JPH06245023A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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Publication number
JPH06245023A
JPH06245023A JP5030088A JP3008893A JPH06245023A JP H06245023 A JPH06245023 A JP H06245023A JP 5030088 A JP5030088 A JP 5030088A JP 3008893 A JP3008893 A JP 3008893A JP H06245023 A JPH06245023 A JP H06245023A
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JP
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transmission system
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power transmission
roller
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Application number
JP5030088A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Fukuda
裕光 福田
Noriaki Hagiwara
憲明 萩原
Kazuyasu Satou
和恭 佐藤
Tasaku Kiyono
太作 清野
Katsuo Oki
克夫 大木
Masahisa Aoyanagi
正久 青柳
Kimio Oga
基美男 大賀
Akira Shimizu
清水  晃
Yoichi Narui
陽一 成井
Tsugio Suzuki
次男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ファクシミリ装置に記録紙搬送ローラ2、原稿
搬送ローラ3及び自動給紙ローラ4を備え、単一の駆動
源モータ1の駆動力を各伝達系により伝達して回転させ
る。又、回動ギア12及び13によりモータ1の駆動力
の各ローラへの伝達の制御を行い、送信、受信及び複写
を行う。 【効果】各ローラを単一の駆動源で駆動できるため装置
の小型化ができ、自動給紙部を装着することにより使い
勝ってが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報の送信、受
信、複写を行うことのできるファクシミリ装置に係り、
特に単一駆動源や部品の共有による小型、低価格化及び
操作性向上に効果的な構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、例えば特開
昭57−39668号公報に記載のように原稿を挟持し
原稿を読み取る読み取り部を含む原稿挟持搬送手段と、
記録材に情報を記録する記録部を含む記録材挟持搬送手
段と、これら各部に動力を伝える動力伝達手段と、この
動力伝達手段に対する単一の駆動源と、更に記録材挟持
搬送手段と動力伝達手段との間に設けたクラッチを備え
る構造となっていた。このような構造で単一駆動源を用
い読み取りと記録すなわち送信と受信を切替る場合、動
力伝達手段の伝達経路は一切変えず、また、動力伝達手
段のすべての伝達経路を動作させた上で、動力伝達手段
からの動力を記録材挟持搬送手段そのものに伝達するか
否かにより、送信と受信を切替るものであった。具体的
には記録材挟持搬送手段と動力伝達手段との間に設けら
れたクラッチのON−OFFにより切替を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ファクシミリ装
置は企業や商店だけでなく、一般家庭においても使用さ
れるようになっており、小型で、使い勝手のよい製品が
望まれるようになってきている。
【0004】上記従来技術は、ファクシミリ装置の最小
限の構成である読み取り部と記録部を備え、これら2つ
の構成を単一の駆動源により動作させるものである。し
かし、ファクシミリ装置の操作性向上という観点から必
要不可欠な構成である自動給紙部の駆動は別の駆動源を
必要とし単一駆動源により駆動するものではなく、小型
で、使い勝手が良いという構成になってないため、十分
に満足できるものではなかった。また、記録材挟持搬送
ローラと動力伝達手段との間にクラッチを設けているた
め、記録材搬送方向と垂直方向すなわちファクシミリ装
置の幅方向の寸法が大きくなってしまい、ファクシミリ
装置の小型化を図る際に問題があった。更に、動力の伝
達経路が常に同じであることから、駆動源からの動力が
本来必要としない機能の動力伝達系にも伝わっている点
や、クラッチの滑りなどの信頼性を含め、駆動源の動力
が効率良く伝達されていないという問題があった。
【0005】本発明は、これらの問題点を解決し、単一
の駆動源で基本構成である読み取り部、記録部の他に更
に自動給紙部を駆動し、小型化を実現し、使い勝手の面
においても自動給紙機能を加えることによりその性能を
向上させることができるファクシミリ装置とすることを
目的とする。また、本発明は動力伝達系の経路を変える
ことにより必要な機能にのみ動力を伝達することがで
き、駆動源の動力を効率良く伝達できるファクシミリ装
