JPH09321953A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JPH09321953A JPH09321953A JP8133809A JP13380996A JPH09321953A JP H09321953 A JPH09321953 A JP H09321953A JP 8133809 A JP8133809 A JP 8133809A JP 13380996 A JP13380996 A JP 13380996A JP H09321953 A JPH09321953 A JP H09321953A
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- Japan
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- image
- image data
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラインセンサを用いた撮像装置の解像度を向
上させる。 【解決手段】 ラインセンサ11をデュアルチャンネル
方式とし、2系統の出力を合成してアナログ処理回路2
に取り込む。アナログ信号処理された画像信号Y1(t)を
デジタル変換して画像データD0(n)とし、この画像デー
タD0(n)に対して基準レベル補正回路12で黒基準レベ
ルの補正処理を施す。基準レベル補正回路12は、ライ
ンセンサ11の奇数画素及び偶数画素に対応する奇数レ
ジスタ12a及び偶数レジスタ12bを含み、各レジス
タ11a、11bにそれぞれ個別の黒基準レベルを格納
する。そして、各レジスタ11a、11bから交互に読
み出した黒基準レベルを画像データD0(n)から減算し、
基準レベルが揃えられた画像データD0'(n)を得る。
上させる。 【解決手段】 ラインセンサ11をデュアルチャンネル
方式とし、2系統の出力を合成してアナログ処理回路2
に取り込む。アナログ信号処理された画像信号Y1(t)を
デジタル変換して画像データD0(n)とし、この画像デー
タD0(n)に対して基準レベル補正回路12で黒基準レベ
ルの補正処理を施す。基準レベル補正回路12は、ライ
ンセンサ11の奇数画素及び偶数画素に対応する奇数レ
ジスタ12a及び偶数レジスタ12bを含み、各レジス
タ11a、11bにそれぞれ個別の黒基準レベルを格納
する。そして、各レジスタ11a、11bから交互に読
み出した黒基準レベルを画像データD0(n)から減算し、
基準レベルが揃えられた画像データD0'(n)を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1次元の固体撮像
素子を被写体に対して相対的に移動させることにより2
次元の画像を得る撮像装置に関する。
素子を被写体に対して相対的に移動させることにより2
次元の画像を得る撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙面に描かれた文字または図形を読み取
るファクシミリやイメージスキャナ等では、撮像素子に
対して原稿を一定のピッチで相対的に移動させることに
より、1次元の固体撮像素子(ラインセンサ)を用いて
2次元の画像を得られるように構成される。
るファクシミリやイメージスキャナ等では、撮像素子に
対して原稿を一定のピッチで相対的に移動させることに
より、1次元の固体撮像素子(ラインセンサ)を用いて
2次元の画像を得られるように構成される。
【0003】図3は、ラインセンサを用いる撮像装置の
構成を示すブロック図で、図4は、各信号の波形図であ
る。ラインセンサ1は、複数の受光画素1a、シフトレ
ジスタ1b及び出力部1cが共通の半導体基板上に集積
化されて形成される。複数の受光画素1aは、直線状に
配列され、被写体からの入射光に応答して発生する情報
電荷をそれぞれ蓄積する。これらの受光画素1aの内、
出力側の端部に配置される適数個は、黒基準レベルを取
り出せるように光学的に遮光される。シフトレジスタ1
bは、受光画素1aの配列に沿って配置され、各ビット
に複数の受光画素1aの各々が接続される。このシフト
レジスタ1bは、多相の転送クロックφHによりパルス
駆動され、各受光画素1aから各ビットに取り込んだ情
報電荷を一方向に順次転送する。出力部1cは、シフト
レジスタ1bから1ビットずつ出力される情報電荷を蓄
