JPH06246557A - ねじ締付機のソケット部交換装置 - Google Patents

ねじ締付機のソケット部交換装置

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JPH06246557A
JPH06246557A JP3347993A JP3347993A JPH06246557A JP H06246557 A JPH06246557 A JP H06246557A JP 3347993 A JP3347993 A JP 3347993A JP 3347993 A JP3347993 A JP 3347993A JP H06246557 A JPH06246557 A JP H06246557A
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Japan
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socket
nut runner
screw tightening
chuck mechanism
socket portion
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Osamu Arai
修 荒井
Hatsuo Ishii
初雄 石井
Shigeru Nemoto
繁 根本
Mikiya Fukuda
幹也 福田
Mitsuo Hoshino
光夫 星野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単一のナットランナ部で形状や締付トルクの異
なるねじを自動的かつ効率的に締め付けることを可能に
する。 【構成】ナットランナ部42にソケット部44a乃至4
4cを選択的に保持させるためのチャック機構48と、
該チャック機構48による前記ソケット部44a乃至4
4cの保持作用を解除自在な複数の解除部材50と、前
記ソケット部44a乃至44cをそれぞれ位置決め支持
するためのソケット部支持機構52と、前記チャック機
構48と前記解除部材50とが係合した状態で、前記ソ
ケット部支持機構52を該ソケット部44a乃至44c
の軸線方向に進退させて所望のソケット部44a乃至4
4cを前記ナットランナ部42に着脱させるための駆動
機構54とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単一のナットランナ部
に種々のねじ締付用ソケット部を自動的に着脱自在に構
成されたねじ締付機のソケット部交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用エンジン等のワークの組
立ラインにおいて、順次搬送されてくる前記ワークに対
してねじの締付作業を自動的に行うために、種々のねじ
締付機が使用されている。この場合、ワークの種類や作
業位置の変化に対応してナットランナの位置を随意に移
動させることにより、多機種少量生産に適するねじ締付
機が提案されている(特開昭60−238242号公報
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常、単一
のワークであっても形状や締付トルクの異なる種々のね
じが使用されているものが多い。その際、上記の従来技
術では、それぞれ異なる種々のねじに対応して複数のね
じ締付機を用意しなければならず、作業効率の低下およ
び製造費の高騰等の問題が発生してしまう。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、単一のナットランナ部で形状や締付トルク等の異
なる種々のねじを自動的かつ効率的に締め付けることが
可能なねじ締付機のソケット部交換装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ねじ締付機を構成するナットランナ部
に所望のねじ締付用ソケット部を保持させるためのチャ
ック機構と、前記チャック機構に係合して該チャック機
構による前記ソケット部の保持作用を解除自在な解除部
材と、複数の前記ソケット部を位置決め支持可能なソケ
ット部支持機構と、前記チャック機構と前記解除部材と
が係合した状態で、前記ソケット部支持機構を該ソケッ
ト部の軸線方向に進退させて所望のソケット部を前記ナ
ットランナ部に着脱させるための駆動機構と、を備える
ことを特徴とする。
【0006】また、前記ナットランナ部が、回転駆動源
を介して回転自在でかつ弾性部材を介して軸線方向に進
退可能な外周多角形状の駆動部材を備え、前記ソケット
部が、前記駆動部材が嵌合される断面多角形状の角孔を
備えることが好ましい。
【0007】さらに、前記ソケット部支持機構が、複数
のソケット部に設けられたそれぞれの溝部に対応して配
置される複数の固定型支持部材と、前記それぞれの固定
型支持部材に対向し、アクチュエータを介して前記溝部
に挿入自在な可動型支持部材と、を備えることが好まし
い。
【0008】さらにまた、前記解除部材が、固定板に固
