JPH0624944A - 泡沫状頭髪化粧料 - Google Patents

泡沫状頭髪化粧料

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JPH0624944A
JPH0624944A JP20725292A JP20725292A JPH0624944A JP H0624944 A JPH0624944 A JP H0624944A JP 20725292 A JP20725292 A JP 20725292A JP 20725292 A JP20725292 A JP 20725292A JP H0624944 A JPH0624944 A JP H0624944A
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methyl
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hair cosmetic
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Tatsuo Oshima
龍雄 大島
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)ジメチルポリシロキサン又はメチルフ
ェニルポリシロキサン(いずれも重合度が約1300〜
2200)0.3〜3重量%と(B)ジメチルポリシロ
キサン又はメチルフェニルポリシロキサン(いずれも重
合度が約100〜300)1〜7重量%と乳化剤0.5
〜7重量%と、水(残部)と、噴射剤2〜12重量%と
を含有することを特徴とする泡沫状頭髪化粧料。 【効果】 本発明の泡沫状頭髪化粧料は、毛髪に対し、
艶,なめらかさ,さらさら感に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泡沫状頭髪化粧料に関
し、更に詳しくは、毛髪に対し、艶,なめらかさ及び仕
上がりのさらさら感を大幅に改善するとともに泡安定性
に優れた泡沫状頭髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
頭髪用化粧料としては、塗布時の液だれがなく、均一に
塗布できしかも使用量の目測が容易であり使用者の好み
に応じ適量を使用することが可能であるとともに使用簡
便性を有するエアゾール式の泡沫状頭髪化粧料が一般化
されている。このような泡沫状頭髪化粧料には、毛髪に
艶,なめらかさを与える目的で炭化水素油,エステル
油,多価アルコール,シリコーン油等が用いられてい
る。
【0003】しかし、これらの油分等も限界があり、消
費者が連用する過程で毛髪が重くなり、脂ぎる欠点があ
った。
【0004】一方、なめらかさを付与する目的でカチオ
ン界面活性剤である第4級アンモニウム塩を有効成分と
するものも使用されているが、満足する結果は得られて
いない。
【0005】即ち、本発明は毛髪へ艶,なめらかさ及び
仕上がりのさらさら感を大幅に改善するとともに泡安定
性に優れた泡沫状頭髪化粧料を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の泡沫状頭髪化粧料は、次のような構成を
とっている。即ち、(A)一般式(I)
【化3】 (式中、R1 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
ル基(ただし、R1 の総数の90%以上はメチル基)、
2 はメチル基または水酸基を示す。またmは1300
〜2200の整数を示す。)で表されるシリコーンの一
種または二種以上0.3〜3重量%と (B)一般式(II)
【化4】 (式中、R1 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
ル基(ただし、R1 の総数の90%以上はメチル基)、
2 はメチル基または水酸基を示す。またnは100〜
300の整数を示す。)で表されるシリコーンの一種ま
たは二種以上1〜7重量%と (C)非イオン界面活性剤0.5〜5重量%と (D)水(残部)と (E)噴射剤2〜12重量%とを含有することを特徴と
する泡沫状頭髪化粧料である。
【0007】本発明における前記一般式(I)で表され
るシリコーンとしては、例えばジメチルポリシロキサ
ン,メチルフェニルポリシロキサン,末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン,末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。
【0008】本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの
シリコーンの一種または二種以上の混合物を総量を基準
として0.3〜3重量%(以下wt%と略記する)好ま
しくは、0.5〜2wt%配合される。配合量が0.3
wt%未満では、乾燥後のなめらかさ,さらさら感に良
好な結果が得られず、3wt%を超えると毛髪のなめら
かさが劣り好ましくない。
【0009】一方、本発明で使用するシリコーンの平均
重合度mは1300〜2200であり、好ましくは14
00〜2000である。平均重合度が1300に満たな
いものは効果がなく、平均重合度が2200を超えると
毛髪のなめらかさが劣り好ましくない。
【0010】本発明における前記一般式(II) で表され
るシリコーンとしては、例えばジメチルポリシロキサ
ン,メチルフェニルポリシロキサン,末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン,末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。
【0011】本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの
シリコーンの一種または二種以上の混合物を総量を基準
として1〜7wt%好ましくは、2〜5wt%配合され
る。配合量が1wt%未満では、乾燥後のなめらかさ,
艶に良好な結果が得られず7wt%を超えると毛髪にべ
たつきが生じ好ましくない。
【0012】一方、本発明で使用するシリコーンの平均
重合度nは100〜300であり、好ましくは150〜
250である。平均重合度が100に満たないものは効
果がなく、平均重合度が300を超えるとなめらかさが
劣り好ましくない。これらの(A),(B)2成分の配
合重量比は1:2〜1:6が好ましい。
【0013】本発明の(C)成分である非イオン界面活
性剤としては、ポリオキシエチレン(20E.O.)セチル
エーテル,ポリオキシエチレン(20E.O.)ステアリル
エーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル,モ
ノラウリン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタ
ン,モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20E.O.)ソ
ルビタン,トリステアリン酸ポリオキシエチレン(20
E.O.)ソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル,モノステアリン酸ポリエチレングリコー
ル(20E.O.),モノオレイン酸ポリエチレングリコー
ル(20E.O.)等のポリエチレングリコール(10E.O.