置とすることを目的とする。また、部品を共有化するこ
とで、低価格なファクシミリ装置とすることを目的とす
る。更に、ファクシミリイ装置を大型化することなく斜
めに挿入された原稿を整え読み取り後の原稿がばらばら
になるのを防止し、使い勝手の良い小型ファクシミリ装
置とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のファクシミリ装置は以下の手段を備える。
自動給紙ローラと分離部材で送信または複写する原稿
を一枚一枚分離し搬送する自動給紙部と、この分離、搬
送された原稿を原稿搬送ローラで搬送しながら読取セン
サで読み取りを行う読み取り部と、受信手段が受信した
原稿の情報や前記読取センサが読み取った原稿の情報を
記録紙搬送ローラで記録紙を搬送しながら記録紙にサー
マルヘッドで記録を行う記録部とを備えるファクシミリ
装置において、自動給紙部、読み取り部及び記録部の各
ローラを単一の駆動源で駆動する。
【0007】又、自動給紙部、読み取り部及び記録部の
各ローラを駆動する動力伝達系を備え、読み取り部の駆
動力伝達系及び原稿搬送ローラ、記録部の駆動力伝達系
及び記録紙搬送ローラが一つのシャーシに装着され、自
動給紙部の動力伝達系及び自動給紙ローラは前記シャー
シとは別のシャーシに装着され、両者が分離可能な構造
となっていてもよい。
【0008】又、駆動力を伝達する動力伝達系は、支点
を中心としてその回りを揺動する揺動部材に取り付けら
れた少なくとも二つの回動歯車と動力伝達の切替を行う
ための手段を備え駆動源から回動歯車へ動力を伝達する
第一動力伝達系と、第一動力伝達系から記録紙搬送ロー
ラの軸に動力を伝達する第二動力伝達系と、第一動力伝
達系から原稿搬送ローラの軸に動力を伝達する第三動力
伝達系と、更に第二動力伝達系若しくは第三動力伝達系
から分岐し、自動給紙ローラの軸に動力を伝達する第四
動力伝達系を設けてもよい。
【0009】尚、第四動力伝達系は、第二動力伝達系を
構成する動力入力歯車、中間伝達歯車群及び記録紙搬送
ローラ軸結合歯車の中の動力入力歯車、中間伝達歯車
群、及び第三動力伝達系を構成する動力入力歯車、中間
伝達歯車群及び原稿搬送ローラの中の動力入力歯車、中
間伝達歯車群のいずれかの歯車から動力を受けるように
しても良い。
【0010】又、上記の構成において、駆動源は正逆両
方向に回転可能としても良い。
【0011】又、原稿を原稿搬送ローラで搬送しながら
読み取りセンサで読み取りを行う読み取り部と、受信手
段が受信した原稿の情報や読み取りセンサが読み取った
原稿の情報を記録紙搬送ローラで記録紙を搬送しながら
記録紙にサーマルヘッドで記録を行う記録部とを備える
ファクシミリ装置において、読み取り部の駆動力伝達系
は、自動給紙ローラを備える自動給紙部の駆動力伝達系
を、接続可能な構造であり、自動給紙部を読み取り部の
駆動力伝達系に接続したとき、自動給紙部はファクシミ
リ装置内に装着した単一の駆動源で駆動されるようにす
る。
【0012】尚、読み取り部の駆動力伝達系を構成する
伝達歯車は、動力入力歯車、中間伝達歯車群及び原稿搬
送ローラ軸結合歯車とからなり、自動給紙部の駆動力伝
達系を構成する伝達歯車は、動力入力歯車又は中間伝達
歯車群のいずれかに接続されるようにしても良い。
【0013】又、原稿を原稿搬送ローラで搬送しながら
読み取りセンサで読み取りを行う読み取り部と、受信手
段が受信した原稿の情報や読み取りセンサが読み取った
原稿の情報を記録紙搬送ローラで記録紙を搬送しながら
記録紙にサーマルヘッドで記録を行う記録部とを備える
ファクシミリ装置において、原稿搬送ローラ駆動用の動
力伝達系を備えるものであって、かつ動力伝達系は動力
伝達を遮断する構成を備える。
【0014】尚、動力伝達系に駆動力を伝達する駆動源
を備えるものであって、かつ駆動源は正逆両方向に回転
可能としても良い。
【0015】又、原稿を分離し搬送する自動給紙部と、
原稿を原稿搬送ローラで搬送しながら読み取りセンサで
読み取りを行う読み取り部と、読み取りセンサよりも上
方に位置する原稿保持トレイを備えるファクシミリ装置
において、前記自動給紙部が読み取りセンサと原稿挿入
口の中間よりも原稿挿入口に近い位置に取り付けられて
いるようにする。
【0016】又、画像情報を電気信号に変換し通信網に
送出する機能と、通信網から電気信号を受け取りそれを
画像情報に変換する機能とを有し、原稿を分離し搬送す
る自動給紙部と、原稿保持トレイを備えてなるファクシ
ミリ装置において、原稿を左右から支えるための原稿幅
ガイドの上方に原稿幅方向に突出した凸部又は原稿保持
トレイ上に原稿を左右からささえるための着脱可能な原
稿ガイドを設ける。
【0017】又、ファクシミリ装置において、読み取り
後の原稿を保持するトレイを有し、かつトレイは、開閉
可能な筐体の一部を用いる。
【0018】更に、上記目的を達成するために、画像情
報を電気信号に変換し通信網に送出する機能と、通信網
から電気信号を受け取りそれを画像情報に変換後表示す
る機能を有するファクシミリ装置の制御方法において、
ファクシミリ装置は複数本の原稿搬送ローラを有し、こ
れらのローラによる原稿搬送途中に、原稿搬送路上で読
み取りセンサから遠いローラを停止させた状態で読み取
りセンサに近いローラを逆回転させ、原稿を逆方向に搬
送し、原稿を一度たわませた状態にした後、読み取りセ
ンサに近いローラを再度正転させ、原稿を搬送する。
【0019】
【作用】上記のごとく構成されたファクシミリ装置の作
