JPH0524405Y2 - - Google Patents

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JPH0524405Y2
JPH0524405Y2 JP1987157454U JP15745487U JPH0524405Y2 JP H0524405 Y2 JPH0524405 Y2 JP H0524405Y2 JP 1987157454 U JP1987157454 U JP 1987157454U JP 15745487 U JP15745487 U JP 15745487U JP H0524405 Y2 JPH0524405 Y2 JP H0524405Y2
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JP
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tool
adapter
clamp plate
spring
push bolt
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JP1987157454U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カツタ等の工具を保持する装置に関
し、とくにスプリングを介して工具をクランプ、
アンクランプするようにした工具保持装置の改良
に関する。
[従来の技術] カツタ等の工具を容易にかつ迅速に変換できる
ようにするために、ばね力を利用して工具をクラ
ンプするとともに、スプリングを変位させて工具
を簡単にアンクランプできるようにした、クイツ
クチエンジ式の工具保持装置が知られている(た
とえば実願昭58−102693号)。この種の工具保持
装置の従来構造は、たとえば第3図に示すように
なつている。図はフライスカツタ1を保持する装
置を示しており、カツタ1は、ロツド2を介して
伝達されるスプリング3の付勢力により、アダプ
タ4と先端部材5との間にクランプされる。工具
交換の際のアンクランプは、ロツド6を下方に押
し下げ、ロツド7を介して上記ロツド2を押し下
げることにより行われる。上記ロツド6の作動
は、たとえば油圧によつて行われる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、工具の交換はフライス等の工作機械本
体の電源を切つて行われるので、工作機械本体と
は別の工具交換専用(アンクランプ専用)の電源
回路が必要であつた。しかし、アンクランプ専用
の電源回路をもつとそれだけ回路構成が複雑化す
ると同時にコストアツプにつながる。
本考案は、工具のアンクランプを工作機本体の
電源にて行いアンクランプ専用の電源回路を不要
とし、工作機械本体の電源を切つてもアンクラン
プ状態が保たれる工具保持装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するための本考案の工具保持装
置は、つぎの装置から成る。すなわち、工具を軸
方向両側からクランプする互いに接近離反可能な
アダプタおよびクランプ板、該クランプ板に連結
されたシヤフト、前記クランプ板およびシヤフト
を前記アダプタに対して工具をクランプする方向
に付勢するスプリング、該スプリングを前記アダ
プタとクランプ板による工具のクランプが解除さ
れる方向に変位させるアンクランプ手段、を備え
た工具保持装置において、前記アンクランプ手段
を、装置本体側に螺合され回転されることにより
軸方向に移動して前記スプリングを工具をクラン
プする位置とクランプを解除する位置とに変位さ
せる押しボルトから構成し、該押しボルトと前記
シヤフトとの間に軸芯まわりに回転可能なローラ
ピンを介装したことを特徴とする工具保持装置。
[作用] 上記構成においては、押しボルトは工作機械の
電源を利用し回転されて軸方向に移動される。押
しボルトの移動に伴ないスプリングが工具のクラ
ンプ位置からアンクランプ位置へ、あるいは、ア
ンクランプ位置からクランプ位置へと変位され
る。押しボルトは、装置本体側に螺合されている
ので、押しボルトを回転させない限り押しボルト
の位置はそのまま保たれる。したがつて、装置電
源がオフとされても、スプリング、一対の部材は
アンクランプ位置に保たれるので、アンクランプ
専用の電源回路は不要である。
[実施例] 以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を参
照して説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係る工具保持装
置を示している。図において、11は装置の本体
側部材を示し、12は、カツタ支持本体を示して
いる。カツタ支持本体12の下部には、外周にフ
ランジを有する有底円筒状体のアダプタ13が固
定されている。アダプタ13に対して、軸方向に
変位可能にクランプ板14が設けられる。このア
ダプタ13のフランジとクランプ板14との間
に、工具としてのカツタ15が挟持されるように
なつている。アダプタ13とクランプ板14が、
カツタ15を挟持する一対の部材を構成してい
る。
クランプ板14は、アダプタ13外からアダプ
タ13内に伸びるシヤフト16のアダプタ13外
の部分に連結されており、シヤフト16のアダプ
タ13内の部分には拡径された段部16aが形成
されている。段部16aとアダプタ13の底面部
13aとの間に複数の皿バネの積み重ねからなる
スプリング17が介装されている。スプリング1