着されるとともに、前記固定板には、前記駆動機構を構
成し前記ソケット部支持機構を進退自在に保持するアク
チュエータが装着されることが好ましい。
【0009】
【作用】上記の本発明に係るねじ締付機のソケット部交
換装置では、チャック機構が解除部材に係合してこのチ
ャック機構によるソケット部の保持作用が解除された状
態で、駆動機構の作用下にソケット部支持機構が該ソケ
ット部の軸線方向に進退されることにより、所望のソケ
ット部をナットランナ部に対して自動的に着脱させるこ
とができる。これによって、単一のナットランナ部を介
して種々の異なるねじの締付作業が効率的に遂行され
る。
【0010】また、ナットランナ部が、回転駆動源を介
して回転自在でかつ弾性部材を介して軸線方向に進退可
能な外周多角形状の駆動部材を備えており、この駆動部
材がソケット部に設けられた断面多角形状の角孔に嵌合
する。このため、ソケット部は、回転駆動源の作用下に
駆動部材を介して確実にが回転駆動される。
【0011】さらに、ソケット部支持機構を構成する複
数の固定型支持部材と可動型支持部材とを介して複数の
ソケット部がそれぞれ位置決め支持されている。従っ
て、アクチュエータの作用下に可動型支持部材を変位さ
せるだけで所望のソケット部の支持が解除され、該ソケ
ット部の着脱作業が迅速に遂行される。
【0012】さらにまた、前記解除部材が、固定板に固
着されるとともに、前記固定板には、前記駆動機構を構
成するアクチュエータが装着されており、このアクチュ
エータの作用下にソケット部支持機構がソケット部の軸
線方向に進退変位される。これにより、ソケット部支持
機構に保持されているソケット部は、チャック機構の内
方に案内されて該チャック機構を介して確実に保持され
る一方、前記チャック機構からの取り出し作業が円滑に
遂行される。
【0013】
【実施例】本発明に係るねじ締付機のソケット部交換装
置について実施例を挙げ、添付の図面を参照して以下に
説明する。
【0014】図3において、参照符号10は、本実施例
に係るソケット部交換装置を組み込むねじ締付機を示
す。このねじ締付機10は、基台12を備え、この基台
12の角部に図面に直交する方向(図1中、矢印X方
向)に長尺な上部レール14aと側部レール14bとが
設けられるとともに、この上部レール14aと側部レー
ル14bとの間に矢印X方向に長尺なラック部材16が
配設される。
【0015】上部レール14aと側部レール14bとに
は、X軸テーブル18が支持されており、このX軸テー
ブル18の下部側にサーボモータ等の第1回転駆動源2
0が固着される。この第1回転駆動源20の回転軸(図
示せず)には、ギヤトレイン22を介してピニオン24
が連結され、このピニオン24がラック部材16に噛合
している。X軸テーブル18の上部に一対のガイドレー
ル26a、26bが矢印X方向に交差する矢印Y方向に
延びて固着され、このガイドレール26a、26b間に
第2回転駆動源28が配設されてこの第2回転駆動源2
8にボールねじ30が連結されている。
【0016】ガイドレール26a、26bにY軸テーブ
ル32が載置され、このY軸テーブル32の下部には、
ボールねじ30に螺合する図示しないナット部材が設け
られる。このY軸テーブル32には、上下方向(矢印Z
方向)に長尺な一対のガイドレール34a、34bとボ
ールねじ36とが設けられ、このボールねじ36は、第
3回転駆動源38に連結される。このガイドレール34
a、34bにZ軸テーブル40が支持されており、この
Z軸テーブル40は、ボールねじ36の回転作用下に昇
降自在である。
【0017】Z軸テーブル40には、ナットランナ部4
2が設けられており、このナットランナ部42にねじ締
付用ソケット部44a乃至44cを選択的かつ自動的に
着脱するために、本実施例に係るソケット部交換装置4
6が設けられる。
【0018】図1に示すように、このソケット部交換装
置46は、ナットランナ部42にソケット部44a乃至
44cを選択的に保持させるためのチャック機構48
と、このチャック機構48に係合して該チャック機構4
8による前記ソケット部44a乃至44cの保持作用を
解除自在な複数の解除部材50と、前記ソケット部44
a乃至44cをそれぞれ位置決め支持可能なソケット部
支持機構52と、前記チャック機構48と前記解除部材
50とが係合した状態で、前記ソケット部支持機構52
を該ソケット部44a乃至44cの軸線方向(矢印Y方
向)に進退させて所望のソケット部44a乃至44cを
前記ナットランナ部42に着脱させるための駆動機構5
4とを備える。
【0019】図2に示すように、このナットランナ部4
2は、回転駆動源55を介して回転自在な回転軸56を
備え、この回転軸56には、ホルダ部材58が同軸的に
連結される。このホルダ部材58内に形成された孔部6
0に、駆動部材62が逃げ用コイルスプリング(弾性部
材)64を介して軸線方向(矢印Y方向)に進退可能に
配設される。このホルダ部材58の外周部には、多角形
状、例えば六角形状の嵌合部65が二段に形成される。
【0020】ホルダ部材58には、チャック機構48を