用について以下に説明する。
【0020】モータの駆動力を直接受ける第一動力伝達
系の端部に位置する二つの回動歯車のうちどちらか一方
を、ソレノイドを動作させて第二動力伝達系にのみ噛み
合わせることにより、モ−タからの動力を記録紙搬送ロ
ーラへ伝達することができ受信が可能となる。又、回動
歯車を第三動力伝達系にのみ噛み合わせることにより、
モ−タからの動力を原稿搬送−ラへ伝達することができ
送信が可能となる。ここで、自動給紙ローラへ動力を伝
達する第四動力伝達系は、例えば第三動力伝達系から分
岐させ動力を得ることで自動給紙ローラと原稿搬送ロー
ラの二本のローラを回転させることができ、読み取り部
と自動給紙部が同時に動作可能となる。
【0021】従って、複数枚の原稿を一度にセットして
も、一枚一枚分離しながら読み取りを順次行うので連続
送信ができる。更に、ソレノイドを動作させ二つの回動
歯車のうちどちらか一方を第二動力伝達系に、他方を第
三動力伝達系に噛み合わせ、第四動力伝達系を第三動力
伝達系から分岐させる構成とすることで、記録部、読み
取り部及び自動給紙部を動作させることができ、連続複
写を行うこともできる。 このように本発明は、一つの
モータでファクシミリ装置の持つ主な機能を動作させる
ことができ、従来のように一つのモータは記録部に、も
う一つのモータは読み取り部というように、二つのモー
タを必要としないため、装置の小型化が容易にでき、更
に自動給紙機能が付加されたことで操作性の向上も図れ
る。
【0022】このように、一つのモータで記録部、読み
取り部及び自動給紙部を動作させるためには、各部の性
能をそれぞれ満足するための条件と、各部からモータに
負荷として加わるトルクを明確にしておく必要がある。
【0023】又、本発明の他の作用として、自動給紙部
を読み取り部及び記録部とは別シャーシに構成し、自動
給紙部のない既存のファクシミリ装置に自動給紙部を容
易に接続できる。
【0024】更に自動給紙部の動力伝達系を原稿搬送ロ
ーラ軸以外の歯車軸に接続しているので、自動給紙部に
負荷トルク変動があっても原稿搬送ローラの回転精度に
悪い影響を与えることが少ない。
【0025】又自動給紙部が、原稿挿入口の近くにある
ので、原稿をファクシミリ装置に挿入する際、原稿挿入
口から装置内の奥の方に原稿を差し込む必要がない。
【0026】更に、原稿保持用のトレイにある原稿を左
右から支えるためのガイドに凸部を設けるか、又は当該
原稿トレイのはじに着脱可能な原稿を左右から支えるた
めのガイドを取り付けることにより、原稿が搬送される
ときに斜めになることがない。 又、読み取られた後の
原稿を保持するためのトレイとして、開閉可能なファク
シミリ装置の筐体の一部を開いて利用しているので、送
信時以外はトレイを閉じることができファクシミリ装置
そのものを小型化することができる。
【0027】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1乃至図4及び図
19を用いて説明する。図19に本実施例のファクシミ
リ装置の部分断面斜視図を示す。図には動力駆動系の実
装状況を中心に原稿及び記録紙の流れも併記した。
【0028】本実施例においては、本発明のファクシミ
リ装置の特徴である記録部、読み取り部及び自動給紙部
の構成とそれらを駆動する動力駆動系との関係を述べ
る。
【0029】図1には本実施例の動力駆動系の斜視図を
示す。図には記録紙を搬送するプラテンローラ2とプラ
テンローラ2に2.5kgの荷重で押し付けられている
サーマルヘッド5で構成される記録部、読み取りセンサ
6と読み取りセンサ6に1.0kgの荷重で押し付けら
れている原稿搬送ローラ3で構成される読み取り部、更
に自動給紙ローラ4と自動給紙ローラ4に350gの荷
重で押し付けられている分離パット7で構成される自動
給紙部、そしてモータ1から各部へ動力を伝える各動力
伝達系が示されている。ここで、記録紙29はプラテン
ローラ2とサーマルヘッド5により挟持搬送され、原稿
30は自動給紙ローラ4と分離パット7及び、原稿搬送
ローラ3と読み取りセンサ6により挟持搬送される。自
動給紙部は、原稿30と自動給紙ローラ4の摩擦係数を
μ1、原稿30と分離パット7の摩擦係数をμ2、原稿3
0どうしの摩擦係数をμ3としたときに、μ1、μ2、μ3
の大小関係がμ1>μ2>μ3となるように設定されお
り、これらの摩擦係数の差で原稿を分離、搬送してい
る。 又、これら各部にモータ1からの駆動力を伝達す
る、伝達ギア8乃至伝達ギア11で構成される第一動力
伝達系と、プラテンローラ2を駆動させる、伝達ギア1
4乃至伝達ギア17で構成される第二動力伝達系と、原
稿搬送ローラ3を駆動させる、伝達ギア18乃至伝達ギ
ア22で構成される第三動力伝達系と、更に伝達ギア2
3乃至伝達ギア27で構成し、第三動力伝達系から分岐
し自動給紙ローラ4を駆動させる第四動力伝達系が設け
られている。このなかで、第一動力伝達系の伝達ギア1
1にはその周りを回動可能に取り付けられた回動ギア1
2、回動ギア13が備えられており、これら二つの回動
ギアの位置はソレノイド28で設定できる。このような
図1に示した構成とすることにより、駆動源であるモー
タ1一つのみで送信、受信及び複写が可能となり、更に
自動給紙機能により、複数枚の原稿も連続して、送信及
び複写ができる。次に、送信、受信及び複写の各モード
の場合について説明する。
【0030】図2は受信時、すなわち記録部を動作させ
