するものであり、背部30は座部20と略同一の平面を形成する。そしてこの位置においては、座席部2は台座部1に対して横向きに配置される。
【0039】
従って、年少者の区分により背部30を傾倒する際には、ロックレバー55の手動操作部55aを操作してフック部55bをラッチ部63から離脱した後、背部30を支持軸52を中心に回転させ必要な傾倒位置に合わせてからフック部55bをラッチ部63に係合させる。
【0040】
また、サイドレスト32の両外側面には、背部30の傾倒位置を表示する角度表示装置70が装着されている。角度表示装置70は、図15〜17に示すように、丸みを帯びた略矩形状の枠体71に円弧状に形成された透明容器72が装着され、透明容器72の内部には油または水等の液体73が充填されている。液体73には1個の気泡74が封入され、透明容器72にはおもて面側に3か所の突起部75が形成され、気泡74がそれぞれの突起部75に位置することによって、「新生児」用、「乳児」用、「幼児」用の各位置を検出し表示するように構成されている。例えば、図15においては、背部30が水平状に位置されてベッドを形成している状態であり、この位置では気泡74が「新生児」のゾーン内に形成された突起部75の位置に移動されている。図16においては、背部30が上方に傾倒され気泡74が「乳児」のゾーン内に形成された突起部75の位置に移動され、図17においては、背部30がさらに上方に傾倒され「幼児」ゾーン内に形成された突起部75の位置に移動されている。
【0041】
ヘッドレスト33及びフットレスト24は、第1の4節リンク機構と第2の4節リンク機構を連結する複合4節リンク構造の中で傾倒可能に配置される。この構成を図12及び図18〜20に基づいて説明する。第1の4節リンク機構200は、座部20の回りに、リンク201、202、203、204を有して構成され、第2の4節リンク機構300は、背部30の回りに、リンク301、302、303、304を有して構成されている。
【0042】
リンク201は臀部支持部23に相当し、リンク202はアームレスト22に相当し、リンク203はフットレスト24に相当し、リンク204は、図12における可動板51に相当し、可動板51は支持軸52に揺動可能に支持されるとともに、一端が臀部支持部23の一端に枢着されて臀部支持部23とアームレスト22を連結している。フットレスト24は臀部支持部23に軸支されるとともにアームレスト22にも軸支されているため、リンク201、202、203、204で第1の4節リンク機構200を構成することができる。さらにリンク204は、図12における固定板(アームレスト22に固着されている)61に装着される支持軸53を中心に揺動可能に装着されるため、臀部支持部23(リンク201)を略水平方向に移動させることができる。臀部支持部23(リンク201)の水平方向の移動は、フットレスト24(リンク203)を、フットレスト24(リンク203)とアームレスト22(リンク202)との軸支部を中心に揺動させることができる。
【0043】
第2の4節リンク機構300のリンク301は背もたれ部31に相当し、リンク302は、一端が図12における固定板61の一端に枢着され他端はサイドレスト32を通ってヘッドレスト33に軸支されている。リンク303はヘッドレスト33に相当し、リンク304は固定板61に相当する。ヘッドレスト33は、リンク304に軸支されるとともに背もたれ部31にも軸支され、背もたれ部31は図12における可動板51に軸支され、固定板61は背もたれ部31と一体的に形成されたサイドレスト32が可動板51を介して支持軸52で枢着されるため、リンク301、302、303、304で第2の4節リンク機構300を構成することができる。さらに、可動板51を介して背もたれ部31(リンク301)が、固定板61(リンク304)に支持される支持軸52を中心に回動すると、固定板61(リンク304)に軸支されたリンク302は、ヘッドレスト33(リンク303)を、背もたれ部31(リンク301)とヘッドレスト33(リンク303)との軸支部を中心に揺動させることができる。
【0044】
また、第1の4節リンク機構200と第2の4節リンク機構300とはいずれも支持軸52に枢着され、しかも第1の4節リンク機構200のリンク201と第2の4節リンク機構300のリンク301とはお互いに回動可能に連結され、さらに、第1の4節リンク機構200のリンク202と第2の4節リンク機構300のリンク302とはお互いに回動可能に連結されているため、背もたれ部31(リンク301)を支持軸52を中心に回動することによって、ヘッドレスト33(リンク303)を揺動させるとともに臀部支持部23(リンク201)を略水平方向に移動させてフットレスト24(リンク203)を揺動させることができる。