構成する円筒体66が同軸的にねじ止めされる。この円
筒体66の内周部には、ホルダ部材58の嵌合部65の
大径側に対応して断面多角形状、例えば断面六角形状の
角孔68が形成され、該円筒体66の一端縁部には、周
方向に所定角度間隔ずつ離間しかつ内方が縮径する複数
の孔部69が形成され、それぞれの孔部69には、球体
70が前記円筒体66の中心に対して進退自在に配設さ
れる。
【0021】円筒体66の他端縁部にフランジ部72が
設けられ、このフランジ部72にコイルスプリング74
の一端側が係合するとともに、このコイルスプリング7
4は、前記円筒体66の外周を周回してその他端側がカ
ラー部材76に係合している。このカラー部材76は、
薄肉略円筒状に構成されており、円筒体66の外周面に
摺接する内周面78は、段部80を介して拡径した後に
逃げ孔部82に連なる。
【0022】ソケット部44aは、一端側に締め付け作
業を行う所定のボルトやナットに対応する形状の係合孔
84を有しており、その一端側外周部に周溝86が形成
される。このソケット部44aの他端側には、軸線方向
に長尺な円筒部88が設けられ、この円筒部88の端部
に傾斜面を介して膨径部90が設けられる。この膨径部
90の内周には、嵌合部65の大径側に対応して断面六
角形状の角孔92が形成される一方、ソケット部44a
の内部には、この嵌合部65の小径側に対応して断面六
角形状の角孔94が形成される。
【0023】ソケット部44b、44cは、上記ソケッ
ト部44aと同様に構成されており、同一の構成要素に
は同一の参照数字を付してその詳細な説明は省略する
(図1参照)。
【0024】解除部材50は、略円板状に構成されてお
り、その中央部に円筒体66を挿入自在な孔部96を有
するとともに、カラー部材76の端面に係合するリング
状端面98を備えている(図2参照)。この解除部材5
0は、固定板100に固着されており、この固定板10
0には、前記孔部96と同一直径の孔部102が同軸的
に形成される。固定板100は、図2に示すように、基
台12に立設された門型支持枠103の上部に設けられ
ている。この固定板100には、駆動機構54を構成す
るシリンダ(アクチュエータ)104が装着され、この
シリンダ104から延びるロッド106にソケット部支
持機構52が進退自在に保持される。
【0025】図1に示すように、ソケット部支持機構5
2は、ロッド106に連結される移動板体108を備
え、この移動板体108には、複数のソケット部44a
乃至44cを配置させるための配置部110a乃至11
0cがそれぞれ所定の位置に設けられる。各配置部11
0a乃至110cには、ソケット部44a乃至44cに
対応して形成されたV型受台(固定型支持部材)112
と、各V型受台112に対向しシリンダ(アクチュエー
タ)114を介して前記ソケット部44a乃至44cの
各周溝86に挿入・退避自在なクランプ部材(可動型支
持部材)116とが設けられる(図2参照)。
【0026】図3に示すように、支持枠101には、ワ
ーク押さえ治具120とワーク位置決め確認センサ12
2とが装着されており、このワーク押さえ治具120お
よびワーク位置決め確認センサ122の下方には、ワー
ク搬送装置124が配設される。ワークWは、パレット
126に載置された状態で、このワーク搬送装置124
を介して順次搬送される。
【0027】次に、このように構成されるソケット部交
換装置46の動作についてねじ締付機10との関係で説
明する。
【0028】まず、図3に示すように、ワークWは、前
工程で複数のねじがセットされた状態でワーク搬送装置
124を介して搬送され、所定のねじ締め付け位置で停
止される。そして、ワーク押さえ治具120とワーク位
置決め確認センサ122とにより、ワークWが所定の位
置に位置決め保持された後、ねじ締付機10を構成する
第1乃至第3回転駆動源20、28および38が選択的
に駆動される。
【0029】第1回転駆動源20が駆動されると、ギヤ
トレイン22を介してピニオン24が回転され、このピ
ニオン24とラック部材16との作用下にX軸テーブル
18が移動する。また、第2回転駆動源28が駆動され
ると、ボールねじ30が回転されてY軸テーブル32が
矢印Y方向に移動する。さらにまた、第3回転駆動源3
8が駆動されると、ボールねじ36を介してZ軸テーブ
ル40が矢印Z方向に移動する。これにより、ナットラ
ンナ部42に装着されているソケット部44aの係合孔
84に、ワークWにセットされているねじを嵌合させる
ことができる。
【0030】そこで、回転駆動源55が駆動されてナッ
トランナ部42の回転軸56が回転されると、ホルダ部
材58、円筒体66を介して駆動部材62が回転され、
この駆動部材62に係合しているソケット部44aが回
転する。このため、ワークWのねじが締め付けられ、そ
の締め付けトルクが所定値以上になると、トルク検出器
(図示せず)等を介して回転駆動源55の駆動が停止さ
れる。
【0031】ところで、ワークWに上記のねじとは異な
る形状のねじがセットされている際には、ナットランナ
部42に装着されているソケット部44aを、新たなね
