JP2735938B2 - 泡沫状頭髪化粧料 - Google Patents

泡沫状頭髪化粧料

Info

Publication number
JP2735938B2
JP2735938B2 JP2253782A JP25378290A JP2735938B2 JP 2735938 B2 JP2735938 B2 JP 2735938B2 JP 2253782 A JP2253782 A JP 2253782A JP 25378290 A JP25378290 A JP 25378290A JP 2735938 B2 JP2735938 B2 JP 2735938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
group
formula
carbon atoms
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2253782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04134016A (ja
Inventor
龍雄 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP2253782A priority Critical patent/JP2735938B2/ja
Publication of JPH04134016A publication Critical patent/JPH04134016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2735938B2 publication Critical patent/JP2735938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、泡沫状頭髪化粧料に関し、更に詳しくは、
毛髪に対し、艶,なめらかさ及び仕上がりの軽さ,さら
さら感を大幅に改善するとともに泡安定性に優れた泡沫
状頭髪化粧料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
近年、頭髪化粧料としては、塗布時の液だれがなく、
均一に塗布できしかも使用量の目測が容易でありかつ正
確で、使用者の好みに応じ適量を使用することが可能で
あるとともに使用簡便性を有するエアゾール式の泡沫状
頭髪化粧料が一般化されつつある。しかし、このような
泡沫状頭髪化粧料には、毛髪に艶やなめらかさを与える
目的で炭化水素油,エステル油,シリコーン油等の油分
が用いられている。しかしこれらの油分も限界があり消
費者が連用する過程で毛髪が重くなり、脂ぎる欠点があ
った。一方、なめらかさを付与する目的でカチオン界面
活性剤である第4級アンモニウム塩を有効成分とするも
のも使用されているが、満足する結果は得られていな
い。
本発明は、毛髪へ艶,なめらかさ及び仕上がりの軽
さ,さらさら感を大幅に改善するとともに泡安定性に優
れた泡沫状頭髪化粧料を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、 (A)一般式 〔式中、R1はラノリン脂肪酸残基、R2,R3,R4,R5は炭素
数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕で
表わされるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または
二種以上と (B)一般式 〔式中、R6は炭素数7〜21の脂肪酸残基、R7は水素又は
炭素数2〜5のアルキロール基、R8は炭素数2〜5のア
ルキロール基を示す。〕で表わされる脂肪酸アルキロー
ルアミドの一種または二種以上と (C)一般式 〔式中、R9はメチル基またはフェニル基(ただし、R9
総数の90%以上はメチル基)、R10はメチル基または水
酸基を示す。また、nは900〜2500の整数を示す。〕で
表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上と (D)噴射剤とを含有することを特徴とする泡沫状頭髪
化粧料である。
本発明の(A)成分であるラノリン系4級アンモニウ
ム塩は、公知の物質であって、例えば、エチル硫酸ラノ
リン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウ
ム,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリエチル
アンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチル
ジエチルメチルアンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪
酸アミノエチルトリメチルアンモニウム,エチル硫酸ラ
ノリン脂肪酸アミノプロピルトリエチルアンモニウム,
メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアン
モニウム,メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムなどが挙げられ、特に好まし
いものは、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムである。
本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらのラノリン系
4級アンモニウム塩の一種または二種以上の混合物を総
量を基準として好ましくは0.1〜3.0重量%(以下wt%と
略記する)、特に好ましくは0.3〜2.0wt%配合される。
配合量が0.1wt%未満では毛髪のなめらかさが不十分と
なる傾向がみられ、3.0wt%を超えると毛髪にべたつき