【0045】
ヘッドレスト33の揺動(背もたれ部31に対する傾倒)とフットレスト24の揺動(臀部支持部23に対する傾倒)は、背もたれ部31の臀部支持部23との傾斜角度がぼ0°の場合、つまり、背もたれ部31と臀部支持部23とが略同一平面上にある場合、図18のようにヘッドレスト33は背もたれ部31に対して略直交する方向に立設され、フットレスト24は臀部支持部23に対して略直交する方向に立設されている。次に、背もたれ部31が臀部支持部23と略同一面に傾倒されている位置から上方に向かって傾倒するにしたがって、つまり、「新生児」の位置から「幼児」の位置に向かって傾倒するにしたがって、ヘッドレスト31は徐々に背もたれ部31と同一面の方向になるように傾倒され、フットレスト24は傾倒されて臀部支持部23と略同一面になって年少者の脚部が伸長できる位置に達し、臀部支持部23との同一面の位置からさらに傾倒されて年少者の脚部が折り曲げることができる位置に達する(図19〜20)。
【0046】
なお、第2の4節リンク機構300のリンク302はヘッドレスト33を軸支するとともに、図11に示すように、頭部保護パット34の取付部36を軸支している。
【0047】
次に、座席部2と台座部1との係合状態について図21〜22に基づいて説明する。台座部1の脚部取付座部13は中空状に形成され、2個の脚部取付座部13の中間部に配置される操作レバー部18は、座壁部11に垂直方向に配置される軸部11aの下部に操作レバー181の元部に形成されたフランジ部182が回動可能に支持され、フランジ部182に一端が係止されるロッド184が各取付座13(または14)に向かって延設されている。ロッド184の他端には、各取付座部13(または14)の下方から上方の取付係合部15に向かって延設するフック部材185の一端が係止されている。フック部材185は、上部に座席部2のピン部25を係止するフック部186と、中央部に、フック部材185を傾倒させる際に支点となる傾倒支点部187とを有して形成されている。
【0048】
一方、取付係合部15には係合受け部191が形成され、前述のピン部25の係合突起部26が係合される係合凹部192が逆円錐状に形成されている。座席部2のピン部25が挿入されてロックされる状態では、フック部材185のフック部186は、係合受け部191上でピン部25の係合突起部26の上面を係止する位置にあり、ロック解除の状態では、フック部材185のフック部186はピン部25の係合突起部26の上面から離れる位置にある。
【0049】
次に、座席部2を台座部1に装着してロックする作用について説明する。操作レバー181が図21の二点鎖線に示す位置にある時には、ロッド184は操作レバー181のフランジ部182を図21における時計方向に回転させた位置(ロッド184の二点鎖線の位置)にある。この状態では、ロッド184は係止されているフック部材185の下部を牽引することになるので、フック部材185は傾倒支点部187を中心に、図22中、二点鎖線で示すように、反時計方向に傾倒してフック部186を係合受け部191から離脱させている。これによって、座席部2はロック解除の状態になり座席部2の台座部1への着脱を可能にする。
【0050】
座席部2を台座部1に装着する場合は、ピン部25の係合突起部26を係合受け部191の係合凹部192に装着した後、操作レバー181を図21における右方に移動させて実線で示す位置にする。操作レバー181の回転により操作レバー181のフランジ部182は、図21中、反時計方向に回転される。ロッド184はフック部材185の下部を押圧することになり、フック部材185を傾倒支点部187を中心に時計方向に回転させる。そのため、フック部186は係合凹部192に係合された係合突起部26の上面に係止することになり、ピン部25を固定させ座席部2の台座部1へのロック状態を完了することができる。
【0051】
但し、操作レバー181が図21中、左端から右端に移動できないとき、例えば、中間位置で移動できない場合には座席部2が台座部1に完全に装着されていない状態を示している。
【0052】
また、本形態のチャイルドシートSでは、座席部2の台座部1への装着は、収容される年少者の区分によって規定されている座席部2の正規の位置における、背部30の正規の傾倒位置以外では装着できないように各誤取付防止装置が設置されている。
