JPH06245025A - イメージセンサ、マルチチップ型イメージセンサ及び信号処理回路 - Google Patents

イメージセンサ、マルチチップ型イメージセンサ及び信号処理回路

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JPH06245025A
JPH06245025A JP5053170A JP5317093A JPH06245025A JP H06245025 A JPH06245025 A JP H06245025A JP 5053170 A JP5053170 A JP 5053170A JP 5317093 A JP5317093 A JP 5317093A JP H06245025 A JPH06245025 A JP H06245025A
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signal
output
image sensor
sensor
chip
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JP5053170A
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Akihiko Kumatoriya
昭彦 熊取谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサチップの奇数、偶数画素の信号を半周
期ずらしたタイミングで交互に行ない、センサチップか
ら各々出力安定期間のみを出力し、チップ外の基板上で
合成することにより、信号読み出しの高速化を図る。 【構成】 配列された複数の画素と、この複数の画素の
うち奇数画素からの信号が出力される第1の出力線11
と、前記複数の画素のうち偶数画素からの信号が出力さ
れる第2の出力線12と、前記奇数画素と前記偶数画素
とで互いに半周期ずらしたタイミングで交互に第1の出
力線及び第2の出力線に前記複数の画素から信号を出力
する手段14と、を備えたセンサチップと、前記第1の
出力線11からの信号と前記第2の出力線12からの信
号とを、前記センサチップ外で合成する手段と、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてファクシミリ
や複写機などに用いられる原稿読み取り装置のイメージ
センサに関するものである。
【0002】本発明は、イメージセンサの出力信号を入
力して、紙等に印刷するための信号を出力する信号処理
回路に関するものである。
【0003】
【従来の技術】(イメージセンサの従来例)従来、原稿
読み取り装置としては、例えば短焦点結像素子アレイを
用いる密着型マルチチップイメージセンサが知られてい
る。図7〜図13はこのような原稿読み取り装置の一例
であり、図7は原稿読取装置の外観を示す斜視図、図8
はそのA−A′断面図、図9はセンサチップを搭載した
基板の斜視図、図10はそのB−B′断面図、図11は
LEDを搭載した基板の斜視図、図12は原稿読取装置
を用いたファクシミリ装置の外観を示す斜視図、図13
はそのC−C′断面図である。
【0004】図7,図8に示すように、筐体200の上
面に原稿面に接する透明ガラス板201を取りつけ、L
ED211を配列した基板210を、LED211の出
射光212が上記透明ガラス板201の上面に接する原
稿面で反射されるような所定の角度で上記筐体200内
に設け、上記透明ガラス板201の反射光213を通す
光学系209及びこの光学系209に対応して基板50
上に設けられた複数のラインセンサ1を筐体200内に
具備している。そして、上記光学系には例えば、商品名
「セルホックレンズアレイ」(日本板硝子株式会社製)
で代表される上述の短焦点結像素子アレイが採用されて
いる。
【0005】ラインセンサ1は図9,図10に示される
ように、配線部208の保護等のため上記基板50にお
いて保護膜206で覆われ、上記基板50は筐体200
に係合した底板205にゴム板207を介して支えられ
ている。なお図7に示すように、上記筐体200の両端
には端板203がビス204で装着されている。また上
記筐体200には例えばファクシミリ本体などの外部に
おける電源、制御信号などの入出力用のコネクタ202
が設けられている。
【0006】このような密着型マルチチップイメージセ
ンサ110は図12及び図13に示すように、例えばフ
ァクシミリの原稿読み取り位置に固定金具109を介し
て配置する。ここではファクシミリ本体100の前縁に
原稿挿入口103が設けてあり、この原稿挿入口103
のガイドステージ104には平行してスリット105が
形成され、該スリット105には原稿の挿入位置を決め
るガイド駒106がスライド可能に装着してある。ま
