JP2000267869A - リソース異常制御方法、リソース異常制御装置、コンピュータシステムおよび記録媒体 - Google Patents

リソース異常制御方法、リソース異常制御装置、コンピュータシステムおよび記録媒体

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JP2000267869A
JP2000267869A JP11076703A JP7670399A JP2000267869A JP 2000267869 A JP2000267869 A JP 2000267869A JP 11076703 A JP11076703 A JP 11076703A JP 7670399 A JP7670399 A JP 7670399A JP 2000267869 A JP2000267869 A JP 2000267869A
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Toshihito Sawamura
豪人 沢村
Zenshi Tamura
善嗣 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータシステムに搭載されるソフトウ
ェアにおいて、リソースの管理および異常制御に関する
処理を集約化したリソース異常制御方法、リソース異常
制御装置、コンピュータシステムおよび記録媒体を提供
する。 【解決手段】 リソース管理プログラム23とリソース
異常制御プログラム24とを設け、各アプリケーション
からのリソース確保の要請に対してはリソース確保処理
部23dでリソースの確保を行い、各アプリケーション
からのリソース異常に関する問い合わせに対しては、リ
ソース異常制御部24においてリソース状態テーブル2
4aに記憶された情報を当該アプリケーション側に提供
する。これにより、処理の冒頭で1回だけリソース異常
制御プログラムに対して問い合わせを行うことでリソー
ス異常の場合には異常処理に移行することができ、各ア
プリケーションの開発においてリソース異常に関する判
定を行う部分を盛り込む必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムにおいて使用されるリソースに異常が発生した場
合、このリソース異常に対する制御を行うリソース異常
制御方法、リソース異常制御装置、コンピュータシステ
ムおよび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、コンピュータシステムに搭載さ
れるソフトウェアの一例として、従来の交換機ソフトウ
ェアの構成を示したものである。同図に示すように、交
換機ソフトウェアは、システム全体を統括・制御する基
本プログラムであるOS1Aと、OS以外のソフトウェ
アであって交換処理に纏わる種々の動作を機能分担して
実行するアプリケーション2Aとに大別される。アプリ
ケーション2Aは、交換機において通信処理時の実動作
を制御する呼処理プログラム20Aと、呼処理を行うた
めの事前データの設定、解除、表示、通信に関する状態
情報を表示する保守運用プログラム21Aと、交換機の
システム状態を制御するシステム管理プログラム22A
とから構成される。
【0003】これらのアプリケーションプログラムは、
各処理の実行開始時に必要なリソース(一般に、交換シ
ステムでは、トランク、トランザクション等、呼処理で
特定の呼や接続に占有されることなく共通に使用される
装置、メモリ類を総称してリソースと呼ぶ)を確保し
て、所定の処理を実行する。このリソースの確保および
リソース異常が発生しているか否かの判定、リソース異
常時の対応処理(異常処理という)等、リソースに関す
る処理は、各アプリケーションプログラム毎に別個に行
われるとともに、各プログラムの至る箇所で行われてい
た。
【0004】このような状況を図7に示す具体例で説明
する。同図は、利用者が電話をかける際に受話器を上げ
ることによって、発呼信号が送信され、ダイヤルトーン
(発信音)が受話器から聞こえるまでの呼処理プログラ
ム20Aの動作シーケンスを示すフローチャートであ
る。まず、利用者が受話器を上げる(S100)と、割
り込みが発生する(S101)。そして、タスクが生成
されているかどうかが判断される(S102)。例え
ば、交換機の収容人数(同時に電話交換を受け付けるこ
とができる利用者数)が10000人であるものとする
と、本利用者が10001人目の利用者である場合、リ
ソース不足となりタスクを生成することができず(S1
02;NO)、異常処理に移行する(S103)。一
方、タスクが生成されている場合(S102;YES)
には、そのタスクが取得される(S104)。
【0005】次に、交換機のCPUに対する輻輳(CP
U輻輳という)が発生しているか否かが判断される(S
105)。CPU輻輳が発生していると判断される(S
105;YES)と異常処理に移行する(S106)。
一方、CPU輻輳が発生していないと判断される(S1
05;NO)と、ダイヤルトーンを利用者側に送るため
のハードウェア資源(DTハードという)に空きがある
か否かが判断される(S107)。DTハードに空きが
ないと判断される(S107;NO)と、異常処理に移
行する(S108)。一方、DTハードに空きがあると
判断される(S107;YES)と、リソース管理部2
