JPH06250886A - 計算機システムの遠隔監視方法及び遠隔計算機管理システム - Google Patents

計算機システムの遠隔監視方法及び遠隔計算機管理システム

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JPH06250886A
JPH06250886A JP5032079A JP3207993A JPH06250886A JP H06250886 A JPH06250886 A JP H06250886A JP 5032079 A JP5032079 A JP 5032079A JP 3207993 A JP3207993 A JP 3207993A JP H06250886 A JPH06250886 A JP H06250886A
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JP
Japan
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input
remote monitoring
processing device
control device
communication
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JP5032079A
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English (en)
Inventor
Narushige Morimoto
成重 森本
Hitoshi Ueno
仁 上野
Toshiyuki Kinoshita
俊之 木下
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機ユーザに対する負担が軽く,遠隔地か
らの障害回復操作も可能な遠隔計算機管理システムを提
供する。 【構成】 計算機システム100が正常なときは、命令
処理装置111で遠隔監視エージェントプログラム12
4を実行することにより、入出力処理装置113,通信
制御装置102および前記通信回線156を利用して、
通信を行い、計算機システム100を遠隔監視システム
101により監視/操作し、計算機システム100が障
害を起こしたときは、保守装置114で遠隔監視機能プ
ログラムを実行することにより、入出力処理装置11
3,通信制御装置102および通信回線156を利用し
て、通信を行い、計算機システム100を遠隔監視シス
テム101により監視/操作する。 【効果】 通常業務で使用している通信制御装置,通信
回線を障害時にも利用して通信を行い、遠隔地からの監
視/操作が可能となる。新たに装置を付加したり,新た
な回線を敷設する必要がないから、ユーザに余計な負担
をかけない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムの遠隔
監視方法及び遠隔計算機管理システムに関し、さらに詳
しくは、障害時に保守装置を利用して計算機システムの
遠隔監視を実現する計算機システムの遠隔監視方法及び
遠隔計算機管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機システムを遠隔地に分散し
て配備する構成が普及してきている。しかし、遠隔地に
分散して配備した場合、計算機システムごとにオペレー
タを配置する必要があるが、それに対応できる人員をそ
ろえることは困難である。また、それが可能であったと
しても、人件費の増加や運用の複雑化を招く。そこで、
計算機システムを遠隔から監視/操作する遠隔計算機管
理システムが提案されている。
【0003】従来の一般的な遠隔計算機管理システムで
は、計算機システム上で稼働している通信管理サブシス
テムの機能を使用して遠隔監視システムと通信し、計算
機システムの状態の報告や操作要求の受付などを行い、
計算機システムを遠隔地から監視/操作する。しかし、
計算機システムで障害が発生した場合は、その上で稼働
しているソフトウェアも影響を受けるため、通信管理サ
ブシステムも稼働できなくなり、遠隔監視システムと通
信不能となって、遠隔地からの監視/操作が出来なくな
る。
【0004】これに対し、例えば特開平1−21645
号公報には、計算機システム側のシステム操作装置と操
作制御装置の間に両装置間の入出力信号を分岐する分岐
装置を設け、これにモデムなどの変調装置を付加し、計
算機システムの障害時でも遠隔監視システムと通信でき
るようにした遠隔計算機管理システムが開示されてい
る。また、例えば特開昭61−114346号公報に
は、計算機システムを使用しているユーザの端末のそれ
ぞれに計算機システムで障害が発生したことを通知する
メッセージ出力装置を設けた遠隔計算機管理システムが
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1−216
45号公報に開示の遠隔計算機管理システムでは、分岐
装置や変調装置を付加する必要があり、計算機ユーザに
対して負担を強いる問題点がある。また、特開昭61−
114346号公報に開示の遠隔計算機管理システムで
は、障害の発生を通知することは可能であるが、遠隔地
からの障害回復操作はできない問題点がある。そこで、
本発明の目的は、計算機ユーザに対する負担が軽く,遠
隔地からの障害回復操作も可能な遠隔計算機管理システ
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、命令処理装置,入出力処理装置および保守装置を備
えた計算機システムと、前記入出力処理装置に接続され
た通信制御装置と、その通信制御装置および通信回線を
介して前記計算機システムと接続された遠隔監視システ
ムとを有してなる遠隔計算機管理システムにおいて、計
算機システムが正常なときは、前記命令処理装置で遠隔
監視エージェントプログラムを実行することにより、前
記入出力処理装置,前記通信制御装置および前記通信回
線を利用して、計算機システムと遠隔監視システムの間
の通信を行い、計算機システムを遠隔監視システムによ
り遠隔監視し、計算機システムが障害を起こしたとき
は、前記保守装置で遠隔監視機能プログラムを実行する
ことにより、前記入出力処理装置,前記通信制御装置お
よび前記通信回線を利用して、計算機システムと遠隔監
視システムの間の通信を行い、計算機システムを遠隔監
視システムにより遠隔監視することを特徴とする計算機
システムの遠隔監視方法を提供する。
