JPH06249294A - かさ歯車をつけたターンバックル。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［目的］ ターンバックルにかさ歯車を取り付け、それ
を回すための工具にもかさ歯車を取り付け、工具のハン
ドルを回すことにより、ターンバックルを連続回転させ
る。 ［構成］ ターンバックルの胴体部分にかさ歯車２を取
り付ける、鋏式の工具５の腕部分６に軸受け用のベアリ
ング１２を取り付ける、ハンドル４の軸を１２の中を通
してかさ歯車３に取り付けて固定する。かさ歯車２及び
３を噛み合わせる、工具５の腕部分７及び８をターンバ
ックル１の下部に当てる、工具５の握り部分を握ってタ
ーンバックルを固定する、ハンドル４を回してターンバ
ックルを回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】 ［０００１］［産業上の利用分野］この発明は、建築物
等に使用されるターンバックルに関するものである。 ［０００２］［従来の技術］従来のターンバックルは、
ターンバックル自体の回転方向と同一の方向の回転力を
加えて回すものであった。目的の２点間に取り付けて締
めたり緩めたりする場合には、ターンバックルを持って
いる手を一度離すか、または工具を外して別の位置に当
て換えるかしなければ、一回転以上回すことが出来な
い。即ち、従来のターンバックルはその構造上連続回転
させることが出来ないのである。 ［０００３］［発明が解決しようとする課題］ターンバ
ックルを大量に使用する建築物等の工事においては、従
来のターンバックルでは、その締め付けのために多大な
時間を必要とする。本発明は、この点を改善するために
なされたものである。 ［０００４］［問題を解決するための手段］ターンバッ
クル１にかさ歯車２をつける、工具５の腕部分６に軸用
ベアリング１２を取り付ける、ハンドル４の軸をベアリ
ング１２の中を通してかさ歯車３に取り付け、ハンドル
４とかさ歯車３が連動するようにする。本発明は以上の
ような構成のターンバックル及びターンバックルを回す
ための工具である。 ［０００５］［作用］工具５のかさ歯車３をかさ歯車２
と噛み合わせる、工具５の腕部分７及び８をターンバッ
クル１の下部に当てて工具５の握り部分を握る。片方の
手でハンドル４を回すとターンバックルを連続して回す
ことが出来る。 ［０００６］［実施例］ ｛ア｝ ハンドル４をソケット式にして取り外し可能な
ものとし、ハンドルの大きさ、形状を換えられるものと
する。 ｛イ｝ 工具５の腕部分７及び８がターンバックル１の
下部に当たる部分にボールベアリング等をつけることに
より、より抵抗の少ない状態でターンバックルを回せる
ようにする。 ［０００７］［発明の効果］本発明は以上のような構成
となっているので、ターンバックル自体の回転軸と垂直
に交わる直線を回転軸とする回転力を加えることによ
り、ターンバックルを連続的に回すことが出来る。

【図面の簡単な説明】 ［図 １］ かさ歯車２を取り付けたターンバックル１
とかさ歯車３を取り付けたハンドル４の、歯車が噛み合
った位置での正面図。 ［図 ２］ 工具５の側面図。 ［図 ３］ 工具５でターンバックルを挟みこみ、固定
した位置での側面図。 ［図 ４］ 図３の平面図。 ［符号の説明］ １はターンバックル、２はターンバックルと一体のかさ
歯車、３はハンドル４と一体のかさ歯車、５はターンバ
ックルを回すための工具、６は押さえ用の腕部分、７及
び８はターンバックルの下部を押さえる腕部分、９及び
１０はターンバックルの雌ネジに入る雄ネジ、１１はハ
ンドル４の回転ノブ、１２は腕部分６に固定した軸受け
用ベアリング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［請求項１］ かさ歯車２をつけたターンバックル。 ［請求項２］ かさ歯車３をつけた、請求項１のターン
   バックルを回すための工具。