JP2619836B2 - 泡沫状頭髪化粧料 - Google Patents

泡沫状頭髪化粧料

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龍雄 大島
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鐘紡株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、泡沫状頭髪化粧料に関し、更に詳しくは、
毛髪に対し、艶、なめらかさ及び仕上がりの軽さ、さら
さら感を大幅に改善するとともに泡安定性に優れた泡沫
状頭髪化粧料に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
近年、頭髪化粧料としては、塗布時の液だれがなく、
均一に塗布できしかも使用量の目測が容易でありかつ正
確で、使用者の好みに応じ適量を使用することが可能で
あるとともに使用簡便性を有するエアゾール式の泡沫状
頭髪化粧料が一般化されつつある。しかし、このような
泡沫状頭髪化粧料には、毛髪に艶やなめらかさを与える
目的で炭化水素油,エステル油,シリコーン油等の油分
が用いられている。しかしこれらの油分も限界があり消
費者が連用する過程で毛髪が重くなり、脂ぎる欠点があ
った。一方、なめらかさを付与する目的でカチオン界面
活性剤である第4級アンモニウム塩を有効成分とするも
のも使用されているが、満足する結果は得られていな
い。
本発明は、毛髪へ艶,なめらかさ及び仕上がりの軽
さ,さらさら感を大幅に改善するとともに泡安定性に優
れた泡沫状頭髪化粧料を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、 (A) アルキル基が炭素数11〜21の直鎖又は分岐鎖で
ある、ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤0.2〜5.0重
量%と (B) 一般式 〔式中、R1は炭素数7〜21の脂肪酸残基、R2は水素又は
炭素数2〜5のアルキロール基、R3は炭素数2〜5のア
ルキロール基を示す。〕 で表わされる脂肪酸アルキロールアミドの一種または二
種以上0.05〜4.0重量%と (C) 一般式 〔式中、R4はメチル基またはフェニル基(ただし、R4
総数の90%以上はメチル基)、R5はメチル基または水酸
基を示す。また、nは900〜2500の整数を示す。〕で表
わされる高分子シリコーンの一種または二種以上0.1〜
5.0重量%と (D) 噴射剤2〜20重量%とを含有する泡沫状頭髪化
粧料である。
本発明の(A)成分であるビス(2−アルキル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性
界面活性剤は公知の物質である。
(アルキル基は炭素数11〜21の直鎖又は分岐鎖であ
る。)例えば、ビス(ドデシル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(テトラデシル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体,
ビス(ヘキサデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ン)クロル酢酸錯体,ビス(ドコシル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体,などが挙げら
れ、特に好ましいものは、ビス(オクタデシル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体である。
本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの両性界面活
性剤の一種または二種以上の混合物を総量を基準とし
て、一般的には0.2〜5.0重量%(以下wt%と略記する)
好ましくは0.5〜3.0wt%配合する。配合量が0.2wt%未
満では毛髪のなめらかさが不十分となる傾向がみられ、
5.0wt%を超えると毛髪にべたつきが生じ好ましくな
い。
本発明の(B)成分である脂肪酸アルキロールアミド
は、次の一般式 〔式中、R1は炭素数7〜21の脂肪酸残基、R2は水素又は
炭素数2〜5のアルキロール基、R3は炭素数2〜5のア
ルキロール基を示す。〕 で表わされる脂肪酸アルキロールアミドの一種または二
種以上の混合物が適用される。
例えば、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド,ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド,ドデシル酸モノエタノール
アミド,ドデシル酸ジエタノールアミド,テトラデシル
酸モノエタノールアミド,テトラデシル酸ジエタノール
アミド,オレイン酸ジエタノールアミド,オクタデシル
酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。
本発明の泡沫状頭髪化粧料には、これらの脂肪酸アル
キロールアミドの一種または二種以上の混合物を総量を
基準として0.05〜4.0wt%,好ましくは0.1〜2.0wt%配
合する。配合量が0.05wt%未満では、泡安定性及び泡の
きめが悪くなり好ましくない、また4.0wt%を超える
と、乾燥後の毛髪のさらさら感が劣り好ましくない。
本発明の(C)成分である高分子シリコーンは、次の
一般式 〔式中、R4はメチル基またはフェニル基(ただし、R4
総数の90%以上はメチル基)、R5はメチル基または水酸
基を示す。また、nは900〜2500の整数を示す。〕で表
わされる高分子シリコーンの一種または二種以上の混合
物が適用される。
例えば、ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポ
リシロキサン,末端水酸基含有ジメチルポリシロキサ
ン,末端水酸基含有メチルフェニルポリシロキサンなど
が挙げられる。
式中のR4は総てメチル基かまたは一部がフェニル基で
あり、メチル基の割合はR4の総数のうち90%以上である