【0007】第1の観点では、本発明は、上記構成の計
算機システムの遠隔監視方法において、保守装置で遠隔
監視機能プログラムを実行することにより遠隔監視シス
テムと通信を行い、遠隔監視システムからの操作要求に
応じて保守装置で保守機能プログラムを実行して、障害
を回復することを特徴とする計算機システムの遠隔監視
方法を提供する。
【0008】第3の観点では、本発明は、命令処理装
置,主記憶装置,入出力処理装置,保守装置および前記
各装置を接続するシステム制御装置を備えた計算機シス
テムと、前記入出力処理装置に接続された通信制御装置
と、その通信制御装置および通信回線を介して前記計算
機システムと接続された遠隔監視システムとを有してな
る遠隔計算機管理システムにおいて、前記通信制御装置
から前記入出力処理装置に入力されたデータを前記シス
テム制御装置を介して前記入出力処理装置から前記命令
処理装置または前記主記憶装置へ送ると共に前記通信制
御装置へ前記入出力処理装置から出力するデータを前記
システム制御装置を介して前記命令処理装置または前記
主記憶装置から前記入出力処理装置へ送る正常時転送モ
ード、又は、前記通信制御装置から前記入出力処理装置
に入力されたデータを前記システム制御装置を経由しな
い信号路を介して前記入出力処理装置から前記保守装置
へ送ると共に前記通信制御装置へ前記入出力処理装置か
ら出力するデータを前記システム制御装置を経由しない
信号路を介して前記保守装置から前記入出力処理装置へ
送る障害時転送モードのいずれかに切替えるデータ転送
モード切替手段と、計算機システムが正常なときに前記
命令処理装置で実行されることにより、前記入出力処理
装置,前記通信制御装置および前記通信回線を利用し
て、計算機システムと遠隔監視システムの間の通信を行
い、計算機システムを遠隔監視システムにより遠隔監視
させる遠隔監視エージェントプログラムと、計算機シス
テムが障害を起こしたときに前記保守装置で実行される
ことにより、前記入出力処理装置,前記通信制御装置お
よび前記通信回線を利用して、計算機システムと遠隔監
視システムの間の通信を行い、計算機システムを遠隔監
視システムにより遠隔監視させる遠隔監視機能プログラ
ムとを具備したことを特徴とする遠隔計算機管理システ
ムを提供する。
【0009】第4の観点では、本発明は、命令処理装
置,主記憶装置,入出力処理装置,保守装置および前記
各装置を接続するシステム制御装置を備えた計算機シス
テムと、前記入出力処理装置に接続された通信制御装置
と、その通信制御装置および通信回線を介して前記計算
機システムと接続された遠隔監視システムとを有してな
る遠隔計算機管理システムにおいて、前記通信制御装置
から前記入出力処理装置に入力されたデータを前記シス
テム制御装置を介して前記入出力処理装置から前記命令
処理装置または前記主記憶装置へ送ると共に前記通信制
御装置へ前記入出力処理装置から出力するデータを前記
システム制御装置を介して前記命令処理装置または前記
主記憶装置から前記入出力処理装置へ送る正常時転送モ
ード、又は、前記通信制御装置から前記入出力処理装置
に入力されたデータを前記システム制御装置を介して前
記入出力処理装置から前記保守装置または前記主記憶装
置へ送ると共に前記通信制御装置へ前記入出力処理装置
から出力するデータを前記システム制御装置を介して前
記保守装置または前記主記憶装置から前記入出力処理装
置へ送る障害時転送モードのいずれかに切替えるデータ
転送モード切替手段と、計算機システムが正常なときに
前記命令処理装置で実行されることにより、前記入出力
処理装置,前記通信制御装置および前記通信回線を利用
して、計算機システムと遠隔監視システムの間の通信を
行い、計算機システムを遠隔監視システムにより遠隔監
視させる遠隔監視エージェントプログラムと、計算機シ
ステムが障害を起こしたときに前記保守装置で実行され
ることにより、前記入出力処理装置,前記通信制御装置
および前記通信回線を利用して、計算機システムと遠隔
監視システムの間の通信を行い、計算機システムを遠隔
監視システムにより遠隔監視させる遠隔監視機能プログ
ラムとを具備したことを特徴とする遠隔計算機管理シス
テムを提供する。
【0010】第5の観点では、本発明は、上記構成の遠
隔計算機管理システムにおいて、遠隔監視機能プログラ
ムは、遠隔監視システムとの通信で遠隔監視システムか
ら操作要求があったときに保守装置が持つ保守機能プロ
グラムを実行させる機能を有することを特徴とする遠隔
計算機管理システムを提供する。
【0011】
【作用】本発明の計算機システムの遠隔監視方法及び遠
隔計算機管理システムでは、正常時には、計算機システ
ムの命令処理装置上で稼働する遠隔監視エージェントプ
ログラムによって遠隔監視システムとの通信を行い、遠
隔地から監視/操作を行う。障害時に命令処理装置によ
る通信が不能になると、計算機システムの保守装置が遠
隔監視機能プログラムによって遠隔監視システムとの通
信を行い、遠隔地から監視/操作を行う。保守装置は、
その役割上、ほとんどの障害時にも正常稼働できるよう
設計されているので、これにより障害時における遠隔地
からの監視/操作が可能となる。このように、通常業務
で使用している保守装置,通信制御装置,通信回線を障
害時にも利用するため、計算機システムに新たに装置を
付加する必要がなく、また、新たな回線を敷設する必要
がなく、ユーザに余計な負担をかけない。
【0012】
【実施例】
−第1実施例− 第1実施例は、保守装置がシステム制御装置を経由しな
い信号路を介して入出力処理装置を直接的に起動し、通
信制御装置を制御して、遠隔監視システムとの通信を行
い、遠隔地からの監視/操作を実現する実施例である。
【0013】図1は、本発明の第1実施例の遠隔計算機
管理システム1の全体構成図である。この遠隔計算機管
理システム1は、計算機システム100を、遠隔監視シ
ステム101により、通信制御装置102を介して、遠
隔地から監視/操作するものである。
【0014】計算機システム100は、命令処理装置1
11、主記憶装置112、入出力処理装置113、保守
装置114およびシステム制御装置115を具備して構
成されている。命令処理装置111は、計算機システム
100が機能するための各種のプログラムを実際に実行
する部分である。命令処理装置111は、計算機システ
ム100の基本機能を実現するOS116を実行してお
り、そのOS116上で、回線経由で遠隔地との通信を
制御する通信管理プログラム117が実行されている。