積する容量を含み、各ビットの情報電荷の量を電圧値に
変換して画像信号Y0(t)として出力する。この出力部1
cでは、転送クロックφHに同期したリセットクロック
φRを受け、容量に蓄積された情報電荷を繰り返し排出
させるようにして、1ビット単位での電荷量/電圧値変
換を可能にしている。
構成を示すブロック図で、図4は、各信号の波形図であ
る。ラインセンサ1は、複数の受光画素1a、シフトレ
ジスタ1b及び出力部1cが共通の半導体基板上に集積
化されて形成される。複数の受光画素1aは、直線状に
配列され、被写体からの入射光に応答して発生する情報
電荷をそれぞれ蓄積する。これらの受光画素1aの内、
出力側の端部に配置される適数個は、黒基準レベルを取
り出せるように光学的に遮光される。シフトレジスタ1
bは、受光画素1aの配列に沿って配置され、各ビット
に複数の受光画素1aの各々が接続される。このシフト
レジスタ1bは、多相の転送クロックφHによりパルス
駆動され、各受光画素1aから各ビットに取り込んだ情
報電荷を一方向に順次転送する。出力部1cは、シフト
レジスタ1bから1ビットずつ出力される情報電荷を蓄
積する容量を含み、各ビットの情報電荷の量を電圧値に
変換して画像信号Y0(t)として出力する。この出力部1
cでは、転送クロックφHに同期したリセットクロック
φRを受け、容量に蓄積された情報電荷を繰り返し排出
させるようにして、1ビット単位での電荷量/電圧値変
換を可能にしている。
【0004】アナログ処理回路2は、ラインセンサから
出力される画像信号Y0(t)を受け、サンプルホールド、
レベルクランプ等の各種の処理を施した後、画像信号Y
1(t)として出力する。サンプルホールド処理では、出力
部1cの容量が充放電を繰り返すのに合わせて基準レベ
ルと信号レベルとが繰り返される画像信号Y0(t)に対し
て、信号レベルのみを取り出すように構成される。ま
た、クランプ処理では、遮光された受光画素1aに対応
して取り出される信号レベルを所定の値にクランプし、
画像信号Y0(t)の1ライン毎の黒基準レベルを固定す
る。A/D変換回路3は、アナログ処理回路2の処理動
作(固体撮像素子1の出力動作)に同期して画像信号Y
1(t)を各画素毎にデジタル変換し、画像データD0(n)を
生成する。これにより、画像データD0(n)は、ラインセ
ンサ1の各受光画素1aに蓄積される情報電荷の量を表
すことになる。
出力される画像信号Y0(t)を受け、サンプルホールド、
レベルクランプ等の各種の処理を施した後、画像信号Y
1(t)として出力する。サンプルホールド処理では、出力
部1cの容量が充放電を繰り返すのに合わせて基準レベ
ルと信号レベルとが繰り返される画像信号Y0(t)に対し
て、信号レベルのみを取り出すように構成される。ま
た、クランプ処理では、遮光された受光画素1aに対応
して取り出される信号レベルを所定の値にクランプし、
画像信号Y0(t)の1ライン毎の黒基準レベルを固定す
る。A/D変換回路3は、アナログ処理回路2の処理動
作(固体撮像素子1の出力動作)に同期して画像信号Y
1(t)を各画素毎にデジタル変換し、画像データD0(n)を
生成する。これにより、画像データD0(n)は、ラインセ
ンサ1の各受光画素1aに蓄積される情報電荷の量を表
すことになる。
【0005】歪み補正回路4は、画像データD0(n)に対
して被写体からの光をラインセンサ1の受光画素1aへ
導入する光学系の歪みを補正するシェーディング補正及
び画像再生時の視覚的な非線形特性を補正するガンマ補
正を行い、新たな画像データD1(n)として出力する。シ
ェーディング補正では、ラインセンサ1の受光画素1a
の位置に対応して固有の係数を設定し、その係数を各画
像データD0(n)に乗算するように構成され、ガンマ補正
では、入力値に対して所定の変換曲線を設定し、その変
換曲線に合わせて非線形変換を行うように構成される。
この歪み補正回路4では、ラインセンサ1で受光した光
のレベルに対して補正処理を行うようにするため、画像
データD0(n)の入力段階で黒基準レベルの分を各画像デ
ータD0(n)から差し引くようにしている。即ち、画像デ
ータD0(n)には、図2に示すように、ラインセンサ1で
の暗電流等の影響により、一定のオフセット成分が含ま
れているため、このオフセット成分を除いた真の信号レ
ベルに対して補正処理を施すようにしている。