た、ファクシミリ本体100の前部上面にはキーボード
パネル101及びオペレーションメッセージの表示部1
07が配置してあり、その後に原稿取り出し口102が
設けられている。上記原稿挿入口103から挿入した原
稿118は分離片117を介して給送ローラ108に至
り、そこからプラテンローラ116と上記イメージセン
サ110との間を通り、上記原稿取り出し口102に排
出される。上記ファクシミリ本体100の後部にはロー
ル状の記録紙114が収納されていてその端部がプラテ
ンローラ115を介して外部に取り出されるようになっ
ており、上記プラテンローラ115の位置で、記録ヘッ
ド111により情報の記録がなされる。なお図中112
はファクシミリのシステムコントロール基板であり、1
13は電源ユニットである。
【0007】図14は上記ラインセンサ1のチップ内の
回路構成の一例を示す等価回路図である。同図に於い
て、2はラインセンサ1の画素を形成し、ベース領域に
画素への入射光に対応した電荷を蓄積し、エミッタに信
号を出力するバイポーラトランジスタ構成のセンサ(以
下、バイポーラ型センサという。)、3はバイポーラ型
センサ2のベース電圧をリセットするための定電圧源、
4はバイポーラ型センサ2のベース電圧を定電圧源3の
電圧にリセットするタイミングを制御するためのPMO
Sトランジスタ、5はバイポーラ型センサ2のエミッタ
電圧をリセットするための定電圧源、6はバイポーラ型
センサ2のエミッタ電圧を定電圧源5の電圧にリセット
するタイミングを制御するためのnMOSトランジス
タ、7はバイポーラ型センサ2のエミッタに出力された
信号を一時保持しておくための転送容量、8は転送容量
7の電圧をリセットするための定電圧源、9は転送容量
7の電圧を定電圧源8の電圧にリセットするタイミング
を制御するためのnMOSトランジスタ、11,12は
各々奇数画素、偶数画素の信号を転送容量7より出力す
るための出力線、13は転送容量7に一時保持された信
号を出力線11,12に出力するタイミングを制御する
ためのnMOSトランジスタ、14はnMOSトランジ
スタ13のゲートに順次パルスを出力し、転送容量7に
一時保持された信号を出力線11,12に順次出力させ
るためのシフトレジスタ、15,16は各々出力線1
1,12に出力された信号を選択するためのnMOSト
ランジスタ、19は出力線11,12をリセットするた
めの定電圧源、17,18は各々出力線11,12を定
電圧源19の電圧にリセットするタイミングを制御する
ためのnMOSトランジスタ、20はnMOSトランジ
スタ15,16によって選択された信号を出力するため
のバッファ・アンプ、21はバッファ・アンプ20の入
力をリセットするための定電圧源、22はバッファ・ア
ンプ20の入力を定電圧源21の電圧にリセットするタ
イミングを制御するためのnMOSトランジスタ、23
はバッファ・アンプ20の出力をサンプル・ホールドす
るための容量、24はバッファ・アンプ20の出力をサ
ンプル・ホールドするタイミングを制御するためのnM
OSトランジスタ、25はサンプルホールドされた信号
をクランプするための容量、26はクランプのための定
電圧源、27は定電圧源26の電圧にクランプするタイ
ミングを制御するためのnMOSトランジスタ、28は
クランプされた信号を出力するためのバッファ・アン
プ、29はチップを選択するためのnMOSトランジス
タである。
【0008】また、図15は基板50の構成を示し、3
0は各チップの出力を各チップ内に設けられたチップ選
択用のnMOSトランジスタ29を介して合成した共通
出力線である。
【0009】上記構成におけるイメージセンサの信号読
み出し動作を図14の等価回路図、及び図16のタイミ
ング・チャートを用いて説明する。
【0010】まず、パルスφCRがHighレベルになる
ことにより転送容量7の電圧を定電源8の電圧にリセッ
トする。次にパルスφT がHighレベルになり、バイ
ポーラ型センサ2のエミッタに出力された各画素の信号
が転送容量7に転送される。次にパルスφBRがLowレ
ベルになり、続いてパルスφERがHighレベルになる
ことにより、バイポーラ型センサ2のベース及びエミッ
タがそれぞれ定電圧源3,5の電圧にリセットされ、バ
イポーラ型センサ2は蓄積状態に入る。
【0011】転送容量7に一時保持された信号はシフト
レジスタ14の出力パルスSR1〜SR8により出力線
11,12に奇数、偶数画素交互に読み出され、読み出
しが行なわれていない時に出力線11,12は交互にリ
セットされる。更に、パルスφSH,パルスφR が交互に
Highレベルとなることにより、信号は、パルスφR
がHighレベルの期間にクランプされた信号となる。
【0012】各チップの選択はまずパルスφSW1 がHi
ghレベルになることにより、第1チップが選択され、