次に、正規の位置でない場合における座席部2の台座部1への各誤取付防止装置について説明する。まず、座席部2を水平方向に傾倒させてベッド状態で台座部1に対して後ろ向きに装着する場合、図23に示すように、アームレスト22の内側に取り付けられる固定板61には上下移動可能なストッパ81が装着支持されている。ストッパ81は略T字形に形成され、ストッパ81の上部にはねじりばね82が係止されストッパ81を下方に付勢している。ストッパ81は背部30を傾倒ロックするためのロックレバー55が下方に移動した位置、つまり、背部30を水平方向に傾倒してベッド状にする位置に下げたときにロックレバー55の下部でストッパ81を押圧する位置に固定板61に装着されている。
【0053】
一方、台座部1の取付係合部15の外周面には4か所の凹部15a(図4参照)が形成され、脚部取付座13に取付係合部15を固着するためのボルト84が凹部15a内に装着されている。4個のボルト84の内、台座部1の幅方向の外側に装着される1個のボルト84Aの頭部は長尺状に形成されボルト84Aの上面が取付係合部15の上面にほぼ一致する高さに形成されている。
【0054】
座席部2が台座部1に対して横向きに配置される場合には、ストッパ81は取付係合部15の通常のボルト(頭部が長尺状に形成されていないボルト)が装着されている凹部15aに挿入され、ロックレバー55のフック部55bがラッチ部63Dに係合されることにより座席部2は台座部1に装着されてロック可能な状態にすることができる。
【0055】
座席部2が台座部1に対して前向きまたは後ろ向きの位置にある場合には、ストッパ81の下面は頭部が長尺状に形成されたボルト84Aの上方位置にあり、ストッパ81がロックレバー55により下方に押圧されるとボルト84Aの頭部に当接するように構成されているため、ロックレバー55のフック部55bはラッチ部63Dに係合できず、そのため、座席部2のピン部25の係合突起部26は台座部1の係合凹部192に挿入することが不可となり、座席部2は台座部1に装着できない。従って、ベッド状態にある座席部2は横向き以外には台座部1に装着できず、また後ろ向きに配置された座席部2も、前述と同様に、背部30が上方に傾倒された位置からベッド状にすることはできない。
【0056】
次に、図24に示すように、座席部2が設定された傾きで前向きに配置されている状態から、背部30を後下方に傾倒させるばあい、台座部1の座壁部11に対する背壁部12の傾斜角度は、座席部30の前向き状態とほぼ同一の傾斜角度で形成されているため、前向きに配置されている座席部2を後方(下方)に向かって傾倒すると、背部30の上部が台座部1の背壁部12に当接するため、ロックレバー55のフック部55bが選択係合部62のラッチ部63に係合できず背部30をロックレバー55でロックすることはできない。
【0057】
従って、後ろ向きの状態でセットされた座席部2を前向きに装着しようとしても、後ろ向きの状態では前向きの状態に比べて背部30がさらに開く状態で傾倒されているので、座席部2のピン部25が台座部1の取付係合部15に挿入される前に、座席部2の背部30の後面が台座部1の背壁部12に当接して座席部2を台座部1に装着することができない。
【0058】
次に、座席部2が横向きでベッド状にセットされて装着されている状態で、背部30を上方に傾倒させる場合、図25に示すように、台座部1には元部取付座14には間隔を有して2個の突起部86が元部取付座14から上方に突出するように形成されている。一方、座席部2の座部20には臀部支持部23の下面側に、座席部2を横向きにした状態で台座部1の突起部86上方あたりに位置される2個のリブ23a、23bが、臀部支持部23の下面から下方に突出するように形成されている。リブ23bはリブ23aより大きく形成され、ベッド状態にある座席部2の背部30を、後ろ向きに配置する際の設定される角度に傾倒するときには、リブ23aが一方の突起部86に干渉してそれ以上傾倒できないようにしている。
【0059】
従って、座席部2を後ろ向きにセットした状態で横向きに装着しても、座席部2のピン部25が台座部1の取付係合部15に挿入される前に、リブ23aが突起部86に干渉して座席部2を台座部1に装着することができない。
【0060】
さらに、座席部2を前向きにセットした状態で横向きに装着しようとしても、図26に示すように、座席部2のピン部25が台座部1の取付係合部15に挿入される前に、リブ23bが他方の突起部86に干渉して、座席部2を台座部1に装着することができない。
【0061】
上記のように、このチャイルドシートSは、座席部2の台座部1に対する各位置において、設定された角度でなければ、座席部2が台座部1に装着できず、また、各位置で装着された状態から座席部2の傾倒角度を変更することができないように構成されている。
【0062】