して被写体からの光をラインセンサ1の受光画素1aへ
導入する光学系の歪みを補正するシェーディング補正及
び画像再生時の視覚的な非線形特性を補正するガンマ補
正を行い、新たな画像データD1(n)として出力する。シ
ェーディング補正では、ラインセンサ1の受光画素1a
の位置に対応して固有の係数を設定し、その係数を各画
像データD0(n)に乗算するように構成され、ガンマ補正
では、入力値に対して所定の変換曲線を設定し、その変
換曲線に合わせて非線形変換を行うように構成される。
この歪み補正回路4では、ラインセンサ1で受光した光
のレベルに対して補正処理を行うようにするため、画像
データD0(n)の入力段階で黒基準レベルの分を各画像デ
ータD0(n)から差し引くようにしている。即ち、画像デ
ータD0(n)には、図2に示すように、ラインセンサ1で
の暗電流等の影響により、一定のオフセット成分が含ま
れているため、このオフセット成分を除いた真の信号レ
ベルに対して補正処理を施すようにしている。
【0006】以上のようにして生成される画像データD
1(n)については、ファクシミリの場合には、二値化処理
された後にモデムを介して電話回線へ送出され、イメー
ジスキャナの場合には、データのフォーマットが整えら
れてコンピュータ機器の記憶媒体に記憶される。尚、撮
像装置には、上述の構成の他にも、被写体原稿をライン
センサ1に対して一定のピッチで送る副走査機構やライ
ンセンサ1の撮像動作と副走査機構の動作とを同期させ
るタイミング制御回路等が設けられる。
1(n)については、ファクシミリの場合には、二値化処理
された後にモデムを介して電話回線へ送出され、イメー
ジスキャナの場合には、データのフォーマットが整えら
れてコンピュータ機器の記憶媒体に記憶される。尚、撮
像装置には、上述の構成の他にも、被写体原稿をライン
センサ1に対して一定のピッチで送る副走査機構やライ
ンセンサ1の撮像動作と副走査機構の動作とを同期させ
るタイミング制御回路等が設けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ラインセンサ1を用い
た撮像装置では、主走査方向の解像度がラインセンサ1
の受光画素1aの配列ピッチによって決定され、副走査
方向の解像度が副走査機構の送りピッチによって決定さ
れる。高解像度化を図ろうとする場合、ラインセンサ1
の受光画素1aに配列ピッチを狭くすることと、副走査
機構の送りピッチの精度を向上することが必要となる。
た撮像装置では、主走査方向の解像度がラインセンサ1
の受光画素1aの配列ピッチによって決定され、副走査
方向の解像度が副走査機構の送りピッチによって決定さ
れる。高解像度化を図ろうとする場合、ラインセンサ1
の受光画素1aに配列ピッチを狭くすることと、副走査
機構の送りピッチの精度を向上することが必要となる。
【0008】ところで、高解像度化を図るため、受光画
素列の両側にシフトレジスタを配置し、各受光画素の出
力を両側に振り分けて出力するデュアルチャンネル方式
のラインセンサが考えられている。このデュアルチャン
ネル方式のラインセンサは、一対のシフトレジスタに受
光画素が交互に接続されているため、受光画素の配列で
シフトレジスタの構造上の制限を受けにくく、配列ピッ
チを狭くするのに有利である。しかしながら、画像信号
の出力が2系統となるため、互いの出力特性を完全に一
致させることが困難であり、その出力特性の差がノイズ
成分となって画像信号に混入するという問題を有してい
る。
素列の両側にシフトレジスタを配置し、各受光画素の出
力を両側に振り分けて出力するデュアルチャンネル方式
のラインセンサが考えられている。このデュアルチャン
ネル方式のラインセンサは、一対のシフトレジスタに受
光画素が交互に接続されているため、受光画素の配列で
シフトレジスタの構造上の制限を受けにくく、配列ピッ
チを狭くするのに有利である。しかしながら、画像信号
の出力が2系統となるため、互いの出力特性を完全に一
致させることが困難であり、その出力特性の差がノイズ
成分となって画像信号に混入するという問題を有してい
る。
【0009】そこで本発明は、デュアルチャネル方式の
ラインセンサを用いて主走査方向の解像度を高めなが
ら、ノイズ成分を抑圧できるようにすることを目的とす
る。
ラインセンサを用いて主走査方向の解像度を高めなが
