JP2001232414A - ワイパー装置 - Google Patents

ワイパー装置

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JP2001232414A
JP2001232414A JP2000043745A JP2000043745A JP2001232414A JP 2001232414 A JP2001232414 A JP 2001232414A JP 2000043745 A JP2000043745 A JP 2000043745A JP 2000043745 A JP2000043745 A JP 2000043745A JP 2001232414 A JP2001232414 A JP 2001232414A
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JP
Japan
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wiper
steel strip
roll
wiper device
rolls
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JP2000043745A
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English (en)
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Nariaki Tanaka
成顕 田中
Hidemi Ishii
秀美 石井
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下ワイパーロールが鉄製であるため鋼帯表
面に疵が付き易く、品質の厳しい製品の場合においては
求められる品質が確保できない。 【解決手段】 バックアップロールを有するワイパーロ
ールに移動する鋼帯を挟むことにより、鋼帯に付着した
液状物を除去するワイパー装置であって、該ワイパーロ
ールの材質を軟質弾性体とし、その内部に冷却水配管を
設けたワイパー装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷間圧延機で圧延
された鋼帯の表面に付着した圧延油等の液状の付着物を
上下のワイパーロールによって払拭除去するためのワイ
パー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷間圧延機の出側には、圧延処理
された鋼帯の表面に付着した圧延油等を払拭し除去する
ために、ロール式のワイパー装置が設けられている。図
3は圧延ラインの要部側面図である。冷間圧延機(1)
にて圧延された鋼帯(2)はその出側に設置されたワイ
パー装置(3)により圧延油等の液状付着物を除去され
た後、デフレクターロール(4)を通板後、その後面に
設けられた巻取機(5)により鋼帯(2)が巻き取られ
ている。
【0003】図4は従来のワイパー装置の断面図であ
る。一般的に、鋼帯(2)に付着した液状物を除去する
ワイパー装置(3)は、鋼帯(2)を上下の鉄製または
ゴム製のワイパーロール(7)に挟み、鋼帯に付着した
液状物を除去する形式となっている。その構成は、ワイ
パーロール(7)の上下にワイパーロール(7)よりも
大径のバックアップロール(9)が設置されワイパーロ
ール(7)を押圧している。バックアップロール(9)
には支持軸(8)両側にベアリング(10)が嵌められ
ている。
【0004】冷間圧延機(1)から送り出された鋼帯
(2)は、回転しているワイパーロール(7)の間へ挟
み込まれる。ワイパーロール(7)は回転しながら鋼帯
(2)面を押し付けることにより鋼帯(2)の表面に付
着した圧延油等を払拭する。さらに、ワイパー装置
(3)出側に設置されたエアージェットノズル(6)か
らエアーを鋼帯(2)の通板方向と逆向きに吹き付ける
ことにより、圧延油等の払拭の効果をいっそう高めてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
なワイパー装置では、ワイパーロールが鉄製であると鋼
帯表面に疵が付き易く、品質特性の厳しい製品の場合に
おいては求められる品質が確保できない。疵防止対策と
して、鋼帯表面の疵を付きにくくするためにワイパーロ
ールの材質を軟質弾性体とすると、耐熱温度が鉄に比べ
低いため、通常の通板速度より低くしなければならず生
産性が損なわれる。また、通板速度を従来通りにする
と、ワイパーロールの寿命が短くなりコストアップとな
る。
【0006】そこで本発明の目的は、品質および生産性
を損なうことなく冷間圧延された鋼帯表面に付着した液
状物を、低コストで絞りとることができるワイパー装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バックアップ
ロールを有するワイパーロールに移動する鋼帯を挟むこ
とにより、鋼帯に付着した液状物を除去するワイパー装
置であって、該ワイパーロールの材質を軟質弾性体と
し、その内部に冷却水配管を設けたワイパー装置を提供
するものである。
【0008】さらに、本発明のワイパー装置は、前述の
ワイパー装置の出側に鋼帯の通板方向と逆方向にエアー
ジェットを吹き付けるためのエアージェットノズルをラ
イン上下に有するワイパー装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るワイパー装置を実施