〜50E.O.)脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン(4
0E.O.〜100E.O.)硬化ヒマシ油誘導体等の非イオン
界面活性剤が挙げられ特に好ましくは、ポリオキシエチ
レン(80E.O.)硬化ヒマシ油が用いられる。
【0014】本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの
非イオン界面活性剤の一種または二種以上の混合物を総
量を基準として0.5〜5wt%好ましくは、0.5〜
3wt%配合される。
【0015】本発明の(E)成分である噴射剤として
は、通常エアゾール製品に用いられるものが使用され
る。例えば、噴射剤としてはプロパン,イソブタン,ノ
ルマルブタンおよびその混合物である2.0〜6.0k
g/cm2 (at25℃)の液化石油ガス(以下LPG
と略す),ジメチルエーテルなどが挙げられる。
【0016】本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの
噴射剤の一種または二種以上の混合物を総量を基準とし
て2〜12wt%特に好ましくは4〜8wt%であり、
噴射剤の種類により適宜選択される。
【0017】本発明の泡沫状頭髪化粧料には、上述した
成分を必須の構成成分とするが、当該組成物には、本発
明の目的を達成する範囲で他の成分を適宜配合すること
ができる。即ち、ワセリン,スクワラン,低沸点イソパ
ラフィン,流動パラフィン等の炭化水素,イソプロピル
ミリステート,イソプロピルパルミテート等のエステル
油,ツバキ油,オリーブ油,アボカド油等の植物油,低
沸点シリコーン,環状シリコーン等のシリコーン油,メ
チルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,カチオ
ン化セルロース等のセルロース誘導体,プロピレングリ
コール,グリセリン,ポリグリセリン等の保湿剤,ポリ
ペプチド,その他殺菌剤,着色剤,香料などが挙げられ
これらの一種または二種以上を配合することができる。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、
本実施例中で用いた試験方法は、下記の通りである。
【0019】(1)毛髪の艶,なめらかさ及び仕上がり
のさらさら感試験 各例における、毛髪の「艶」,「なめらかさ」,及び仕
上がりの「さらさら感」を女性20名の専門パネラーに
て連用後、官能的に比較し、下記基準で評価を行った。 ◎;良いと答えた人が18人以上の場合 ○; 〃 が14〜17人の場合 △; 〃 が8〜13人の場合 ×; 〃 が7人以下の場合
【0020】(2)泡の安定性試験 噴射剤と共に密封容器に充填された試料原料を500ml
メスシリンダー中に噴射して一定量の泡を採取し静置す
る。噴射直後の泡高さと静置5分後の泡高さから泡高さ
の変化率を求め、次の基準で泡の安定性を評価した。 A;変化率 1%未満 極めて安定な泡 B; 〃 1〜5% 安定な泡 C; 〃 5〜10% やや安定な泡 D; 〃 10%以上 非常に不安定な泡
【0021】実施例1〜3,比較例1〜2 表1の上段に示す配合組成の泡沫状頭髪化粧料を通常の
方法(原液組成を均一に溶解,混合した後、所定のエア
ゾール容器(缶,バルブ,ボタン)に入れ、真空ポンプ
にて上部の空気を脱気しながら所定のバルブを取り付
け、噴射剤を圧入充填する。)で調製し、上記試験を行
い表1の下段にその結果を示した。
【0022】
【表1】
【0023】実施例4〜6,比較例3〜8 表2の上段に示す配合組成の泡沫状頭髪化粧料を通常の
方法(前記実施例と同様)で調製し、上記試験を行い表
2の下段にその結果を示した。
【0024】
【表2】
【0025】実施例1〜6より明らかなように、本発明
の泡沫状頭髪化粧料は、いずれも優れた性能を示した。
一方、必須成分である、シリコーンのどちらかを欠いた
場合(比較例1〜2)、またはこれらの配合量およびシ
リコーンの平均重合度(m,n)が本発明の範囲外の場
合(比較例3〜8)は、いずれも劣った性能を示し本発
明の目的を達成できなかった。
【0026】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明は毛髪に対
し、艶,なめらかさ及び仕上がりのさらさら感を大幅に
改善するとともに泡安定性に優れた泡沫状頭髪化粧料を
提供することは明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
    ル基(ただし、R1 の総数の90%以上はメチル基)、
    2 はメチル基または水酸基を示す。またmは1300
    〜2200の整数を示す。)で表されるシリコーンの一
    種または二種以上0.3〜3重量%と (B)一般式(II) 【化2】 (式中、R1 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
    ル基(ただし、R1 の総数の90%以上はメチル基)、
    2 はメチル基または水酸基を示す。またnは100〜
    300の整数を示す。)で表されるシリコーンの一種ま
    たは二種以上1〜7重量%と (C)非イオン界面活性剤0.5〜5重量%と (D)水(残部)と (E)噴射剤2〜12重量%とを含有することを特徴と
    する泡沫状頭髪化粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5739596A (en) * 1995-04-06 1998-04-14 Seiko Epson Corporation Power supply for an electronic device and power delivery method therefor
JP2007063186A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Arimino Kagaku Kk 整髪料組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5739596A (en) * 1995-04-06 1998-04-14 Seiko Epson Corporation Power supply for an electronic device and power delivery method therefor
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