3においてDTハードが確保(リソースが設定)される
(S109)。
【0006】次に、通話路スイッチ(SWハードとい
う)に故障が発生しているか否かが判断される(S11
0)。このハード故障が検出されると(S110;YE
S)、異常処理に移行する(S111)。ハード故障が
検出されなければ(S110;NO)、SWハードへの
パスが設定されることでリソースが確保され(S11
2)、一連のタスクが終了する(S113)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、交換機の
アプリケーションでは、通常、各処理を実行していく過
程においてリソースが必要となった時点で当該リソース
が確保される。そして、上述のアプリケーションの分類
においては、各アプリケーションで使用されるリソース
を管理する機構が独立して設けられる場合もあったが、
リソース異常に対応するためのリソース管理は行われて
おらず、また、各アプリケーション間で連携したリソー
スの管理も実行されていなかった。
【0008】したがって、交換機ソフトウェアを開発す
る際には、次のような問題点があった。まず、各アプリ
ケーションにおいてリソースを確保する処理毎にリソー
ス異常時の対応処理を組み込んでいく形態が採用されて
いたため、異常処理に関するモジュールの開発量が膨大
なものとなっていた。一般に、交換機ソフトウェアの開
発においては、まず、正常な処理ロジックについて検討
し、設計を進める方法が採用される。一方、異常ルート
の検討は、この正常なロジックの検討がほぼ終了してか
ら開始される。そして、この正常なロジックが決まった
時点で開発スタッフを増員して詳細な検討に入り、異常
ルートの検討は開発するグループ内で閉じて行われる。
したがって、異常な事象が起こる可能性がある場合、そ
れぞれのルートに異常処理を組みんでいく開発スタイル
となっていた。
【0009】通常、交換機ソフトウェアではメインルー
トに比べて、このメインルートから分岐する分岐ルート
の数は莫大なものとなる。したがって、この分岐ルート
に異常処理に関するモジュールを盛り込む場合、ソース
プログラムのサイズが飛躍的に増大してコーディング量
が増えるとともに、バグの潜む可能性が高くなり、しか
もそのバグの発見が大変である。このため、全体として
開発工数が嵩む結果となっていた。また、コーディング
されたプログラムは別途実機レベルでの試験を実施する
必要があり、この試験では特異な状況や故障の場合でも
試験対象とされ、試験項目数および試験稼働の増大につ
ながっていた。
【0010】そこで、本発明はこのような課題に着目し
てなされたもので、コンピュータシステムにおいて使用
されるリソースの管理および異常制御に関する処理を集
約化したリソース異常制御方法、リソース異常制御装
置、コンピュータシステムおよび記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明のリソース異常制御方法は、コンピュータ
システムにおいて使用される種々のリソースの異常に対
する制御を行うリソース異常制御方法において、リソー
スに対する異常が発生していると判定された場合、その
旨を記憶するリソース異常記憶過程と、前記いずれか複
数のリソースに対する複数の識別情報を伴って、該リソ
ースの異常状態を問い合わせる過程と、この問い合わせ
に応答して、前記リソース異常記憶過程で記憶され、か
つ、前記識別情報に対応する情報を提供するリソース異
常情報提供過程とを有することを特徴とするものであ
る。
【0012】第2発明のリソース異常制御方法は、上記
第1発明のリソース異常制御方法において、前記リソー
スの状態を示すリソース情報を取得する過程と、取得し
たリソース情報を分析して、前記リソースに対する異常
が発生しているか否かを判定するリソース情報分析過程
とを有することを特徴とするものである。
【0013】第3発明のリソース異常制御方法は、上記
第2発明のリソース異常制御方法において、所定の処理
を実行するアプリケーションからの要請に基づいてリソ
ースが確保された場合、該アプリケーションによって実
行されるプロセスに対する識別子と、確保されたリソー
スの種別とを対応付けて記憶するリソース管理過程と、
前記リソース情報分析過程でリソースに対する異常が発
生していると判定された場合、前記リソース管理過程に
おいて記憶された情報に基づいて該リソースを使用して
いるプロセスを抽出し、抽出されたプロセスに対して該
リソースの異常を回避するための指示を与えるリソース
正常化処理過程とを有することを特徴とするものであ
る。
【0014】第4発明のリソース異常制御方法は、上記
第3発明のリソース異常制御方法において、前記リソー
ス正常化処理過程では、リソース異常と判定されたリソ
ースを使用しているプロセスに対して初期化の指示を与
えることを特徴とするものである。
【0015】第5発明のリソース異常制御装置は、上記
第1〜第4発明のいずれかのリソース異常制御方法を実
行することを特徴とするものである。第6発明のコンピ
ュータシステムは、上記第5発明のリソース異常制御装
置を含むことを特徴とするものである。第7発明の記録
媒体は、上記第1〜第4のいずれかに記載のリソース異
常制御方法を実行するプログラムを記録したものであ
る。なお、このプログラムをFD、CD−ROM、テー
プメディア、DVD−RAM等の記録媒体に格納して頒