また、計算機システム100を遠隔地から監視/操作す
るため遠隔監視エージェントプログラム124が稼働し
ており、通信管理プログラム117の基本機能を利用し
て、遠隔監視システム101と情報のやり取りを行って
いる。主記憶装置112は、命令処理装置111で実行
されるプログラムやデータなどを格納する。
【0015】入出力処理装置113は、命令処理装置1
11からの入出力コマンドを解析し周辺機器を制御する
チャネル(CH)119−0〜119−7と、それらチ
ャネル119−0〜119−7を起動して入出力動作を
行う入出力制御回路118とを備えている。入出力処理
装置113は、命令処理装置111からの要求により計
算機システム100に接続された周辺機器との入出力動
作を行うが、その動作は命令処理装置111の動作とは
非同期に実行される。チャネル119−5は、チャネル
ケーブル155を介して、通信制御装置102と接続さ
れている。
【0016】保守装置114は、装置アクセス回路12
0と、チャネル(CH)接続アダプタ121と、チャネ
ル(CH)制御アダプタ122とを備えている。装置ア
クセス回路120は、チャネル接続アダプタ121およ
びチャネルケーブル157を介して、チャネル119−
0と接続され、OS116との対話を実現する。また、
装置アクセス回路120は、コンソールディスプレイ1
26およびキーボード208に接続され、オペレータと
のインタフェースを実現する。例えば、コンソールディ
スプレイ126にOS116の動作状況を表示する。さ
らに、装置アクセス回路120は、チャネル制御アダプ
タ122および信号線158を介して、入出力制御回路
113と接続され、入出力処理装置113の内部に直接
アクセスしうる。保守装置114が計算機システム10
0の保守作業を行う場合は、装置アクセス回路120に
よって命令処理装置111,主記憶装置112,入出力
処理装置113,システム制御装置115へアクセス
し、各装置の内部レジスタの設定などを行い、動作環境
を設定する。また、主記憶装置112に格納されている
データの読出し/書込みなどを行う。
【0017】システム制御装置115は、アクセス制御
回路123を備え、命令処理装置111,主記憶装置1
12,入出力処理装置113および保守装置114とそ
れぞれバス151〜154で接続されている。システム
制御装置115は、命令処理装置111から主記憶装置
112へのアクセスや,保守装置114から各装置11
1〜113へのアクセスなどを制御し、アクセス競合を
回避させる。
【0018】通信制御装置102は、通信回線156を
介して、遠隔監視システム101と接続されている。こ
れにより、計算機システム100は、通信制御装置10
2を介して、遠隔監視システム101と通信を行うこと
が出来る。
【0019】遠隔監視システム101では、遠隔監視マ
ネージャプログラム125が稼働しており、計算機シス
テム100上の遠隔監視エージェントプログラム124
と連携し、遠隔から計算機システム100の監視/操作
を行なっている。
【0020】しかし、OS116または通信管理プログ
ラム117がダウンしてしまった場合や,命令処理装置
111やシステム制御装置115などに障害が発生した
場合は、遠隔監視エージェントプログラム124が動作
できないため、上記監視/操作が不能になる。この場合
に、この計算機管理システム1では、保守装置114を
利用して遠隔監視システム101との通信を行ない、遠
隔地からの監視/操作を実現する。
【0021】保守装置114は、保守機能を目的として
いるため、命令処理装置111やシステム制御装置11
5など通常の処理に使用される装置と比較すると、その
使用頻度は少なく,障害が発生する可能性が極めて低
い。また、他の装置と保守装置114とに同時に障害が
発生する2重障害の可能性は更に低くなる。さらに、各
装置はそれぞれ非同期に稼働できるため、他の装置の障
害の影響を受けない。従って、計算機システム100が
正常な機能を果たせない場合でも、保守装置114は単
体で正常に稼働でき、遠隔監視システム101と通信す
ることが可能である。具体的には、保守装置114は、
通信線158を使用して、入出力制御回路118に直接
的にアクセスし、チャネル119−5を起動させ、通信
制御装置102を介して、遠隔監視システム101と通
信する。
【0022】図2は、保守装置114の内部構成を示
す。装置アクセス回路120は、CPU200,システ
ムアクセス回路201,メモリ202,チャネル(C
H)制御回路203,入出力制御回路204,コンソー
ル制御回路207およびバス250を具備して構成され
ている。
【0023】チャネル制御回路203が、信号線251
によって、チャネル制御アダプタ122に指示すると、
チャネル制御アダプタ122は、信号線158を介し、
入出力制御回路118に対してアクセス要求を出す。前
記指示に対する確認信号が、信号線251を介して、チ
ャネル制御回路203に戻ってくると、チャネル制御回
路203から入出力制御回路118の内部レジスタへの
直接のアクセスが可能となる。
【0024】入出力制御回路204は、OS116がO
Sメッセージの出力用として設定しているチャネル11
9−0からのOSメッセージを、チャネル接続アダプタ
121および信号線252を介して受け取る。また、オ
ペレータがキーボード208を介して入力したコマンド
を、信号線252およびチャネル接続アダプタ121を
介して、OS116に投入する。
【0025】メモリ202には、計算機システム100
の保守機能を実現するための手順を記述した保守機能プ
ログラム209と、OS116からコンソールディスプ
レイ126へのOSメッセージの出力制御やキーボード
208からのコマンドの入力制御の手順を記述したコン
ソール機能プログラム210とが格納されている。ま
た、コンソール機能プログラム210がコンソールディ
スプレイ126にメッセージ等を表示する場合のメッセ
ージ格納エリアとして画面バッファ213が確保されて
いる。さらに、メモリ202には、遠隔監視システム1
01と通信し遠隔監視を実現する遠隔監視機能プログラ
ム205が格納されている。この遠隔監視機能プログラ
ム205は、チャネル119を制御してデータを送受信
する手順を記述した送信処理部211および受信処理部
212と,チャネル119を制御し入出力動作を行うチ
ャネル(CH)制御部206とを含んでいる。
【0026】計算機システム100が正常に動作してい
る場合、保守装置114は、CPU200によりコンソ