る場合の動力伝達系の状態を示したものである。まずモ
ータ1が図中に示す矢印A方向に回転すると、第一動力
伝達系の端部に位置する回動ギア13は、伝達ギア11
の回転にともなって第二動力伝達系の伝達ギア15aと
噛み合い、その延長上にある伝達ギア17に動力を伝え
る。そして伝達ギア17の同軸上に設けられたプラテン
ローラ2を回転させる。この結果、記録紙29が搬送さ
れ、更にサーマルヘッド5の発熱により記録が可能とな
る。
【0031】図3は送信時、即ち読み取り部及び自動給
紙部を動作させる場合の動力伝達系の状態を示したもの
である。送信時は、受信時とは逆方向の矢印B方向にモ
ータ1が回転し、回動ギア13は伝達ギア11の回転に
ともなって第三動力伝達系の伝達ギア18aと噛み合
い、その回転力を伝達ギア22に伝達し、伝導ギア22
の同軸上に設けられた原稿搬送ローラ3を回転させる。
又これと同時に、第三動力伝達系の途中に位置する伝達
ギア20から分岐している第四動力伝達系にも動力を伝
え、最終的に伝達ギア27の同軸上に設けられた自動給
紙ローラ4を回転させる。
【0032】尚、本実施例では、第四動力伝達系を第三
動力伝達系に結合したが、第二動力伝達系に結合しても
同様の効果が得られる。
【0033】このようにして原稿搬送ローラ3と自動給
紙ローラ4が同時に回転させることによって、複数枚の
原稿も一枚一枚分離し、そして読み取りセンサ6で原稿
の画像情報を読み取りながら搬送することができる。
【0034】図4は複写時の動力伝達系の駆動状態を示
している。複写時は記録部、読み取り部及び自動給紙部
を同時に動作させる。モータ1を交互に両方向に回転さ
せるとともにソレノイド28を操作して、回動ギア12
を第二動力伝達系の伝達ギア14と噛み合わせ、又回動
ギア13は第三動力伝達系の伝達ギア18aと噛み合わ
せる。 次に、モータ1を矢印B方向に回転させ、記録
部、読み取り部及び自動給紙部を同時に動作させる。こ
の状態において、プラテンローラ2、原稿搬送ローラ3
及び自動給紙ローラ4は、夫々、記録紙と原稿を搬送す
る方向に回転し、複写が可能となる。
【0035】以上、図1に示した構成で図2、図3及び
図4により説明した動作を行うことにより、モータ1の
みで、送信、受信及び複写の各機能を動作させることが
でき、更に送信と複写は複数枚の原稿を連続でおこなう
ことが可能となる。
【0036】このように、一つのモータで記録部、読み
取り部及び自動給紙部を動作させるためには、各部の性
能をそれぞれ満足するための条件と、各部のローラから
モータに負荷としてかかるトルクを明確にしておく必要
がある。このトルクは、各部のローラへの押し付け荷重
に依存するため、まず、各部で必要とする押し付け荷重
について検討する。
【0037】図5には、サーマルヘッドの押し付け荷重
とその時の発色濃度の関係を示している。発色濃度と
は、感熱紙がサ−マルヘッドの発熱によって発色したと
きの、発色部分の濃度を示し、反射濃度測定器によって
測定する。一般に良好な画質を得るためには、発色濃度
は1.3以上が必要である。発色濃度が1.3未満の場
合、全体的に薄い画像となる。従って、図5から2.5
kg以上の押し付け荷重が必要であることが分かる。
【0038】又図6には、読み取りセンサの押し付け荷
重とその時の読み取り解像度(Modulation
Transfer Function,以下MTFと称
する)の関係を示す。MTFとは、1mmあたり4本の
黒い線がある画像を光電変換したときの白出力と黒出力
をそれぞれVw,Vbとしたとき、(Vw−Vb)/
(Vw+Vb)で得られる値で、鮮明な読み取りを行う
ためにはこの値は25%以上が必要である。MTFが2
5%未満の場合にはコントラストのない画像となる。従
って図6から1Kg以上の押し付け荷重が必要であるこ
とが分かる。
【0039】更に図7には、自動給紙部の分離パットの
押し付け荷重と自動給紙を行ったときの給紙不良発生率
の関係を示す。給紙不良が発生しないためには押し付け
荷重は300〜450gの範囲に設定する必要がある。
次に、上記それぞれの押し付け荷重に設定したときの各
部の負荷トルクの関係を示す。図8は、サーマルヘッド
の押し付け荷重とその時の負荷トルクの関係を示す。押
し付け荷重2.5Kgの場合、記録紙搬送ローラを回転
させるには最大で0.75Kg・cmのトルクが必要と
なる。 又図9には、読み取りセンサの押し付け荷重と
その時の負荷トルクの関係を示す。押し付け荷重1Kg
の場合、原稿搬送ローラを回転させるには最大0.6K
g・cmのトルクが必要になる。更に図10には、自動
給紙部の分離パットの押し付け荷重とその時の負荷トル
クの関係を示す。押し付け荷重を350gとした場合、
自動給紙ローラを回転させるには最大0.53Kg・c
mのトルクが必要になる。
【0040】従って、各ローラの必要駆動トルクを加え
た1.88Kg・cm以上のトルクを備えるモータが必
要であり、本実施例では2.0Kg・cmのトルクを有
するモータを用いた。
【0041】本実施例においては、記録紙搬送ローラ、
原稿搬送ローラ及び自動給紙ローラを一つのモータで駆
動でき、装置の小型化ができる。又自動給紙部を備える
ことにより使い勝手が良くなる。
【0042】次に、本発明の第二の実施例を図11を用
いて説明する。
【0043】本実施例のファクシミリ装置も第一の実施
例と同様に、プラテンローラ2とサーマルヘッド5から
なる記録部、原稿搬送ローラ3と読み取りセンサ6から
なる読み取り部、自動給紙ローラ4と分離パット7から
