JP2917444B2 - 水性毛髪化粧料 - Google Patents

水性毛髪化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジェル状やエアゾール型フォーム状の整髪
剤などとして好適に利用できる水性毛髪化粧料に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
男性整髪剤の歴史を振り変ると、整髪剤はポマード・
チックからリキッドタイプの整髪剤が主流となり、最近
ではジェルタイプのものやフォーム状の整髪剤が好まれ
るようになっている。これを仕上り感から見てみると、
ベタつきの強い油性タイプからベタつきの少ない水溶性
タイプへと変化してきている。
更に、従来は比較的疎水性の整髪剤をエタノール系溶
剤に可溶化する方法が整髪剤の調製法として主に採用さ
れていた。しかし、上述したように近年はジェル状、フ
ォーム状のベタつきの少ない水性の整髪剤が主流となっ
ており、このような系では疎水性整髪基剤を可溶化する
のは極めて困難であるため、使用される整髪基剤は水溶
性のものがほとんどである。
一方、ポマードやヘアリキッドの仕上り感に慣れ親し
んだ実年世代においては、油性感が強く、十分な整髪力
及び毛髪保持力を有する整髪剤が好まれ、また、若者に
おいてもリーゼント等のヘアスタイルの場合では、油性
感の強い仕上り感の整髪剤が有効である。
このため、最近は比較的ポマードやヘアリキッドの仕
上り感に類似したものとして多価アルコールを多量に用
いた通常「ウェット」タイプと称する商品が数多く提案
されているが、水性整髪剤で実年世代が満足するような
仕上り時の油性感、強い整髪力、毛髪保持力を得ること
は困難であった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、べたつきの
少ない仕上り感と油性感の高い仕上り感及び整髪力・毛
髪保持力とを兼ね備えた水性毛髪化粧料を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ね
た結果、ジグリセリンのポリオキシプロピレン付加物と
を、後述する特定の両性高分子化合物及びノニオン性高
分子化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物とを
併用した場合、ジェル状やフォーム状の水を多量に含有
する系において、両成分が相乗的に作用し、ベタつきの
ない仕上り感を有する上、油性感の強い仕上りで整髪力
及び毛髪保持力に優れ、ポマードやヘアリキッドの仕上
りに慣れ親しんだ実年世代をも十分満足させることがで
きる水性毛髪化粧料が得られることを知見し、本発明を
なすに至った。
従って、本発明はジグリセリンのポリオキシプロピレ
ン付加物と、後述する特定の両性高分子化合物及び/又
はノニオン性高分子化合物とを含有してなることを特徴
とする水性毛髪化粧料を提供する。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の水性毛髪化粧料の第1の必須成分であるジグ
リセリンのポリオキシプロピレン付加物は、グリセリン
の2量体にプロピレンオキサイドを付加させることによ
り得ることができるもので、付加モル数が3〜30、特に
5〜25のものが好ましい。付加モル数が3に満たないと
油性感が発現しない場合があり、30を越えると疎水性が
高まって水に溶け難くなる場合がある。
このようなジグリセリンのポリオキシプロピレン付加
物は、特開昭53−15435号公報に記載されているように
ジグリセリンに酸化プロピレンを付加重合させることに
より容易に得ることができる。具体的には、阪本薬品か
ら販売されているジグリセリンに9モルのオキシプロピ
レンが付加されたもの(ST−DP9)などが例示される。
また、上記ジグリセリンのポリオキシプロピレン付加
物の配合量は、毛髪化粧料全体の5〜50%(重量%、以
下同じ)、特に5〜20%とすることが好ましい。配合量
が5%に満たないと油性感が発揮されず、所望の効果が
得らない場合があり、50%を越えると毛髪にベタつきが
生じ、重い仕上りとなって好ましくない場合がある。
次に、本発明の第2必須成分は、両性高分子化合物又
はノニオン性高分子化合物である。
ここで、両性高分子化合物としては、下記一般式
(I) (但し、式中R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1
〜4のアルキル基であり、R3及びR4はそれぞれ水素原子
又は炭素数1〜4のアルキル基、R5は炭素数1〜30のア
ルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基である。
また、Aは炭素原子又はNH基である。) で示されるものを使用する。
特に、両性高分子化合物として、(I)式中のR1、R3
及びR4がそれぞれメチル基、R2がエチレン基、R5が炭素
数1〜30のアルキル基、Aが酸素原子であり、その平均
分子量が70000〜90000であるもの、例えばN−メタクロ
イルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メ
チルカルボキシベタイン−メタクリル酸C2〜C24(炭素
数2〜24)の混合アルキル共重合体が好ましく、具体的
にはユカフォーマ−204WL、ユカフォーマ−205S、ユカ
フォーマ−201(三菱油化社製)などが挙げられる。
ノニオン性高分子化合物としては、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリド
ン・酢酸ビニル共重体、ポリアクリルアマイド、ポリビ
ニルブチレートから選ばれるものを使用し、例えばPVPK
−30、PVPK−60、PVPK−90(いずれも五協産業社製)及
びルビスコール73E、ルビルコール37E(いずれも互応化
学社製)等が挙げられる。
また、上記の両性高分子化合物及びノニオン性高分子
化合物の配合量は、化粧料全体の0.5〜20%、特に0.5〜
10%とすることが好ましい。配合量が0.5%に満たない
と十分な整髪効果が得られない場合があり、20%より多
いと毛髪にゴワツキが生じる場合がある。
本発明の化粧料は特に水を含有するものに有効適用さ
れるもので、この場合水が化粧料全体の30%以上配合さ
れたものがより効果的である。
また、本発明の化粧料は、ジェル状あるいはエアゾー
ル型フォーム状の製品に有効であり、この場合、ジェル
状製品では増粘剤としてカルボキシビニルポリマー等を
用いることが一般的であり、増粘効果を発揮するには系
中に多量の水を必要とする。一方、エアゾール型フォー
ム状の製品においても、通常発泡剤として塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウムやポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油等の界面活性剤を用いているが、良好な泡質を得
るためには多量の水分が不可欠であり、本発明によれば
このような系で好適に用いることができる。
本発明には、本発明の効果に影響のない範囲で以下の
公知成分を配合することができる。
例えば、オキシベンゾン及びその誘導体等の紫外線吸
収剤、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポ
リオキシエチレン(20)ステアリルエーテル等のエーテ
ル系界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、ジステアリルジメチルアンモニウム等のカチオン界
面活性剤、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、l−
メントール等の清涼感付与剤、ニコチン酸ベンジル等の
刺激感付加剤、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロ
ピルメチルフェノール、パラオキシ安息香酸エステル等
の殺菌防腐剤、タンパク加水分解物、アミノ酸、植物抽
出エキス、ビタミンA、B、C、D、E、H等の各種ビ
タミン及びEDTA−Na等のキレート化剤コハク酸、コハク
酸、ナトリウム、トリエタノールアミン等のpH調整剤、
エアゾール製品の場合は液化石油ガス、ジメチルエーテ
ル等の噴射剤などが挙げられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の水性毛髪化粧料は、毛
髪へのベタつきが少ない上、油性感の高い仕上りで整髪
力及び毛髪保持力に優れている。それ故、本発明によれ
ば、ジェル状、フォーム状等の多量の水で構成される整
髪剤において、ポマードやヘアリキッド等と同等の油性
感の高い仕上り感が得られ、かつ、ポマードやヘアリキ
ッド等の整髪剤の欠点があった仕上り時の毛髪のベタつ
きを少なくすることができる。
従って、本発明の水性毛髪化粧料は、特にポマードや
ヘアリキッド等の整髪剤の仕上り感に慣れ親しんだ実年
世代が十分満足できる使用感であり、また、リーゼント
等の油性感をポイントにするヘアスタイルの若者にとっ