が生じ好ましくない。
本発明の(B)成分である脂肪酸アルキロールアミド
は、次の一般式 〔式中、R6は炭素数7〜21の脂肪酸残基、R7は水素又は
炭素数2〜5のアルキロール基、R8は炭素数2〜5のア
ルキロール基を示す。〕で表わされる脂肪酸アルキロー
ルアミドの一種または二種以上の混合物が適用される。
例えば、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド,ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド,ドデシル酸モノエタノール
アミド,ドデシル酸ジエタノールアミド,テトラデシル
酸モノエタノールアミド,テトラデシル酸ジエタノール
アミド,オレイン酸ジエタノールアミド,オクタデシル
酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。
本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの脂肪酸アル
キロールアミドの一種または二種以上の混合物を総量を
基準として好ましくは0.05〜3.0wt%、特に好ましくは
0.1〜2.0wt%配合する。配合量が0.05wt%未満では、泡
安定性及び泡のきめが悪く好ましくない、また3.0wt%
を超えると、乾燥後の毛髪のさらさら感が劣り好ましく
ない。
本発明の(C)成分である高分子シリコーンは、次の
一般式 〔式中、R9はメチル基またはフェニル基(ただし、R9
総数の90%以上はメチル基)、R10はメチル基または水
酸基を示す。また、nは900〜2500の整数を示す。〕で
表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上の混
合物が適用される。
例えば、ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポ
リシロキサン,末端水酸基含有ジメチルポリシロキサ
ン,末端水酸基含有メチルフェニルポリシロキサンなど
が挙げられる。
式中のR9は総てメチル基かまたは一部がフェニル基で
あり、メチル基の割合はR9の総数のうち90%以上である
ことが必須である。
本発明の、泡沫状頭髪化粧料には、これらの高分子シ
リコーンの一種または二種以上の混合物を総量を基準と
して好ましくは0.1〜5.0wt%、特に好ましくは0.3〜4.0
wt%配合する。一方本発明で使用する高分子シリコーン
の平均重合度(n)は900〜2500であり、好ましくは100
0〜2000である。
配合量が0.1wt%未満、あるいは平均重合度(n)が9
00未満では、仕上がりの軽さ及びさらさら感に良好な結
果が得られず、配合量が5.0wt%あるいは、平均重合度
(n)が2500を超えると耐性(耐洗浄性)が劣り、毛髪
にべたつきが生じ好ましくない。
本発明の(D)成分である噴射剤は通常エアゾール製
品に用いられる噴射剤である。
例えば、ジクロロジフルオロメチン,トリクロロモノ
フルオロメタン,ジクロロテトラフルオロエタン等のフ
ロンガス,プロパン,イソブタン,ノーマルブタンおよ
びその混合物である2.0〜6.0kg/m2(at25℃)の液化石
油ガス(以下LPGと略す)等の液化ガス,ジメチルエー
テル,炭酸ガス,窒素ガスなどが挙げられる。
本発明の、泡沫状頭髪化粧料には、これらの噴射剤の
一種または二種以上の混合物を総量を基準として好まし
くは2〜20wt%、特に好ましくは4〜15wt%であり、噴
射剤の種類によって適宜選択される。配合量が2wt%未
満では、噴射状態(泡のボリューム感)が劣り、20wt%
を超えると泡のきめが悪くなり好ましくない。
本発明の泡沫状頭髪化粧料には上述した4成分を必須
の構成成分とするが、当該組成物には、本発明の目的を
達成する範囲で他の成分を適宜配合することができる。
即ち、ワセリン,スクワラン,低沸点イソパラフィン,
流動パラフィン等の炭化水素,イソプロピルミリステー
ト,イソプロピルパルミテート等のエステル油,ツバキ
油,オリーブ油,アボガド油等の植物油,低沸点シリコ
ーン,環状シリコーン等のシリコン油,ポリグリセリン
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート等の非イオン性界面活性剤,メチルセルロー
ス,ヒドロキシエチルセルロース,カチオン化セルロー
ス等のセルロース誘導体,エチレングリコール,プロピ
レングリコール,グリセリン等の保湿剤,ポリペプチ
ド,その他殺菌剤,着色剤,香料などが挙げられこれら
の一種または二種以上を配合することができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例中で用いた試験方法は、下記のとおり
である。
(1)毛髪の艶,なめらかさ及び仕上がりの軽さ,さら
さら感試験 各例における、毛髪の「艶」,「なめらかさ」及び仕
上がりの軽さ,さらさら感を女性20名の専門パネラーに
て連用後、官能的に比較し、下記基準で評価を行なっ
た。
◎;良いと答えた人が18人以上の場合 ○;良いと答えた人が14〜17人の場合 △;良いと答えた人が8〜13人の場合 ×;良いと答えた人が7人以下の場合 (2)泡の安定性試験 噴射剤と共に密封容器に充填された試料原料を500ml
メスシリンダー中に噴射して一定量の泡を採取し、メス
シリンダーの上部をシートして静置する。噴射直後の泡
高さと静置30分後の泡高さから泡高さの変化率を求め、
次の基準で泡の安定性を評価した。
A;変化率1%未満 極めて安定な泡 B; 1〜5% 安定な泡 C; 5〜10% やや不安定な泡 E; 10%以上 非常に不安定な泡 実施例1〜3,比較例1〜3 第1表の上段に示す配合組成の泡沫状頭髪化粧料を通
常の方法(原液組成を均一に溶解,混合した後、所定の
エアゾール容器(缶,バルブ,ボタン)に入れ、真空ポ