ら、ノイズ成分を抑圧できるようにすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、直線状に配列された複数の受光画素を挟んで一対の
シフトレジスタが配置され、各シフトレジスタに受光画
素の奇数番目及び偶数番目がそれぞれ対応付けらたライ
ンセンサと、上記複数の受光画素に蓄積される情報電荷
を上記一対のシフトレジスタの各ビットに取り込み、そ
れぞれ出力側へ転送して上記受光画素列で受光した画像
に対応する画像信号を出力する駆動回路と、上記ライン
センサから出力される画像信号をデジタル変換し、上記
複数の受光画素の各々に対応する画像データを生成する
A/D変換回路と、上記一対のシフトレジスタの一方に
対応した第1の基準データ及び他方に対応した第2の基
準データをそれぞれ記憶し、上記画像データから上記第
1及び第2の基準データを交互に差し引いて第2の画像
データを生成する基準レベル補正回路と、を備えたこと
にある。
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、直線状に配列された複数の受光画素を挟んで一対の
シフトレジスタが配置され、各シフトレジスタに受光画
素の奇数番目及び偶数番目がそれぞれ対応付けらたライ
ンセンサと、上記複数の受光画素に蓄積される情報電荷
を上記一対のシフトレジスタの各ビットに取り込み、そ
れぞれ出力側へ転送して上記受光画素列で受光した画像
に対応する画像信号を出力する駆動回路と、上記ライン
センサから出力される画像信号をデジタル変換し、上記
複数の受光画素の各々に対応する画像データを生成する
A/D変換回路と、上記一対のシフトレジスタの一方に
対応した第1の基準データ及び他方に対応した第2の基
準データをそれぞれ記憶し、上記画像データから上記第
1及び第2の基準データを交互に差し引いて第2の画像
データを生成する基準レベル補正回路と、を備えたこと
にある。
【0011】本発明によれば、2つのシフトレジスタが
配置されるデュアルチャンネル方式のラインセンサから
得られる画像データの処理過程で、各シフトレジスタの
出力に対応して個別に基準レベルの補正が行われる。従
って、ラインセンサの2つのシフトレジスタの出力特性
に差が生じた場合でも、この差に起因する画像信号の基
準レベルの差が補正されることになる。
配置されるデュアルチャンネル方式のラインセンサから
得られる画像データの処理過程で、各シフトレジスタの
出力に対応して個別に基準レベルの補正が行われる。従
って、ラインセンサの2つのシフトレジスタの出力特性
に差が生じた場合でも、この差に起因する画像信号の基
準レベルの差が補正されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の撮像装置の構成
を示すブロック図で、図2は、各信号の波形図である。
この図において、アナログ処理回路2a、A/D変換回
路3及び歪み補正回路4は、図3と同一であり、ライン
センサ11から出力される画像信号Y0(t)から最終的に
歪み補正された画像データD1(n)を生成する。尚、ライ
ンセンサ11を被写体に対して相対移動させる副走査機
構及びその副走査機構に対するラインセンサの撮像動作
のタイミングを制御するタイミング制御回路について
は、説明を省略する。
を示すブロック図で、図2は、各信号の波形図である。
この図において、アナログ処理回路2a、A/D変換回
路3及び歪み補正回路4は、図3と同一であり、ライン
センサ11から出力される画像信号Y0(t)から最終的に
歪み補正された画像データD1(n)を生成する。尚、ライ
ンセンサ11を被写体に対して相対移動させる副走査機
構及びその副走査機構に対するラインセンサの撮像動作
のタイミングを制御するタイミング制御回路について
は、説明を省略する。
【0013】本発明の特徴とするところは、ラインセン
サ11をデュアルチャンネル方式とすると共に、2種類
の黒基準データを保持してラインセンサ11の各出力チ
ャンネル毎に黒基準レベルの補正を行う黒基準補正回路
12を設けたことにある。デュアルチャンネル方式のラ
インセンサ11は、複数の受光画素11a、一対のシフ
トレジスタ11b、11c及び一対の出力部11d、1
1eにより構成される。複数の受光画素11aは、図3
のラインセンサ1と同様に、直線状に配列され、被写体
からの入射光に応答して発生する情報電荷をそれぞれ蓄
積する。これらの受光画素11aの内、出力側の端部に