第1チップの全画素の信号が出力される間、第1チップ
のみの出力が共通出力線30に出力され、第1チップの
出力が終ると順次、第2チップ以降のチップ出力が1チ
ップずつ共通出力線30に出力される。
【0013】このようにして複数のチップより構成され
るマルチチップ型イメージセンサによる原稿読み取りが
行なわれていた。
【0014】(信号処理回路の従来例)また、従来、イ
メージセンサの出力信号を、例えばファクシミリ上で紙
に画像を印刷するための2値データに変換するために、
図17のブロック図に示されるような信号処理回路によ
り信号処理を行なっていた。
【0015】図17において、41は、原稿に光を照射
し、原稿からの反射光を光電変換し、原稿に対応した電
気信号を出力するイメージセンサ、42はイメージセン
サ41の出力信号をアナログ・デジタル変換し、6bi
tのデジタル信号を出力するアナログ・デジタル変換回
路、43はA/D変換回路42の出力から、画像のエッ
ジを検出し、エッジを強調するエッジ強調回路、44は
エッジ強調回路43の出力信号を輝度−濃度変換する輝
度−濃度変換回路、45は輝度−濃度変換回路44の出
力信号を2値化する2値化回路、46はA/D変換回路
42の+側のリファレンス電圧に入力するシェーディン
グ・データを保持しておくためのシェーディング・メモ
リ、47はエッジ検出、2値化の際に必要となるデータ
を一時保持しておくためのラインメモリである。
【0016】上記構成の信号処理回路において、まず、
イメージセンサ41により装置に設けられた白を読み取
り、A/D変換回路42でA/D変換された後、シェー
ディング・メモリ46に記憶される。
【0017】次に原稿を1ラインずつ読み取り始め、各
画素毎にあらかじめ読み出した白出力をシェーディング
・メモリ46より読み出し、A/D変換回路42の+側
のリファレンス電圧とし、−側には、イメージセンサ4
1の黒出力にほぼ等しい定電圧源を入力する。このよう
に各画素の出力信号は黒出力と各画素間で異なる白出力
の間で規格化されたA/D変換を行ない、光源の光量ば
らつき等によって生じるシェーディングの補正ができ
る。
【0018】次にシェーディング補正され、6bitA
/D変換されたA/D変換回路42の出力はラインメモ
リ47に入力し、読み出された前後のラインのデータか
らエッジ強調回路43において画像のエッジが検出さ
れ、元のデータのエッジを強調した出力を輝度−濃度変
換回路44に入力させる。輝度−濃度変換回路44では
図18に示されるγテーブルに従い、センサ出力信号
(輝度信号)を濃度信号に変換し、出力する。更に2値
化回路45で、濃度信号をラインメモリ47を使用し、
ディザ法又は誤差拡散法等の擬似階調画像処理を行な
い、2値データを出力する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
ルチチップ型イメージセンサの従来例では、奇数画素、
偶数画素の信号出力をセンサチップ内で同一出力端子に
出力するため、出力線のリセット時間、出力の立ち上が
り時間が1画素当りの信号読み出し時間に含まれること
になり、信号読み出しの高速化を妨げていた。
【0020】また、上記信号処理回路の従来例では、6
bitデジタル信号となったセンサ出力を輝度−濃度変
換回路においてγテーブルにより濃度信号に変換してい
るため、原稿の高濃度領域では濃度信号の階調がとびと
びになり、階調数を減らしていた。
【0021】このため、センサ出力信号で1階調強のノ
イズがあった場合、デジタル信号で2階調分のばらつき
を見込むと、図19に示すように濃度信号では最高10
階調分ものばらつきとなって印刷された画像にあらわれ
ることになってしまうため、改善が望まれていた。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のイメージセンサ
は、配列された複数の画素と、この複数の画素のうち奇
数画素からの信号が出力される第1の出力線と、前記複
数の画素のうち偶数画素からの信号が出力される第2の
出力線と、前記奇数画素と前記偶数画素とで互いに半周
期ずらしたタイミングで交互に第1の出力線及び第2の
出力線に前記複数の画素から信号を出力する手段と、を
備えたセンサチップと、前記第1の出力線からの信号と
前記第2の出力線からの信号とを、前記センサチップ外
で合成する手段と、を有することを特徴とする。
【0023】本発明のマルチチップ型イメージセンサ
は、上記本発明のイメージセンサにおけるセンサチップ
を複数配列して構成したものである。
【0024】本発明の信号処理回路は、画像情報をイメ
ージセンサにより読み取り、このイメージセンサから前
記画像情報に対応した電気信号を得て、この電気信号を
アナログ−デジタル変換し、変換されたデジタル信号を
所定のγテーブルに従って、印刷画像の濃度信号に変換