なる自動給紙部で構成され、これら各部機能ヘモータ1
からの駆動力を伝達する第一動力伝達系(伝達ギア8乃
至伝達ギア11)、記録部を駆動する第二動力伝達系
(伝達ギア14乃至伝達ギア17)、読み取り部を駆動
する第三動力伝達系(伝達ギア18乃至伝達ギア2
2)、自動給紙部を駆動する第四動力伝達系(伝達ギア
23乃至伝達ギア27)の各動力伝達系が設けられてい
る。ここで、モータ1と第一動力伝達系、第二動力伝達
系及び第三動力伝達系の各伝達ギア及び第四動力伝達系
の伝達ギア23は、シャーシ31に取り付けられてい
る。即ち、このシャーシ31には記録部と読み取り部が
取り付けられており、更に記録及び読み取り部を構成す
るローラなどが結合され、記録・読み取りユニットを構
成している。一方、シャーシ31とは別部材のサブシャ
ーシ32には第四動力伝達系(伝達ギア23は除く)と
自動給紙部の構成が取り付けられており、自動給紙ユニ
ットを構成している。記録・読み取りユニットは、自動
給紙部がない既存のファクシミリ装置の構成とほぼ同じ
ものであり、従って既存のものを用いることによって部
品の共有化が可能となる。又、記録・読み取りユニット
と自動給紙ユニット間の動力伝達は、シャーシ31の端
部(サブシャーシ32側)に設けられた伝達ギア23
と、サブシャーシ32の端部(シャーシ31側)に設け
られた伝達ギア24aが噛み合うように、シャーシ31
とサブシャーシ32の位置決めを行い、取り付けること
により動力の伝達が可能となる。この記録・読み取りユ
ニットと自動給紙ユニット間の動力伝達を行う場合、本
実施例では、シャーシ31側に取り付けられている第一
動力伝達系、第二動力伝達系及び第三動力伝達系のほか
に新たに伝達ギア20から分岐させた伝達ギア23を設
け、ここから自動給紙ユニットへ動力の伝達を行ってい
る。原稿搬送ローラ3と同軸上の伝達ギア22から動力
を直接伝達しないのは、自動給紙ユニットを取り付けた
際に、自動給紙部の負荷変動により原稿搬送ローラ3の
回転が不均一になり、原稿読み取り性能に悪影響を及ぼ
す恐れがあるためである。
【0044】又、本実施例のように、記録・読み取りユ
ニットと自動給紙ユニットとを別シャーシの構造として
も、両シャーシの適正位置関係を保つように固定するこ
とによって、送信、受信及び複写の各モードの動作は、
第一の実施例と同様に行うことができる。
【0045】次に、本発明の第三の実施例を図12及び
図13を用いて説明する。
【0046】本実施例は、送信及び複写を行う際に操作
者が原稿を斜めに挿入してしまった場合にその斜行を補
正するもので、斜行したままで動作させた場合に発生す
る原稿のジャムや送信、複写不良を事前に防ぐ構造に関
する。
【0047】図12に、第三動力伝達系の一部と第四動
力伝達系の伝達ギアを示す。他の構成は、前記第1の実
施例及び第2の実施例と同様である。図中の伝達ギア2
2には原稿搬送ローラ3が、又、伝達ギア27には自動
給紙ローラ4が同軸上に設けられている。ここで、例え
ば伝達ギア20の軸を中心にアーム43に取り付けられ
た伝達ギア21を、A方向に移動させることで伝達ギア
22への動力伝達を遮断できる。即ち自動給紙ローラ4
は回転させたまま、原稿搬送ローラ3を停止させること
が可能になる。
【0048】このような構成を採ることにより原稿の斜
行補正を確実に行うことができる。斜行補正の方法につ
いては図13を用いて説明する。
【0049】図13(a)に示したように、まず分離パ
ットばね41で押し付けられている分離パット7と自動
給紙ローラ4の原稿30に対する摩擦係数の差で原稿3
0を一枚一枚分離し、搬送する。補助ばね42は、原稿
30に初期搬送力を与えるものである。次に図13
(b)に示すように、原稿30が静止している原稿搬送
ローラ3にあたり、たわむまで自動給紙ローラ4で搬送
する。原稿搬送ローラ3は読み取りセンサ6にローラ押
さえばね40で押し付けられており、原稿30があたっ
ても摩擦力が働いており回転しない。
【0050】原稿30の斜行の補正は、静止している原
稿搬送ローラ3に原稿30があたり、たわんだ状態のと
きに行われる。例えば、原稿30の左右どちらかが先に
原稿搬送ローラ3にあたったとしても、原稿搬送ローラ
3は静止しているので、左右一様にあたるまで自動給紙
ローラ4で原稿30を搬送すれば、原稿30の先端が搬
送方向に対して垂直になり、即ち斜行の補正が行われ
る。このとき原稿30は自動給紙ローラ4と分離パット
7により挟持されているが、分離パット7の幅は原稿3
0に対して小さく、又中央部のみ挟持しているので補正
の抵抗とならず、十分に補正効果が得られる。その後、
図13(c)に示すように、原稿搬送ローラ3が回転し
読み取りセンサ6で原稿30の画像情報を読み取り、更
に排紙へと進む。
【0051】次に本発明の第四の実施例を図14及び図
15を用いて説明する。本実施例は、前記第三の実施例
と異なる斜行補正を可能とする構造に関する。
【0052】図14に、第三動力伝達系の一部と第四動
力伝達系の伝達ギアを示す。他の構成は前記第一の実施
例及び第二の実施例と同じである。図14は、図12と
同様に伝達ギア22には原稿搬送ローラ3が、又伝達ギ
ア27には自動給紙ローラ4が同軸上に設けられてい
る。ここで、例えば伝達ギア25の軸を中心にアーム4
3に取り付けられた伝達ギア26を、C方向に移動させ
ることで伝達ギア27への動力伝達を遮断できる。即ち
原稿搬送ローラ3を逆に回転させても自動給紙ローラ4
