JPH0135802Y2 - - Google Patents

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JPH0135802Y2
JPH0135802Y2 JP7012785U JP7012785U JPH0135802Y2 JP H0135802 Y2 JPH0135802 Y2 JP H0135802Y2 JP 7012785 U JP7012785 U JP 7012785U JP 7012785 U JP7012785 U JP 7012785U JP H0135802 Y2 JPH0135802 Y2 JP H0135802Y2
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JP
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main body
pallet
ball screw
nut
shaft
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JP7012785U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械用パレツトクランプ装置兼
加工位置割り出し装置に関する。特に、油圧を必
要としないようにするため、電動操作方式にする
改良に関する。
〔従来の技術〕
工作機械、特に、フライス盤型工作機械例えば
マニシングセンタ等にあつては、加工位置の変更
を可能とするため、加工位置割り出し装置が必要
である。従来技術における加工位置割り出し装置
は、油圧シリンダ等の動力機構と、この動力機構
と着脱可能であり離脱時にそれ自身回転可能であ
る割り出し部とからなる場合が一般である。
一方、工作機械にワークを取り付ける場合、正
確な位置合わせをなす必要があり、相当長い作業
時間を必要とするので、この欠点を解消するた
め、ワークは直接的には中間取り付け媒体(治
具)であるパレツトに取り付け、このパレツトと
工作機械との関係位置を正確に規定しておき、ワ
ークを容易・正確に工作機械の加工領域に取り付
けうるようにしておく場合が多い。そして、複数
のパレツトを用意しておき、ワークをパレツトに
取り付ける取り付け作業は、他のパレツトに取り
付けられた他のワークの加工期間になすことを可
能とし、工作機械の稼動率を向上するようにされ
ている。
このように、切削加工は、パレツトに乗せられ
たワークに対してなされるのであるから、パレツ
トは、工作機械に対して強固にクランプされなけ
ればならず、その上、容易に取り付け取りはずし
が可能でなければならない。この互いに相反する
要請を満足するために、油圧シリンダを使用する
機構が一般である。
ところで、上記せる加工位置割り出しの動力機
構とパレツトのクランプ・アンクランプ装置の油
圧機構とは実質的におゝむね同一の機構であり、
兼用することが可能であるから、従来技術におい
ては、これら二つの装置の油圧動力機構を単一機
構として、単一の工作機械用パレツトクランプ装
置兼加工位置割り出し装置とされたものが一般で
ある。本考案は、かゝる工作機械用パレツトクラ
ンプ装置兼加工位置割り出し装置の改良である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
油圧機構は、油圧源を必要とし、占有する容積
も大きく、取り扱いが繁雑であるから、電動方式
の工作機械用パレツトクランプ装置兼加工位置割
り出し装置の開発が望まれていた。
本考案の目的はこの要請に応えることにあり、
電動方式の工作機械用パレツトクランプ装置兼加
工位置割り出し装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案が採つた手
段は、直立し内部は中空である筒状体をなす本体
下部1の中空部11にボールねじ2が前記の筒状
体の軸方向に設けられており、このボールねじ2
はウオーム3とホイール4とをもつて駆動され、
着脱・回動可能な本体上部8が前記の本体下部1
の上に着脱可能な嵌合部81を介して取り付けら
れ、この本体上部8の下面と前記の本体下部1の
頂部12との間には、スプリング62が圧縮状態
で設けられ、前記ボールねじ2のナツト5の上面
と前記の本体下部1の頂部12との間には皿ばね
61が圧縮状態で設けられ、前記のナツト5上に
は前記のボールねじの軸方向に非回転型のシヤフ
ト7が伸延し、このシヤフト7は前記の本体下部
1の頂部12と前記の本体上部8とを貫通して上
方に突出してパレツト支持部71をなすようにさ
れた工作機械用パレツトクランプ装置兼加工位置
割り出し装置である。
〔作用〕
工作機械用パレツトクランプ装置兼加工位置割
り出し装置を電動方式にした場合、最も問題とな
る事項は、クランプ時(切削加工が施される時)、
パレツトが強固に固着されるようにしなければな
らないことである。この要請を満たすため、第1
a図に示すように、パレツト9は、ボールねじ2
のナツト5に支持されて上下方向に移動するシヤ
フト7によつて支持することとし、ナツト5と本