布する(ネットワーク経由でこのプログラムを配信した
り、ダウンロードする行為も含む)ことによっても本発
明を実施することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態に
ついて、以下、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。 1.実施形態の構成 1.1.ソフトウェア構成 図1は、本実施形態に係る交換機のソフトウェア構成を
示す図である。同図に示すように、本交換機に搭載され
るソフトウェアは、既述の図6に示す交換機ソフトウェ
アと同様、OS1Bと、呼処理プログラム20B、保守
運用プログラム21B、システム管理プログラム22B
とを含むアプリケーション2Bとから構成される。
【0017】さらに、アプリケーション2Bは、交換機
内で使用されるリソース情報(ハードウェア設備数、ハ
ードウェアの状態情報、論理情報の設備数、状態情報)
の管理を行うリソース管理プログラム23と、このリソ
ース管理プログラム23、またはOS1Bの内部で管理
されるリソースの異常発生時および回復時に通知される
情報を分析・制御するリソース異常制御プログラム24
とを備える。
【0018】このように、従来、交換機ソフトウェアに
おいて、呼処理プログラム20B、保守運用プログラム
21B、システム管理プログラム22Bで個別に管理さ
れていたリソース情報がリソース管理プログラム23に
括り出され、当該プログラムにリソース情報を管理する
機構が集約化されている。そして、このリソース管理プ
ログラム23において異常が検出された場合、リソース
異常制御プログラム24にその旨が通知される。このリ
ソース異常制御プログラム24は、後述するように、リ
ソース管理プログラム23およびOS1Bから通知され
たリソース情報を、ハードウェア関連、OS関連、アプ
リケーション関連といったように関連するリソース群に
まとめて保持する。
【0019】1.2.ハードウェア構成 図2は、本実施形態に係る交換機の主要部のハードウェ
ア構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態
の交換機は、システム全体を統括・制御して各プログラ
ムに実行指令を与えるCPU100a、プログラムが展
開されるRAM100b、所定の制御プログラム等が格
納されたROM100c、所定のデータおよびプログラ
ムが格納されたHDD(ハードディスク装置)100d
を含む中央処理系装置100と、時分割通話路装置や中
継者線信号接続装置等を含む通話路系装置101と、加
入者線インタフェース装置等を含む加入者系装置102
と、サービストランク装置、課金情報受信装置等を含む
付帯系装置103とを備えて構成され、これらの装置が
バス104を介して相互に接続されている。
【0020】上述の各アプリケーションプログラムは、
RAM100bに展開され常時記憶・保持されており、
CPU100aの指令に基づいて各プログラムに記述さ
れた種々のルーチンが実行される。また、本交換機で
は、リソース異常が検出された場合でも、CPU100
aから通話路系装置101、加入者系装置102、付帯
系装置103に向けた指令により、交換動作への障害を
最小限に抑える処理が可能なフォールトトレラントシス
テム(fault tolerant system)が採用されている。
【0021】1.3.リソース管理およびリソース異常
制御プログラムのモジュール構成 図3は、リソース管理プログラム23、およびリソース
異常制御プログラム24のモジュール構成を模式化して
表現したものである。まず、リソース管理プログラム2
3はそのモジュール構成において、リソース情報を取得
してリソース異常分析部23bに供給するリソース状態
情報取得部23aと、与えられたリソース情報に基づき
リソース異常が発生しているか否かの分析を行うリソー
ス異常分析部23bと、リソースの異常が検出された場
合、そのリソースを正常な状態に戻す処理を行うリソー
ス正常化処理部23cと、アプリケーション2B(図3
においては、図1の場合と異なり、リソース管理プログ
ラム23およびリソース異常制御プログラム24を除
く)からの要請に基づきリソースの確保処理を行い、当
該アプリケーションに対してリソースが確保できたかど
うかを通知するリソース確保処理部23dと、確保され
たリソースの種別とそのリソースを使用するプロセスの
IDが記録されたリソース管理リスト23eとを備え
る。
【0022】一方、リソース異常制御プログラム24
は、ハードウェア状態情報、OSリソース状態情報、ア
プリケーション状態情報からなるリソース状態テーブル
24aを備える。アプリケーション2は、リソース異常
制御プログラム24に対してリソース異常に関する問い
合わせを行い、リソース異常に関する情報がアプリケー
ションに提供される。ここで、「ハードウェア状態情
報」とは、ハードウェアの故障、工事中(交換機に新た
な装置を付加する場合等)、スタンバイ(装置の待機中
/稼働中)等の状態を示す情報であり、「OSリソース
の状態情報」とは、タスク遷移状態、タスクリソースの
空き塞がり、負荷のかかり具合等を示す情報であり、
「アプリケーションリソースの状態情報」とはリソース
の最大限界、リソースの使用中判定を行うための情報で
ある。
【0023】2.実施形態の動作 続いて、このようなソフトウェアおよびハードウェアが