ても非常に有効なものである。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
なお、各例に先立ち、各例で採用した試料の調製法及
び効果の評価方法を以下に示す。
試料の調製法 (1)組成中の両性高分子化合物、ノニオン性高分子化
合物、香料等の油溶性成分をエタノールに溶かし、油相
とした。
(2)また、組成中のジグリセリンのポリオキシプロピ
レン付加物を精製水に混ぜ、水相とした。
(3)上記の油相及び水相を所定の容器に入れ、使用時
に振とうし、両相を均一に分散して用いた。
なお、ジェル状の試料はパドルミクサーを用い、低粘
度のものは単純攪拌装置を用い、また、エアゾール型フ
ォーム状の試料は、上記の油相及び水相と噴射剤とを所
定の割合でエアゾール容器に充填し、使用前に振とうし
て用いた。
効果の評価方法 ベタつきのなさ 毛髪をLES−Na6%水溶液で洗浄、流水すすぎを行った
後、軽く水分を取り除いた。
次に、試料3gをこの毛髪に塗布し、櫛を用いて毛髪全
体に伸ばした。その後、毛髪に櫛を通して65%RH,25℃
恒温室で風乾した。なお、判定基準用として、別の毛髪
を上記と同様に洗浄、すすぎ処理後、ユカフォーマ−20
4WL(三菱油化社製)を0.1g、0.3g、0.5gそれぞれ塗布
し、上記条件で風乾した。
判定は専門評価員5名で下記の基準に従って行い、そ
の平均値を求めた。
1点:ユカフォーマ−204WL0.5g塗布品とベタつきが同
等 2点:1点と3点の中間 3点:ユカフォーマ−204WL0.3g塗布品とベタつきが同
等 4点:3点と5点の中間 5点:ユカフォーマ−204WL0.1g塗布品とベタつきが同
等 ×:5名の平均値が2点未満 △:5名の平均値が2点以上3点未満 ○:5名の平均値が3点以上4点未満 ◎:5名の平均値が4点以上 油性感、整髪力及び毛髪保持力 ベタつきのなさの評価と同様に毛髪を処理し、判定基
準用毛髪にはワセリン0.1gを塗布して、下記の基準に従
って評価し、その平均値を求めた。
1点:ワセリン0.1g塗布品より明らかに劣る 2点:ワセリン0.1g塗布品よりやや劣る 3点:ワセリン0.1g塗布品と同等 4点:ワセリン0.1g塗布品よりやや優れる 5点:ワセリン0.1g塗布品より明らかに優れる ×:5名の平均値が2点未満 △:5名の平均値が2点以上3点未満 ○:5名の平均値が3点以上4点未満 ◎:5名の平均値が4点以上 〔実施例1〜3、比較例1〜2〕 第1表に示す組成の毛髪化粧料を調製し、ベタつきの
なさ、油性感、整髪力を評価した。結果を第1表に併記
する。
第1表の結果より、本発明の毛髪化粧料(実施例1〜
3)は、ベタつきがなく、かつ、油性感が強い仕上りで
整髪力にも優れていることがわかった。これに対し、両
性高分子化合物を含有しない毛髪化粧料(比較例1)は
油性感及び整髪力に劣り、また、ジグリセリンのポリオ
キシプロピレン付加物を含有しない毛髪化粧料(比較例
2)はベタつきのなさ、油性感に劣るものであった。
〔実施例4〕 第2表に示す組成のエアゾール型毛髪化粧料を調製
し、評価したところ、優れた性能を有することが確認さ
れた。結果を第2表に併記する。
〔実施例5〕 第3表に示す組成のジェル状毛髪化粧料を調製し、評
価したところ、優れた性能を有していることが確認され
た。結果を第3表に併記する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジグリセリンのポリオキシプロピレン付加
    物を5〜50重量%と、下記一般式(I) (但し、式中R1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1
    〜4のアルキレン基であり、R3及びR4はそれぞれ水素原
    子又は炭素数1〜4のアルキル基、R5は炭素数1〜30の
    アルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基であ
    る。また、Aは炭素原子又はNH基である。) で示される両性高分子化合物及び/又はポリビニルピロ
    リドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリ
    ドン・酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルアマイド、ポ
    リビニルブチレートから選ばれるノニオン性高分子化合
    物を0.5〜20重量%含有してなることを特徴とする水性
    毛髪化粧料。
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