体下部1の頂部12との間に皿ばね61を圧縮状
態で設けておき、この皿ばね61によりナツト5
が常時、下方に押圧されており、その結果パレツ
ト9に切削力が印加されて、回転・摺動等その姿
勢・位置を変化しやすい状態になつても、そのよ
うな姿勢・位置の変化の発生を防止するようにし
たものである。
第1a図はクランプ状態を示すが、第1b図、
第1c図に、加工位置割り出し状態及びアンクラ
ンプ状態を示す。
第1b図参照 クランプ状態から加工位置割り出し装置に移行
するには、ウオーム3を駆動して、ホイール4を
介してボールねじ2を回転し、ナツト5を上方に
移動すればよい。ナツト5の上方向移動とともに
シヤフト7は上方向に移動し、スプリング62を
圧縮状態から解放し、その結果、嵌合部81が解
放されて本体上部8が回転可能な状態となる。
第1c図参照 加工位置割り出し状態からアンクランプ状態に
移行するには、ウオーム3をさらに駆動して、ホ
イール4を介してボールねじ2を回転し、ナツト
5をさらに上方に移動すると、シヤフト7はさら
に上方向に移動してパレツト9と本体上部8とを
係合する位置合わせピン82が離脱し、パレツト
9は水平方向(図において紙面に垂直な方向)に
移動可能となる。
加工位置の割り出し後、及び/または、パレツ
ト交換後、ウオーム3を上記と逆方向に駆動すれ
ば、第1a図のクランプ状態に復帰する。この状
態では、上記せるように、ナツト5が皿ばね61
によつて下方に押圧されており、パレツト9に外
力が印加されても、これが容易に動くことはな
い。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本考案の実施例に係
る工作機械用パレツトクランプ装置兼加工位置割
り出し装置についてさらに説明する。
第1a図参照 図において、1は内部に中空部11を有する筒
状体をなす本体下部であり、その底部13にはボ
ールねじ2用の軸受け14が設けられる。本体下
部1の頂部12にはシヤフト7が貫通する開口が
設けられている。中空部11中には歯車潤滑用の
潤滑油が入れられることは言うまでもない。
2はボールねじであり、図示されない動力源に
よつて駆動されるウオーム3によつて駆動される
ホイール4によつて回転される。
ボールねじ2のナツト5の上面と本体下部1の
頂部12の下面との間には皿ばね61が圧縮状態
で入れられているので、ナツト5は、ボールねじ
2の回転にともなつて、皿ばね61の力に抗しな
がら上下に非回転的に移動することになる。
ナツト5の上部にはシヤフト7が伸延してお
り、このシヤフト7は上下に非回転的に移動す
る。
8は本体上部であり、加工位置割り出し装置と
しての機能を発揮するため、本体下部1に対して
着脱・回動可能とされている。すなわち、上下に
着脱可能な嵌合部81例えば円形に設けられた歯
車状嵌合部81をもつて本体下部1と係合されて
いる。そして、この嵌合部81は、スプリング6
2の力に抗してこれを圧縮して嵌合するようにさ
れている。
本体上部8とシヤフト7との間にはすべり軸受
け83が設けられており、シヤフト7は本体上部
8を貫通して上下に非回転的に移動する。
シヤフト7の上部は、パレツト9を支持するパ
レツト支持部71とされている。パレツト9と本
体上部8の上面との間にはパレツト位置合わせピ
ン82が設けられる。
第1b図参照 第1b図は加工位置割り出し状態を示す。この
状態に移行するには、ウオーム3を駆動して、ホ
イール4を介してボールねじ2を回転し、ナツト
5をさらに上方に移動する。ナツト5の上方向移
動とともにシヤフト7は上方向に移動し、ここ
で、図示しない動力機構により本体上部8を所望
の角度回転して所望の加工位置を選択する。
第1c図参照 第1c図はアンクランプ状態を示す。この状態
に移行するには、ウオーム3を駆動して、ホイー
ル4を介してボールねじ2を回転し、ナツト5を
さらに上方に移動する。ナツト5の上方向移動と
ともにシヤフト7は上方向に移動すると、パレツ
ト9と本体上部8の上面とを係合する位置合わせ
ピン82が離脱し、パレツト9は水平方向(図に
おいて紙面に垂直な方向)に移動可能となる。パ
レツト交換後、ウオーム3を上記と逆方向に駆動
すれば第1a図のクランプ状態に復帰する。
第1図a図再参照 このクランプ状態において、パレツト9に乗せ
られたワーク(図示せず)に切削力が印加される
と、パレツト9は各方向のモーメントを受ける
が、上下方向(紙面の方向)モーメントはバツク
ラツシの少ないボールねじ2によつて有効に吸収
され、左右方向(紙面に垂直な方向)モーメント
は皿ばね61の力によつて発生する強大な摩擦力
によつて有効に吸収されるので、いづれの方向に
も変位することはなく、強固に支持され正確な加
工精度を実現することができる。
〔考案の効果〕
以上説明せるとおり、本考案によれば、ウオー
ムを介して駆動されるボールねじのナツトと結合
されたシヤフトを上下させて、加工位置割り出し
装置を構成する本体上部とパレツトとのいづれを
も上下することとされており、このナツトと駆動
機構のボデイーをなす本体下部との間には強力な
皿ばねが入れられており、加工位置割り出し装置