じに対応する、例えばソケット部44bと交換する必要
がある。従って、第1乃至第3回転駆動源20、28お
よび38が選択的に駆動され、ナットランナ部42が門
型支持枠103の上部に固着された固定板100の空の
配置部110aに対応して位置決めされる。その際、図
1に示すように、駆動機構54を構成するシリンダ10
4の作用下に移動板体108が固定板100に近接して
配置されている。
【0032】そして、ナットランナ部42が、第2回転
駆動源28の駆動作用下に配置部110aに向かって移
動されると、チャック機構48を構成するカラー部材7
6の端部が解除部材50のリング状端面98に当接する
(図1参照)。第2回転駆動源28がさらに駆動される
と、カラー部材76が解除部材50によって停止された
状態で、円筒体66がこのカラー部材76に対して前方
に移動され、該円筒体66の孔部69に収容されている
球体70は、カラー部材76の内周面78および段部8
0による押圧作用が解除されて前記円筒体66の逃げ孔
部82に収容される(図2参照)。これによって、チャ
ック機構48によるソケット部44aの保持作用が解除
される。
【0033】一方、ナットランナ部42が前進される
と、ソケット部44aの先端が配置部110aに挿入さ
れてV型受台112に位置決め載置される。従って、予
め上方に配置されていたクランプ部材116が、シリン
ダ114の駆動作用下に下降されてソケット部44aの
周溝86に挿入され、このソケット部44aの位置決め
保持が行われる。次に、駆動機構54を構成するシリン
ダ104が駆動され、移動板体108が固定板100か
ら離間する方向に移動されると、この移動板体108の
配置部110aに保持されているソケット部44aが、
チャック機構48から離間する方向に移動する(図2参
照)。このため、ソケット部44aは、ナットランナ部
42から確実に取り出されることになる。この状態で、
ナットランナ部42を後退させると、カラー部材76
は、解除部材50から離脱してコイルスプリング74の
弾発力を介して円筒体66の前方に突出する。
【0034】そこで、ナットランナ部42が、配置部1
10bに保持されているソケット部44bに対応して位
置決めされた後、このナットランナ部42が前記ソケッ
ト部44b側に移動される。従って、カラー部材76と
解除部材50との係合作用下にチャック機構48が解除
された状態で、ナットランナ部42が待機し、次いで、
シリンダ104が駆動されて移動板体108が固定板1
00側に移動する。このため、配置部110bのソケッ
ト部44bを構成する膨径部90が円筒体66内に挿入
されるとともに、駆動部材62がこのソケット部44b
の角孔92、94に嵌合する。なお、駆動部材62が角
孔92、94に嵌合不能なときは、この駆動部材62は
コイルスプリング64に抗して退動する。従って、ナッ
トランナ部42とソケット部44bとが再度互いに位置
決めされた後、このナットランナ部42が前進される。
【0035】ソケット部44bがナットランナ部42内
に挿入された後、シリンダ114が駆動されてクランプ
部材116が上昇されることにより、このソケット部4
4bの保持作用が解除される。そして、ナットランナ部
42が固定板100から離間する方向に移動されると、
カラー部材76がコイルスプリングを介して円筒体66
に対して相対的に前進し、段部80および内周面78に
より複数の球体70が押圧される。このため、球体70
は、ソケット部44bの円筒部88と膨径部90との境
界部分を押圧し、該ソケット部44bがチャック機構4
8を介してナットランナ部42に保持される。
【0036】これにより、ナットランナ部42にソケッ
ト部44bが装着され、このソケット部44bを介して
ワークWの他のねじの締め付け作業が遂行される。ワー
クWにさらに別のねじがセットされている際には、上記
と同様の交換作業を行うことにより、ナットランナ部4
2にソケット部44cを装着すればよい。なお、ワーク
Wに四種類以上のねじがセットされている際には、移動
板体108に四以上の配置部110a乃至110nを設
け、この配置部110a乃至110nにそれぞれソケッ
ト部44a乃至44nを保持可能に構成すればよい。
【0037】この場合、本実施例では、ソケット部支持
機構52に複数のソケット部44a乃至44cが保持さ
れており、ナットランナ部42の進退動作と駆動機構5
4および前記ソケット部支持機構52の駆動作用下に所
望のソケット部44a乃至44cを自動的かつ選択的に
該ナットランナ部42に着脱させることが可能になる。
従って、ワークWに形状や締め付けトルクの異なる種々
のねじがセットされている際に、それぞれのねじに応じ
て複数台のねじ締付機を用意する必要がなく、単一のね
じ締付機10に装着された単一のナットランナ部42
で、前記種々のねじの締め付け作業を効率的かつ経済的
に遂行することができるという効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るねじ締付機のソケット部交
換装置によれば、以下の効果が得られる。