ことが必須である。
本発明の、泡沫状頭髪化粧料には、これらの高分子シ
リコーンの一種または二種以上の混合物を総量を基準と
して、0.1〜5.0wt%、好ましくは0.3〜4.0wt%配合す
る。一方本発明で使用する高分子シリコーンの平均重合
度(n)は900〜2500であり、好ましくは1000〜2000で
ある。
配合量が0.1wt%未満、あるいは平均重合度(η)が9
00未満では、仕上がりの軽さ及びさらさら感に良好な結
果が得られず、配合量が5.0wt%あるいは、平均重合度
(n)が2500を超えると耐性(耐洗浄性)が劣り、毛髪
にべたつきが生じ好ましくない。
本発明の(D)成分である噴射剤は通常エアゾール製
品に用いられる噴射剤である。
例えば、ジクロロジフルオロメチン,トリクロロモノ
フルオロメタン,ジクロロテトラフルオロエタン等のフ
ロンガス,プロパン,イソブタン,ノーマルブタンおよ
びその混合物である2.0〜6.0kg/m2(at25℃)の液化石
油ガス(以下LPGと略す)等の液化ガス,ジメチルエー
テル,炭酸ガス,窒素ガスなどが挙げられる。
本発明の、泡沫状頭髪化粧料には、これらの噴射剤の
一種または二種以上の混合物を総量を基準として2〜20
wt%、好ましくは4〜15wt%であり、噴射剤の種類によ
って適宜選択される。配合量が2wt%未満では、噴射状
態(泡のボリューム感)が劣り、20wt%を超えると泡の
きめが悪くなり好ましくない。
本発明の泡沫状頭髪化粧料には上述した4成分を必須
の構成成分とするが、当該組成物には、本発明の目的を
達成する範囲で他の成分を適宜配合することができる。
即ち、ワセリン,スクワラン,低沸点イソパラフィン,
流動パラフィン等の炭化水素,イソプロピルミリステー
ト,イソプロピルパルミテート等のエステル油,ツバキ
油,オリーブ油,アボガド油等の植物油,低沸点シリコ
ーン,環状シリコーン等のシリコン油,ポリグリセリン
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート等の非イオン性界面活性剤,メチルセルロー
ス,ヒドロキシエチルセルロース,カチオン化セルロー
ス等のセルロース誘導体,エチレングリコール,プロピ
レングリコール,グリセリン等の保湿剤,ポリペプチ
ド,その他殺菌剤,着色剤,香料などが挙げられこれら
の一種または二種以上を配合することができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例中で用いた試験方法は、下記のとおり
である。
(1) 毛髪の艶,なめらかさ及び仕上がりの軽さ、さ
らさら感試験 各例における,毛髪の「艶」,「なめらかさ」及び仕
上がりの軽さ,さらさら感を女性20名の専門パネラーに
て連用後,官能的に比較し、下記基準で評価を行なっ
た。
◎;良いと答えた人が18人以上の場合 ○; 〃 が14〜17人の場合 △; 〃 が8〜13人の場合 ×; 〃 が7人以下の場合 (2) 泡の安定性試験 噴射剤と共に密封容器に充填された試料原料を500ml
メスシリンダー中に噴射して一定量の泡を採取し、メス
シリンダーの上部をシートして静置する。噴射直後の泡
高さと静置30分後の泡高さから泡高さの変化率を求め、
次の基準で泡の安定性を評価した。
A;変化率1%未満 極めて安定な泡 B; 1〜5% 安定な泡 C; 5〜10% やや不安定な泡 D; 10%以上 非常に不安定な泡 実施例1〜3,比較例1〜3 第一表の上段に示す配合組成の泡沫状頭髪化粧料を通
常の方法(原液組成を均一に溶解、混合した後、所定の
エアゾール容器(缶,バルブ,ボタン)に入れ、真空ポ
ンプにて上部の空気を脱気しながら所定のバルブを取付
け、噴射剤を圧入充填する。)で調製し、上記試験を行
い第一表の下段にその結果を示した。
実施例4〜6,比較例4〜9 第二表の上段に示す配合組成の泡沫状頭髪化粧料を通
常の方法(前記実施例と同様)で調整し、上記試験を行
い第二表の下段にその結果を示した。
(特性) 実施例1〜6より明らかなように、本発明の泡沫状頭
髪化粧料は、いずれも優れた性能を示していた。
一方、必須成分であるビス(2−アルキル−N−ヒド
ロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面
活性剤,脂肪族アルキロールアミド,高分子シリコーン
のどれかを欠いた場合(比較例1〜3)又は、本発明必
須成分の配合量および高分子シリコーンの平均重合度
(n)が本発明の範囲外の場合(比較例4〜9)はいず
れも劣った性能を示し本発明の目的を達成できなかっ
た。
〔発明の効果〕
以上記載のごとく、本発明は毛髪に対し、艶,なめら
かさ及び仕上がりの軽さ,さらさら感を大幅に改善する
とともに泡安定性に優れ連用しても髪が脂ぎらない有用
なる泡沫状頭髪化粧料を提供することは明らかである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アルキル基が炭素数11〜21の直鎖又
    は分岐鎖である、ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシ
    エチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤
    0.2〜5.0重量%と (B)一般式 〔式中、R1は炭素数7〜21の脂肪酸残基,R2は水素又は
    炭素数2〜5のアルキロール基,R3は炭素数2〜5のア
    ルキロール基を示す。〕 で表わされる脂肪酸アルキロールアミドの一種または二
    種以上0.05〜4.0重量%と (C)一般式 〔式中、R4はメチル基またはフェニル基(ただし、R4
    総数の90%以上はメチル基),R5はメチル基または水酸
    基を示す。また、nは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上0.
    1〜5.0重量%と (D)噴射剤2〜20重量%とを含有することを特徴とす
    る泡沫状頭髪化粧料。
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