例をもとに詳細に説明する。図1は本発明のワイパー装
置の稼動状態を示す側面図である。本発明のワイパー装
置(3)は、両端を支持された細径のワイパーロール
(11)で鋼帯を挟み付けるように通板されている。こ
のワイパーロール(11)は硬質ゴムにて成形された軟
質弾性体製のロールであり、その中心には冷却水配管
(12)が設置されワイパーロール(11)全体を冷却
可能にしている。また、ワイパー装置出側にはエアージ
ェットノズル(6)が設置され、ワイパー装置(3)の
鋼帯に付着した液状物の除去をより効率的なものにして
いる。
【0010】図2は本発明のワイパー装置の断面図であ
る。軟質弾性体製のワイパーロール(11)はそれぞれ
の両端部がベアリング(13)により支持され、その中
心には冷却水配管(12)が設置され、鋼帯(2)の通
板中に冷却水を通水することによりワイパーロール(1
1)全体を冷却する。バックアップロール(9)はワイ
パーロール(11)を押圧する状態でそれぞれ設置され
ており、そのワイパーロール(11)の両端部はベアリ
ング(13)を介して回転自由に支持されている。バッ
クアップロール(9)は、支持軸(8)上に2個所のベ
アリング(10)で回転自在に支持されている。
【0011】バックアップロール(9)を支持する支持
軸(8)上のベアリング(10)は、上下のバックアッ
プロール(9)が対称となるように設けられている。上
下のバックアップロール(9)の内面は段付き面で形成
され、その段付き部分にそれぞれのベアリング(10)
が固定され、上下対称となるように配置されているので
均一な接触線圧を保つことができ、縞状マークおよび製
品の塑性変形も防止できる。
【0012】本発明のワイパー装置は、バックアップロ
ール(9)は、図示していないが押えシリンダーを押圧
することにより、ワイパーロール(11)に押圧力が加
えられる。バックアップロール(9)の支持軸(8)に
加わる押圧力は、支持軸(8)上の2個所のベアリング
(10)からバックアップロール(9)に伝わって、ワ
イパーロール(11)が押圧され、回転しているワイパ
ーロール(11)が鋼帯(2)を押し付けて挟み込む。
その結果、鋼帯(2)をワイパーロール(11)が均一
に押し付けることとなり、鋼帯(2)の表面に付着した
圧延油等の液状物が完全に除去される。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ワイパーロールが軟質
弾性体でできているため、鋼帯に疵が付くこともなく、
確実に鋼帯に付着した圧延油等の液状物が除去できる。
また、ワイパーロールおよびバックアップロールはそれ
ぞれ支持軸により支持され、左右対称のベアリングによ
りそれぞれ部分的な押圧力がかかつても円滑に回転可能
となっているため、高速でも除去能力が安定している。
【0014】本発明のワイパーロールは、鋼帯の通板中
ワイパーロール内部の冷却水配管内に冷却水を通水しワ
イパーロールを冷却するため、ワイパーロールの寿命が
長い。また、バックアップロールはそれぞれ対称となる
よう配置され、バックアップロール軸上に2個のベアリ
ングで回転可能に支持されるため、ワイパーロールとの
接触圧を均一化し、鋼帯に付着した圧延油等の液状物を
確実に除去する。さらに、エアージェットノズルからエ
アーを吹き付けることにより、払拭の効果をよりいっそ
う高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイパー装置の稼動状態を示す側面図
である。
【図2】本発明のワイパー装置の断面図である。
【図3】圧延ラインの要部側面図である。
【図4】従来のワイパー装置の断面図である。
【符号の説明】
1 冷間圧延機 2 鋼帯 3 ワイパー装置 4 デフレクターロール 5 巻取機 6 エアージェットノズル 7 ワイパーロール(鉄製またはゴム製) 8 支持軸 9 バックアップロール 10 (バックアップロール支持用)ベアリング 11 ワイパーロール(硬質ゴム製) 12 冷却水配管 13 (ロール支持用)ベアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップロールを有するワイパーロ
    ールに移動する鋼帯を挟むことにより、鋼帯に付着した
    液状物を除去するワイパー装置であって、該ワイパーロ
    ールの材質を軟質弾性体とし、その内部に冷却水配管を
    設けたワイパー装置。
  2. 【請求項2】 ワイパー装置の出側に鋼帯の通板方向と
    逆方向にエアージェットを吹き付けるためのエアージェ
    ットノズルをライン上下に有する請求項1記載のワイパ
    ー装置。
JP2000043745A 2000-02-22 2000-02-22 ワイパー装置 Withdrawn JP2001232414A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101439616B1 (ko) 2012-08-07 2014-09-11 주식회사 포스코 압연기의 냉각수 분사 모듈에 의한 낙수 저감 장치
CN109226291A (zh) * 2018-10-17 2019-01-18 无锡隆达金属材料有限公司 一种用于冷轧后合金管材的自动除油装置
CN117732893A (zh) * 2024-02-21 2024-03-22 中国重型机械研究院股份公司 一种减小轧后带材表面残油量的结构及方法

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070501