する信号処理回路に於いて、前記γテーブルで変換され
るデジタル信号のビット数を変換後の濃度信号のビット
数より多くしたことを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明のイメージセンサ及びマルチチップ型イ
メージセンサは、奇数画素と偶数画素の信号読み出しを
半周期分位相をずらして行い、センサチップ内の別々の
出力端子に出力し、センサチップ外の同一出力線上で奇
数画素と偶数画素の信号を合成し、信号の立ち上がり時
間、出力線のリセット時間をイメージセンサ全体の信号
読み出し時間から排除し、信号読み出しの高速化を図ら
んとするものである。
【0026】また、本発明の信号処理回路は、輝度−濃
度変換において輝度信号のビット数を濃度信号のビット
数より多くすることにより、濃度信号の階調とびを小さ
くし、センサー出力でのばらつきと印刷画像での濃度ば
らつきとを同等にしようとしたものである。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 (本発明のイメージセンサの実施例)本発明のイメージ
センサの実施例としては、マルチチップ型イメージセン
サを取り上げるが、本発明は一つのセンサチップにも適
用可能であり、特にマルチチップ型イメージセンサに限
定されるものではない。
【0028】図1は本発明を実施したラインセンサ1の
チップ内の回路構成の一例を示す等価回路図であり、図
2は複数のラインセンサを搭載した基板を示す図であ
る。なお、図14,図15と同一構成部材については同
一符号を付して説明を省略する。
【0029】図1,図2において、20,31は各々奇
数画素、偶数画素の信号を出力するための出力バッファ
・アンプ(図1においては不図示)、23,32は各々
出力バッファ・アンプ20,31の出力をサンプル・ホ
ールドするための容量、24,33は各々サンプル・ホ
ールドするタイミングを制御するためのnMOSトラン
ジスタ、25,34は信号をクランプするための容量、
26,35はクランプ電圧を供給する定電圧源(なお図
1においては、20,31は示されておらず、定電圧源
は共通化して定電圧源26として示している。)、2
7,36はクランプするタイミングを制御するためのn
MOSトランジスタ、28,37は出力バッファ・アン
プ、29,38は共通出力線30に出力するセンサチッ
プを選択するととに、奇数画素,偶数画素を選択するた
めのnMOSトランジスタである。
【0030】このようなマルチチップ型イメージセンサ
の信号読み出し動作を図3のタイミング・チャートを用
いて説明する。なお、転送容量7に各画素の信号を転送
するまでの動作は図16を用いて説明した従来例と同一
である。
【0031】転送容量7に一時保持された画素信号はシ
フトレジスタ14からのパルスSR1〜SR8により奇
数画素は出力線11に読み出され、偶数画素は出力線1
2に読み出される。まず最初にパルスSR1がHigh
レベルになり、第1画素の信号が出力線11に読み出さ
れ、これが終了する前に半周期遅れたタイミングでパル
スSR2がHighレベルとなり、第2画素の信号が出
力線12に読み出される。また第2画素の信号読み出し
が終了する前に半周期遅れたタイミングでパルスSR1
がLowレベルとなり、第1画素の読み出しが終了し、
パルスφR1により出力線11がリセットされた後、パル
スSR3がHighレベルになり、第3画素の信号が出
力線11に読み出される。この第3画素の信号読み出し
が終了する前に半周期遅れたタイミングで第2画素の信
号読み出しが終了し、パルスφR2により出力線12がリ
セットされた後、パルスSR4がHighレベルにな
り、第4画素の信号が出力線12に読み出される。
【0032】以下、半周期ずれたタイミングで奇数画素
の信号は出力線11に、偶数画素の信号は出力線12に
読み出される。
【0033】出力線11に出力された奇数画素の信号は
アンプ20を介してパルスφS1,パルスφR1により、定
電圧源26の電圧にクランプされ、出力バッファ・アン
プ28を介して、パルスφodd1がHighレベルの時、
共通出力線30に出力される。
【0034】同様に出力線12に出力された偶数画素の
信号はアンプ31を介して、パルスφS2,パルスφR2
より定電圧源35の電圧にクランプされ、出力バッファ
・アンプ37を介して、パルスφeven1 がHighレベ
ルの時、共通出力線30に出力される。
【0035】パルスφodd1,パルスφeven1 は各々出力
線11,12に出力された信号が、十分立ち上がった
後、Highレベルとなり、パルスφR1,パルスφR2
よりリセットされる前にLowレベルとなるため、共通
出力線30には、サンプル・ホールドされ、各々クラン
プされた信号が出力される。このパルスφodd1,パルス