配置される適数個は、黒基準レベルを取り出せるように
光学的に遮光される。一対のシフトレジスタ11b、1
1cは、受光画素11aの配列に沿って受光画素11a
の両側に配置される。第1のシフトレジスタ11bは、
各ビットが複数の受光画素11aの奇数番目(奇数画
素)にそれぞれ接続され、第2のシフトレジスタ11c
は、各ビットが複数の受光画素11aの偶数番目(偶数
画素)にそれぞれ接続される。各シフトレジスタ11
b、11cは、それぞれ多相の転送クロックφHにより
パルス駆動され、各受光画素11aから各ビットに取り
込んだ情報電荷を一方向に順次転送する。この転送動作
においては、第1のシフトレジスタ11b側と第2のシ
フトレジスタ11c側とで1/2周期の位相差が与えら
れており、情報電荷が各シフトレジスタ11b、11c
から交互に出力されるようにしている。一対の出力部1
1d、11eは、各シフトレジスタ11b、11cから
1ビットずつ出力される情報電荷を蓄積する容量を含
み、各ビットの情報電荷の量を電圧値に変換してそれぞ
れ画像信号Yo(t)、Ye(t)として出力する。ここで、画
像信号Yo(t)、Ye(t)については、2つのシフトレジス
タ11b、11cの転送動作の差により、図2に示すよ
うに、それぞれの信号レベルの出力が互いに重なること
がないようにして交互に出力される。そして、画像信号
Yo(t)、Ye(t)は、各出力部11d、11eの出力側で
合成され、アナログ処理回路2へ供給される。尚、各出
力部11d、11eでは、図3のラインセンサ1と同様
に、リセットクロックφRを受けて容量に蓄積された情
報電荷を繰り返し排出させ、1ビット単位での電荷量/
電圧値変換を可能にしている。
サ11をデュアルチャンネル方式とすると共に、2種類
の黒基準データを保持してラインセンサ11の各出力チ
ャンネル毎に黒基準レベルの補正を行う黒基準補正回路
12を設けたことにある。デュアルチャンネル方式のラ
インセンサ11は、複数の受光画素11a、一対のシフ
トレジスタ11b、11c及び一対の出力部11d、1
1eにより構成される。複数の受光画素11aは、図3
のラインセンサ1と同様に、直線状に配列され、被写体
からの入射光に応答して発生する情報電荷をそれぞれ蓄
積する。これらの受光画素11aの内、出力側の端部に
配置される適数個は、黒基準レベルを取り出せるように
光学的に遮光される。一対のシフトレジスタ11b、1
1cは、受光画素11aの配列に沿って受光画素11a
の両側に配置される。第1のシフトレジスタ11bは、
各ビットが複数の受光画素11aの奇数番目(奇数画
素)にそれぞれ接続され、第2のシフトレジスタ11c
は、各ビットが複数の受光画素11aの偶数番目(偶数
画素)にそれぞれ接続される。各シフトレジスタ11
b、11cは、それぞれ多相の転送クロックφHにより
パルス駆動され、各受光画素11aから各ビットに取り
込んだ情報電荷を一方向に順次転送する。この転送動作
においては、第1のシフトレジスタ11b側と第2のシ
フトレジスタ11c側とで1/2周期の位相差が与えら
れており、情報電荷が各シフトレジスタ11b、11c
から交互に出力されるようにしている。一対の出力部1
1d、11eは、各シフトレジスタ11b、11cから
1ビットずつ出力される情報電荷を蓄積する容量を含
み、各ビットの情報電荷の量を電圧値に変換してそれぞ
れ画像信号Yo(t)、Ye(t)として出力する。ここで、画
像信号Yo(t)、Ye(t)については、2つのシフトレジス
タ11b、11cの転送動作の差により、図2に示すよ
うに、それぞれの信号レベルの出力が互いに重なること
がないようにして交互に出力される。そして、画像信号
Yo(t)、Ye(t)は、各出力部11d、11eの出力側で
合成され、アナログ処理回路2へ供給される。尚、各出
力部11d、11eでは、図3のラインセンサ1と同様
に、リセットクロックφRを受けて容量に蓄積された情
報電荷を繰り返し排出させ、1ビット単位での電荷量/
電圧値変換を可能にしている。
【0014】基準レベル補正回路12は、一対のレジス
タ12a、12b及び減算器12cにより構成され、2
種類の黒基準データを保持してラインセンサ11の各出
力チャンネル毎に黒基準レベルを補正する。一対のレジ
スタ12a、12bは、ラインセンサ11の各出力アン
プ11d、11eから出力される画像信号Yo(t)、Ye
(t)の黒基準レベルを保持する。即ち、各レジスタ12
