JPH06246334A - ストリップ付着油除去装置 - Google Patents

ストリップ付着油除去装置

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JPH06246334A
JPH06246334A JP5064759A JP6475993A JPH06246334A JP H06246334 A JPH06246334 A JP H06246334A JP 5064759 A JP5064759 A JP 5064759A JP 6475993 A JP6475993 A JP 6475993A JP H06246334 A JPH06246334 A JP H06246334A
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JP
Japan
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strip
oil
wiping
rolls
adhering
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5064759A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisuke Fujii
岱輔 藤井
Toru Tazawa
徹 田沢
Mitsunori Abe
光範 阿部
Eiji Miura
栄二 三浦
Kazuhiro Fujiike
一博 藤池
Yoshio Amano
吉雄 天野
Shigeru Tomita
茂 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH06246334A publication Critical patent/JPH06246334A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延後に巻き取られる前のストリップの付着
油を極力除去する。 【構成】 圧延後のストリップ1を挟持しつつ通すよう
に第1のワイピングロール3a・3bを互いに対向して
設け、ストリップを表裏方向に折り曲げるように第2の
ワイピングロール5a・5bを互いにオフセットさせて
配設し、ストリップの各面の端縁部に向けてエアを吹き
出すエア吹き出しノズル7a・7bを設ける。 【効果】 第1のワイピングロールによりストリップの
表裏面の付着油を概略除去し、第2のワイピングロール
によりストリップの各面の端縁部に除去されずに残った
付着油を除去し、端縁部に残った油をエアにより吹き飛
ばして除去することができ、付着油をより一層確実に除
去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップ付着油除去
装置に関し、特に、冷間圧延されたストリップを巻き取
る前にストリップの表裏両面に付着している潤滑油や冷
却油などを除去するためのストリップ付着油除去装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧延機により板状素材あるいは帯
状素材である圧延材を通して、所定の肉厚の板状製品あ
るいは帯状製品であるストリップを製造する際には、圧
延材の冷却・圧延性の向上・金属粉の除去などのために
圧延油が用いられている。そして、冷間圧延されたスト
リップを巻き取る前には、ストリップの表裏両面に付着
している圧延油を除去する必要がある。
【0003】上記ストリップ付着油の除去を行うには、
エアワイパによるものやワイピングロールを用いたもの
がある。しかしながら、エアワイパによる場合には、例
えば実開昭61−190306号公報に開示されている
ように、ストリップのエッジ部分の付着油を側方に吹き
飛ばすことは容易であるが、中央部の付着油を吹き飛ば
すには、その付着油をエッジまで移動させるなど比較的
困難である。また、ワイピングロールによる場合に、実
開平1−10311号公報に開示されているものでは、
小径のワイピングロールをバックアップロール群により
支持しており、ワイピングロールの保守を行う際に、バ
ックアップロール群が邪魔になり易いという問題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、圧延後にストリッ
プを巻き取る前にストリップの付着油を極力除去し得る
と共に保守も容易なストリップ付着油除去装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、圧延されたストリップを巻き取る前に当該
ストリップを搬送しつつその表裏両面に付着している油
を除去するためのストリップ付着油除去装置であって、
前記ストリップを所定の押圧力にて挟持するべく互いに
対向して設けられた一対の第1のワイピングロールと、
前記ストリップをその表裏方向に曲げるべく、前記搬送
方向に離隔しかつ前記ストリップの表裏側に互い違いに
配設された少なくとも2本のロールからなる第2のワイ
ピングロールと、前記ストリップのエッジ部に向けてエ
アを吹き出すように設けられたエア吹き出し手段とを有
することを特徴とするストリップ付着油除去装置を提供
することにより達成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、圧延後のストリップに於い
て、一対の第1のワイピングロールにより挟持されるこ
とによりストリップの少なくとも中央部の付着油を絞り
取るようにして除去可能であり、互い違いに配設された
第2のワイピングロールによりストリップを曲げた状態
にすることにより、各第2のワイピングロールをストリ
ップの表裏の各面のエッジに十分に接触させることがで
き、エッジ部の付着油を除去可能であり、それらワイピ
ングロールを通過することによりエッジ部に向けて流れ
除去し損なったエッジ部の付着油をエアにより吹き飛ば
すことにより、ストリップ付着油を極力除去し得る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたストリップ付
着油除去装置の全体を示す模式図である。ストリップ1
は、図の左方に設けられた圧延機(図示せず)から図の
右方の巻き取り機(図示せず)に向けて、図の矢印Aに
示されるように搬送される。すなわち、本ストリップ付
着油除去装置は、圧延後のストリップ1を巻き取る前の
位置に設けられている。
【0009】図1に示されるように、ストリップ1搬送
方向に於ける最上流端位置に、ストリップ1の表裏各面
に向けて冷却油を吹き付けるための上下一対の冷却油吹
き出しノズル2a・2bが設けられている。これによ
り、圧延後のストリップ1の温度を例えば120℃程度
に冷却する。
【0010】冷却油吹き出しノズル2a・2bの図に於
ける右側には、ストリップ1を挟持するように配設され
た上下一対の第1のワイピングロール3a・3bが互い
に対向して設けられている。これら第1のワイピングロ
ール3a・3bは、外周面を例えば硬質クロムメッキさ
れており、それぞれ例えば油圧シリンダ4a・4bによ
り互いに接離する方向に変位するようにされている。
【0011】第1のワイピングロール3a・3bの右側
には、ストリップ1の搬送方向に所定の間隔をおいてか
