JPH0625063U - ワイパピボット - Google Patents

ワイパピボット

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JPH0625063U
JPH0625063U JP6185292U JP6185292U JPH0625063U JP H0625063 U JPH0625063 U JP H0625063U JP 6185292 U JP6185292 U JP 6185292U JP 6185292 U JP6185292 U JP 6185292U JP H0625063 U JPH0625063 U JP H0625063U
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shaft
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田 幸 尊 内
藤 雄 一 伊
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自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピボットシャフトに雨水を付着させないよう
にすることで、がたつきや異音を発生することのないワ
イパピボットを提供する。 【構成】 ピボットホルダ2にかかった雨水の流れをピ
ボットシャフト3から離れた位置に誘導する雨水誘導部
2a5を備えているワイパピボット1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車のウインドシールドガラス等の払拭面をワイパブレードで拭 うワイパにおいて、ワイパブレードを装着したワイパアームにワイパモータの動 力を伝達するのに利用されるワイパピボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイパアームにワイパモータの動力を伝達するワイパピボットとしては 図3に示すようなものが知られている。
【0003】 図示するワイパピボット50は、ピボットホルダ51のホルダ本体51aに備 えられている固定部51a1がカウルトップパネル80に設けられたワイパ孔8 0aの下側のダッシュアッパーパネル81に固定されており、ピボットホルダ5 1のホルダ本体51aに備えているシャフト孔51a2によって支持しているピ ボットシャフト52の上端側に前記ワイパ孔80aの外側部分でワイパアーム5 3の基端側が取付けられ、ピボットシャフト52の下端側にピボットアーム54 が固定されている。
【0004】 ピボットアーム54はワイパモータ55のモータシャフト55aにリンク56 によって連結されているため、ワイパスイッチ57がオン切換えされると、ワイ パモータ55のモータシャフト55aが回転し、この回転動力がリンク56を介 してピボットアーム54に伝達されてピボットシャフト52をピボットホルダ5 1に対して往復で回動させるので、ワイパアーム53を図示しない払拭面上で往 復揺動させ、ワイパアーム53の先端側に装着した図示しないワイパブレードに よって前記払拭面を拭う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のワイパピボットでは、カウルトップパネル80に設けられたワ イパ孔80aから浸入してピボットホルダ51にかかった雨水がピボットホルダ 51の外側をつたってピボットシャフト52の下端側とピボットアーム54に流 れ落ちるため、その雨水によってピボットホルダ51のシャフト孔51a2とピ ボットシャフト52との間に封入されている潤滑用油脂を流出させてしまう恐れ があり、シャフト孔51a2とピボットシャフト52との間の潤滑用油脂が流出 すると、ピボットホルダ51が偏摩耗してピボットシャフト52との間にがたつ きや異音を発生するという問題点があり、この問題点を解決することが課題とな っていた。
【0006】
【考案の目的】
この考案に係わるワイパピボットは、ピボットシャフトに雨水を付着させない ようにすることで、がたつきや異音を発生することのないワイパピボットを提供 することを目的としている。
【0007】
【考案の構成】
この考案に係わるワイパピボットは、車体の外側からかかった雨水の流れをピ ボットシャフトから離れた位置に誘導する雨水誘導部を備えている構成としたこ とを特徴としており、より好ましい実施態様において雨水誘導部に、ホルダ本体 から突出した壁状凸部を備えている構成としたことを特徴としており、さらに好 ましい実施態様において雨水誘導部に、ホルダ本体に凹状に形成され且つ車体の 外側からかかった雨水をピボットアームの動作範囲の外側まで誘導する雨水溝を 備えている構成としたことを特徴としている。