ール機能プログラム210を実行し、OS116とオペ
レータの対話機能を実現している。すなわち、チャネル
119−0からチャネルケーブル157を介して送られ
てくるOSメッセージは、チャネル接続アダプタ121
および信号線252を介して入出力制御回路204に入
力され、バス250を介してコンソール制御回路208
に渡され、コンソール機能プログラム210の制御の
下、コンソールディスプレイ126で表示される。オペ
レータは、表示されたOSメッセージを見て、必要に応
じてキーボード208からコマンドを投入する。その投
入されたコマンドは、先とは逆の経路でOS116へ送
られる。
【0027】保守装置114を用いて保守作業を行う場
合、オペレータがキーボード208からコマンドを投入
すると、コンソール機能プログラム210が保守機能プ
ログラム209を呼び出し、起動する。すなわち、オペ
レータがコンソールディスプレイ126を見ながらキー
ボード208からコマンドを投入すると、コンソール機
能プログラム210の制御の下、コンソール制御回路2
07からコマンドが入力され、バス250を介して、シ
ステムアクセス回路201に対して操作が指定される。
システムアクセス回路201は、バス154およびシス
テム制御装置115を介して、各装置の内部のレジスタ
の設定や読み出しを行なう。
【0028】さて、例えば命令処理装置111に障害が
発生した場合、マシンチェック割込みが発生し、バス1
54を介して、障害の発生が保守装置114に報告され
る。これをシステムアクセス回路201で認識し、CP
U200が、メモリ202に格納されている遠隔管理機
能プログラム205を実行する。この遠隔管理機能プロ
グラム205によって、計算機システム100のシステ
ム状態が遠隔監視システム101へ通知される。また、
遠隔監視システム101からの操作要求が受信される。
このシステム状態の通知/操作要求の受信は、送信処理
部211,受信処理部212およびチャネル制御部20
6によって通信制御回路102を直接に制御して実現さ
れる。
【0029】図3は、入出力処理回路113の内部構成
を示す。入出力制御回路118は、ゲート300,30
1と、調停回路302と、入出力要求処理回路303
と、チャネルアドレス格納レジスタ305と、装置アド
レス格納レジスタ306とを具備して構成される。
【0030】ゲート300,301は、それぞれ保守装
置114,システム制御装置115からのアクセスを禁
止/許可するためのものである。アクセスを禁止すると
きは、調停回路302によって信号線358,359が
“0”にされる。アクセスを許可するときは、調停回路
302によって信号線358,359が“1”にされ
る。ゲート300は、信号線158で、保守装置114
のチャネル制御アダプタ122と接続されている。この
信号線158は、信号線350,351,352で構成
されている。信号線350はアドレス/データバス、信
号線352は保守装置114からの要求信号、信号線3
51は保守装置114からの要求に対する認識信号であ
る。ゲート301は、信号線153で、システム制御装
置115のアクセス制御回路123と接続されている。
この信号線153は、信号線353,354,355で
構成されている。信号線355はアドレス/データバ
ス、信号線354はシステム制御装置115からの要求
信号、信号線353はシステム制御装置115からの要
求に対する認識信号である。通常、入出力要求はゲート
301を経由して行なわれ、ゲート300は保守装置1
14からの通信を行なう場合にのみ使用される。
【0031】入出力要求処理回路303は、システム制
御装置115からの入出力処理要求をキューイングし、
入出力動作を行う場合は、チャネル119に起動をかけ
て処理する。
【0032】チャネルアドレス格納レジスタ305は、
保守装置114による通信を行う場合に使用するチャネ
ル119−5のアドレスを格納する。装置アドレス格納
レジスタ306は、保守装置114による通信を行う場
合に使用するチャネル119−5に接続された通信制御
装置アドレスを格納する。
【0033】図4に、チャネル119の内部構成を示
す。チャネル119は、制御レジスタ400,装置アド
レスレジスタ401,データカウンタ402,データバ
ッファ403,入出力制御回路404およびアダプタ4
05を具備して構成される。
【0034】図5に、制御レジスタ400の詳細を示
す。制御レジスタ400は、チャネルの動作を制御する
ためのもので、8ビットの制御フラグで構成される。第
0ビットのチャネル起動フラグ(Start CHanel flag:
SCH)501は、“1”にセットされることにより、
入出力制御回路404を稼働させ、チャネル119のI
/O動作を起動する。第1ビットのI/O中断フラグ
(Interrupt CHannel flag:ICH)502は、“1”
にセットされることにより、チャネル119に対するI
/O動作を中止する。第2ビットのI/O中断フラグ
(Interrupt DeVice flag:IDV)503は、“1”
にセットされることにより、チャネル119に接続され
ている入出力制御装置に対するI/O動作を中止する。
第3ビットのチャネルリセットフラグ(Reset CHanel
flag:RCH)504は、“1”にセットされることに
より、チャネル119をリセットする。第4ビットのチ
ャネル状態フラグ(CHanel Status flag:CHS)50
5は、“1”にセットされることにより、チャネル11
9の現在の状態を返す。第5ビット,第6ビットは未使
用である。第7ビットのI/O動作完了フラグ(I/O
Complete flag:IOC)508は、チャネル119で
の入出力動作が終了した時、“1”にセットされる。
【0035】図4に戻り、装置アドレス格納レジスタ4
01は、チャネル119に接続された装置のアドレスを
設定する。データカウンタ402は、入出力されるデー
タ数をカウントする。データバッファ403は、入出力
されるデータを格納する。入出力制御回路404は、制
御レジスタ400の指示により入出力動作を行なう。
【0036】チャネル119を起動するためには、入出
力を行なう装置のアドレスを装置アドレスレジスタ40
1に設定し、図6に示すデータ構造を主記憶装置112
に与え、制御レジスタ400のチャネル起動フラグ50
1を“1”にセットする。
【0037】図6に示すように、100番地にチャネル
状態語601を設けると共に,108番地にチャネルコ