搭載された交換機におけるリソース異常制御に関する動
作について説明する。 2.1.動作の概要 まず、呼処理、保守運用、システム管理の各アプリケー
ションは、処理を実行する最初の過程でリソース異常制
御プログラム24にアクセスし、自身のアプリケーショ
ンの処理を実行する上で必要となるリソースに異常が発
生していないかどうかを、必要となるリソースの識別情
報を送信して問い合わせる。この結果、リソース異常な
しと判定されると、当該アプリケーションの処理を最後
まで実行する一方、必要とするリソースの少なくとも1
つに異常があると判定されると、処理の終了もしくはリ
ソース異常が回避されるまで処理を中断する。
【0024】また、リソース状態が異常になった場合、
リソース管理プログラム23はその旨をリソース異常制
御プログラム24に通知する。これを受けてリソース異
常制御プログラム24は、リソース異常に関するアプリ
ケーションからの問い合わせを仲介するインタフェース
(リソース状態テーブル24a)に対してリソース異常
を設定する。そして、リソース正常化処理部23cは、
リソース異常を回避するため、このリソースを使用して
いるアプリケーションを強制的に終了させる処理を行
う。例えば、ある特定の呼に対するプロセスを初期化す
ることで、当該プロセスによって使用されているリソー
スを解放する「1コールイニシャライズ」等の処理が実
行される。
【0025】2.2.具体的な動作 続いて、具体的な動作例について、呼処理プログラム2
0Bの動作シーケンスを示す図4のフローチャートに基
づいて説明する。なお、同図は、既述の従来例の動作を
示す図7と対比させて表現したものである。まず、利用
者が受話器を上げると(S1)、割り込みが発生する
(S2)。呼処理プログラム20Bは、必要なリソース
(タスクの生成、DTハードの設定、SWハードのパス
設定)の識別情報を伴って、これらのリソースの確保が
可能であるかどうかの問い合わせをリソース異常制御プ
ログラム24に対して行う(S3)。リソース異常制御
プログラム24は、リソース状態テーブル24aに記憶
された情報を参照して、呼処理プログラム20Bの必要
とするリソースに異常が発生しているか否かの情報を提
供する。
【0026】これを受けて、呼処理プログラム20B
は、必要とするリソースのいずれか1つでも異常がある
旨の情報が供給された場合(S3;NO)、異常処理に
移行する(S4)。一方、必要とするリソースのすべて
が正常である旨の通知がされた場合(S3;YES)に
は、リソース管理プログラム23に対してリソースの確
保を要請する。すなわち、まず、タスクを取得して(S
5)、DTハードが確保されてリソースが設定される
(S6)。さらに、SWハードへのパスが設定されリソ
ースが確保され、タスクが終了する(S8)。
【0027】図5は、上記図4に示すシーケンスにおい
て、必要とするリソースが正常であると確認された後、
実際にリソースを確保する場面におけるリソース管理プ
ログラム23とリソース異常制御プログラム24の動作
を示したものである。まず、呼処理プログラム20Bか
らDTハードリソースの確保が要求される(S10)
と、リソース管理プログラム23は、DTハードがシス
テム搭載数の最大に達したか否かを判断して(S1
1)、DTハードの空きがない場合(S11;YES)
には、その旨をリソース異常制御プログラム24側に通
知することで、リソース状態テーブル24aにその旨が
記憶される(S12)。一方、最大数に達していない場
合(S11;NO)には、呼処理プログラム20BにD
Tハードリソースの確保が完了した旨を通知する(S1
3)。
【0028】3.実施形態の効果 (1)呼処理、保守運用、システム管理の各アプリケー
ションは、処理の冒頭で1回だけリソース異常制御プロ
グラムに対して問い合わせを行うことにより、必要とす
るリソースに異常が発生しているか否かを判断して、リ
ソース異常の場合には異常処理に移行することができ
る。 (2)したがって、従来のように各アプリケーション毎
に任意の箇所でリソース異常の判定を行う場合と比べて
処理が一本化され、各アプリケーションの開発におい
て、リソース異常に関する判定を行う部分を盛り込む必
要がなくなり、リソース異常に関する部分の検討ポイン
ト数が削減されることと相俟って、全体の開発工数が大
幅に削減される。 (3)これに関連して、対象交換機の機種変更やバージ
ョンアップに対する異常処理部の修正個所を最小限にす
ることができ、ソフトウェア生産工程における作業能率
が向上する。 (4)さらに、交換機ソフトウェアの試験を実行するた
めの試験稼働に要する時間も大幅に削減される。
【0029】4.変形例 本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例
えば以下のように種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、リソース管理部でリソース異常
分析を行いリソース異常と判定された場合の処理(上記
実施形態では、1コールイニシャライズ)を実行する指
令を発行することとしたが、この異常分析とリソース正
常化処理をリソース異常制御部で行うようにしてもよ
い。 (2)本実施形態では、交換機を例に挙げて説明した
が、交換機以外のコンピュータシステムに対しても本実