7は、段部16aを底面部13aから離す方向に
付勢し、これによつてシヤフト16を介して、ク
ランプ板14をアダプタ13に接近させる方向、
すなわちカツタ15をクランプする方向に付勢し
ている。
シヤフト16のクランプ板取付側と反対側の端
部には、スラストベアリング18を介して、外周
にフランジをもつ棒状のローラピン19が軸芯ま
わりに回転可能に連結されている。ローラピン1
9のシヤフト16と反対側には、アンクランプ手
段としての押しボルト20が設けられている。押
しボルト20は、装置本体部11に螺合されてお
り、その頭部がモータ21に連結されたソケツト
22に嵌合され、モータ21の正転、逆転により
ローラピン19を押し下げる方向、ローラピン1
9から離れる方向へと移動可能となつている。
第2図は、本考案の別の実施例を示しており、
押しボルト回転用のモータとしてナツトランナを
用いた場合を示している。ナツトランナ31にソ
ケツト32が連結され、ソケツト32を介して押
しボルト33がクランプ、アンクランプ方向に回
転される。押しボルト33は、アダプタ34に連
結された、装置本体側部材35に螺合されてい
る。その他の構成は、第1図に示した装置の構成
とに準じるので、対応する部位に第1図と同一の
符号を付すことにより説明を省略する。
第1図、第2図に示される装置において、カツ
タ15は、スプリング17の付勢力によつてアダ
プタ13(又は34)とクランプ板14との間に
クランプされる。
カツタ15を交換する場合は、モータ21(又
はナツトランナ31)をオンにしてソケツト22
(又は32)を介して押しボルト20(又は33)
を回転させ、押しボルトを下降させる。押しボル
トの下降によりローラピン19を介してシヤフト
16を押し下げ、スプリング17を圧縮してアダ
プタ13,34とクランプ板14間を拡開し、カ
ツタ15のクランプを解除する。このとき、モー
タ21,31をオフにしても、押しボルト20,
33は螺合構造によりそのままの位置に保たれる
から、カツタ15のアンクランプの状態もそのま
ま保たれる。この状態でカツタ交換される。
クランプ時には、モータ21,31を逆転させ
てソケツト22,32を介して押しボルトを逆転
させればよい。押しボルトが上方に戻され、スプ
リング17の付勢力によりアダプタとクランプ板
間にカツタ15がクランプされる。
[考案の効果] 本考案の工具保持装置によれば、装置本体側に
螺合する押しボルトを設け、その回転を介して工
具のクランプ、アンクランプを切換えるとともに
その切換状態を押しボルトの螺合構造によりその
まま維持できるようにしたので、アンクランプ専
用の電源回路が不要となり、装置内の回路を簡素
化できるとともに装置のコストダウンをはかるこ
とができる。また、押しボルトとシヤフト間にロ
ーラピンを介装したので、カツタ、アダプタ、ク
ランプ板を含む回転体が回転しても押しボルトの
押しつけ力を回転体に円滑に伝達できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る工具保持装置
の縦断面図、第2図は別の実施例に係る工具保持
装置の縦断面図、第3図は従来の工具保持装置の
縦断面図、である。 11,35……装置本体側部材、13,34…
…アダプタ、14……クランプ板、15……カツ
タ、16……シヤフト、17……スプリング、1
8……ベアリング、19……ローラピン、20,
33……押しボルト、21……モータ、22,3
2……ソケツト、31……ナツトランナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具を軸方向両側からクランプする互いに接近
    離反可能なアダプタおよびクランプ板、該クラン
    プ板に連結されたシヤフト、前記クランプ板およ
    びシヤフトを前記アダプタに対して工具をクラン
    プする方向に付勢するスプリング、該スプリング
    を前記アダプタとクランプ板による工具のクラン
    プが解除される方向に変位させるアンクランプ手
    段、を備えた工具保持装置において、前記アンク
    ランプ手段を、装置本体側に螺合され回転される
    ことにより軸方向に移動して前記スプリングを工
    具をクランプする位置とクランプを解除する位置
    とに変位させる押しボルトから構成し、該押しボ
    ルトと前記シヤフトとの間に軸芯まわりに回転可
    能なローラピンを介装したことを特徴とする工具
    保持装置。
JP1987157454U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0524405Y2 (ja)

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JPH0164312U JPH0164312U (ja) 1989-04-25
JPH0524405Y2 true JPH0524405Y2 (ja) 1993-06-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767642B2 (ja) * 1989-09-22 1995-07-26 報国機械株式会社 工具交換可能な工作機械の主軸装置

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JPH0164312U (ja) 1989-04-25

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