JP2917445B2 - 水性整髪剤組成物 - Google Patents

水性整髪剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジェル状やエアゾール型フォーム状の整髪
剤などとして好適に利用できる水性整髪剤組成物に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
男性整髪剤の歴史を振り変ると、整髪剤はポマード・
チックからリキッドタイプの整髪剤が主流となり、最近
ではジェルタイプのものやフォーム状の整髪剤が好まれ
るようになっている。これを仕上り感から見てみると、
ベタつきの強い油性タイプからベタつきの少ない水溶性
タイプへと変化してきている。
更に、従来は比較的疎水性の整髪剤をエタノール系溶
剤に可溶化する方法が整髪剤の調製法として主に採用さ
れていた。しかし、上述したように近年はジェル状、フ
ォーム状のベタつきの少ない水性の整髪剤が主流となっ
ており、このような系では疎水性整髪基剤を可溶化する
のは極めて困難であるため、使用される整髪基剤は水溶
性のものがほとんどである。
一方、ポマードやヘアリキッドの仕上り感に慣れ親し
んだ実年世代においては、油性感が強く、十分な整髪力
及び毛髪保持力を有する整髪剤が好まれ、また、若者に
おいてもリーゼント等のヘアスタイルの場合では、油性
感の強い仕上り感の整髪剤が有効である。
このため、最近は比較的ポマードやヘアリキッドの仕
上り感に類似したものとして多価アルコールを多量に用
いた通常「ウェット」タイプと称する商品が数多く提案
されているが、水性整髪剤で実年世代が満足するような
仕上り時の油性感、強い整髪力、毛髪保持力を得ること
は困難であった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ベタつきの
少ない仕上り感と油性感の高い仕上り感及び整髪力・毛
髪保持力とを兼ね備えた水性整髪剤組成物を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ね
た結果、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルと
ポリオキシプロピレン糖エーテルとを併用した場合、シ
ェル状やフォーム状の水を多量に含有する系において、
両成分が相乗的に作用し、ベタつきのない仕上り感を有
する上、油性感の強い仕上りで整髪力及び毛髪保持力に
優れ、ポマードやヘアリキッドの仕上りに慣れ親しんだ
実年世代をも十分満足させることができる水性整髪剤組
成物が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
なお、本発明者の検討では、上述した2種類の必須成
分が、ポリオキシエチレン誘導体では、両成分を併用し
ても親水性が強すぎて油性感や整髪力が不十分であり、
アルキレン基がブチレン基以上のポリオキシアルキレン
誘導体の併用では疎水性となって水に溶け難く、かつ、
ベタつきが大きいが、意外にも両成分をポリオキシプロ
ピレン誘導体とし、これら両成分を併用することで上述
の優れた性能が発揮されるものである。
従って、本発明は、ポリオキシプロピレンジグリセリ
ルエーテルとポリオキシプロピレン糖エーテルとを後述
する特定の含有量で含有してなることを特徴とする水性
整髪剤組成物を提供する。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の水性整髪剤組成物の第1の必須成分であるジ
グリセリンのポリオキシプロピレン付加物は、グリセリ
ンの2量体にプロピレンオキサイドを付加させることに
より得ることができるもので、付加モル数が3〜50、特
に5〜30のものが好ましい。付加モル数が3に満たない
と油性感が発現しない場合があり、50を越えると疎水性
が高まって水に溶け難くなる場合がある。
このようなジグリセリンのポリオキシプロピレン付加
物は、特開昭53−15435号公報に記載されているように
ジグリセリンに酸化プロピレンを付加重合させることに
より容易に得ることができる。具体的には、阪本薬品か
ら販売されているジグリセリンに9モルのオキシプロピ
レンが付加されたもの(ST−DP9)などが例示される。
また、上記ジグリセリンのポリオキシプロピレン付加
物の配合量は、組成物全体の1〜50%(重量%、以下同
じ)、特に1〜30%とすることが好ましい。配合量が1
%に満たないと油性感が発揮されず、所望の効果が得ら
ない場合があり、50%を越えると毛髪にベタつきが生
じ、重い仕上りとなって好ましくない場合がある。
次に、本発明の第2必須成分は、ポリオキシプロピレ
ン糖エーテルである。
この場合、ポリオキシプロピレン糖エーテルは、例え
ばソルビット(ソルビトール)、マンニット等の糖類に
プロピレンオキサイドを付加することにより得ることが
できるもので、その糖類は特に限定されないが、中でも
ソルビット(ソルビトール)が好適である。なお、ポリ
オキシプロピレンソルビットは、特開昭50−126841号公
報に記載されているようにソルビットに酸化プロピレン
を付加重合させることにより容易に得ることができる。
上記ポリオキシプロピレン糖エーテルにおいて、プロ
ピレンオキサイドの付加モル数は3〜50、好ましくは5
〜30である。プロピレンオキサイドの付加モル数が3未
満の場合は、親水性が強すぎて、水に良く溶け易い反
面、整髪力が弱く、また、50を越えると疎水性が高ま
り、水に可溶化することが難しくなる。更にはベタつき
のある仕上り感となる場合がある。上記成分の配合量は
組成物全体に対して、5〜50%、好ましくは5〜30%で
ある。配合量が5%未満では、充分な整髪力を得ること
ができず、50%を越えるとベタつきのある仕上り感とな
る場合がある。
なお、本発明は水を含有する系に適用されるものであ
り、特に水が組成物全体の30%以上配合される系に効果
的である。
また、本発明の組成物は、ジェル状あるいはエアゾー
ル型泡末状の製品に有効であり、この場合、例えばジェ
ル状製品では増粘剤としてカルボキシビニルポリマー等
の水溶性高分子物質を用いることが一般的であり、この