マンドアドレス602を固定番地として設けるデータ構
造がアーキテクチャにより規定されている。チャネル状
態語601には、制御レジスタ400のチャネル状態フ
ラグ505を“1”にセットした時や,チャネル119
のI/O動作が完了した時などに、チャネル119の状
態が設定される。チャネルコマンドアドレス602に
は、チャネル119に対するコマンドを格納したアドレ
スが設定される。図6では、チャネルコマンド603が
格納されている2000番地が設定される。チャネルコ
マンド603のすぐ後に格納されているデータアドレス
604には、チャネル119から出力するデータやチャ
ネル119から入力されたデータが格納されるデータ格
納領域605のアドレスが設定される。図6では、40
00番地が設定される。
【0038】図7は、チャネル119−5が起動された
場合の動作手順を示す。チャネル119−5が起動され
ると、装置アドレスレジスタ401に設定された装置が
動作可能な状態かどうかを検査する(ステップ70
1)。次に、主記憶装置112の108番地に設定され
ているチャネルコマンドアドレス602を取得する(ス
テップ702)。次に、チャネルコマンド603を取得
する(ステップ703)。次に、チャネルコマンド60
3をチャネルケーブル155を介して通信制御装置10
2へ送る(ステップ704)。これによって、通信制御
装置102は、回線156を経由して、遠隔監視システ
ム101との通信を行なう(ステップ705)。この通
信において、主記憶装置112のデータ格納領域605
とチャネル119−5のデータバッファ403の間でデ
ータ転送が行なわれる。入出力動作が終了すると(ステ
ップ706)、入出力動作の状態をチャネル状態語60
1として主記憶装置112上の100番地に格納する
(ステップ708)。この時、入出力割り込みが発生
し、入出力動作の終了が入出力制御回路118に報告さ
れる。
【0039】以上のように、通常の入出力動作の場合
は、主記憶装置112をチャネルコマンド603やデー
タ格納領域605として用いる。また、装置アドレスレ
ジスタ401の設定や起動開始の指示などは、命令処理
装置111の指示により、入出力処理装置113の入出
力制御回路118内の入出力要求処理回路303が設定
する。図8は、遠隔監視機能プログラム205のチャネ
ル制御部206の動作のフローチャートである。予め図
6に示すデータ構造が保守装置114内のメモリ202
に設定されているが、そのデータ格納領域605のアド
レスをデータアドレス604に格納する(ステップ80
1)。次に、チャネルコマンド603の格納アドレスを
チャネルコマンドアドレス602に格納する(ステップ
802)。次に、使用する通信制御装置102のアドレ
スを、チャネル制御アダプタ122を介して、入出力処
理装置113内の装置アドレス格納レジスタ306に設
定する(ステップ803)。この時、チャネル制御アダ
プタ122が、信号線158を介して、入出力処理装置
113の入出力制御回路118に対して、アクセス要求
を出力する。このアクセス要求に対する応答があった
後、使用するチャネル119−5のアドレスをチャネル
アドレス格納レジスタ305へ設定する(ステップ80
4)。このアクセス手順は、入出力制御回路118およ
びチャネル119−5の内部レジスタにアクセスする場
合に一般に行なわれる。次に、通信制御装置102のア
ドレスを、チャネル制御アダプタ122を介して、入出
力処理装置113のチャネル119−5内部の装置アド
レスレジスタ401に設定する(ステップ805)。次
に、制御レジスタ400内のチャネル起動フラグ501
を“1”にセットし、チャネル119−5を起動する
(ステップ806)。通常は割り込みにより入出力動作
の終了を検出するが、保守装置114へはこの割り込み
信号が報告されないため、制御レジスタ400内のI/
O完了フラグ508をチェックし、“1”にセットされ
たことを確認して入出力動作の終了を検出し、受信処理
を終了する(ステップ807)。
【0040】次に、図3に戻って、保守装置114によ
る通信が行なわれる場合の入出力処理装置113の動作
を説明する。入出力処理装置113が保守装置114に
よりアクセスされる場合は、保守装置114から、信号
線158中の信号線352を介して、アクセス要求が発
生する。これに応じて、調停回路302は、信号線35
9を“0”にして、ゲート301をアクセス禁止にす
る。また、信号線358を“1”にして、ゲート300
をアクセス許可とする。さらに、信号線351を介し
て、保守装置114に確認信号を返す。この後、保守装
置114が、入出力制御回路118およびチャネル11
9の内部レジスタへアクセスする。
【0041】例えば、遠隔監視機能プログラム205に
よる送受信要求に基づくアクセスの場合は、まず、通信
制御装置102のアドレスとチャネル119−5のアド
レスとを、ゲート300を経由して、装置アドレス格納
レジスタ306とチャネルアドレス格納レジスタ305
とにそれぞれ設定する(図8のステップ803,80
4)。この2つの情報は、入出力制御回路118内の入
出力要求処理回路303に対して、保守装置114が通
信を行うことを宣言するものである。これによって、入
出力要求処理回路303が、信号線357によって調停
回路302を制御し、保守装置114で遠隔監視機能プ
ログラム205が稼働している間は、通信制御装置10
2からの入力データを、ゲート300を経由して、保守
装置114へ送信する。次に、チャネル119−5を起
動する(図8のステップ806)。起動されたチャネル
119−5内の入出力制御回路404は、図6に示した
データ構造のチャネルコマンドアドレス602を取得し
ようと、バス356を介して、2つのゲート300,3
01にアクセスにいくが、ゲート301は禁止されてい
るため、ゲート300を経由して、保守装置114内の
メモリ202をアクセスする。そして、入出力制御回路
404は、チャネルコマンド603を取得し(図7のス
テップ703)、それを通信制御装置102へ送出する
(図7のステップ704)。ここで、データ受信の場合
は、入出力制御回路404が、通信制御装置102から
送られてくるデータを一時的にデータバッファ403に
格納し、例えば1024バイト毎にメモリ202のデー
タ格納領域604へ転送する(ゲート301は禁止され
ているため、ゲート300を介してメモリ202への転
送となる)。データ送信の場合は、データ格納領域60