φeven1 は第1チップの信号読み出しが行なわれている
間、交互にHighレベルとなり、第1チップの信号読
み出しが終了すると共にLowレベルになる。次に第2
チップの信号読み出しが行なわれ、第2チップの選択パ
ルスφodd2,パルスφeven2 が交互にHighレベルと
なり、以下順次第3チップ以降の信号読み出しが行なわ
れる。
【0036】なお、マルチチップ型イメージセンサの出
力においてチップ間段差の原因となるクランプ後のバッ
ファ・アンプのオフセットは奇数−偶数画素間でもチッ
プ内の出力バッファ・アンプ28,37のオフセット差
分出るが、チップ内でクランプしているため、アンプ2
0,31にゲインをもたせ、チップ外で増幅しなけれ
ば、最終的なイメージセンサの出力としては問題ない程
度に収まる。 (本発明の信号処理回路の実施例)図4は本発明の実施
例に於ける信号処理回路のブロック図を示す。なお、図
17と同一構成部材については同一符号を付する。
【0037】同図において、41は原稿に光を照射し、
原稿からの反射光を光電変換し原稿に対応した電気信号
を出力するイメージセンサ、42′はイメージセンサ4
1の出力信号をアナログ・デジタル変換し、8bitの
デジタル信号を出力するアナログ・デジタル変換回路、
43はA/D変換回路42′の出力から、画像のエッジ
を検出し、エッジを強調するエッジ強調回路、44′は
エッジ強調回路43の出力信号(8bit)を6bit
の濃度信号に変換する輝度−濃度変換回路、45は輝度
−濃度変換回路44の出力信号を2値化する2値化回
路、46はA/D変換回路42の+側のリファレンス電
圧に入力するシェーディング・データを保持しておくた
めのシェーディング・メモリ、47はエッジ検出、2値
化の際に必要となるデータを一時保持しておくためのラ
インメモリである。
【0038】上記構成の信号処理回路に於いて、まずイ
メージセンサ41はシェーディング補正データを得るた
め、白を読み取り、A/D変換回路42′で8bitデ
ジタル信号とした後、シェーディングメモリ46に入力
する。
【0039】次にイメージセンサ41は原稿を読み取
り、あらかじめ得られているシェーディング・データを
各画素毎にA/D変換回路42′の+側のリファレンス
電圧として入力する。−側のリファレンス電圧にはイメ
ージセンサ41の黒出力とほぼ等しい定電圧源の電圧を
入力し、各画素の黒出力、白出力間で規格化された8b
itデジタル信号をA/D変換回路42′は出力する。
【0040】このようにしてシェーディング補正され、
デジタル信号となったセンサ出力信号は、エッジ強調回
路43でエッジ強調された後、輝度−濃度変換回路4
4′に入力し、図5に示されるγ変換を行ない濃度信号
となる。
【0041】ここで、濃度信号の階調は図18に示す従
来例と全く同一のレベルである。センサ出力信号の階調
は本実施例では全部で256階調であり、図5では図1
8の10階調(全64階調)に相当する40階調(全2
56階調)までを示している。
【0042】従って図5に示されるγテーブルは4階調
毎に○で表される階調に関しては、全64階調時の対応
する値をそのまま用いている。全64階調時に対応する
値のない×で示される階調の濃度信号値は○で示される
階調間を補間する値をとっている。
【0043】いま、センサ出力ばらつきを全64階調の
うち1階調強、全256階調のうち5階調とすると印刷
される画像の濃度信号のばらつきは図5のγテーブルを
用いると図6のようになる。ここで図6のセンサ出力信
号の階調は全256階調であり、40階調分は全64階
調の10階調分に相当する。そこで図19に於けるセン
サ出力信号の10階調分を図6のセンサ出力40階調分
と比較すると、濃度信号ばらつきは3階調程度改善して
いることがわかる。
【0044】このように濃度信号ばらつきを減少させる
ことができ、更にセンサ出力ばらつきが全64階調のう
ち1階調以下の時には、より顕著な差となってあらわれ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイメージ
センサ又はマルチチップ型イメージセンサによれば、セ
ンサチップの奇数、偶数画素の信号を半周期ずらしたタ
イミングで交互に行ない、センサチップから各々出力安
定期間のみを出力し、チップ外の基板上で合成すること
により、信号読み出しの高速化を図ることができる。
【0046】また、本発明の信号処理回路によれば、セ
ンサ出力信号を印刷画像の濃度信号に変換する際に濃度
信号のビット数よりセンサ出力信号のビット数の多いγ
テーブルにより変換することにより、イメージセンサ出
力のS/N比を印刷画像に最大限に反映させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したラインセンサ1のチップ内の
回路構成の一例を示す等価回路図である。