次に、安全ベルト3のロック・非ロック状態を表示する表示装置90について図27〜28に沿って説明する。安全ベルト3は、前述のように、座部20側に固着された股ベルト4に2本の肩ベルト5及び各肩ベルト5に連続的に形成され年少者の腰部を拘束する腰ベルト6とから構成され、肩ベルト5に装着されたタングプレート91を股ベルト4に装着されたバックル92に装着することによって年少者を拘束する。
【0063】
この表示装置90は、バックル92内に装着されるプッシュ式の押し釦93と、バックル92内を摺動するスライダ94とを有して構成される。押し釦93には2か所の表示部93aが形成され、本形態では表示部93aには赤色の表示がされている。スライダ94は装着プレート95に案内されてタングプレート91に押圧されるとともに、スライダ94の上部には、タングプレート91に押圧されて押し釦93の表示部93aを全面的に覆うことができる表示部94aが形成されている。表示部94aには青色の表示がなされている。さらに、スライダ94を押圧したタングプレート91は、バックル92内に傾倒可能に配置されるラッチ96によってロックされる。
【0064】
従って、タングプレート91がバックル92を挿入されない状態では、バックル92には押し釦93の赤色の表示部が目視され(この状態ではスライダ94の表示部94aはバックル92ないに隠れている。)、タングプレート91がバックル92に装着されると、タングプレート91によって押圧されたスライダ94の表示部94aの青色が目視されることになる(この状態でタングプレート91はラッチ06によりロックされる。)。これにより肩ベルト5が装着ロックしたときと肩ベルト5が装着されない非ロックの状態を目視することによって確認することができる。
【0065】
次に、各年少者をチャイルドシートSに収容する作用について説明する。まず、台座部1を自動車のシートに固定する。台座部1をシートに対して前向き(自動車の進行方向に対して前向き)に配置し、シートベルトBを台座部1のベルト係合面16に係合させた後、ベルト固着装置17のレバー171を支持ピン173を中心に回転させることによってシートベルトBを緩まないように固着する。
【0066】
「新生児」を収容する場合は、座席部2の背部30を水平方向に傾倒させ、座部20と略同一面のベッド状にする。この傾倒は、背部30の可動板51に取り付けたロックレバー55を、座部20の固定板61に形成された選択係合部62のラッチ部63から係合解除し、背部30を押圧操作することによって行なわれる。台座部1に設けられた操作レバー181が進行方向の前側から見て図21における左側の位置(ロック解除位置)にあるのを確認した上で、ベッド状にセットされた座席部2を台座1に対して横向きに配置させて台座部1の装着する。装着が完了すれば操作レバー181を図21における右側(ロック位置)に移動させ座席部2を台座部1にロックする。このとき、角度表示装置70の気泡74が「新生児」のゾーンに入っていることが確認できる。
【0067】
「新生児」を座席部2に収容すると2本の肩ベルト5のタングプレート91をバックル92に掛着して安全ベルト3を装着する。バックル92内の表示装置90が青色を示していることを目視で確認する。
【0068】
次に「乳児」を収容する場合は、もし、座席部2が横向きに装着されている場合には、操作レバー181をロック解除の位置に移動させて座席部2を台座部1から離脱させる。ベッド状にセットされた座席部2のロックレバー55をラッチ部63から離脱させて背部30を傾倒させ、「乳児」用に設定される位置でロックレバー55をラッチ部63に係合させる。そして、座席部2を後ろ向きに配置した状態で台座部1に装着する。座席部2のロック及び安全ベルト3のロックする手順は上述の通りである。
【0069】
次に、「幼児」を収容する場合は、同様な操作で背部30を台座部1に対して設定された所定の角度になるように傾倒させた状態で座席部2を台座部1に前向きで装着する。
【0070】
なお、座席部2が台座部1に完全に装着されていない状態、つまり1か所でも不完全なロック状態では、操作レバー181がロック位置に納まっていないため、操作レバー181の位置で危険を確認することができる。
【0071】
上述のように、このチャイルドシートSは、台座部1に対して分離された座席部2を、区分された年少者に合わせてセットされた状態で台座部1に装着することになる。従って、より高い安全性を確保することができる。
【0072】