【0008】
【考案の作用】
この考案に係わるワイパピボットにおいて、車体の外側からピボットホルダに かかった雨水は雨水誘導部によってピボットシャフトから離れた位置に誘導され るため、ピボットシャフトは雨水がかからない状態でピボットホルダに回動自在 に支持される。
【0009】
【実施例】
図1および図2にはこの考案に係わるワイパピボットの一実施例が示されてい る。
【0010】 図示するワイパピボット1は、ピボットホルダ2にピボットシャフト3が回動 自在に支持されている。ピボットホルダ2には、図1により明らかなように、、 断面形状が+字状をなすとともに平滑な雨水流れ面2a1を形成しているホルダ 本体2aが備えられており、このホルダ本体2aの前記雨水流れ面2a1の中央 には図中の上側に向けて筒状に突出しているとともに図中の下側にも筒状に突出 しているシャフト支持部2a2が設けられている。シャフト支持部2a2の中央 にはシャフト孔2a3が形成されており、このシャフト孔2a3にピボットシャ フト3が挿通されている。
【0011】 また、図2により明らかなように、前記ホルダ本体2aの図中の右方である一 端側には、車体側への固定部2a4、2a4が設けられており、前記固定部2a 4、2a4に図示しないダンパ付ボルトを装着させた状態で、カウルトップパネ ル80に設けられたワイパ孔80aの下側のダッシュアッパーパネル81に前記 ダンパ付ボルトをねじ込ませることによってホルダ本体2aの雨水流れ面2a1 を図1中で右下がりに傾斜させ且つピボットシャフト3も傾斜させた状態でピボ ットホルダ2が車体側に固定される。ピボットホルダ2を車体側に固定すると、 ホルダ本体2aのシャフト支持部2a2は上端側が前記ワイパ孔80a内に配置 される。
【0012】 そして、ピボットホルダ2のホルダ本体2aに形成されている雨水流れ面2a 1の図1中において上がり側である左方端寄りとホルダ本体2aの雨水流れ面2 a1の図1中において下がり側である右方端寄りとには、雨水誘導部2a5が設 けられている。
【0013】 雨水流れ面2a1の図1中において上がり側である左方端寄りに設けられてい る雨水誘導部2a5には、雨水流れ面2a1の図1中の左端から上側に向けてほ ぼ半円状をなすものとして壁形状に突出している壁状凸部2a6が備えられてい る。この壁状凸部2a6が雨水流れ面2a1の図1中の左方端側で突出している ことによってホルダ本体2aにかかった雨水は、雨水流れ面2a1の図1中の左 端側からピボットホルダ2の外側に流れ落ちることを阻止されて、ピボットシャ フト3の下端側にもピボットアーム4にも付着することはなく、雨水流れ面2a 1の傾斜にともなって雨水流れ面2a1上を図1中において右方端寄りである下 がり側に誘導される。また、壁状凸部2a6はピボットホルダ2を前記ダッシュ アッパーパネル81に固定した状態でカウルトップパネル80のワイパ孔80a の外側に配置されている。
【0014】 雨水流れ面2a1の図1中において下がり側である右方端寄りに設けられてい る雨水誘導部2a5には、雨水流れ面2a1の図1中の右端側において凹状をな す雨水溝2a7が備えられている。この雨水溝2a7は、図2により明らかなよ うに、横長に形成されており、一方は閉塞され且つ他方は開放されている。この 雨水溝2a7に有する溝長さ寸法は後述するピボットアーム4の回動範囲A(図 2に示す。)よりも大きなものとして設定してある。雨水溝2a7が雨水流れ面 2a1の図1中の右方端側で横長の凹状に形成されていることによってホルダ本 体2aにかかった雨水は、雨水流れ面2a1の傾斜にともなって図1中において 右方端寄りである下がり側に流れて雨水溝2a7内を通って開放側から前記ピボ ットアーム4の回動範囲Aの外側に誘導されるので、ピボットシャフト3の下端 側にもピボットアーム4にも付着しない。
【0015】 一方、前記ピボットシャフト3は、軸状をなし潤滑用油脂を塗布されているシ ャフト本体3aがピボットホルダ2のシャフト孔2a3内に挿入されており、ピ ボットホルダ2のシャフト支持部2a2から図1中の上方側に突出している一端 側に雄ねじ部3a1とテーパ状部3a2とが設けられているとともに平ワッシャ 5と位置決めピン6が装着されている。テーパ状部3a2にワイパアーム53の 基端側を差し込んで雄ねじ部3a1に図示しないナットをねじ込ませることによ ってワイパアーム53の基端側を取付ける。