4のデータをデータバッファ403に転送し、通信制御
装置102へチャネルコマンド602を投入し、データ
バッファ403上のデータを送信する(図7のステップ
705)。
【0042】図12に、計算機システム100と遠隔監
視システム101との通信で使用されるデータパケット
のデータ構造を示す。このデータパケット1200は、
送信パケットID(PID)1201,パケットサイズ
(PSZ)1202,送信時刻(STM)1203,送
信元マシンID(ID)1204および送信パラメータ
(SPRM)1205から構成されている。送信パケッ
トID1201は、4バイトで構成され、通信パケット
1200を特定するため、通常は“1”〜“42949
67296(256の4乗)”のユニークな値が設定さ
れる。遠隔監視機能プログラム205において使用する
場合は、通常の通信と区別するため、通常の通信では使
用されない“0”を使用する。
【0043】パケットサイズ1202は、2バイトで構
成され、送信パケット1200のサイズを示す。送信時
刻1203は、パケット1200が送信されるとき、時
刻を6桁のBCDコードで表現し設定される。送信元マ
シンID1204は、遠隔監視を行う場合にあらかじめ
設定されている計算機システム100のIDが設定され
る。送信パラメータ1205には、遠隔監視システム1
01からの操作指示や計算機システム100の状態等が
設定される。
【0044】図9に、遠隔監視機能プログラム205の
処理手順を示す。まず、図10に示す送信処理1000
(詳細は後述する)を呼び出し、遠隔監視システム10
1に“緊急通信開始”を送信する(ステップ901)。
次に、計算機システム100での障害発生個所とその原
因究明のための情報として、その時にコンソールディス
プレイ126に出力されているメッセージを送信する
(ステップ902)。具体的には、メモリ202上の画
面バッファ213に格納されているデータを転送する。
次に、図11に示す受信処理1100(詳細は後述す
る)を呼び出し、遠隔監視システム101からの操作要
求コマンドを待つ(ステップ903)。遠隔監視システ
ム101からの操作要求コマンドを受信すると、その操
作要求コマンドを画面バッファ213のコマンド投入エ
リアに格納する(ステップ904)。次に、保守機能プ
ログラム209を呼び出し、操作要求コマンドを実行さ
せる(ステップ905)。次に、図10の送信処理10
00を呼び出し、操作要求コマンドの実行結果として得
られた画面バッファ213のデータを遠隔監視システム
101へ送信する(ステップ906)。次に、計算機シ
ステム100の状態が回復したかどうかをチェックし
(ステップ907)、回復しなかった場合は、前記ステ
ップ903に戻る。回復した場合は、チャネルアドレス
格納レジスタ305と装置アドレス格納レジスタ306
とを初期化し、遠隔監視機能を終了する(ステップ90
8)。
【0045】図10に、送信処理部211での送信処理
の手順を示す。まず、保守装置114内のメモリ202
上に、送信パケット1200の領域を確保する(ステッ
プ1001)。次に、送信パケットID1201に
“0”を設定する(ステップ1002)。次に、送信パ
ラメータ1205を設定する(ステップ1003)。次
に、送信パラメータ1205のサイズ+10バイトをパ
ケットサイズ1202に設定する(ステップ100
4)。次に、“送信要求”をチャネルコマンド603に
設定する(ステップ1005)。次に、その時の時刻を
送信時刻1203に設定する(ステップ1006)。最
後に、図8のチャネル起動処理800を呼び出す(ステ
ップ1007)。
【0046】図11に、受信処理部212での受信処理
の手順を示す。まず、メモリ202上にパケット120
0の領域を確保する(ステップ1101)。次に、“受
信要求”をチャネルコマンド603に設定する(ステッ
プ1102)。次に、図8のチャネル起動処理800を
呼び出す(ステップ1103)。これによって、ステッ
プ1101で確保した領域に図12に示す形式でデータ
が格納される。最後に、送信パラメータ1205を抽出
する(ステップ1204)。
【0047】以上の説明から理解されるように、この遠
隔計算機管理システム1によれば、OS116上で稼働
している遠隔監視エージェントプログラム124などが
障害により機能できなくなった場合でも、保守装置11
4を利用して、通常業務で使用している通信制御装置1
02や通信回線156を使用して遠隔監視システム10
1と通信し、遠隔地からの監視/操作を実現することが
出来る。
【0048】−第2実施例− 第2実施例は、保守装置がシステム制御装置を介して入
出力処理装置を起動し、通信制御装置を制御して、遠隔
監視システムとの通信を行い、遠隔地からの監視/操作
を実現する実施例である。
【0049】図13は、本発明の第2実施例の遠隔計算
機管理システム2の全体構成図である。この遠隔計算機
管理システム2は、計算機システム1300を、遠隔監
視システム101により、通信制御装置102を介し
て、遠隔から監視/操作する。
【0050】計算機システム1300は、命令処理装置
111,主記憶装置112,入出力処理装置1301、
保守装置1302およびシステム制御装置115を具備
して構成されている。命令処理装置111,主記憶装置
112およびシステム制御装置115は、図1で説明し
た構成要素と同じものである。但し、主記憶装置112
には緊急通信用ワークエリア1305が確保され、図6
のデータ構造600が設定されるようになっている。す
なわち、チャネル状態語601とチャネルコマンドアド
レス602はそれぞれアーキテクチャにより定められて
いる固定番地にシステムで確保されているが、チャネル
コマンド603,データアドレス604およびデータ格
納領域605については入出力処理の度に設定する必要
があるため、主記憶装置112上に緊急通信用ワークエ
リア1305を確保しておき、この緊急通信用ワークエ
リア1305内に通信用パラメータ(603,604,
605)を設定するようになっている。入出力処理装置
1301は、チャネル119−0〜119−7と、入出
力要求処理回路303とを備えている。保守装置130
2は、装置アクセス回路1304と、チャネル(CH)
接続アダプタ121とを備えている。
【0051】図14は、保守装置1302の詳細な構成
を示している。保守装置1302は、CPU200,シ
ステムアクセス回路201,入出力制御回路204,メ
モリ202,コンソール制御回路207およびチャネル