なお、上記のチャイルドシートSを構成する各装置については、上記の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている内容であれば他の形態でも含まれるものである。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、請求項1のチャイルドシートは、年少者を着座させたり寝かせたりすることができる座席部と、前記座席部を載設する台座部と、を有し、前記座席部が前記台座部に着脱可能に配設されるとともに、前記座席部には、座部と前記座部に対して傾倒可能な背部とが配置され、前記背部が傾倒されてベッド状に配置される下方位置と、前記背部が傾倒されて着座可能に配置される上方位置と、前記下方位置と前記上方位置との中間に傾倒される中間位置と、の少なくとも3位置に選択的に配置され、前記台座部は車両用シートに自動車の進行方向に対して前向きに装着され、前記座席部の下方位置においては、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して横向き状態で装着され、前記座席部の上方位置においては、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して前向き状態で装着され、前記座席部の前記下方位置と前記上方位置との中間位置において、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して後ろ向き状態で装着可能に構成されている。
【0074】
自動車のシートに固着された前記台座部に前記座席部を装着する際には、横向き状態または前向き状態あるいは後ろ向き状態の各状態に合わせて前記背部を傾倒させて装着する。そのため、各状態での設定された前記背部の傾倒を誤取付しないで取り付けることが容易に行なえ、高い安全性を確保できる。しかも分離された前記座席部は持ち運びに便利であり、また前記台座部のシートへの取り付けも容易に行なうことが可能となる。
【0075】
請求項2のチャイルドシートは、前記座席部には前記台座部に係合可能な複数の係合突起部が配設され、前記台座部には前記係合突起部に装着されるそれぞれの係合受け部が形成されているので請求項1と同様の効果を発揮することができる。
【0076】
請求項3のチャイルドシートは、複数の前記係合突起部が各係合突起部に対向する前記係合受け部に対して、前記台座部の前面側に配設される操作レバーの操作によって着脱可能に作用されているので、容易な操作で請求項1と同様の効果を発揮することができる。
【0077】
請求項4のチャイルドシートは、前記座席部が前記台座部に装着される際、前記背部の3つの傾倒位置では、前記座席部が前記台座に対して所定の方向以外に装着できないように構成されている。つまり、前記座席部を横向きに装着する場合には、前向きや後ろ向きの状態のように背部を上方に傾倒した状態では装着できず、また、後ろ向きの状態では、ベッド状にすることや前記背部をさらに上方に傾倒した状態では装着できず、さらに前向きの状態では、前記背部を下方に傾倒した状態では装着することはできない。従って、前記座席部の前記台座部への誤取付は不可能な構成になっている。その結果高い安全性を確保できる。
【0078】
請求項5のチャイルドシートは、前記背部には、底面に形成され年少者の背中を支持する背もたれ部と、前記背もたれ部の両側から立設され年少者の胴体部を側面から保護するサイドレストと、前記背もたれ部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の頭部を保護するヘッドレストと、が配設され、前記座部には、下部に形成され略水平方向に移動可能な臀部支持部と、前記臀部支持部の両側で立設されるアームレストと、前記臀部支持部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の脚部を保護するフットレストと、が配設されている。
【0079】
通常、収容される年少者は、前記座席部内で仰向けに寝たり横向きに倒れたりする動作を行なう。しかし、上記の座席部は年少者の側部及び頭部または脚部の回りで壁を形成するため、年少者を前記座席部から外に飛び出すことを防止している。そのため安全を確保するチャイルドシートを提供できる。
【0080】
請求項6のチャイルドシートは、前記座席部には、前記座部側に配設され前記フットレストに軸支する第1の4節リンク機構と、前記背部側に配設され前記ヘッドレストに軸支する第2の4節リンク機構とが、前記座席部の両側に対向するように1対配設され、それぞれの第1の4節リンク機構と第2の4節リンク機構が1個の共通する節点で連結されている。そのため、前記ヘッドレストと前記フットレストとは、前記背部の傾倒動作に合わせて傾倒することができ、前記背部の3か所の傾倒位置に最適な傾倒位置を形成することができる。