ンプにて上部の空気を脱気しながら所定のバルブを取付
け、噴射剤を圧入充填する。)で調製し、上記試験を行
い第1表の下段にその結果を示した。
実施例4〜6,比較例4〜5 第2表の上段に示す配合組成の泡沫状頭髪化粧料を通
常の方法(前記実施例と同様)で調製し、上記試験を行
い第2表の下段にその結果を示した。
(特性) 実施例1〜6より明らかなように、本発明の泡沫状頭
髪化粧料は、いずれも優れた性能を示した。
一方、必須成分である、ラノリン系4級アンモニウム
塩,脂肪酸アルキロールアミド,高分子シリコーンのど
れかを欠いた場合(比較例1〜3)及び、高分子シリコ
ーンの平均重合度(n)が本発明の範囲外の場合(比較
例4〜5)はいずれも劣った性能を示し本発明の目的を
達成できなかった。
〔発明の効果〕
以上記載のごとく、本発明は毛髪に対し、艶,なめら
かさ及び仕上がりの軽さ,さらさら感を大幅に改善する
とともに泡安定性に優れ連用しても髪が脂ぎらない有用
なる泡沫状頭髪化粧料を提供することは明らかである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式 〔式中、R1はラノリン脂肪酸残基、R2,R3,R4,R5は炭素
    数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕で
    表わされるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または
    二種以上と (B)一般式 〔式中、R6は炭素数7〜21の脂肪酸残基,R7は水素又は
    炭素数2〜5のアルキロール基,R8は炭素数2〜5のア
    ルキロール基を示す。〕で表わされる脂肪酸アルキロー
    ルアミドの一種または二種以上と (C)一般式 〔式中、R9はメチル基またはフェニル基(ただし、R9
    総数の90%以上はメチル基)、R10はメチル基または水
    酸基を示す。また、nは900〜2500の整数を示す。〕で
    表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上と (D)噴射剤とを含有することを特徴とする泡沫状頭髪
    化粧料。
JP2253782A 1990-09-21 1990-09-21 泡沫状頭髪化粧料 Expired - Lifetime JP2735938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2253782A JP2735938B2 (ja) 1990-09-21 1990-09-21 泡沫状頭髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2253782A JP2735938B2 (ja) 1990-09-21 1990-09-21 泡沫状頭髪化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04134016A JPH04134016A (ja) 1992-05-07
JP2735938B2 true JP2735938B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=17256077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2253782A Expired - Lifetime JP2735938B2 (ja) 1990-09-21 1990-09-21 泡沫状頭髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2735938B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04134016A (ja) 1992-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0307086B1 (en) Skin care composition
JPH05221832A (ja) 泡沫生成エアゾール型毛髪化粧料
JP3437637B2 (ja) 泡状毛髪化粧料
JPH01203314A (ja) 毛髪化粧料
JP2735938B2 (ja) 泡沫状頭髪化粧料
JP2619836B2 (ja) 泡沫状頭髪化粧料
JP3045615B2 (ja) 泡沫状頭髪化粧料
JP2554514B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2000319145A (ja) 改良されたヘアボリュームおよびヘア保持性能を提供するヘアスタイリング組成物
JPH06305934A (ja) エアゾール型化粧料
JP2977684B2 (ja) 泡沫状頭髪化粧料
JP2619833B2 (ja) ヘアーリンス剤組成物
JP3518116B2 (ja) エアゾール組成物
JPH08253409A (ja) エアゾール組成物
US20040005287A1 (en) Mono and dialkyl quats in hair conditioning foaming compositions
JP2001278749A (ja) エアゾール組成物
JP2800024B2 (ja) 非乳化型洗浄用泡沫エアゾール組成物
JP7111644B2 (ja) 泡状クレンジング用化粧料
JP2000086452A (ja) ヘアコンディショニング組成物
JP2917444B2 (ja) 水性毛髪化粧料
JPH06211621A (ja) 化粧料
JP2806970B2 (ja) 毛髪化粧料
JPH11152214A (ja) 毛髪化粧料
JP3933835B2 (ja) 毛髪化粧料
JPH0826944A (ja) 泡沫エアゾール型毛髪化粧料