を構成する本体上部と駆動機構のボデイーをなす
本体下部との嵌合部にはスプリングが入れられて
おり、シヤフトは常時皿ばねによつて下方に押圧
されているので、クランプ時(切削時)に、パレ
ツトに加えられるモーメントは吸収され、パレツ
トが変位することは有効に防止され、すぐれた加
工精度を実現しうる利益を有する電動式工作機械
用パレツトクランプ装置兼加工位置割り出し装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本考案の一実施例に係る工作機械用
パレツトクランプ装置兼加工位置割り出し装置の
クランプ状態における構成図(縦断面図)であ
る。第1b図は本考案の一実施例に係る工作機械
用パレツトクランプ装置兼加工位置割り出し装置
の加工位置割り出し状態における構成図(縦断面
図)である。第1c図は本考案の一実施例に係る
工作機械用パレツトクランプ装置兼加工位置割り
出し装置のアンクランプ状態における構成図(縦
断面図)である。 1……本体下部、11……本体下部の中空部、
12……本体下部の頂部、13……本体下部の底
部、14……ボールねじ用軸受け、2……ボール
ねじ、3……ウオーム、4……ホイール、5……
ナツト、61……皿ばね、62……スプリング、
7……シヤフト、71……パレツト支持部、8…
…本体上部、81……嵌合部、82……位置合わ
せピン、83……シヤフト用すべり軸受け、9…
…パレツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 直立し内部は中空である筒状体をなす本体下部
    1の中空部11にボールねじ2が前記筒状体の軸
    方向に設けられており、 該ボールねじ2はウオーム3とホイール4とを
    もつて駆動され、 着脱・回動可能な本体上部8が前記本体下部1
    の上に着脱可能な嵌合部81を介して取り付けら
    れ、 該本体上部8の下面と前記本体下部1の頂部1
    2との間には、スプリング62が圧縮状態で設け
    られ、 前記ボールねじ2のナツト5の上面と前記本体
    下部1の頂部12との間には皿ばね61が圧縮状
    態で設けられ、 前記ナツト5上には前記ボールねじ2の軸方向
    に非回転型のシヤフト7が伸延し、 該シヤフト7は前記本体下部1の頂部12と前
    記本体上部8とを貫通して上方に突出してパレツ
    ト支持部71をなすことを特徴とする工作機械用
    パレツトクランプ装置兼加工位置割り出し装置。
JP7012785U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH0135802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7012785U JPH0135802Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7012785U JPH0135802Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61187648U JPS61187648U (ja) 1986-11-22
JPH0135802Y2 true JPH0135802Y2 (ja) 1989-11-01

Family

ID=30606448

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7012785U Expired JPH0135802Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

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JP (1) JPH0135802Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007851A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Ott-Jacob Gmbh & Co Spanntechnik Kg チャック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007851A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Ott-Jacob Gmbh & Co Spanntechnik Kg チャック
JP4568700B2 (ja) * 2005-07-01 2010-10-27 オーテーテー ジェイコブ ゲーエムベーハー ウント コンパニー スパンテクニック カーゲー チャック

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Publication number Publication date
JPS61187648U (ja) 1986-11-22

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