【0081】
請求項7のチャイルドシートは、前記背部の前記下方の位置では前記ヘッドレストが前記背もたれ部に対して略直交する方向に立設され、前記背部が前記下方位置から前記上方位置に傾倒するにしたがって前記ヘッドレストが前記背もたれ部の延長線上に向かって徐々に接近するように傾倒されている。従って、前記座席部の前記下方位置においては、年少者は仰臥状態にあるので前記ヘッドレストの前記背もたれ部からの傾倒角度を大きくして年少者の頭部を保護することができ、前記座席部を前記中間位置から前記上方位置に傾倒するにしたがって、年少者は着座する状態になるので前記ヘッドレストの前記背も取れ部に対する傾きを徐々に小さくして年少者の頭部の上部を解放して煩わしさを減少させることができる。
【0082】
請求項8のチャイルドシートは、前記背部の前記下方位置では前記フットレストが前記臀部支持部に対して略直交する方向に立設され、前記背部が前記中間位置では前記フットレストが前記臀部支持部と略同一面に位置され、前記背部の上方位置では前記フットレストが前記臀部支持部に対して下方に傾倒するように位置されている。従って、前記座席部の前記下方位置においては、年少者は仰臥状態にあるので前記フットレストを前記座部の上方に傾倒させて年少者の前記座席部からの飛び出しを防止することができ、前記座席部の前記中間位置においては、前記フットレストを略水平方向に傾倒させて年少者の脚部回りを解放させて脚部を伸長させ、前記座席部の前記上方位置においては、年少者は着座できるので前記フットレストを下方に傾倒させて年少者の脚を折り曲げることができる。
【0083】
請求項9のチャイルドシートにおいては、前記台座部には、前記台座部を車両用のシートに固着するためのベルト係合面が形成され、前記ベルト係合面が前向きに突起する円弧状に形成されているので、係合されたシートベルトは屈曲することなく固着できる。従って、日本工業規格で規定されているシートベルトの損傷しない構造のチャイルドシートを提供できる。
【0084】
請求項10のチャイルドシートは、前記台座部に、前記ベルト係合面に係合されたシートベルトを押圧可能にロックするベルト固着装置が配設されている。従って一旦掛着されたシートベルトの緩み止めの役割を果たすことができる。
【0085】
請求項11のチャイルドシートでは、前記ベルト固着装置がシートベルトを押圧可能なカム面を有するカム部材を有して構成されているため、係合されたシートベルトをワンタッチで容易に固着することができる。
【0086】
請求項12のチャイルドシートは、前記サイドレストに、前記背部の傾倒位置を表示する角度表示装置が目視可能に配設されているため、前記角度表示装置に年少者用の区分が表示されていれば、前記背部の位置が、いずれの年少者を対象とするかを一目で確認することができる。
【0087】
請求項13のチャイルドシートにおいては、前記角度表示装置が、液体中に挿入される気泡で表示するように構成されている。そのため前記背部の傾倒位置を確実に目視でき、さらに前記角度表示装置を容易に製作できる。
【0088】
請求項14のチャイルドシートにおいては、前記座席部には、年少者を前記座席部から飛び出すことのないように保護するための安全ベルトが装着され、前記安全ベルトには前記座部に固着される股ベルトと、前記背部に固着され前記股ベルトに着脱可能な2個の肩ベルトと、とを有して構成され、前記股ベルトは前記座部に傾倒可能に支持されるとともに、前記股ベルトには年少者の腹部を圧迫しない圧迫防止手段が配設されている。この圧迫防止手段は、特に、前記座席部が前記下方位置つまりベッド状に形成された座席部に収容された年少者に対して股ベルトの先端部は年少者の腹部との間に隙間を形成するように構成される。そのため、寝ている年少者を安眠させることができる。
【0089】
請求項15のチャイルドシートにおいては、前記座席部には、年少者を前記座席部から飛び出すことのないように保護するための安全ベルトが装着され、前記安全ベルトには前記座部に固着される股ベルトと、前記背部に固着され前記股ベルトに着脱可能な2個の肩ベルトと、とを有して構成され、前記股ベルトには、前記肩ベルトに挿通されるタングプレートを着脱可能に構成するバックルが装着され、前記バックルが前記タングプレートのロック・非ロック状態を表示可能な表示手段を有している。従って、安全ベルトが確実にロックされているかどうかを目視することができ、年少者の安全を確保できるとともに運転者は安心して運転することができる。
【0090】