【0039】チャック機構が解除部材に係合してこのチ
ャック機構によるソケット部の保持作用が解除された状
態で、駆動機構の作用下にソケット部支持機構が該ソケ
ット部の軸線方向に進退されることにより、所望のソケ
ット部をナットランナ部に対して自動的に着脱させるこ
とができる。これによって、単一のナットランナ部を介
して形状や締め付けトルクの異なる種々のねじの締付作
業が効率的に遂行される。
【0040】また、ナットランナ部が、回転駆動源を介
して回転自在でかつ弾性部材を介して軸線方向に進退可
能な外周多角形状の駆動部材を備えており、この駆動部
材がソケット部に設けられた断面多角形状の角孔に嵌合
している。従って、ソケット部は、回転駆動源の作用下
に確実かつ容易に回転駆動される。
【0041】さらに、ソケット部支持機構を構成する複
数の固定型支持部材と可動型支持部材とを介して、複数
のソケット部がそれぞれ位置決め支持されており、アク
チュエータの作用下に可動型支持部材を変位させるだけ
で所望のソケット部の支持が解除され、該ソケット部の
着脱作業が迅速に遂行される。
【0042】さらにまた、前記解除部材が、固定板に固
着されるとともに、前記固定板には、前記駆動機構を構
成するアクチュエータが装着されており、このアクチュ
エータの作用下にソケット部支持機構がソケット部の軸
線方向に進退変位される。これにより、ソケット部は、
チャック機構の内方に案内されて該チャック機構を介し
て確実に保持される一方、前記チャック機構から円滑に
取り出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るソケット部交換装置の縦
断平面図である。
【図2】前記ソケット部交換装置の一部拡大断面説明図
である。
【図3】前記ソケット部交換装置を組み込むねじ締付機
の概略構成図である。
【符号の説明】
10…ねじ締付機 12…基台 18…X軸テーブル 32…Y軸テーブル 40…Z軸テーブル 42…ナットランナ部 44a〜44c…ソケット部 46…ソケット部交換装置 48…チャック機構 50…解除部材 52…ソケット部支持機構 54…駆動機構 58…ホルダ部材 62…駆動部材 64…コイルスプリング 66…円筒体 68…角孔 70…球体 74…コイルスプリング 76…カラー部材 86…周溝 100…固定板 104…シリンダ 108…移動板体 110a〜110c…配置部 112…V型受台 114…シリンダ 116…クランプ部材 124…搬送装置 126…パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 幹也 埼玉県和光市本町8−1 本田技研工業株 式会社埼玉製作所和光工場内 (72)発明者 星野 光夫 埼玉県和光市本町8−1 本田技研工業株 式会社埼玉製作所和光工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ締付機を構成するナットランナ部に所
    望のねじ締付用ソケット部を保持させるためのチャック
    機構と、 前記チャック機構に係合して該チャック機構による前記
    ソケット部の保持作用を解除自在な解除部材と、 複数の前記ソケット部を位置決め支持可能なソケット部
    支持機構と、 前記チャック機構と前記解除部材とが係合した状態で、
    前記ソケット部支持機構を該ソケット部の軸線方向に進
    退させて所望のソケット部を前記ナットランナ部に着脱
    させるための駆動機構と、 を備えることを特徴とするねじ締付機のソケット部交換
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のソケット部交換装置におい
    て、前記ナットランナ部は、回転駆動源を介して回転自
    在でかつ弾性部材を介して軸線方向に進退可能な外周多
    角形状の駆動部材を備え、 前記ソケット部は、前記駆動部材が嵌合される断面多角
    形状の角孔を備えることを特徴とするねじ締付機のソケ
    ット部交換装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のソケット部交換装置におい
    て、前記ソケット部支持機構は、複数のソケット部に設
    けられたそれぞれの溝部に対応して配置される複数の固
    定型支持部材と、 前記それぞれの固定型支持部材に対向し、アクチュエー
    タを介して前記溝部に挿入自在な可動型支持部材と、 を備えることを特徴とするねじ締付機のソケット部交換
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のソケット部交換装置におい
    て、前記解除部材は、固定板に固着されるとともに、 前記固定板には、前記駆動機構を構成し前記ソケット部
    支持機構を進退自在に保持するアクチュエータが装着さ
    れることを特徴とするねじ締付機のソケット部交換装
    置。
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