(CH)接続アダプタ121を具備して構成されてい
る。各構成要素は、図2で説明した構成要素と同じもの
である。図2と異なる構成は、チャネル制御回路203
およびチャネル制御アダプタ122がないことである。
【0052】図15は、保守装置1302によるチャネ
ル起動手順である。まず、主記憶装置112上の緊急通
信用ワークエリア1305内に設定されたデータ構造6
00におけるデータ格納領域605のアドレスを、デー
タアドレス604に設定する(ステップ1501)。次
に、データ構造600におけるチャネルコマンド603
の格納アドレスをチャネルコマンドアドレス602に設
定する(ステップ1502)。次に、通信制御装置10
2のアドレスをチャネル119−5内の装置アドレスレ
ジスタ401に設定する(ステップ1504)。次に、
制御レジスタ400のチャネル起動フラグ501を
“1”にセットし、チャネル119−5を起動させる
(ステップ1505)。最後に、制御レジスタ400内
のI/O完了フラグ508をチェックし、“1”にセッ
トされたことを確認して入出力動作の終了を検出し、受
信処理を終了する(ステップ1505)。
【0053】遠隔監視機能プログラム205の処理手順
は、図9に示したものである。
【0054】図16に、送信処理部1401での送信処
理の手順を示す。まず、主記憶装置112上に、送信パ
ケット1200の領域を確保する(ステップ160
1)。次に、送信パケットID1201に“0”を設定
する(ステップ1602)。次に、送信パラメータ12
05を設定する(ステップ1603)。次に、送信パラ
メータ1205のサイズ+10バイトをパケットサイズ
1202に設定する(ステップ1604)。次に、“送
信要求”をチャネルコマンド603に設定する(ステッ
プ1005)。次に、その時の時刻を送信時刻1203
に設定する(ステップ1606)。最後に、図15のチ
ャネル起動処理1500を呼び出す(ステップ160
7)。
【0055】図17に、受信処理部1402での受信処
理の手順を示す。まず、主記憶装置112上にパケット
1200の領域を確保する(ステップ1701)。次
に、“受信要求”をチャネルコマンド603に設定する
(ステップ1702)。次に、図15のチャネル起動処
理1500を呼び出す(ステップ1703)。これによ
って、ステップ1701で確保した領域にデータが格納
される。最後に、送信パラメータ1205を抽出する
(ステップ1704)。
【0056】以上の説明から理解されるように、この遠
隔計算機管理システム2によれば、OS116上で稼働
している遠隔監視エージェントプログラムなどが障害に
より機能できなくなった場合でも、保守装置1302を
利用して、通常業務で使用している通信制御装置102
や通信回線156を使用して遠隔監視システム101と
通信し、遠隔地からの監視/操作を実現することが出来
る。
【0057】第2実施例を第1実施例と比較すると、第
2実施例は命令処理装置111以外の装置を全て使用す
るため耐故障性の観点からは第1実施例より劣る。しか
し、第1実施例におけるチャネル制御アダプタ122,
チャネル制御回路203,ゲート300などが必要でな
いため、既に出荷済のシステムに対して適用しやすいと
いう観点で優れている。
【0058】
【発明の効果】本発明の計算機システムの遠隔監視方法
及び遠隔計算機管理システムによれば、通常業務で使用
している通信制御装置,通信回線を障害時にも利用して
通信を行うことができ、これにより障害時における遠隔
地からの監視/操作が可能となる。また、計算機システ
ムに新たに装置を付加したり,新たな回線を敷設する必
要がないから、ユーザに余計な負担をかけない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の遠隔計算機管理システム
の全体構成図である。
【図2】保守装置の詳細構成図である。
【図3】入出力処理装置の詳細構成図である。
【図4】チャネルの内部構成図である。
【図5】チャネル内の制御レジスタの構成図である。
【図6】チャネルを制御するためのデータフォーマット
図である。
【図7】起動された後のチャネルの動作手順を示すフロ
ー図である。
【図8】保守装置がチャネルを起動し入出力を行う手順
を示すフロー図である。
【図9】保守装置で実行される遠隔監視機能プログラム
のフロー図である。
【図10】遠隔監視機能プログラムの送信処理部の処理
手順のフロー図である。
【図11】遠隔監視機能プログラムの受信処理部の処理
手順のフロー図である。
【図12】データパケットの構造図である。
【図13】本発明の第2実施例の遠隔計算機管理システ
ムの全体構成図である。
【図14】保守装置の詳細構成図である。
【図15】保守装置がチャネルを起動し入出力を行う手
順のフロー図である。
【図16】遠隔監視プログラムの送信処理部での処理手
順を示すフロー図である。
【図17】遠隔監視プログラムの受信処理部での処理手
順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1,2…遠隔計算機管理システム 100,1300…計算機システム 101…遠隔監視システム 102…通信制御装置 156…通信回
線 111…命令処理装置 112…主記憶
装置 113,1301…入出力処理装置 114,130
2…保守装置 117…通信管理プログラム 118…入出力
制御回路 119−0〜7…チャネル(CH) 120,1304…装置アクセス回路 121…チャネル接続アダプタ 122…チャネ
ル制御アダプタ 123…アクセス制御回路 124…遠隔監視エージェントプログラム 200…CPU 201…システ
ムアクセス回路 202…メモリ 203…チャネ
ル制御回路 204…入出力制御回路 205…遠隔監
視機能プログラム 209…保守機能プログラム 210…コンソ
ール機能プログラム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令処理装置,入出力処理装置および保
    守装置を備えた計算機システムと、前記入出力処理装置
    に接続された通信制御装置と、その通信制御装置および
    通信回線を介して前記計算機システムと接続された遠隔
    監視システムとを有してなる遠隔計算機管理システムに
    おいて、 計算機システムが正常なときは、前記命令処理装置で遠
    隔監視エージェントプログラムを実行することにより、
    前記入出力処理装置,前記通信制御装置および前記通信