請求項16のチャイルドシートでは、前記表示手段が、ロック状態で表示される色と非ロック状態で表示される色とが色別されて表示されているため、一目でロック状態と非ロック状態を判別することができ、より高い安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるチャイルドシートの「新生児」用の状態を示す斜視図
【図2】同「乳児」用の状態を示す斜視図
【図3】同「幼児」用の状態を示す斜視図
【図4】同台座部を示す斜視図
【図5】同台座部にシートベルトを装着した状態を示す平面図
【図6】同側面図
【図7】図6における一部拡大図
【図8】図5におけるベルト固着装置を示す詳細図
【図9】図3における股ベルトを示す側面図
【図10】図9の股ベルトの使用状態を示す簡略側面図
【図11】図3における頭部保護パットの装着状態を示す一部拡大図
【図12】図3の背部を傾倒するロックレバー辺りの構成を示す一部詳細図
【図13】図12におけるXIII−XIII断面図
【図14】図12におけるXIV −XIV 断面図
【図15】図3における角度表示装置を示す拡大図(「新生児」の状態)
【図16】図3における角度表示装置を示す拡大図(「乳児」の状態)
【図17】図3における角度表示装置を示す拡大図(「幼児」の状態)
【図18】座席部の4節リンク機構を示す簡略図(「新生児」の状態)
【図19】座席部の4節リンク機構を示す簡略図(「乳児」の状態)
【図20】座席部の4節リンク機構を示す簡略図(「幼児」の状態)
【図21】座席部の台座部へのロック機構を示す一部平面図
【図22】図21におけるXXII−XXII断面図
【図23】座席部の台座部への誤取付防止機構を示す簡略説明図
【図24】座席部の台座部への誤取付防止機構を示す簡略説明図
【図25】座席部の台座部への誤取付防止機構を示す簡略説明図
【図26】座席部の台座部への誤取付防止機構を示す簡略説明図
【図27】安全ベルトを示す平面図
【図28】タングプレートのバックルへの装着状態を示す一部断面図
【符号の説明】
S…チャイルドシート
1…台座部
2…座席部
3…安全ベルト
4…股ベルト
5…肩ベルト
15…取付係合部
16…ベルト係合面
17…ベルト固着装置
18…操作レバー部
20…座部
22…アームレスト
23…臀部支持部
24…フットレスト
25…ピン部
26…係合突起部
30…背部
31…背もたれ部
32…サイドレスト
33…ヘッドレスト
34…頭部保護パット
41…支持部
41a…当接面(圧迫防止手段)
43…第1リンク部
43a…ストッパ部(圧迫防止手段)
43b…当接面(圧迫防止手段)
45…第2リンク部
45a…ストッパ部(圧迫防止手段)
51…可動板
52…支持軸
55…ロックレバー
61…固定部
63…ラッチ部
70…角度表示装置
72…気泡
81…ストッパ
84A…ボルト
90…表示装置
91…タングプレート
92…バックル
93…押し釦
93a…表示部
94…スライダ
94a…表示部
174…レバー(カム部材)
175…第1カム部
175a…カム面
176…第2カム部
181…操作レバー
184…ロッド
185…フック部材
192…係合凹部

Claims (16)

  1. 年少者を着座させたり寝かせたりすることのできる座席部と、前記座席部を載設する台座部と、を有し、前記座席部が前記台座部に着脱可能に配設されるとともに、前記座席部には、座部と前記座部に対して傾倒可能な背部5とが配置され、
    前記背部が傾倒されてベッド状に配置される下方位置と、前記背部が傾倒されて着座可能に配置される上方位置と、前記下方位置と前記上方位置との中間に傾倒される中間位置と、の少なくとも3位置に選択的に配置され、
    前記台座部は車両用シートに自動車の進行方向に対して前向きに装着され、
    前記座席部の前記下方位置においては、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して横向き状態で装着され、
    前記座席部の前記上方位置においては、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して前向き状態で装着され、
    前記座席部の前記下方位置と前記上方位置との中間位置において、前記座席部が前記台座部から離脱された状態で前記台座部に対して後ろ向き状態で装着可能に構成されることを特徴とするチャイルドシート。
  2. 前記座席部には前記台座部に係合可能な複数の係合突起部が配設され、前記台座部には前記係合突起部に装着されるそれぞれの係合受け部が形成されることを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  3. 複数の前記係合突起部が各係合突起部に対向する前記係合受け部に対して、前記台座部の前面側に配設される操作レバーの操作によって着脱可能に作用されることを特徴とする請求項2記載のチャイルドシート。