は停止したままの状態を保つことができる。更に本案の
場合、自動給紙ローラ4の軸にワンウェイクラッチのよ
うに、一方向のみの動力を伝達する機構を設けることに
よっても同様の動作が可能となる。
【0053】このような構成により、原稿の斜行補正を
行う動作について図15を用いて説明する。
【0054】まず図15(a)に示すように、自動給紙
ローラ4と分離パット7で原稿30を分離、搬送する。
そして一度、原稿搬送ローラ3と読み取りセンサ6で挟
持搬送を行った後、原稿搬送ローラ3を逆に回転させ
る。次に図15(b)に示すように、原稿搬送ローラ3
を逆回転させながら原稿30をたわませ、完全に挟持が
開放するまで逆方向に搬送する。ここで、挟持が完全に
開放されたときに原稿30自身の剛性で原稿30の先端
が原稿搬送ローラ3にならい斜行の補正が行われる。こ
こにおいても、自動給紙ローラ4と分離パット7の挟持
部は上記同様、補正の抵抗にはならない。その後図15
(c)に示すように、原稿搬送ローラ3を正転させるこ
とで読み取りを行う。斜行補正を行っているときは自動
給紙ローラ4は停止している。
【0055】尚、本実施例の場合、自動給紙ローラ4の
軸にワンウェイクラッチのように、一方向のみの動力を
伝達する機構を設けることによっても同様の動作が可能
となる。
【0056】次に本発明の第五の実施例を図16を用い
て説明する。ファクシミリ装置本体は、上部構造体35
と下部構造体34よりなり、上部構造体35の一部を外
側に開くことによって送信すべき原稿の保持台36にし
ている。原稿は原稿挿入口38より自動給紙部39に至
る所まで差し込まれ、残りの部分は原稿保持台36に乗
せられる。この原稿保持台36に左右から原稿を支える
ための原稿ガイド33を取付け、原稿が搬送されるとき
に原稿が斜めに進んでしまうのを防止している。本実施
例では、この原稿ガイドに凸部33bを設けており、原
稿が搬送される際に原稿ガイドを乗り越えて斜めに進ん
でしまうのを防止している。
【0057】次に本発明の第六の実施例を図17を用い
て説明する。ファクシミリ装置本体は、上部構造体35
と下部構造体34よりなり、上部構造体35の一部を外
側に開くことによって送信すべき原稿の保持台にしてい
る。この原稿保持台36の端部に取外しが可能な原稿ガ
イド33aを取り付けてある。送信を行わないときに
は、この原稿ガイドを外すことによって原稿保持台36
を上部構造体側に折たたむことができる。又この原稿ガ
イド33aは自動給紙部39からはなれたところに取り
付けられているので、原稿を原稿保持台上に置いたとき
の角度は、図16の実施例よりも原稿挿入口38にたい
して直角に近い値にすることができる。
【0058】次に本発明の第七の実施例を図18を用い
て説明する。ファクシミリ装置本体は、上部構造体35
と下部構造体34よりなり、上部構造体35の一部を外
側に開くことによって読み取りの終わった原稿を保持し
ておく排紙保持台37にしている。このような排紙保持
台を設けることにより、読み取りの終わった原稿をきち
んと保持しておくことができ、ばらばらになることがな
い。又、専用の保持台を設けるわけではないので、読み
取りを行わないときには、ファクシミリ装置本体側に折
たたむことができ、ファクシミリ装置を小さくすること
ができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、単一のモータで基本機
能の記録部、読み取り部の他に自動給紙部をも駆動でき
るため、装置の小型、低価格化が可能となり、自動給紙
機能を加えることにより、使い勝手が更に向上する。
【0060】又、動力伝達系の経路を変えることによ
り、必要な機能にのみ動力を伝達できるため、モータの
動力を効率良く伝達でき、更にモータにかかる負荷を最
小限にすることができる。
【0061】又、既存のファクシミリ装置の部品を共有
化することで、低価格化を実現できる。
【0062】又、操作者が原稿を斜めに挿入した場合に
その原稿の斜行を補正することができ、斜行したままで
動作させた場合に発生する原稿のジャムや送信、複写不
良の発生を防ぐことができる。
【0063】又、読み取るべき原稿を、左右から保持で
きるので、原稿が斜めに搬送されることがない。
【0064】又、上部構造体の一部を排紙保持台と共用
することができるので、装置を大型化させることなく読
み取りの終わった原稿を保持しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のファクシミリ装置の動力
駆動系の基本構成図である。
【図2】第一実施例のファクシミリ装置の受信時の動力
伝達系配置図である。
【図3】第一実施例のファクシミリ装置の送信時の動力
伝達系配置図である。
【図4】第一実施例のファクシミリ装置の複写時の動力
伝達系配置図である。
【図5】サーマルヘッドの押し付け荷重と発色濃度の関
係説明図である。
【図6】読み取りセンサの押し付け荷重とMTFの関係
説明図である。
【図7】分離パットの押し付け荷重と給紙不良発生率の
関係説明図である。
【図8】サーマルヘッドの押し付け荷重と負荷トルクの
関係説明図である。
【図9】読み取りセンサの押し付け荷重と負荷トルクの
関係説明図である。
【図10】分離パットの押し付け荷重と負荷トルクの関
係説明図である。
【図11】本発明の第二実施例のファクシミリ装置の動
力駆動系の基本構成図である。
【図12】本発明の第三実施例のファクシミリ装置の動
力駆動系の部分構成図である。