a、12bは、出力端の遮光された受光画素11aから
の情報電荷の出力に合わせてタイミングが設定される書
き込み許可信号WEo、WEeを受け、各シフトレジスタ
11b、11cからの出力に対応した黒基準レベルを格
納する。これにより、奇数レジスタ12aは、遮光され
た受光画素11aから第1のシフトレジスタ11bを経
由して取り出される情報電荷の量を表すデータを格納
し、偶数レジスタ12bは、遮光された受光画素11a
から第2のシフトレジスタ11cを経由して取り出され
る情報電荷の量を表すデータを格納する。そして、各レ
ジスタ12a、12bは、格納した黒基準データをA/
D変換回路3の変換動作に同期して交互に出力し、減算
器12cに供給する。減算回路12cは、各レジスタ1
2a、12bから交互に出力される黒基準データをA/
D変換回路3から出力される画像データD0(n)から減算
し、黒基準レベルを補正した新たな画像データD0'(n)
として出力する。
タ12a、12b及び減算器12cにより構成され、2
種類の黒基準データを保持してラインセンサ11の各出
力チャンネル毎に黒基準レベルを補正する。一対のレジ
スタ12a、12bは、ラインセンサ11の各出力アン
プ11d、11eから出力される画像信号Yo(t)、Ye
(t)の黒基準レベルを保持する。即ち、各レジスタ12
a、12bは、出力端の遮光された受光画素11aから
の情報電荷の出力に合わせてタイミングが設定される書
き込み許可信号WEo、WEeを受け、各シフトレジスタ
11b、11cからの出力に対応した黒基準レベルを格
納する。これにより、奇数レジスタ12aは、遮光され
た受光画素11aから第1のシフトレジスタ11bを経
由して取り出される情報電荷の量を表すデータを格納
し、偶数レジスタ12bは、遮光された受光画素11a
から第2のシフトレジスタ11cを経由して取り出され
る情報電荷の量を表すデータを格納する。そして、各レ
ジスタ12a、12bは、格納した黒基準データをA/
D変換回路3の変換動作に同期して交互に出力し、減算
器12cに供給する。減算回路12cは、各レジスタ1
2a、12bから交互に出力される黒基準データをA/
D変換回路3から出力される画像データD0(n)から減算
し、黒基準レベルを補正した新たな画像データD0'(n)
として出力する。
【0015】基準レベル補正回路12から出力された画
像データD0'(n)は、歪み補正回路4に供給される。歪
み補正回路4は、図3と同一であり、画像データD'0
(n)に対してシェーディング補正やガンマ補正を行い、
新たな画像データD1(n)として出力する。歪み補正回路
4では、ラインセンサ11からの情報電荷の出力経路の
違いによる黒基準レベルの差が吸収された画像データD
0'(n)に対して処理を行うようにしているため、画像デ
ータD0'(n)の全てが同じ条件で処理されることにな
る。このようにして出力される画像データD1(n)は、例
えば、ファクシミリの場合であればモデムを介して電話
回線へ送出され、イメージスキャナの場合であればコン
ピュータ機器のメモリへ転送される。
像データD0'(n)は、歪み補正回路4に供給される。歪
み補正回路4は、図3と同一であり、画像データD'0
(n)に対してシェーディング補正やガンマ補正を行い、
新たな画像データD1(n)として出力する。歪み補正回路
4では、ラインセンサ11からの情報電荷の出力経路の
違いによる黒基準レベルの差が吸収された画像データD
0'(n)に対して処理を行うようにしているため、画像デ
ータD0'(n)の全てが同じ条件で処理されることにな
る。このようにして出力される画像データD1(n)は、例
えば、ファクシミリの場合であればモデムを介して電話
回線へ送出され、イメージスキャナの場合であればコン
ピュータ機器のメモリへ転送される。
【0016】尚、以上の実施の形態においては、ライン
センサ11の2系統の出力を出力段階でそのまま合成す
るように構成したが、2系統の出力をそのままアナログ
処理回路2に取り込み、アナログ信号処理の過程で合成
するようにしてもよい。
センサ11の2系統の出力を出力段階でそのまま合成す
るように構成したが、2系統の出力をそのままアナログ
処理回路2に取り込み、アナログ信号処理の過程で合成
するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ラインセンサをデュア