  4. 前記座席部が前記台座部に装着される際、前記背部の3つの傾倒位置では、前記座席部が前記台座に対して所定の方向以外に装着できないように構成されていることを特徴とする請求項1,2または3記載のチャイルドシート。
  5. 前記背部には、底面に形成され年少者の背中を支持する背もたれ部と、前記背もたれ部の両側から立設され年少者の胴体部を側面から保護するサイドレストと、前記背もたれ部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の頭部を保護するヘッドレストと、が配設され、
    前記座部には、下部に形成され略水平方向に移動可能な臀部支持部と、前記臀部支持部の両側で立設されるアームレストと、前記臀部支持部の先端部に傾倒可能に支持され年少者の脚部を保護するフットレストと、が配設されることを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  6. 前記座席部には、前記座部側に配設され前記フットレストに軸支する第1の4節リンク機構と、前記背部側に配設され前記ヘッドレストに軸支する第2の4節リンク機構とが、前記座席部の両側に対向するように1対配設され、それぞれの第1の4節リンク機構と第2の4節リンク機構が1個の共通する節点で連結されていることを特徴とする請求項5記載のチャイルドシート。
  7. 前記背部の前記下方位置では前記ヘッドレストが前記背もたれ部に対して略直交する方向に立設され、前記背部が前記下方位置から前記上方位置に傾倒するにしたがって前記ヘッドレストが前記背もたれ部の延長線上に向かって徐々に接近するように傾倒されることを特徴とする請求項6記載のチャイルドシート。
  8. 前記背部の前記下方位置では前記フットレストが前記臀部支持部に対して略直交する方向に立設され、前記背部が前記中間位置では前記フットレストが前記臀部支持部と略同一面に位置され、前記背部の上方位置では前記フットレストが前記臀部支持部に対して下方に傾倒するように位置されることを特徴とする請求項6記載のチャイルドシート。
  9. 前記台座部には、前記台座部を車両用のシートに固着するためのベルト係合面が形成され、前記ベルト係合面が前向きに突起する円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  10. 前記台座部に、前記ベルト係合面に係合されたシートベルトを押圧可能にロックするベルト固着装置が配設されることを特徴とする請求項9記載のチャイルドシート。
  11. 前記ベルト固着装置がシートベルトを押圧可能なカム面を有するカム部材を有することを特徴とする請求項10記載のチャイルドシート。
  12. 前記サイドレストに、前記背部の傾倒位置を表示する角度表示装置が目視可能に配設されていることを特徴とする請求項5記載のチャイルドシート。
  13. 前記角度表示装置が、液体中に挿入される気泡で表示するように構成されていることを特徴とする請求項12記載のチャイルドシート。
  14. 前記座席部には、年少者を前記座席部から飛び出すことのないように保護するための安全ベルトが装着され、前記安全ベルトには前記座部に固着される股ベルトと、前記背部に固着され前記股ベルトに着脱可能な2個の肩ベルトと、とを有して構成され、前記股ベルトは前記座部に傾倒可能に支持されるとともに、前記股ベルトには年少者の腹部を圧迫しない圧迫防止手段が配設されていることを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  15. 前記座席部には、年少者を前記座席部から飛び出すことのないように保護するための安全ベルトが装着され、前記安全ベルトには前記座部に固着される股ベルトと、前記背部に固着され前記股ベルトに着脱可能な2個の肩ベルトと、とを有して構成され、前記股ベルトには、前記肩ベルトに挿通されるタングプレートを着脱可能に構成するバックルが装着され、前記バックルが前記タングプレートのロック・非ロック状態を表示可能な表示手段を有していることを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。
  16. 前記表示手段が、ロック状態で表示される色と非ロック状態で表示される色とが色別されて表示されることを特徴とする請求項15記載のチャイルドシート。
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