【図13】第三実施例の動力駆動系を用いたときの斜行
補正動作の説明図である。
【図14】本発明の第四実施例のファクシミリ装置の動
力駆動系の部分構成図である。
【図15】第四実施例の動力駆動系を用いたときの斜行
補正動作の説明図である。
【図16】原稿ガイドに凸部をもつファクシミリ装置の
斜視図である。
【図17】原稿保持台の端に原稿ガイドをもつファクシ
ミリ装置の斜視図である。
【図18】排紙保持台を有するファクシミリ装置の斜視
図である。
【図19】本発明の第1実施例のファクシミリ装置の部
分断面斜視図である。
【符号の説明】
1…モータ、2…プラテンローラ、3…原稿搬送ロー
ラ、4…自動給紙ローラ、5…サーマルヘッド、6…読
み取りセンサ、7…分離パット、8、9a,9b,10
a,11,14,15a,16,17,18a,19,
20,21,22,23,24a,25,26,27…
伝達ギア、12,13…回動ギア、28…ソレノイド、
29…記録紙、30…原稿、31…シャーシ、32…サ
ブシャーシ、33,33a…原稿ガイド、33b…原稿
ガイド上の凸部、34…下部構造体、35…上部構造
体、36…原稿保持用トレイ、37…原稿排紙トレイ、
38…原稿挿入口、39…自動給紙部、40…ローラ押
さえばね、41…分離パットばね、42…補助ばね、4
3…アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 太作 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大木 克夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 青柳 正久 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大賀 基美男 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 清水 晃 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 成井 陽一 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内 (72)発明者 鈴木 次男 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所情報映像メディア事業部内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動給紙ローラと分離部材で送信または複
    写する原稿を一枚一枚分離し搬送する自動給紙部と、こ
    の分離、搬送された原稿を原稿搬送ローラで搬送しなが
    ら読取センサで読み取りを行う読み取り部と、受信手段
    が受信した原稿の情報や前記読取センサが読み取った原
    稿の情報を記録紙搬送ローラで記録紙を搬送しながら記
    録紙にサ−マルヘッドで記録を行う記録部とを備えるフ
    ァクシミリ装置において、前記自動給紙部、読み取り部
    及び記録部の各ローラを単一の駆動源で駆動することを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、前記自動給紙部、
    読み取り部及び記録部の各ローラを駆動する動力伝達系
    を備え、読み取り部の駆動力伝達系及び原稿搬送ロー
    ラ、記録部の駆動力伝達系及び記録紙搬送ローラが一つ
    のシャーシに装着され、自動給紙部の動力伝達系及び自
    動給紙ローラは前記シャーシとは別のシャーシに装着さ
    れ、両者が分離可能な構造となっていることを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載において、駆動力を伝達する
    動力伝達系は、支点を中心としてその回りを揺動する揺
    動部材に取り付けられた少なくとも二つの回動歯車と動
    力伝達の切替を行うための手段を備え前記駆動源から前
    記回動歯車へ動力を伝達する第一動力伝達系と、第一動
    力伝達系から前記記録紙搬送ローラの軸に動力を伝達す
    る第二動力伝達系と、第一動力伝達系から前記原稿搬送
    ローラの軸に動力を伝達する第三動力伝達系と、更に第
    二動力伝達系若しくは第三動力伝達系から分岐し、自動
    給紙ローラの軸に動力を伝達する第四動力伝達系を設け
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載において、前記第四動力伝達
    系は、第二動力伝達系を構成する動力入力歯車、中間伝
    達歯車群及び記録紙搬送ローラ軸結合歯車の中の動力入
    力歯車、中間伝達歯車群と、第三動力伝達系を構成する
    動力入力歯車、中間伝達歯車群及び原稿搬送ローラの中
    の動力入力歯車、中間伝達歯車群のいずれかの歯車から
    動力を受けることを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載のいずれかにおいて、
    前記駆動源は正逆両方向に回転可能であることを特徴と
    するファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】原稿を原稿搬送ローラで搬送しながら読み
    取りセンサで読み取りを行う読み取り部と、受信手段が
    受信した原稿の情報や前記読み取りセンサが読み取った