【図2】複数のラインセンサを搭載した基板を示す図で
ある。
【図3】上記実施例の信号読み出し動作を示すタイミン
グ・チャートである。
【図4】本発明の実施例に於ける信号処理回路のブロッ
ク図である。
【図5】γ変換を行なうγテーブルを示す図である。
【図6】センサ出力信号に対する画像の濃度信号のばら
つきを示す特性図である。
【図7】原稿読取装置の外観を示す斜視図である。
【図8】図7のA−A′断面図である。
【図9】センサチップを搭載した基板の斜視図である。
【図10】図9のB−B′断面図である。
【図11】LEDを搭載した基板の斜視図である。
【図12】原稿読取装置を用いたファクシミリ装置の外
観を示す斜視図である。
【図13】図12のC−C′断面図である。
【図14】ラインセンサ1のチップ内の等価回路の1例
を示す図である。
【図15】基板50の構成を示す図である。
【図16】イメージセンサの信号読み出し動作を示すタ
イミング・チャートである。
【図17】従来の信号処理回路を示すブロック図であ
る。
【図18】従来のγ変換を行なうγテーブルを示す図で
ある。
【図19】センサ出力信号に対する画像の濃度信号のば
らつきを示す特性図である。
【符号の説明】
2 バイポーラ型センサ 3 定電圧源 4 PMOSトランジスタ 5 定電圧源 6 nMOSトランジスタ 7 転送容量 8 定電圧源 9 nMOSトランジスタ 11 奇数画素の出力線 12 偶数画素の出力線 13 nMOSトランジスタ 14 シフトレジスタ 17 nMOSトランジスタ 18 nMOSトランジスタ 19 定電圧源 20,31 バッファ・アンプ 23,32 サンプル・ホールドするための容量 24,33 nMOSトランジスタ 25,34 クランプするための容量 26,35 定電圧源 27,36 nMOSトランジスタ 28,37 バッファ・アンプ 29,38 nMOSトランジスタ 41 イメージセンサ 42′ アナログ・デジタル変換回路 43 エッジ強調回路 44′ 輝度−濃度変換回路 45 2値化回路 46 シェーディング・メモリ 47 ラインメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列された複数の画素と、この複数の画
    素のうち奇数画素からの信号が出力される第1の出力線
    と、前記複数の画素のうち偶数画素からの信号が出力さ
    れる第2の出力線と、前記奇数画素と前記偶数画素とで
    互いに半周期ずらしたタイミングで交互に第1の出力線
    及び第2の出力線に前記複数の画素から信号を出力する
    手段と、を備えたセンサチップと、 前記第1の出力線からの信号と前記第2の出力線からの
    信号とを、前記センサチップ外で合成する手段と、 を有するイメージセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセンサチップが複数配列
    されて構成されたマルチチップ型イメージセンサ。
  3. 【請求項3】 画像情報をイメージセンサにより読み取
    り、このイメージセンサから前記画像情報に対応した電
    気信号を得て、この電気信号をアナログ−デジタル変換
    し、変換されたデジタル信号を所定のγテーブルに従っ
    て、印刷画像の濃度信号に変換する信号処理回路に於い
    て、 前記γテーブルで変換されるデジタル信号のビット数を
    変換後の濃度信号のビット数より多くしたことを特徴と
    する信号処理回路。
JP5053170A 1993-02-19 1993-02-19 イメージセンサ、マルチチップ型イメージセンサ及び信号処理回路 Pending JPH06245025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201109A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Plus Corp 電子黒板装置
US9277115B2 (en) 2013-10-21 2016-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Focus adjustment apparatus, focus adjustment method and program, and image pickup apparatus

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JP2012201109A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Plus Corp 電子黒板装置
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