    回線を利用して、計算機システムと遠隔監視システムの
    間の通信を行い、計算機システムを遠隔監視システムに
    より遠隔監視し、 計算機システムが障害を起こしたときは、前記保守装置
    で遠隔監視機能プログラムを実行することにより、前記
    入出力処理装置,前記通信制御装置および前記通信回線
    を利用して、計算機システムと遠隔監視システムの間の
    通信を行い、計算機システムを遠隔監視システムにより
    遠隔監視することを特徴とする計算機システムの遠隔監
    視方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計算機システムの遠隔
    監視方法において、保守装置で遠隔監視機能プログラム
    を実行することにより遠隔監視システムと通信を行い、
    遠隔監視システムからの操作要求に応じて保守装置で保
    守機能プログラムを実行して、障害を回復することを特
    徴とする計算機システムの遠隔監視方法。
  3. 【請求項3】 命令処理装置,主記憶装置,入出力処理
    装置,保守装置および前記各装置を接続するシステム制
    御装置を備えた計算機システムと、前記入出力処理装置
    に接続された通信制御装置と、その通信制御装置および
    通信回線を介して前記計算機システムと接続された遠隔
    監視システムとを有してなる遠隔計算機管理システムに
    おいて、 前記通信制御装置から前記入出力処理装置に入力された
    データを前記システム制御装置を介して前記入出力処理
    装置から前記命令処理装置または前記主記憶装置へ送る
    と共に前記通信制御装置へ前記入出力処理装置から出力
    するデータを前記システム制御装置を介して前記命令処
    理装置または前記主記憶装置から前記入出力処理装置へ
    送る正常時転送モード、又は、前記通信制御装置から前
    記入出力処理装置に入力されたデータを前記システム制
    御装置を経由しない信号路を介して前記入出力処理装置
    から前記保守装置へ送ると共に前記通信制御装置へ前記
    入出力処理装置から出力するデータを前記システム制御
    装置を経由しない信号路を介して前記保守装置から前記
    入出力処理装置へ送る障害時転送モードのいずれかに切
    替えるデータ転送モード切替手段と、 計算機システムが正常なときに前記命令処理装置で実行
    されることにより、前記入出力処理装置,前記通信制御
    装置および前記通信回線を利用して、計算機システムと
    遠隔監視システムの間の通信を行い、計算機システムを
    遠隔監視システムにより遠隔監視させる遠隔監視エージ
    ェントプログラムと、 計算機システムが障害を起こしたときに前記保守装置で
    実行されることにより、前記入出力処理装置,前記通信
    制御装置および前記通信回線を利用して、計算機システ
    ムと遠隔監視システムの間の通信を行い、計算機システ
    ムを遠隔監視システムにより遠隔監視させる遠隔監視機
    能プログラムとを具備したことを特徴とする遠隔計算機
    管理システム。
  4. 【請求項4】 命令処理装置,主記憶装置,入出力処理
    装置,保守装置および前記各装置を接続するシステム制
    御装置を備えた計算機システムと、前記入出力処理装置
    に接続された通信制御装置と、その通信制御装置および
    通信回線を介して前記計算機システムと接続された遠隔
    監視システムとを有してなる遠隔計算機管理システムに
    おいて、 前記通信制御装置から前記入出力処理装置に入力された
    データを前記システム制御装置を介して前記入出力処理
    装置から前記命令処理装置または前記主記憶装置へ送る
    と共に前記通信制御装置へ前記入出力処理装置から出力
    するデータを前記システム制御装置を介して前記命令処
    理装置または前記主記憶装置から前記入出力処理装置へ
    送る正常時転送モード、又は、前記通信制御装置から前
    記入出力処理装置に入力されたデータを前記システム制
    御装置を介して前記入出力処理装置から前記保守装置ま
    たは前記主記憶装置へ送ると共に前記通信制御装置へ前
    記入出力処理装置から出力するデータを前記システム制
    御装置を介して前記保守装置または前記主記憶装置から
    前記入出力処理装置へ送る障害時転送モードのいずれか
    に切替えるデータ転送モード切替手段と、 計算機システムが正常なときに前記命令処理装置で実行
    されることにより、前記入出力処理装置,前記通信制御
    装置および前記通信回線を利用して、計算機システムと
    遠隔監視システムの間の通信を行い、計算機システムを
    遠隔監視システムにより遠隔監視させる遠隔監視エージ
    ェントプログラムと、 計算機システムが障害を起こしたときに前記保守装置で
    実行されることにより、前記入出力処理装置,前記通信
    制御装置および前記通信回線を利用して、計算機システ
    ムと遠隔監視システムの間の通信を行い、計算機システ
    ムを遠隔監視システムにより遠隔監視させる遠隔監視機
    能プログラムとを具備したことを特徴とする遠隔計算機
    管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の遠隔計
    算機管理システムにおいて、遠隔監視機能プログラム
    は、遠隔監視システムとの通信で遠隔監視システムから
    操作要求があったときに保守装置が持つ保守機能プログ
    ラムを実行させる機能を有することを特徴とする遠隔計
    算機管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    の遠隔計算機管理システムにおいて、遠隔監視システム
    との通信にかかるデータを格納する記憶領域を保守装置
    に有することを特徴とする遠隔計算機管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    の遠隔計算機管理システムにおいて、遠隔監視システム
    との通信にかかるデータを格納する記憶領域を主記憶装
    置に有することを特徴とする遠隔計算機管理システム。
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