    原稿の情報を記録紙搬送ローラで記録紙を搬送しながら
    記録紙にサーマルヘッドで記録を行う記録部とを備える
    ファクシミリ装置において、読み取り部の駆動力伝達系
    は、自動給紙ローラを備える自動給紙部の駆動力伝達系
    を、接続可能な構造であり、前記自動給紙部を読み取り
    部の駆動力伝達系に接続したとき、自動給紙部はファク
    シミリ装置内に装着した単一の駆動源で駆動されること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載において、前記読み取り部の
    駆動力伝達系を構成する伝達歯車は、動力入力歯車、中
    間伝達歯車群及び原稿搬送ローラ軸結合歯車とからな
    り、前記自動給紙部の駆動力伝達系を構成する伝達歯車
    は、動力入力歯車又は中間伝達歯車群のいずれかに接続
    されることを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】原稿を原稿搬送ローラで搬送しながら読み
    取りセンサで読み取りを行う読み取り部と、受信手段が
    受信した原稿の情報や前記読み取りセンサが読み取った
    原稿の情報を記録紙搬送ローラで記録紙を搬送しながら
    記録紙にサーマルヘッドで記録を行う記録部とを備える
    ファクシミリ装置において、前記原稿搬送ローラ駆動用
    の動力伝達系を備えるものであって、かつ前記動力伝達
    系は動力伝達を遮断する構成を備えることを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載において、前記動力伝達系に
    駆動力を伝達する駆動源を備えるものであって、かつ前
    記駆動源は正逆両方向に回転可能であることを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】画像情報を電気信号に変換し通信網に送
    出する機能と、通信網から電気信号を受け取りそれを画
    像情報に変換後表示する機能を有するファクシミリ装置
    の制御方法において、ファクシミリ装置は複数本の原稿
    搬送ローラを有し、これらのローラによる原稿搬送途中
    に、原稿搬送路上で読み取りセンサから遠いローラを停
    止させた状態で読み取りセンサに近いローラを逆回転さ
    せ、原稿を逆方向に搬送し、原稿を一度たわませた状態
    にした後、読み取りセンサに近いローラを再度正転さ
    せ、原稿を搬送することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
  11. 【請求項11】原稿を分離し搬送する自動給紙部と、原
    稿を原稿搬送ローラで搬送しながら読み取りセンサで読
    み取りを行う読み取り部と、読み取りセンサよりも上方
    に位置する原稿保持トレイを備えるファクシミリ装置に
    おいて、前記自動給紙部が読み取りセンサと原稿挿入口
    の中間よりも原稿挿入口に近い位置に取り付けられてい
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  12. 【請求項12】画像情報を電気信号に変換し通信網に送
    出する機能と、通信網から電気信号を受け取りそれを画
    像情報に変換する機能とを有し、原稿を分離し搬送する
    自動給紙部と、原稿保持トレイを備えてなるファクシミ
    リ装置において、原稿を左右から支えるための原稿幅ガ
    イドの上方に原稿幅方向に突出した凸部を設けたことを
    特徴とするファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】画像情報を電気信号に変換し通信網に送
    出する機能と、通信網から電気信号を受け取りそれを画
    像情報に変換する機能とを有し、原稿を分離し搬送する
    自動給紙部と、原稿保持トレイを備えてなるファクシミ
    リ装置において、前記原稿保持トレイ上に、原稿を左右
    からささえるための着脱可能な原稿ガイドを有すること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  14. 【請求項14】ファクシミリ装置において、読み取り後
    の原稿を保持するトレイを有し、かつ前記トレイは、開
    閉可能な筐体の一部を用いることを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
JP5030088A 1993-02-19 1993-02-19 ファクシミリ装置 Pending JPH06245023A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331769A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Sharp Corp 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331769A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Sharp Corp 画像形成装置

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