施形態に係るリソース異常制御方法を適用することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、コンピュータシステムに搭載されるソフトウェ
アにおいて、リソース情報を管理してリソースの異常処
理を集約化することで、各プログラム毎にリソース管理
およびリソース異常に対する処理を盛り込む必要がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる交換機ソフトウェアの構造
を示す図である。
【図2】本実施形態にかかる交換機の主要部のハードウ
ェア構成を示す図である。
【図3】本実施形態にかかる交換機ソフトウェアにおい
て、リソース管理部とリソース異常制御部の構成を中心
に表現したものである。
【図4】本実施形態のリソース異常制御方法を用いた場
合の具体例を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態のリソース異常制御方法を用いた場
合のリソース管理部とリソース異常制御部との相互動作
を示すフローチャートである。
【図6】交換機における従来のソフトウェア構造を示す
図である。
【図7】従来の呼処理プログラムにおける異常処理の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B OS 2A,2B アプリケーション 20A,20B 呼処理プログラム 21A,21B 保守運用プログラム 22A,22B システム管理プログラム 23 リソース管理プログラム 23a リソース状態情報取得部 23b リソース異常分析部 23c リソース正常化処理部 23d リソース確保処理部 23e リソース管理リスト 24 リソース異常制御プログラム 24a リソース状態テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 善嗣 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 Fターム(参考) 5B098 AA05 GA02 GA06 GB05 GD02 GD03 GD07 GD12 GD14 GD21 5K026 AA03 CC07 FF02 GG14 5K051 AA10 EE01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにおいて使用され
    る種々のリソースの異常に対する制御を行うリソース異
    常制御方法において、 リソースに対する異常が発生していると判定された場
    合、その旨を記憶するリソース異常記憶過程と、 前記いずれか複数のリソースに対する複数の識別情報を
    伴って、該リソースの異常状態を問い合わせる過程と、 この問い合わせに応答して、前記リソース異常記憶過程
    で記憶され、かつ、前記識別情報に対応する情報を提供
    するリソース異常情報提供過程とを有することを特徴と
    するリソース異常制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリソース異常制御方法
    において、 前記リソースの状態を示すリソース情報を取得する過程
    と、 取得したリソース情報を分析して、前記リソースに対す
    る異常が発生しているか否かを判定するリソース情報分
    析過程とを有することを特徴とするリソース異常制御方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のリソース異常制御方法
    において、 所定の処理を実行するアプリケーションからの要請に基
    づいてリソースが確保された場合、該アプリケーション
    によって実行されるプロセスに対する識別子と、確保さ
    れたリソースの種別とを対応付けて記憶するリソース管
    理過程と、 前記リソース情報分析過程でリソースに対する異常が発
    生していると判定された場合、前記リソース管理過程に
    おいて記憶された情報に基づいて該リソースを使用して
    いるプロセスを抽出し、抽出されたプロセスに対して該
    リソースの異常を回避するための指示を与えるリソース
    正常化処理過程とを有することを特徴とするリソース異
    常制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のリソース異常制御方法
    において、 前記リソース正常化処理過程では、リソース異常と判定
    されたリソースを使用しているプロセスに対して初期化
    の指示を与えることを特徴とするリソース異常制御方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のリソー
    ス異常制御方法を実行することを特徴とするリソース異
    常制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のリソース異常制御装置
    を含むことを特徴とするコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載のリソー
    ス異常制御方法を実行するプログラムを記録した記録媒
    体。
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