【0016】 また、ピボットシャフト3のシャフト支持部2a2から図1中の下方側に突出 している他端側にはピボットアーム取付け部3a3が設けられており、ピボット シャフト3の一端側で前記平ワッシャ5に位置決めピン6を当接させたうえで、 ピボットシャフト3の他端側でウェーブワッシャ7を介してピボットアーム取付 け部3a3にピボットアーム4の基端側が加締め固定されている。ピボットアー ム4の先端側にはリンク(図3に示すリンク56に対応。)を介してワイパモー タ(図3に示すワイパモータ55に対応。)のモータシャフト(図3に示すモー タシャフト55aに対応。)が連結されている。
【0017】 このような構造をなすワイパピボット1は、固定部2a4、2a4をダッシュ アッパーパネル81に取付けた状態で、ワイパスイッチ(図3に示すワイパスイ ッチ57に対応。)をオン切換えすると、前記ワイパモータの前記モータシャフ トが回転し、この回転動力が前記リンクを介してピボットアーム4に伝達されて ピボットシャフト3をピボットホルダ2に対して往復で回動させるので、ワイパ アーム53を図示しない払拭面上で往復揺動させ、ワイパアーム53の先端側に 装着した図示しないワイパブレードによって前記払拭面を拭う。
【0018】 そこで、雨やウオッシャ液等の雨水がカウルトップパネル80のワイパ孔80 aから流れ落ちてきてピボットホルダ2にかかると、雨水誘導部2a5の壁状凸 部2a6が雨水流れ面2a1の上がり側からピボットホルダ2の外側に流れ落ち ることを阻止するため、雨水は雨水流れ面2a1の傾斜にともなって下がり側に 誘導される。また、雨水流れ面2a1の下がり側に誘導された雨水は雨水誘導部 2a5の雨水溝2a7内を通って開放側からピボットアーム4の回動範囲Aの外 側に誘導されるため、雨水はピボットシャフト3の下端側にもピボットアーム4 にも付着しない状態で流れ落ちるので、ピボットシャフト3のシャフト本体3a に塗布されている潤滑用油脂を流出させないものとなる。
【0019】 なお、この考案に係わるワイパピボットの一実施例においては壁状凸部2a6 と雨水溝2a7との両方を雨水誘導部2a5に備えたものを示したが、どちらか 一方でもこの考案を同様に利用できることは言うまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるワイパピボットは上記した構成と したことから、車体の外側からピボットホルダにかかった雨水は雨水誘導部によ ってピボットシャフトの下端側から離れた位置に誘導され、ピボットシャフトは 雨水がかからない状態でピボットホルダに回動自在に支持されるため、ピボット シャフトとピボットホルダとの間の潤滑用油脂の流出はなく、それによってがた つきや異音を発生することがないという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるワイパピボットの一実施例の
縦断側面図である。
【図2】図1に示したワイパピボットの外観斜視図であ
る。
【図3】従来のワイパピボットの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ワイパピボット 2 ピボットホルダ 2a ホルダ本体 2a3 シャフト孔 2a4 固定部 2a5 雨水誘導部 3 ピボットシャフト 4 ピボットアーム 53 ワイパアーム 55 ワイパモータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側にワイパアームを取付けるととも
    に他端側にワイパモータの動力を伝達されるピボットア
    ームを連結しているピボットシャフトと、 前記ピボットシャフトを回動自在に支持するシャフト孔
    および当該ピボットシャフトを車体側に保持する固定部
    をホルダ本体に形成したピボットホルダを備えているワ
    イパピボットにおいて、 前記ピボットホルダのホルダ本体に、車体の外側からか
    かった雨水の流れをピボットシャフトから離れた位置に
    誘導する雨水誘導部を備えていることを特徴とするワイ
    パピボット。
  2. 【請求項2】 雨水誘導部に、ホルダ本体から突出した
    壁状凸部を備えている請求項1に記載のワイパピボッ
    ト。
  3. 【請求項3】 雨水誘導部に、ホルダ本体に凹状に形成
    され且つ車体の外側からかかった雨水をピボットアーム
    の動作範囲の外側まで誘導する雨水溝を備えている請求
    項1、2のいずれかに記載のワイパピボット。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6410849B1 (en) 1999-11-11 2002-06-25 Mitsuba Corporation Drip-proof structure for a wiper motor device
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