つ上下に互い違いに配設された2つのロールからなる第
2のワイピングロール5a・5bが設けられている。上
流側の第2のワイピングロール5bはストリップ1の裏
面を支持し、下流側の第2のワイピングロール5aはス
トリップ1の表面を支持するように配設され、それぞれ
例えば油圧シリンダ6a・6bにより互いに接離する方
向に変位するようにされている。
【0012】下流側の第2のワイピングロール5aの右
側には、ストリップ1の表裏各面に向けてエアを吹き付
けるためのエア吹き出し手段としての上下一対以上のエ
ア吹き出しノズル7a・7bが設けられている。なお、
これらエア吹き出しノズル7a・7bは、通過するスト
リップ1の両端縁部に向けてエアを吹き出すように設定
されている。
【0013】また、ストリップ1の裏面の下方には、エ
プロン8とオイルパン9とが設けられている。また、オ
イルパン9にはパイプを介して油回収タンク10が接続
されている。なお、本実施例では、圧延油及び冷却油に
同一のものを用いることにより、油回収タンク10に回
収された油を、図示されないポンプを介して圧延油及び
冷却油の各供給装置に送り、再利用するようにされてい
る。
【0014】このようにして構成されたストリップ付着
油除去装置の作動要領について以下に示す。圧延後のス
トリップ1が、本装置を前記したように矢印Aの向きに
通過するが、まず、最上流部の第1のワイピングロール
3a・3bにより、ストリップ1の表裏面に付着してい
る圧延油や冷却油を概略除去し得る。
【0015】なお、中間部の上流側の第2のワイピング
ロール5bを、図に示されるように油圧シリンダ6bに
より押し上げた状態にしておく。この押し上げ量は、例
えば、ロール直径を200mmとすると、第1のワイピ
ングロール3a・3bの通過位置と下流側の第2のワイ
ピングロール5aの下端とを結ぶ図に示される想像線よ
りも5〜15mmであって、最大押し上げ量を50mm
に設定すると良い。
【0016】従って、上流側第2のワイピングロール5
bによりストリップ1の裏面が再びワイピングされ、搬
送方向下流側にオフセットされた下流側第2のワイピン
グロール5aよりストリップ1の上面を再びワイピング
する。この場合、図に良く示されるように、ストリップ
1が、その表裏側である上下に互い違いになるように折
り曲げられつつ搬送される。ところで、ストリップの端
縁部よりも中央部の方の板厚が厚い傾向にあり、第1の
ワイピングロール3a・3bのように両者の対向状態で
挟持した場合にはストリップ1の幅方向中央部がワイピ
ングされ易く、両端縁部に付着している油を除去し難
い。
【0017】本発明では、ストリップ1が上記したよう
に折り曲がるように各第2のワイピングロール5a・5
bをストリップ1に押し当てており、ストリップ1の裏
面と表面とが交互にロール長手方向に沿って当たり得る
ため、ストリップ1の両面の各幅方向端縁部を好適にワ
イピングできる。
【0018】そして、下流側第2のワイピングロール5
aを通過したストリップ1は、第3のワイパとしての上
下一対以上のエア吹き出しノズル7a・7bから吹き出
されるエアにより、両面の特に端縁部をワイピングされ
る。これにより、第2のワイピングロール5a・5bを
通過してストリップ1の端縁部をワイピングされる際
に、ストリップ1の反対側の面の端縁部にワイピングさ
れた油が漏れ出る場合があるが、その漏れ出た油をエア
により好適に吹き飛ばすことができる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、互い対向し
て設けられた第1のワイピングロールによりストリップ
の表裏面の付着油を概略除去し、ストリップを表裏方向
に折り曲げるように配設された第2のワイピングロール
によりストリップの各面の端縁部に除去されずに残った
付着油を除去し、それでも端縁部に残った油をエア吹き
出し手段により吹き飛ばして除去することができ、圧延
後のストリップを巻き取る前に、付着油をより一層確実
に除去することができる。また、従来のワイピング効果
を高めるべく小径のワイピングロールを用いた場合のバ
ックアップロール群を必要とせず、保守も容易に行い得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたストリップ付着油除去装置
の全体を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ストリップ 2a・2b ノズル 3a・3b 第1のワイピングロール 4a・4b 油圧シリンダ 5a・5b 第2のワイピングロール 6a・6b 油圧シリンダ 7a・7b エア吹き出しノズル 8 エプロン 9 オイルパン 10 油回収タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 栄二 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式会 社光製鐵所内 (72)発明者 藤池 一博 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式会 社光製鐵所内 (72)発明者 天野 吉雄 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式会 社光製鐵所内 (72)発明者 富田 茂 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式会 社光製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延されたストリップを巻き取る前に当
    該ストリップを搬送しつつその表裏両面に付着している
    油を除去するためのストリップ付着油除去装置であっ
    て、 前記ストリップを所定の押圧力にて挟持するべく互いに
    対向して設けられた一対の第1のワイピングロールと、
    前記ストリップをその表裏方向に曲げるべく、前記搬送
    方向に離隔しかつ前記ストリップの表裏側に互い違いに
    配設された少なくとも2本のロールからなる第2のワイ
    ピングロールと、前記ストリップのエッジ部に向けてエ
    アを吹き出すように設けられたエア吹き出し手段とを有
    することを特徴とするストリップ付着油除去装置。
JP5064759A 1993-03-01 1993-03-01 ストリップ付着油除去装置 Withdrawn JPH06246334A (ja)

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JP5064759A JPH06246334A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 ストリップ付着油除去装置

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JPH06246334A true JPH06246334A (ja) 1994-09-06

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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