ルチャンネル方式として高解像度化に対応できるように
しながら、ラインセンサの出力経路の違いによる黒基準
レベルの差を歪み補正の前段階で補正することができ
る。従って、撮像装置の解像度を向上できると同時に画
質の劣化を防止することができる。
ルチャンネル方式として高解像度化に対応できるように
しながら、ラインセンサの出力経路の違いによる黒基準
レベルの差を歪み補正の前段階で補正することができ
る。従って、撮像装置の解像度を向上できると同時に画
質の劣化を防止することができる。
【図1】本発明の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の撮像装置の各部の信号の波形図であ
る。
る。
【図3】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】従来の撮像装置の各部の信号の波形図である。
1、11 ラインセンサ 1a、11a 受光画素 1b、11b、11c シフトレジスタ 1c、11d、11e 出力アンプ 2 アナログ処理回路 3 A/D変換回路 4 歪み補正回路 12 基準レベル補正回路 12a 奇数画素レジスタ 12b 偶数画素レジスタ 12c 減算回路
Claims (2)
- 【請求項1】 直線状に配列された複数の受光画素を挟
んで一対のシフトレジスタが配置され、各シフトレジス
タに受光画素の奇数番目及び偶数番目がそれぞれ対応付
けらたラインセンサと、上記複数の受光画素に蓄積され
る情報電荷を上記一対のシフトレジスタの各ビットに取
り込み、それぞれ出力側へ転送して上記受光画素列で受
光した画像に対応する画像信号を出力する駆動回路と、
上記ラインセンサから出力される画像信号をデジタル変
換し、上記複数の受光画素の各々に対応する画像データ
を生成するA/D変換回路と、上記一対のシフトレジス
タの一方に対応した第1の基準データ及び他方に対応し
た第2の基準データをそれぞれ記憶し、上記画像データ
から上記第1及び第2の基準データを交互に差し引いて
第2の画像データを生成する基準レベル補正回路と、を
備えたことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 上記固体撮像素子の複数の受光画素の端
部の適数個が光学的に遮光され、この遮光された受光画
素に対応する画像データを第1及び第2の基準データと
して上記レジスタに格納することを特徴とする請求項1
に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8133809A JPH09321953A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8133809A JPH09321953A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09321953A true JPH09321953A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15113551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8133809A Pending JPH09321953A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09321953A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000076200A1 (fr) * | 1999-06-09 | 2000-12-14 | Sony Corporation | Appareil de formation d'images a semi-conducteurs, methode de commande de celui-ci et peripherique d'entree d'image |
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-
1996
- 1996-05-28 JP JP8133809A patent/JPH09321953A/ja active Pending
Cited By (11)
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