水溶性高分子物質が増粘効果を発揮するには系中に多量
の水を必要とする。一方、エアゾール型泡末状製品にお
いても、通常、発泡剤として、塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウムやポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の
界面活性剤を使用するが、良好な泡質を得るには多量の
水が不可欠であり、本発明によればこのような系で好適
に用いることができる。
本発明には、本発明の効果に影響のない範囲で下記の
公知の成分を配合することができる。
例えば、オキシベンゾン及びその誘導体等の紫外線吸
収剤、ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル、ポ
リオキシエチレン(20)ステアリルエーテル等のエーテ
ル系界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、ジステアリルジメチルアンモニウム等のカチオン界
面活性剤、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤、ポリ
ビニルピロリドン/ビニルアルコール共重合体等のノニ
オン性高分子化合物、カルボキシビニルポリマー等のア
ニオン性高分子化合物、アクリル酸系両性高分子(商品
名ユカホーマー)などの両性高分子化合物、ポリエーテ
ル変性シリコーン、ラノリン誘導体等の油分、l−メン
トール等の清涼感付与剤、ニコチン酸ベンジル等の刺激
感付加剤、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピル
メチルフェノール、パラオキシ安息香酸エステル等の殺
菌防腐剤、タンパク加水分解物、アミノ酸、植物抽出エ
キス、ビタミンA、B、C、D、E、H等の各種ビタミ
ン及びEDTA−Na等のキレート化剤、コハク酸/クエン酸
ナトリウム/トリエタノールアミン等のpH調整剤、エア
ゾール製品の場合は液化石油ガス、ジメチルエーテル等
の噴射剤などが挙げられる。
なお、本発明の整髪剤組成物は、上述したようにジェ
ル状、フォーム状等の水を多量に含有する整髪剤などと
して水性で用いられるもので、溶媒としては水が用いら
れ、必要に応じてエタノール等の水溶性有機溶媒を添加
することができる(通常1〜30%)。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の水性整髪剤組成物は、
毛髪へのベタつきが少ない上、油性感の高い仕上りで整
髪力及び毛髪保持力に優れている。それ故、本発明によ
れば、ジェル状、フォーム状等の多量の水で構成される
整髪剤において、ポマードやヘアリキッド等と同等の油
性感の高い仕上り感が得られ、かつ、ポマードやヘアリ
キッド等の整髪剤の欠点であった仕上り時の毛髪のベタ
つきを少なくすることができる。
従って、本発明の水性整髪剤組成物は、特にポマード
やヘアリキッド等の整髪剤の仕上り感に慣れ親しんだ実
年世代が十分満足できる使用感であり、また、リーゼン
ト等の油性感をポイントにするヘアスタイルの若者にと
っても非常に有効なものである。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
なお、各例に先立ち、各例で採用した試料の調製法及
び効果の評価方法を以下に示す。
試料の調製法 (1)精製水に水溶性基剤を溶解し、水相とした。
(2)また、エタノールに油溶性基剤(香料等)及び可
溶化剤を溶解し、油相とした。
(3)上記の水相に徐々に油相を攪拌しながら添加し、
均一溶液とした。
(4)PH調整剤(トリエタノールアミン等)を加え、設
定PHに調整した。
なお、ジェル状の試料はパドルミクサーを用い、製品
粘度が低いものは単純攪拌装置を用い、また、エアゾー
ル型フォーム状の試料は上記の油相及び水相と噴射剤と
を所定の割合でエアゾール容器に充填し、使用前に振と
うして用いた。
効果の評価方法 シャンプー処理した毛束(15cm、3g)に試料0.3gを塗
布し、櫛を用いて毛髪全体に均一に伸ばした後、65%RH
/25℃の恒温室で12時間乾燥させた。なお、判定基準用
として、上記のシャンプー処理した毛束にワセリン0.1g
を塗布し、同様の処理を行った。
判定は専門評価員5名で下記の基準に従って行い、そ
の平均値を求めた。
油性感、ベタつきのなさ、整髪力 1点:ワセリン0.1g塗布品より明らかに劣る 2点:ワセリン0.1g塗布品よりやや劣る 3点:ワセリン0.1g塗布品と同等 4点:ワセリン0.1g塗布品よりやや優れる 5点:ワセリン0.1g塗布品より明らかに優れる ×:5名の平均値が2点未満 △:5名の平均値が2点以上3点未満 ○:5名の平均値が3点以上4点未満 ◎:5名の平均値が4点以上 〔実施例1、比較例1,2〕 第1表に示す組成の整髪剤を調製し、油性感、ベタつ
きのなさ及び整髪力・毛髪保持力を評価した。結果を第
1表に併記する。
第1表の結果より、本発明の整髪剤(実施例1)は、
油性感、ベタつきのなさ、整髪力・毛髪保持力がすべて
良好であった。これに対し、本発明の必須成分のいずれ
かを含有しない整髪剤(比較例1,2)は、油性感が低
く、ベタついたり、整髪力・毛髪保持力に劣るものであ
った。
〔実施例2〕 第2表に示す組成のエアゾール型整髪剤を調製し、評
価したところ、優れた性能を有することが確認された。
結果を第2表に併記する。
〔実施例3〕 第3表に示す組成のジェル状整髪剤を調製し、評価し
たところ、優れた性能を有することがわかった。結果を
第3表に併記する。
〔実施例4〕 第4表に示す組成のエアゾール型フォーム状整髪剤を
調製し、評価したところ、優れた性能を有することが確
認された。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテ
    ルを1〜50重量%と、ポリオキシプロピレン糖エーテル
    5〜50重量%とを含有してなることを特徴とする水性整
    髪剤組成物。
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